
2012(平成24)年度の情報・トピックスを掲載します。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、2006年秋にスタートし7年目を迎えています。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)はじめ多くの皆様のご支援を得て、その土地本来の木(潜在自然植生)のドングリや木の実から苗木を栽培して植樹活動を展開して参りました。苗木の出荷を開始してからは4年目、お陰様で苗木の累計出荷本数は10万本を突破しました。
「グリーンとしま」再生プロジェクト/東京・豊島区:電車の見える公園植樹祭(2013年3月20日)
進和学園「いのちの森づくり」苗木の出荷実績 | |
年 度 | 苗木の出荷本数(内、「友の会」基金活用分) |
2009 | 11,986本 ( 2,704本) |
2010 | 24,243本 ( 3,675本) |
2011 | 28,064本 ( 3,534本) |
2012 | 39,650本 (14,476本) |
合 計 | 103,943本 (24,389本) |
掛川市・時ノ寿の森クラブ/感謝と希望の植樹祭(2013年3月24日)
「森づくり」を通じて、障害をお持ちの方々の自立就労支援を目的として、「福祉・環境・教育・労働」の連携も徐々に進み、手応えを感ずる今日この頃です。
これからも、皆で力を合せて本プロジェクトを通じた「森づくり」の輪を拡げ、「人づくり」にも繋げて参りたいと思います。
**「進和学園・いのちの森づくり基金」活用実績**
出荷した苗木103,943本の内、進和学園「いのちの森づくり友の会」による基金を活用して、24,389本の出荷が実現しています。
同会の会員の皆様から頂いた会費や皆様から寄せられた寄附金・助成金は、公共スペースに植樹する苗木代金の他に、必要な資材の調達並びに植樹・育樹に励む障害をお持ちの方々の工賃や社会参加活動を支える貴重な基金として、有効に活用させて頂いています。
2009~2012年度の活用実績の詳細内容は、こちらをご覧下さい。
⇒ 「進和学園・いのちの森づくり基金活用実績」(2009~2012)
ホテルサンライフガーデンにて(2013年3月22日)
冠婚葬祭・福祉・文化事業を展開される(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市/社長:比企武様)には、3年連続で進和学園「いのちの森づくり基金」に多額のご寄附を賜っています。累計520万円に及ぶ貴重なご寄附を活用させて頂き、神奈川県を中心とする公共のスペース8ヶ所に合計8,500本(340万円相当)の苗木を植樹することが出来ました。県や市をはじめとする行政・相対団体の皆様からも感謝の声が寄せられています。次年度も、同社のご寄附に基づき、4,500本(180万円相当)の苗木を提供の上、植樹させて頂く計画です。
苗木は、進和学園メンバー(知的障害をお持ちの方々)が、地元で採集したドングリや木の実から栽培しており、緑化活動を通じた環境保全への貢献並びに障害者の自立就労支援にも繋がっています。同社及び関係の皆様に、心より敬意を表しますと共に御礼申し上げる次第です。
(株)サン・ライフ様ご寄附による植樹実績(2013年3月末現在)
① 湘南国際村めぐりの森(横須賀市) :4,547本
② 国立神奈川病院(秦野市) :1,090本
③ 多摩美術大学八王子キャンパス(八王子市 ) : 950本
④ 国道134号線千石河岸側道(平塚市) : 500本
⑤ 社会福祉法人進和学園(平塚市) : 485本
⑥ 神奈川県立秦野曽屋高校(秦野市) : 450本
⑦ 湘南ひらつかパークゴルフ場(平塚市) : 278本
⑧ 国道134号線袖ケ浜沿道防砂林(平塚市) : 200本
合計:8,500本
Little Treeは、私達が推進する「いのちの森づくり」と価値観を共有し、サイドメニュー等に進和学園他福祉施設自主製品を活用しているホットケーキ・パーラーです。昨年9月にオープン以来、日本の伝統的なホットケーキが人気を博し、各種メディアからも注目されています。
このたび、Little Treeが、下記のテレビ番組において取材され放映されました。
・番組:「若大将のゆうゆう散歩」(テレビ朝日)
・放送:2013年3月21日(木) 9:55~10:30
・内容:俳優の加山雄三さんが、小田急線「梅ヶ丘」周辺の散歩途上で
来店され、ホットケーキをご賞味頂きながら、冬木透マスタ-
と歓談・・・。
加山雄三さんも称賛した自家製メープルソースと、「カリッ・サクッ・フワッ!」のホットケーキの味のコラボレーションを、皆様も是非ご賞味下さい!
