


PUBLICO(子育て支援)&フルフル梅ヶ丘店 植栽
◆PUBLICO梅ヶ丘(子育て支援)植栽支援 NPO法人子育て支援グループamigoさんが運営するPUBLICO梅ヶ丘の北側入口及び南側のガーデンにおける植栽を研進&進和学園にてサポートさせて頂きました。借地のため植木の地植えが出来ないことから、助成金も活用して、三角形の木製プランターを組み合わせて色々な種類の樹木や草本類を植える計画が立案されました。
私達は、樹種の選定や土壌づくり・マルチングの方法等をアドバイスさせて頂きました。有難いことに、進和学園が栽培した苗木にも予算を付けて下さりご利用頂きました。
◆ホットケーキパーラーFru-Full梅ヶ丘店 店頭植栽
ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)梅ヶ丘店の店頭には、進和学園が育てた苗木に加えて、毎月、植木屋さんに委託して綺麗なお花を飾っておりましたが、今般、研進スタッフが「いのちの森づくり」の一環として、フラワーアレンジも含めた植栽管理を行うこととなりました。お客様に気持ち良くご来店頂けるよう、定期的にメンテナンスをして参ります。


神奈川県「成長の森事業」との連携 ~ 手漉きカードご利用に感謝! ~
公益財団法人かながわトラストみどり財団主催の「成長の森」は、赤ちゃんの誕生を機に、寄付金を募り子どもの成長と苗木の生長を重ねて見守りながら植樹活動を行う神奈川県の事業です。「かながわ森林再生50年構想」の一環として、2007年にスタートしました。
当初は、「やどりぎ水源林」(足柄上郡松田町寄(やどりき)地内)を中心に、コナラ等の広葉樹を植樹し、2009~2012年にかけて、進和学園が栽培した苗木を合計720本ご利用頂いた実績があります。
また、進和学園(サンメッセしんわ)の紙漉き班が、牛乳パックとお茶殻を利用して手作りした「成長の森・参加記念カード」を採用頂いています。
2013年からは、無花粉スギの植樹を行い進和学園からの苗木提供はなくなりましたが、財団のご支援を得て「成長の森・参加記念カード」は、継続頂いています。今般、令和5年度(2023年度)「成長の森」に係わる参加記念カード(写真上)を納品させて頂きました。紙漉き班メンバーにとって、大きな喜びであり励みにもなります。
同カードは、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトへの寄付金(1枚につき40円)付きとなっており、森づくりを通じた自然環境保全と障害者福祉にも貢献頂いています。
手漉きハガキは、「ともしびショップ湘南平/ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」にて販売しています。進和学園や連携福祉施設による個性豊かで楽しいグッズもありますので、是非、お立ち寄り下さい。
*「かながわトラストみどり財団」会員の方は、「ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」において特典(コーヒー・サービス)もございます。


朝日新聞「地球教室」参加賞 ~ 進和学園の苗木ご利用に感謝! ~
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、充実した環境教育プログラムで、今年、16年目を迎えています。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度も全国から多数の応募があり、有難いことに、参加賞の一部に今回も進和学園で栽培したポット苗をご利用頂きました。
【参加賞:植樹用ポット苗のご利用実績】 幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトにおいて進和学園メンバーが栽培したもので、ご利用は14年連続、今回の158本を含めてご利用実績は、累計25,689本となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することが出来ます。
これに加え、進和学園に里帰りした苗木と同じ本数を、東北地方の気候に適応する樹種の苗木にバトンを引き継いで植える植樹リレーを継続しています。東日本大震災において甚大な被害を受けた東北の防潮林「いのちを守る森の防潮堤」(宮城県岩沼市・仙台市、福島県南相馬市)や被災集落(宮城県石巻市北上町)の復興の植樹に活用頂いています。
朝日新聞社様が、本企画の参加賞として、毎年、障害のある方達が手掛けた苗木を採用下さっていることに深く敬意を表すると共に、重ねて感謝申し上げる次第です。


一色小学校(神奈川県二宮町)植樹活動
神奈川県二宮町立一色小学校では、敷地の南側に広がる小山の自然環境を保全しようと、児童の皆さんも参加して植樹活動を開始しています。一般社団法人コモンフォレストジャパンの坂田昌子様はじめスタッフの皆様が、子供達の体験実習プログラムとして指導に当たられています。
2024年2月27日(火)、4年生と5年生の約60名が「総合的学習の時間」に、①丸太の階段整備 ②しがらみマウンドづくりと植樹 の2班に分かれて作業に励みました。小山で伐採・剪定した木の枝を活用して、斜面の登坂に設置した丸太の階段の補強を行うと共に、「しがらみマウンド」(枝を絡み合わせた土留め植栽地盤)を11ヶ所設け、そこに、ヤマボウシ、イロハモミジ、ヤブツバキ等9種類20本の広葉樹を植えました。苗木は、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、同校へ寄贈させて頂きました。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、「福祉」と「環境」、そして「教育」との連携にも価値観を高くして取り組んでいます。地球温暖化に伴う異常気象や自然災害が深刻化しており、環境保全への問題意識や知見は、今後、益々重要となります。障害のある方達が育てた苗木が、少しでも「教育」の現場で活かされることは、私達にとって大きな喜びです。子供達が自然に親しみ、豊かな情操を育まれることを願い、そして、苗木の生長と重ねて子供達の健やかな成長を見守りたいと思います。


「湘南の凪えいむ」さん(どんぐりブラザーズ)訪問
「いのちの森づくり」プロジェクトで活躍する福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」の一員である、社会福祉法人湘南の凪えいむ(逗子市)さんを訪問しました。
同施設には、2012年から苗木の栽培を委託しています。建物の屋上を利用して、1,000本以上の苗木を育てて頂いています。重度自閉症の障害のある皆さんが、日々、苗木の栽培に励むと共に、湘南国際村めぐりの森における植樹・育樹活動にも参加頂いています。


掛川市沖之須海岸防災林の今?!~ いのちを守る森の防潮堤 ~
南海トラフ巨大地震による津波災害を防ぐために、掛川市では「掛川モデル」と称する海岸防災林(防潮林)を育む植樹活動を継続しています。潜在自然植生による本物の森(自然の森)づくりを提唱された故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導を仰ぎ、NPO法人時ノ寿の森クラブの皆様が中心的な役割を担って、山間部から市街地に加えて遠州灘の海岸まで植樹範囲を広げて来ました。これまで、進和学園で栽培した苗木を多数ご利用頂くと共に、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、時ノ寿の森クラブさんの仲介により、地元の福祉施設(社福)草笛の会だいとう作業所の皆さんが育樹(除草)作業に励んでいます。
皆様の努力のお陰で、苗木は大きく生長しています。根の浅い松の弱点を補う直根・深根性の広葉樹(シイ、タブ、カシ類)による混植・密植(宮脇メソッド)は、海岸防災林の真価を発揮するものと期待されており、世界からも注目を集めています。
植樹後8年半が経過した植樹地の現在の様子を、田島昭次様(浜松市在住)が撮影して写真を送って下さいました。田島様は、Honda浜松製作所のOBで、ホンダ車部品の組立を行う進和学園を従前より応援下さっています。浜松市における「~KALA防潮森プロジェクト」にも参加され、進和学園と同プロジェクトの仲介役も果たして頂いています。


日本生命様のご支援に感謝! ~ 「いのちの森づくり友の会」へのご寄付 ~
日本生命様には、地元の平塚支社及び秦野営業部様より、進和学園の自主製品(トマト&みかんジュース等)を多数ご注文頂くと共に、労働組合平塚支部様からは、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご支援頂いています。
2024年1月15日、同社労働組合平塚支部及び秦野営業部の皆様に、植樹用の苗木を栽培している進和学園「どんぐりハウス」(平塚市飯島)をご視察頂きました。併せ、「いのちの森づくり友の会」へのご寄付贈呈式が行われました。
日本生命様には、2014年6月12日、進和学園の創立記念日に、当時、開所直後の生活介護入所施設「はばたき進和」(旧進和職業センター)で実施した植樹祭に参加頂き、社員の皆様もご一緒に施設の周りに植樹して頂きました。その際、苗木代金として10万円のご寄付を頂いたことを契機に、「いのちの森づくり」へのご支援がスタート。以来、ご寄付を継続下さり、今回、10年目として10万円/累計100万円のご寄付を賜りました。
同社のご支援は、植樹・育樹活動を通じた自然環境保全に加え、障害のある方々の自立・就労支援にも繋がっています。企業の社会的責任(CSR)及びSDGs(持続可能な開発目標)を全うするものであり、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
日本生命様による「いのちの森づくり」へのご支援が開始された2014年6月12日の「はばたき進和」での植樹祭。以来、10年連続でご寄付を賜っています。


開智学園の森づくり/シバタ植物園様の仲介に感謝!
開智学園岩槻キャンパス(小中高等学校:埼玉県さいたま市)の「森づくり」は、2004年から始まり、当初は、クヌギやコナラの落葉樹の森を育てていたそうです。「宮脇方式」(混植・密植)との出会いにより、その土地本来の常緑広葉樹を含めた混交林づくりに変化してからは、進和学園で栽培した苗木をご利用頂けるようになりました。(下記「友の会」会報記事参照)
シバタ植物園様(埼玉県さいたま市)は、同校の植樹活動を支援されており、同校と進和学園との仲介役を果たして下さっています。2023年12月23日に、同校で苗木400本の植樹が予定され、進和学園「いのちの森づくり友の会」より苗木とマルチング材(稲わら)を提供させて頂くこととなりました。嫁ぎ先を探していた苗木を多数保有していたので、植樹地が見つかり、それも、教育の現場である学校に植樹出来ることは私共にとっても大きな喜びです。 植樹を控えた12月19日、シバタ植物園代表の柴田修一様が進和学園へ苗木を引き取りに来て下さいました。学園の「どんぐりグループ」もトラックへの積み込みをご一緒に行いました。私共が手掛けた苗木が、学校に通う子供達と共にすくすくと生長し、豊かな環境に役立つことを願っています。私達が価値観を高くして取り組んでいる「福祉」と「教育」の連携事例が、また一つ増えました!


アカガシのドングリ拾い
2023年12月16日(土)、「いのちの森づくり」の仲間で、千葉県北西部の神社においてアカガシのドングリ拾いを行いました。研進スタッフも参加させて頂きました。アカガシは潜在自然植生種で、本来、平塚市周辺にもあった筈ですが、今では殆ど母樹は姿を消してしまいました。そこで、少し足を伸ばしてドングリを確保しています。今年も、立派なアカガシの巨木から沢山のドングリを収集、2~3年間、しっかりと育てて植樹したいと思います。


