
2017(平成29)年度の情報・トピックスを掲載します。
厚生労働省は、自宅や福祉施設において働く障害者に対して企業が仕事を発注する事例を取り纏めた冊子を発行しました。
特に、障害者雇用促進法に定める「在宅就業障害者支援制度」(障害者雇用納付金制度)が、その可能性とは裏腹に十分に活用されていない実情に鑑み、同制度の普及と活用を促進するためのマッチング事例集として編集されています。発注側(企業や団体)と受注側(障害者)の双方のメリットを追求すべく、支援団体を含めたアンケート調査を実施、現状や潜在的なニーズを洗い出しています。
障害者雇用納付金制度から発注企業に支給される特例調整金・特例報奨金の仕組みについても解説、文字通りの「自宅」における在宅就業に加え、福祉施設で就業するケースも紹介されています。
光栄なことに、私達が取り組むホンダ車部品事業及び地元スーパー「しまむらストアー」での施設外就労の2つの事例が、本邦自動車メーカー及びスーパー業界における特例調整金支給の初ケースとして取り挙げられています。
上記をクリックすると掲載記事(PDF)が閲覧できます。
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(注)しまむら様については、2010年より研進が仲介して進和学園との取引を開始、スー
パー業界で初めて特例調整金の支給対象となりました。2016年1月より「在宅就業支援
団体」業務を、研進から進和学園(厚生労働省 登録番号1400003)に移管しました。
ホットケーキ・パーラー「湘南リトルツリー」は、お陰様で3月25日オープンしました。進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」が、皆の夢を乗せて新しい福祉のカタチを目指してリニューアル!1階スペースは、ホットケーキ・パーラーとして生まれ変わりました。
マスターの大矢野範義(NOAH-Presso)さんは、東京(赤坂&梅ヶ丘)のFru-Full(フルフル)様の親身なるご指導の下、老舗の伝統を受け継ぐホットケーキのレシピと調理技法を修得しました。奥様の亜裕美さんと共に「湘南リトルツリー」の運営を担います。
「リトルツリー」は、「苗木」を意味しますが、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの発信拠点としても計画され、ホットケーキには可愛い「ドングリ」の焼印が押されます。
地元情報紙が、大矢野亜裕美さんを取材し紹介しています。
(クリック ⇒ 拡大して閲覧出来ます)
Little Tree(リトルツリー)は、2012年9月~2015年4月の約2年半に亘り、日本の伝統的なホットケーキが人気を博したホットケーキ専門店(研進直営店)です。多くの皆様に惜しまれつつ諸般の事情により休業を余儀なくされました。
この度、ホットケーキ・パーラーFru-Full(フルフル)様はじめ多くの皆様のご支援を得て、ここ湘南平(平塚市)において復活!トレードマークの「ドングリ」の焼印も鮮やかに蘇ります。
皆様に愛されるお店として発展出来るよう、スタッフ一同張り切っています。どうぞご期待下さい!
* Little Tree(リトルツリー) は、(株)研進の登録商標(名称&ロゴ)です。
本書(監修:山下喜弘、編著:田中建一、加藤千恵子/2018年3月20日発行/日本法令)は、同名書籍(2015年発行)の改訂版です。大人の発達障害の特性・治療・就労支援・法的支援制度・助成金・合理的配慮等について、各分野の専門家が分かり易く解説、企業の人事労務担当者や支援者にとって有益な内容が網羅されています。
初版が好評を博し、今般、改訂版が発行されました。医学・心理学・法的知見に基づく最新の情報を盛り込むと共に、本書の大きな特徴の一つであるコラムの充実も図られています。発達障害に係わる当事者・支援者・福祉事業者等が、夫々の立場での経験や問題意識を踏まえ執筆を担当しています。
光栄なことに、初版に続いて進和学園及び研進のスタッフが、下記のコラム記事を担当させて頂きました。
この分野に携わる方々をはじめ関係の皆様に少しでもご参考となれば幸いです。
(掲載記事)
・「労働施策と福祉施策、連携を生かす」(P.167~168/進和学園 統括施設長 久保寺一男)
・「期待される『みなし雇用』 制度」(P.174~177/(株)研 進 代表取締役 出縄貴史)
「みなし雇用」制度について:
本年4月1日より、精神障害者の雇用が義務化され、障害者法定雇用率は2.2%(現行2.0%)に引き上げられます。企業による障害者の直接雇用に加え、一般就労が困難な方々が従事する福祉的就労の底上げも重要であることから、企業が福祉施設等に仕事を委託したり自主製品を購入する等の「発注」形態の場合にも、当該企業の法定雇用率に加算するのが「みなし雇用」制度です。私達は、本制度の導入を積極的に提言しています。
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューから成る充実した環境教育プログラムで、今年、10年目を迎えます。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度、全国から11,900名を超える応募があり、参加賞について今回も福祉施設自主製品をご利用頂きました。
<参加賞:(1)と(2)より選択頂きました>
(1)植樹用ポット苗
進和学園の「どんぐりグループ」がドングリや木の実から大切に育てた可愛い幼苗です。
(2)エコグッズ(何れかをプレゼント)
① 野菜栽培キット:「いっぽ舎」(川崎市)の皆さんが環境に配慮した商品アイデアを出し合
い製作されたペットボトルでつくる野菜の栽培キットです。
②くるみボタン・マグネット:「多摩ワークショップ」(川崎市)の皆さんが、端切れをカッ
トし、組付作業を次の福祉施設で協力・分担して対応しました。
「進和学園」(平塚市)「みんなの家ミミ」(平塚市)、「かたつむりの家」(大磯町)、
「みんなの広場」(秦野市)、「小田原支援センター」(小田原市)何れも、研進が仲介させて頂きました。障害を乗り越え作業に励んでいる皆さんの努力が報われたことを嬉しく思います。
特に、くるみボタン・マグネットは、大量のご発注にお応えしようと進和学園がコーディネートを行い、6つの福祉施設が連携・協力して成果を挙げることが出来ました。
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトとして進和学園のメンバーが栽培したもので、ご利用は8年連続。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して頂き植樹することが出来ます。更に、学園で育てている東北産の苗木にバトン・リレーを行い、その苗木を東北に送って被災地の復興に役立てるユニークな「植樹リレー」を継続しています。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、毎年、福祉施設自主製品を採用下さっていることに心より感謝申し上げます。
2018年3月4日(日)、浜松市西区篠原町の遠州灘海岸における防潮森植樹祭「~KALAプロジェクト」に参加しました。NPO法人縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、津波災害にも強い潜在自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹する取り組みです。
私達も、2015年度より本プロジェクトの一員に加えて頂き、本年度も11月に続いて参加。天候にも恵まれ、浜松城北工業高校やボーイスカウト、ガールスカウトの皆さん、地元企業や自治会の方々と交流しながら、26種類600本の苗木を植えました。防潮堤の内陸部に幅1mで約200mに亘り植樹し、累計では2,500mに達しました。本プロジェクトは、これからもまだまだ続きます。
今回は、ホットケーキパーラーFru-Full様はじめ進和学園「いのちの森づくり友の会」へのご寄附を活用し、障害のある方達が栽培したポット苗を提供させて頂きました。また、プロジェクト・メンバーでもある横浜ゴム(株)様(新城工場)よりお譲り頂いた幼苗を、進和学園が栽培を継承している苗木も80本含まれています。
この日の植樹で、本プロジェクトにおける進和学園の苗木の提供実績は、9回/累計5,970本となりました。多くの皆様の温かいご支援により、私達が手掛けた苗木が環境保全や防災にも役立つことは、この上もない喜びであり心より感謝申し上げます。
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 浜松・防潮森 進和学園の苗木提供実績
横浜ゴム(株)様との連携による植樹活動 ホットケーキパーラーFru-Full様との連携
豊島区からの苗木ご発注:2017年度 3,428本/累計 9,963本
東京都豊島区では、地域に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。豊島区及び関係の皆様のご理解ご支援を得て、進和学園で栽培している苗木を継続してご利用頂いています。
秋の「区民ひろばまつり」3ヶ所に続いて、2018年2月24日(土)、朝日小学校で開催された「朝日ワクワクまつり」では、地域の子供達や家族連れで賑わいました。数々のアトラクションに加えて「いのちの森苗木配布」が行われ、進和学園が栽培した苗木4種類200本が参加者にプレゼントされました。
今回も、豊島区が進和学園に優先発注下さったもので、本年度合計3,428本、累計では9,963本となります。「いのちの森づくり」に励む障害のある方々の就労支援にも繋がっています。豊島区及び関係の皆様に、重ねて感謝申し上げます。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区のように福祉施設への発注を優先することにより、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐に繋がる事例が増えることを期待したいと思います。
NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会(全Aネット)主催の「はたらくNIPPON!計画」A型シンポジウム in 横浜 が、2018年2月24日、横浜市開講記念館において開催されました。全国より200名以上が参加し、A型(雇用型)事業を中心とする福祉的就労の在り方を考える上で、貴重かつ有益な機会となりました。
厚生労働省からの行政説明、本取り組みを助成する日本財団からの報告を受けた後、全Aネット研究会報告書(骨子案)について、岩田克彦委員長(労働政策研究・研修機構客員研究員)より要点解説・提言が為されました。その内容を踏まえたシンポジウムでは、岩田委員長が座長を務め、村木太郎(全国シルバー人材センター事業協会専務理事)、丸物正直(全国重度障害者雇用事業所協会専務理事)、米澤旦(明治学院大学准教授)、久保寺一男(全Aネット理事長)各委員によるディスカッションが組まれました。研究会報告書(骨子案)は、昨今、顕在化している悪しきA型事業所の実態を踏まえ、当該事業の経営に関する諸問題、精神障害者に対する就労支援、一般就労への移行施策、障害者以外の就労困難者の受入れ、職員の量・質の確保等、広範な課題を掲げています。良質な仕事の確保のため、「民需」における発注促進策、特に、企業における障害者の直接雇用に加えて、発注/業務委託(請負)形態の場合も発注企業の法定雇用率の一部に加算する「みなし雇用制度」(注)の導入についても提言されています。
A型事業が、「雇用」と「福祉」にまたがる中間的就労の特性と可能性を活かして、健全な形で発展し「在るべき姿」を追求するためにも、全Aネットの取り組みは注目され大きな期待が寄せられています。
(注)「みなし雇用制度」とは?:
一般就労が困難な障害者が働く就労施設に仕事を発注したり、福祉施設の製品を購入することにより、障害者の自立に貢献する企業については、当該企業の直接雇用ではないものの、障害者法定雇用率に加算して社会的評価を付与するというのが、いわゆる「みなし雇用制度」です。
上記報告書(骨子案)では、「当面300人未満の中小企業に限定して本制度を導入すべき・・」としていますが、大企業の場合も、法定雇用率の一定割合(例えば、2.0%)を達成し超過した部分について許容し導入すべきと考えます。「良質な仕事」を福祉的就労に還元し、障害者の工賃アップに繋げDecent Work(ディーセントワーク:働き甲斐のある人間らしい仕事)を実現する上で、「みなし雇用制度」の導入が有効であり期待されます。
シンポジウム案内
⇒ 「はたらくNIPPON!計画」 A型シンポジウム in 横浜(2018.2.25)
参考資料:
・「JL NEWS/『みなし雇用制度』の提言」(日本発達障害連盟 2017年5月号)
・日本経済新聞「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」(中島隆信教授/2016.11.3)
・弊社発表内容 (2017年2月28日 全Aネット研修会 参議院議員会館)
⇒ 「中間的就労の場への仕事の発注促進策/民需・在宅就業障害者支援制度の可能性」
・「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015年12月号)
湘南平(平塚市・大磯町)にある進和学園の福祉の店「ともしびショップ」は、本年3月25日、リニューアルオープンに向け改築工事を進めています。
建物や家具には、湘南平で伐採された老大木はじめ公園や街路樹で伐採された木材を再利用し新たな価値を吹き込むこととしました。多様な個性で新しい福祉の形を作ろうと、建築家、工務店、左官職人他の専門家のご指導を得て、進和学園メンバーも材木の運搬や皮むき、漆喰壁づくり等の作業に参加。皆で力を合わせて店づくりを進めています。
新店舗には、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が開店!日本の伝統的なホットケーキを中心に、進和学園の自主製品を活用したメニューも登場する予定です。2階は、障害のある方々によるアート展や各種イベント、家族会はじめ地域の皆様の交流の場として計画されています。
地元情報紙「湘南ジャーナル」が、この取り組みを報じています。伐採木の活用を発案した研進の加藤ナルミへのインタビューを通じ、本取り組みに込めた想いを伝えています。
⇒ 湘南ジャーナル「ともしびショップ湘南平を伐採木で再生」(2018.2.16)
関連記事:
①ともしびショップ/漆喰壁ワークショップ (2018.2.10)
②ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」 3月オープン予定!(2018.1.29)
③ともしびショップ湘南平 着工パーティー/湘南リトルツリーにご期待下さい!(2017.12.7)
参考資料:
本プロジェクトをご支援下さっている横山(GARAGE YOKOYAMA)さんの絵日記
⇒ ともしびショップ湘南平&湘南リトルツリー 漆喰壁ワークショップ(2018.2/5~10)
湘南リトルツリー 新年会/試食会(2018.1.24)
ともしびショップ/湘南リトルツリー着工記念パーティ-(2017.12.7)
進和学園が運営するしらゆり保育園(平塚市)では、住宅街の一角で家庭的な雰囲気に包まれて、「すこやかなこころとからだ」「友達と安定した関係の中で活き活きと遊ぶ」ことを保育目標に掲げ、0才から5才までの子供達(定員60名)が元気に過ごしています。
2018年2月15日、年長・年中の幼児達が、進和学園「どんぐりグループ」メンバーと交流しながら、楽しい「どんぐりポット苗づくり」を体験しました。どんぐり(アカガシ)の幼苗からどのように根が出て芽が伸びるか?子供達は興味津々・・!皆、元気良く作業にチャレンジしてくれました。
幼い内から、命の尊さ、自然の大切さに触れ、豊かな心を育む上で、また、同保育園が掲げる保育目標に照らしても、この「ポット苗づくり」体験は最適なプログラムと言えます。
私達は、福祉・環境・教育の連携に繋がる「いのちの森づくり」プロジェクトを、今後も積極的に推進して参ります。
進和学園・いのちの森づくり友の会では、2015年度から3年連続で、花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て「ポット苗づくり」に要する資材(土、ポット等)を調達させて頂いています。しらゆり保育園での「ポット苗づくり」も同助成のご支援を賜りました。心より感謝申し上げます。
湘南平(平塚市・大磯町)にある進和学園の福祉の店「ともしびショップ」は、目下、リニューアル改築中です。新店舗には、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が開店します。
(3月25日正式オープン予定)
日本の伝統的なホットケーキを中心に、進和学園の自主製品を活用したメニューもお楽しみ頂けます。2階は、障害のある方々によるアート展や各種のイベント、家族会はじめ地域の皆様の交流の場として計画されています。
新店舗は、湘南平で伐採された老大木を建材として使用すると共に、進和学園の施設「しんわやえくぼ」の敷地に群生する竹(真竹、女竹)を活かして漆喰壁を作ることにしました。
2018年2月5日~10日にかけて、著名な左官職人である湯田勝弘様のご指導の下、①竹の切り出し ②竹木舞づくり ③荒壁つけ をワークショップ形式で実施しました。進和学園&研進メンバーも、自然素材を活用した店舗づくりに参画!皆で協力し合って実施した貴重な作業体験は、楽しい記憶として心に刻まれ新店舗への愛着を育み、新たな門出に花を添えてくれることと思います。
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イベントをご支援下さった横山(GARAGE YOKOYAMA)さんの絵日記
⇒ ともしびショップ湘南平&湘南リトルツリー 漆喰壁ワークショップ
(クリックすると拡大してご覧頂けます)
関連記事:
①ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」 3月オープン予定!(2018.1.29)