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5千円程度の低水準にあります。自立のためには、障害基礎年金と合わせ最低賃金の三分の一の工賃が必要とされていますが、極めて厳しい実態にあります。障害者の法定雇用率は、2013年度より2.0%(現行1.8%)に引き上げられますが、企業への一般就労が叶う障害者はごく一部に過ぎません。約20万人もの障害者は、雇用形態ではない「福祉的就労」に身を置き、低賃金ながらも様々な作業に励んでいます。
厚生労働省は、2007年度に「工賃倍増5か年計画」を策定しましたが、経済環境の激化や大震災等の影響もあり、残念ながら成果は乏しいのが現状です。このような中で、官公需の優先発注や、企業と福祉との連携の必要性が指摘されています。
私達が取り組む企業との連携について、最近の事例を紹介します。
■しまむらストアー様での「施設外就労」
働き甲斐をもたらし社会参加にも繋がる「しまむらストアー」様での施設外就労
地元有名スーパー「しまむらストアー」様(平塚市)での「施設外就労」は、2012年11月よりスタート。「施設外就労」は、企業内授産とも言われる福祉制度上の障害者の就労形態です。進和学園利用者(知的障害をお持ちの方)と職員がチームで同店に赴き、バックヤード業務を請け負わせて頂いています。同ストアーの皆様の親身なるご指導ご支援の下、野菜の袋詰め、商品陳列や清掃等の作業を担当させて頂いています。
更に、同ストアーの関連会社(株)フリーデンファーム様(平塚市)のご理解ご協力を得て、葉物野菜の栽培・収穫作業についての「施設外就労」の実習も始まりました。進和学園農業班の「就労の場」として期待されます。
企業の中で障害者が実際に働くことにより実戦的な職能訓練の場となり、「雇用」への移行を促すと共に、工賃確保にも繋がります。福祉施設にとっても指導ノウハウを活かす場となり、障害者本人、企業、福祉事業者の何れにとってもメリットが大きい制度です。■三井住友海上様での展示販売会
2013年3月14日(ホワイト・デー)、三井住友海上火災保険(株)様の駿河台ビル(東京都千代田区)において、進和学園自主製品(クッキー、ラスク、コーヒー、森づくりグッズ等)の展示販売会を実施させて頂きました。
同社社員の皆様に温かくお迎え頂き、短時間でしたが売上げも伸び、学園メンバーにとって大変貴重な社会参加の機会となりました。親身なるご支援を頂いた同社並びにMS&ADビジネスサポート(株)様に厚くお礼申し上げます。
同社の皆様は、社会貢献活動の一環として、私達が推進する「いのちの森づくり」にもご一緒頂く計画を立案されています。更なる連携に繋がることを楽しみにしています。
国・県等の公共団体が障害者が働く福祉施設等から積極的な物品購入や業務発注を求める「障害者優先調達推進法」が、2013年4月より施行されます。「官公需の優先発注」が、障害者の自立・就労支援にとって重要な課題とされており、同法が福祉的就労の拡充に繋がることが期待されます。
2013年3月9日、神奈川県平塚土木事務所より、国道134号線袖ケ浜沿いの防砂林用に進和学園栽培の苗木400本を優先発注頂きました。同事務所からは2年連続の受注となり、大きな励みとなりました。
また、地元の(株)サン・ライフ様からの進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附を活用して、200本の苗木を寄贈させて頂き、合計600本の苗木が防砂林としてお役に立つこととなりました。
当日は、河野太郎衆議院議員、赤井かずのり県議会議員に(株)サン・ライフの役員の方も駆け付けて下さり、地元住民の皆様、土木事務所スタッフの方々と協力して植樹を行いました。進和学園及び「湘南の凪」のメンバーもご一緒させて頂き、嬉しい社会参加の機会となりました。
赤井かずのりアクションレポート-釣徒然綴-2013.3.16
(株)サン・ライフ News Release(2013.3.18)
なおび幼稚園(東京小平市)は、創立50周年を記念して園庭に1,000本の苗木を植える植樹祭を実施されました。工事を手掛ける高田造園設計事務所様(千葉市)のご紹介で、進和学園栽培の苗木をご利用頂くという有難いご縁に恵まれました。2013年3月7日、春の穏やかな陽光の下、子供たち200人が主役の植樹イベントが開催され、進和学園・研進のメンバーも参加させて頂き、皆で楽しく木を植えることが出来ました。
一粒のドングリが立派な木に育つように、未来を築く子供たちの健やかな成長を願っています。
このような意義ある植栽計画に進和学園の苗木をご利用頂き、学園メンバーにとって貴重な社会参加の機会を与えて下さった「なおび幼稚園」園長の神保佳世子先生、並びにコーディネート頂いた高田造園設計事務所代表の高田宏臣様はじめ関係の皆様に心より感謝申し上げます。
2013年2月21日、今年も、湘南国際村「協働参加型めぐりの森づくり推進会議」所属の「自然ふれあい楽校」グループ主催の草刈り作業に参加しました。灌木が混じるススキ草地の環境保全を目指す取り組みで、刈り取ったカヤは、チップ化して有効活用されます。