「いのちの森づくり友の会」基金16年目!皆様のご支援に感謝!
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトを、資金面で支える「いのちの森づくり友の会」基金は、2008年12月に発足し、お陰様で16年目を迎えました。個人・団体・企業様から広くご寄付・助成・協賛を頂き、進和学園はじめ連携福祉施設「どんぐりブラザーズ」の植樹・育樹活動を支えて頂いています。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された混植・密植方式(宮脇メソッド)に基づき、その土地に合った多様な自然種の広葉樹を植えて、更に、植樹地の保全のための育樹作業(除草等)を、障害のある方々の貴重な就労機会に繋げています。
進和学園 いのちの森づくり基金 の活用実績 (2023年12月10日現在) |
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年 度 | 事案数 | 提供苗木本数 | 活用金額(労賃・諸経費含む) |
2009 | 3 | 2,704本 | 1,204,800円 |
2010 | 17 | 3,675本 | 2,467,410円 |
2011 | 30 | 3,534本 | 3,836,919円 |
2012 | 40 | 14,476本 | 8,991,417円 |
2013 | 40 | 17,594本 | 9,266,423円 |
2014 | 39 | 10,967本 | 13,331,659円 |
2015 | 30 | 8,381本 | 10,010,692円 |
2016 | 30 | 14,202本 | 12,493,184円 |
2017 | 25 | 15,130本 | 11,662,474円 |
2018 | 27 | 11,683本 | 8,806,247円 |
2019 | 26 | 14,881本 | 10,698,148円 |
2020 | 17 | 8,343本 | 7,372,266円 |
2021 | 20 | 10,625本 | 9,337,085円 |
2022 | 27 | 10,183本 | 7,416,132円 |
2023 | 28 | 10,514本 | 4,645,447円 |
合 計 | 399事案 | 156,892本 | 121,540,303円 |
(注)2023年度の活用金額は、上半期(4~9月)分の数字です。
企業や行政、森林再生に取り組むNPOや団体から、苗木や植樹案件をご発注頂く場合に加え、公共性が認められる場所(公園、学校、防潮林、道路側道等)には、苗木を寄贈して植樹を行います。また、植樹地のメンテナンスを「どんぐりブラザース」の日中活動として引き受け、苗木代金や障害のある方々への支払工賃の原資となるのが「友の会」基金です。
基金は、年間、約1,000万円の規模となり、活用金額の累計は1億2千万円を超えています。これまでの苗木の出荷本数約36万3千本の内の43%に当たる約15万7千本が、同基金を活用して植樹したものです。 (注)「いのちの森づくり友の会」会報第13号(2023年7月発行)より抜粋。
「いのちの森づくり」をご支援下さっている多くの皆様に、心より感謝申し上げますと共に、これからも「福祉・環境・教育・労働」の連携を目指して、意義深い植樹活動に尽力して参ります。今後とも、宜しくご支援の程、お願い申し上げます。
*これは懐かしい! 「いのちの森づくり友の会」会報(第1号)(2010年6月発行:PDF)
(2008・2009年度の活動を掲載)
「いのちの森づくり友の会」基金へ多額のご寄付を賜っている3社様をご紹介させて頂きます。
■(株)サン・ライフホールディング様/(株)サン・ライフ様
冠婚葬祭・福祉・文化事業を展開される(株)サン・ライフホールディング様/(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)には、2009年度からご支援を頂き、ご寄付は累計2,100万円に及びます。同社からのご寄付を活用させて頂き、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)、国道134号線側道等の公共スペース35ケ所に、進和学園栽培の苗木4万8,685本(2023年12月10日現在)を植樹!私達が出荷した苗木の約14%が同社のご支援により実現しています。 同社の慰霊塔(小田原市)の敷地には、進和学園の苗木を毎年50本ご購入の上植樹頂き、10年で500本を植えて「サン・ライフの杜」が豊かな自然の森として生長しています。
また、サン・ライフ様は、今般、創業90周年を迎えられ、2023年11月20日、「サン・ライフの杜」の隣接地に、クスノキをシンボルツリーとする記念植樹が行なわれました。光栄にも私達は、植樹のお手伝いをさせて頂きました。
■本田技研工業(株)様
本田技研工業(株)様よりご発注頂いている自動車部品組立の作業は、進和学園の仕事の中核を占め50年目を迎えています。Honda様とのお付き合いを通じて蓄積して来た「ものづくり」における品質保証や工程管理のノウハウは、他の作業種にも活用されています。進和学園の発展は、Honda様のご支援なくして語ることは出来ません。
Honda様の小川・寄居工場の植栽計画においては、進和学園栽培の苗木を多数ご購入の上、植樹頂きました。更に、「いのちの森づくり友の会」基金にも、2010年度から毎年ご寄付頂き、累計1,300万円となります。湘南国際村めぐりの森、高尾小仏、東北被災地、浜松・掛川防潮林をはじめ多くの植樹・育樹活動を支えて下さっています。
■三機工業(株)様 三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2削減に資する環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。同制度の支援対象として、私達が推進する「湘南国際村めぐりの森」における森林再生活動が選定され、これまでに10回、累計711万3,000円のご寄付を賜りました。
2017年度からご寄付を活用させて頂き、苗木9,062本の植樹及び育樹(除草)作業を実施しています。


親切会(日立グループ)様のご支援に感謝!~ 植樹地ご視察とご寄付 ~
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にし合い困っている人に援助の手を差し伸べて、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所様はじめ日立グループ各社が中心に参加される法人会員及び個人会員から成り、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」を柱として活動されています。
親切会様からは、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度からご寄付を賜り、障害のある方達が栽培した苗木の利用と植樹地の保全活動をご支援頂いています。
2023年11月29日、今年も、親切会・関東支部より3名様が来訪され、混植・密植(宮脇メソッド)により植樹した現場をご視察下さいました。今回は、①平塚市総合公園(平塚信用金庫様創立90周年記念植樹地)、②進和万田ホーム植樹地、③湘南平・高麗山公園(土中環境改善/「しがらみマウンド」植樹地)の3ヶ所をご案内申し上げました。 植樹地と合わせ、生活介護施設「進和万田ホーム」の日中活動もご視察頂くと共に、福祉工場「しんわルネッサンス」にて、ご寄付の贈呈式が行われ、親切会様と学園メンバーとの交流の場となりました。親切会様からのご寄付は毎年10万円、10年連続で累計100万円となります。進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)の取り組みに活用させて頂いています。
親切会様の深いご理解と継続的なご支援に、改めて感謝申し上げますと共に、皆様のご期待にお応え出来るよう、今後も、一同で力を合わせ「いのちの森づくり」にチャレンジして参ります。
【参考】
・進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト
・進和学園「いのちの森づくり友の会 会報第9号」親切会様ご寄稿(2018年6月)


湘南国際村 北斎 DX CONFERENCE 2023 ~「どんぐりブラザーズ」参加~
2023年11月22日(水)~26日(日)、湘南国際村センター(横須賀市)において、「湘南国際村 北斎 DX CONFERENCE 2023」が開催されました。デジタル活用による、一人ひとりに「やさしい社会」の実現を目指すため、アイデアを持ち寄るカンファレンスです。神奈川県三浦半島と縁のある葛飾北斎の作品を題材にしたデジタル技術などを身近で理解し、誰もが参加できる社会に向けて、各種の講演や展示、ワークショップが企画されました。更に、湘南国際村や横須賀市、神奈川県を拠点として展開している活動を紹介する場ともなりました。
私達は、湘南国際村めぐりの森において「いのちの森づくり」に取り組んでいますが、神奈川県政策局からのお誘いにより、植樹・育樹活動に励む福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」として参加させて頂きました。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により推進して来た「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」の再生は、2009年にスタートし15年目、バブル期の開発により荒地として残された土地に、これまで7万5,000本以上の植樹を行っています。障害のある方々が、ドングリや木の実から育てた苗木を優先利用しており、その累計は5万9,300本となります。今では、地球環境保全や防災にも資する潜在自然植生の貴重な森に生長しています。この取り組みの一端を担う進和学園、湘南の凪、横須賀ヘーメット、けいあい工房他、福祉施設の仲間達の活動を披露させて頂きました。
また、進和学園(毎日)、湘南の凪(23、25日)、及び 特別参加のYu-m&Nanan(25日)を中心に、自主製品販売コーナーも設営、会場にお越し頂いた皆様にお立ち寄り頂き、交流の機会ともなりました。


(株)サン・ライフ様90周年記念植樹/「いのちの森づくり」ご支援に感謝!
(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)は、冠婚葬祭・福祉・文化事業を広く展開されていますが、今般、創立90周年を迎えられました。2023年11月20日、同社の「サン・ライフ慰霊塔」(小田原市)において実施された慰霊祭に先立ち、記念植樹が行なわれ、私共はお手伝いをさせて頂きました。
同社には、2010年より進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を通じて、植樹活動による自然環境保全並びに障害者の自立就労支援にも大きく貢献頂いています。同社からのご寄付は、累計2,100万円に上り、これまでに、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)、国道134号線側道等の公共スペース35ケ所に、進和学園はじめ福祉施設が栽培した苗木4万8,685本を植樹しています。「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて、私達が提供した苗木の約14%が同社のご支援により実現していることとなります。
また、「サン・ライフ慰霊塔」の敷地内には「サン・ライフの杜」が創られ、2010年から10年連続で50本の植樹を実施、進和学園の苗木をご利用頂きました。植えた500本の木々は、豊かな自然の森に生長しています。今回、90周年を祝して「サン・ライフの杜」に隣接する場所に、シンボルツリーのクスノキを中心に記念植樹が行なわれました。進和学園メンバーも、慰霊祭に参列させせて頂くと共に、植樹のお手伝いをさせて頂きました。この一連の植樹は、水源涵養の森づくりや広葉樹の森の再生を目指す「かながわ森林再生50年構想」にも即したもので、貴重な取り組みと言えます。
(株)サン・ライフ様が継続されている植樹活動並びに障害者福祉へのご理解とご支援は、企業の社会的責任(CSR)やSDGs(持続可能な開発目標)を全うするものであり、深く敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
【参考】
・(株)サン・ライフ様のご支援に感謝!~いのちの森づくり~(2023.4.28)
・(株)サン・ライフ様からのご寄付を活用した植樹実績(2023.11.12)
・(株)サン・ライフ様 90周年記念植樹準備作業報告(2023.11.14)


東京藝大Geidai Hedge8に苗木提供!
東京藝術大学上野キャンパスが推進されている「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」の緑化プロジェクトでは、光栄なことに進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂いています。
今年の秋の植樹ワークショップ「Geidai Hedge 8」は、音楽部2号館側歩道沿いの約35mに、武蔵野在来種による混植の生垣を創り、嘗ての鉄柵に代えて緑による環境改善を図るものです。進和学園「いのちの森づくり友の会」基金から、38種類950本の苗木を寄贈させて頂きました。進和学園自らがドングリや木の実から育てた苗木も多数含まれていますが、保有在庫がない樹種については、種苗業者さんのご協力を得て調達させて頂きました。
2023年11月25日(土)、学生・大学教職員、地域住民の皆様にボランティア、お子さん連れのご家族、関係者を合わせ60名近くが集いました。漸く秋も深まり冷気を感じながら、班ごとに分かれてチームワークを発揮し、充実したワークショップを楽しみました。この日は、約700本を植樹し、残りは近日中にスタッフの皆様が中心に植える予定です。
今回の苗木寄贈については、下記の企業・団体様のご支援を賜りました。植樹活動を通じた環境保全や障害のある方々の就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
本田技研工業(株) | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)建新 | 苗木180本のご提供についてご協賛。 |
(有)石田電設 | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
くまざわ(株) | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
NPO法人エコメッセ | 苗木70本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
その他 |
苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金への ご寄付を通してご提供。 |
【参考資料・記事】
・東京藝大Geidai Hedge8案内チラシ(PDF)
・「Geidai Hedge 8 植樹手順書」(PDF)
・東京藝大Geidai Hedge7に苗木提供(2022.11.19)


豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ ファーマーズマーケット~
東京都豊島区では、2009年度から「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し15年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれ、コロナ禍も乗り越えて来ました。
この活動の一環として、区の施設以外にも緑を増やすため、区民に「いのちの森」苗木配布を定期的に実施。また、人口密度が高い市街地で緑化スペースが不足する豊島区では、壁面や屋上緑化が有効なことから「つる植物」も配布しています。
研進(進和学園)は、本プロジェクトの実行委員会メンバーの一員として参加させて頂いています。
2023年11月18日(土)・19日(日)、「としまみどりの防災公園」(愛称:イケ・サンパーク)(東京都豊島区東池袋)において「IKE・SUNPARK Farmers Market(イケ・サンパーク ファーマーズ マーケット)」が開催されました。旬な野菜や果物を農家から直接買えるチャンスとして人気を博していますが、会場の一画に設けられたSDGsブース(担当:豊島区環境政策課)では、「グリーンとしま」再生プロジェクトのパネル展示及び「いのちの森」苗木とヒマワリの種が配布されました。
苗木は、進和学園にご発注頂き、両日共に、アンケートに回答頂いたお客様に家庭でも栽培し易い低木6種類(センリョウ、アセビ、ジンチョウゲ、マンリョウ、ガマズミ、ナンテン)をプレゼント!ご家庭での緑化を楽しみながら、ささやかな環境保全に活かして頂ければ幸いです。
豊島区よりご発注頂いた苗木の累計本数は、本イベントで配布された160本を含めて24,970本となります。豊島区が一連の植樹・緑化プロジェクトにおいて、障害者福祉施設にお声掛け下さっていることに、心より感謝申し上げます。


