
2018(平成30)年度の情報・トピックスを掲載します。
厚生労働省は、障害者雇用促進法に定める「在宅就業障害者支援制度」(障害者雇用納付金制度)の活用促進を図るために、制度の概要、現状と課題の整理及び対応すべきこと等を纏めた冊子を発行しました。「在宅就業障害者支援ノウハウブック~障害者の就業機会の拡大に向けて~」というタイトルで、全50ページに亘りアンケート集約に基づく実態解明と今後の対応策等が収録されています。
障害者雇用納付金制度から発注企業に支給される特例調整金・特例報奨金の仕組みを明示し、文字通りの「自宅」における在宅就業に加え、福祉施設で就業するケースも紹介されています。
光栄なことに、私達が取り組むホンダ車部品事業、地元スーパー「しまむらストアー」での施設外就労、並びに食品加工「湘南とまと工房」の事例も取り上げて頂いています。
厚生労働省は、1年前の2018年3月にも「在宅就業障害者マッチング事例集」を編纂し、研進及び進和学園の事例を紹介頂いています。
本制度は、企業に対して障害者(福祉施設)への仕事の発注を奨励するものであり、将来的に、当該発注企業の法定雇用率に加算する「みなし雇用制度」(注)にも発展する可能性を有しています。障害者の直接雇用に加えて、「発注」による福祉的就労の拡充が期待されています。
【掲載内容】
① 研進/ホンダ車部品事業 : 業務の切り出し・選定・振り分け(P.44)
② 事例紹介(ホンダ車部品・スーパー「しまむら」・湘南とまと工房)(P.50)
(注)在宅就業障害者支援制度/みなし雇用制度については、次の文献を参照下さい。
「ビジネスガイド/障害者と雇用者の負担を減らす『在宅就業障害者支援制度』」(2018年6月号/日本法令 ) (出縄貴史)
(株)トヤマ様(放射光関連機器メーカー)は、神奈川県山北町の社屋・工場周囲に、自然の森を再生すべく「その土地本来の木による本物の森づくり」に取り組まれています。有難いことに、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂くと共に、植樹地のメンテナンス業務として「育樹(除草)」作業の他、最近は、工場構内の道路の清掃や花壇の整備等の仕事を、福祉施設に継続的にご発注頂いています。いわゆる「施設外就労」という形態で、研進が仲介させて頂いていますが、障害者の自立・就労支援にも大きく貢献頂いています。
2019年3月30日(土)、同社の庭園・食堂を開放して地域の皆様が集うオープンガーデンが開催され、進和学園&研進もお招き頂きました。植樹した木々は見事に生長し、芽生え始めた若葉に満開の美しいシダレザクラが私達を迎えてくれました。柔かな春の陽気に包まれて地域の人々が集い進和学園の模擬店にもお立ち寄り下さいました。社長の遠藤克己様はじめ社員の皆様とも親しく交流し、楽しい一時を過ごすことが出来ました。
アーカイブ: 「トヤマ平成の森」植樹祭 2013年12月3日
2019年3月27日(水)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭」が開催されました。
アマチュア・トップ・ゴルファーの望月優花さんとそのお仲間が主催する「チャリティー・ゴルフ・コンペ/GOLDIES CHARITY CUP」の収益の一部を、進和学園「いのちの森づくり友の会」にご寄附頂き、苗木代金に充当して植樹を行い自然環境保全及び障害者の就労支援に貢献する取り組みです。ゴルフは、森林や自然に対して犠牲を強いているとの認識から「モッチの樹プロジェクト」を立ち上げ、初回チャリティー・コンペの収益の一部を還元して、障害のある方が栽培した苗木75本を「高尾小仏植樹祭」(2018年9月23日)に提供頂きました。今回は、第2回目のチャリティー・ゴルフ・コンペに基づく植樹イベントで、湘南国際村めぐりの森での開催となりました。
福祉施設間の「森づくり」チーム「どんぐりブラザーズ」からは、湘南の凪(えいむ/mai!えるしい)、横須賀ヘーメット、進和学園の3法人4施設が参加、本イベントを仲介させて頂いた研進スタッフも合わせ26名が集いました。皆で力を合わせ、自然種の樹種16種類120本の苗木を植えました。その内、101本が、チャリティー・ゴルフの収益からご寄贈頂いたものです。望月優花さんはじめ「モッチの樹プロジェクト」の皆様によるご支援に深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。皆さんの笑顔が弾け温かい交流の輪が拡がりました。次回の植樹祭での再会が楽しみです!
「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭」報告書
(協働参加型めぐりの森づくり推進会議)
究極のクリーン性能を有す次世代エコ・カーとして期待されるFCV(FUEL CELL VEHICLE:燃料電池車)は、水素と酸素を取り込んで化学反応を起こし、電気を発生。その電気でモーターを回して走ります。CO2(二酸化炭素)の排出はゼロで、出すのは水だけ。電気自動車と比べるとエネルギーとなる「水素」の製造コスト・ダウンに伴い、CO2削減効果は燃料電池車の方が大きく、また、災害時等における電源確保の観点から、蓄電池やバッテリーと比べて圧倒的な稼働時間が見込まれる等、優れた特徴を備えています。2019年3月12日、Honda様が来訪され、燃料電池車CLARITY FUEL CELLのデモンストレーションを実施下さいました。研進・進和学園では、Honda様よりこの燃料電池車の部品組立もご発注頂いています。今のところ生産台数は少ないものの、将来に向けて大きな夢と期待が膨らむエコ・カーの仕事に携われることは、私達にとって大きな喜びです。今後の「仕事の確保」のためにも重要となります。
日頃、燃料電池車の部品組立に従事しているメンバーを中心に、試乗もさせて頂きました。また、災害時の電源確保を想定して、POWER EXPORTER(外部給電器)を介して電気器具を動かす実演も見学しました。未だ珍しい燃料電池車の実物を目前にして、ワクワクする高揚感に包まれ、皆の笑顔が弾けました。
2019年3月10日(日)、静岡県浜松市において第24回浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり植樹祭が開催されました。進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトとの連携に基づき、今回も、障害のある方達が栽培した苗木を多数ご利用頂きました。
浜松市の遠州灘海岸におけるこの取り組みは、NPO法人縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、津波災害にも強い潜在自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹するものです。私達も、2015年から本プロジェクトの一員に加えて頂いています。今回は、スケジュールの関係で、植樹祭には参加出来ませんでしたが、「その土地本来の樹種」から合計450本の苗木を、下記2社様のご支援を得て寄贈させて頂きました。
協賛企業・団体(敬称略) | |
本田技研工業(株) | 苗木300本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木150本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
この日の植樹で、本プロジェクトにおける進和学園の苗木の提供実績は、12回/累計7,820本となりました。私達が手掛けた苗木が環境保全や防災にも役立つことは、苗木の栽培に従事している障害者にとって働き甲斐となり大きな励みにもなります。多くの皆様のご厚意ご支援のお陰で、本取り組みに参画出来ますことに心より感謝申し上げます。
参考:浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり・苗木提供実績(2019.3.10)
2019年3月9日(土)、あらかわモデル創造プロジェクト主催の「心身健康セミナー/木が持つ力に癒されてみる・木の手づくり内装カフェを訪ね苗木づくりを体験しよう」と銘打つイベントが、進和学園(平塚市)において開催されました。
あらかわモデル創造プロジェクトの皆様は、東京都荒川区を中心に、福祉作業所で働く職員有志と支援する有志仲間とで、様々な人々と繋がりながら、情報交換や自主研修・研究等によって、福祉作業所を取り巻く課題解決と職員の技術力・支援力向上を目指して活動されています。
今回のイベントは、同プロジェクトを指導される羽塚順子様(MotherNess)の企画に基づき、私共が手掛ける「いのちの森づくり」及びホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」とのコラボから実施の運びとなりました。
当日は、下記のプログラムが組まれました。ドングリや木の実から育てた幼苗をポットに移植する「ポット苗づくり」体験や、私共が取り組む「いのちの森づくり」、今や希少な存在となっている「原木シイタケ栽培」、そして、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」では、同店の内装や家具の設計・製造をお願いした建築家の湧口善之様を講師にお招きして講話会を開催しました。
このような付加価値の高いセミナーの実施に参画出来ますことは、誠に光栄なことであり、皆様との貴重な交流が叶いましたことを心より感謝申し上げる次第です。
【心身健康セミナー・プログラム】
① 楽しい「ポット苗づくり」体験 (進和学園どんぐりハウス)
② 「いのちの森づくり」プロジェクトご視察 (同上&「しんわルネッサンス」の森)
③ 「しんわルネッサンス」見学 ~ ホンダ車部品組立 他 ~
④ 原木シイタケ栽培見学 (進和やましろホーム)
⑤ 湘南平(かながわ景勝50選)訪問
⑥ 湧口義之様(建築家)講話会 (ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」)
「心身健康ゼミナー」案内チラシ(あわかわモデル創造プロジェクト)
(当初、2/9開催予定でしたが、荒天により3/9に延期して実施しました)
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューから成る充実した環境教育プログラムで、今年、11年目を迎えます。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度、全国から7,982作品の応募があり、参加賞について今回も福祉施設自主製品をご利用頂きました。
【参加賞:(1)と(2)より選択頂きました】
(1)植樹用ポット苗
進和学園の「どんぐりグループ」がドングリや木の実から大切に育てた可愛い幼苗です。
(2)海図しおり、または、和クリップ
① 海図しおり:始まりは、東日本大震災の影響
で地形が変化し不要となった大量の廃棄海図
を、岩手地区の福祉施設で「しおり」にリサ
イクルしたことでした。今では全国各地の廃
棄海図も使用しています。海図の性格上一つ
一つ柄が異なり、簡単な防水加工が施されて
います。
② 和クリップ:「ハンディジャンプ保土ヶ谷」
の皆さんが古布はぎれをカットし、クリップ
に 布を貼り付け、ニス塗りを行って制作し
ました。
何れも、研進が仲介させて頂きましたが、社会福祉法人いたるセンターのマネージャー鈴木 健 様には、福祉施設自主製品のコーディネートについて、多大なご支援を賜りました。障害を乗り越え作業に励んでいる皆さんの努力が報われたことを嬉しく思います。
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトとして進和学園のメンバーが栽培したもので、ご利用は9年連続。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して頂き植樹することが出来ます。更に、学園で育てている東北産の苗木にバトン・リレーを行い、その苗木を東北に送って被災地の復興に役立てるユニークな「植樹リレー」を継続しています。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、毎年、福祉施設自主製品を採用下さっていることに心より感謝申し上げます。
豊島区からの苗木ご発注:2018年度 4,952本/累計 14,915本
東京都豊島区では、地域に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。豊島区及び関係の皆様のご理解ご支援を得て、進和学園で栽培している苗木を継続してご利用頂いています。
2019年2月23日(土)、朝日小学校で開催された「朝日ワクワクまつり」では、地域の子供達や家族連れで賑わいました。数々のアトラクションに加えて「いのちの森苗木配布」が行われ、進和学園が栽培したジンチョウゲ、センリョウ、マンリョウ等、ご家庭でも育て易い苗木9種類200本が参加者にプレゼントされました。
今回も、豊島区が進和学園に優先発注下さったもので、本年度11回、合計4,952本、累計では14,915本となります。「いのちの森づくり」に励む障害のある方々の就労支援にも繋がっています。豊島区及び関係の皆様に、重ねて感謝申し上げます。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区のように福祉施設への発注を優先することにより、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐に繋がる事例が増えることを期待したいと思います。
