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   研進・進和学園におけるホンダ車部品授産事業の歩みを写真アルバムで辿ります。

社会福祉法人 進和学園 開園(1958年) ~ あれから65年! ~

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1958年(昭和33年)6月、出縄意太郎の遺産をもとに自宅を開放して知的障害児30名の施設として社会福祉法人進和学園が開園しました。

写真左:開園式で挨拶する出縄明園長(初代理事長)
写真中:開園当時の進和学園(神奈川県平塚市万田)
写真右:出縄光貴(研進 創設者)、出縄明初代理事長の実兄で、当時、本田技研工業(株)浜松製
          作所に勤務。
(児童の成長に伴い、この16年後に進和学園において障害者自立支援を目的とする「ホンダ車部品」の授産事業がスタートするとは、当時は誰も予想出来ませんでした)

アーカイブ進和学園児童部&ホンダ浜松hp1.jpg

写真左:開園直後の進和学園児童部の建物(神奈川県平塚市万田)
写真中:ホンダ浜松製作所勤務時代の出縄光貴(後列中央)
写真右:同上(中央)

随想記事 ⇒ 月刊「致知」/「障がい者に働く誇りと喜びを」(出縄雅之/2015年2月号)

出縄光貴 プロフィール ~ ホンダマンから障害者福祉へ ~

出縄光貴アーカイブ4905_1[1]hp1.jpg
                      出縄 光貴  経歴
 大正12年、神奈川県平塚市生まれ。東京商大(一橋大)卒。
 旭硝子他を経て、昭和29年(31歳)本田技研工業(株)入社。
 資材・経理畑を歩み、昭和42年(44歳)同社を退職。進和学園
 と本田技研工業(株)との掛け橋となり、昭和49年(51歳)、(株)研進を創設しホンダ車部品授産事業の道を拓く。
 経理の専門家で、経済合理主義者の反面、優しく情に篤い。組織
 より個人を重んじ、権威主義的な姿勢を嫌った。進和学園利用者
 ご本人との交流・触れ合いに生き甲斐を求めた。
 「進んで名を求めず、退いて罪を避けず」(孫子)を範とし、進
 和学園窓口会社:研進の運営に当たる。
 平成16年8月永眠。享年81歳。「死者は生者を煩わすべからず」
 「お経、戒名無用」との遺志から自宅にて家族葬。分骨し学園の
 仲間と共に「メモリアルしんわ」に眠る。

出縄光貴アーカイブ2010070hp1.jpg

(株)研進の設立と「進和職業センター」開設(1974年)

進和職業センター稼働(1974)hp.jpg
1974年(昭和49年)7月、株式会社研進設立。
本田技研工業株式会社様のご支持を得て、部品組立加工授産事業の準備が進みました。
「進和職業センター」開設1か月前より、ホンダ浜松製作所のプロジェクトチームの皆様が、泊まり込みで技術・安全面について親身かつ徹底した指導をして下さいました。
同年9月、念願の「進和職業センター」が稼働しました。
写真左:「進和職業センター」竣工感謝式
写真中:「進和職業センター」全景(左が工場、右が生活棟)
写真右:「進和職業センター」工場棟
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ホンダ浜松製作所様より、インジェクションマシンやプレスマシン等の大型機械類の無償貸与を受ける等、授産施設の常識を超える作業環境が整備されました。  
ホンダ様とお揃いの白色の作業着は、当時の窮状にあって、本田技研工業様からご寄贈頂いたものです。この伝統あるユニフォームに身を包み働けることは、私達の喜びであり誇りです。開設当初の進和職業センター20081028[1]hp.jpg

 本田技研工業(株)創立50周年記念 協力会社紹介文より ~ 1998年4月10日 ~

(株)研進:昭和49年、社会福祉法人進和学園の当時学園理事であった(株)SONY会長の井深大氏が積極的に開設を支持し、又本田宗一郎最高顧問(当時)にも強力に支持して頂き、入園者に「働く喜び、社会に役立つ喜び」を体験してもらおうとHONDA製品の部品加工(主にASSY作業)を行ってきている。
 
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ホンダ・トップの方々からも、直々に温かいご支援・激励を賜りました。
写真左:本田技研工業元副社長(当時専務)の西田通弘様ご来訪(1974年11月)
写真右:本田技研工業浜松製作所長(当時)の服部孝幸様ご来訪(同上)
西田様、服部様をはじめ、ホンダOBの皆様には、授産事業開始当時から今に至るまで、変わらぬご厚情を賜っています。

「働くよろこび」「役立つよろこび」を求めて! ~ 障害者雇用の実践 ~

進和職業センターでの作業

ホンダ車部品の組立加工作業を通じて「働くよろこび」「役立つよろこび」を皆で分かち合って来ました。
研進では、創業当初から知的障害者の方々を募り、直接雇用による就労の場を提供することにも努めました。一時は、10名以上の知的障害をお持ちの方々が、研進の社員として働いていました。蓄積した経験やノウハウは、現在「しんわルネッサンス」のA型(雇用型)事業に引き継がれています。