三笠公園「よこすかキッズフェスティバル」~「ポット苗づくり」体験 ~
2023年11月12日(日)、横須賀市の三笠公園において、「よこすかキッズフェスティバル」が開催されました。もの作り体験、縁日、大道芸、ちびっこ体力測定、ウオークラリー謎解き・・と多彩な催しが用意され、様々な学びや遊びを楽しみながら、横須賀の未来を子供達と一緒に考えることを目的とするイベントで、今回が初めてとのことです。公園に隣接する世界三大記念艦の戦艦三笠への乗船や、夜には、レーザーマッピングに海上打ち上げ花火もあり盛りだくさんの内容です。急に冷え込み朝から小雨模様で心配されましたが、昼頃から雨も上がり、家族揃って来場された方々も多く大盛況の賑わいとなりました。 私達は、本イベントに深く関わり協賛されている地元企業の(株)建新様からのお声掛けにより「ポット苗づくり」体験コーナー(無料)を設営させて頂きました。また、逗子の福祉施設「湘南の凪」さんと連携して、パン・菓子類の販売も実施。建新様には、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご支援頂いていますが、
そのご縁から、本イベントへの参加が叶いましたこと、心より感謝申し上げます。
ドングリや木の実から苗木を育てて植樹を行う取り組みは、17年目、これまでに出荷した苗木は35万本を超えています。横須賀市の湘南国際村めぐりの森では、福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」として、植樹・育樹活動を継続しています。この日は、第25回湘南国際村植樹&育樹祭とも重なったため、私達は二手に分かれて参加、午前中の植樹祭を終えてから三笠公園に赴くスタッフも!何れのイベントも素晴らしく、障害のある方達の社会参加にも繋がる貴重な機会となりました。
「ポット苗づくり」では、タブノキ、アカガシ、マンリョウの3種類の幼苗(1年生苗木)をお好みに応じてポットに移し替える作業を体験頂きました。子供達に大人の方も次々にご来場!自ら作ったポット苗は、殆どの皆様がご自宅で育てるためにお持ち帰り下さいました。苗木や資材に要する費用は、建新様からの「いのちの森づくり」へのご協賛により賄われます。子供達の情操教育及び障害者の工賃確保にも貢献出来る、意義深く有難い催事でした。


第25回湘南国際村めぐりの森植樹&育樹祭 ~ 森林再生の地道な取り組み ~
第25回湘南国際村めぐりの森植樹&育樹祭が、2023年11月12日(日)に開催され、約170名が参加しました。急に冷え込み小雨模様のあいにくの天候でしたが、作業の途中から雨も上がり予定のプログラムを実施することが出来ました。今回は、誤って強剪定されてしまったA地区の遊歩道沿いの植樹地に、改めて中低木を中心に15種類1,000本を植樹しました。植樹地が狭いことから、植樹は先着順予約を頂いた130名の皆様にお願いし、それ以外の方々には、最近、植樹したC特区及びD地区において、苗木の生長を促す育樹(除草・マルチング)作業を行って頂きました。
同地では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地に2009年より植樹を行い自然の森を取り戻す地道な活動を続けています。地球温暖化や異常気象対策として、カーボンオフセット(CO2吸収)及び防災面においても、森林再生の意義は大きいと言えます。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」による混植・密植方式を採用、有難いことに、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂いています。在庫がない樹種については、今回も、エスペックミック(株)様のご協力を得て、合計821本の苗木を提供させて頂きました。本植樹&育樹祭にご参加頂いた皆様、並びにご支援下さった方々に厚く御礼申し上げます。
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三機工業株式会社 | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木160本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社建新 | 苗木104本のご提供についてご協賛。 |
株式会社サン・ライフ |
苗木97本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 |
楽天市場店「湘南とまと工房」 | 苗木40本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いたヤブニッケイの苗木60本が含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
【関連資料】
第25回湘南国際村めぐりの森植樹祭 案内チラシ(PDF)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金
私達が運営する楽天市場店「湘南とまと工房」では、トマトジュースご購入者様50名について苗木1本分の代金を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へ寄付させて頂いています。2023年度上期の実績に基づき、本植樹祭で40本の植樹を実施しました。この「トマトジュースで森づくり」の取り組みは、今回で2回目、累計59本の苗木を植えることが出来ました。
植樹祭を2日後に控えた11月10日(金)、植樹祭の準備を行ないました。一般社団法人Silvaさんの指導に基づき、東急建設(株)、(株)パーク・コーポレーションの社員の皆様に、「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪、横須賀ヘーメット、けいあい工房、進和学園の4法人に研進も合わせ60名近くが参加。小雨が降る中での作業となりましたが、植樹祭の準備作業としては、これまでで一番賑やかだったのではないでしょうか?
マルチング材の稲わらをバケツリレーで運んだり、樹種ごとにチームを割り振り、混植・密植方式(宮脇メソッド)に必要な苗木の仕分け作業等を、皆で力を合わせて行いました。


伊佐ホームズ(株)様に感謝!サザエさん森へ行く植樹ツアーin秩父

2023年10月28日(土)、「サザエさん森へ行く植樹ツアーin 秩父2023」が開催されました。同イベント事務局(一般社団法人日本ウッドデザイン協会 / 伊佐ホームズ株式会社)が主催、林野庁・秩父市が後援し、特別協力として長谷川町子美術館他が参加、公益財団法人国土緑化推進機構が助成を行う等、多くの企業・団体・行政が協力して実施する植樹イベントです。
伊佐ホームズ様では、『THINK FOREST』のスローガンのもとに、木材産業の発展を通じて森林環境を守り、森林の総合的な価値並びに木の文化の本質を継承しようと尽力されています。同社では、東京都世田谷区を中心に注文住宅を施工、木造住宅の構造材として秩父材を使用していることもあり、「秩父FOREST」という植樹活動を展開されて来ました。

今回、国民的な人気者のサザエさんと一緒に、秩父の山に植樹するという親しみ易く、家族揃って楽しく参加出来る企画として工夫されています。世界からも注目される「宮脇メソッド」(混植・密植)による自然の森の再生を目指します。ご縁あって、植樹する苗木27種類407本について、伊佐ホームズ(株)様より研進・進和学園へご発注賜りました。
植樹に加えて、東京農業大学の上原 巌先生の森の講話や、地元の金子製材所見学も組まれ、充実した植樹ツアーとなりました。大地に木を植える体験と合わせ、木材の有効活用が「森の循環」を促すこと、森と海、都市は繋がり環境保全に資すること、森林の尊さを自ずと理解出来るプログラムとなっています。


新着情報プラス案件(10月のTOPICS)
◆ウラジロガシのドングリが届きました!
今年の夏は猛暑で、野菜や果物の収穫が遅れたり不作というニュースが報じられています。秋は、ドングリ採集の季節でもあり、私達が取り組む「いのちの森づくり」の仕込みの時期。シラカシ、アラカシ、スダジイの母樹は、平塚市にも多くありますが、アカガシやウラジロガシは少なく、ドングリを確保するのに苦労します。
進和学園をご支援下さっているKさん(川崎市)から、今年も箱根町で収集したウラジロガシのドングリが丁寧に梱包されて届きました。どうも有難うございます! 皆で、立派な苗に育てて3~4年後には植樹したいと思います。
◆「あすなろの会みとおし」さんを訪問!(いのちの森づくり)
「いのちの森づくり」における「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)に属し、苗木の栽培を請け負って下さっている社会福祉法人あすなろの会みとおしさん(山梨県都留市)を久し振りで訪問。お互いの近況報告と今後の取り組みについて意見交換を行いました。
標高が比較的高く冬季は積雪もある同施設には、落葉樹の栽培を委託しています。日頃の手入れが行き届き、苗木は立派に生長しています。樹高30cmを超えた苗木3種類(クヌギ、コナラ、ガマズミ)321本を引き取らせて頂きました。近く実施の植樹イベントに活用させて頂きます。
◆「湘南リトルツリー」で慰労会!-どんぐりグループ-
2023年10月21日(土)、「しんわルネッサンス」の「どんぐりグループ」は、秦野市で開催された「宮脇メソッド植樹祭」に参加!その帰路、「湘南リトルツリー」に立ち寄り慰労会を行いました。ホットケーキやホットドッグを賞味しながら、労をねぎらいました。皆さん、お疲れさまでした!秋は、植樹シーズン真っ盛り、また、頑張りましょう!


湘南平 土中環境改善・植樹体験講座
2023年10月28日(土)、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)及び社会福祉法人進和学園との共催により、「湘南平高麗山公園 土中環境改善・植樹体験講座」が開催されました。平塚市の観光スポット湘南平高麗山公園は、「かながわの景勝50選」に指定されると共に、臨海性常緑広葉樹林(タブノキ、スダジイ等)により、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれています。
私達が推進する「いのちの森づくり」においても、湘南平の一画に植樹した実績があります。今回は、宮脇メソッド(混植・密植方式)を活かしつつ、土中環境改善に配慮した手法を導入して人と自然が触れ合う公園に相応しい植樹を企画、平塚市(みどり公園水辺課)のご理解ご協力も得て実現しました。土中環境の第一人者である高田宏臣様(NPO法人地球守代表理事)を講師にお招きして、ワークショップ形式の講座に、40名以上の皆様が参加下さいました。
公園の南側斜面において、地形や水脈を考慮して「しがらみマウンド」を点在して造成。小枝を編むように絡ませて「しがら(柵)」を設け、周囲の土を盛って落葉と燻炭を重ねて地盤を整えます。水を浄化する菌糸や有機物を創り出す微生物を増やし、植物の生長を促す土中環境に導きます。コストを掛けず、その場にある材料を最大限活かす「地盤づくり」のノウハウを学びました。公園の性格から、冬は陽光が差し込むように、高木はヤマザクラやイロハモミジの落葉樹を選び、低木は常緑・落葉樹を混植・密植。この日は、5ヶ所(午前中のデモ研修における1ヶ所を含めると6ヶ所)のマウンドに、合計58本を植樹しました。
爽やかな秋晴れにも恵まれ、高田様の丁寧かつエネルギッシュなご指導により、充実した植樹体験講座となりました。苗木・資材及びイベントに要する費用については、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金からも充当させて頂きました。ご支援者並びにご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。
案内チラシ:「湘南平高麗山公園 土中環境改善・植樹体験講座」
植樹体験講座を終えて、16時半~18時まで希望者による懇親会を、進和学園が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」で開催しました。
ドングリの焼印が可愛い老舗のレシピを継いだホットケーキや進和学園(サンメッセしんわ)の製パンを活かした「やまと豚ホットドッグ」等をご賞味頂きながら、講師の高田様を囲んで「森づくり」談議に花を咲かせました。


宮脇メソッド植樹祭(神奈川県秦野市)
2023年10月21日(土)、神奈川県秦野市平沢向山において、「宮脇メソッド植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」が開催されました。「いのちの森づくり2020↗プラス3未来へ」及び出雲大社相模分祠が主催し、「本物の森」づくりを唱えた故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の遺志を受け継ぎ、宮脇メソッドと呼ばれる潜在自然植生に基づく植樹(混植・密植)を行うものです。2021年秋の「宮脇昭追悼植樹祭」の植樹地に隣接する場所に、約80名が参加して自然種の苗木22種類/500本を植樹しました。
開会式では、主催者を代表して出雲大社相模分祠長の草山清和様が挨拶され、植樹祭の趣旨と意義を説明されました。植樹を指導されている中村幸人先生(東京農大名誉教授)は、「太陽エネルギーを利用してCO2を吸収し酸素を提供する森が破壊されている。そのため、行き場を失ったエネルギーが地球上をさまよい、異常気象や自然災害をもたらしている」ことを指摘。水源涵養や空気浄化機能も果たし、川や海に連なり豊かな生命を育む「森」の役割を再認識する必要性を強調されました。
宮脇メソッドによる植樹を理解すべく、土留めづくりから苗木の仕分け、マルチング材(稲わら)敷き詰めに至るまで、一連の作業プロセスがプログラムに組まれています。2班に分かれて「宮脇メソッド」による植樹を体験、参加者の交流も図りながら、爽やかな秋晴れの下での植樹祭を楽しみました。
今回も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を多数ご利用頂きました。在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
本田技研工業株式会社 | 苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社 建新 | 苗木100本の提供についてご協賛。 |
株式会社 サン・ライフ | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社 ホンダロジスティクス | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
くまざわ株式会社 | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
その他 | 苗木30本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いたヤブニッケイ25本が含まれています。重ねて感謝申し上げます。
植樹祭案内チラシ :宮脇メソッド植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-