進和学園の福祉の店「ともしびショップ」の1階にあるホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」は、老舗のレシピを継承した日本の伝統的なホットケーキが好評を博し、また、伐採された老大木を建材や内装・家具に活用した「癒しの空間」も注目されメディアでも紹介されています。
作家の池波正太郎も愛したという昔の味のホットケーキについては、ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)様が、その調理法を伝授下さり、メニューやお店の運営についても懇切丁寧にご指導下さっています。
2019年2月20日、Fru-Full(フルフル)本店(東京赤坂)の川島マスター、山路シェフ、鈴木シェフの3名様に、貴重な時間を割いて「湘南リトルツリー」をご視察頂きました。ホットケーキの生地づくり、焼き加減やフルーツサンドのパンと果物とのバランス等、細部に至るアドバイスを賜りました。「湘南リトルツリー」は、間もなく開店から1周年を迎えますが、大矢野マスター夫妻はじめスタッフ一同、気持ちを引き締めて更なるレベル・アップに向け取り組んで参りたいと思います。
社会福祉法人太陽の家(大分県別府市)は、「保護より機会を」「世に身心障害者はあっても仕事に障害はあり得ない」という理念の下、ホンダ、ソニー、オムロン等、日本を代表する大企業と共同出資して特例子会社を設立し、日本の障害者雇用の先導役を担って来られました。
2019年2月14日、太陽の家との合弁による特例子会社から成る「太陽の家企業会」様より19名の皆様が来訪され、私共の福祉工場「しんわルネッサンス」の取り組みをご視察下さいました。ホンダ太陽(株)社長の星野博司様が引率され、各社の社長、役員、幹部の皆様にお越し頂きましたことは、誠に光栄なことと感謝申し上げます。
進和学園を利用される主に知的障害のある方達に「働く喜び」「役立つ喜び」を提供し、45年目を迎えているホンダ車部品事業及び、多角化の一環として注力している食品加工「湘南とまと工房」を中心にご案内申し上げました。特例子会社が企業による障害者の直接雇用の重要な受け皿となっているのに対し、一般就労が容易でない方々のための福祉的就労の現場を熱心にご視察頂くと共に、質疑応答を通じて情報・意見交換を行う貴重な機会となりました。障害者ご本人は勿論、職員・社員にとっても大きな励みとなりました。
今後、福祉と企業との連携、福祉施策と労働施策との融合が益々求められる中で、私共も広い視野からの問題意識を抱いて障害者就労の拡充に尽力して参りたいと思います。
「里山ユニット」は、里山の風景を身近に感ずることが出来る素敵な緑化プランターです。色々な種類の在来植物を組み合わせ寄せ植えを行いますが、夫々の個性を尊重して共生を目指すという点で、私達が推進する「いのちの森づくり」(混植・密植方式による植樹活動)に通ずるところがあります。
この「里山ユニット」は、都市緑化及び環境保全を広く手掛ける株式会社ゴバイミドリ様が提供されていますが、この度、同社社長の宮田生美様はじめスタッフの皆様の親身なるご指導の下、研進 & 進和学園(どんぐりグループ)がその制作を請け負わせて頂くこととなりました。
「いのちの森づくり」プロジェクトの一環として位置付け、私達が育てた苗木も活用して、更に制作過程を障害者の就労機会に繋げる取り組みを開始しました。これまで、「いのちの森づくり」では、障害のある方々がドングリや木の実から苗木を栽培し、植樹・育樹活動を行い、「Decent Work(働き甲斐のある人間らしい仕事)」を追求して来ました。「里山ユニット」の制作を通じて、「働く喜び」「役立つ喜び」を実感出来るよう、皆で力を合わせ取り組んで参りたいと思います。
一般社団法人JA共済総合研究所が発行する「共済総研レポート」NO.161(2019年2月)において、濵田健司主任研究員による「いのちの森づくり」プロジェクトに係る報告が掲載されました。
「農福連携における林業・森林再生への取組み~株式会社研進と社会福祉法人進和学園~」と題して、我が国の森林及び林業の現状分析から林業・森林再生の必要性を説き、障害者が農林水産分野で活躍する可能性を指摘、(株)研進及び進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの事例を詳細に報じて、今後の課題と対策・展望を考察しています。
私達が取り組む「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される潜在自然植生による「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生するもので、植樹用の苗木の栽培・植樹及び育樹活動を通じて障害のある方達の自立・就労支援に繋げることを目指しています。福祉・環境・教育・労働(企業)との連携による地道な取り組みを蓄積していますが、このような形で報告書で取り上げて頂きましたことは、誠に光栄なことであり、本プロジェクトに従事する障害者ご本人は勿論、職員、関係者にとって大きな励みになります。
これからも、「いのちの森づくり」の輪を広げ、緑化を通じた環境保全・防災・教育や障害者の自立・就労機会の拡充に繋げて参りたいと思います。
JICA(国際協力機構)の委託を受けて、公益社団法人日本発達障害連盟が実施する課題別研修「地域活動としての知的・発達障害者支援コース」の視察先に、本年度も研進/進和学園が選定されました。開発途上国の福祉関係者に日本の福祉制度やサービスを紹介すると共に、自国の状況に合わせた取り組みを検討することを目的とした研修です。2019年2月4日、ウルグアイ、コロンビア、ソロモン、ネパール、ミャンマーの5ヶ国より6名の研修員及び事務局の皆様に、私達が取り組むホンダ車部品事業及び農産品加工「湘南とまと工房」、並びに「しまむらストアー」様との連携による施設外就労を中心にご視察頂きました。
また、生活介護施設の「進和万田ホーム」「はばたき進和」の日中活動もご案内申し上げました。
本研修の受入れは6回目であり、誠に光栄なことと嬉しく思います。熱心な質疑を交わしながら、障害者ご本人や職員との温かい交流の輪が広がりました。私共の取り組みが、皆様の母国での障害者福祉に少しでもご参考となれば幸いです。
タウンニュース平塚版「進和学園 障害者就労 先進事例に開発途上国6ヵ国が訪問」(2019.2.7)(ご来訪者は、ウルグアイより2名様で5ヶ国より6名様でした)
福祉工場「しんわルネッサンス」では、2018年12月10日(月)から年明けの1月12日(土)までの1ヶ月間を「作業強化月間」として取り組みました。
ホンダ車部品組立・農産品加工・いのちの森づくり・スーパーしまむら「施設外就労」・厨房・マルチタスク等の各グループ毎に組織目標を設定して、品質保証、工程管理、スキル向上、環境整備等について、具体的な行動レベルに落とし込んでの活動を行いました。従来、12月一杯を月間としていましたが、本年度は、冬期休暇を挟んでの変化点における作業ミス撲滅も意識して年末年始にかけてのキャンペーンとしました。
ホンダ車部品については、CIVICやCR-V等の新機種の恩恵を受けて仕事量は大きく挽回しています。一方、事業の多角化も推進する必要があり、そのためには、「福祉だから」といった甘えは禁物です。一人一人の力量アップを通じて組織全体の体質強化を図ることをが求められます。個人部門の取り組みも行い、それぞれのレベルに応じて成果を挙げ貢献した方達を表彰すると共に、「今後の更なる向上に向けチャレンジして行こう!」と意志結集を図りました。
2019年1月22日、厚生労働省より障害保健福祉部長 橋本泰宏様、障害福祉課課長補佐 石井悠久様、同課就労支援係 大城篤志様の3名が、進和学園の就労支援の取組みをご視察されました。
進和学園における就労支援事業は、営業窓口(商社機能)を担う(株)研進との「分業」と「協業」のスタイルが特徴と言えます。研進は、公的資金(福祉施設に対する自立支援費)に依存しない会社組織として企業的な営業手法を導入することにより、日本の障害福祉制度が抱える構造的な弱点を克服することを目指しています。かかる観点も踏まえ、研進も「しんわルネッサンス」及び「ともしびショップ湘南平・湘南リトルツリー」において同席させて頂きました。
研進が永年に亘り仲介して来たホンダ車部品事業は、今も、進和学園利用者の工賃支給を支える源泉ですが、自動車業界を取り巻く厳しい環境変化に伴い、地元スーパーでの「施設外就労」、いのちの森づくり、農産品加工、通販活用、独自店舗運営等の多角化にも注力しています。
厚生労働省の皆様によるご視察が叶いましたことは誠に光栄なことであり、福祉的就労現場に身を置く立場から、種々の問題意識を有している中で情報・意見交換を行う貴重な機会となりました。今回、厚生労働省の福祉部局よりご視察頂きましたが、就労系事業の今後の展開については、労働部局との連携が重要となります。特に、「仕事の確保/工賃アップ」に向けて、企業への発注奨励や「みなし雇用制度」の導入等、福祉と労働とのハイブリッド型の施策・制度への期待が大きく、若干の資料を添えて意見を披露させて頂きました。現場からの率直な提言としてご参考として頂ければ幸いです。
2019年1月20日(日)、Honda埼玉・狭山工場において新春駅伝が開催されました。Honda社員の皆様に取引先、地域の方々、大人から子供まで、204チームが出場!進和学園も「しんわルネッサンス」& 研進メンバー7名でチームを組み10年連続で参加しました。
今年は、メイン会場が正門から離れた工場のグラウンドとなり、熱気球体験や野球部とのふれあいイベント等の新企画も登場!スタート地点も変更されましたが、天候にも恵まれ大勢の応援を背に受け、工場構内を約3周、新年にかける熱い想いをタスキに託して、8,650mを完走しました。
今回も、模擬店を出させて頂き、自主製品(パン・菓子類、工芸品等)を販売!日頃、お世話になっているHonda社員の方々や地元の皆様とも交流を図りながら、新春の恒例イベントを大いに楽しみました。
Honda様とのお付合い(自動車部品組立加工)は45年目!今年も、皆様のご支援ご期待にお応え出来るよう、一同力を合わせて取り組んで参ります。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てている自動車部品の輸送・納入代行業務を担って頂き大変お世話になっています。また、本業を超えて、様々な局面で交流を深めて頂いています。同社イベントにおいては進和学園自主製品(クッキー、コーヒー等)のご利用に加え、同社の物流センター及び開発用地の植栽・緑化計画に障害のある方達が育てた苗木を優先活用頂いています。私達が運営する「いのちの森づくり友の会」にもご加入下さりご寄附も賜っています。クリスマスには、年末のご多忙の中をご慰問頂き大きな励みとなりました。
2019年1月18日、私達の代表は、同社本社(東京都千代田区)を訪問、日頃のご厚意ご支援への御礼方々ご挨拶に伺いました。社長の永井髙志様、常務取締役の橋本俊介様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、親しく懇談する機会となりました。今年も、本田技研工業様、並びに、ホンダロジスティクス様はじめHondaグループ各社様とのお付き合いを通じて、「民福連携」(民間と福祉の連携)の成果を追求して参りたいと思います。チームHondaの一員として、皆様のご期待に沿えるよう尽力して参ります。
参考:ホンダロジスティクス様「安全・品質・環境への取り組み」(PDF)
(「社会貢献/社会福祉団体との交流」として、研進・進和学園との交流が掲載されています)
ホンダロジスティクス様 企業緑化の取り組み
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
ホットケーキ・パーラー湘南リトルツリーの紹介記事が、公益財団法人神奈川県福利協会の機関誌「福利かながわ」(2019年新年号)に掲載されました。同協会は、神奈川県下の民間社会福祉事業従事者の福利増進を図り、その生活安定の方途を講じ、もって県下の社会福祉活動の進展に資することを目的としています。
「湘南リトルツリー」は、東京の人気ホットケーキ・パーラーFru-Full(フルフル)様の親身なるご指導の下、昨春、進和学園の福祉の店「ともしびショップ」の1階にオープン!定番のホットケーキは、老舗直伝の伝統的なレシピによるもので、可愛いドングリの焼印が目印です。外はカリ、中はサク、フワという食感は、最近人気の上陸系パンケーキとは一線を画し、昔ながらの日本の懐かしい味が魅力となっています。
この度、神奈川県福利協会の取材を受け、ユーモアに富んだ楽しい記事でご紹介頂きましたことは、大変光栄なことと嬉しく思います。皆様、お誘い合わせの上、是非、ご来店下さい。
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」は、東京の有名店Fru-Full(フルフル)様の親身なるご指導の下、老舗のレシピを再現した伝統のホットケーキやフルーツサンドが好評を博しています。初正月を迎えた元日、大矢野マスター夫妻を中心に「初日の出営業」(AM4:00~8:00)のためオープン! お陰様で、大勢の皆様にお立ち寄り頂きました。
湘南平は、「かながわ景勝50選」にも指定されており、目前に迫る相模湾は東の江の島・三浦半島から麓の大磯、西の真鶴・伊豆半島、山側は、箱根・富士山から丹沢・大山へと連なる大パノラマをお楽しみ頂けます。
2019年、平成のラストを飾る「初日の出」を拝もうと、夜明けの2時間前あたりから多くの人々が湘南平に集いました。雲が多めの空模様でしたが、幸いにも、黄金色の朝陽が差し込むと波に散る光が美しい紋様を描きました。温かく優しい光が、世の中を遍く照らし、平安と幸せをもたらしてくれることを祈念したいと思います。
私達も、障害のある方達と協力し合い、日本の障害者福祉を微力ながら切り開いて行くとの志を大切にしてチャレンジして参ります。
本年がより良い年となりますように祈念申し上げます。