「HANDICAPPED PERSON」(全国社会福祉協議会・授産施設協議会 1978年)

20140211111119_00001.jpg企業に対して授産施設や福祉工場への発注を呼び掛けるパンフレット。立石電機(オムロン)、キャノン、三井信託銀行、白洋舎と共に、本田技研工業における進和学園への発注事例を紹介しています。
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本田技研工業 西田通弘副社長(当時)の「授産施設に仕事を発注することは、企業の社会的責任であると思う」とのコメントが40年以上前のものであることに驚かされます。

「HANDICAPPED PERSON」(全国社会福祉協議会・授産施設協議会/1978)

「福祉」と「労働(企業)」の連携 ~ 「分業」と「協業」 ~

「進和職業センター」&(株)研進

(株)研進は、授産事業の営業窓口会社として「福祉」の中に企業的な運営手法を導入することを目指して来ました。元ホンダマンであった出縄光貴をはじめ、研進の社員はその殆どが企業出身です。
進和学園と研進による、其々の専門性を活かした「分業」と「協業」のスタイルが、事業運営の特徴となっています。
                 進和職業センター作業棟全景hp1.jpg

新福祉工場「しんわルネッサンス」の稼働(2006年)

2006年3月、作業環境の再整備と生産性及び品質の向上並びに障害者の自立支援サービスの新たな展開を目指して、「しんわルネッサンス」が稼働しました。「雇用型」「非雇用型」事業の併設により利用者各人の能力・ニーズに対応した高付加価値就労の機会創出に尽力しています。
       ホンダ車部品組立加工HP3[1].jpg

ISO9001認証取得・知的障害部門で日本初(2007年)

20090320095607_1[1].jpg ISO9001認証(しんわルネッサンス)20090220093046_1.jpg
ホンダ様のご支援ご指導の下、品質保証と工程管理の向上に取り組み、2007年、知的障害部門の福祉工場として日本初となるISO9001認証を取得しました。工場で働く知的障害者を含めて全員での認証取得は他に例を見ぬものであり、それ以降も毎年の更新を果たしています。
写真左:ホンダ埼玉の皆様によるISO9001認証取得に向けた直前ご指導(2007年2月)
写真右:ホンダ様及び部品メーカー様との部品組立検証会(2007年11月)

進和職業センター・感謝の集い~38年間ありがとう!~(2012)

研進社員IMG_5234 (2)hp.jpg2012年12月15日、38年間に亘り、ホンダ車部品をはじめ様々な作業を営み、障害者の自立就労支援に貢献して来た進和職業センターのお別れ・感謝式が開催されました。同センターは建て替えられ、2014年に高齢障害者のための生活介護施設「はばたき進和」として生まれ変わりました。
進和職業センターの活動は、ホンダ車部品事業の拠点である「しんわルネッサンス」他に確実に引き継がれています。

詳しくは⇒ 進和職業センター・感謝の集い

職業センター集合写真(外で)hp.jpg
全体集合記念写真hp.jpg
写真を拡大して閲覧 ⇒ 進和職業センター:感謝の集い(2012.12.15) 

本田技研工業(株)様との交流

ホンダ浜松製作所様見学会

本田技研工業の皆様との交流は、品質保証や工程管理等の業務面に止まらず、色々な局面に及んでおり、私達にとって大きな励みとなっています。
写真上:本田技研工業浜松製作所見学会(1995年11月)
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■ ホンダOBの皆様をお迎えして

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研進の創設者である故 出縄光貴が元ホンダマンであったご縁もあり、本田技研工業OBの皆様との交流も脈々と続いています。
写真:クリスマスのご慰問に来訪された服部孝幸様、磯部誠治様、馬渕亮三様、小田喜代様、竹島
       加殊子様とご一緒に(2003年12月 進和職業センター)

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            西田通弘様(ホンダ元副社長)のご指導
本田技研工業・元副社長の西田通弘様には、研進の創業当初よりお世話になりました。2019年10月にご逝去(享年96歳)されるまで、進和学園の顧問をお引き受け頂き、大所高所から親身なるご指導を賜りました。
写真左:西田通弘様と共に/進和学園創立50周年記念「本人のつどい」(2008年5月)
写真中:   同上   /サロンドクレール展(銀座・伊東屋 2009年6月)
写真右:   同上   /心のかたち陶芸展(2011年10月)

ホンダ倶楽部・絆hp60.jpg2012年6月4日~5日、ホンダ(浜松)OBの田島昭次様がご慰問下さいました。田島様は、得意のマジック(手品)を披露することによるボランティアを実践されています。
ホンダOBを会員とするホンダ倶楽部の会報「絆」(2012年秋号・No.124)に、その際の模様が紹介されています。

ホンダ倶楽部・会誌「絆」(2012年秋号)