「自然ふれあい楽校」の皆様のご指導を得て、進和学園と社会福祉法人湘南の凪のメンバーが連携して楽しく作業を行いました。快晴の青空に、残雪の白いまだら模様が美しく映える景色に魅せられながら、爽やかな汗を流しました。
今回も、進和学園「いのちの森づくり基金」を活用して、参加された障害をお持ちの方々の工賃に還元させて頂きます。研進では、このような各団体や福祉施設とのコラボレーションから、障害者の皆様の働き甲斐や生き甲斐に繋がる就労機会をコーディネートしています。
進和学園農業班は、「施設外就労」という形態で地元の横山農園様(代表:横山一郎様)のご指導のもと、農作業に励んでいます。
一方、ホンダ開発(株)様のご厚意により、進和学園が手掛けた減農薬野菜をホンダ社員の皆様の昼食にご利用頂いて3年目。今年は、「湘南ネギ太朗」の愛称で、約400kg の長ネギの出荷が実現しました!ホンダ青山本社及び和光事業所のランチ・メニューの数々に登場し、大好評を博しています。これまで、ジャガイモ、サツマイモ、玉葱等もご利用頂いていますが、これだけの量の出荷は初めてであり、メンバーにとっても大きな励みとなっています。とりわけ、日頃より大変お世話になっているホンダ社員の皆様に召し上がって頂けることは、この上もない喜びです。ホンダ開発様並びにサポート頂いている横山農園様に心より感謝申し上げます。
ホンダ開発(株)様/食堂・喫茶の社会貢献活動
(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てているホンダ車部品の輸送及び納入代行業務を、全面的にサポート頂き大変お世話になっています。同社の皆様には、物流面の本業分野を超えて、進和学園で働く障害をお持ちの方々を応援頂いており、心より感謝申し上げます。
■ホンダロジスティクス様/製パン・クッキー部門をご視察
2013年2月7日、同社購買スタッフの方に、進和学園をご視察頂きました。同社のイベントにおいて、進和学園の自主製品(クッキー、ラスク、カフェ・ブーケ等)をご利用頂けるとの大変有難いお申し出を頂戴し、「サンメッセしんわ」の製パン・クッキー部門と路面店「プチ・ブーケ」
を中心にご案内申し上げました。
限られた時間でしたが、進和学園のメンバーと親しく交流頂き、私達にとって大きな励みになりました。
■ホンダロジスティクス様に御礼訪問
2013年1月16日、私達の代表は、同社本社(東京都千代田区)を訪問し、日頃のご支援並びにクリスマスの際に賜ったご厚意について、御礼方々ご挨拶に伺いました。社長の永井髙志様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、励ましのお言葉を頂戴しました。同社の皆様と親しく懇談し、交流を深める機会を得ましたことを大変嬉しく思います。
写真:ホンダロジスティクス社長の永井髙志様(後列中央)、取締役の井芳史様(後列左から
2人目)とご一緒に!
ホットケーキ・パーラーLittle Tree(リトルツリー)は、昨秋開店以来、日本の伝統的なホットケーキが大人気で、下記の通り、dancyu、Hanako、SPUR等の情報誌やラジオでも次々に紹介され注目を集めています。
■「歩く 世田谷」 ~世田谷を楽しむ最新版の30コース ~
「世田谷ライフ」別冊の本誌(2013年2月発行/エイ出版社)は、ゆ
っくり歩きたい世田谷の見所たっぷりの30コースを提案しています。
小田急線「梅ヶ丘」駅の「立ち寄りグルメ」コーナー(P.87)に掲載
された4店舗の一つに、Little Tree(リトルツリー)を紹介。
「昔懐かしい味わいのホットケーキを堪能!」この本を片手にウォー
キングの途上で是非お立ち寄り下さい。
■「パンケーキ・ノート」 ~ おいしいパンケーキ案内100 ~
トミヤマユキコ著「パンケーキ・ノート」(2013年1月発行/リトルモア)は、年間200食を超える著者が本当にお勧めする全国のパンケーキ店を収録した単行本です。関東編66店と関西編9店の紹介に、ミックス粉やブックレビュー情報を取り纏めたグルメ必読の書です。
光栄なことに、Little Tree(リトルツリー)の記事(P.62)も掲載されています。
■食の専門誌 dancyu にて紹介 ~ ホットケーキ・パーラー Little Tree ~食の専門誌 dancyu(2013年2月号/プレジデント社)において、Little Tree(リトルツリー)の記事が掲載されました。同誌の特集「ホットケーキ解体新書」の中で、池波正太郎のエッセイ集にも登場する老舗「万惣」の伝統を継いだ店舗として紹介。
随筆家の木村衣有子さんが冬木透マスターを取材され「すべては万惣フルーツパーラーからはじまった」という一文を寄せています。
Little Tree(リトルツリー)が情報誌で次々に紹介されています!Little Treeは、私達が推進する「いのちの森づくり」と価値観を共有、ホットケーキの焼印は愛らしい「ドングリ」です。「森づくり」を通じた「人づくり」にも注力!特に、福祉施設で働く障害をお持ちの方々を応援すべく、下記の通り福祉関連製品を活用しています。
皆様、是非、お立ち寄り下さい!