Happy Diary(発行:湘南おもてな市プロジェクト)は、湘南地区の4エリア(平塚・大磯・二宮・伊勢原)の魅力あふれる店舗の紹介記事と特典を盛り込んだユニークな日記帳です。
湘南リトルツリーも掲載されていますので、是非、ご利用下さい。定価1,200円ですが、各店舗の特典を考慮すると大変お得です。平成から新時代への幕開けの年、この1冊をフルに活用してHappyで実り多き年にして参りましょう! (湘南リトルツリーでもお求めになれます)
謹 賀 新 年昨年中はお世話になり心より感謝申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
障害のある方々と共に、働き甲斐のある人間らしい仕事を追求し、一人一人が光り輝く存在であり続けるようチャレンジして参ります。
2019年(平成31年) 元日
株式会社 研 進 スタッフ一同
ホットケーキ・パーラー湘南リトルツリーは、この度、公益財団法人かながわトラストみどり財団様との連携の一環として、同財団会員向けの優待施設に登録されました。
湘南リトルツリーのホットケーキは、東京の人気ホットケーキ・パーラーFru-Full(フルフル)様直伝の伝統的なレシピによるもので、可愛いドングリの焼印がトレードマーク!湘南リトルツリーは、私達が推進する「いのちの森づくり」の発信拠点の役割も担っています。
一方、(公)かながわトラストみどり財団様は、神奈川の緑の保全と創造に関する様々な活動を展開、貴重な自然環境を次世代へ引き継ぐことを使命としています。同財団と研進・進和学園は、「いのちの森づくり」をはじめ、ヤマユリの再生を目指す「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトでも連携していますが、今般、財団の会員の皆様を対象とする優待施設に湘南リトルツリーを登録させて頂きました。財団会員の皆様は、会員証のご提示で「コーヒー1杯無料/期限限定トッピング・サービス」の特典が享受出来ます。
湘南平は、東京から1時間ちょっと・・・、タブノキをはじめとする潜在自然植生の木々に加え、クヌギやコナラに代表される里山植生も共存する豊かな自然と、「かながわ景勝50選」にも指定されている景勝地で素晴らしい眺望がお楽しみ頂けます。「愛の輪(愛の南京錠)」でもお馴染みのデート・スポットでもあります。皆様お誘い合わせの上、是非、お越し下さい。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取組みです。苗木の栽培や植樹活動を「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム:現在10施設が参加)が担い、障害のある方々の自立・就労機会に繋げています。
「福祉・環境・教育・労働」の連携を目指すこの活動は、2006年10月の湘南平(平塚市)におけるドングリ拾いから始まり、多くの皆様に支えて頂き12年目を迎えています。
荒廃地の森林再生、人工林への広葉樹植樹、道路・公園・企業・学校等の緑化や東北沿岸及び遠州灘の防潮林に至るまで私達が手掛けた苗木を多数ご利用頂き、今般、苗木の提供本数は累計25万本を超えました。
2008年12月、「いのちの森づくり友の会」が誕生、本プロジェクトの趣旨に賛同頂ける個人・団体様からの会費(寄附)を募り、公共の植樹活動に提供する苗木の代金及び植樹・育樹作業に従事する障害者の工賃に還元することにより、本取り組みを持続可能な形で支えています。「友の会」は、お陰様で10周年を迎え、これまでに活用させて頂いた基金は、累計7,900万円を超えています。「友の会」にご加入、並びにご寄附・助成を頂いている皆様に厚く御礼申し上げます。皆様のご厚意ご支援にお応え出来るよう、引き続き、一同力を合わせて取り組んで参ります。
(注)・基金は、公共植樹地の①苗木代金 ②育樹(除草)作業の労賃を中心に活用されます。
・上記本数には、苗木代金の一部(学園標準価格と販売価格との差額)に同基金を充当
するケースも含まれています。
「いのちの森づくり友の会」基金ご協力企業・団体(年間10万円/累計30万円以上)
東京藝術大学では、上野キャンパスの外周の鉄柵に代えて、四季折々の表情を見せる武蔵野在来の樹種を選び、混植の生垣を創る「Geidai Hedge」プロジェクトを推進されています。学生、教職員、OBOG、地域の皆様や一般の方々が協力して苗木を植え付け「藝大の森」に相応しい緑化を目指しています。
2018年12月8日、同大学の正門に近い赤レンガ1・2号館の道路側で、第4回目を数える植樹ワークショップが開催されました。約60名が集い、28種類、約870本の苗木を植樹しました。
ご縁あって、進和学園が栽培した苗木を中心に13種類、260本を「いのちの森づくり友の会」基金より提供させて頂きました。
このような意義深い緑化活動に、私達が手掛けた苗木をご利用頂けることは、この上もない喜びであり、苗木の栽培に従事する障害のある方達にとっても「働き甲斐」「遣り甲斐」に繋がるものと感謝申し上げる次第です。福祉に加えて、環境や教育との連携に通ずる本プロジェクトに、今後も参加させて頂ければ幸いです。
解説チラシ⇒ 「藝大の森・Geidai Hedge」
東京藝大サイト「藝大ヘッジ 4」(2018.12.8)
慶應義塾の機関誌「三田評論」2018年12月号は、特集として「障害と社会」を取り上げ、座談会「これからの障害者雇用を考える」を掲載しています。同大学の中島隆信教授(商学部)の司会により、障害者団体、企業、社会保険労務士及び福祉施設に関与する4名が招かれ、障害者雇用について忌憚のない意見を交わしました。大変光栄なことに、研進の出縄貴史が座談会に参加させて頂きました。
研進が進和学園の窓口会社として永年に亘り仲介して来たホンダ車部品事業等を事例に挙げながら、福祉的就労の現場からの問題意識や現行制度・施策への提言を含め述べさせて頂きました。参加された皆様は、各々のお立場からの視点と説得力に富んだお話をされ、大いに触発され勉強となりました。
<座談会の主な内容>
①障害者雇用数の増加とその歪み
②「福祉」と「雇用」のあいだで
③企業からのチャレンジ
④障害者の長所を伸ばす雇用
⑤法定雇用率をどう考えるか
⑥「みなし雇用」の意義
⑦インセンティブを上げる施策
⑧柔軟な制度設計は可能か
⑨施設外就労の重要さ
⑩社会とのつながりを持つには
日本高齢者大会中央実行委員会が主催する「第32回日本高齢者大会 in 熱海」が、2018年11月25日~26日の両日に開催されました。プログラムには、記念講演、学習講座(16企画)・分科会(9企画)・移動分科会(3コース)、夜の企画(合計:33)等が盛り込まれ、「まちから村から連帯でひとりぼっちの高齢者をなくそう/すべての世代の連帯でつくろう安心して住み続けられるまち」をスローガンに掲げ、全国から大勢の高齢者が集い盛況のイベントとなりました。
学習講座や分科会では、憲法、社会保障、原発、医療・介護、環境保全・・と多岐に亘るテーマが取り上げられました。第7分科会の「東京に、わがまちに高齢者は木を植えよう!」では、都心における緑化活動の必要性と意義、「森づくり」を通じた高齢者の社会参加等についての講演や報告を熱心に聴講、活発な質疑応答が交わされました。明日の日本と社会を築くために、高齢者の知恵と行動、活躍の場が期待されています。
大変光栄なことに、鈴木邦雄先生(国際生態学センター所長/前横浜国立大学学長)の基調講演に続く「報告」において、進和学園はじめ福祉施設が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトについてご披露申し上げる機会に恵まれました。
<第7分科会:東京に、わがまちに高齢者は木を植えよう!>
■基調講演:「木を植え、育て、未来を拓く~ふるさとの森づくりから」
鈴木邦雄(国際生態学センター所長/前横浜国立大学学長)
■報告1:
「東京23区に木を植えよう~地球温暖化防止、防火・防災、高齢男性の孤立防止のため」
吉岡尚志(東京・森まち再生実行委員会 事務局長)
■報告2:「いのちの森づくり~福祉・環境・教育・労働の連携」
出縄貴史(株式会社研進 代表取締役)
パンフレット ⇒ 「第32回日本高齢者大会in熱海」
研進が仲介するホンダ車部品組立の仕事は、1974年に開始し、当初は浜松製作所様の二輪・汎用製品が中心でしたが、その後、埼玉、鈴鹿製作所様の四輪車部品の「小組立作業」を行い、主に知的・精神障害のある多くの方々に貴重な就労機会を提供しています。
本田技研工業(株)様の深いご理解と親身なるご指導により45年目を迎えていますが、ステップワゴン等の国内モデルに加えて、新型CIVICやCR-Vというグローバル車種の日本国内生産も復活し、私共の福祉工場も活気を取り戻しています。
進和学園では、製パン・クッキー、農産品加工、地元スーパーでの施設外就労や「いのちの森づくり」プロジェクトと多角化を推進していますが、障害者の加工賃の源泉は依然としてホンダ車部品事業に依存しているのが実情です。永年に亘り、ディーセント・ワーク(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)をご提供下さっているHonda様に、心より感謝申し上げる次第です。
Honda様には、品質保証や工程管理、梱包・物流対応に至るまで、種々のご指導を賜っていますが、不具合発生時の対策検証や新機種立ち上がり時の現場確認等のために、実際にご担当者にお越し頂いて現場主義に基づく整合会やミーティングを実施しています。Honda様のご支援ご期待にお応えできるよう、チームHondaの一員としての自覚を胸に刻み、これからも一同で力を合わせ「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合って参ります。(記:2018年「勤労感謝の日」)
私達が推進する「いのちの森づくり」は、障害のある方々の自立・就労支援に加えて、環境や教育との連携を目指しています。特に、未来の担い手となる子供達や若者と行う「学校の森づくり」には、積極的に取り組んでいます。
2018年11月12日、開成南小学校(神奈川県足柄上郡)の園芸委員会(5・6年生)の児童の皆さんと協力して、第7回目となる校庭の緑地帯づくりを実施しました。同校では、これまで全学年の皆さんに参加頂いていますが、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」に倣い、色々な自然種の広葉樹を混ぜて植え、多様性に富む緑地帯を創っています。
個性を尊重しながらお互いに切磋琢磨して共に生きるという「共生」の理念を学び、「森づくり」を通じた「人づくり」への願いを込めた取り組みです。園芸委員会の皆さんは、低学年の時にも同様の作業を体験したこともあるので、スムーズにテキパキと作業を行ってくれました。この日に植えた246本の苗木を含め、累計3,010本の植樹を実施、小さな苗木を植える体験は、自然の大切さや命の尊さを学ぶ絶好の機会であり、植樹作業を通じて皆さんと進和学園メンバーとの交流も深まっています。
尚、植樹に伴う費用は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金(寄附金)を活用させて頂きました。本取り組みにご理解ご協力を頂いている校長の佐藤裕先生、教頭の大庭菜穂子先生はじめ諸先生・職員の皆様、並びにご支援者に心より感謝申し上げます。
一般社団法人Silva 「品川区立京陽小学校で植樹祭」(2018.11.13)
広島県神石高原町及び NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様が、プロジェクトオーナーとなり、国内NO.1の「ふるさと納税」WEBサイトである「ふるさとチョイス」から、森林再生を通じて「花粉症対策」を推進しようというプロジェクトをご存知ですか?
日本では、4人に一人が花粉症患者とされ「国民病」とも言われています。その発生の要因となるのがスギやヒノキ等の人工林ですが、戦後、植林されたスギやヒノキ等の針葉樹はその後、需要の低迷や林業従事者の後継者不足等から放置された状態となっています。人工林は、適切に人の手による管理を行わないと健全な状態を保つことが出来ず、日本の山林の多くが荒廃の危機に晒されています。そのため、近年相次ぐ豪雨や水害によって、倒木が押し寄せる土砂災害を引き起こす一因としても指摘されています。
このプロジェクトは、花粉飛散や土砂災害の要因となるスギやヒノキ等の人工林を間伐して、日本の里山に合った自然種の広葉樹に植え替えます。シイやカシ類に代表される広葉樹は、直根・深根性で、それらの主木を中心に生物多様性を踏まえた多種類の樹種を混植・密植します。自然の森は、メンテナンスも容易で保水性にも優れ地盤をしっかりと守り防災にも役立ちます。
更に、本プロジェクトでは、植樹活動の過程で苗木の栽培や育樹作業等を、障害者の就労機会に繋げて行く計画です。私達が推進する「いのちの森づくり」も本取り組みに積極的に参加しています。2017年の秋に広島県内で収集したドングリ(シラカシ、コナラ)を送って頂き、進和学園の「どんぐりハウス」で栽培を開始、立派な苗木に育てて広島の地に里帰りさせて行く考えです。
広島県神石高原町から発信するこの取り組みは、「自然の森」の再生に尽力されている静岡県掛川市をはじめその他の地域にも広げて行くことが期待され、関係者による調整も進めています。
皆様の本プロジェクトへのご支援ご協力をお願い申し上げます。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様/ニュース・リリース(2017.12.6)
ご支援はこちらから
⇒ ふるさとチョイス(ふるさと納税)「花粉症対策プロジェクト」
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広島県産の「ポット苗づくり」を実施!