高尾小仏植樹祭2023に参加!
2023年10月15日(日)、「高尾小仏植樹祭2023」(都立高尾陣場自然公園内)が開催されました。当日は、低気圧の影響により午前中が雨天予報であったため、午後からの開催に変更されました。植樹地が急斜面で滑り易いため、参加者の安全を考慮したものです。午後も足元の悪い状態が見込まれるため、「決して無理されないように・・」との案内が2日前に発せられました。参加者の減少が予想されましたが、「雨のち晴れ」の予報を受け、貴重な日曜日の午後ですが、212名もの皆様がご参加下さいました!開会式の13時には雨も上がり、植樹に移ると明るい日差しと青空が現れました。高尾の山々は、美しいコントラストを描き、私達に元気を与えてくれました。
この植樹活動は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による盛土場に、宮脇 昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みです。自然環境保全に加えて、観光資源や防災面も考慮して計画されました。NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、2017年から継続して来たプロジェクトですが、今回で盛り土場の最上部に達し最終回となります。
常緑樹と落葉樹を各10種類、合計20種類の苗木を、2,321本植えることが出来ました。今回を含め7回の植樹祭を行い、6,955㎡の盛り土場に、合計22,000本以上の植樹を実施。先に植えた箇所は、既に樹高5m以上に達し、素晴らしい森に生長しています。
今回も、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を多数ご利用下さると共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。「森づくり」を通じて、障害のある方達の就労支援にも繋がる付加価値の高い植樹活動です。ご支援頂いている企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (イオン環境財団他) |
苗木1,624本をご購入の上ご提供。 |
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル 生命保険株式会社) |
苗木444本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木80本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木73本を 進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が3種類(ウラジロガシ、シロダモ、ヤブニッケイ)168本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
今回の植樹祭では、開会式と植樹終了後に「ミニコンサート」が開催されました。いまむら瞭さん作詞・作曲の「森へ(Mori e)」をはじめ、今村夏海さんのアルパの伴奏に乗せて、溝端育和さんの伸びやかで透明感に満ちた素晴らしい歌声が自然と溶け合い深い感銘を受けました。「森づくり」への願いや想いを込めた「森へ(Mori e)」は、YouTubeにて配信されていますので、皆様も、是非、ご視聴下さい。
YouTube:「森へ」(日本語版) YouTube:「Mori e(to the forest)」(英語版)
*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2023」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「レナフォ・動画集」(YouTube)
植樹祭を2日後に控えた10月13日(金)、進和学園&研進メンバーは準備作業に参加しました。低気圧の接近が報じられていましたが、この日は晴天に恵まれ、ボランティア及びレナフォ事務局の皆様とも協力し、和気藹々と作業に励みました。
宮脇メソッド(混植・密植)に欠かせない苗木の割り振りや、植樹地におけるマルチング材(稲わら)を押さえる竹串の打込みを中心に、進和学園メンバーも大いに活躍しました。


東京都立長沼公園 植樹に苗木提供!
2023年10月11日(水)、東京都立長沼公園(八王子市)の一画にて植樹イベントが行われました。一般社団法人コモンフォレストジャパン様が主催される植樹で、ご縁あって進和学園「いのちの森づくり友の会」より苗木20種類175本を提供させて頂きました。
コモンフォレストの理事で、高尾山をはじめ生物多様性の保全に尽力されている環境活動家の坂田昌子様が指導され、約35名が参加、研進スタッフもご一緒させて頂きました。 植樹用の「しがらみマウンド」を創るために、写真のように杭を打ち、枝を組んで、隙間に落葉をぎっしりと詰める作業を行います。数十年後の木の樹形をイメージしながら、陽樹と陰樹、高中低木の性質や相性を考慮、根の張り方も想定して植樹します。私達がこれまで実践して来た「混植・密植方式」を活かしつつ、土壌環境や生物多様性、人との共生をも想定した植樹は、新たな知見をもたらしてくれるものでした。
午前中から18時頃まで作業を行い、175本の約半数の苗木の植樹を終えました。残りは、後日、同様のイベントを組み植樹する予定です。「しがらみマウンド」の造成に手を掛ける今回の植樹、私達にとっても大変良い勉強となりました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ホットケーキパーラーFru-Full | 苗木55本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
苗木は、上記の企業・団体様からのご寄付を活用して提供させて頂きました。皆様のご支援に、心より感謝申し上げます。


Present Tree様WEBサイトにて進和学園&研進の取り組みを紹介!
2023年9月14日、Present Treeや「URBAN SEED BANK・里山BONSAI」を手掛けておられる株式会社環境ビジネスエージェンシーのスタッフ4名様が来訪され、「いのちの森づくり」に関連して打合せを行いました。その際に、進和学園&研進の取り組みを取材頂きましたが、同社のWEBサイトに次の紹介記事が掲載されましたのでご覧下さい。
私共の活動にご注目下さり、「いのちの森づくり」のみならず、ホンダ車部品組立、農産品加工、ブルーベリー農園、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」等も取り上げて下さいました。温かい眼差しから過分なご評価を頂いており大変恐縮に存じます。皆様のご支援ご期待にお応えできるように、これからも「いのちの森づくり」をはじめ様々な取り組みを通じて、福祉的就労の拡充に微力を尽くして参りたいと思います。


石巻市北上町「平地の杜づくり」プロジェクト(被災集落の復興)に参加!
宮城県石巻市北上町における「平地の杜づくり」プロジェクトは、東日本大震災で津波の被害を受け、今は暮らすことが出来なくなった集落の跡地を、人々がまたそこに身を置きたくなる、訪ねたくなる、気持ちの良い美しい場所へと蘇らせる挑戦です。かつて集落であったその場所は、大地が本来有す貯水力や浄化力を失い、乾いて痩せた土地となり、生き物にとっても良い環境ではありません。そのような大地を再び自然豊かで、人々と多様な生物が共に生きる場所に戻そうという取り組みです。
一般社団法人ウィーアーワン北上様は、2017年に設立され、本プロジェクトを2021年に立ち上げました。人々が去り取り残された被災集落を再生するという取り組みは高く評価され、本年2月、国土交通大臣賞も受賞されています。
ご縁あって、研進・進和学園は、2022年秋の「施工会」から参加、私達が手掛けた植樹用の苗木を寄贈させて頂きました。
2023年9月30日(土)・10月1日(日)、今年の「施工会」が開催されました。今回も「土中環境改善」の第一人者である高田宏臣氏(NPO法人地球守代表理事)が講師を務められました。今年のテーマは、「水場の再生」を掲げ、水脈に沿った石積み施工を実施。研進スタッフも参加させて頂きましたが、本格的な土木技術を目前に感銘を受けながら、大地再生に向けたノウハウを学ぶ機会となりました。
昨年に続いて、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金(下記参照)を活用して、その土地に適合する樹種の苗木450本を寄贈させて頂きました。進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)が栽培した苗木に加え、エスペックミック(株)様のご協力を得て苗木を揃え、参加下さった皆様のお力を借りて植えることが出来ました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
【参考】
*「平地の杜づくり」プロジェクト・フォト・ギャラリー
*「平地の杜づくり」2022年秋の施工会参加(2022.10.2)
* 「平地の杜づくり」プロジェクト ブック(石巻市北上町)


「高尾小仏育樹祭2023秋」に参加!
2023年9月30日(土)、「高尾小仏育樹祭2023秋」に参加しました。主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティア、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、地元自治会、地盤造成を担われている鹿島建設・清水建設の方々をはじめ約50名が集いました。
この植樹・育樹活動は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みで、2017年に始まりました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用、毎年、秋に植樹祭を開催しています。私達が推進する「いのちの森づくり」の大切な拠点の一つであり、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いています。
(注)ニセアカシア(ハリエンジュ):北米原産のマメ科落葉高木。既存植生を改変し生物多様性を低下させる懸念があり、日本生態学会
は「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定している。一方、蜜源植物(ハチミツ)や材としての利用価値は高い。
木々は順調に生長していますが、植樹後3年程は雑草や蔓性植物から苗木を守るために、定期的な育樹(除草)作業が求められます。また、植樹地の一部には鹿やイノシシが侵入し、獣害を被った部分の手直しも必要です。今回は、ルーチンとしての育樹(除草)と、密植度が落ちた箇所に14種類100本の補植を行うこととしました。苗木は、下記の通り「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
高尾小仏における植樹は、10月15日(日)に予定されている7回目の植樹祭をもって盛土場の最上部に達し節目を迎えます。(育樹作業は、継続されます)多くの皆様のご支援により、豊かな森が育まれていることに心より感謝申し上げます。
(注)補植した苗木の内、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂
き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が、シラカシとアカガシの2種類合計20本が含まれて
います。重ねて御礼申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
【参考】
高尾小仏植樹活動(2017~/トンネルの工事残土・盛土場の森林再生)


(株)山田みつばち農園様「ポット苗づくり」ご視察!
山田養蜂場グループの(株)山田みつばち農園(岡山県鏡野町)の社員2名様が、藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)のご案内で進和学園「どんぐりハウス」へ来訪されました。山田養蜂場様は、予てより宮脇昭先生が提唱された潜在自然植生に基づく「森づくり」を推進されていますが、自社における植樹用ポット苗の栽培を計画されています。
同社が運営される農園では、ハチミツに関する体験イベントは勿論、色々な動物と触れ合い、イチゴ狩り等も楽しむことが出来ます。自然環境に恵まれた学びの場を提供してくれます。近々、「ポット苗づくり」体験も可能となるのではないでしょうか?!
私共の「いのちの森づくり」プロジェクトを熱心にご視察下さいましたが、ご遠方よりお越し頂いたことは誠に光栄なことであり、少しでもご参考となれば幸いです。


豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し15年目を迎えています。緑豊かな環境都市を目指して、土地本来の森を再生する「いのちの森」の植樹を進めると共に、区民の皆さんに広葉樹の苗木及び壁面緑化にも有効な「つる植物」の配布を行っています。 2023年9月24日(日)、豊島区役所本庁舎において、事前申し込みをされた区民の皆さんに「つる植物」と「苗木」が配布されました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。自然種の広葉樹10種類587本の苗木(注)をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:アオキ、アセビ、イロハモミジ、サツキ、ジンチョウゲ、センリョウ、ツツジ、マンリョウ、
ムラサキシキブ、ヤマボウシ
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、24,810本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、深く敬意を表すると共に重ねて御礼申し上げる次第です。
【関連資料・記事】
・豊島区WEBサイト「つる植物・いのちの森苗木配布」募集要項(2023.8.21)
・豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~(2023.6.4)
・豊島区「としまグリーンウェイブ2023」(2023.5.8)


環境ビジネスエージェンシー様ご来訪 ~「里山BONSAI」~
2023年9月14日、Present Treeや「URBAN SEED BANK・里山BONSAI」を手掛けておられる株式会社環境ビジネスエージェンシーの皆様4名が来訪されました。
同社提供の「里山BONSAI」に、進和学園栽培の幼苗を利用し、苗木や資材のセット及び梱包発送作業を障害のある方達の仕事としてご発注頂くことについて打ち合わせました。来春の発送に向けて、苗木の準備等を計画的に進めて行くこととしました。 環境ビジネスエージェンシー様とは、「いのちの森づくり」プロジェクトに関連して、種々の案件で連携していますが、日頃のご支援に心より感謝申し上げます。