●サイド・メニュー
①フェア・トレード・コーヒー:社会福祉法人進和学園にてハンド・ピッキングを行っている
東ティモール・コーヒー「カフェ・ブーケ」 森づくり寄附金付きで売上げの一部は、東北
復興の森づくりに活かされます!
②TE HANDEL:進和学園にて計量・梱包を請け負っている輸入ブレンド紅茶
③野菜スープ:オニオン・キャラメリゼ(cafe sante)/有機・無農薬栽培の玉葱から発達障害
をお持ちの方々が作っている食材を利用!
●食器
バター壺&お皿:社会福祉法人小田原支援センターの陶芸班の皆さんの手作り品です!
●店づくり
窓辺の苗木:進和学園・どんぐりグループが木の実から栽培した苗木がお客様をお迎えします!
志ネットワーク青年塾(主宰:上甲晃氏)の皆様は、「志の高い日本」の実現を目指し種々の活動をされ、その一環として東北の被災地における「森の防潮堤」プロジェクトにボランティア参加されています。
2013年1月27日、同塾の24名の方々が、進和学園「どんぐりハウス」に集合され、東北産のドングリの栽培に向けて知識とノウハウを学ぶ実習会を開催されました。私達は、会場の提供並びに講師と実習会のコーディネート役を務めさせて頂きました。
東北から送られて来たシラカシのドングリを育苗箱(トロ箱)に播種すると共に、発芽した幼苗をポットに移し替える作業を体験して頂きました。皆様、大変熱心かつ積極的に参加され、今後の計画についても意欲的な論議が為されました。
同塾の皆様と連携して、東北復興の森づくりに取り組めますことは、大変光栄なことであり嬉しく思います。私達も、志を高く持って「いのちの森づくり」の更なる飛躍に挑戦して参ります。
2013年1月20日(日)、本田技研・埼玉製作所構内において、新春恒例の駅伝大会が開催されました。ホンダの皆様に取引先、地域の方々、大人から子供まで、190チーム以上が厳冬の冷気の中を、激励太鼓が刻む勇ましいリズムの応援を得て熱い走りを競い合いました。
「しんわルネッサンス」選抜チーム ~ 皆で頑張りました! ~進和学園チームの参加は、今回が4回目となります。職員・利用者の混成メンバーが、新年に賭ける意気込みをタスキに託して、9,153mを完走しました。
進和学園の自主製品(パン、クッキー、原木しいたけ、陶芸製品等)を販売する模擬店も出店させて頂き、ホンダの皆様はじめ多くの方々との交流も叶う楽しい新春イベントでした。この日の晴れやかな気持ちを忘れず、今年も皆で力を合わせて精一杯駆け抜けて参ります。
路面店「プチ・ブーケ」 横山農園における農作業
ホンダ開発(株)様には、進和学園の製パン・クッキー部門をはじめ、学園自主製品のホンダ様事業所(現在、青山本社、和光・朝霞事業所等5ヶ所)における社内販売や、学園が手掛けた農作物をホンダ社員の皆様の昼食としてご利用頂く等、様々な局面でお世話になっています。
2013年1月18日、同社青山事業部の皆様に、進和学園の路面店「プチ・ブーケ」(平塚市)と、横山農園様のご指導により取り組んでいる農作業の模様をご視察頂きました。クッキー類の生産体制の拡充と販売促進についてご相談申し上げると共に、農業班の作業現場と近々出荷予定の長ネギの状況をご覧頂きながら、メンバーと親しく交流を図って頂きました。
ホンダ開発(株)の皆様による親身なるご支援ご指導に心より感謝申し上げます。
社団法人日本発達障害福祉連盟の機関誌「JL News」1月号No.87に、研進の出縄貴史による「在宅就業障害者支援制度」に関する特集記事が掲載されました。同制度は、障害者雇用促進法において2006年に導入され、自宅や福祉施設で働く障害者に仕事を発注する企業に対して、障害者雇用納付金制度から助成金を支給するものです。障害者の工賃アップと自立就労を支援する制度として画期的かつ大きな可能性を秘めていますが、残念ながら十分に認知されず活用事例も乏しいのが現状です。