2018年7月6日、ピースウィンズ・ジャパンのスタッフ2名様が、進和学園「どんぐりハウス」をご視察されました。昨秋、広島県内で収集した自然種のドングリ(シラカシとコナラ)を送って頂き、進和学園で育てていましたが、今春、見事に発芽。この日のご視察に合わせ、可愛い芽株をポットに移し替える作業をご一緒に実施して頂きました。
植樹が可能となるには2~3年を要しますが、生長した苗木を広島の地に里帰りさせ、人工林を間伐した後に植樹したいと思います。花粉症を根絶するという壮大なテーマを掲げるプロジェクトですが、「立派な巨木も一粒のドングリから!」ということで、地道な努力を蓄積して参りたいと思います。
参 考 : どんぐりポット苗のつくり方(PDF)
2018年11月4日(日)、「いのちを守る森の防潮堤」を構築するため、静岡県浜松市(遠州灘)と福島県南相馬市(東北沿岸)において植樹祭が開催されました。何れも、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて、障害のある方達が栽培した苗木を多数ご利用頂きました。
■第23回浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり植樹祭
浜松市西区篠原町の遠州灘海岸における防潮森植樹祭「~KALAプロジェクト」は、NPO法人縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、津波災害にも強い潜在自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹する取り組みです。私達も、2015年度より本プロジェクトの一員に加えて頂いており、3月の植樹祭に続いて代表が参加しました。
小雨が降るあいにくの天候でしたが(苗木にとっては好条件)、篠原自治会の皆様と同じ班に加わり、力を合わせて植樹作業に励みました。今回、「その土地本来の樹種」を27種類、合計800本の苗木を、下記4社(団体)様のご支援を得て寄贈させて頂きました。
協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木498本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木122本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木100本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木80本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
この日の植樹で、本プロジェクトにおける進和学園の苗木の提供実績は、11回/累計7,370本となりました。多くの皆様の温かいご支援により、私達が手掛けた苗木が環境保全や防災にも役立つことは、この上もない喜びであり心より感謝申し上げます。
参考:浜松「~KALAたより」NO.16(2018.11.4)
浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり・苗木提供実績(2018.11.5)
■第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭2011年の東日本大震災で犠牲となった人々を慰霊し、その教訓をいつまでも忘れず、また津波を緩衝するための「いのちを守る緑の防災林」として、震災がれき等を活用した海岸防災林に市民一人一人の思いや祈りを込め、木々を植樹して「鎮魂の森」を築くための植樹祭が開催されました。
研進・進和学園も、東北復興の防潮林構築プロジェクトに参画し、東北産のドングリや木の実から植樹用のポット苗を栽培する取り組みを粘り強く継続しています。
本植樹祭においても、主催者の公益財団法人鎮守の森のプトジェクト様から優先発注を受け、栽培に励む障害のある方々の働き甲斐にも繋がる成果として、シラカシ、スダジイ、ウラジロガシの3種類の苗木800本を里帰りさせることが出来ました。
協賛企業・団体(敬称略) | |
公益財団法人鎮守の森のプロジェクト | 苗木576本をご購入(ご発注)の上、提供。 |
(株)サン・ライフ | 苗木224本を「いのちの森づくり友の会」への ご寄附を通じて提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園・標準価格にて換算した本数です。
親身なるご支援を頂いている(公)鎮守の森のプロジェクト様、そして、今回も苗木の提供を資金面で支えて下さった(株)サン・ライフ様に厚くお礼申し上げます。
2018年11月4日(日)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において、170名以上が集い第15回目となる植樹・育樹祭を開催しました。開発用地として緑を失っていた荒地が、これまでに5万本以上の自然種の苗木を植えることにより本来の森の姿を取り戻しています。地球温暖化への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収に資する植樹は、ささやかながら意義深く有効なエコ活動と言えます。
この日、私達は、皆で力を合わせ、次の二つの作業に励みました。
①大地再生箇所への植樹:
水脈誘導/土壌生物活用/炭・枯草等による土壌改良(通気浸透水脈改善)を施した手造り地盤
に「その土地本来の樹種」の広葉樹を複数選択して、500本の苗木を混植・密植しました。
植樹地が縦に長く周囲のスペースが狭いことから、マルチング材の稲わらを1~4班の全員でリ
レー方式で運ぶ等、チームワークを発揮して作業を行いました。
②前年度植樹地の育樹:
前年に植樹した場所を中心に、雑草を除去する育樹作業を短時間ですが実施しました。植樹後2
~3年間は、小さな苗木よりも雑草の生長が早く日照を遮ってしまうことから、育樹(除草)作
業が必要となります。地盤が固い湘南国際村では、通常より苗木の生長が遅く、その分、育樹期
間も長期を要する状況です。
植樹においては、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先して活用頂きました。今回、下記2社様のご支援・協賛を得て提供させて頂きました。植樹を通じた環境保全並びに障害者の自立就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
三機工業(株) | 苗木550本を「いのちの森づくり友の会」へのご寄附を通じ て提供。この日、内400本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木200本をご購入の上ご寄贈。 この日、内100本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
また、上記苗木には、横浜ゴム(株)、tvk(テレビ神奈川)、(株)家具の大正堂の社員の皆様が栽培した幼苗を、進和学園にご寄贈頂き栽培を引き継がせて頂いた苗木が含まれています。重ねて御礼申し上げます。
参考:読売新聞「立派な木に育ってね 湘南国際村で植樹祭」(2018.11.5)
第15回湘南国際村めぐりの森植樹・育樹祭のご案内(PDF)
2018年11月2日(金)、翌々日に開催される第15回湘南国際村めぐりの森植樹祭で植える予定のポット苗28種類500本を、進和学園(平塚市)からトラックで納品させて頂きました。
今回も、障害のある方達が栽培した苗木を優先的にご利用頂くことが叶いました。手塩にかけた苗木の出荷は、一同の働きが報われる大変嬉しい瞬間です。
「協働参加型湘南国際村めぐりの森づくり推進会議」混植・密植方式植樹推進グループの一般社団法人Silva,(社)湘南の凪、(社)進和学園&(株)研進、そして、地元の福祉施設(社)横須賀ヘーメット他のメンバーが集い、苗木をトラックから降ろして植樹地へ運ぶ作業をはじめ諸準備を行いました。快晴の秋空の下、皆で力を合わせて爽やかな汗を流しました。
(株)家具の大正堂様では、本店の裏山を「るーたん ♪ の森」と命名され、社員の皆様と地域住民が協力して森林保全に取り組まれています。これまで、進和学園で栽培した苗木を多数ご発注の上植樹頂いています。敷地内の自然種の母樹から、社員の皆様がドングリや木の実を採集し苗木の栽培にもチャレンジされており、同社の活動は、栄えある環境大臣賞にも輝いています。
2018年10月29日、今春に続いて同社よりシラカシ等の苗木280本を進和学園にご寄贈頂きました。社長の渋谷金隆様が直々に「るーたん ♪ の森」をご案内下さり、苗木の搬出作業を共に行って頂きながら「森づくり」の夢を語って下さいました。
お譲り頂いた苗木の栽培は、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに引き継がせて頂き、湘南国際村や高尾小仏等の植樹祭や各所での緑化活動に有効に活用させて頂きます。家具の大正堂様のご厚意ご支援に心より感謝申し上げる次第です。
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し10年目を迎えています。約100ヶ所で「いのちの森」「学校の森」づくりを行い、今般、10万本の植樹を達成しました。これを記念する式典が、2018年10月28日(日)、「みらい館大明」(豊島区池袋)において大勢が集い大盛況の内に開催されました。プロジェクト・メンバーの一員である私達の代表も参加させて頂きました。
これまで、「いのちの森づくり」を推進している進和学園が手掛けた苗木を優先発注頂いていますが、この日も、式典参加者への配布用の苗木200本をご用命頂きました。ご発注頂いた苗木は、累計1万4,515本に及び、全体の15%近くを占めることとなります。
豊島区が一連の緑化活動において、障害のある方々が手掛けた苗木を継続してご発注下さっていることに、心より感謝申し上げます。
豊島区からの進和学園への「苗木」優先発注実績:累計14,515本
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区のように福祉施設への発注を優先することにより、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐に繋がる事例が増えることを期待したいと思います。
私達は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとして頂きたい!というご提言に基づくものです。
2017年11月から、財団よりヤマユリの栽培を請け負い、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に、5個の球根を植えて栽培を開始しました。2018年春に発芽した苗木は無事生長して、3輪の見事な花を咲かせました。先般、財団スタッフのご指導の下、秋の作業として、球根の植え替えを行い、新たに鱗片からの栽培も始めたところです。
今から半世紀前、1965年(昭和40年)頃、進和学園では地元の湘南平において、障害のある方達と職員が協力してヤマユリの栽培に励んだ経緯があります。財団の機関誌「ミドリ」に、「かなユリ・チャレンジ」の進捗報告と合わせ、進和学園の出縄雅之理事長による「県の花“やまゆり” に思う」という随想が掲載されました。
*クリックして拡大閲覧出来ます。
掲載記事 ⇒ 「ミドリ(midori)」No.110 秋号2018/「かなユリ・チャレンジ」
レインボータウンFM(大江戸放送局)の下記番組に研進スタッフ及びホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」の大矢野マスター夫妻が出演し、その取り組みについて披露させて頂きました。同番組のパーソナリティー杉山明久実さんは、環境保全や福祉をはじめ社会貢献活動に造詣が深く、進和学園におけるホンダ車部品事業をはじめ「いのちの森づくり」プロジェクトや農産品加工等、私達の活動を番組で取り上げて頂いています。
今回、異なる視点から取材頂き放送下さったことは、誠に光栄なことであり重ねて感謝申し上げます。
■「ラジオdeハピネス」~ ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」 ~・放送日:2018年10月14日(日)
8:00~8:30
(下記テーマと同日放送)
・番 組:「ラジオdeハピネス」
・出 演:「湘南リトルツリー」
大矢野範義マスター&亜裕美夫妻
・内 容:進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」の1階に、今春オープンしたホットケ
ーキパーラー「湘南リトルツリー」を紹介。
大矢野マスター夫妻との対談を通じて、「多様性と調和」をコンセプトとした店づくり
と、作家の池波正太郎も愛したという老舗の伝統を受け継ぐホットケーキ及び進和学園
の自主製品(パンやトマトジュース等)をメニューに活用して、自然に福祉と触れ合う
場を提供したいとの想いを伝えました。
こちらからご視聴出来ます
⇒ レィンボータウンFM・Radio Movie動画一覧(大矢野範義&亜裕美夫妻)
■「ラジオdeハピネス」~ 森と蝶が結ぶ地域社会 ~・放送日:2018年10月14日(日)
8:00~8:30
(上記テーマと同日放送)
・番 組:「ラジオdeハピネス」
・出 演:(株)研 進 (進和学園の営業窓口会社)
常務取締役 林田雅之
・内 容:私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトから派生してスタートした、「蝶」
の飼育を通じた子供達の情操教育及び「蝶」の餌となる柑橘系等の葉を保有する地域の
高齢者と子供達の交流に繋げる取り組みを報じています。
研進の林田雅之常務は、「学校の森づくり」を積極的に手掛けると共に、地元では「蝶
好きおじさん」として知られています。森と蝶が育む地域社会における交流は、核家族
化や少子高齢化が顕著な社会において、新しい価値を発信しています。
こちらからご視聴出来ます ⇒ レィンボータウンFM・Radio Movie動画一覧(林田雅之)
参考:タウンニュース平塚版(2017.7.20)
⇒ 「蝶好きオジサンが教室/子供に蝶の育て方指南/高齢者との交流も」
私達は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」再生/「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトを推進しています。本プロジェクトは、2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとしたいという願いを込めて自然種のヤマユリの保全を図る取り組みです。
私達は、「いのちの森づくり」において、ドングリや木の実から苗木を育て森林再生にも励んでいますが、大変遣り甲斐のある事業であり、少しでもお役に立てるのであればと思い、2017年11月から「ヤマユリ」の栽培を請け負わせて頂いています。
福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に初めて植え付けた5個の球根は、幸い4個が発芽し、2018年6月末~7月初旬に、美しい3輪の花を咲かせました。真っ白な花弁に赤い斑と黄色の縞模様、その美しさと芳醇な香りを愛でながら楽しみました。