②ともしびショップ湘南平 着工パーティー/湘南リトルツリーにご期待下さい!(2017.12.7)
JICA(国際協力機構)の委託を受けて、公益社団法人日本発達障害連盟が実施する課題別研修「地域活動としての知的・発達障害者支援コース」の視察先に、本年度も研進/進和学園が選定されました。海外の福祉関係者に日本の福祉制度やサービスを紹介すると共に、自国の状況に合わせた取り組みを検討することを目的とした研修です。
2018年2月8日、コロンビア、エジプト、ネパールの3ヶ国の研修員及び事務局の皆様に、私達が取り組むホンダ車部品事業及び農産物加工場「湘南工房」、並びに「しまむらストアー」様との連携による施設外就労を中心にご視察頂きました。
また、生活介護施設の「進和万田ホーム」やグループホームの模様に加え、放課後等デイサービスを行う「ビーライトしんわ」の取り組みも見学頂きました。
本研修の受入れは5回目であり、誠に光栄なことと嬉しく思います。熱心な質疑を交わしながら、障害者ご本人や職員との温かい交流の輪が広がりました。私共の取り組みが少しでも皆様のご参考となれば幸いです。
福祉工場「しんわルネッサンス」にある農産物加工場「湘南工房」では、国の六次産業化・地産地消法の認定を受け、知的障害のある方達が中心となって地元産のトマトやミカンを加工してジュースやジャムを製造しています。「湘南とまと工房」のブランド名で販売もしています。
読売・毎日新聞及び地元情報紙が、「湘南とまと工房」が、来る2月7日~9日、東京ビッグサイトで開催される見本市「グルメ&ダイニングスタイルショー」の平塚市ブースに出展するなど、販路開拓に注力していることを報じています。
人手不足の農業分野で、障害のある人達が重要な役割を担う「農福連携」(農業と福祉の連携)の取り組みが注目されています。私達も湘南地域の農産物を加工して付加価値を高めた製品を世に送り出し、多くの皆様に喜んで頂ければと願っています。
読売新聞「障害者の手作り 見本市に」(2018.1.27)
毎日新聞「障害者が作る食品 グルメショー出品」(2018.1.29)
湘南ジャーナル「こだわりのトマト製品を全国発信」(2018.2.2)
タウンニュース平塚版「6次産業化をPR」(2018.2.1)
平塚市内の民間企業が手を組み地元の農水産物等を使った商品を産み出す「産業間連携ネットワーク」制度の動向が注目されています。
特に、平塚市の鶏肉卸販売「鳥仲商店」「平塚市漁協」「進和学園」が連携して、相模湾の定置網等で取れる白身魚シイラ(マヒマヒ)を活用した商品を開発!進和学園が製造しているトマトピューレやパン類と合わせ、鳥仲商店が惣菜加工、「平塚シイラのマヒマヒ・タルタルバーガー」「平塚シイラのトマトチーズコロッケ」等が新発売されることを新聞や情報紙も報じています。
地元特産品の仲間入りを果たし、「民福連携」(民間と福祉の連携)の好事例としてその成果が期待されます。
毎日新聞「平塚シイラ味わって/地元漁協らチームが商品化」(2018.1.24)
神奈川新聞「地元産使い商品開発/平塚の企業制度で連携」(2018.1.24)
タウンニュース平塚版「中身はマヒマヒ?」(2018.2.1)
湘南ジャーナル「平塚のシイラから生まれた新商品」(2018.1.26)
「ともしびショップ湘南平」は、かながわの景勝50選に指定された湘南平(平塚市・大磯町)にある進和学園の「福祉の店」・・・、目下、3月リニューアルに向け改築中です。新店舗には、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」がオープンします。日本の伝統的なホットケーキを中心に、進和学園の自主製品を活用したメニューが登場!2階には、障害のある方々によるアート展示や家族会はじめ地域の皆様の交流の場が設けられます。
「湘南リトルツリー」では、池波正太郎も愛した神田の名店「万惣」の系譜に連なる直伝レシピのホットケーキが賞味できます。2011年の大震災を機に惜しまれつつ閉店した「万惣」ですが、元従業員の皆さんがホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)を立ち上げ人気を博しています。「フルフル」梅ヶ丘店の其田秀一シェフ直々のご指導の下、修業を積んだスタッフが「湘南リトルツリー」の運営を担うべく鋭意取り組んでいます。
2018年1月24日、フルフル梅ヶ丘店の定休日に店舗を借り切り、新年会と合わせホットケーキ試食会を実施しました。「カリ・サク・フワ」の食感3拍子と伝統の味を再現すると共に、「多様性と調和の空間」「いのちの森づくり」の拠点、新しい福祉のカタチを象徴する店づくりを目指して参ります。どうぞ、ご期待下さい。
新年会/試食会に参加下さった横山(GARAGE YOKOYAMA)さんの絵日記
⇒ 湘南リトルツリー 新年会(試食会)
*「週刊文春」(2018年2月1日号)に、「帰ってきた名店の味」と題し4事例の一つとして、
フルフルのホットケーキの紹介記事が掲載されました。
*関連記事:湘南リトルツリー着工記念パーティー(2017.12.7)
Fru-Full(フルフル)様との提携
2018年1月21日(日)、Honda埼玉・狭山工場において新春駅伝が開催されました。Honda社員の皆様に取引先、地域の方々、大人から子供まで、212チームが出場!進和学園も「しんわルネッサンス」メンバー7名でチームを組み9年連続で参加しました。
Honda陸上競技部のご指導で準備体操を終えるといよいよスタート!冷気を破る激励太鼓の勇ましいリズムを背に受け、工場構内を約3周、新年にかける熱い想いをタスキに託して、9,135mを完走しました。
今回も、模擬店を出させて頂き、自主製品(パン・菓子類、原木椎茸、工芸品等)を販売!日頃、お世話になっているHonda社員の方々や地元の皆様とも交流を図りながら、新春のイベントを大いに楽しみました。
Honda様とのお付合い(自動車部品組立加工)は44年目!今年も、皆様に信頼される良い仕事・サービスを通じて「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合えるよう尽力して参ります。
その他の写真も合わせご覧下さい。
⇒ Photo Album Chart(2018.1.21)/Honda埼玉・狭山工場 新春駅伝2018
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てている自動車部品の輸送・納入代行業務を担って頂き大変お世話になっています。また、本業を超えて、様々な局面で交流を深めて頂いています。イベントにおける進和学園自主製品(クッキー、コーヒー等)のご利用に加え、同社の物流センター及び開発用地の植栽・緑化計画に障害のある方達が育てた苗木を優先活用頂いています。私達が運営する「いのちの森づくり友の会」にもご加入下さりご寄附も賜っています。クリスマスには、年末のご多忙の中をご慰問頂き大きな励みとなりました。
2018年1月19日、私達の代表は、同社本社(東京都千代田区)を訪問、日頃のご厚意ご支援への御礼方々ご挨拶に伺いました。社長の永井髙志様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、親しく懇談する機会となりました。今年も、本田技研工業様、並びに、ホンダロジスティクス様はじめHondaグループ各社様とのお付き合いを通じて、「民福連携」(民間と福祉の連携)の成果を追求して参りたいと思います。
参考: ①ホンダロジスティクス様 イベントでの交流(2017年度)
②ホンダロジスティクス様 企業緑化の取り組み(2016~2017年度)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
自然との共生を優先した「まちづくり」を目指し実践されている環境まちづくりNPOエコメッセの皆様が、「いのちの森づくり」をはじめ、私達の活動をご視察されました。
2018年1月15日、福祉工場「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品組立、農産物加工(湘南とまと工房)、そして、進和学園「どんぐりハウス」での苗木の栽培状況をご覧頂くと共に「ポット苗づくり」も体験頂きました。
皆様には、2013年秋にもご視察頂いていますが、今回は、私達が注力している「学校の森づくり」として、地元の太洋中学校の校庭での植樹現場や国道の側道緑化、スーパーの店舗緑地帯の事例をご案内申し上げました。
同NPOの皆様には、「いのちの森づくり友の会」へのご寄附を通じて、東北被災地(岩沼市、仙台市、南相馬市)の防潮林植樹への苗木提供をご支援頂いている他、湘南国際村(横須賀市)や高尾小仏(東京・八王子市)における植樹にもご参加頂いています。皆様との交流は、私共にとって大変心強く、これからも種々の取り組みで連携の実を挙げて参りたいと思います。
障害者が農業に従事する「農福連携」の取り組みが注目を集めており、各所で好事例が生まれています。研進&進和学園も、これまで、近隣の農家や農業事業者に「施設外就労」を行ったり、他の福祉施設に農作業を仲介する取り組みを進めて来ました。
今般、研進は、地元の湘南サンファミリー農園と進和学園との「農福連携」の仲介を開始しました。湘南サンファミリー農園は、園主の奥平昌斗さん(21才)と姉の里美さんの若いお二人(姉弟)が立ち上げたばかりの農園です。無農薬・有機栽培に拘り試行錯誤で挑戦する農業は、地元タウンニュース(下掲)でも大きく紹介され期待を集めています。
同農園で栽培した野菜類の収穫・下処理・袋詰め等の作業を進和学園メンバーが請け負い、「地産地消」と合わせ障害者の就労支援にも繋げて行く考えです。幸いにも、有名青果店の横浜水信(平塚ラスカ店)様のご理解ご協力を得て、同店舗の進和学園コーナーでの取扱いも実現。夏季の枝豆は少量でしたが、冬季の里芋はもう少し量も増やして納品出来ればと考えています。農業と福祉、並びに加工や販売も加わった「農福商工連携」の展開が期待されており、私達も成果を挙げられるよう尽力して参ります。
「湘南サンファミリー農園」について
⇒ タウンニュース平塚版「野菜と歩む21才の挑戦」(2017.10.12)
今般、研進&進和学園は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する取り組みを開始しました。
本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとしては如何?というご提言に基づいています。
私達は、「いのちの森づくり」において、ドングリや木の実から苗木を育て森林再生の取り組みを進めていますが、同財団の方からこのお話を伺い、大変遣り甲斐のある事業であり、少しでもお役に立てるのであればとの想いから「ヤマユリ」の栽培を請け負わせて頂くこととしました。財団専務理事の西ヶ谷孝之様より、自生種の「ヤマユリ」の球根、木子(小球根)及び種子を譲り受け、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に植えて栽培を始めました。宿根草の「ヤマユリ」が生長して開花するには長期を要する見込みですが、地道に粘り強くチャレンジして参りたいと思います。
本件に関し、同財団の機関誌に記事が掲載されました。
⇒ 「ミドリ(midori)」No.107 冬号2017/「かなユリ・チャレンジ」
参考:「ヤマユリ」再生プロジェクト資料 (2017.11.13)
「ヤマユリ」再生プロジェクト資料 (2017.11.21)
川崎市では、福田紀彦市長が市政運営の基本姿勢として掲げる「対話」と「現場主義」に基づき、月1回程度、区民車座集会を開催しています。
2017年12月17日(日)、川崎市多摩区役所において「障害のある人もない人も認め合い共に暮らせる多摩区」というテーマで、第32回区民車座集会が開催され、福田市長を囲んで地元の福祉施設4法人が各々の活動を発表、また、連携した取り組みを行っている企業・団体他がコメンテーターとして招かれました。
地域活動支援センター「いっぽ舎」様は、総合光学メーカーのトップ企業HOYA株式会社様の「アイシティecoプロジェクト」(コンタクトレンズの空ケースを販売店で回収・リサイクルする活動)に利用される福祉施設によるノベルティ製造の実績を発表されました。本取り組みは、研進が仲介する「民福連携」(民間と福祉の連携)の一つで、2010年からこれまでに25件が成約し、障害のある方々の働き甲斐や工賃確保にも繋がっています。
地元福祉施設の方々と共にコメンテーターとして登壇させて頂いた研進スタッフから、「いっぽ舎」様との連携に加え、研進が仲介する民福連携事例(下記参照)の取り組みを紹介させて頂きました。このような有意義な機会にお声掛け頂きましたことは大変光栄なことであり、私共の取り組みが福祉的就労の拡充に向け少しでもご参考となれば幸いです。
・案内チラシ ⇒ 第32回川崎市区民車座集会
・取組発表団体・事例概要一覧
・HOYA アイシティecoプロジェクト/研進の仲介案件実績
<研進が仲介する主な民福連携事例>
①ホンダ車部品組立:今年、44年目を迎える(社)進和学園及び(社)小田原支援センターにお
けるコア事業。Honda様の親身なるご指導の下、「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ
喜び」を分かち合っています。
②いのちの森づくり:宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本
物(自然)の森」を再生する活動。ドングリや木の実から苗木を育て各所で植樹・育樹を実践。
福祉・環境・教育の連携に加え、CSR(企業の社会的責任)とも連動した取り組みを目指してい
ます。「どんぐりブラザーズ」(福祉施設約10法人)を組織し「森づくり」に励んでいます。
③湘南とまと工房:進和学園の農産物加工品(湘南トマト、みかん等からジュース、ピューレ、
ジャム等製造)の販売促進を担っています。「湘南とまと工房」ブランド(商標登録)で「楽天
市場店」(通販)や有名店舗との連携を進めています。
④スーパー施設外就労:平塚の有名スーパー「しまむら」様における「施設外就労」及び自主製品
販売を実施、地域密着の民福連携事例を推進しています。(2010年度より開始、2016年
から進和学園に移管)
⑤おやつで社会貢献:進和学園他福祉施設約10法人「おやつシスターズ」の自信作を、Honda様
を中心に社内販売・利用を仲介しています。⇒ ホンダ開発様のご支援
(注)障害者雇用促進法における発注企業への国からの助成・特例調整金が、Honda様及び「しま
むら」様に支給されています。夫々、本邦自動車メーカー及びスーパー業界で日本初の事例
となります。
広島県神石高原町及び NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様が、プロジェクトオーナーとなり、国内NO.1の「ふるさと納税」WEBサイトである「ふるさとチョイス」から、森林再生を通じて「花粉症」を根絶しようというプロジェクトが立ち上がりました。
日本では、4人に一人が花粉症患者とされ「国民病」とも言われています。その発生の要因となるのがスギやヒノキ等の人工林ですが、戦後、植林されたスギやヒノキ等の針葉樹はその後、需要の低迷や林業従事者の後継者不足等から放置された状態となっています。人工林は、適切に人の手による管理を行わないと健全な状態を保つことが出来ず、日本の山林の多くが荒廃の危機に晒されています。そのため、近年相次ぐ豪雨や水害によって、倒木が押し寄せる土砂災害を引き起こす一因としても指摘されています。
このプロジェクトは、花粉飛散や土砂災害の要因となるスギやヒノキ等の人工林を間伐して、日本の里山に合った自然種の広葉樹に植え替えます。シイやカシ類に代表される広葉樹は、直根・深根性で、それらの主木を中心に生物多様性を踏まえた多種類の樹種を混植・密植します。自然の森は、メンテナンスも容易で保水性にも優れ地盤をしっかりと守り防災にも役立ちます。
更に、本プロジェクトでは、植樹活動の過程で苗木の栽培や育樹作業等を、障害者の就労機会に繋げて行く計画です。私達が推進する「いのちの森づくり」も本取り組みに積極的に参加して行く考えです。広島県神石高原町からスタートするこの取り組みは、「自然の森」の再生に尽力されている静岡県掛川市をはじめその他の地域にも広げて行くことが期待され、関係者による調整も進めています。
皆様の本プロジェクトへのご支援ご協力をお願い申し上げます。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様/ニュース・リリース(2017.12.6)
ご支援はこちらから
⇒ ふるさとチョイス(ふるさと納税)「花粉症根絶プロジェクト」
湘南平は、神奈川県の平塚市と大磯町の境にある標高181mの丘陵で相模湾を一望する眺望は素晴らしく、「関東の富士見百景」「かながわの景勝50選」「かながわの花の名所100選」等にも指定されている景勝地です。
「ともしびショップ湘南平」は、進和学園の「福祉の店」として、泡垂山共同管理組合様のご厚意と地域の皆様のご協力により運営されて来ました。今般、店舗のリニューアル・プランが策定され、明年3月オープンに向け改築工事が着工されました。
2017年12月7日、「ともしびショップ」の新たなスタートに向け、学園メンバーと施工業者の皆様が参加して、ささやかな着工記念パーティーを開催しました。現在、平塚市では、湘南平の整備を進めており、眺望及び安全確保のため老木の伐採を行っていますが、それらの材木を新店舗の建材や家具に活かすこととしました。この日、一般社団法人街の木ものづくりネットワークの皆様のご指導の下、伐採された材木の切り出しと運搬を行い、一汗かいた後のパーティ-を楽しみました。学園の手作りパンによるホットドッグや湘南とまと工房の自主製品を使ったミネストローネ・スープ等を賞味!参加者の笑顔が弾けました。
新店舗には、ホットケーキ・パーラー「湘南リトルツリー」がオープンします。日本の伝統的なホットケーキを中心に、進和学園の自主製品を活用したメニューが登場!2階スペースでは、障害のある方々によるアート展示や家族会はじめ地域の皆様の交流の場が設けられます。どうぞ、ご期待下さい!