特集記事では、本制度の概要説明と広く活用されるための方策並びに福祉的就労の底上げに係る課題について触れています。研進・進和学園におけるホンダ車部品事業への本制度の活用についても紹介しています。
本制度が、より活用し易い内容に改善され、将来は、発注形態の場合も障害者の法定雇用率に加算する「みなし雇用制度」の導入に繋がればと期待が膨らみます。
「JL News」1月号特集 ⇒ 右下のDOWNLOADボタンより閲覧出来ます。
2013年1月12日(土)、宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)が指導される「本物の森づくり」を実践するボランティア「まじぇる会」さんの総会・新年会が横浜みなとみらいの三菱重工ビルで開催されました。10周年の記念すべき集いとなりましたが、今年も宮脇先生ご夫妻を囲んで、晴れやかな笑顔と楽しい交流の輪が拡がりました。
7年目を迎えた私達の「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇先生及び「まじぇる会」の皆様の親身なるご指導ご支援なくして語ることは出来ません。
私達も参加させて頂き、活動の近況と今年の抱負についてご披露させて頂きました。
まじぇる会 2013総会・新年会
4,000万本の木を植えた植物生態学者 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の映像記録を収録したDVDが発売されました。
(製作:「いのちの森」映像化プロジェクト/発売元:株式会社イデアオフィス/カラー140分/定価2,800円/2013年1月発売)
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトも、宮脇先生のご指導と多くの皆様に支えられて、着々と前進しています。
<DVDの内容>
第1章 いのちの森
宮脇先生のメッセージおよび解説による潜在自然植生に基づく
「その土地本来の木による本物の森づくり」を豊富な植樹実績
の紹介を通じて把握することが出来ます。
第2章 いのちの森づくり
木を植える人達の活動や企業の森づくりの模様が分かり易く紹介されています。進和学園の
「いのちの森づくり」プロジェクトについても収録されています。
長野県の環境団体・諏訪湖浄化推進「和限」様は、湖では厄介者の水草(ヒシ)を原料とする堆肥づくりを手掛けておられます。「和限」様のご厚意により、水草から作った特製の堆肥を進和学園にご寄贈頂き、「いのちの森づくり」におけるポット苗栽培に活用させて頂いています。
「和限」様は、ご遠方にもかかわらず堆肥を平塚の進和学園までトラックで運んで下さり、私達は、頂戴した堆肥を土に混ぜて利用し好成績を挙げています。東北の被災地で集めたドングリや木の実から苗木を育て森林再生を目指すプロジェクトにも、この堆肥を活用しています。
「和限」様と進和学園との連携について、元日の長野日報の一面記事で詳しく紹介されました。
長野日報(2013.1.1) ⇒ 右下のDOWNLOADボタンより閲覧できます。
地元の横山農園様のご支援の下、「しんわルネッサンス」援農グループの施設外就労(注)は着実に前進しています。地場有力スーパー「しまむらストアー」様との連携による朝採れ野菜の販売も、今年の大きな成果といえます。横山農園、並びに「しまむらストアー」の皆様による血の通ったご指導の賜であり、心より感謝申し上げます。
2012年12月30日、横山農園様のご厚意で、賑やかな納会を行いました。温かい「しし鍋」を囲み「つきたて餅」を賞味しながら、この1年の頑張りを讃え合い、明年に向けての一層の奮起を誓い合いました。新年が実り多き良い年となりますように!!