Honda様 & ホンダロジスティクス様に活動報告 ~ いのちの森づくり ~
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに対し、毎年、継続的なご寄付を通じてご支援を頂いているHonda(本田技研工業(株))人事部様、及び(株)ホンダロジスティクス様に、御礼方々、活動報告をさせて頂きました。貴重な情報・意見交換の場を設けて頂きましたことは誠に光栄なことであり、心より感謝申し上げます。
■Honda(本田技研工業(株))人事部様を訪問 2023年9月11日
Honda人事部様とは、障害者雇用促進法に定める特例調整金(福祉施設への仕事の発注に対する国からの報奨)の関係から、2008年より交流が始まりました。当該調整金は、本邦自動車メーカーでは、唯一、Honda様のみに適用されています。また、2015年に創設された優先発注企業等厚生労働大臣表彰においても、Honda様は、表彰対象の10社中、断トツの実績で高く評価され表彰されています。
「いのちの森づくり」に対するご支援は、人事部様を窓口として2010年度に始まり、ご寄付の累計は1,200万円に及びます。また、埼玉製作所の寄居・小川工場の構内には、進和学園で栽培した苗木を多数ご利用の上、植樹頂いています。
人事部様は、障害者雇用について所管されており、「いのちの森づくり」に止まらず、私達が取り組む事業の多角化についても現状と課題を報告申し上げました。障害者の法定雇用率の動向、「みなし雇用制度」導入への期待等にも話題が広がりました。執行職人事統括部長の安田啓一様をはじめ部課長の皆様も親身に傾聴下さり、激励のお言葉を頂きました。
■(株)ホンダロジスティクス様を訪問 2023年9月13日
Hondaグループの物流中核会社である(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てた自動車部品のHonda様への輸送及び納入代行をお願いし、日頃より、迅速かつ的確なサービスをご提供頂いています。
2016年9月、同社の小川ロジスティクスセンターの一画に、社員の皆様と進和学園・研進メンバーが協力して地盤造りを行い、進和学園が育てた苗木を植樹しました。それを機に「いのちの森づくり友の会」にも加入下さり、毎年50万円、累計350万円をご寄付頂いています。クリスマスにおけるご慰問や進和学園自主製品のご利用についても特段のご協力を頂いています。
同社総務部様を訪問させて頂きましたが、社長の清水宏様も時間を割いて同席下さり、親しく懇談させて頂きました。
Photo Album Chart(2016.9/26,27)
【補足】
進和学園におけるホンダ車部品事業は、1974年に始まり、明年50周年の節目を迎えます。研進が仲介して、自動車部品組立の仕事を主に知的障害のある方々に提供し、「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合っています。Honda様よりご発注頂いている仕事に支えられ、全国平均を大きく上回る工賃実績を蓄積し、充実した福祉的就労を構築して参りました。
一方、リーマンショックをはじめ、電気自動車(EV)へのシフトに向けた自動車革命と呼ばれる経済環境の変化を背景に、生産拠点の海外移転や部品の一体化、部品点数の減少に伴い、私達の仕事の領域は縮小を余儀なくされています。仕事量は、全盛期の3分の1以下に落ち込む中で、Honda様には、工賃単価アップ等のご支援も賜り対応を図っています。
海外展開によるグローバル化が難しい福祉業界にあって、私達は、作業種の多角化を成長戦略の柱に据えています。製パン・菓子製造、農産品加工、地元スーパーや団地における施設外就労、自主製品の販売促進、「通販」導入等に注力しています。2006年にスタートした「いのちの森づくり」もその一環です。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を創生するもので、ドングリや木の実から苗木を育て、各所に植樹すると共に植樹地の保全活動を、他の団体や福祉施設(どんぐりブラザーズ)と協力して取り組んでいます。これまでに出荷した苗木は、34万本を超えています。「宮脇メソッド(混植・密植方式)」は、早期に森林再生を可能とする優れた手法であるため、地球温暖化に伴う環境問題の高まりの中で、世界から注目されています。CSR(企業の社会的責任)及びSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、「いのちの森づくり」は、今後、益々期待されるものと思われます。
Honda様をはじめHondaグループ各社様には、事業の多角化においても親身なるご支援を頂いています。ホンダ開発(株)様には、進和学園自主製品の社内販売やMILES Honda Cafe(青山本社1階)でのご利用、社員食堂でのイベント・メニュー採用等を応援頂いています。
種々の局面でご支援を賜っているHonda様並びに関連会社様には、重ねて感謝申し上げますと共に、今後とも、皆様のご支援ご期待に沿えるよう、一同、力を合わせ尽力して参ります。


新東名秦野丹沢育樹祭2023秋
2023年9月9日(土)、進和学園&研進メンバーは、新東名高速道路の丹沢スマートICアクセス(神奈川県秦野市戸川)に向かいました。2021年12月に、道路斜面に「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を目指して、「宮脇メソッド」(混植・密植方式)により36種類3,394本を植樹した場所です。自然の森を創り環境と防災に活かそうとする取り組みです。植樹後、間もなく2年を迎えますが、5月に続いて2回目の「育樹祭」が実施されました。
今回も、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、いのちの森づくり2020↗(プラス1未来へ)が主催し、出雲大社相模分祠が共催、進和学園いのちの森づくり友の会も協力者として参画させて頂きました。
台風13号の影響が懸念されましたが、幸い、天候は回復、地域の方やボランティア、一般のご家族連れも含めて約50名が集いました。まずは、植樹地の雑草を刈り取り苗木の根元にマルチング材として敷く育樹作業です。前回、鹿ネットを設置したため、獣害は防止出来ましたが、一夏でこんなに繁茂するのか?と驚くほど雑草の生長は著しく、背丈よりも大きい雑草と格闘!
また、密植度が落ちた箇所に苗木100本を補植しました。進和学園が栽培した苗木を利用し、苗木代金は、下記2社様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用させて頂きました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ご参加頂いた方々、ご支援を賜りました企業・団体の皆様に、心より感謝申し上げます。交通の要所が自然の森と共存出来るように、今後も、この取り組みを継続して参ります。


三機工業(株)様のご支援に感謝! ~ 湘南国際村 植樹・育樹活動 ~
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2(二酸化炭素)削減に通ずる環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。有難いことに、同制度において、私達が取り組む「湘南国際村めぐりの森」での森林再生活動をご支援頂いています。2016年からご寄付を賜り、この度の100万円を加えて、これまでのご寄付累計は、711万3,000円となります。また、同社社員の皆様には、植樹祭にご参加頂いており、交流を図りながらご一緒に植樹を行っています。
同社からのご寄付は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金として、「湘南国際村めぐりの森」における植樹用の苗木提供及び育樹(除草)活動に活用させて頂いています。既に、8,562本の植樹を行っていますが、更なる植樹と育樹が可能となり、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)に所属する障害のある方々の労賃にも還元されます。
2023年8月14日、「どんぐりブラザーズ」の一員である社会福祉法人湘南の凪(逗子市)及び進和学園・研進の代表は、三機工業(株)サステナビリティ推進本部様を訪問、ご支援への御礼と最近の取り組みについて報告させて頂きました。同社の皆様には大変温かくお迎え下さり親しく懇談すると共に激励のお言葉を賜りました。皆様のご支援ご期待にお応え出来るよう、これからも植樹・育樹活動に精一杯尽力して参ります。
「湘南国際村めぐりの森」の植樹・育樹作業に従事している福祉施設は、現在、次の4法人5施設となります。原則、毎週金曜日(真夏と真冬以外)の午前中に作業を行い、主に知的・精神障害のある方々の貴重な就労機会となっています。
① 社会福祉法人湘南の凪(mai!えるしい)
② 社会福祉法人湘南の凪(えいむ)
③ 社会福祉法人横須賀黎明会(横須賀ヘーメット)
④ 社会福祉法人敬愛(けいあい工房)
⑤ 社会福祉法人進和学園(しんわルネッサンス)


「どんぐりブラザーズ」猛暑でも大活躍!~ 育樹作業 ~
「いのちの森づくり」では、福祉施設による連携チーム「どんぐりブラザーズ」が日々の活動に励んでいます。植樹用の苗木の栽培及び植樹・育樹作業が主たる役割ですが、現在、10を超える福祉施設が参加しています。
特に、植樹地の保全のための「育樹」は、雑草の刈り取りや蔓性植物の除去により苗木の生長を促すと共に、必要に応じて枝打ちや剪定を行い、環境を整える大切な作業で、皆で分担・協力して対応しています。真夏や真冬でも行う場合があります。
今年の夏は、35度を超える猛暑日が連続。屋外の作業は大変ですが、熱中症対策に十分注意品しながら、育樹作業を実施しています。今週の取り組みから4件をご紹介します。
◆「サン・ライフの杜」(8月1日)
冠婚葬祭事業を展開される(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)の「慰霊塔」がある小田原市久野は、「かながわ森林再生50年構想」の対象となる水源涵養の森が育まれています。同社では、「慰霊塔」の敷地に、進和学園が栽培した苗木をご購入頂き、2010年から10年連続で毎年50本の植樹を実施されました。
500本の苗木は、今では、見事な自然の森に生長し私達を迎えてくれます。この地の育樹(除草・剪定・保全)は、社会福祉法人小田原支援センターの皆さんが担当しています。
「サン・ライフの杜」育樹作業報告(2023.8.1)
◆平塚市総合公園(平塚信金様90周年記念植樹地)(8月3日)
平塚信用金庫(ひらしん)様の創立90周年を記念して、今年の3月24日、平塚市総合公園の一画に、アカガシをシンボル・ツリーとする自然種の広葉樹90本を植えました。平塚信用金庫様より、進和学園の苗木をご発注頂き、総合公園管理事務所のご協力を得て、私達もご一緒に植樹イベントに参加させて頂きました。
この日、植樹後、初めての育樹を行いましたが、猛暑の中でも、苗木は1本も枯れず活着しており安心しました。
◆湘南平(8月3日)
「かながわの景勝50選」にも指定されている湘南平は、進和学園が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」もあり、私達にとって大切なスポットです。平塚市みどり公園課のご支援の下に、2015年に、苗木213本を植えました。ヤマザクラは伸ばし、それ以外の樹種は年2回程、剪定を行って公園緑化の一部を形成しています。
平塚市総合公園での作業を終えて、進和学園メンバーは湘南平に移動。作業後、「湘南リトルツリー」で自家製ブルーべリーヨーグルトを賞味!爽やかな美味しさに癒され、一同満足!
◆湘南国際村めぐりの森(8月4日) 私達の「いのちの森づくり」の拠点の一つである湘南国際村めぐりの森では、宮脇昭先生のご指導の下、2009年から植樹を開始し、これまでに、7万5千本以上を植えています。バブル期の開発跡地に自然の森を再生する取り組みで、近隣の福祉施設である湘南の凪、横須賀ヘーメット、けいあい工房の皆さんもご一緒に作業に励んでいます。
この日は、今春5月14日に植樹祭を行ったD地区の育樹(除草・蔓性植物除去)を、「湘南の凪mai!えるしい」の皆さんと研進スタッフが行いました。


浜松&湘南国際村での育樹・補植作業 ~7月の日中活動から ~
7月に入り35度以上の猛暑が続いていますが、皆で協力して「いのちの森づくり」の日中作業に取り組んでいます。
進和学園の苗木を多数植樹している浜松「~KALAプロジェクト」の皆さんからも、「防潮森」の育樹(除草)活動のレポートが届いています。
【参考】縄文楽校(浜松市)様WEB(2023.7.18)
私達の植樹活動の拠点の一つである湘南国際村めぐりの森では、福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」メンバーが、毎週金曜日、育樹(除草)や補植作業に励んでいます。
【参考】湘南補国際村/育樹・植作業報告(2023.7.21))


「いのちの森づくり友の会」会報第14号を発行!~ 2022年度活動報告 ~
「いのちの森づくり友の会」会報第14号(A4版12ページ)を発行しました。2022年度の活動報告となります。会員の皆様及びご寄付・助成・協賛を頂いている個人・団体・企業様には、登録住所宛に送らせて頂きます。また、「いのちの森づくり」プロジェクトの一般パンフレット(A4版8ページ)も改定版を作成しました。
今年、お陰様で、進和学園は創立65周年を迎えました。故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)との出会いから始まった「いのちの森づくり」は17年目となります。障害のある方達が集う福祉施設から成る森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」には、現在、10施設以上が参加、ドングリや木の実から苗木を育て、各所での植樹・育樹活動による自然環境保全や障害者の自立・就労支援に注力しています。
「いのちの森づくり友の会」の基金は、公共性が認められる場所(公園・学校・防潮林・道路側道等)への苗木提供・植樹活動を支え、苗木の栽培や植樹後数年間を要する育樹(除草)作業を障害のある方達の工賃に還元することを可能としています。出荷した苗木は、累計34万7千本(内「友の会」基金活用分は14万6千本)を超え、障害者に「ディーセントワーク(Decent Work):働き甲斐のある人間らしい仕事」をもたらしています。SDGs(持続可能な開発目標)の根幹を為す「環境」及び「社会(ソーシャル・インクルージョン)」にも貢献する取り組みと言えます。
多くの皆様のご指導ご支援の下に、「いのちの森づくり」は、進和学園の看板プロジェクトに成長して参りました。心より感謝申し上げます!これからも、一同で力を合わせチャレンジして参りますので、引き続き、宜しくお願い申し上げます。