その他の写真も合わせご覧下さい。⇒ Photo Album Chart (2017.12.7)
イベントをご支援下さった横山(GARAGE YOKOYAMA)さんの絵日記
⇒ 湘南リトルツリー着工記念パーティー
東京都豊島区では、地域に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。豊島区及び関係の皆様のご理解ご支援を得て、進和学園で栽培している苗木を継続してご利用頂いています。
秋のイベントとして、「区民ひろばまつり」が3ヶ所で開催され、地域の子供達や家族連れで賑わいました。各会場で「いのちの森苗木配布」が行われ、進和学園が栽培した苗木6種類1,000本が参加者にプレゼントされました。
何れも、豊島区が進和学園に優先発注下さったもので、「いのちの森づくり」に励む障害のある方々の自立就労支援にも繋がっています。豊島区及び関係の皆様に、重ねて感謝申し上げます。
■「清和ひろばまつり」 2017年11月18日(土)
第11回「清和ひろばまつり」が、区民ひろば清和(清和小学校)において開催されました。私達が手掛けた自然種の低木4種類(ナンテン、ジンチョウゲ、マンリョウ、クチナシ)合計400本の苗木を皆様にお持ち帰り頂きました。
■「高南ひろばまつり」 2017年11月25日(土)
快晴の秋空の下、区民ひろば高南(高南小学校)に、大勢が集い盛況のイベントとなりました。「清和ひろばまつり」と同じく、進和学園栽培の幼苗4種類400本が参加者に配布されました。進和学園「どんぐりグループ」が出張し、豊島区職員の皆様のご支援を頂きながら対応し、貴重な社会参加の機会にもなりました。
■「長崎ひろばまつり」 2017年11月25日(土)
第10回「み~んなのひろばまつり」の会場となった「区民ひろば長崎」においても苗木配布が行われました。研進&進和学園職員が参加し、皆様と交流を図りながら幼苗4種類200本(ヤマブキ、マサキ、ナンテン、マンリョウ)を希望者に配布させて頂きました。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区のように福祉施設への発注を優先することにより、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐に繋がる事例が増えることを期待したいと思います。
2017年11月25日(土)、(公財)かながわトラストみどり財団湘南地区推進協議会が主催する掲題イベントが伊勢原市立中央公民館において開催されました。
本イベントは、地域の「みどり」を考える集いとして毎年開催される講演会です。今回は、「ピーター・ラビットの生みの親:ビアトリクス・ポターと英国ナショナルトラストについて」と題し、大東文化大学の河野芳英教授が講演されました。英国の絵本作家ビアトリクス・ポターの生涯と彼女が生前から支援し、その遺産を寄附してナショナルトラスト運動に貢献した実績等を分かり易くお話しされ、参加された大勢の皆様は熱心に聴講しました。
光栄なことに、展示スペースでは、私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトを紹介する機会に恵まれました。また、(公財)かながわトラストみどり財団様に予算措置を講じて頂き、進和学園で栽培した苗木6種類(サツキ、ジンチョウゲ他)からご希望の苗を選べる無料配布も行われました。用意した110本の苗木は、全て皆様にお持ち帰り頂きました。ご家庭や職場で「みどり」を増やし楽しんで頂けたら幸いです。
このような意義深いイベントにお招き頂き、障害のある方達が育てた苗木をご活用下さった(公財)かながわトラストみどり財団はじめ関係の皆様に心より感謝申し上げます。
毎日新聞(2017年11月19日)が、一般就労が難しい障害者が働く「就労継続支援A型事業所」で、突然の大量解雇が相次いでいることを大きく報じています。
A型事業(雇用型)には、近年、企業の参入が相次ぎ、中には公的補助金を目当てにする悪質な事業所や不当な労働実態が認められることから、厚生労働省も規制を強化しています。
多くのA型事業所は、作業収入のみでは障害者の給与(工賃)を賄えず「赤字」基調にあり、公的補助金に依存している実情にあることを具体的な事例を取材して紹介、また、行政の監視も甘かったことを指摘しています。
一方、福祉の理念を守りつつ業績を上げている企業もあり、食品トレー大手の「エフピコ」(広島県)と合わせ、健闘している事例として(社)進和学園の取り組みを挙げています。進和学園では、ホンダ車部品組立においてオリジナル工具を使い品質保証と工程管理を強化し高い工賃実績を実現。リーマンショック後の受注減に伴い農産物加工等の多角化を推進していることを報じています。
松田町自然館(神奈川県足柄上郡)は、館長の渡邊建雄様はじめ関係の皆様のご理解ご協力の下、「どんぐりブラザーズ」の仲間であるNPO法人パソボラサークル(農業ステーション)及び進和学園メンバーが育てた苗木の貴重な植樹地をご提供下さっています。2016年度より、「生き物を呼ぶ森づくり」「ふるさとの森づくり」を手掛け、今後「五感で楽しむ森づくり」「季節を彩る森づくり」等、種々のコンセプトを盛り込んだ植樹活動を計画、子供達からお年寄りまで、多くの方々とご一緒に取り組んでいます。ここに植える苗木は、大勢の皆様からのご寄附から成る進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して植えさせて頂いています。
2017年11月18日(土)、有難いことに「いのちの森づくり」感謝祭が開催されました。この日、予定していた60本の植樹に加え、「どんぐりクッキー」「どんぐり団子」の手作りイベントに進和学園メンバーもご招待頂きました。どんぐり(マテバシイ、スダジイ)から作ったお菓子をご馳走になり、美しいオカリナの演奏を楽しむ等、皆様との交流も深まる楽しい一時を過ごしました。皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。
松田町自然館での一連の植樹活動は、福祉・環境・教育の貴重な連携事例を積み重ねています。
私達が運営する「湘南とまと工房」のトマトジュースと、小豆島の社会福祉法人ひまわり福祉会の皆さんの手によるエキストラバージンオリーブオイルの運命の出逢いから、素敵な冬ギフトが誕生しました。
私達は、「いのちの森づくり」プロジェクトにおけるどんぐりブラザーズ(福祉施設による森づくりチーム)や「おやつシスターズ」と称する福祉施設のスウイーツ自信作を提供する「おやつで社会貢献」等、福祉施設間のコラボ企画を推進しています。今回、「湘南とまと工房」の冬ギフトにおいて、新たな「フクフク連携」(福祉施設間連携)が実現したことを嬉しく思います。
トマトジュースに含まれる栄養分のリコピンは、油に溶け易く一緒に召し上がることで吸収率が4.5倍にも増えるとのデータがあります。今年の冬は、トマトジュース(ホットもお奨め)にオリーブ・オイルを注いで、ちょっぴりお洒落でヘルシーな食生活を!そして、私達の「ふくふく連携」を応援して頂ければ幸です。
ご利用はこちらから ⇒ 湘南とまと工房・楽天市場店
*「湘南とまと工房」は、(株)研進の登録商標です。
YOU Tube にて、「しんわルネッサンス/農産物加工場」に係わる平塚市広報ビデオ及びPRスライドを配信していますのでご覧下さい。
You Tube 配信 ⇒ ひらつかビジョン「福祉施設が取り組む6次産業」
PRスライド「しんわルネッサンス/農産物加工場の紹介」
広報ひらつか(2014年7月号)においても、詳細記事が4ページを割いて掲載されました。
⇒ 広報ひらつかNo.1011「おいしいを食卓に/食品加工に挑む福祉施設」(2014年7月)
また、NHK他のテレビ・ニュースや各新聞紙上でも大きく取り上げて頂いています。
NHKテレビ ⇒ NHKオンライン「障害者の仕事につなげる加工場」(2014.6.5)
参考記事 ⇒ 日本経済新聞「障害者の能力生かせ」(2014.6.5)
読売新聞「農産物加工で障害者就労支援」(2014.6.6)
毎日新聞「障害者 農産物製品化/平塚に加工場」(2014.6.6)
東京新聞「平塚市の障害者施設/地域の農業の活性化に一役」(2014.6.7)
朝日新聞「平塚の農業振興・障害者らも一役」(2014.6.25)
神奈川新聞「障害者 働く場広がれ/農産物6次産業化」(2014.5.16)
タウンニュース平塚版(2014.6.12) & 湘南ジャーナル(2014.6.13)
「さがみ」8月号「規格外トマトで収益向上/社会福祉法人とコラボ」(2015.8.1)
2017年11月14日、本田技研工業(株)和光ビルにおいて、私達が直接お伺いして「おやつで社会貢献」と銘打つ社内販売会を開催させて頂きました。全国逸品セレクションで準グランプリに輝いた「湘南みかんぱん」や、クッキー、ラスクをはじめとするスイーツ類、そして、進和学園の農産物加工品「湘南とまと工房」のトマト・ジュースの試飲販売も行い大盛況の賑わいでした。
Honda様の和光ビルでの販売会は5回目(青山本社を含めて9回目)、今回も、日頃よりお世話になっているホンダ開発(株)スタッフの方が応援に駆け付けて下さいました。
Honda様には、永年に亘り障害のある方々に自動車部品組立の仕事をご発注頂き、「働く喜び」「役立つ喜び」に繋がっています。様々な局面で貴重な交流の機会をご提供賜り、厚くお礼申し上げます。Honda様のご厚意ご支援にお応え出来るよう、私達一同、力を合わせて日々の業務にチャレンジして参ります。
研進・進和学園/ホンダ車部品事業 ホンダ開発(株)様のご指導
ホンダ 厚労大臣表彰(神奈川新聞 2015年10月29日)
公益財団法人日野自動車グリーンファンド(HGF)は、「社会環境との調和」を基本理念として、「地球規模で考え、足元から行動する」をモットーに、様々な環境緑化、自然保護に係わる事業の実践・助成をされています。
平成28年度の助成対象として、①植樹 ②環境保全 ③調査・研究 ④教育・啓蒙 の4区分を合わせ17件が選定され、光栄なことに、「植樹」の区分において、私達が手掛ける「いのちの森づくり友の会」による「学校の森づくり」に50万円を助成賜りました。
2017年11月11日(土)、日野自動車21世紀センター(東京都八王子市)において、本年度の助成金贈呈式及び前年度の助成団体発表会が実施されました。
私達は、2016年度の秋から本年度6月にかけて、「日野自動車グリーンファンド学校の森づくり」の名称で、「どんぐりブラザーズ」(進和学園はじめ福祉施設の森づくりチーム)が栽培した自然種の苗木を、校庭の周囲や空いているスペースに植樹し学校の緑化を推進しました。
具体的には、開成南小学校(神奈川県足柄上郡)において、本助成を最大限活用させて頂き同校の教育プログラムと連動する形で子供達と一緒に校庭の緑地帯づくりを実施しました。発表会においては、「いのちの森づくり友の会」会長で進和学園「どんぐりグループ」代表の井上朝陽職員が、活動の成果を発表させて頂きました。
私達の活動をご支援頂いた日野自動車グリーンファンド(HGF)様に、改めて感謝申し上げますと共に、今後とも、皆で力を合わせて「いのちの森づくり」に取り組んで参ります。
発表内容 ⇒ 日野自動車グリーンファンド学校の森づくり(いのちの森づくり友の会)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト
こちらをクリック!拡大してご覧下さい。
⇒ tvkニュースハーバー特集「2017秋 湘南国際村めぐりの森 植樹・育樹祭」
tvk(テレビ神奈川)の番組「ニュースハーバー」において「2017秋 湘南国際村めぐりの森植樹・育樹祭」(11月5日)の模様が紹介されました。
三浦半島のほぼ中央、広葉樹林の森が広がる地域に、バブル期に開発が入り森が失われてしまった場所にある湘南国際村めぐりの森。この地域を、本来の自然豊かな森に再生しようと、毎年行われている植樹活動を特集し報じました。進和学園&研進は、本活動のプロジェクト・メンバーとして参加しています。
今般、約130名が参加した植樹&育樹イベントの狙いや意義を分かり易く紹介。主催者の協働参加型めぐりの森づくり推進会議/混植・密植植樹推進グループの川下都志子グループ長(NPO法人Silva)のインタビュー及び苗木の栽培に励む「どんぐりブラザーズ」(連携福祉施設)の一員である(社)湘南の凪えいむの取り組みに加え、参加者の声や感想も交えて伝えています。
今回、自然種の苗木620本が植樹されましたが、多くの皆様のご支援を得て、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」が手掛けた苗木を多数ご利用頂きました。テレビ・ニュースで取り上げて頂いたことは、一同の「働く喜び」「役立つ喜び」に直結するものと感謝申し上げます。
本田技研工業(株)様の深いご理解ご支持のもと、研進が仲介するホンダ車部品事業は44年目を迎えています。現在、進和学園及び小田原支援センターで働く知的・精神障害のある多くの方々が、部品の組立作業に精を出し、働き甲斐に満ちた充実した日々を過ごしています。今般、Honda様の「搬入品質実績」において、72ケ月(6年間)連続で「ベスト評価」(ミス・ゼロ)を獲得しました。
2017年11月7日、ホンダ車部品事業の拠点である福祉工場「しんわルネッサンス」において、当該記録達成を祝してささやかな祝会を開催しました。一同力を合わせた取り組みの成果を讃え合うと共に、「工程内異常」の撲滅及び作業レベルの更なる向上、そして、電気自動車や燃料電池車といったエコ・カー部品への新たな挑戦に向けて意志結集を図りました。昼食時に、「ミス・ゼロ72ヶ月達成」を祝し、私達と提携関係にあるホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)様のフルーツポンチをデザートとして賞味!品質保証と工程管理の一層の強化を通じて、「働く喜び」「役立つ喜び」を追求しようと誓い合いました。
その際の模様はこちら ⇒ Photo Album Chart (2017.11.7)
2017年11月5日(日)、浜松市の遠州灘海岸における防潮森植樹祭「~KALAプロジェクト」が開催されました。当日は、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)での植樹祭とも重なりましたが、進和学園&研進より代表4名が参加させて頂きました。
本プロジェクトは、NPO法人縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、潜在自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹することにより津波にも耐える沿岸の「防潮森」構築を目指すものです。過去3年間、実績を積み上げ18回目を数えますが、天候にも恵まれ、浜松城北工業高校はじめ学生の皆さん、地元企業や自治会、ボランティアの方々が集い、23種類600本の苗木を植えました。黒松の砂防林の内陸部に幅1mで約200mに亘り植樹。防潮堤17.5kmに及ぶ植樹計画は、皆様の熱意と志により着実に前進しています。
今回も、進和学園で働く障害のある方達が栽培したポット苗600本をご利用頂きました。有難いことに、静岡県宅建協会様が全量をご購入の上、プロジェクトにご寄贈下さいました。心より感謝申しげます。
また、横浜ゴム(株)様(新城工場他)よりお譲り頂いた幼苗を、進和学園が栽培を引き継がせて頂いた苗木が相当数含まれています。
多くの皆様に支えて頂き、私達が手掛けた苗木が環境保全や防災にも役立つことは大きな喜びあり、苗木栽培や植樹活動に励む障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。
「~KALAプロジェクト」防潮森だより VOL.11(2017.11.5)
facebook/浜松~KALAプロジェクト 横浜ゴム(株)様との連携による植樹活動
「高尾小仏植樹祭2017」(2017年10月29日)は、台風接近による荒天のため参加人数が約70名と少なく、当初予定の10区画2,469本の内、6区画1,594本に変更して実施した結果、4区画875本の植樹を積み残す結果となりました。
台風が過ぎ去った10月31日(火)と11月1日(水)の両日、植樹地の盛土場を管理される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)他の社員の皆様と進和学園及び弊社が中心となり、力を合わせて残り全量の植樹を無事完了させることが出来ました。
積み残し4区画 875本 植樹作業参加者 | ||
参加者(敬称略) | 10月31日(火) | 11月1日(水) |
中日本高速道路(株)&(株)大林組 | 午前中4人/午後6人 | 3人 |
社会福祉法人進和学園 | - | 5人 |