(注)発注事業者(企業、商店、農家等)の仕事を福祉施設が請け負い、当該業者の事業所に福祉施設の利用者・職員が共に赴いて従事する就労形態。障害者本人、発注事業者、福祉施設の何れにもメリットが大きく、就職が困難で福祉施設で働く障害者の自立支援策として期待されています。
(株)サン・ライフ社長の比企武様より目録拝受/会長の竹内惠司様、社長の比企武様と共に
冠婚葬祭・福祉・文化事業を展開される(株)サン・ライフ様(平塚市)には、進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附並びに植樹地のご提供等、私達の活動をご支援頂いています。
2012年11月20日、(株)サン・ライフ様の慰霊塔(小田原市久野)に隣接する「サン・ライフの杜」において、慰霊祭と合わせて第3回目の植樹イベントが行われました。葬祭事業を手掛ける同社が、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の御心を癒すと共に、環境及び福祉にも資する「森づくり」を目指す活動です。慰霊式典の冒頭、同社社長の比企武様より、進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附目録を拝受しました。(写真左)
(株)サン・ライフ様News Release(2012.11.27)
また、12月18日、私達の代表は、同社本社を訪問し、会長の竹内惠司様、社長の比企武様にご挨拶とお礼を申し上げました。(写真右)
(株)サン・ライフ様による同基金へのご寄附は、3年目を迎え累計420万円となります。ご寄附を活用して、これまでに、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、国道134号線側道等の公共スペース7ケ所に、進和学園栽培の苗木8,000本以上を植樹することが出来ました。緑化活動を通じての環境保全及び苗木の栽培に励む障害者の自立・就労支援に大きく貢献頂いています。企業の社会的責任(CSR)の観点からも意義深いお取り組みであり、心より敬意を表する次第です。
2012年11月は、ホンダ車部品の仕事をはじめ各種作業のレベル・アップを目指し、各チーム及び個人毎の目標を定めてチャレンジする「作業強化月間」でした。ホンダ車部品については、ミス・ゼロを達成!その他の作業においても前進が見られました。
12月17日、本取り組みにおいて目標を達成したチームと個人の表彰式を行うと共に、これからも皆で協力して挑戦して行こう!と決起集会を開催、狭山茶(ホンダ開発様ブランド)で乾杯して気勢を上げました。
目下、作業の多角化に注力していますが、お客様のご期待に応えられるよう作業種を問わず一層のレベル向上に努めて参ります。
2012年12月15日、日暮れの進和職業センターに、久し振りに懐かしい顔が揃いました。同センターは、1974年(昭和49年)以来38年間、ホンダ車部品事業をはじめ、陶芸、封入梱包、製粉等の作業を営み、多くの障害をお持ちの方々の自立就労支援に貢献して来ました。同センターは、建て替えられ、2014年に高齢障害者のための生活介護施設に生まれ変わることとなりました。
近々解体予定の作業棟に、別れを告げ感謝を捧げようと、進和学園、進和会(保護者会)、こぐま会(ボランティア)、研進他の仲間が集いました。職場を共にした同志や所縁の深い方達が万感の想いを込めてスピーチを行った後、器楽同好会が得意のレパートリーを披露!ホンダ応援歌「レッツゴーHONDA」が構内に響き渡ると会場は最高潮に達しました。
進和職業センターの活動は、現在、ホンダ車部品事業の拠点である「しんわルネッサンス」他の施設に確実に引き継がれています。永年に亘り貴重な仕事をご発注頂いている本田技研工業(株)様はじめ多くのご支援者に厚くお礼申し上げますと共に、今後も、皆様のご期待にお応え出来るよう関係者一同力を合わせ精進することを誓い合いました。
「はまれぽ.com」は、横浜の様々な情報を収録・提供するWebマガジンです。2012年11月、ライターの松崎辰彦氏による「生態学の世界的権威・横浜国大の宮脇先生が提言する津波対策とは?」と題する記事が2回に亘り掲載されています。
その後編にて、進和学園がドングリや木の実から植樹用の苗木を栽培している様子が紹介されました。進和学園では、東北産のドングリや木の実を収集し苗木を育て、被災地に植樹して森の防潮堤を築こうという壮大な計画に参画し、少しでもお役に立てればと考えています。
多摩美術大学芸術人類学研究所と「くくのちのモリプロジェクト」と連携して、2012年11月17日、同大学八王子キャンパスにおいて、第4回目の植樹祭を実施しました。進和学園で栽培した苗木を中心に300本の広葉樹を植えました。グラウンドの傾斜地に「その土地本来の木による自然の森」を育もうという取り組みです。これまでに植樹した苗木は、累計1,150本となりました。