宮脇昭先生命日(2周忌)「タブノキ」追悼植樹(神奈川県秦野市)
植物生態学者の宮脇昭先生の命日(2周忌)に当たる2023年7月16日(日)、先生を追悼する植樹(先生の命日を「タブノキ(忌)」と称して森づくりイベントを企画)が行われました。
「いのちの森づくり2020↗プラス1未来へ」のメンバーを中心に有志20名近くが、神奈川県秦野市平沢向山に集合!今回も、同会事務局長の出雲大社相模分祠の草山清和様がコーディネート下さいました。宮脇先生の門下である藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、「宮脇昭追悼植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」(2021年秋)の植樹地に隣接する場所に、タブノキをはじめ自然種の広葉樹22種類95本(注)を植えました。先生がご存命であれば95歳になられることから、先生を偲び同数の苗木を宮脇メソッド(混植・密植)により植樹しました。
余った時間を、昨秋(2022年)の植樹地の育樹(除草)作業に充てましたが、この猛暑にもめげず参加した皆さんは、顔馴染みの植樹仲間!額の汗を拭いながら、「森づくり」談議に花を咲かせました。
(注)植樹した苗木は、進和学園が栽培したポット苗を優先利用し、保有していない樹種についてはエスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。苗木95本は、(株)サン・ライフホールディング様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」へのご寄付を活用して提供させて頂きました。心より感謝申し上げます。
進和学園の「いのちの森づくり」は、宮脇先生はじめ多くの皆様に支えて頂き17年目を迎えています。ドングリや木の実から苗木を育て植樹を行い、また、植樹地の育樹(除草)作業を障害のある方々の就労機会に繋げています。現在、10を超える福祉施設が連携して「どんぐりブラザーズ」として活動していますが、これも、私達の取り組みを強力にご支援下さった先生のご指導の賜です。これからも一同で力を合わせ「いのちの森づくり」を推進し、福祉的就労の拡充と自然環境保全に少しでも貢献出来るようチャレンジして参ります。
【関連記事】
・宮脇昭先生命日(1周忌)「タブノキ」追悼植樹(2022.7.16)
・追悼 宮脇昭先生~「いのちの森づくり」のご指導に感謝!~(2021.8.6)


藤原一繪先生&ニーラムさん(米国人)ご来訪/宮脇メソッド 世界から注目!
2023年7月12日、藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)が、「宮脇メソッド」(混植・密植方式)による植樹を学ぶために来日中のニーラムさん(米国人・小学校教師)にアテンドして、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトをご視察されました。 故 宮脇昭先生が指導された潜在自然植生による自然の森の再生が、世界から注目されています。地球温暖化を背景とする環境保全(CO2削減)への問題意識や地震・津波・台風等から「いのち」を守る防災の観点、昨今のSDGs(持続可能な開発目標)への具体的な道標としても「宮脇メソッド」による植樹が高く評価されています。先生の著作が英訳され、世界各地で宮脇方式による「森づくり」が試行されています。
藤原先生は、宮脇先生の門下で師の理論を継承し、森林保全・回復に精力的に取り組まれています。ニーラムさんのご視察先のプログラムに、進和学園を加えて頂きましたことは、誠に光栄なことと嬉しく思います。
当日は、限られた時間でしたが、下記のコースをご案内申し上げました。植樹ボランティアの方3名も同行され、猛暑に負けず、楽しく交流を図りながら有意義な時間を過ごしました。
【ご視察コース】
①平塚市立太洋中学校:校庭の植樹(2014年:津波対策も踏まえ1,755本植樹)
~ 校長の平出善男先生を交え、植樹後9年の状況を視ながら歓談 ~
②進和学園(どんぐりハウス):苗木圃場の見学&ポット苗づくり研修
③進和学園「しんわルネッサンス」:福祉工場周囲の植樹(2006年:4,888本植樹)
④湘南平:自然林の観察(臨海性常緑広葉樹林を中心として)
~ 現場観察前に「ともしびショップ湘南平・湘南リトルツリー」で休憩 ~


日清製粉グループ様 「里山BONSAI」ワークショップに参画!
2023年7月5日(水)、日清製粉グループ様において、「里山BONSAI」ワークショップが開催されました。本企画は、株式会社環境ビジネスエージェンシー様がコーディネートされ、進和学園で育てた苗木を使ってBONSAIをつくるワークショップとなっており7年連続となります。コロナ禍により3年間は、WEB(オンライン)により実施されましたが、今回、会議室に集合された約30名に加え、WEB利用により他拠点から約20名の社員の皆様が参加されました。
環境ビジネスエージェンシー代表の鈴木敦子様のプレゼンテーションに続いて、弊社の出縄貴史より、進和学園はじめ福祉施設(どんぐりブラザーズ)が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトについて紹介させて頂きました。本企画の講師にご指名頂くのは3回目であり、誠に光栄なことと感謝申し上げます。
私達は、故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、苗木の栽培から植樹・育樹に取り組み、17年目を迎えています。福祉・環境・教育・労働(企業)の連携を通じて、障害のある方達の就労機会の拡充を目指し、Decent Work(働き甲斐のある人間らしい仕事)を追求する取り組みの一端をご案内申し上げました。
皆様には、大変熱心に参加頂き、「里山BONSAI」づくりにも積極的に取り組んで下さいました。地球温暖化という世界が直面する課題への対応や、手入れが行き届かずに荒廃した森林を豊かな里山や自然の森に蘇らせるにはどうしたら良いか?生物多様性を育み水源涵養や防災にも資する植樹・緑化活動の意義を考える機会となれば幸いです。
日清製粉グループ様が、このような社内企画を継続され、社員の啓発・人材育成や環境保全・福祉の分野にも企業の社会的責任(CSR)やSDGs(持続可能な開発目標)を実践される姿勢に心より敬意を表する次第です。
【関連記事】
・(株)環境ビジネスエージェンシー様/URBAN SEED BANK WEBサイト(2023)
・日清製粉グループ様 「里山BONSAI」ワークショップに参画!(2019.6.10)
・日清製粉グループ様 「里山BONSAI] ワークショップ 講話(2018.6.11)


湘南平での植樹活動/公園緑化を推進!
平塚市の観光スポット湘南平(高麗山公園)の南側斜面の一画に、私達が取り組む「いのちの森づくり」の一環として植樹を行う計画を立てました。同地では、2015年に自然種の広葉樹213本を混植・密植方式(宮脇メソッド)にて植樹した経緯があります。改めて、平塚市みどり公園水辺課にご相談申し上げ、今回も、混植・密植方式を応用しますが、人々が行き交う公園の性格をより重視した緑化を目指すこととしました。
尚、苗木や資材の代金及び作業工賃は、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用させて頂きます。
遊歩道沿いは、ヤマザクラやイロハモミジ等の落葉樹をシンボルツリーとして選び、夏季は葉が茂り涼しく、冬季は葉が落ちて明るい陽射しを受け入れます。生物多様性を重視し、常緑樹も複数を混ぜて植えますが、定期的に刈り込み腰高程度の樹高に止めます。自然の森のコンセプトは尊重しつつ、人々との共生の場としての公園緑化として、程良い面積の植樹マウンドを点在させることとします。
2023年6月29日、土中を含めた環境土木の知見を活かした植樹を実践されているNPO法人地球守苗木チームの皆様のご支援を仰ぎ、キックオフともいえる植樹を行いました。3ヶ所に小さなマウンドを創り、土壌改善のための落葉・竹炭や燻炭等を漉き込んだ上で、24本の苗木を植えました。今後、湘南平で実施する植樹活動のモデル・ケースとしたいと思います。


一般社団法人Silva(シルウァ)の皆様ご視察!
湘南国際村めぐりの森をはじめ、「学校の森づくり」や各種の植樹活動において、連携関係にある一般社団法人Silva(シルウァ)の代表:川下都志子様はじめ関係の皆様6名が、2023年6月30日(金)、進和学園をご視察下さいました。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により2006年4月に52種類4,888本の植樹を行った福祉工場「しんわルネッサンス」の森(植樹後17年経過)をご覧頂くと共に、工場内での自動車部品組立や農産品加工その他の作業現場も熱心にご視察頂きました。また、ドングリや木の実から苗木を栽培している「どんぐりハウス」(圃場)にも立ち寄って頂き、「どんぐりグループ」メンバーとの楽しい交流の機会ともなりました。昼食は、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」をご利用頂きました。
Silva様には、湘南国際村めぐりの森における植樹・育樹をリード頂くと共に、種々の植樹事案において「どんぐりブラザーズ」(進和学園はじめ福祉施設による森づくりチーム)が栽培した苗木の有効活用に向けて親身なるご指導ご支援を頂いています。


高井戸東小学校 校庭植樹の連携開始!
この度、東京の杉並区立高井戸東小学校に、進和学園で栽培した苗木15本を「いのちの森づくり友の会」基金より寄贈させて頂きました。同校では、校庭の一画に「学校ビオトープ ネイチャーワールド」を設け、児童が自然環境に親しみながら豊かな情操を育む取り組みをされています。 ご縁あって、このビオトープの中に、進和学園で働く障害のある方々が育てた苗木を植えて頂きました。2023年6月13日、土壌環境に配慮して用意した植栽マウンドに、土地本来の自然種の広葉樹10種類以上15本を「混植・密植方式(宮脇メソッド)」を応用して植樹しました。校長の馬場章弘先生、同校ビオトープボランティアの濱田忠宏様も立ち会って下さいました。
私共からは、今後、校庭のスペースを利用して、「教育」及び「福祉」との連携も意識した緑化活動を推進することについてご相談申し上げました。この日の植樹をキックオフとして、子供達と進和学園メンバーとの交流を図りながら同校での植樹が継続実施出来ることを願っています。


千葉公園ドーム前広場 記念植樹「おもいやりの小径」プロジェクト
2023年6月10日(土)、千葉公園ドーム前広場(千葉市中央区)において、千葉中央ロータリークラブの設立45周年を記念する植樹イベントが開催されました。同ロータリークラブとNPO法人地球守が共催し、「おもいやりの小径プロジェクト」と名付けられた緑化活動です。
旧競輪場のスタンド跡地は、1.4haに及ぶ「ドーム前広場」として整備中で、そのエントランス南東角に約20m四方の植樹地が用意されました。大きい樹木ではなく幼苗を植えて生長を楽しめるようにし、また、教育と連携して子供の情操を育もうと児童養護施設 房総双葉学園の子供達も参加しました。
植樹に際しては、「環境土木」や「土中改善」の第一人者である高田宏臣様(地球守代表理事)が指導、事前に、土壌に枯葉や燻炭を混ぜて、20ヶ所の植栽マウンドを整えました。自然種のドングリの木をはじめ、その土地に適合する多様な樹種を選んで、1マウンド当たり15~20本を植えます。皆で協力し合い、合計520本を植樹しましたが、進和学園で栽培した苗木を含めて、「いのちの森づくり友の会」基金より24種類460本を寄贈させて頂きました。
今は、小さな苗木ですが、公園の小径を行き交う人々や子供達を見守り、潤いをもたらす森に生長することを楽しみにしています。