(株)研 進(障害者就業支援団体) | 5人 | 7人 |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 | - | 1人 |
合 計 | 午前中9人/午後11人 | 16人 |
植樹祭本番の雨天から一転、爽やかな晴天に恵まれ、裏高尾の美しい自然に囲まれ秋の空気を胸一杯に吸い込みながら、苗木の植込み、稲ワラを敷き詰めるマルチング及びワラ縄張りの一連の作業を実施しました。中日本高速道路(株)他の社員の皆様は、大変熱心に取り組んで下さり、私達と親しく交流しながら、いわゆる「民福(民間と福祉)連携」の実を挙げることが出来ました。
これら積み残し作業についても、大勢の皆様からのご寄附やご支援から成る「いのちの森づくり友の会」基金を活用させて頂きます。皆様に支えて頂き、植樹活動による自然環境保全並びに障害者福祉にも貢献出来ますことに重ねて感謝申し上げる次第です。
案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2017」(PDF)
2017年10月29日(日)、東京都八王子市裏高尾町(都立高尾陣場自然公園内)において、「高尾小仏植樹祭2017」が開催されました。中央高速道路建設で出来た小仏トンネルの残土による広大な盛土場に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生しようというプロジェクトがスタートしました。
宮脇方式による植樹活動を実践されるNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、公益社団法人国土緑化推進機構及び毎日新聞社が共催、行政の後援を得ると共に、進和学園いのちの森づくり友の会が、苗木の提供等について特別協力という立場で参画させて頂きました。
プロジェクトの初回イベントで、事前の宣伝告知も十分ではなく、あいにくの雨天にも拘わらず約70名が参加!当初計画の10区画2,469本の植樹を参加者数及び現場の状況を踏まえ、6区画1,594本に変更して実施しました。参加頂いた皆様は、雨にも泥濘(ヌカルミ)にも負けずお互いに協力し合い、泥まみれになりながらも達成感に満ちた時間を共有!一仕事遣り遂げた連帯感と絆は、5ヶ年計画の本プロジェクトに大きな力を与えてくれるものと思います。
進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木が多数利用され、「森づくり」を通じた環境保全に加え、障害のある方達の自立・就労支援にも繋がる意義深い植樹祭となりました。この日、積み残した4区画875本の植樹については、天候の回復を待ってNEXCO社員の皆様と進和学園・研進メンバーが、実施することとしました。
*「どんぐりブラザーズ」が手掛けた苗木を含めて合計2,469本をご利用頂きましたが、下記
企業・団体様(敬称略)のご支援ご協賛により実現しました。厚く御礼申し上げます。
・NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ):1,044本
(国土緑化推進機構・緑の募金より助成)
・株式会社サン・ライフ (進和学園いのちの森づくり友の会基金を通して):529本
・本田技研工業株式会社 (同 上):300本
・株式会社ホンダロジスティクス (同 上):300本
・横浜低温流通株式会社 (同 上):244本
・ホットケーキ・パーラーFru-Full (同 上):52本
*また、上記の苗木には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂
き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が合計895本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
参考:*レナフォ「高尾小仏植樹祭2017が開催されました!」
*毎日新聞(東京版)「雨の八王子2500本を植樹」(2017.10.30)
(注)本新聞記事は、次の点で事実を誤って報道していますのでご留意下さい。
①荒天のため参加者は、当初予定の約100人から実際は約70名でした。
②植樹本数は、参加者と当日の状況に鑑み、約1,600本(6区画)に減らし
て実施しました。積み残しの875本(4区画)は、天候の回復を待って、進
和学園&研進が中心となり植樹することとしました。
⇒ この点について、訂正記事(2017.11.16)が掲載されました。
③「時折の雨」ではなく、常時、降雨があり足元も大変悪い状態でした。
*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2017」(PDF)
2017年10月26日、神奈川県立平塚養護学校の小学部・中学部の児童・生徒さん、先生と進和学園メンバーが協力して、校庭の緑地帯づくりを行いました。横浜国大名誉教授の宮脇昭先生のメッセージ「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけを集めても駄目。人間社会も同じ・・」を踏まえ、私達も一緒に力を合わせ「その土地本来の樹種」を混ぜ合わせ315本の苗木を植えました。お互いの個性を尊重し、思いやりの心を大切にして共に生きるという「共生」への願いを込めて、多くの樹種から成る混垣植栽が誕生しました。
私達の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて、特別支援学校(養護学校)での緑化活動は、伊勢原養護学校に続いて2校目。私達の「どんぐりハウス」(苗木栽培場)からも程近く、進和学園に多くの卒業生をお迎えしている平塚養護学校において、福祉・環境・教育の連携を目指す取り組みが実現しましたことを嬉しく思います。苗木の生長と重ねて、児童・生徒の皆さんの成長を見守りたいと思います。
尚、植樹に伴う費用は、多くの皆様からの「いのちの森づくり友の会」への寄附金を活用させて頂きます。本取り組みにご理解ご協力を頂いた校長の柴山洋子先生、教頭の吉田浩司先生はじめ諸先生方、職員並びにご支援頂いた皆様に、心より感謝申し上げます。
参考:神奈川県立伊勢原養護学校 緑地帯づくり(2015年秋)
2017年10月17日、Honda様の青山本社ビル食堂において、進和学園&研進メンバーが直接お伺いして「おやつで社会貢献」と銘打つ菓子類販売会を開催させて頂きました。進和学園の手作りクッキーや「湘南みかんぱん」の他、湘南とまと工房ブランドのトマト・ジュースもご紹介!大勢の社員の皆様がご来店下さいました。
Honda様社内での直接販売会は、2014年より青山本社と和光ビルにて実施、同社人事部様並びにホンダ開発(株)様のご支援を賜り、毎回、遣り甲斐に満ちた嬉しい交流の機会となっています。
私達が手掛けるホンダ車部品事業は、1974(昭和49)年に始まり44年目を迎えています。この間、Honda様の深いご理解とご支援により、障害のある多くの方々と「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合っています。
Honda様が、障害者の直接雇用に加え、福祉的就労分野にも貴重な仕事をご提供頂いていることに心より敬意を表する次第です。
参考:ホンダ車部品事業の軌跡/アーカイブ
* * * * * * * * * *
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、障害のある方々の就労機会を創出すると共に、環境や教育との連携を目指しています。特に、未来の担い手となる子供達や若者と行う「学校の森づくり」には、積極的に取り組んでいます。
2017年10月12日、開成南小学校(神奈川県足柄上郡)の園芸委員会(5・6年生)の児童の皆さんと協力して、校庭の緑地帯づくりを実施しました。これまで、同校では全学年で「学校の森づくり」に参加頂いていますが、今回も、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」に倣い、色々な自然種の広葉樹を混ぜて密植し生物多様性に富む緑地帯を目指しています。個性を尊重しながらお互いに切磋琢磨して共に生きるという「共生」の理念を学び、「森づくり」を通じた「人づくり」への願いを込めた取り組みです。園芸委員会の皆さんは、明るく元気にチャレンジしてくれました。小さな苗木を植える体験は、自然の大切さや命の尊さを学ぶ絶好の機会となったのではないでしょうか?
尚、植樹に伴う費用は、多くの皆様からの「いのちの森づくり友の会」への寄附金を活用させて頂きます。本取り組みに深いご理解ご協力を頂いている同校の佐藤裕校長先生はじめ諸先生・職員の皆様、並びにご支援者に心より感謝申し上げます。
「里山BONSAI」は、ヒノキの間伐材をくり抜いた鉢に、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて栽培している苗木を植えて里山の風情を楽しめるユニークな寄植盆栽です。
環境ビジネスエージェンシー様が主導される「アーバンシードバンク」取り組みの一環としてプロデュースされ、製作を研進・進和学園が請け負わせて頂いています。
この度、TBSテレビの下記番組において、日本の里山再生への祈りを込めた「里山BONSAI」プロジェクトが紹介されました。
・番組:TBSテレビ「EARTH Lab -次の100年を考える -」
・放映:2017年10月7日(土) 23:54~
・内容:日本の国土の約40%を占める里山は、人の管理が放棄され荒地化が進んでいます。暗く
荒れてしまった森を再生すべく、樹木の間伐により光を入れ、新たに植樹を行い環境保全
を推進する取り組みを紹介しました。
環境ビジネスエージェンシーの鈴木敦子代表へのインタビューを通じて、本プロジェクト
を象徴する「里山BONSAI」に込められた願いと、その製作を請け負う社会福祉法人
進和学園での作業現場を取材、そこで働く障害のある方達の自立・就労支援にも繋がって
いることを報じました。
放映概要はこちら
⇒ TBSテレビ「Earth Lab-次の100年を考える」/里山BONSAIプロジェクト
(参考)
*You Tube配信(編集:環境省)⇒ 「里山BONSAI」プロジェクト
* 環境省HP掲載記事はこちら ⇒ 環境省グッドライフアワード・レポート
*環境大臣賞表彰式の模様はこちら ⇒ アーバン・シード・バンク(2016.12.15)
*「里山BONSAI」のご購入お申込み ⇒ 「アーバン・シード・バンク」商品オーダー
2017年9月27日、私達の「働く仲間」である社会福祉法人小田原支援センターの皆さん60名と研進の代表が、本田技研工業(株)様のご協力を得て、Honda埼玉製作所・狭山工場見学会を実施しました。
研進が仲介するホンダ車部品組立作業の仕事は、主に、社会福祉法人進和学園で働く知的障害のある方達が従事していますが、連携福祉施設である小田原支援センターにも一部の仕事を分担頂いています。同施設では知的障害に加えて精神障害のある方々の自立支援にも尽力され、障害特性を踏まえて進和学園が不得手とするような作業を担って頂く等、役割を分担して連携の実を挙げるよう努めています。Honda様の要求基準をクリアすべく、進和学園と同様に品質保証と工程管理には、熱心に取り組んで頂いています。
この日、念願のHonda様の工場見学が実現!広大な工場で自動車が製造される過程を実際に見学することにより、自らが手掛けた部品も役立っていることを知り、改めて「働く喜び」「役立つ喜び」を実感する機会となりました。見学会は、忘れ得ぬ経験、思い出として胸に刻まれ、明日に向けてのエネルギーや働き甲斐にも繋がることと思います。
Honda様のご支援ご期待にお応えし、チームHondaの一員として恥ずかしくないよう、これからも一同力を合わせチャレンジして参ります。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、企業・団体・個人の多くの皆様に支えて頂いています。2006年の取り組み開始から11年、障害のある方達との連携から生まれた「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)の活動も拡がり、苗木の提供本数は21万本を超えています。本プロジェクトはイベントも多く、全てをご紹介することは困難ですが、最近の嬉しい出来事/トピックスを5つご披露させて頂きます。
■宮脇昭先生 久し振りの野外活動 ~ 出雲大社相模分祠にて ~リハビリテーションのため療養中の宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が、2年8ヶ月振りで野外活動をされました。
2017年9月26日、利用施設から程近い出雲大社相模分祠(神奈川県秦野市)に参詣、草山清和宮司(分祠長)の御計らいによる「植樹トライアル」を実施されました。光栄なことに、ポット苗の準備を私共が担わさせて頂きました。
宮脇先生のご指導による「鎮守の森」に囲まれて、先生は、タブノキやカシ類の苗木を愛でながら終始笑顔で植樹方法や注意すべきポイントを解説下さいました。
先生のご快癒と現場復帰を心より祈念申し上げる次第です。
■(株)家具の大正堂様より苗木240本ご寄贈!
(株)家具の大正堂様では、本店の裏山の森林保全に社員の皆様と地域住民の方々が協力して取り組まれています。「るーたん ♪ の森」と命名され、進和学園で栽培した苗木を多数ご利用頂いています。敷地内のシラカシの母樹から、社員の皆様がドングリを採集し苗木の栽培にも挑戦されています。
2017年9月21日、同社よりシラカシの苗木240本を進和学園に寄贈頂きました。春に続いて2回目のご寄贈となりますが、今回も、社長の渋谷金隆様はじめ社員の皆様が温かくお迎え下さいました。
■レナフォ主催 湘南国際村 緊急育樹(除草)作業湘南国際村めぐりの森(横須賀市)では、「どんぐりブラザーズ」の一員である「湘南の凪」及び「横須賀ヘーメット」の皆さんと研進が協力して、定期的に育樹(除草)作業を実施しています。植樹後2~3年は、雑草の繁茂により苗木の生長が阻害されるため除草作業が必要です。今春、2,500本を植樹した場所が、一夏を経過して雑草が異常にはびこる状況に置かれました。
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)の皆様が、緊急に育樹イベントを企画して下さいました。2017年9月18日、レナフォの植生工学士の皆様を中心に、研進スタッフも加わり12名で精力的に除草作業を実施、予想を上回る成果を挙げることが出来ました。
作業記録 レナフォ主催「湘南国際村めぐりの森・育樹作業」(2017.9.20)
■国土緑化推進機構様より「Silva/湘南国際村めぐりの森」に助成決定国土緑化推進機構様の特定公募事業より、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)における混植・密植方式による植樹活動に対する助成が決定しました。
助成は、一般社団法人Silva様が受けられますが、その恩恵は全てのプロジェクト・メンバーが享受します。「どんぐりブラザーズ」が手掛ける苗木の調達資金にも活用され、障害のある方達の工賃にも還元されます。
2017年9月13日、Silva様に同行して、国土緑化推進機構様に御礼訪問させて頂きました。
■横浜ゴム様より中古ポット&トレーご寄贈
2017年9月1日、横浜ゴム(株)平塚製造所様のご厚意により苗木栽培用の中古ポット及びトレーを多数ご寄贈頂きました。ビニル製のポットは、幼苗の栽培に繰り返し使用出来ます。また、ポット苗を20本収容出来るトレーも大切な資材です。
横浜ゴム様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトにおいて、社員の皆様が苗木栽培と植樹に加え苗木の提供活動を進めておられます。同社各工場で栽培された余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて栽培を引き継がせて頂く「森づくり」の連携は7年目となりますが、それ以外にも、色々な局面で同社の皆様にお世話になっています。
東京都豊島区では、人口密度日本一の地域に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。2009年より、私共もプロジェクト・メンバーとして参加、関係の皆様のご理解ご支援を得て、進和学園で栽培している苗木を継続してご利用頂いています。2017年9月24日(日)、としまセンタースクエア(豊島区役所1階)において、「区をもっと緑豊かなまちへ/つる植物・いのちの森苗木配布」イベントが実施されました。私達が手掛けた自然種の広葉樹(シラカシ、ヤマザクラ、ナンテン等)10種類合計577本の苗木も区民の皆様にプレゼント!