2018年10月10日、財団スタッフの方のご指導を受け、球根の掘り起しと植え替え作業を行いました。ドキドキしながら掘り返すと、黄色味を帯びた球根が現れ、一同、感激の声!発芽しなかった球根も一回り大きく生長して無事でした。発芽した球根は、かなり大きく成長しています。球根周囲には鱗片も形成されていました。鱗片は、そっと剥がしてプランターに植えて育てます。また、小さな根が生えた種子を譲り受け、こちらもプランターに播種します。球根・鱗片・種子と色々な形態で栽培に挑戦・・・、命の尊さや自然の神秘に触れつつ、本プロジェクトに注力して参ります。
栽培レポート:ヤマユリの球根植え替え/鱗片・種子からの栽培(秋の作業)(2018.10.15)
参考:これまでの栽培レポート
・ヤマユリが咲きました!(2018.7.7)
・3個のツボミ 10~15cmに生長!(2018.6.28)
・球根の生長優先のためツボミ1個を摘み取り/残り3個ツボミ5~6cm(2018.6.19)
・ヤマユリを固定する支柱を設置/ツボミの大きさ4~5cm(2018.6.7)
・ツボミが4個付きました!ツボミの大きさ約3cm(2018.5.21)
参考:「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト始動
「ヤマユリ」再生プロジェクト/種子からの育成(2018.1.25)
「ヤマユリ」再生プロジェクト/木子の植え付け(2017.11.21)
「ヤマユリ」再生プロジェクト/球根の植え付け (2017.11.13)
2018年10月11日、本田技研工業(株)和光ビルにおいて、私達が直接お伺いして「おやつで社会貢献」と銘打つ社内販売会を開催させて頂きました。全国逸品セレクションで準グランプリに輝いた「湘南みかんぱん」や、クッキー、ラスクをはじめとするスイーツ類、そして、進和学園の農産物加工品「湘南とまと工房」のトマト・ジュースも登場し盛況の賑わいでした。
Honda様の和光ビルでの販売会は6回目(青山本社を含めて11回目)、今回も、日頃よりお世話になっているホンダ開発(株)スタッフの方が応援に駆け付けて下さいました。
Honda様には、永年に亘り障害のある方々に自動車部品組立の仕事をご発注頂き、「働く喜び」「役立つ喜び」に繋がっています。様々な局面で貴重な交流の機会をご提供賜り、厚くお礼申し上げます。Honda様のご厚意ご支援にお応え出来るよう、私達一同、力を合わせて日々の業務にチャレンジして参ります。
研進・進和学園/ホンダ車部品事業 ホンダ開発(株)様のご指導
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し10年目を迎えています。
地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、本年度も、区民への苗木配布を積極的に実施、「いのちの森づくり」に取り組んでいる進和学園へ優先発注頂いています。ご発注頂いた苗木は、本年度4,152本/累計本数は、1万4,000本を超えています。
豊島区からの進和学園への「苗木」優先発注実績:累計14,115本
2018年9月24日(祝・月)、としまセンタースクエア(豊島区庁舎)において、「つる植物・『いのちの森』苗木配布」が行われ、大勢の皆様が苗木を受け取りに来庁されました。
進和学園関連では、高中低木の広葉樹10種類(アラカシ、イロハモミジ、ジンチョウゲ、センリョウ、ヤマブキ等)の苗木を合計1,391本お持ち帰り頂きました。6月の苗木配布イベントも、1,000本を超える盛況振りでしたが、1回の催事での苗木配布の記録を更新し、私共にとって大きな励みとなりました。
苗木の配布には、進和学園&研進スタッフも参加させて頂き、皆様と交流を深める貴重な機会となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々にとって大きな励みとなっています。
同法の適用も合わせ、障害者の働き甲斐や生き甲斐に繋がる官公需の発注事例が増えることが期待されます。
2018年9月24日(祝・月)、東京都八王子市裏高尾町(都立高尾陣場自然公園内)において、「高尾小仏植樹祭2018」が開催されました。中央高速道路建設で出来た小仏トンネルの残土による広大な盛土場に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生しようというプロジェクトで、昨年に続いて2回目の植樹イベントです。
宮脇方式による植樹活動を実践しているNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が共催、(公)イオン環境財団、(公)国土緑化推進機構等のご支援を得ると共に、進和学園いのちの森づくり友の会が、苗木の提供等に係わる協力メンバーとして参画させて頂きました。
天候にも恵まれ約280名が参加、12区画4,000本の植樹を実施しました。進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木も多数利用され、「森づくり」を通じた環境保全や防災に加え、障害のある方達の自立・就労支援にも繋がる意義深い植樹祭となりました。山道沿いの急斜面での植樹は、自由に身動きも出来ず大変でしたが、各班で安全を最優先しながらチームワークで遣り遂げました。
昼食を挟み午後からは、有志の方々により昨秋の植樹地における育樹(除草)作業も行い、「森づくり」を通じた交流を深めることが出来ました。「どんぐりブラザーズ」が手掛けた苗木は、合計1,760本をご利用頂きましたが、下記企業・団体様(敬称略)のご支援ご協賛により実現しました。厚く御礼申し上げます。
また、下記の苗木には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(ウラジロガシ等)が合計251本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み
(ご寄贈苗木の活用)
協賛企業・団体(敬称略) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (イオン環境財団、国土緑化推進機構) |
苗木1,458本をご購入の上ご提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご寄贈。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご寄贈。 |
モッチの樹プロジェクト | 苗木75本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通してご寄贈。 |
ホットケーキパーラー「フル・フル」 | 苗木27本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通してご寄贈。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
参考:*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2018」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「高尾小仏植樹祭2018」(YouTube)
*「モッチの樹プロジェクト」(2018.9.24)
*読売新聞「残土の山を森に 八王子で植樹祭」(2018.9.25)
総合光学メーカーのトップ企業HOYA株式会社様は、コンタクトレンズの空ケースを販売店で回収してリサイクルする「アイシティecoプロジェクト」を推進されています。再資源化によるCO2排出削減及びその対価をアイバンクに寄附して目の不自由な方を支援する取り組みです。更に、使用済ケースを持参した消費者に福祉施設の製品をノベルティとしてプレゼント!障害者の自立・就労支援にも貢献されています。
この福祉施設自主製品の活用は、HOYA様と社会福祉法人いたるセンター様(東京都杉並区)が共同企画されたもので、有難いことに、研進が仲介する福祉施設の製品も多数ご利用頂いています。2018年度も、(社)小田原支援センターの皆様が手掛けた「くるみボタン・マグネット」と「ドーナツ・タオル」及び川崎市の地域活動支援センターいっぽ舎の皆様の手作りによる「ヘアーバンド」が採用されています。
本取り組みは、CSR(企業の社会的責任)の観点からも大変意義深く、福祉と企業の連携好事例と言えます。貴重な仕事をご発注頂いているHOYA様並びに親身にコーディネート頂いている社会福祉法人いたるセンター様に心より感謝申し上げます。
コンタクトレンズを愛用されている皆様には、是非、本プロジェクトを応援頂ければ幸いです。
研進が仲介した福祉施設自主製品による「アイシティecoプロジェクト」ノベルティ | ||
年 度 | 福祉施設 | 自主製品 |
2011 | (社)進和学園 しんわルネッサンス 同上 進和職業センター |
ドーナツ・タオル 陶製箸置き |
2012 | (社)小田原支援センター (株)リンクライン |
フェルトヘアゴム 石鹸 |
2013 | (社)小田原支援センター (社)県央福祉会 パステルファーム Studio COOCA (社)県央福祉会 きらら |
ドーナツ・タオル バス・ポプリ ポストカード ティッシュ・ケース |
2014 | (社)進和学園 進和万田ホーム さかえegaoプロジェクト (わーくくらぶ・さかえ) (社)進和学園 進和万田ホーム (社)県央福祉会 きらら 同上 (社)小田原支援センター |
レザー・マグネット 押し花レーベル 箸置き ハーブ挿絵 布コースター 水玉コースター |
2015 | さかえegaoプロジェクト(杜の会 SELP・杜) (社)こうよう会 ジャンプ さかえegaoプロジェクト(同愛会 リエゾン笠間) NPO法人ぱれっと 工房ぱれっと (社)進和学園 進和万田ホーム |
とかげ箸置き 箸・楊枝セット ペーパークリップ ウッドクリップ レザー・マグネット |
2016 | さかえegaoプロジェクト(かつら工房 サンライズ) (社)こうよう会 ジャンプ |
キーホルダー ブックマーク |
2017 | 地域活動支援センター いっぽ舎 (社)こうよう会 ジャンプ (社)地域精神保健福祉会 鶴巻工芸 (社)進和学園 サンメッセしんわ |
パンダマグネット ほうじ茶におい袋 バラの香り袋 どんぐりハンカチ |
2018 | (社)小田原支援センター 同上 地域活動支援センターいっぽ舎 |
くるみボタンマグネット ドーナツ・タオル ヘアーバンド |
神奈川県立秦野曽屋高校は、福祉・ボランティア教育実践校に指定されており、進和学園との交流を通じた「福祉」と「教育」の連携は9年目を迎えています。私達が推進する「いのちの森づくり」の一環として、同校の校庭での植樹・育樹活動を継続している他、生徒の皆さんによる福祉工場「しんわルネッサンス」の見学も行う等、障害者福祉についての理解も深めて頂いています。
また、同校の文化祭「秋輝祭」には、毎年お招き頂いて相互の交流を図っています。
2018年9月8日(土)開催の「秋輝祭」においても、進和学園メンバーがお邪魔し展示販売ブースを設営。生徒の皆さんと先生には、進和学園の手作りパン等の自主製品販売をサポート頂きました。
「福祉」と「教育」の連携に繋がる貴重な機会であり、ご尽力頂いている福祉担当の二三四明子先生はじめ諸先生、関係の皆様のご厚意に心より感謝申し上げる次第です。これからも、秦野曽屋高校の皆さんとの交流を大切に育んで参りたいと思います。
関連記事:秦野曽屋高校との授業交流(2018.6.22)
秦野曽屋高校より「しんわルネッサンス」見学(2017.6.16)
タウンニュース秦野版「曽屋高生が福祉工場見学」(2015.7.16)
校内育樹活動(2014.7.4) 「総合的な学習の時間」(2014.5.15)
アーカイブ:タウンニュース秦野版(2011.6.2) 同 左(2010.9.11) 同 左(2010.5.29)
雑誌(Magazine)と書籍(Book)の双方の性格を有すムック(Mook)出版で有名な宝島社発行 e-MOOK「LOVE! パンケーキ」(2018.8.10発売)に、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が紹介されました。(P.34)
「マニアおすすめのパンケーキ店」特集で、パンケーキを愛する食べ歩きブロガーとして多くのファンを有す「たっちゃんずパンケーキ部」のお二人が「おすすめの10店」を紹介!光栄なことに私達が運営する「湘南リトルツリー」が10店舗の一つとして選ばれました。
今春オープンしてまだまだ認知度も低く、都心からも離れていることもあり、軌道に乗るまでには時間も要すると思われますが、このように有名書籍にご紹介頂いたことに感謝申し上げます。スタッフ及び関係者一同にとって大きな励みとなります。
「湘南リトルツリー」の大矢野範義マスターは、東京(赤坂&梅ヶ丘)のFru-Full(フルフル)様の親身なるご指導の下、老舗の伝統を受け継ぐホットケーキのレシピと調理技法を修得しました。奥様の亜裕美さんと共に店舗運営を担います。
「リトルツリー」は、「苗木」を意味しますが、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの発信拠点としても計画され、ホットケーキには可愛い「ドングリ」の焼印が押されます。また、内装や家具は、50種類もの街の木を活かした「多様性と調和」をコンセプトとした癒しの空間としてもご好評を頂いています。
皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。
研進&進和学園は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとしては如何?というご提言に基づいています。
2017年11月、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に、ヤマユリの球根を植え付けて栽培を始めましたが、2018年春に「発芽」した際の模様を報じる記事(研進の出縄貴史が寄稿)が掲載されました。
2018年8月5日(日)、本田技研工業・埼玉製作所狭山工場で「真夏の祭典2018」が開催されました。異例の猛暑が続き、この日もギラギラと太陽が照りつけましたが、暑さをはねのけ、Hondaの社員・ご家族・地域の皆様が集い大盛況の賑わいとなりました。
Honda様と私共の取引は、今年で44年目!障害というハンデを乗り越え大勢の方々が、自動車部品組立の仕事に励んでいます。仕事以外にも、色々な機会に交流を深めて頂いており、先日の都市対抗野球応援に続いて、夏の恒例イベントを満喫しました。
今回も、研進&進和学園の模擬店を出店!湘南みかんパン、トマトジュース、クラフト品等の自主製品を販売させて頂きました。お世話になっているHonda社員の皆様をはじめ、多くの方々にお立ち寄り頂きました。
様々な趣向の催しや展示、大抽選会も楽しみました。貴重な交流の場をご提供下さった、Honda様、主催者の労働組合並びに「むさしの会」の皆様に心より感謝申し上げます。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との交流)
無農薬・無化学肥料の湘南ブルーベリーをご賞味下さい!
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進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、湘南産ブルーベリーの摘み取りをお楽しみ頂けます。湘南の陽光を浴びた栄養満点のブルーベリーの品質は、プロの方々からも高く評価されています。
夏休みの思い出づくりにも最適です!ご家族、ご友人お誘い合わせの上、是非、お越し下さい!
皆様のご来場をお待ちしております!