神奈川県立秦野曽屋高校「総合的な探求の時間/障がい者福祉」授業
神奈川県立秦野曽屋高校では、地域の社会福祉に携わる人材育成や福祉活動を通して豊かな心を育むことを目指し、「福祉・ボランティア」教育に注力されています。1年生の「総合的な探究の時間」において「福祉」をテーマとして、福祉関係の専門家や実務者を講師に招いて授業を実施されています。
2023年6月8日(木)午後に行われた授業では、光栄なことに、今回も弊社の 出縄貴史が「障がい者福祉」の概論について講師を務めさせて頂きました。「福祉」に関する7講座が設けられ、生徒の皆さんの関心に即して選択制とされていますが、2回の授業は15&20名、合計35名の生徒さんに受講頂きました。
障害者福祉の意義やその財源の担い手としての国家・民間・個人の役割、障害種別、障害者権利条約等を取り上げ、また、進和学園における具体的な事例(自動車部品組立・食品加工・製パン菓子・いのちの森づくり・スーパーでの施設外就労等)を動画や写真で紹介しながら、障害者雇用及び就労支援の現状と課題について解説しました。(下記の教材参照)
高校1年生向けとしては、かなり専門的な事柄にも触れましたが、皆さんとても熱心に聴講してくれました。将来の日本及び世界を支える若い皆さんには、確かな知見と豊かな人間性を育み、社会に貢献できる人材として成長し飛躍されることを期待しています。
教材:秦野曽屋高校1年生「障がい者福祉」(2023.6.8)
秦野曽屋高校と進和学園との交流は、2010年に遡ります。進和学園で栽培した苗木を同校生徒の皆さんと校庭の花壇に植樹しました。あれから13年が経過し、今では、校庭に自然の潤いをもたらす見事な緑地帯が出来ています。
【参考】
・アーカイブ「秦野曽屋高校との交流」(2018.6.22)
・タウンニュース秦野版「曽屋高生が福祉工場見学」(2015.7.16)
・タウンニュース秦野版「曽屋高校と福祉施設が交流」(2010.9.11)
・タウンニュース秦野版「曽屋高校が福祉施設と植樹」(2010.5.10)
・秦野曽屋高校HP(福祉施設と植樹)


植樹地の育樹作業に励む!
「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて植樹した場所は、自然の森の場合は、植樹後2~3年は、雑草や蔓性植物の繁茂を抑える除草作業が必要です。また、人との共生の場となる建物や施設における植樹では、除草以外に樹高や横枝を調整するための剪定作業も定期的に行う必要があります。私達は、植樹地の保全のための育樹(除草・剪定)を計画的に進めていますが、春~夏は、雑草の生長も盛んで大忙しとなります。
2023年6月7日、東海大学湘南キャンパスの一画に、2019年11月に植樹した場所の育樹作業を行いました。参加した進和学園メンバーに還元される工賃は、企業・団体・個人の皆様からのご寄付やご協賛による「いのちの森づくり友の会」基金から支給されます。


豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施しています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、本年度は、コロナ禍を乗り越えて本来の計画に沿ったイベントが開催されています。
2023年6月4日(日)、豊島区役所本庁舎南側地区広場において、お馴染みの「つる植物・いのちの森苗木」配付が行われました。会場には区民の皆様が次々に苗木を受け取りに来庁されました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。高中低木の自然種の広葉樹10種類1,437本の苗木をお持ち帰り頂きました。
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、24,223本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万6,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。
【関連記事】
・としまグリーンウェイブ2023「いのちの森」育樹活動に参加(2023.5.21)
・豊島区 苗木配付(官公需)に感謝!(2023.5.8)


家具の大正堂様/苗木ご寄贈に感謝!
(株)家具の大正堂様では、本店(神奈川県相模原市)の裏山を「るーたん ♪ の森」と命名され、社員の皆様と地域住民が協力して森林保全に取り組まれています。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された混植・密植方式を採用され、創業100周年記念事業と重ねてスタートされ、10年以上が経過しました。当初より、進和学園で栽培した苗木を多数ご発注の上植樹頂いています。また、社員の皆様がドングリや木の実を採集し苗木の栽培も手掛けられ、同社の一連の緑化活動は、栄えある環境大臣賞にも輝いています。
2023年6月1日、同社で栽培されたタブノキ、アラカシ、ネズミモチ等の幼苗10種類300本を進和学園にご寄贈賜りました。これまでも度々、苗木をお譲り頂いていますが、私達の「いのちの森づくり」プロジェクトに栽培を引き継がせて頂き、湘南国際村や高尾小仏等の植樹祭をはじめ各所での緑化活動に有効に活用させて頂きます。
今回も、社長の渋谷様が直々に「るーたん ♪ の森」をご案内下さり、気持ちの良い自然の森に囲まれて「森づくり」談議に花を咲かせました。家具の大正堂様のご厚意ご支援に心より感謝申し上げる次第です。


としまグリーンウェイブ2023「いのちの森」育樹活動に参加!
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し、今年も、「としまグリーンウェイブ2023」(注)として具体的なプログラムを実践しています。
(注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性について
考える地球規模のキャンペーン。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進しています。
2023年5月21日(日)、池袋本町電車の見える公園において、植樹した場所の除草や樹木の手入れを行う「いのちの森」育樹活動が開催されました。爽やかな快晴に恵まれ、地元住民、区民の皆さんやボランティアはじめ大勢が集いました。「グリーンとしま」再生プロジェクトは、同プロジェクト実行委員会を中心に、区内の約100か所で「いのちの森」「学校の森」づくりを進めてきました。研進も実行委員会の委員に名を連ねており、皆様とご一緒に活動に参加させて頂いています。
同公園では、2013年3月20日、「いのちの森」植樹祭が行われました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、小池百合子衆議院議員(当時)はじめ県・区議会議員の皆様も駆け付け、地域の方々と共に下板橋駅(東武東上線)との境界線に沿って、1,700本の広葉樹の苗木を植樹。有難いことに、進和学園栽培の苗木400本もご利用頂きました。(下記写真)
10年前に植えた木々が、今では、環境保全や防災にも貢献する豊かな森に生長、人々の癒しの場にもなっています。人と自然の「共生」は、益々重要なテーマとなりますが、この日の育樹活動のような地道な取り組みが欠かせないと思います。


「高尾小仏育樹祭2023春」に参加!
2023年5月20日(土)、「高尾小仏育樹祭2023春」に参加しました。当初、4月15日(土)と合わせ2回の日程が組まれましたが、1回目は雨天のため中止となり、5月に集約して実施されました。この日も、集合時には霧雨模様でしたが、幸いに作業開始と共に天候も回復、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティア、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、地元自治会、地盤造成を担われている鹿島建設・清水建設の方々をはじめ約80名が集いました。
高尾小仏における植樹は、2017年に始まりましたが、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みです。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用。私達が推進する「いのちの森づくり」の大切な拠点の一つであり、有難いことに、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いています。
木々は順調に生長していますが、植樹後3年程は雑草や蔓性植物から苗木を守るために、定期的な育樹(除草)作業が求められます。また、植樹地の一部には鹿やイノシシが侵入し、獣害を被った部分の手直しも必要となります。今回は、ルーチンとしての育樹(除草)と、密植度が落ちた箇所に200本の補植を行うこととしました。苗木は、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
【この日の作業】
(1)2022年秋の植樹地の手当て:鹿が侵入し荒らされてしまった箇所の苗木を救済。
(マルチング材の稲わらの下に埋もれてしまった苗木を元通りにする)
(2)一昨年(2021年)の植樹地の育樹:主に繁茂が著しいイタドリの刈り取り。
(3)補植:13種類200本の苗木を密植度が低下した場所に植える。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)補植した苗木の内、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木がシラカシとウラジロガシ各30本、合計60本が含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
【参考】
・高尾小仏育樹祭2023春(案内チラシ:PDF)
・高尾小仏植樹活動(2017~/トンネルの工事残土・盛土場の森林再生)


世界からも注目!「宮脇メソッド」~いのちの森づくり~
2023年5月19日、「宮脇メソッド」(混植・密植方式)による植樹を学ぶために来日中のフランス人のお二人が、植樹ボランティアの浦田未央さんのご案内で、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトをご視察されました。 故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された潜在自然植生による自然の森の再生が、世界から注目されています。地球温暖化を背景とする環境保全(CO2削減)への問題意識や地震・津波・台風等から「いのち」を守る防災の観点、昨今のSDGs(持続可能な開発目標)への具体的な道標としても「宮脇メソッド」による植樹が高く評価されています。先生の著作が英訳され、世界各地で宮脇方式による「森づくり」が試行されています。


「月報しんわ 総合版」(株)フリーデン様~ふれあいインタビュー~
進和学園が発行する「月報しんわ 総合版」の「ふれあいインタビュー」に、株式会社フリーデン(神奈川県平塚市)取締役業務本部長の山田 良様にご登場頂きました。フリーデン様には、新工場の植栽及び保全作業を研進・進和学園にご発注賜り、障害者の就労支援にも大きく貢献頂いています。
【関連資料】
・タウンニュース平塚版「企業緑化で福祉後押し 進和学園が植栽担う」(2023.3.9)
・(株)フリーデン様に感謝!~新工場の植栽ご発注/障害者就労支援に貢献(2023.1.23)


第24回湘南国際村めぐりの森植樹祭
第24回湘南国際村めぐりの森植樹祭が、2023年5月14日(日)に開催され、約350名が参加しました。開会式直前に小雨が降り始め心配されましたが、セレモニー開始と共に雨も上がり、幸いに植樹作業中も天候は味方してくれました。
今回は、横須賀市道沿いの植樹地(C地区)から北へ進んだD地区と称される場所に、苗木26種類3,100本を植樹しました。同地では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地に2009年より植樹を行い自然の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象対策として、カーボンオフセット(CO2吸収)及び防災面においても、森林再生の意義は大きいと言えます。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を多数選定して、混植・密植方式(宮脇メソッド)により植えますが、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂いています。在庫がない樹種については、今回も、エスペックミック(株)様のご協力を得て、合計3,006本の苗木を提供させて頂きました。
コロナ禍も落ち着き、久し振りに参加頂いた企業・団体の皆様も多く、間口が狭い植樹地では苗木運びや人の移動が大変でしたが、皆様のご協力により全量を植え切ることが出来ました。本植樹祭をご支援下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
三機工業株式会社 | 苗木1,300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社サン・ライフ | 苗木700本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木444本をご購入の上ご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
三井住友海上火災保険株式会社 | 苗木200本をご購入の上ご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木80本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社建新 | 苗木63本の提供についてご協賛。 |
楽天市場店「湘南とまと工房」 | 苗木19本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が一部含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
私達が運営する楽天市場店「湘南とまと工房」では、昨秋より、トマトジュースご購入者様50名について苗木1本分の代金を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へ寄付させて頂いています。2022年度下期の実績に基づき、本植樹祭で19本の植樹を実施しました。この「トマトジュースで森づくり」の取り組みを今後も継続して参ります。
【関連資料】
第24回湘南国際村めぐりの森植樹祭 案内チラシ(PDF)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金
植樹祭を2日後に控えた5月12日(金)、苗木の仕分け作業などの準備を行ないました。一般社団法人Silvaさんの指導に基づき、サポーターの皆様に、「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪mai!えるしい、けいあい工房、進和学園の3法人に研進を合わせ40名近くが参加しました。
樹種ごとにチームを割り振り、和気藹々と力を合わせ、混植・密植方式(宮脇メソッド)の植樹に欠かせない事前準備を行いました。


(株)ブロードリーフ様「GrowLeafプロジェクト」に参加!~ 桧原村植樹 ~
株式会社ブロードリーフ 様は、独自開発のIT基盤「Broadleaf Cloud Platform(BCP)」を起点に、SaaS(Software as a Service)やマーケットプレイスなどの企業向けクラウドサービスを展開しています。これらのクラウドサービスは、モビリティ産業をはじめ、様々な業種・業界の経営環境の変化をビジネスチャンスへと導くITソリューションとして活用されています。
同社は、サステナビリティを実現する環境保全活動に注力され、「Grow Leaf Project」を推進されています。地球環境を守り「多様性のある持続可能な循環型社会」を創るための森林再生や植樹を実践し、様々な支援活動を行われています。
先般、同社執行役員の関 直哉様とご担当者が、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトをご視察下さり、種々の情報・意見交換を行う機会に恵まれました。誠に光栄なことに、「いのちの森づくり友の会」基金に対してもご寄付を頂けることとなりました。心より感謝申し上げます。
一方、私共も「Grow Leaf Project」に参加させて頂き、お互いに連携して「森づくり」を通じた自然環境保全や障害者の就労支援を目指すことで合意しました。
2023年5月13日(土)、同社主催による植樹体験イベントが、東京都桧原村において開催されました。「Grow Leaf Project」会員企業及び同社の取引先の皆様を対象とする企画で、研進スタッフも参加させて頂きました。 人工林(杉林)を伐採して、落葉広葉樹を中心に植えて「里山」の自然豊かな環境を取り戻そうとする取り組みです。全国各地で里山再生を手掛ける認定NPO法人環境リレーションズ研究所様の指導・支援も得て、小雨模様の天候にも拘わらず大勢が集い作業に励みました。
ブロードリーフ様が、「Grow Leaf Project」を通じて企業の社会的責任(CSR)やSDGs(持続可能な開発目標)にも繋がる取り組みを積極的に推進されていることに、深く敬意を表する次第です。同社の皆様との交流を大切にして、今後とも付加価値の高い植樹活動に連携して取り組ませて頂きます。


豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し15年目を迎えています。今年も、「としまグリーンウェイブ2023」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
(注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性について
考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されています。
2023年5月7日(日)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「苗木配付」が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。ゴールデンウイーク最終日、あいにくの雨模様でしたが、自然種の広葉樹10種類421本の苗木(注)をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:ウラジロガシ、ヤマザクラ、サカキ、ヒサカキ、
アセビ、サツキ、ジンチョウゲ、ツツジ、ムラサキシキブ、ヤマブキ
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、22,786本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、深く敬意を表すると共に重ねて御礼申し上げる次第です。
この日、豊島区役所本庁舎での苗木配布と合わせ、昨年(2022年)9月6日、区制90周年を記念して植樹を行った池袋第一小学校の植栽地の保全作業も実施させて頂きました。自然種の広葉樹26種類76本を、同校6年生の皆さん中心に植えてから半年以上が経過、最初の冬も無事に越して全体の活着率は良好ですが、上手く根付かなかった3本(アオキ2本、カクレミノ1本)を補植すると共に、囲い柵の補修を行いました。冷たい雨天でしたが、進和学園から嫁いで皆さんと力を合わせて植えた苗木達が、小さな森に生長することを想うと心も弾んで来ます!
【関連記事:2022年度の取り組みから】
・豊島区「いのちの森」苗木配布(2022.11.20)
・豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ ファーマーズマーケット~(2022.10.9)
・池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹(2022.9.7)
・豊島区「いのちの森」苗木配付(2022.6.5)
・豊島区「グリーンウェイブ2022」苗木配付(2022.5.10)


千葉市「昭和の森」第3回森の再生ワークショップに苗木寄贈!
2023年4月29日(土)、ゴールデンウイークの初日、千葉市最大の総合公園である「昭和の森」の「四季のみち」において、「第3回森の再生ワークショップ」が開催されました。2019年の台風15号(房総半島台風)による倒木の被害は甚大で、材木が山積された斜面の藪(ヤブ)化が進行していました。健全な森の姿を取り戻そうと、NPO法人地球守の皆様にボランティア、一般参加者も加わり、2020年から地道な環境改善の試みを継続しています。
今回は、ドングリから育てた苗木を植樹すると同時に、小さな鍬(クワ)や移植ゴテを使って「土中改善」も行おうと計画されました。高田宏臣様(地球守代表理事)が講師を務め、100名が参加し多様でより健康な樹木が育つ環境とはどのようなものかを体感しながら、「環境土木」の基礎を学びました。研進スタッフも参加させて頂き、皆様と交流を図りながら、新たな知見の修得に努めました。
自然種のドングリをはじめ、その土地に適合する樹種を植樹しましたが、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より苗木435本を寄贈させて頂きました。苗木代金は、下記の企業3社様からのご寄付を活用させて頂きました。ご支援を頂いた企業・団体、関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ホンダロジスティクス(株) | 苗木85本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |


(株)サン・ライフ様のご支援に感謝!~ いのちの森づくり ~
冠婚葬祭・福祉・文化事業を展開される(株)サン・ライフホールディング様/(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)には、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金に対して、2009年度から継続してご寄付を賜っています。コロナ禍における厳しい経済環境においても、中断することなくご支援を頂き、ご寄付の累計は2,100万円に及びます。
同社からのご寄付を活用させて頂き、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)や遠州灘(浜松市・掛川市)の防潮林、国道134号線側道、高尾小仏の盛土場等の公共スペース33ケ所に、障害のある方々が栽培した苗木を中心に4万6,533本(本日現在)を植樹しています。私達が出荷した苗木の約14%が同社のご支援により実現しています。
また、同社の慰霊塔(小田原市)の敷地には、進和学園の苗木を毎年50本ご購入の上植樹頂き、10年で500本を植えて「サン・ライフの杜」が豊かな自然の森として生長しています。
2023年4月28日、進和学園&研進の代表6名は、同社本社を訪問、社長の比企武様に日頃のご支援への御礼方々、2022年度の植樹活動のご報告を申し上げました。同社は、今年、創立90周年を迎えられますが、「いのちの森づくり」へのご寄付を通じた自然環境保全や障害者の自立・就労支援をはじめ、様々な社会貢献活動を通じて、CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを全うされていることに深く敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
【関連資料】
(株)サン・ライフ様News Release(2010.3.31) 同News Release(2013.11.26)


新東名秦野丹沢育樹祭2023春
2023年4月22日(土)、環境保護を呼び掛けるアースデイ(EARTH DAY:地球の日)に当たるこの日、進和学園&研進メンバー18名は、新東名高速道路の丹沢スマートICアクセス(神奈川県秦野市戸川)に向かいました。2021年12月に、道路斜面に「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を目指して36種類3,394本を植樹した場所です。自然の森を創り環境と防災に活かそうとする取り組みですが、植樹後1年半近くが経過する間に、鹿が侵入して苗木が相当の食害を受けるという事態に見舞われました。
植樹地の手当てと補植を行う「育樹祭」が計画されました。植樹祭と同様に、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、いのちの森づくり2020↗(プラス1未来へ)が主催し、出雲大社相模分祠が共催、進和学園いのちの森づくり友の会も協力者として参画させて頂きました。
幸いコロナ禍が落ち着きを見せる中で、地域の方やボランティア、一般のご家族連れも含めて約100名が集いました。まずは、植樹地の雑草を刈り取り苗木の根元にマルチング材として敷く育樹作業を行い、次に、密植度が落ちてしまった箇所に苗木200本を補植しました。併せ、鹿から苗木を守るネットを周囲に張る対策も講じられました。更に、道路斜面の排水用の側溝の清掃や環境整備も皆で力を合わせて実施、保全作業は大きく前進しました。
補植した苗木は、進和学園をはじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用し、苗木代金は、下記2社様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用させて頂きました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
本田技研工業(株) | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ホンダロジスティクス(株) | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
アースデイに相応しい有意義な「育樹祭」となりました。ご参加下さった皆様、並びにご支援を頂いた企業・団体、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
【参考】
*「新東名秦野丹沢育樹祭2023春」(案内チラシPDF)
*新東名秦野丹沢植樹祭2021(2021.12.11)


モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ・ミニ植樹祭
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)における「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ」の連携による活動は、これまで4回のミニ植樹祭を実施しています。アマチュア・トップ・ゴルファーの望月優花さんとのコラボ企画ですが、主に、「チャリティー・ゴルフ・コンペ」の収益の一部を、進和学園「いのちの森づくり友の会」へご寄付頂いて植樹を行っています。
2023年4月21日(金)、福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」の日中活動に、望月さんをお迎えして植樹地の保全のための育樹(除草)&植樹を実施しました。湘南の凪(mai!えるしい)、横須賀ヘーメット、けいあい工房、進和学園の4法人及び研進メンバーも含め22名が集いました。
昨年6月に植樹したC地区を中心に、雑草を除いて苗木の根元に敷く作業と、新たにA地区において苗木19種類180本を植樹しました。久し振りに望月さんとご一緒して、笑顔満面のハイテンションで楽しく作業を行いました。
「モッチの樹プロジェクト」のご支援による植樹は、2018年の高尾小仏植樹祭に始まり、その後、湘南国際村に舞台を移して継続、植樹本数は累計790本となりました。ゴルフ場は、森を切り開いて造成されることが多く、ささやかですが自然環境に恩返しをしたいとの想いから取り組んでいます。障害のある方々が栽培した苗木を植えるという福祉的な価値も高く、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。
【モッチの樹プロジェクト関連の植樹実績】
① 高尾小仏植樹祭 75本 (2018. 9.23)
② 湘南国際村めぐりの森 101本 (2019. 3.27)
③ 同上 112本 (2019.10.28)
④ 同上 222本 (2021.10.15)
⑤ 同上 100本 (2022.6.17)
⑥ 同上 180本 (今回)
累計:790本
【関連資料】
・ 第5回モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭 計画書
・ YouTube動画配信「望月優花様・モッチの樹プロジェクト」(2022.6.17)
・ 「モッチの樹プロジェクト」様のご支援~「ハウス」にサンタやってきた!(2021.12.23)
・ YouTube動画配信「望月優花様・モッチの樹プロジェクト」(2021.10.16 )


湘南国際村めぐりの森「コンフォートジャパンの森植樹祭」に参加!
2023年4月18日(火)、湘南国際村めぐりの森(神奈川県横須賀市)において、「コンフォートジャパンの森植樹祭」が開催されました。化粧品の製造・販売や輸出入を手掛ける(株)コンフォートジャパン様が主催し、一般社団法人Silva及び協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植方式植樹推進グループ(官民協働プロジェクトチーム)が共催するスピンオフ植樹イベントとして企画されました。
Silvaの植樹指導の下に、コンフォートジャパンの社員の皆様中心に100名以上が集い、横須賀市道沿い(C-18区)の斜面に自然種の広葉樹26種類1,300本を植樹しました。
湘南国際村では、2009年から、故 宮脇昭先生が指導された潜在自然植生に基づく植樹(宮脇メソッド)を推進、毎年、春と秋に定例の植樹祭を実施しています。地球温暖化を背景とする自然環境への問題意識が高まる中で、今回は、コンフォートジャパン様によるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み及び社会貢献活動の一環としての植樹祭が実現しました。 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より、「協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植方式植樹推進グループ」に寄贈した苗木1,300本を、コンフォートジャパンの社員の皆様により植えて頂くことが出来ました。苗木は、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用、在庫がない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て提供させて頂きました。
当日は、進和学園&研進スタッフも参加して、植樹祭の運営をサポートさせて頂きました。天候にも恵まれ、コンフォートジャパンの皆様とも楽しく交流を図りながら、爽やかな汗を流しました。「森づくり」を通じた自然環境保全に加えて、障害のある方々の就労支援にも繋がる意義深い植樹イベントとなりました。ご支援頂いた企業・団体をはじめ関係の皆様に、心より感謝申し上げます。
(注)今回、植樹した苗木には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木289本(アカガシ、アラカシ、スダジイ、ヒメユズリハ)が含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)



横浜ゴム様からの苗木ご寄贈に感謝!~13年目/累計:46,961本!~
横浜ゴム(株)様は、故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導に基づく「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを継続されています。社員の皆様がドングリや木の実から苗木を栽培し、植樹に加え苗木の提供活動も行われています。各工場で育てた余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて私達が推進する「いのちの森づくり」において栽培を引き継がせて頂く「民福連携」(民間と福祉の連携)を導入しています。この取り組みは、2010年に始まり13年目を迎えました。
2023年4月11日、同社平塚製造所様より、今年も、アカガシやウラジロガシ等の幼苗7種類980本をお譲り頂きました。コロナ禍も落ち着いて来たことから、進和学園&研進メンバー18名で苗木を引き取りに伺いました。平塚製造所長の城川様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、貴重な交流の機会ともなりました。
同社からご寄贈頂いた苗木は、累計46,961本となり、その内、実際に植樹が実現している苗木は合計41,217本(250事案)に及びます。私達がこれまでに提供した苗木総数、約34万7千本の約12%を占めることとなります。
横浜ゴム様との連携は、森林再生を通じた自然環境保全や防災対策の他、障害のある方々の就労支援にも繋がっています。CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも意義深いものと敬意を表すると共に、途絶えることなく継続頂いているご支援に心より感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み