今回も、豊島区が進和学園に優先発注下さったもので、「いのちの森づくり」に従事する障害のある方々の自立就労支援にも繋がっています。豊島区及び関係の皆様に、重ねて感謝申し上げます。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区のように福祉施設への発注を優先することにより、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐に繋がる事例が増えることを期待したいと思います。
株式会社ホンダロジスティクス様は、Hondaグループの物流会社で、弊社が仲介するホンダ車部品事業における輸送・納入代行を全面的にサポート頂いています。同社の皆様には本業を超えて様々な局面でお世話になっていますが、このたび、埼玉事業所の開発用地(比企郡小川町)における緑化計画に、進和学園が推進するいのちの森づくりプロジェクトへのご支援の一環として障害のある方達が栽培した苗木を1,000本ご発注下さいました。
2017年9月20日、第1回目の納品日を迎えました。埼玉事業部並びに本社購買部の皆様にも立ち会って頂き、700本の苗木を無事にお届けすることが出来ました。10月に第2回目の納品を予定しています。
同社からは、「いのちの森づくり友の会」基金にご寄付を賜ると共に、小川ロジスティクスセンターでは、昨秋と今春の2回に亘り、進和学園メンバーと同社社員の皆様との協働による植樹イベントも実施しています。今回は、更に大規模な企業緑化の取り組みとなりますが、福祉施設で育てた苗木を多数ご利用頂いたことは、環境保全に加えて福祉への貢献にも繋がり企業の社会的責任(CSR)の観点からも意義深いことで、心より敬意を表すると共に感謝申し上げる次第です。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、秋の訪れと共ににわかに忙しくなります。自分達で育てた苗木を植えた植樹地のメンテナンスの一環として育樹(除草)作業を計画的に実践。また、植樹祭や各種イベントの準備にも追われています。
9月、近隣の植樹地の育樹(除草)作業を再開、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)にとって、「いのちの森づくり友の会」基金を活用しての貴重な就労機会となっています。「学校の森づくり」の各現場や湘南国際村めぐりの森等の活動拠点では、今日も、メンバーが力を合わせて作業に励んでいます。
■神奈川県立小田原東高校 校庭緑地帯の育樹(除草・剪定)作業2017年9月21日、神奈川県立小田原東高校の校庭緑地帯の育樹として、進和学園メンバーが除草・剪定作業を行いました。
2年前に低木類の混垣植栽を施した場所は、苗木の生長振りも順調で、校内に自然の恩恵をもたらす立派な緑地帯となっています。
(注)「学校の森づくり」:
9月は、他に、開成南小学校、なでしこ小学校、秦野曽屋高校等の育樹作業を順次実施中。
■湘南国際村めぐりの森 育樹(除草)作業湘南国際村めぐりの森(横須賀市)は、官民一体のプロジェクトとして、2009年より森林再生に取り組んでいます。これまで5万本近くの自然種の苗木が植樹され、私達が育てた苗木は3万本以上が活用されています。
「どんぐりブラザーズ」の一員である「湘南の凪」及び「横須賀ヘーメット」の皆さんと研進スタッフが協力して、原則、毎週金曜日に育樹(除草)作業を実践しています。今秋も、広大な植樹地にメンバーの笑顔が弾けます!
参考:作業記録「湘南国際村めぐりの森・育樹作業」(2017.9.15)
作業記録 レナフォ主催「湘南国際村めぐりの森・育樹作業」(2017.9.20)
総合光学メーカーのトップ企業HOYA株式会社様は、コンタクトレンズの空ケースを販売店で回収してリサイクルする「アイシティecoプロジェクト」を推進されています。再資源化によるCO2排出削減及びその対価をアイバンクに寄附して目の不自由な方を支援する取り組みです。更に、使用済ケースを持参した消費者に福祉施設の製品をノベルティとしてプレゼント!障害者の自立・就労支援にも貢献されています。
この福祉施設自主製品の活用は、HOYA様と社会福祉法人いたるセンター様(東京都杉並区)が共同企画されたもので、有難いことに、研進が仲介する福祉施設の製品も多数ご利用頂いています。
今般、社会福祉法人地域精神保健福祉会 鶴巻工芸(神奈川県秦野市)の皆様が手掛けたお洒落な「バラの香り袋」が目出たく採用されました。1,000個の受注に、製作開始から3ヶ月弱でしっかりと対応頂きました。
本取り組みは、CSR(企業の社会的責任)の観点からも大変意義深く、福祉と企業の連携好事例と言えます。貴重な仕事をご発注頂いているHOYA様並びに親身にコーディネート頂いている社会福祉法人いたるセンター様に心より感謝申し上げます。
コンタクトレンズを愛用されている皆様には、是非、本プロジェクトを応援頂ければ幸いです。
研進が仲介した福祉施設自主製品による「アイシティecoプロジェクト」ノベルティ | ||
年 度 | 福祉施設 | 自主製品 |
2011 | (社)進和学園 しんわルネッサンス 同上 進和職業センター |
ドーナツ・タオル 陶製箸置き |
2012 | (社)小田原支援センター (株)リンクライン |
フェルトヘアゴム 石鹸 |
2013 | (社)小田原支援センター (社)県央福祉会 パステルファーム Studio COOCA (社)県央福祉会 きらら |
ドーナツ・タオル バス・ポプリ ポストカード ティッシュ・ケース |
2014 | (社)進和学園 進和万田ホーム さかえegaoプロジェクト (わーくくらぶ・さかえ) (社)進和学園 進和万田ホーム (社)県央福祉会 きらら 同上 (社)小田原支援センター |
レザー・マグネット 押し花レーベル 箸置き ハーブ挿絵 布コースター 水玉コースター |
2015 | さかえegaoプロジェクト(杜の会 SELP・杜) (社)こうよう会 ジャンプ さかえegaoプロジェクト(同愛会 リエゾン笠間) NPO法人ぱれっと 工房ぱれっと (社)進和学園 進和万田ホーム |
とかげ箸置き 箸・楊枝セット ペーパークリップ ウッドクリップ レザー・マグネット |
2016 | さかえegaoプロジェクト(かつら工房 サンライズ) (社)こうよう会 ジャンプ |
キーホルダー ブックマーク |
2017 | 地域活動支援センター いっぽ舎 (社)こうよう会 ジャンプ (社)地域精神保健福祉会 鶴巻工芸 (社)進和学園 サンメッセしんわ(予定) |
パンダマグネット ほうじ茶におい袋 バラの香り袋 どんぐりハンカチ |
2017年9月17日、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会主催の掲題報告会が戸山サンライズ(東京・新宿区)において開催されました。台風が接近する悪天候にも拘わらず大勢が集い、ソーシャルファームに寄せる参加者の高い関心が示されました。昨年、同協会主催の海外からの専門家ご視察に、弊社が仲介するホンダ車部品事業等(しんわルネッサンス)を選定頂きご案内申し上げたことから、光栄にも弊社を来賓としてお迎え下さりご紹介賜りました。
*参考:2016年度国際セミナー:欧州3ヶ国よりご視察(2016.9.18)
報告会は、ソーシャルファームジャパンの炭谷茂理事長(協会長)による「イタリア・トリエステ調査を踏まえた日本型ソーシャルファームのあり方の考察」の他、寺島彰先生(前浦和大学総合福祉学部長)、野村美佐子氏(同協会参与)によるプログラムが組まれ、活発な質疑応答が為されました。イタリア・トリエステの先進事例の把握及び日本におけるソーシャルファームの展開を考える貴重な機会となりました。
⇒ 日本障害者リハビリテーション協会「イタリアソーシャルファーム実態調査報告会」(2017.9.17)
我が国の障害者就労対策は、「福祉」と「労働」の二分化した施策により分断され、更に、福祉的就労が、障害者(被支援者)/施設職員(支援者)という対峙した構造をとる中で、雇用のミスマッチや労働者性を巡る格差、工賃水準の低迷等の様々な課題を抱えています。
現行制度の矛盾や不備を改め、障害者や社会的弱者の権利を保全する就労形態の在り様が問われています。私達は、ソーシャルインクルージョンの理念を尊重し、健常者と障害者が「働く仲間」として同等の立場で就労するソーシャルファームの可能性に注目、自らのフィールドで試行錯誤を繰り返し「在るべき姿/より良い福祉的就労」を追求して参りたいと思います。
NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会(全Aネット)は、ヤマト福祉財団からの助成を受け、全国の就労継続支援A型事業所の実態調査を行い、今般、報告書を取り纏めました。
2017年9月12日、報告書の説明会が参議院議員会館において開催され、NHKや各新聞社の取材も受ける貴重な機会となりました。
冒頭挨拶に立った全Aネットの久保寺一男理事長は、「悪しきA型事業者(福祉予算を目当てとする不適格な事業者)を許さない。一般就労が難しい障害者や社会的弱者に労働者としての権利を保全する健全なA型事業の在るべき姿を目指す」という全Aネットの設立趣旨に沿った取り組みであることを説明。調査・研究委員会の岩田克彦委員長(労働政策研究・研修機構 客員研究員)から、報告書の概要が披露され、質疑応答が行われました。A型事業所の現状と課題が、具体的なデータに基づき明らかにされ、今後、取り組むべき事項が示されました。特に、多くのA型事業所が、就労支援事業(作業会計)単独では赤字であり、公的資金である給付費や補助金収入(福祉会計)への依存が大きい実情から、「良質な仕事の確保」が重要な優先課題であることを指摘しています。「良質な仕事の確保」のためには、「企業に対する発注奨励の実現」を掲げ、企業がA型事業所等に仕事を発注した場合に、その分を発注企業の障害者法定雇用率に加算する「みなし雇用制度」の導入を検討すべきことを政府への要望事項として明記しています。
「みなし雇用制度」については、私達もその必要性を従前から提言して来ましたが、全Aネットの取り組みが同制度の導入を促し、福祉的就労の底上げに繋がることを期待したいと思います。
(参考資料:「みなし雇用制度」について)
・ 日本経済新聞「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」(2016.11.3)
・ 「JL NEWS」2017年5月号No.111「『みなし雇用制度』の提言」(出縄貴史)
・ 「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015年12月号)(日本法令 )
神奈川県立秦野曽屋高校は、福祉・ボランティア教育実践校に指定されており、進和学園との交流を通じた「福祉」と「教育」の連携は8年目を迎えています。私達が推進する「いのちの森づくり」の一環として、同校の校庭での植樹・育樹活動を継続している他、生徒の皆さんによる福祉工場「しんわルネッサンス」の見学を通して、障害者福祉についての理解も深めて頂いています。
また、同校の文化祭「秋輝祭」には、毎年お招き頂いて相互の交流を図っています。2017年9月2日(土)開催の「秋輝祭」においても、進和学園メンバーがお邪魔し展示販売ブースを設営。生徒の皆さんと先生には、パンや菓子等の自主製品の販売をサポートして頂きました。
「福祉」と「教育」の連携に繋がる貴重な機会であり、ご尽力頂いている福祉担当の二三四明子先生はじめ諸先生、関係の皆様のご厚意に心より感謝申し上げる次第です。これからも、秦野曽屋高校の皆さんとの交流を大切に育んで参りたいと思います。
関連記事:秦野曽屋高校より「しんわルネッサンス」見学(2017.6.16)
タウンニュース秦野版「曽屋高生が福祉工場見学」(2015.7.16)
校内育樹活動(2014.7.4) 「総合的な学習の時間」(2014.5.15)
アーカイブ:タウンニュース秦野版(2011.6.2) 同 左(2010.9.11) 同 左(2010.5.29)
寄 附 し て お 得 ! お す す め の 返 礼 品 !