今回も、進和学園「いのちの森づくり基金」より、苗木や稲藁(マルチング材)等を寄贈させて頂きました。苗木は、同基金への(株)サン・ライフ様(平塚市)からのご寄附を活用させて頂いたものです。スペシャルゲストのロックバランシングアーチスト石花ちとく氏による石積みを鑑賞しながら、生演奏で披露された笛の音に耳を傾けるという趣向も新鮮で、植樹とのコラボレーションに心癒される一時を共有しました。
■東北ドングリ採取ツアー(瓦礫を活かす森の長城プロジェクト)2012年11月9~11日の3日間、(財)瓦礫を活かす森の長城プロジェクト主催によるドングリ採取ツアーが開催されました。震災瓦礫を地球資源として活用し、環境・防災に役立つ「その土地本来の木による自然の森」を再生しようとする壮大な計画は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の提言によるもので、有識者から一般市民まで多くの方々の共感と支持を集めています。
今回の企画は、全国からボランティアを募り、仙台市の輪王寺に集結、気仙沼から南相馬まで地場のドングリや木の実を採取し苗木づくりに繋げようという試みです。本プロジェクトに私達も積極的に参画しており、研進のスタッフ2名が皆様と行動を共にしました。
進和学園では、東北産のドングリや木の実からポット苗を栽培する取り組みを開始しています。東北復興の森づくりに少しでも貢献できればと考えています。
■第6回湘南国際村めぐりの森植樹祭
湘南国際村(神奈川県横須賀市)における植樹祭は、今秋で第6回を数えます。2012年11月10日、約300名が「めぐりの森」に集い、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の情熱溢れるご指導に耳を傾けました。
その土地本来の樹種である広葉樹2,000本の苗木を植えましたが、その内、(株)サン・ライフ様(平塚市)からの進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附を活用して517本、NPO法人GoodDay様にご購入頂いた苗木173本、合わせて進和学園栽培の苗木690本をご利用頂きました。
快晴の爽やかな秋空の下、大地に命を植える快感に、参加された皆さんの笑顔が弾けました。
2012年11月8日、(株)ホンダロジスティクス様が来訪され、ホンダ車部品の組立作業を中心に私達の活動をご視察下さいました。完成部品は、Honda様の各工場(埼玉・鈴鹿・浜松)へ輸送されますが、、ホンダロジスティクス様には、日頃より安全・迅速・確実な物流及び納入代行業務を遂行頂き、また、進和学園自主製品をご利用頂く等大変お世話になっています。
障害というハンデを克服しながら、品質保証と工程管理に注力している私達の取り組みを親身にご覧頂き、交流も深めて頂きました。ご多忙の中、時間を割いてお越し下さった同社の皆様に心より感謝申し上げますと共に、良きパートナーとして今後ともご支援を賜れば幸です。
2012年11月3日、横浜みなとみらい・クイーンズスクエアにおいて、横浜市主催の「ヨコハマ環境行動フェスタ2012」が開催されました。生物多様性の保全や地球温暖化対策等をテーマにした体験型ブースに、大勢が集い楽しみながら環境活動を学ぶ絶好の機会となりました。
私達は、スマート・ウィメンズ・コミュニティ様のブースで、「ポット苗づくり」体験コーナーを設営、皆様と交流しながら、私達が目指す「いのちの森づくり」の取り組みを発信させて頂きました。ステージイベントでは、、スマート・ウィメンズ・コミュニティ様の活動報告に、研進の川下都志子が参加し、福祉・環境・教育・労働との連携を通じた森林再生活動について紹介させて頂きました。
会場では、進和学園の「カフェ・ブーケ」(森づくり基金付きフェアトレード・コーヒー)を試飲頂き、東北の被災地へ送る苗木栽培の計画についてもご案内申し上げました。
本イベントへの参加が叶いましたことを大変光栄に思います。ご支援頂きました関係の皆様に厚くお礼申し上げます。
平塚の有名スーパーしまむらストアー様のご理解ご支援の下、同ストアー長持店において「施設外就労」がスタートしました。「施設外就労」は、企業内授産とも言われる福祉制度上の障害者の就労形態です。進和学園利用者(知的障害をお持ちの方)と職員がチームで同ストアーに赴き、バックヤード業務を請け負わせて頂きます。野菜の袋詰めや清掃等の作業を担当させて頂きます。
「施設外就労」は、企業の中で障害者が実際に働く機会を得ることにより実戦的な職能訓練の場となり、「雇用」への移行を促すと共に、工賃の確保にも繋がります。福祉事業者にとっても指導ノウハウを活かす場となり、障害者本人、企業、福祉施設の何れにとってもメリットが大きい制度と言えます。
この取り組みは、2012年11月より毎週金曜日に長持店において実施、順次、日数を増やし他店舗への展開も検討して参ります。私共の願いを親身に受け止めて頂いた同ストアー社長の島村孝征様、長持店の大友店長様、青果サブバイヤーの松永様はじめスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。