<ブルーベリー摘み取りのご案内>
・場所:ブルーベリーガーデンしんわ (神奈川県平塚市上吉沢1520-1)
アクセス ⇒ 地図ご案内(しんわルネッサンス&(株)研進)
・入場料:無料
・お持ち返り:100gにつき200円(税込)(市価の半額近く)
・その他:①福祉工場「しんわルネッサンス」の施設(ロビー、トイレ、自販機等)をご利用
頂けます。
②摘み取り作業中のブルーベリーは「食べ放題」です。
③「しんわルネッサンス」の稼働時間内(9:30~17:00頃)であれば
時間制限はありません。
④進和学園の自主製品(みかんぱん、トマトジュース、しいたけ等)、ご希望
がございましたらお買い求め頂けます。
⑤「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品組立及び農産物加工「湘南とまと
工房」の見学も可能です。
・お申込み:(株)研 進(進和学園窓口会社)担当:出縄(イデナワ)TEL:0463-58-5267
*前日までにお申し込み下さい。完全予約制となります。
*受付 9:30~16:00/摘み取り 9:30~17:00
・ご参考:地元情報紙の記事をご参照下さい。
⇒ タウンニュース平塚版 「果物狩りで福祉に貢献 進和学園が体験者募集」(2018.8.2)
タウンニュース平塚版 「観光農園へようこそ」(2017.8.10)
<「ブルーベリーガーデンしんわ」の湘南ブルーベリーお取扱い店>
・LUSH JAPAN様(英国LUSHの日本法人)
・横浜水信様~ラスカ平塚店~(横浜を拠点に営業される老舗青果店)
・八百屋コウタ様(平塚市の青果店)
・晴れ屋様(厚木市のオーガニック専門店)
・Fru-Full(フルフル)様(東京赤坂・梅ヶ丘のホットケーキ・パーラー)
東京都豊島区では、人口密度日本一の賑わい溢れる町並に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。2009年よりスタートしたこの取り組みでは、関係の皆様の深いご理解ご協力の下、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂いています。
豊島区からの進和学園への「苗木」優先発注実績:累計12,480本 2018年7月29日(日)、としまセンタースクエア(豊島区役所1階)において、楽しみながら環境に優しい暮らしを考える様々な企画や展示を行う「としまエコライフフェア」が開催されました。同イベントの一環として、今年も「いのちの森」苗木を希望者に配布する催しが実施されました。大勢の皆様が来場され、ご家庭でも育て易い自然種の低木(クチナシ、ジンチョウゲ、センリョウ、マンリョウ等)合計666本の苗木をお持ち帰り頂きました。
今回も、豊島区が進和学園に優先発注下さったものです。これまでに、植樹や苗木配布にご利用頂いた苗木は、累計12,480本となります。「いのちの森づくり」プロジェクトに従事する障害者の皆さんの働き甲斐にも繋がり大きな励みとなっています。
** 「官公需」の優先発注 **
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、約1万5,000円と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。豊島区では法律が制定される以前から、緑化計画において障害者が栽培した苗木の活用に配慮頂いており、心より感謝申し上げます。
2018年7月~8月の2ヶ月間、研進及び進和学園各施設において「原点回帰・基本に立ち返ろう!」月間と銘打ち、部門横断的に日常業務の基本を点検する取り組みを実践しています。先般、ホンダ車部品の組立作業において、指定部品と異なる部品を組み付けてしまう「誤組」を発生させてしまいました。重大ミスにより、Honda様にも多大なご迷惑をおかけする事態に至りました。部品の照合や治工具の使用を通じた品質保証と工程管理が、本来のルール通りに為されなかったことが原因です。Honda様による搬入品質実績報告ベースで、80ケ月連続のベスト評価を得ていましたが、残念ながらこの記録も途絶えることとなりました。
この結果を真摯に受け止め、反省して今後に活かすべく原因と対策を解析、「作業標準表」に規定された基本を忠実に守れば、このようなミスは生じないということを再認識しました。
リーマンショック以降、日本のメーカーの海外生産シフトは顕著で、特に、Honda様のグローバル展開を追従することが困難な私達は、ホンダ車部品を核としながらも、事業の多角化に活路を見出しています。製パン・製菓に加え、農産品加工(湘南とまと工房)、地元スーパーへの施設外就労、「いのちの森づくり」プロジェクト等、新分野に挑戦していますが、その一方で、従来は出来ていた基本業務がいい加減になったり、仕事の納期が甘くなったり・・・と不備や問題点が指摘されるようになりました。
このような状況を打開するために、「原点回帰・基本に立ち返ろう!」をスローガンに、意識改革とマネジメント強化を図ることとしました。情報共有・要員の弾力的活用・人材育成等、取り組むべき内容は広範で容易ではありませんが、「昨日より今日/今日より明日」を良くして行くというプラス志向の下、皆で力を合わせ尽力して参りたいと思います。
第89回都市対抗野球大会に、Honda様は、狭山市(埼玉県)、鈴鹿市(三重県)及び大津町(熊本県)代表として3チームが2年連続で本戦同時出場を果たされました。
2018年7月14日(土)のHonda埼玉チームを皮切りに、翌15日(日)には熊本及び鈴鹿チームが初戦を迎えました。ホンダ車部品の組立に従事している進和学園・小田原支援センター及び研進のメンバーは、応援団を組んで東京ドームへ! Honda社員の皆様はじめ地元市民の方々、大勢のファンの皆様と一丸となって声援を送りました。
「全開Honda」「フルスロットル」「ライトニングHonda」「ノンストップHonda」・・次々に繰り出すお馴染みの応援歌を高らかに歌い上げ、"We are TEAM Honda !" 正にチームHondaの一員として応援し感動を分かち合うことが出来ました。 ⇒ Honda公式応援歌
この感動を胸に刻み、日々の仕事にもチャレンジして参りたいと思います。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との交流)
研進&進和学園は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとして頂きたいというご提案に基づくものです。
私達は、「いのちの森づくり」において、ドングリや木の実から苗木を育て森林再生の取り組みを進めていますが、財団の方からこのお話を伺い、大変遣り甲斐のある事業であり、少しでもお役に立てるのであればと思い「ヤマユリ」の栽培を請け負わせて頂くこととしました。
2017年11月に、自生種の「ヤマユリ」の球根、木子(小球根)及び種子を譲り受け、球根5個を福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に植え付けました。2018年3月、幸いにも4個の球根が発芽し、苗木も徐々に樹高を伸ばして3株に4個のツボミが付きました。球根の生長を優先するため、当初は、ツボミを摘み取る予定でしたが、せっかくの機会ですので財団にご相談して膨らんだツボミ3個については開花を待つこととしました。
2018年6月30日、二番目に高い苗木のツボミが、ついに開花しました。土曜日で、福祉工場は休みでしたが、臨時出勤していた職員が発見し写真撮影を行い報告してくれました。週明け、美しい大輪に芳醇な香りを皆で愛でながら鑑賞しました。
7月4日、大きい苗木のツボミ2つの内の一つが開花しました。低い苗木の花に続く2輪目の開花です。球根が大きい分、良く生長して先に咲いた花よりも一回り大きく更に豪華で見事なヤマユリです。
7月6日には、残り一つのツボミも開きました。枝分かれした先端に大輪の花を咲かせたヤマユリ。真っ白な花弁に赤い斑と黄色の縞模様、橙色のオシベがコントラストを加えて美しさを一際引き立てています。
詳細はこちら ⇒ 「ヤマユリ」再生/「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト
参考:栽培レポート
・ヤマユリが咲きました!(2018.7.7)
・3個のツボミ 10~15cmに生長!(2018.6.28)
・球根の生長優先のためツボミ1個を摘み取り/残り3個ツボミ5~6cm(2018.6.19)
・ヤマユリを固定する支柱を設置/ツボミの大きさ4~5cm(2018.6.7)
・ツボミが4個付きました!ツボミの大きさ約3cm(2018.5.21)
参考:「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト始動
「ヤマユリ」再生プロジェクト/種子からの育成(2018.1.25)
「ヤマユリ」再生プロジェクト/木子の植え付け(2017.11.21)
「ヤマユリ」再生プロジェクト/球根の植え付け (2017.11.13)
広島県神石高原町及び NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様が、プロジェクトオーナーとなり、「ふるさと納税」サイトである「ふるさとチョイス」から、森林再生を通じて「花粉症」を根絶しようというプロジェクトをご存知ですか?
国民病とも言われる花粉症の原因となるのがスギやヒノキ等の人工林です。戦後、植林されたスギやヒノキ等の針葉樹は、需要の低迷や林業の後継者不足等から放置され、適切な管理が行われず荒廃の危機に晒されています。近年相次ぐ豪雨や水害によって、倒木が押し寄せる土砂災害の一因としても指摘されています。
本プロジェクトは、花粉飛散や土砂災害の要因となる人工林を間伐して、日本の里山に合った自然種の広葉樹に植え替えます。シイやカシ類に代表される広葉樹は、直根・深根性で、それらの主木を中心に生物多様性を踏まえた樹種を混植・密植します。自然の森は、メンテナンスも容易で保水性にも優れ地盤をしっかりと守り防災にも役立ちます。
更に、植樹活動の過程で苗木の栽培や育樹作業等を、障害者の就労機会に繋げて行く計画です。私達が推進する「いのちの森づくり」も本取り組みに積極的に参加して参ります。広島県神石高原町からスタートしたこの取り組みは、「自然の森」の再生に尽力されている静岡県掛川市をはじめその他の地域にも広げて行く構想を描いています。
本プロジェクトの資金を募る「ふるさと納税/ふるさとチョイス」の第1期(2017年12月6日~2018年4月30日)は、認知度や納税タイミングとの関係もあり、募金は計画通りには行きませんでしたが、それでも合計1,235,000円のご協力を仰ぐことが出来ました。目下、第2期の募金に向け準備を進めています。皆様のご協力をお願い申し上げます。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様/ニュース・リリース(2017.12.6)
プロジェクトの詳細はこちらから
⇒ ふるさとチョイス(ふるさと納税)「花粉症根絶プロジェクト」(第1期:受付終了)
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広島県産の「ポット苗づくり」を実施!
2018年7月6日、ピースウィンズ・ジャパンのスタッフ2名様が、進和学園「どんぐりハウス」をご視察されました。昨秋、広島県内で収集した自然種のドングリ(シラカシとコナラ)を送って頂き、進和学園で育てていましたが、今春、見事に発芽。この日のご視察に合わせ、可愛い芽株をポットに移し替える作業をご一緒に実施して頂きました。
植樹が可能となるには2~3年を要しますが、生長した苗木を広島の地に里帰りさせ、人工林を間伐した後に植樹したいと思います。花粉症を根絶するという壮大なテーマを掲げるプロジェクトですが、「立派な巨木も一粒のドングリから!」ということで、地道な努力を蓄積して参りたいと思います。
参 考 : どんぐりポット苗のつくり方(PDF)
「ひらつかビジョン」は、平塚市の動きや「まちの話題」を東海大学の学生リポーターが紹介する平塚市の公式番組です。7・8月のテーマは「湘南平を楽しもう!」。最近、魅力がアップしている湘南平を紹介しています。
今春、改装オープンした進和学園の福祉の店「ともしびショップ」にもお立ち寄り頂きました。1階のホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」の大矢野マスターが銅版で焼き上げる日本の伝統的なホットケーキ、「多様性と調和」をコンセプトとして伐採された木材を活かした内装や家具、そして、障害のある方達が手掛けた個性豊かな陶芸や工芸品の数々。マスターと共に店舗運営に当たる奥様の亜裕美さんと学生リポーターの会話も印象的です。
また、「湘南リトルツリー」に美味しいパンを提供している「サンメッセしんわ」の製パン部門に加えて、エコクラフト部門で作業に励む障害のある方達の活動も報じています。是非、ご覧下さい!
ひらつかビジョン(動画再生) ⇒ 「湘南平を楽しもう!」(YouTube)
湘南エリアでのライフスタイルを取り挙げた有名情報誌「湘南スタイル」(枻出版社)の2018年8月号に、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」の紹介記事が掲載されました。
2018年3月、進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」が改装オープン!1階には、昔ながらの老舗の味を継承するホットケーキのお店が開店しました。「多様性と調和」をコンセプトとして、内装や家具には伐採された老大木が活用され、癒しの空間を演出しています。2階スペースでは、障害のある方達が手掛けた陶芸・工芸品等の展示・販売も行っています。
同雑誌の「湘南エリア別備忘録」の平塚・大磯エリアにおける5件の内の一つに「湘南リトルツリー」を取り挙げ、光栄なことに「サクふわ食感とバターの香りが幸せを運ぶ湘南平のホットケーキパーラー」とのタイトルで紹介頂いています。
拡大して閲覧 ⇒ 「湘南スタイル」2018年8月号/湘南リトルツリー(P.149抜粋)
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご支援下さる皆様を会員とする「いのちの森づくり友の会」の会報第9号が発行されました。2017年度の主な活動を中心に、皆様からの会費・ご寄附・助成金の活用実績及び収支報告等を纏めたものです。会員並びにご支援者には、6月末~7月初旬に登録住所宛てに郵送されます。
お陰様で、2017年度も多くの個人・企業・団体様に応援頂き、4年連続で1,000万円を超える「いのちの森づくり友の会」基金を活用させて頂きました。公共性が認められる植樹地(防潮林、公園、道路、学校等)への苗木提供、植樹祭参加、育樹(除草)作業等に係わる費用及び「いのちの森づくり」に従事する「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)の工賃の貴重な原資となっています。
「いのちの森づくり」を通じて、福祉・環境・教育・労働の連携を目指す取り組みを、継続して実施出来ますことに、関係者一同、心より感謝申し上げます。
NPO法人時ノ寿の森クラブ様は、静岡県掛川市倉真を拠点に、手入れが困難となった荒れた人工林(主にスギ林)を切り出し、「その土地本来の木による自然の森」を再生する地道な取り組みを続けておられます。
2018年6月24日(日)開催の「いのちの森づくり植樹祭」もその一環で、自然種の広葉樹(タブノキ、コナラ、ヤマザクラ等)11種類2,460本を植えました。幸いにも、梅雨前線による雨も上がり約150名が参加、山間部の急斜面での作業を5班に分かれて協力し合って行いました。
時ノ寿の森クラブ様とは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いているご縁で、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトとの連携を深めています。今回も、貴重な植樹地をご提供下さり、私達が運営する「いのちの森づくり友の会」より苗木(注)を寄贈させて頂きました。
私達が手掛けた苗木が健全な森を育み、水源涵養・防災に加え、深刻化する地球温暖化や花粉症対策の一助としてもお役に立てば嬉しく思います。
(注)下記の企業・団体様をはじめ、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を活用
して、苗木2,520本を寄贈させて頂きました。「いのちの森づくり」に従事する障害のあ
る方達の自立・就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
・(株)サン・ライフ様 : 500本
・本田技研工業(株)様 : 500本
・(株)ホンダロジスティクス様 : 500本
・ホットケーキ・パーラーFru-Ful l様 : 223本
・環境まちづくりNPOエコメッセ様 : 222本 その他
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの主要拠点である湘南国際村めぐりの森と高尾小仏盛土場、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」が育てた苗木を多数ご利用頂いています。植樹後、少なくとも2~3年は、苗木の生長を阻害する雑草やつる性植物を取り除く育樹(除草)作業を行う必要があります。
今シーズンも4~7月にかけて、私達は計画的に植樹地の育樹活動に励んでいます。湘南国際村と高尾小仏以外にも、私達が植樹した近隣の学校、道路沿道、公園、施設等の育樹を、障害のある方達の貴重な就労機会として精力的に取り組んでいます。
公共性が認められる植樹地については、多くの皆様からのご寄附や協賛・助成による「いのちの森づくり友の会」基金が、作業に従事するメンバーへの工賃還元の原資として活用されています。ご支援頂いている個人・企業・団体の皆様に、心より感謝申し上げる次第です。
■高尾小仏育樹祭2018に参加!