今般、福祉施設の活動や商品をPRしながら、施設に対しての寄付を募るWEBサービス「うまふく」が誕生しました。資金調達だけでなく、商品の認知度アップや施設の販売力向上など、これからの施設運営の活性化に向けて、様々な角度からの問題解決を目指しています。
「うまふく」のサイト ⇒ (社)進和学園「しんわルネッサンス」/湘南とまと工房
「ふるさと納税」の仕組みを参考として、「美味しい!うれしい!」を通じて寄附金を募集する「うまふく」がテレビ番組で特集されました。光栄なことに「うまふく」の対象として指定された進和学園の農産物加工の取り組みと「湘南とまと工房」製品が紹介されました。
このようなWEBサービスを活用することにより、平均月額工賃1万円台と低迷する福祉的就労の底上げを図り、障害のある方達の自立就労支援に繋がることが期待されています。
PUBLIE様(神奈川県海老名市)は、「カフェレストラン」とリコーの「プリントショップ」から成る新しいカタチの飲食店です。お子様連れのママ友同士やご家族でのご利用はもちろん、ビジネスシーンにも最適な空間が用意され、地元食材を使ったこだわりメニューが人気を博しています。2017年8月21~27日の1週間、同店の2周年記念パーティーが企画されました。大変光栄なことに、本催事のスペシャルメニューに、「湘南とまと工房」の湘南ゴールドジャムをご利用頂きました。
日々、障害のハンデを克服しながら福祉工場で農産物加工に取り組んでいるメンバーにとって大きな励みとなりました。
また、店内に進和学園自主製品の展示販売コーナーを設けて頂きました。障害のある方達が手掛けたトマトジュース、フェアトレード・コーヒーやパン・菓子類を多くのお客様にご案内しお求め頂く貴重な機会となりました。
いわゆる「福祉的就労」の底上げのために、「民福連携(民間と福祉の連携)」の必要性が指摘されていますが、親身なるご指導・ご配慮を賜りましたPUBLIEの皆様に、心より敬意を表すると共に感謝申し上げる次第です。
東京都豊島区では、人口密度日本一の賑わい溢れる町並に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。2009年よりスタートしたこの取り組みでは、関係の皆様の深いご理解ご協力の下、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂いています。
2017年8月5日(土)、としまセンタースクエア(豊島区役所1階)において、「としまエコライフフェア」の一環として「いのちの森」苗木を希望者に配布する催しが実施されました。大勢の皆様が来場され、ご家庭でも育て易い自然種の低木4種類(クチナシ、ジンチョウゲ、センリョウ、マンリョウ)合計609本の苗木をお持ち帰り頂きました。
今回も、豊島区が進和学園に優先発注下さったものです。「いのちの森づくり」プロジェクトに従事する障害者の皆さんの働き甲斐にも繋がり大きな励みとなりました。
**「官公需」の優先発注**
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、約1万5,000円と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。豊島区では法律が制定される以前から、緑化計画において障害者が栽培した苗木の活用に配慮頂いており、心より感謝申し上げます。
「ブルーベリーガーデン旭」様(神奈川県足柄上郡)のご協力を得て、美味しい湘南ブルーベリーの手摘み作業を障害者の方々の「就労機会」とする取り組みは7年目を迎えました。今シーズンも、7月中旬から週2回のペースで、小田原支援センター&足柄緑の会(コスモス学園)の皆さんと連携して、ブルーベリーの収穫(施設外就労)及び販売を推進しています。
また、進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」でも、かなり収穫が出来るようになり、今シーズンは、マルチ・タスク・フループが中心となって取り組んでいます。少しでも皆の工賃収入に還元出来ればと考えています。
農薬や化学肥料を一切使用しない自然農法により湘南の陽光を浴びた完熟ブルーベリーは高品質で、毎年、多くのご注文を頂き、メンバーにとって大きな励みとなっています。
本取り組みを支えて頂いている「ブルーベリーガーデン旭」様、ご発注者様、並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
<主なお客様>
・LUSH JAPAN様(英国LUSHの日本法人)
・横浜水信様~ラスカ平塚店~(横浜を拠点に営業される老舗青果店)
・八百屋コウタ様(平塚市の青果店)
・晴れ屋様(厚木市のオーガニック専門店)
・Fru-Full(フルフル)様(東京赤坂・梅ヶ丘のホットケーキ・パーラー)
・湘南平展望レストラン Flat様(平塚市湘南平のカフェ・レストラン)
・トラットリア ピノーロ様(秦野市鶴巻のイタリア料理店)
・バッハマン様(平塚市の洋菓子店)
2017年8月4日、平塚法人会女性部会有志の方4名が来訪され、進和学園のマルチ・タスク・グループのメンバーと交流しながら、ブルーベリー摘み取りを楽しみました。午前中だけで10kg以上を収穫しました。
2017年7月30日(日)、本田技研工業・埼玉製作所狭山工場で開催された「真夏の祭典2017」に参加しました。猛暑の合間、雨天の後の曇り空という凌ぎやすい天候に恵まれ、Hondaの社員・ご家族・地域の皆様が集い大盛況の賑わいとなりました。
Honda様と私共の取引は、今年で43年目!知的・精神障害のある大勢の方々が、自動車部品組立の仕事に励んでいます。仕事以外にも、様々な局面で交流を深めて頂いており、先日の都市対抗野球応援に続いて恒例のイベントを満喫しました。
今回も、模擬店を出店させて頂き、湘南みかんパン、トマトジュース、クラフト品等の学園自主製品を販売させて頂きました。お世話になっているHonda社員の皆様をはじめ、多くの方々にお立ち寄り頂きました。
色々な趣向の催しや展示、そして、ライブコンサート/hitomi も盛り上がり楽しみました。貴重な交流の場をご提供下さった、Honda様、主催者の労働組合並びに「むさしの会」の皆様に心より感謝申し上げます。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との交流)
第88回都市対抗野球大会に、Honda様は、狭山市(埼玉県)、鈴鹿市(三重県)及び大津町(熊本県)代表として3チームが揃って出場されました。2017年7月15日(土)のHonda鈴鹿チームを皮切りに、16日(日)には熊本及び狭山チームが初戦を迎えました。
ホンダ車部品の組立に従事している進和学園・小田原支援センター及び研進のメンバーは、応援団を組んで東京ドームへ! Honda社員の皆様はじめ各地の方々、大勢のファンの皆様と一丸となって声援を送りました。3チーム揃い踏みで勝利し2回戦へ進出する見事な試合振りに、スタンドは大いに盛り上がりました。
「全開Honda」「フルスロットル」「ライトニングHonda」・・次々に繰り出すお馴染みの応援歌を高らかに歌い上げ、正にチームHondaの一員として応援に加わり、感動を分かち合うことが出来ました。
Honda公式応援歌
この感動を胸に刻み、日々の仕事にも一層励みたいと思います。
ホンダ車部品事業
アーカイブ(ホンダ様との交流)
(写真をクリック ⇒ PDFで拡大してご覧下さい)
2017 がんばれ!Hondaクッキー(進和学園&小田原支援センター)
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、進和学園及び連携福祉施設の「どんぐりブラザーズ」が中心となって、ドングリや木の実から苗木を育て植樹し「自然の森」を再生する取り組みです。研進も苗木の販路や植樹地の確保、福祉施設への指導や植樹後の育樹(除草)作業を仲介すると共に、社員自らも障害のある方々と交流しながら作業に励んでいます。
進和学園では、多くの苗木を育てていますが、苗木にはしばしば昆虫が卵を産み付け幼虫が葉を食べてしまいます。研進の林田雅之(常務取締役)は、「虫を殺してしまうのは可哀そう」と頭をひねり、進和学園及びボランティア団体とも協力して、子供に蝶の幼虫をプレゼント!そして、蝶の育て方を教える講座を開いています。更に、幼虫の餌となるミカン等の木を庭に持つ世帯を紹介し、地域の高齢者を子供が訪れることで世代間交流の機会も創出、地域の絆づくりにも繋がっています。
「いのちの森づくり」から派生した「蝶」で地域を結ぶ取り組みが、「蝶好きオジサンが教室」というタイトルで地元情報紙で紹介されました。
掲載記事(2017.7.20)はこちら
⇒ タウンニュース平塚版「蝶好きオジサンが教室/子供に蝶の育て方指南/高齢者との交流も」
株式会社ホンダロジスティクス様は、Hondaグループの「物流」を担う中核会社で、研進が仲介するホンダ車部品事業における物流及び納入代行をお願いしています。永年に亘り、安全かつ迅速、的確なサービスをご提供頂き、進和学園及び連携福祉施設(小田原支援センター)で働く知的・精神障害のある方々の「働く喜び」「役立つ喜び」の実現に貢献頂いています。
2017年7月15日(土)、同社の社内QC活動としてNC(New Challenge)全社大会が東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催され、私共の代表も参加させて頂きました。有難いことに、本イベントの参加者全員に進和学園のクッキー等菓子類をご利用頂くと共に、会場では学園のヒット商品「湘南みかんぱん」を販売させて頂きました。
更に、懇談会の冒頭、研進&進和学園の取り組みを紹介するプレゼンテーションの時間を設けて頂きました。研進が仲介する進和学園におけるホンダ車部品事業の歩み、Honda様のご指導ご支援による「民福連携」の実績及び社会的評価、そして、ホンダロジスティクス様との交流等について発表させて頂きました。
このような貴重な機会をご提供頂いたホンダロジスティクス様に、心より感謝申し上げる次第です。
ホットケーキ・パーラーFru-Full(フルフル)梅ヶ丘店(東京世田谷)は、日本の伝統的なホットケーキと卓越したフルーツ類が人気を博している注目のお店です。ご縁あって、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクト(注)を応援下さり、また、福祉施設の自主製品を店づくりやメニューに活用頂いています。赤坂店(本店)は、テレビや雑誌、各種メディアでも取り上げられている有名店ですが、梅ヶ丘店も次々にメディアに紹介されています。
この度、下記のテレビ・ニュース番組において放映されました。
■TBSテレビ 「Nスタ」・放映日時:2017年7月12日(水) 17:45頃
・番組 :TBSテレビ「Nスタ」/人気 今こそキウイ限定絶品スイーツも
フルーツの中でも高い栄養価と美味しさで消費がアップしているキウイの特集番組。キウイを活用したスイーツ類で人気を呼んでいるお店を取材して報じました!
Fru-Full梅ヶ丘店の逸品フルーツサンドやパフェ類も紹介されました。
テレビ番組の概要
⇒ TBSテレビ「Nスタ」/Fru-Full梅ヶ丘店(2017.7.12)
■フジテレビ 「みんなのニュース」
・放映日時:2017年7月6日(木) 18:30頃
・番組 :フジテレビ「みんなのニュース」/「あんてな」~フルーツサンドがおいしく進化~
最近、人気ブームを起こしている「フルーツサンド」を取り上げ、東京の有名店3店舗の一つとしてFru-Full梅ヶ丘店が紹介されました。
其田秀一シェフが取材に応じ、美味しさと美しさを兼ね備え「萌え断」と讃えられるフルーツサンドの作り方を披露しました。
テレビ番組の概要
⇒ フジテレビ「みんなのニュース」/Fru-Full梅ヶ丘店(2017.7.6)
私達は、Fru-Full(フルフル)様とのコラボレーションから、新たな「民福連携」(民間と福祉との連携)を目指して参りたいと思います。
(注)フルフル様の売上げの一部を毎月、進和学園いのちの森づくり基金へご寄附頂いています。
ご寄附累計:120万円/進和学園栽培の苗木2,666本分(2017年6月末現在)
*Fru-Full(フルフル)梅ヶ丘店の模様はこちらから ⇒ Fru-Full Umegaoka Photo Album
美味しさと優しさが溢れるFru-Full(フルフル)に、皆様、是非お越し下さい!
「いのちの森づくり」プロジェクトでは、ドングリや木の実を集めて苗木を栽培し、各所に植樹活動を行う一連の作業を「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)が主体となって取り組んでいます。
6~7月は、発芽した幼苗をポットに移し替える「ポット苗づくり」が重要な日中作業となります。
2015年度からの3年間、花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て、「ポット苗づくり」に要する資材(ポット・土)を調達させて頂いており、大変助かっています。
「ポット苗づくり」は、可愛い幼苗を愛でながら小さな命を育む体験を通じて、私達の心を癒し元気にしてくれます。いつの間にか、皆が笑顔になり優しい気持ちになれる不思議なパワーを秘めています。
最近、イベントとして実施した「ポット苗づくり」の事例をご紹介します。
■平塚小学校教頭会の先生方と(2017年7月10日)昨年に続いて平塚小学校教頭会より23名の先生方をお迎えし、福祉工場「しんわルネッサンス」の活動をご視察頂くと共に、「森づくり」を通じた「人づくり」を目指す「学校の森づくり」について、私共からのプレゼンテーションを実施させて頂きました。
また、「ポット苗づくり」も体験頂き、各校における校庭緑化の推進に向けご協力をお願いしました。
■植樹ボランティアの皆様をお迎えして(2017年6月27日)
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導による「その土地本来の木による本物の森づくり」に参加されている小島恒雄様はじめ植樹ボランテフィアの皆様が来訪されました。皆様には、福祉工場「しんわルネッサンス」及び生活介護施設「進和万田ホーム」植樹祭の時にもご一緒頂いていますが、この日も、進和学園メンバーと力を合わせ和気藹々と「ポット苗づくり」を楽しみました。
アカガシ、シラカシの高木の他、ヤブツバキ、チャノキ、センリョウ等の中低木も合わせ、1時間足らずで約400個のポット苗を作ることが出来ました。
■あじさいまつり(感謝デー)「ポット苗づくり」体験コーナー(2017年6月18日)
進和学園の恒例行事「あじさいまつり」(感謝デー)においては、毎年、あじさいが美しいこの時期に、大勢の皆様に学園の活動をご覧頂き交流を深めています。
様々な企画が用意されますが、今年も福祉工場「しんわルネッサンス」において「ポット苗づくり」体験コーナーを設営、「いのちの森づくり」について紹介させて頂きました。
「里山BONSAI」は、ヒノキの間伐材をくり抜いた基台に、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて栽培している苗木を植えて里山の風情を楽しめるユニークな寄植盆栽です。環境ビジネスエージェンシー様が主導される「アーバンシードバンク」取り組みの一環としてプロデュースされ、製造を研進・進和学園が請け負わせて頂いています。
本プロジェクトは、2016年度・第4回環境省グッドライフアワードの環境大臣賞特別賞に輝きました。
この取り組みの概要が、分かり易く編集されYouTubeの動画配信によりご覧頂けます。
You Tube 配信 (編集:環境省) ⇒ 「里山BONSAI」プロジェクト
* 環境省HP掲載記事はこちら ⇒ 環境省グッドライフアワード・レポート
*環境大臣賞表彰式の模様はこちら ⇒ アーバン・シード・バンク(2016.12.15)
*「里山BONSAI」のご購入お申込み ⇒ 「アーバン・シード・バンク」商品オーダー
私達は、「いのちの森づくり」プロジェクトの一環として、福祉・環境及び「教育」との連携に基づく「学校の森づくり」を推進しています。2017年7月10日、昨年に続いて平塚小学校教頭会より23名の先生方をお迎えし、福祉工場「しんわルネッサンス」の活動をご視察頂きました。特に、「森づくり」を通じた「人づくり」を目指す「学校の森づくり」について、私共からのプレゼンテーション及び植樹事例のご視察に続いて、ドングリや木の実の幼苗を鉢上げする「ポット苗づくり」を体験頂きました。
尚、花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て、使用資材(ポット・土)を調達させて頂きました。
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「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森」を再生する取り組みです。「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。」という言葉(宮脇語録)に象徴されるように、「森づくり」を通じて「人づくり」にも貴重な示唆を与えてくれています。
皆様からの進和学園いのちの森づくり基金へのご寄附や各種助成を活用して、障害のある方達が育てた苗木を学校に寄贈の上、子供達と一緒に植えさせて頂きます。苗木の生長と子供達の人間的成長を重ねて見守る「学校の森づくり」を、地元平塚から発信出来ればと願っています。校庭でのささやかな緑化活動が、子供達の情操教育に加えて環境保全や防災、更には障害者の自立支援にも繋がります。
皆様のご理解ご支援をお願い申し上げます。
「かながわ地球環境賞」は、地球環境保全に向けた実践的活動や温室効果ガスの削減に寄与する優れた取り組みを行った神奈川県所在の団体や個人に対し、その功績を称え表彰を行うものです。
平成28年度の同賞受賞者(地球環境保全部門)7件の内、平塚市を拠点に活動する下記3団体が同時受賞しました。
・金目川水系流域ネットワーク
・NPO法人 暮らし・つながる森里川海(旧:馬入水辺の楽校の会)
・社会福祉法人 進和学園
2017年6月22日、各団体の代表が平塚市庁舎に招かれ、落合克宏市長への報告会が実施されました。私共が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトも受賞の栄誉に浴し、市長を囲んでの報告会に参加させて頂きました。
報告会を報じる記事が、下記新聞・タウンニュースに掲載されました。
・毎日新聞「かながわ地球環境賞 受賞の3団体が活動報告 平塚市役所を訪問」(2017.6.23)
・タウンニュース平塚版「かながわ地球環境賞 3団体が受賞を報告 次世代に自然伝える活動が
評価」(2017.6.29)
私達は、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐を追求すべく、福祉・環境・教育・労働の連携を目指して本プロジェクトに取り組んでいます。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導並びに多くの皆様のご支援を得て、約10年で20万本を超える苗木を提供、潜在自然植生による自然の森の再生を中心に大気中のCO2吸収にも一定の効果を発揮し地球環境保全に貢献したとの観点からもご評価頂いたものです。このような栄えある賞を受賞しましたことは誠に光栄なことであり、本プロジェクトに取り組む「どんぐりブラザーズ」(進和学園及び連携福祉施設)一同並びに関係者にとりましても大きな励みとなります。
この受賞を糧として、皆様のご期待に沿えるよう一層の努力を重ね、更に意義ある取り組みにチャレンジして参ります。
かながわ地球環境賞/進和学園 表彰状(PDF)
平成28年度 かながわ地球環境賞 受賞者一覧(神奈川県)
2017年6月28日、私達の代表は、宮脇昭先生(横浜国大名誉享受)をお訪ねし、「いのちの森づくり」プロジェクトの活動を報告申し上げました。
宮脇先生は、目下、リハビリ療養中でいらっしゃいますが、笑顔でお迎え下さりいつも通り力強く握手を交わして下さいました。
宮脇先生はじめ多くの方々に支えて頂いている「いのちの森づくり」の近況を、今般、発行した「いのちの森づくり友の会」会報第8号に基づきご報告申し上げました。先生は、各ページを熱心にご覧下さり「仲の良いものだけ集めない!混ぜる。混ぜる。・・・」とおっしゃり、私達を激励下さいました。
地球環境保全や防災対策に加え、教育や福祉の面でも、先生には、まだまだお導き頂きたいことが沢山あります。先生のご快癒を心より願って止みません。
NPO法人時ノ寿の森クラブの皆様は、静岡県掛川市倉真の森林を拠点に、荒れた人工林(主にスギ林)を切り出し、「その土地本来の木による自然林」に戻す地道な取り組みを続けておられます。「誰でも気軽に森と出会えるプラットホーム」の実現を目指し、「時ノ寿の森 夢マップ」を策定し活動されています。