■進和学園のイベント ~ ホンダの皆様をお迎えして ~

進和学園の行事

1975年(昭和50年)より、地域の方々とホンダの皆様をご招待し、「夏祭り」を開催。1990年(平成2年)からは、市民センターで「本人のつどい」に発展し、毎回、ホンダ様にもご臨席頂きました。現在は、6月の「あじさい祭り」にホンダ埼玉製作所の皆様にお越し頂き、親しく交流を図っています。
写真左:第9回夏祭り(1983年7月/進和職業センター)
写真中:本人のつどい(2005年3月/平塚市民センター)
写真右:あじさい祭り(2007年6月/サンメッセしんわ)

クリスマス交流会            
                  クリスマス交流会
恒例のクリスマス交流会では、ホンダの皆様がサンタクロースやトナカイに扮装して、ご慰問頂いています。障害者ご本人・ご家族・職員にとって正に感激の1日です。
写真:2007年12月-第34回クリスマス交流会-
 
■ホンダ様のイベントへの参加・交流
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写真左:ホンダ青山本社ビル見学会(2007年7月)
写真中:ホンダ埼玉製作所「真夏の祭典」出店(2008年7月)
写真右:ホンダ埼玉製作所「新春駅伝2010」(2010年1月)

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写真左:ホンダ埼玉労働組合「ホンダ・リピート・ホットライン」様 改造車椅子ご寄贈
    (2009年5月)
写真右:ホンダ埼玉「クリスマス・フェスティバル」(2009年12月)

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都市対抗野球大会では、東京ドームへ赴きホンダの皆様と一体感に包まれながら精一杯応援をしています。

写真:ホンダ埼玉(狭山)チームが13年振り2度目の優勝(2009年夏)

Special Day/忘れ得ぬ出来事

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33年間、Honda浜松製作所様より無償貸与頂いた大型機械類の撤去に伴う「感謝式」
(2007年8月28日/進和職業センター)       

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ホンダ様社内の業務改善活動であるNH(New HONDA)サークルの取り組みとして、2006年度、購買本部様のテーマ「自分達で出来る社会福祉活動」の中で、研進及び進和学園を取り上げて頂き、温かいご支援を賜りました。
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      本田技研工業専務取締役・吉見幹雄様ご視察(2009年3月11日)
ホンダの現役役員としてご多忙な中、吉見専務様にお時間を割いて私共の活動をご視察頂きました。福祉工場・授産施設に加えて生活介護施設においても、障害者ご本人・職員と親しく交流頂き、温かい激励のお言葉を賜りました。
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     本田技研工業・購買本部様はじめ貢献企業を表彰(2010年2月25日)
研進・進和学園を利用する障害者に貴重な仕事を永年に亘り発注し続けて来られた実績が高く評価され、本田技研工業・購買本部様が全国社会福祉協議会・全国社会就労センター協議会より表彰されました。
   *****************************************************Honda青山本社へ御礼訪問アシモ君とホンダ様と共に
        ホンダ様より進和学園「いのちの森づくり基金」へご寄付
         ~ 青山本社ビル御礼訪問(2011年1月20日)~
障害者の自立・就労支援の一環として私達が運営している「いのちの森づくり基金」に、ホンダ様より温かいご寄附を賜りました。
私達の代表は、青山本社ビルを訪れ感謝の気持ちをお伝えし、更なる精進をお約束しました。
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      全国社会就労センター協議会 協力企業・団体・官公庁等表彰
         ~ 2013年2月27日 新横浜国際ホテル ~
全国社会福祉協議会/全国社会就労センター協議会は、障害者への仕事の発注等を通じて就労支援に協力・貢献した企業・団体として、本田技研工業(株)購買本部様はじめ47の企業・団体を表彰しました。特に、本田技研工業様は、永年に亘る研進・進和学園利用者への発注を通じて、福祉的就労分野への多大な貢献が評価され、「特別感謝」対象の12社・団体の1社として表彰されました。
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     祝 ホンダ様 優先発注企業 厚生労働大臣表彰!
厚生労働省は、障害者優先調達推進法の趣旨に基づき、障害者就労施設等からの物品購入や仕事の発注を積極的に行い、その功績が顕著な企業に対する表彰制度を新設。本田技研工業(株)様はじめ、第1回受賞に10社が選定されました。
2015年10月28日、厚生労働省において表彰式が執り行われ、塩崎恭久大臣より各社代表に表彰状が授与されました。
神奈川新聞に、熊谷和夫記者による詳細記事が掲載されました。
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     *拡大して閲覧できます。⇒ 神奈川新聞(2015.10.29)
優先発注企業等の厚生労働大臣表彰(実施要領)
表彰企業名簿(厚生労働省Press Release)
優先発注企業等厚生労働大臣表彰/Honda 取組のポイント(厚生労働省)
 
「『人間尊重』の企業理念とホンダ車部品事業」(出縄貴史/2019年8月)
 日本法令発行の書籍「よくわかる在宅就業障害者支援制度の活用と事例 『みなし雇用』のすすめ」のコラム欄に、研進の出縄貴史が進和学園におけるホンダ車部品事業への想いを寄稿しています。
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