2018年6月23日(土)、昨秋、約2,500本の苗木を植えた高尾小仏の第1回育樹祭が開催され、私達も参加させて頂きました。中央高速道路の小仏トンネル工事の残土から成る広大な盛土場に「自然の森」を再生する取り組みです。
主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会、盛土場を管理される中日本高速道路(株)の皆様をはじめ、地域住民や一般参加者も集い、植樹地の下方から斜面を登りながら雑草を刈り取りました。雑草も大切な地球資源であり、廃棄せずに苗木の根元に敷いてマルチング材として活かします。つる性の厄介な雑草がはびこり大変な状況でしたが、皆で力を合わせ約1時間半で作業を終えることが出来ました。
■湘南国際村めぐりの森/どんぐりブラザーズの活躍宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、2009年から官民一体となった植樹プロジェクトを推進している湘南国際村めぐりの森(横須賀市)、これまでに5万本以上の植樹を行い厳しい環境ながら着実に自然の森の再生が進んでいます。
毎週金曜日、「どんぐりブラザーズ」の一員である地元福祉施設の(福)湘南の凪えいむ、(福)よこすか黎明会横須賀ヘーメットの皆さんと研進スタッフが協力して育樹活動を実践しています。
今シーズンは、NPO法人無形価値評価・認定センター(代表:田中真人様)の皆様がボランティアとして参加下さると共に、有難いことに「いのちの森づくり友の会」に毎回ご寄附を賜っています。皆様との交流も深まり、大変楽しい日中活動となっています。
パンケーキ&ホットケーキをこよなく愛する「たっちゃんず」が、人気のWEBサイトに、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」の記事をアップされました。
これぞ「こだわり」の秀逸レポートです! 皆さん、美味しくご覧下さい! いや、皆さんも、是非ご来店の上ご賞味下さい!!スタッフ一同お待ち申し上げております。
⇒ パンケーキ部「PANCAKE CLUB」~湘南リトルツリー(2018.6.19)~
2018年6月15日、進和学園の恒例行事「あじさいまつり・感謝デー」の初日に、本田技研工業(株)埼玉製作所の皆様をお迎えし、学園各施設の活動をご視察頂きました。
Honda様より受注している自動車部品の仕事は44年目を迎え、「ものづくり」を通じてハンディキャップを乗り越え、「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合って参りました。Honda様には、毎年、この「あじさいまつり」と「クリスマス交流会」に、貴重な時間を割いてご慰問頂いています。今回は、埼玉製作所購買業務部の皆様4名が来訪され、親しく交流を図って頂きました。
Honda様が、障害者の直接雇用に加え、私共のような福祉的就労分野に継続して仕事をご発注下さっていることに、心より敬意を表する次第です。親身なるご支援ご指導に厚くお礼申し上げます。引き続き、皆様のご期待にお応え出来るよう、品質保証と工程管理に万全を期し更なるレベルアップに向け挑戦して参ります。
Honda様と共に築いて来た実績は、「民福連携」(企業と福祉の連携)の先進好事例として各方面から高く評価頂いています。今後、これまでの実績をベースとして、日本の障害者福祉に資する提言や発信にも注力して参りたいと考えています。
スナップ&集合記念写真は、こちらからご覧下さい。
⇒ Photo Album Chart /Honda様「しんわルネッサンス」ご視察①(2018.6.15)
Photo Album Chart /Honda様 進和学園各施設ご視察②(2018.6.15)
Photo Album Chart /Honda様 進和学園ご視察 集合写真③(2018.6.15)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に44年)
進和学園の福祉の店「ともしびショップ」は、今春、リニューアルオープンし、1階は、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が開店!東日本大震災に伴い、惜しまれつつ166年の歴史に幕を降ろした老舗「万惣フルーツパーラ-」の伝統を継承したホットケーキ及び伐採された老大木を建材や内装・家具に活用した「癒しの空間」が好評を博しています。
作家の池波正太郎も愛したという「万惣」のホットケーキについては、同店の出身でホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)梅ヶ丘店の其田秀一シェフが、そのレシピと調理法を伝授下さいました。
4月にご来店の上ご指導下さったFru-Full本店(赤坂)の川島マスターに続いて、2018年6月13日、Fru-Full梅ヶ丘店の其田シェフが「湘南リトルツリー」にご来店下さいました。朝の仕込み作業、銅版の温度設定やホットケーキの焼き加減、接客サービスをはじめ細部に至る点検とアドバイスを賜りました。久し振りに再会した其田シェフと大矢野マスター(湘南リトルツリー)の師弟ですが、お二人の遣り取りを間近にしたスタッフ一同も改めてプロの心構えを認識する貴重な機会となりました。
親身なるご指導を頂いている川島マスター、其田シェフはじめFru-Full(フルフル)の皆様には、心より感謝申し上げる次第です。
2018年6月7日、日清製粉グループ様において、「里山BONSAIづくり」ワークショップが開催されました。本企画は、株式会社環境ビジネスエージェンシー様がコーディネートされ、昨年に続いて2回目ですが、講師を鈴木敦子氏(環境ビジネスエージェンシー代表取締役)と研進の出縄貴史が務めさせて頂きました。誠に光栄なことと心より感謝申し上げます。少しでもご参考として頂ければ幸いです。
日本の里地里山は、その昔は、自然と人間の営みが調和し豊かな恵みをもたらしてくれました。しかし、戦後、自然林は人工林にシフトする一方、海外からの安い輸入材に押され林業は衰退、また、高度経済成長に伴う都市への人口流出や農業従事者の減少もあって里地里山は放置されてしまいました。その結果、緑豊かな筈の日本の森は荒れてしまい、特に、手入れが行き届かない人工林は、水源涵養機能を低下させ、台風や大雨による地崩れや花粉症の温床にもなる等、深刻な社会問題となっています。
本ワークショップでは、里地里山の現状と問題点を把握すると共に、陶製鉢に自然種の幼苗を植え付ける体験を通じて自然や環境保全の必要性を考えて頂くことを目的としています。
私達は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する「いのちの森づくり」プロジェクトを推進しています。その活動内容に加え、福祉的就労の現状と課題についてもご案内申し上げました。
ご参加頂いた皆様は、大変熱心に聴講下さると共に、「里山BONSAI」づくりにも積極的に取り組んで頂きました。日清製粉グループ様が、このような社内企画を通じて、社員の啓発・人材育成や環境保全の分野でも企業の社会的責任(CSR)を全うされる姿勢に深い敬意を表する次第です。
アーバン・シード・バンク「里山BONSAI」ワークショップ(日清製粉グループ)
「里山BONSAI」: 詳しくは ⇒ アーバン・シード・バンク URBAN SEED BANK
東京都豊島区では、緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを2009年度に開始し、今年は10年目を迎えています。この活動をより広く展開し、更に「みどり」の波を広げるために「としまグリーンウェイブ2018」を実施されています。
地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムが組まれていますが、本年度も、区民への苗木配布を企画して進和学園が手掛けた多数の苗木を優先発注頂いており、本年度1,851本/累計本数は1万本を超えています。
豊島区からの進和学園への「苗木」優先発注実績:累計11,814本■ 2018年5月3日(日)
豊島区本庁舎において、「豊島の森」の観察と講義が行われ、グリーンウェイブ活動参加団体向けに苗木を配布、進和学園の苗木280本をご利用頂きました。
■ 5月19日(土)
「区民ひろば高松」及び池袋本町「いけほんまつり」の場で、区民への苗木配布を行い、進和学園で用意させて頂いた苗木300本の全量をお持ち帰り頂きました。■ 5月20日(日)
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、池袋本町電車の見える公園において地域の皆さんと植樹した「いのちの森」(2013年3月植樹)のメンテナンス(除草・剪定等)を、「グリーンとしま」再生プロジェクト実行委員会が中心となって実施しました。
本公園には、進和学園の苗木を多数植樹頂いており、5年が経過し見事に生長して緑の潤いを提供しています。
■5月28日(月)
豊島区内の家電店にて、LED電球の交換と省エネアドバイスを通じた家庭の省エネを進めて行くため省エネイベントが開催され、小池百合子東京都知事及び高野之夫区長も出席。会場では、お客様に進和学園の苗木100本が配布されイベントの盛上げに貢献しました。
■6月3日(日)
豊島区庁舎において、「つる植物・『いのちの森』 春季苗木配布」が行われ、大勢の皆様が苗木を受け取りに来庁されました。広葉樹(サツキ、センリョウ、ナンテン、イロハモミジ等)の苗木を合計1,171本お持ち帰り頂きました。
1回のイベントで1,000本を超える苗木を配布頂いたことは初めてです。嬉しい新記録であり、私共にとって大きな励みとなりました。
苗木の配布及び育樹作業には、進和学園&研進スタッフも参加させて頂き、皆様と交流を深める貴重な機会となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、心より感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々にとって大きな励みとなっています。
同法の適用も合わせ、障害者の働き甲斐や生き甲斐に繋がる官公需の発注事例が増えることが期待されます。
横浜中華街の最大級ギフトショップとして人気を博している「横浜博覧館」では、1階のマーケットにおいて、横浜中華街ならではの商品をはじめ、異国情緒あふれる品々や横浜みやげ等の充実した品揃えを誇っています。
このたび、私達が手掛ける「湘南とまと工房」製品の内、4種類(とまとジュース、みかんジュース及び湘南ゴールドジャム、青摘みかんジャム)を同店にて販売頂けることとなりました。多くのお客様に「湘南とまと工房」を知って頂き、ご賞味願えれば幸いです。
神奈川県屈指の人気観光スポットである横浜中華街の有名店において、私共の商品をお取扱い頂けることは誠に光栄なことであり、心より感謝申し上げます。
「湘南とまと工房」に従事する進和学園メンバーにとって、働き甲斐にも繋がり大きな励みとなります。
社会保険、税務、人事・労務の実務専門誌「ビジネスガイド」No.855 2018年6月号(日本法令)に、研進の出縄貴史による「在宅就業障害者支援制度 」に関する解説記事(P.19~26)が掲載されました。同誌の「働き方改革/障害者と雇用者の負担を減らす」の特集の中で執筆依頼を頂いたものです。
「在宅就業障障害者支援制度」は、障害者雇用促進法に基づき、自宅もしくは福祉施設で働く障害者に仕事を発注した企業に対して国から助成金が支給される発注奨励策です。労働施策でありながら福祉的就労分野にも焦点を当てた画期的な制度ですが、十分に活用されていないのが実情です。
本稿では、本制度の概要とメリット、活用事例及び今後の普及・活性化に向けた提言を含めて解説しています。本制度は、近い将来、「発注」形態の場合も当該発注企業の障害者法定雇用率に加算される「みなし雇用」制度にも発展する大きな可能性を秘めています。一般就労が困難な多くの障害者に「ディーセントワーク」(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)を提供する上でも本制度の活用が望まれます。
同誌は、主に企業の人事・労務・総務に従事する方々を対象に、法律・制度改定の解説や最新情報・トピックスをタイムリーに紹介、多くの読者にご利用頂いています。このような有益な実務専門誌への寄稿は誠に光栄なことであり、障害者の雇用・就労問題を考える上で、少しでもご参考となれば幸いです。
(掲載記事)
「ビジネスガイド/障害者と雇用者の負担を減らす『在宅就業障害者支援制度』」(2018年6月号/日本法令 ) (出縄貴史)
内容:1.障害者法定雇用率の引上げと福祉的就労の底上げ
2.在宅就業障害者支援制度の概要
(在宅就業とは?/特例調整金・特例報奨金/対象となる発注先(在宅就業支援団
体)/在宅就業契約の締結と業務の対価(仕事の報酬)/対象業務の内容/工賃証
明書の交付)
3.制度の活用メリット
(障害者本人・発注企業・在宅就業支援団体のメリット)
4.制度の活用実績と具体事例
(制度の活用実績・事例/自宅での就業/福祉施設での就業と「施設外就労」)
5.制度の要改善点と普及・活性化に向けて
6.結び
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、障害のある方々の就労機会を創出すると共に、環境や教育との連携を目指しています。特に、未来の担い手となる子供達や若者と行う「学校の森づくり」には、積極的に取り組んでいます。2018年5月28日、昨秋に続いて開成南小学校(神奈川県足柄上郡)の園芸委員会(5・6年生)の児童の皆さんと協力して、校庭の緑地帯づくりを行いました。これまで、同校では全学年で「学校の森づくり」に参加頂いていますが、今回も、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」に倣い、色々な自然種の広葉樹を混ぜて密植し生物多様性に富む緑地帯を目指しています。個性を尊重しながらお互いに切磋琢磨して共に生きるという「共生」の理念を学び、「森づくり」を通じた「人づくり」への願いを込めた取り組みです。園芸委員会の皆さんは、苗木を植えた後の稲ワラ敷き(マルチング)及びワラ縄掛け作業のやり方もしっかりと学んで確実に実施してくれました。自然の大切さや命の尊さを肌で感ずる機会となったのではないでしょうか?