2017年6月25日(日)開催の「時ノ寿の森 植樹祭」も、この「夢マップ」実現の一環で「春は桜、秋は紅葉」、何方でも楽しめる森を目指して、この地に自生する樹種を選んで植樹するものです。手入れが困難となり水源涵養・防災機能も脆弱になっているスギ林を切り出し、自然種の広葉樹(タブノキ、コナラ、ヤマザクラ等)11種類2,300本を植えました。梅雨前線が停滞する中、奇跡的にも植樹中は雨も止んで味方をしてくれたようです。約120名が参加し、班ごとに協力し合い急斜面での作業を無事終えることが出来ました。
時ノ寿の森クラブ様とは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いているご縁で、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトと連携関係にあります。今回も、私達が運営する「いのちの森づくり友の会」より苗木9種類1,260本(注)を寄贈させて頂きました。
私達が手掛けた苗木が自然林を育み、水源涵養・防災に加え、深刻化する地球温暖化や花粉症対策の一助としてお役に立てれば幸いです。
(注)下記の企業・団体様をはじめ、進和学園
「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附
を活用して、苗木1,260本を寄贈させて頂きました。
(株)サン・ライフ様:500本 本田技研工業(株)様:500本
ホットケーキ・パーラーFru-Ful l様:111本 その他
2017年6月16日、進和学園の恒例行事「あじさいまつり・感謝デー」の初日に、本田技研工業(株)埼玉製作所の皆様をお迎えし、進和学園各施設の活動をご視察頂きました。Honda様より受注している自動車部品の仕事は、43年目を迎え「ものづくり」を通じて、ディーセント・ワーク(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)を多くの障害のある方々にご提供頂いています。
毎年、この「あじさいまつり」と「クリスマス交流会」には、貴重な時間を割いてご慰問下さっています。今回は、埼玉製作所購買業務部の皆様4名をお迎えし、親しく交流を図って頂きました。
Honda様が、障害者の直接雇用に加え、私共のような福祉的就労分野に永年に亘り仕事をご発注頂いていることに、心より敬意を表すると共に、親身なるご支援ご指導に厚くお礼申し上げます。
今後も、皆様のご期待にお応え出来るよう、品質保証と工程管理に万全を期し、更なるレベルアップに向けチャレンジして参ります。
スナップ&集合記念写真は、こちらからご覧下さい。
⇒ Photo Album Chart /Honda様各施設をご視察(2017.6.16)
⇒ Photo Album Chart /Honda様との集合記念写真(2017.6.16)
神奈川新聞に記事が掲載されました。
⇒ 神奈川新聞「障害者施設など 理解と協力に感謝」(2017.6.19)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に43年)
「福祉」と「教育」の連携 ~ 進和学園と秦野曽屋高校の交流 ~
2017年6月16日(金)、進和学園の「あじさいまつり」(オープンデー)の初日、神奈川県立秦野曽屋高校の「社会福祉基礎」授業の一環として、担任の二三四明子先生引率のもと、3年生の皆さん12名に「しんわルネッサンス」を見学頂きました。同校では、福祉・ボランティア教育に注力、この日の授業は、「障害者の自立支援」をテーマに、地域の福祉に関し視野を広げ福祉の現場を通して豊かな心を育むことを目的に実施されました。
同校と進和学園との交流は、2010年春、進和学園が栽培した苗木を校庭に植樹する「学校の森づくり」に始まり8年目を迎えています。文化祭では、植栽のメンテナンス(除草・剪定・補植)作業や模擬店を生徒の皆さんと協力して実施する等、お互いに触れ合い・学ぶ貴重な機会となっています。
生徒の皆さんをお迎えするのは3年連続で、障害のある方々が自立に向け自動車部品の組立や農産物加工に励んでいる姿を見学頂きました。福祉工場が、企業・専門家・地域をはじめ多くの方々のご支援を得て運営され、一人一人の「出来ること」に着目して、「働く喜び」「役立つ喜び」を追求している取り組みから、何かを感じ取って頂ければ幸いです。また。将来、社会福祉士、理学療法士、保育士等を志望される生徒さんもおり、進路検討の際の参考として頂ければと思います。
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトは、障害のある方々の自立・就労支援と共に、環境や教育分野との連携も目指しています。特に、未来の担い手となる子供達や若者と手掛ける「学校の森づくり」を積極的に推進しています。
2017年6月13~14日、開成南小学校(神奈川県足柄上郡)において、本年度初めての「学校の森づくり」を実施しました。同校では、これまで、全校児童が「校庭・緑地帯づくり」の体験実習に参加していますが、今回は、園芸委員会の5~6年生と進和学園メンバーが分担して、校庭東側の一画に496本の苗木を植樹しました。
色々な種類の自然種の樹木を混ぜて密植し生物多様性に富む植栽を目指しています。小さな苗木を大地に植えるささやかな行為が、命の尊さや自然の大切さを学び、個性や多様性を尊重して共に生きるという「共生」の理念に触れる機会となれば幸いです。
苗木代金や必要経費は、前年度に続いて、公益財団法人日野自動車グリーンファンド(HGF)様からの「いのちの森づくり友の会」への助成金を活用させて頂きました。同財団はじめ、ご指導下さった先生・職員の皆様、ご支援頂いた関係の皆様に心より感謝申し上げます。
静岡県掛川市は、南海トラフ巨大地震による津波被害の削減を目的に、遠州灘沿岸において「生命」と「財産」を守る「掛川モデル」植樹活動を推進されています。
2017年6月10日、沖之須海岸に約600人が集い、その土地に適合した潜在自然植生の樹木を中心に、9種類3,000本の苗木を植える植樹祭が開催されました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される密植・混植方式に基づき、NPO法人時ノ寿の森クラブ様はじめ民間、行政並びに市民協働による意義深い取り組みです。
今回も、進和学園「いのちの森づくり友の会」より、2,705本(注)の苗木を提供させて頂きました。嬉しいことに「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)の一員である(福)掛川芙蓉会 掛川工房つつじ の皆さんが栽培したトベラとヒメユズリハの苗木770本も含まれています。多くの方々の温かいご支援の下、環境保全・防災並びに障害者の自立支援にも通ずる植樹イベントに参加出来ましたことに、心より感謝申し上げる次第です。
(注)下記の企業・団体様をはじめ、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を活用
して、苗木2,705本を寄贈させて頂きました。
(株)サン・ライフ様:1,000本 本田技研工業(株)様:1,000本
ホットケーキ・パーラーFru-Ful l様:111本 その他
参考資料:市民協働による希望の森づくり「潮騒の杜」 沖之須植樹祭 案内チラシ
東京都豊島区では、人口密度日本一の地域に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進されています。2009年より、私共もプロジェクト・メンバーとして参加、関係の皆様のご理解ご支援を得て、進和学園が育てた苗木も多数ご利用頂いています。
2017年6月4日(日)、としまセンタースクエア(豊島区役所1階)において、「としまグリーンウェイブ2017」の一環として、苗木配布の催しが実施されました。ご自宅の庭やベランダでも育て易い自然種の低木類(ジンチョウゲ、センリョウ、ナンテン等)を中心に、合計936本の苗木を区民の皆様にプレゼント!今回も、豊島区が進和学園に優先発注下さったもので、「いのちの森づくり」に従事する障害のある方々の自立就労支援にも繋がっています。豊島区及び関係の皆様に、心より感謝申し上げます。
官公需の優先発注に感謝!
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区のように福祉施設への発注を優先することにより、障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐に繋がる事例が増えることを期待したいと思います。
2017年6月4日(日)、快晴、私達は、第3回アシガラマルシェに出店しました。足柄地区最大級のマルシェで、今回は、絶景の眺望に恵まれた山北町(丸山)の(株)トヤマ様(放射光関連機器メーカー)を会場として、約100店舗が連なり大盛況の賑わいとなりました。
トヤマ様では、社屋・工場周囲に、自然の森を再生すべく「その土地本来の木による本物の森づくり」に取り組まれています。私達が推進する「いのちの森づくり」を応援下さり、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂いています。更に、植樹地のメンテナンス業務として「育樹・除草」作業を福祉施設の仕事としてご発注頂いています。障害者の働く場の提供及び工賃確保にも貢献頂いていますが、今回のマルシェに際しましても温かいご支援を賜りました。
個性的で魅力溢れるマルシェを楽しみながら、進和学園の自主製品(パン、クッキー、「湘南とまと工房」ジュース等)の販売を通じて、地域の皆様はじめ多くのご来場者と交流させて頂く貴重な機会となりました。
ホットケーキ・パーラーFru-Full(フルフル)梅ヶ丘店(東京世田谷)は、日本の伝統的なホットケーキと卓越したフルーツ類が人気を博している注目のお店です。ご縁あって、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクト(注)を応援下さり、また、福祉施設の自主製品を店づくりやメニューに活用頂いています。赤坂店(本店)は、テレビや雑誌、各種メディアでも取り上げられている有名店ですが、梅ヶ丘店も次々に情報誌等に紹介されています。
■「Hanako」No.1134(マガジンハウス)
~ 2017年6月8日発行 ~
若い女性に人気の情報誌「Hanako」の「フルーツだいすき」特集に、フルフル梅ヶ丘店が大きく掲載されました。「表紙」には、フルフルの逸品フルーツサンドが華やかに登場!加えて、メインページP.10~15 を飾る写真が、フルフル梅ヶ丘店の魅力を紹介しています!
彩豊かで美味しくて栄養たっぷりのフルーツパフェや果物を使ったサンドが注目されています!フォトジェニックなフルーツを自在に操る老舗パーラーから新進気鋭のお店まで、見逃せない記事が満載です。
私達は、Fru-Full(フルフル)様とのコラボレーションから、新たな「民福連携」(民間と福祉との連携)を目指して参りたいと思います。
(注)フルフル様の売上げの一部を毎月、進和学園いのちの森づくり基金へご寄附頂いています。
ご寄附累計:115万円/進和学園栽培の苗木2,555本分(2017年5月末現在)
*Fru-Full(フルフル)梅ヶ丘店の模様はこちらから ⇒ Fru-Full Umegaoka Photo Album
美味しさと優しさが溢れるFru-Full(フルフル)に、皆様、是非お越し下さい!
2017年5月27日(土)・28日(日)、テレビ神奈川(tvk)主催「2017秋じゃないけど収穫祭」が、横浜公園・日本大通り地区で開催され、今回も、tvk様のご支援を得て参加させて頂きました。
(写真:tvk 2017 秋じゃないけど収穫祭/ポット苗づくり 5月27日(土)の模様)
tvk様が推進される「どんぐりドリーム大作戦」と進和学園の「いのちの森づくり」との連携は7年目を迎え、この恒例のイベントをはじめドングリ拾いや苗木の栽培、湘南国際村(横須賀市)での植樹祭等の成果を蓄積しています。
ブースでは、ドングリや木の実から育てている幼苗を鉢上げする「ポット苗づくり」体験コーナーを設営。多くの方々がお立ち寄り下さり、ドングリ(シラカシ、アカガシ)や木の実(ナンテン)の可愛い幼苗を観察しながら、「ポット苗づくり」を体験頂きました。幼い子供達からご年配まで、小さな苗づくりのささやかな体験を通じて、自然や環境、森の大切さ、命の尊さを感じて頂ければ幸いです。
今回も、テレビ神奈川(TVK)様及び花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て、お作り頂いたポット苗は無料で希望者にお持ち帰り頂きました。ご自宅や職場で苗木を育て、「森づくり」の輪に加わって頂ければ嬉しく思います。
*2日間の写真がより多くご覧頂けます。
⇒ Photo Album Chart 「2017秋じゃないけど収穫祭/ポット苗づくり体験コーナー」
2017年5月27日(土)、松田町自然館(神奈川県足柄上郡)において、自然講座「いのちの森づくり」が開催されました。木を植えてカブトムシを育てようという試みで、研進の林田雅之が講師を務めさせて頂きました。
「森づくり」に関する基礎知識を学んだ後、その土地本来の木による「ふるさとの森」に適する苗木11種類60本を、ご参加頂いた13名と進和学園メンバーが協力して植えました。これらの苗木は、「どんぐりブラザーズ」の仲間であるNPO法人パソボラサークル(農業ステーション)の皆さんが心を込めて育てたもので、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
松田町自然館での一連の植樹活動は、館長の渡邊建雄様はじめ多くのご支援者の深いご理解ご支持の下、福祉・環境・教育の貴重な連携事例となっています。
案内チラシ ⇒ 松田自然館 自然講座「いのちの森づくり」
株式会社ホンダロジスティクス様は、Hondaグループの「物流」を担う中核会社で、弊社が仲介するホンダ車部品事業における物流及び納入代行をお願いしています。永年に亘り迅速かつ的確なサービスをご提供頂き、進和学園及び連携福祉施設(小田原支援センター)で働く知的・精神障害のある方々の「働く喜び」「役立つ喜び」の実現に貢献頂いています。
同社の皆様には本業を超えて様々な局面でお世話になっていますが、昨年9月に続いて、同社・小川ロジスティクスセンター第2期植樹活動として、私達が推進するいのちの森づくりプロジェクトへのご支援の一環として施設周囲の植栽を「仕事」としてご発注下さいました。
2017年5月25日~26日、地盤づくりと植樹を実施、準備段階から社員の皆様にも全面的にサポート頂き、進和学園が育てた苗木188本(累計473本)を植樹することが出来ました。多くの種類の自然種による混垣植栽は、個性を尊重し多様性を育む共生への願いを込めたもので、Hondaイズム(ワイガヤ文化)にも通ずるものです。
この度も、同社埼玉事業所の古閑敏郎所長様はじめ社員の皆様には、大変温かくお迎え頂きご配慮を賜りました。心より感謝申し上げますと共に、皆様のご厚意ご支援にお応出来るよう一同更に精進して参ります。
「手をつなぐ」は、全国手をつなぐ育成会連合会が発行する「元気の出る情報・交流誌」です。知的障害のある当事者(本人・家族)に関する教育・福祉・ 労働等の諸施策を中心に 、当事者のことを念頭において約50年近く刊行されています。文字通り、 全国の仲間が「手をつなぐ」ために役立つ情報誌と言えます。
同誌2017年5月号/NO.735の特集「たくさんのはたらく」において、進和学園(しんわルネッサンス)従業員として活躍されている荻野文夫さんの文章が掲載されました。
荻野さんは、研進が仲介する進和学園におけるホンダ車部品事業がスタートした1974年以来、43年間に亘り本田技研工業(株)様から受注している部品組立の仕事を担当されています。元々は、研進の社員として旧工場「進和職業センター」の運営に尽力され、現在は、進和学園(しんわルネッサンス)のA型(雇用型)従業員として、多くの障害のある方々を率いる中心的な役割を果たされています。特に、全員で取得したISO9001認証に基づく品質保証・工程管理において、進和学園職員と協力して工場のレベルを支えて頂いています。
掲載文章はこちら
⇒ 「手をつなぐ」2017年5月号/荻野文夫「作った部品が世界中の自動車に」
公益社団法人 日本発達障害連盟 の機関誌「JL NEWS」2017年5月号No.111に、研進の出縄貴史による「『みなし雇用制度』の提言」と題する記事が掲載されました。副題にある通り、「福祉施設への発注を障害者法定雇用率の一部に算入!」という制度改定に係わる提言です。
一般就労が困難な障害者が働く就労施設に仕事を発注したり、福祉施設の製品を購入することにより、障害者の自立に貢献する企業については、当該企業の直接雇用ではないものの、障害者法定雇用率(現行2.0%)に加算して社会的な評価を付与するというのが、いわゆる「みなし雇用制度」です。
慶応大学の中島隆信教授が、日本経済新聞(2016年11月3日)に寄稿された「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」と題する論考により、経済学的な観点から「みなし雇用制度」の導入が障害者と企業双方の利益に繋がるとの見解を示されました。同教授の示唆に富んだ論考の紹介及び解説に加え、就労系事業(A型・B型・就労移行)への発注について制度面の整合性と今後の方向について述べさせて頂きました。
2018年度から、精神障害者の雇用義務が課され法定雇用率は引き上げられる見込みであり、「みなし雇用制度」についての論議が深まり、具体的な制度改定に向かうことを願って止みません。
閲覧はこちら ⇒ 「JL NEWS」2017年5月号No.111「『みなし雇用制度』の提言」(出縄貴史)
関連資料:
日本経済新聞「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」(2016.11.3)
「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015年12月号)(日本法令 )
神奈川県逗子市は、「世界とつながり、平和に貢献するまち」を掲げ、日本で三番目(熊本市、名古屋市に次いで)となるフェアトレードタウンに認定されています。フェアトレードは、適正な価格で取引することにより、開発途上国の農家や小規模生産者、女性など、立場の弱い人々の自立を支援する国際協力であり、人権尊重に資する平和運動でもあります。フェアトレード商品を取り扱う各種マーケットや啓発事業等、様々な企画が実践されていますが、有り難いことに、私達が手掛ける東ティモール産コーヒー「カフェ・ブーケ」もご推挙頂いています。逗子市の広報「ずし」(2017年5月号)にも関連記事が掲載されました。
「カフェ・ブーケ」は、逗子市役所内の喫茶店・ともしびショップ「青い鳥」(運営:逗子市手をつなぐ育成会)においてご賞味頂くことが出来ます。また、商品の店頭販売も行っていますので、皆様、是非お立ち寄り下さい。
逗子市 広報「ずし」(2017年5月号)(フェアトレード関連記事)
(カフェ・ブーケ商品ご案内)
「逗子おススメ/Cafe Bouquet」(展示パネル)
<連携福祉施設>
「カフェ・ブーケ」は、東ティモール産の無農薬自然農法により収穫されたコーヒー豆を、次の福祉施設が連携して商品化し販売しています。
①社会福祉法人湘南の凪 mai! えるしい(逗子市):知的障害のある方が、粘り強くハンドピッ
キングにより選別・計量・封入・梱包作業を行っています。
②Studio COOCA(平塚市):ラベル・デザインは、Able Art のフロントランナーとして有名な
同施設の皆さんにお願いしました。
③社会福祉法人進和学園&(株)研進(平塚市):商品企画・仲介を行い「いのちの森づくり」
プロジェジェクトの一環として、売上げの一部を積み立て、東北被災地の防潮林、荒廃地の森
林再生や公共施設の緑化に活かしています。
*逗子市では、これまでに、逗子小学校、久木小学校、逗子市第一運動公園等に、障害のある
方達が育てた苗木を多数ご利用頂いています。 「いのちの森づくり」プロジェクト
④ともしびショップ「青い鳥」(逗子市):上記の通り、逗子市役所内の喫茶店にて「カフェ・
ブーケ」を提供・販売します。
お買い上げ下さった皆様の優しさが、「開発途上国支援」「障害者の自立就労支援」「環境保全(いのちの森づくり)」に繋がります。皆様のご愛用をお願い申し上げます。
(参考資料)
進和学園「いのちの森づくり友の会」会報 第6号 掲載記事より(2015年6月発行)
一般社団法人Silva (2017.4.4)
「Veggy」(2016年5月号)「ウェルフェアトレードをもっと身近に」
今年のゴールデンウイーク、皆様どのようにお過ごしでしょうか?私達は、「いのちの森づくり」プロジェクトにも通ずる素敵な緑化イベントに参加しました!
■全国都市緑化よこはまフェア/里山BONSAI展示
横浜市と公益財団法人都市緑化機構が主催する掲題イベントの一環として、2017年5月1日、西武百貨店東戸塚店7階において、「里山BONSAI」の展示が行われました。本商品は、ヒノキの間伐材を繰り抜いた台座にドングリの苗木や可愛い芽株を植込み、身近に里山の緑を楽しめるユニークな鉢植えキットです。「アーバン・シード・バンク」の取り組みとして誕生、苗木の一部は、障害のある方達が栽培した幼苗を利用しています。環境省の第4回グッドライフアワードにおいて、環境大臣賞グッドライフ特別賞にも輝きました。
会場では、この「里山BONSAI」と合わせ、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトを紹介させて頂く機会にも恵まれ、苗木及び陶製植木鉢や人気の「笑べえ」等を販売させて頂きました。お立ち寄り頂いたお客様と、緑に親しみ森を愛でる会話が弾みました。
■平塚市緑化まつり
第44回平塚市緑化まつりが、2017年4月29(土)・30日(日)の二日間に亘り平塚市総合公園において開催されました。進和学園も、例年通りブースを設営、陶芸班が手掛けた陶製植木鉢や「どんぐりグループ」が栽培した苗木をはじめパン・菓子類、工芸品等の自主製品を販売させて頂きました。また、学園メンバーが育てたカワラナデシコ(平塚市の花)の苗木の無償配布は、恒例の人気行事としてお馴染みですが、今回も大勢の方々にお持ち帰り頂きました。
緑と花の祭典を通じて、日頃お世話になっている地域の皆様との交流の輪が広がり、笑顔が弾ける楽しい時間を共有しました。
■「ふくふくのいえ」オープニングイベント
2017年4月29日(土)、「こどものこうふく、シニアのふくし」・・・”ふく”が重なる願いを込めた「ふくふくのいえ」が、東京・世田谷区喜多見にオ-プンしました。一般財団法人「世田谷トラストまちづくり」の「空き家活用モデル事業」として助成を受け、赤ちゃんにお母さん・お父さん、地域のお年寄りも集うコミュニティー広場として期待されています。
進和学園「いのちの森づくり友の会」基金から、「街の木を活かすものづくりの会」様を通じて、植栽コーナーに植樹する苗木16本を提供させて頂きました。オープニングに参加された方々、子供達と一緒にミニ植樹イベントを実施!苗木の生長と赤ちゃんや子供達の成長を重ねて見守って行きたいと思います。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みです。「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。・・」という理念に共感する多くの方々が植樹活動に参加、中には、ドングリや木の実から苗木を栽培している個人・団体・企業の方々もおられます。そして、有難いことに、幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂くこともあります。今般、苗木をご寄贈頂いた事例をご紹介します。
■横浜ゴム(株)平塚製造所様より苗木520本ご寄贈!
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトにおいて、社員の皆様が苗木栽培と植樹に加え苗木の提供活動を進めておられます。同社の各工場で栽培された余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて栽培を引き継がせて頂く「森づくり」の連携は7年目を迎えています。
2017年4月25日、同社平塚製造所様より苗木4種類/520本をお譲り頂きました。執行役員平塚製造所長の中澤和也様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂きました。同社からご寄贈頂いた苗木は、累計40,085本、その内、実際に植樹が実現している苗木は合計30,579本(150事案)に及び、私達が提供した苗木総数の約14%を占めています。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み
■(株)家具の大正堂様より苗木500本ご寄贈!
(株)家具の大正堂様では、本店の裏山の森林保全に社員の皆様と地域住民の方々が協力して取り組まれています。「るーたん ♪ の森」と命名され、進和学園で栽培した苗木を多数ご発注の上植樹頂いています。敷地内のシラカシの母樹から、社員の皆様がドングリを採集し苗木の栽培にも挑戦、立派な幼苗を見学することも出来ます。同社の森林保全活動は、栄えある環境大臣賞にも輝いています。
2017年4月21日、同社よりシラカシの苗木500本を進和学園に寄贈頂きました。社長の渋谷金隆様も直々に立ち会って頂き、「どんぐりグループ」メンバーを笑顔でお迎え頂き励ましのお言葉を頂戴しました。
■澤田様ご夫妻より苗木約180本ご寄贈!澤田茂友・伸子様ご夫妻(横浜市)は、進和学園「いのちの森づくり友の会」にご加入頂いて私達の緑化を通じた環境保全活動をご支援下さっています。ご自宅の庭では、アカガシやタブノキ等の潜在自然植生種の苗木も栽培され、20~30cmに育った苗木を進和学園にご寄贈頂いています。
2017年4月20日、澤田様より3回目となる苗木のご寄贈を賜りました。変わらぬご厚情に心より感謝申し上げます。
2017年4月22日(土)、地球環境について考える「アースデイ」のこの日、一般社団法人森の防潮堤協会主催による「仙台市荒浜四季彩の森植樹会」が開催されました。仙台市若林区荒浜の国有林エリアに、200名を超える参加者が集いました。東北大学の留学生も加わり、様々な言語が飛び交い微笑ましく国際色豊かな植樹イベントとなりました。
開会式では、協会の日置道隆理事長が「命と財産と心を守るための森の防潮堤」を築く意義を説かれ、私達の代表も皆様と共に、東北被災地の復興を祈りつつ植樹作業に励みました。
本植樹会では、翌日も合わせ27種類7,500本の苗木を植える予定ですが、四季の彩りを楽しめるように樹種を選択しています。嬉しいことに、私達が宮城県産のドングリや木の実から育てたタブノキやシラカシ等5種類1,000本の苗木も含まれています。これらの苗木は、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用して寄贈させて頂きました。私達が手掛けた東北産の苗木が里帰りを果たし、環境保全や防災面で少しでもお役に立てれば幸いです。
苗木提供に向けてご寄付頂いた(株)サン・ライフ様(平塚市)、環境まちづくりNPOエコメッセ様(東京・世田谷区)、並びに、親身なるご協力を頂いた森の防潮堤協会はじめ関係の皆様に心より感謝申し上げます。
ご支援者(敬称略) | 内 容 |
(株)サン・ライフ | 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を 活用して苗木556本を提供させて頂きました。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 同基金へのご寄付を活用して苗木444本を提供させて 頂きました。 |
*上記提供の苗木の内、2種類300本は、横浜ゴム(株)茨城工場様より進和学園がご寄贈を
受け栽培を継承させて頂いた苗木が含まれています。⇒ 横浜ゴム(株)様との連携
桜のシーズンも終わり、まばゆい新緑の季節、私達が取り組む「いのちの森づくり」もにわかに忙しくなります。新年度を迎え、気持ちも新たに「どんぐりブラザーズ」一同、張り切っています!最近の活動から幾つかをご紹介します。
■2017 日本フラワー&ガーデンショー
新年度の最初の案件は、2017年4月1日(土)~3日(月)、公益財団法人日本家庭園芸普及協会主催により、パシフィコ横浜で開催された「2017日本フラワー&ガーデンショー」における苗木提供となりました。
グリーンアドバイザー東京様のブースで行われた、一般来場者向けの苗木の寄植え講習会において、苔玉盆栽用に進和学園が栽培したヒメユズリハ、ヤブツバキ、マンリョウ、ナンテンの4種類の幼苗をご利用頂きました。
■春の育樹(除草)作業
私達が育てた苗木は、自然の森や防潮林、公園、学校、道路等、色々な場所に植樹していますが、雑草の影響や周囲の環境に合わせて、育樹(除草)作業が必要となります。特に、「いのちの森づくり基金」を活用して、主に知的・精神障害のある方々にとって貴重な就労機会となっています。
潜在自然植生種による自然の森は、植樹後2~3年の育樹を行えば自然淘汰に委ねメンテナンス・フリーとなりますが、公園や学校等の施設では、日常生活の便宜を踏まえ継続的な育樹によるメンテナンスが求められます。今春も、近隣の公園や学校での植樹地の育樹作業に着手しています。
■植樹祭に向けた苗木の出荷準備
4月中旬から6月にかけて、各地での植樹祭や関連イベントのシーズンとなります。有り難いことに、今春も東北被災地/仙台荒浜植樹会(4月22日)や湘南国際村めぐりの森植樹祭(5月14日)等において、私達が育てた苗木を多数ご利用頂ける予定です。各イベント毎に、樹種・本数を間違えないように揃えなければなりません。皆で協力しながら計画的に出荷の準備を進めています。
■神奈川県自然環境保全センター 展示コーナー
国際生態学センター(IGES-JISE)は、神奈川県自然環境保全センターの一画に、約1ヶ月間、植樹活動に係わる展示を実施されます。ドングリの発芽から苗木の生長、栽培の仕方、植樹による森林再生の意義やその手法について紹介。光栄なことに、進和学園が育てたスダジイ、タブノキ、シラカシのポット苗の実物も展示頂くこととなりました。
2017年4月21日、苗木をお届けし展示コーナーの準備をお手伝いさせて頂きました。多くの皆様にご覧頂けたら幸いです。
「里山BONSAI」は、ヒノキの間伐材を繰り抜いた台座にドングリの苗木や可愛い芽株を植込み、身近に里山の緑を楽しめるユニークな鉢植えキットです。都市に住む皆様にも、日本の美しい里山風景を感じて頂けるよう、盆栽風にアレンジしています。
「アーバン・シード・バンク」の取り組みの一環として誕生、苗木の一部は、進和学園が推進する「いのちの森づくり」において、障害のある方々が栽培した幼苗を活用し、製作は研進&進和学園メンバーが担当させて頂いています。
「里山BONSAI」プロジェクトは、環境省の第4回グッドライフアワードにおいて、環境大臣賞グッドライフ特別賞を受賞しました。この度、環境省ホームページに、本プロジェクトの詳細レポートが掲載され、進和学園・研進の取り組みについても紹介されています。
私共にとりましても大変光栄かつ嬉しい出来事であり、大きな励みとなります。本プロジェクトを率いて頂いている(株)環境ビジネスエージェンシー様はじめ関係の皆様に、心より感謝申し上げますと共に、苗木の提供並びに商品の製作を通じて、皆様のご期待に沿えるよう尽力して参りたいと思います。
詳しくはこちら ⇒ 環境省 第4回グッドライフアワード・レポート/「里山BONSAI」
・環境大臣賞表彰式の模様はこちら ⇒ アーバン・シード・バンク(2016.12.15)
・「里山BONSAI」のご購入お申込み ⇒ 「アーバン・シード・バンク」商品オーダー
私達が組み立てているホンダ車部品は、(株)ホンダロジスティクス様(東京都千代田区)によりHonda各製作所への輸送及び納入代行をお願いしています。安全・迅速・適確な物流サービスによって、私達を支えて下さっています。
2017年4月7日(金)、同社主催「お取引先懇談会」が、東京マリオットホテル(品川)において開催され、進和学園と研進もご招待賜りました。同社の事業概況のご説明や企業表彰が行われました。懇親会では、Hondaグループの特例子会社として障害者雇用に先進的な取り組みをされているホンダ太陽(株)様とご一緒に弊社&進和学園をご紹介頂きました。ホンダロジスティクス 社長の永井髙志様はじめ社員の皆様、ホンダ太陽 社長の星野博司様にもご挨拶申し上げ、情報交換をさせて頂きました。
ホンダロジスティクス様のご厚意により、今回も、会場で提供されるコーヒーは、私達が手掛ける東ティモール産フェアトレード・コーヒー「カフェ・ブーケ」を、また、お客様へのお土産には進和学園のクッキー詰め合わせをご利用賜りました。
43年目を迎えるホンダ車部品事業は、福祉と企業の連携事例として注目頂いていますが、今後も皆様のご期待に沿えるようチームHondaの一員として、一同、業務に精励して参る所存です。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との連携)
(株)トヤマ様(放射光関連機器メーカー)は、神奈川県山北町の新社屋・工場周囲に、自然の森を再生すべく「その土地本来の木による本物の森づくり」に取り組まれています。有難いことに、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂くと共に、植樹地のメンテナンス業務として「育樹(除草)」作業も福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」の仕事として継続的にご発注頂いており、障害者の働く場の提供及び工賃確保にも貢献頂いています。2017年4月1日(土)、新社屋・工場が稼働して2周年を記念し、同社庭園を開放して地域の皆様が集うオープンガーデンが開催され、進和学園&研進もお招き頂きました。小雨がちらつく寒い陽気で富士山の絶景は望めませんでしたが、地域の方々が大勢集い進和学園の模擬店にもお立ち寄り頂き温かい交流の輪が広がりました。
社長の遠藤克己様はじめ同社社員の皆様には、親身なるおもてなしを賜り、楽しい一時をご一緒することが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。