尚、植樹費用は、(株)サン・ライフ様はじめご支援者からの「いのちの森づくり友の会」へのご寄附を活用させて頂きました。多くの皆様のご厚意に支えられ、緑化を通じた環境保全や教育との連携、そして、苗木の栽培や植樹活動に励む障害のある方々の自立・就労支援にも貢献出来ることを、心より感謝申し上げます。
2018年5月26日(土)・27日(日)、テレビ神奈川(tvk)主催「2018秋じゃないけど収穫祭」が、横浜公園・日本大通り地区で開催され、今回も、tvk様のご支援を得て参加させて頂きました。
tvk様が推進される「どんぐりドリーム大作戦」と進和学園の「いのちの森づくり」との連携は8年目を迎え、この恒例のイベントをはじめドングリ拾いや苗木の栽培、湘南国際村(横須賀市)での植樹祭等の実績を蓄積しています。
ブースでは、ドングリや木の実から育てている幼苗を鉢上げする「ポット苗づくり」体験コーナーを設営。多くの方々がお立ち寄り下さり、ドングリ(シラカシ、アカガシ)や木の実(カクレミノ、ナンテン)の可愛い幼苗を観察しながら、「ポット苗づくり」を体験頂きました。幼いお子さんからご年配まで、小さな苗づくりのささやかな体験を通じて、自然や環境、森の大切さ、命の尊さを感じて頂ければ幸いです。
また、障害のある方達が苗木を栽培し各所での植樹活動を通じて、自立の糧とし就労の場を創り出している取り組みについて、皆様に知って頂く貴重な機会となりました。
参 考 : どんぐりポット苗のつくり方(PDF)
情報誌「コトノネ」は、、東日本大震災を契機に、被災地の障害者及び福祉施設の復興支援への願いを込めて、全国の障害者施設、就労支援施設の経営改革に関する提案を行うことを目的に創刊されました。
「コトノネ」の「コト」は「事」、「言」や「異」で、それらが入り混じり合いながら暮らしに様々な「音色」を表現して行く。困難を乗り越え、新境地を切り拓くために、今まで「異」であった人々とも積極的に言葉を交わし、新たな「ハーモニー」を紡ぎ出すことを目指しています。
同誌Vol.26(2018年5月20日発行)の「支え、支えられ」コーナーに、社会福祉法人進和学園「しんわルネッサンス」の田中大喜職員のインタビューが掲載されました。専門学校を卒業し保育の仕事から障害者の就労支援に転じて、「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品の組立作業に従事する知的障害のある方達を支援する立場から、「ほんとのところは、わからない」と題して自らの体験を語っています。コミュニケーションの難しさを感じつつも、相互理解と成長を目指して地道に努力する姿が、率直かつ素直な言葉から伝わって来ます。
障害者福祉の分野を志す若手人材が増え、障害のある方々と職員が「働く仲間」として協力し合い、一人一人が光り輝く存在として活躍出来る職場を創出して参りたいと思います。
掲題イベントが、2018年5月13日(日)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において約310名が集い盛況の内に開催されました。今回も、「その土地本来の木による本物の森」を再生すべく、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される潜在自然植生に基づく広葉樹28種類、2,000本の苗木を密植・混植しました。
また、昨年の春に植樹した場所のメンテナンスとして、雑草を取り除く「育樹」作業も並行して実施しました。植樹後、数年間は、雑草を除去しないと日照が遮られたり、厄介な蔓(つる)性植物の被圧により苗木の生長が阻害されてしまいます。抜き取った雑草も地球資源として、苗木の根元に敷いてマルチング材(保湿・肥料等)として活かされます。
有り難いことに、本植樹祭においても、「どんぐりブラザーズ」(進和学園、湘南の凪、横須賀ヘーメット他)が手掛けた苗木を多数ご利用頂きました。植樹及び育樹グループに分かれて、皆様と交流を図りながら自然と触れ合う貴重な時間を共有しました。ご参加下さった皆様はじめご支援頂いた企業・団体、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
「どんぐりブラザーズ」が手掛けた苗木は、合計1,800本をご利用頂きましたが、下記企業・団体様(敬称略)のご支援ご協賛により実現しました。湘南国際村での植樹活動は、自然環境保全に加え、子供達の情操教育や障害者の自立・就労支援にも繋がっています。皆様のご理解ご支援に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木666本をご購入の上ご寄贈。 (湘南国際村めぐりの森 混植・密植グループを通してご発注) |
(株)サン・ライフ | 苗木500本を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通してご寄贈。 |
三機工業(株) | 苗木500本を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通してご寄贈。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木200本をご購入の上ご寄贈。 この日、内34本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
一般社団法人 Silva | 苗木100本をご購入の上ご寄贈。 |
*また、上記の苗木には、下記企業様(敬称略)が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培
を引き継がせて頂いた苗木が相当数含まれています。皆様のご厚意に重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)/ (株)テレビ神奈川/(株)家具の大正堂
*植樹祭の詳細(案内チラシ)
⇒ 第14回湘南国際村めぐりの森植樹・育樹祭(2018.5.13)
*** 植樹祭の準備作業の様子 2018年5月11日 ***
植樹祭の2日前、一般社団法人Silva代表の川下都志子様の指導の下、「どんぐりブラザーズ」(湘南の凪・横須賀ヘーメット・進和学園)及び研進スタッフが集合して、苗木やマルチング材料の稲ワラの搬入・配置等の準備作業に爽やかな汗を流しました。
テレビ神奈川の取材も入り、本番の植樹祭を控え期待と喜びを抱きながらの楽しい日中作業を経験しました。
2018年5月12日(土)、松田町自然館(神奈川県足柄上郡)において、自然講座「いのちの森づくり」が開催されました。木を植えてカブトムシを育てようという試みで、昨年に続いて研進の林田雅之が講師を務めさせて頂きました。「森の植樹とカブトムシの飼育」をテーマに基礎知識を学ぶと共に、自然館の一画に自然種の広葉樹の苗木66本を、子供達と進和学園メンバーが協力して植えました。各自の氏名を記したプレートを苗木に付しましたが、子供達の成長と重ねて苗木を見守って参りたいと思います。これらの苗木は、「どんぐりブラザーズ」の仲間であるNPO法人パソボラサークル(農業ステーション)及び進和学園のメンバーが心を込めて育てたもので、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
松田町自然館での一連の植樹活動は、館長の渡邊建雄様はじめ多くのご支援者の深いご理解ご支持の下、福祉・環境・教育の貴重な連携事例となっています。
4月は「緑化月間」、 第45回平塚市緑化まつりが、2018年4月28(土)・29日(日)の二日間に亘り平塚市総合公園において開催されました。キャッチフレーズは「育てよう 緑を守る 心の芽」・・・。進和学園も、例年通りブースを設営、「いのちの森づくり」プロジェクトで「どんぐりグループ」が栽培している苗木や陶芸班が手掛けた陶製植木鉢をはじめ、パン・菓子類、工芸品等の自主製品を販売させて頂きました。また、学園メンバーが育てたカワラナデシコ(平塚市の花)の苗木の無償配布は、恒例の人気行事としてお馴染みですが、今回も大勢の方々にお持ち帰り頂き大盛況でした。
緑を考え、緑と触れ合い、そして人と人との出会いと交流を通じて、緑化意識の高揚を図る貴重な機会となりました。子供から大人までが楽しめる緑と花の祭典を大いに楽しみ満喫しました。
2018年4月23日、Honda様の青山本社ビル食堂において、進和学園&研進メンバーが直接お伺いして「おやつで社会貢献」と銘打つ菓子類販売会を開催させて頂きました。進和学園の手作りクッキーや「湘南みかんぱん」の他、湘南とまと工房ブランドのトマト・ジュースもご紹介!大勢の社員の皆様がご来店下さいました。Honda様社内での直接販売会は、2014年より青山本社と和光ビルにて実施し、双方合わせて10回目となります。毎回、同社人事部様並びにホンダ開発(株)様のご支援を賜り、遣り甲斐に満ちた嬉しい交流の機会となっています。
私達が取り組むホンダ車部品事業は、1974年に始まり44年目を迎えています。Honda様の深いご理解とご支持を得て、障害のある方々と「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合って参りました。Honda様が、障害者の直接雇用は勿論、福祉的就労分野にも貴重な仕事をご提供頂いていることに心より敬意を表する次第です。
参考:障害者就労支援マッチング事例/Honda様&研進(厚生労働省2018年3月)
ホンダ車部品事業の軌跡/アーカイブ
平塚市と平塚商工会議所が市の魅力を広く発信するために選定している「湘南ひらつか名産品・特産品」が、2018年4月にリニューアルされ、新たに名産品15品目、特産品3品目が加わりました。
光栄なことに進和学園「サンメッセしんわ」製造の「湘南みかんぱん」及び「しんわルネッサンス」の農産物加工場が製造する「湘南とまと工房」トマトジュースも選定されました。私達は、永年に亘り受注して来たホンダ車部品組立加工の仕事を中心に、リーマンショック以降、経済環境の著しい変化に適応すべく事業の多角化に注力して来ました。製パン・菓子部門の拡充と商品開発を通じて「全国逸品セレクション準グランプリ」にも輝いた「湘南みかんぱん」が誕生し人気を博しています。また、国が推進する6次産業化及び「農福連携」の高まりの中で、行政、専門家、JAはじめ多くのご支援者とのネットワークから農産物加工場を立ち上げ、湘南産のトマトやミカンからジュースやピューレ、ジャム等を商品化しています。
進和学園が手掛けた自主製品から2品目が地元の名産品・特産品の仲間入りを果たしたことは、作業に励む障害のある方々の働き甲斐にも繋がり、職員並びに関係者にとっても大きな喜びです。
地元の情報紙「湘南ジャーナル」が、本件を報じています。
(株)家具の大正堂様では、本店の裏山の森林保全に社員の皆様と地域住民が協力して取り組まれています。「るーたん ♪ の森」と命名され、進和学園で栽培した苗木を多数ご発注の上植樹頂いています。敷地内のシラカシやシロダモの母樹から、社員の皆様がドングリや木の実を採集し苗木の栽培にも挑戦、沢山の幼苗を見学することも出来ます。同社の森林保全活動は、栄えある環境大臣賞にも輝いています。
2018年4月16日、昨年に続いて同社よりシラカシ等の苗木200本を進和学園にご寄贈頂きました。
社長の渋谷金隆様が直々に「るーたん ♪ の森」をご案内下さり「森づくり」談義に花が咲きました。「どんぐりグループ」代表とも歓談し温かい励ましのお言葉を頂戴しました。お譲り頂いた苗木は大切に栽培を引き継がせて頂き、植樹祭や各所での緑化活動に有効に活用させて頂きます。
(株)ホンダロジスティクス様(東京都千代田区)には、私達が組み立てている自動車部品をHonda様の各製作所へ安全・迅速・確実に輸送頂き、私達を支えて下さっています。
また、進和学園の自主製品(菓子類・ジャム等)のご利用をはじめ、学園が栽培した植樹用苗木を同社物流センター敷地内の緑化計画に活用頂く等、障害のある方達の自立・就労支援にも大きく貢献頂いています。 2018年4月13日(金)、同社の「お取引先懇談会」が、東京マリオットホテル(品川)において開催され、私達もご招待賜りました。同社事業概況のご説明や企業表彰が行われました。懇親会の冒頭、Hondaグループの特例子会社として障害者雇用に先進的な実績を重ねているホンダ太陽(株)様と共に、弊社&進和学園をご紹介頂きました。ホンダロジスティクス 社長の永井髙志様はじめ社員の皆様、ホンダ太陽 社長の星野博司様にもご挨拶申し上げ、親しく歓談する機会に恵まれました。
ホンダロジスティクス様のご厚意により、今回も、会場で提供されるコーヒーは、私達が手掛ける東ティモール産フェアトレード・コーヒー「カフェ・ブーケ」を、また、お客様へのお土産には進和学園のクッキー詰め合わせをご利用賜りました。厚くお礼申し上げます。
44年目を迎えるホンダ車部品事業は、福祉と企業の連携事例として注目されていますが、今後も皆様のご期待に沿えるようチームHondaの一員として、一同、力を合わせ取り組んで参ります。
参考:ホンダロジスティクス様 企業緑化の取り組み(2016~2017年度)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との連携)
(株)トヤマ様(放射光関連機器メーカー)は、神奈川県山北町の新社屋・工場周囲に、自然の森を再生すべく「その土地本来の木による本物の森づくり」に取り組まれています。有難いことに、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂くと共に、植樹地のメンテナンス業務として「育樹(除草)」作業も福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」の仕事として継続的にご発注頂いており、障害者の働く場の提供及び工賃確保にも貢献頂いています。
2018年4月7日(土)、同社庭園・食堂を開放して地域の皆様が集うオープンガーデンが開催され、進和学園&研進もお招き頂きました。植樹した木々は見事に生長し、美しい新緑が私達を迎えてくれます。地域の方々が集い進和学園の模擬店にもお立ち寄り頂き交流の輪が広がりました。同社社員の皆様には、親身なるおもてなしを賜り、楽しい一時を過ごすことが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。
アーカイブ: 「トヤマ平成の森」植樹祭 2013年12月3日
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みです。「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。・・」という理念は、個人・団体から企業まで多くの人々に影響を及ぼし支持されています。
横浜ゴム(株)様も、宮脇先生の指導に基づく「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組まれ、社員の皆様が苗木栽培と植樹に加え苗木の提供活動に注力されています。各工場で栽培された余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて栽培を引き継がせて頂く「いのちの森づくり」の連携は9年目を迎えました。
2018年4月6日、同社平塚製造所様より苗木8種類/2,230本をお譲り頂きました。平塚製造所長代理の廣川一八様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂きました。同社からご寄贈頂いた苗木は、累計42,315本となり、その内、実際に植樹が実現している苗木は合計34,149本(176事案)に及び、私達がこれまでに提供した苗木総数の約14%を占めています。温かいご支援を継続下さっている同社の皆様に、心より感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み