写真:しまむらストアー社長の島村孝征様(右から5人目)、長持店の大友店長様(左)と共に
~施設外就労に向けての実修/しまむらストアー長持店にて(2012.9.28)~
<就労支援勉強会/しまむらストアー:堀口耕一様ご指導>2012年10月29日、施設外就労の開始を控え、同ストアー青果部門バイヤーの堀口耕一様を講師にお招きして就労支援勉強会を開催しました。堀口様には、同ストアーとの取引開始以来、温かいご指導・アドバイスを賜り、大変お世話になっています。
社会人として働く際に基本となる3項目・・①挨拶の大切さ ②感謝の気持ち ③素直な心 についてご自身の実体験を交え大変分かり易くお話し頂きました。参加した障害者の皆さんは勿論、職員にとっても大いに勉強となる素晴らしい内容でした。
2012年10月27日、静岡県掛川市に建設された新病院・中東遠総合医療センターに大勢が集い、22,500本の苗木が植樹されました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、いのちを守る「希望の森づくり」プロジェクトは、新病院のスタートを祝し大盛況のイベントとなりました。
私達にとりましても、進和学園栽培の苗木が過去最多の6,000本をご利用頂くという記念すべき植樹祭でした。
3,500本は、進和学園「いのちの森づくり基金」より寄贈させて頂いたものです。また、横浜ゴム(株)様より進和学園が譲り受け栽培を引き継がせて頂いたシラカシの苗木320本も含まれています。
本植樹祭を主導されたNPO法人時ノ寿の森クラブ様のご厚意で、模擬店も出させて頂き学園自主製品や森づくりグッズの販売もさせて頂きました。素晴らしい植樹イベントに参加できましたことに、心より感謝申し上げます。
7年目を迎えた進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクト、最近は、他の福祉施設との連携から新たな活動の輪を拡げています。
「森づくり」を通じた人間形成と工賃への還元による自立就労支援の成果を多くの障害をお持ちの方々と分かち合いたいと考えています。
■苗木の栽培委託スキーム
社会福祉法人県央福祉会・パステルファームワーキングセンターの皆さん ドングリのポット苗
私達から他の福祉施設に、苗木の栽培作業を業務委託し委託料を作業メンバーの工賃に還元する「苗木の栽培委託スキーム」を導入しています。現在、次の二つの福祉施設の皆さんに、愛情を込めてポット苗の栽培に励んで頂いています。私達が、知識やノウハウを提供し、栽培上の技術的指導をさせて頂きます。
①社会福祉法人湘南の凪・えいむ
(就労継続支援B型:神奈川県逗子市)
2012年4月より、施設の屋上スペースを活用して、
タブノキ、シラカシ、アラカシ、スダジイ等の苗木を
栽培頂いています。(写真右)
②社会福祉法人県央福祉会・パステルファームワーキングセンター
(生活介護:神奈川県相模原市)
2012年10月より、園芸ハウスにおいて、シラカシの苗木を栽培頂いています。(写真上)
■「いのちの森づくり基金」活用による育樹活動
皆様からの貴重な寄附金により運営されている進和学園「いのちの森づくり基金」を活用して、進和学園の苗木を植樹した場所の育樹(除草)作業に、福祉施設同士が協力して取り組んでいます。
①湘南国際村めぐりの森(神奈川県横須賀市)
社会福祉法人湘南の凪・えいむ(逗子市)、株式会社ラビー(鎌倉市の障害者就労支援事業者)と協力して定期的に育樹作業に励んでいます。
②小田原荻窪森林再生プロジェクト(神奈川県小田原市)
社会福祉法人小田原支援センター(小田原市)と共に「かながわ森林再生50年構想」に基づく緑化活動として定期的に育樹作業を実施しています。
2012年10月6日、(株)高田造園設計事務所(千葉市)社長の高田宏臣様とスタッフの竹内様が来訪され、進和学園「どんぐりハウス」をはじめ、その土地本来の木による「本物の森」を目指して植樹した「しんわルネッサンス」及び「進和万田ホーム」をご視察頂きました。その際の模様を、同社ホームページにおいて、多くの写真と詳細記事により紹介頂いています。
高田宏臣様撮影「しんわルネッサンス」の森
当日は、進和学園が育てているポット苗を多数ご購入頂きました。造園のプロである同社との取引・交流が叶いましたことを大変光栄に思います。このご縁を大切に、これからもお互いの連携を深めて行ければ幸です。
高田造園設計事務所・雑木の庭つくり日記
ホンダ様よりご発注頂いている自動車部品の仕事は、お陰様で39年目を迎えており、私達の就労・自立を支える柱となっています。
2012年9月26日、進和学園、小田原支援センター及び研進の代表は、ホンダ青山本社ビルを訪問し見学させて頂きました。温かくお迎え頂いた同社並びにホンダ開発(株)の皆様に心より感謝申し上げます。■ホンダ青山本社ビル見学会
ホンダ開発様には、進和学園の自主製品(クッキー、ラスク、コーヒー等)のホンダ様事業所での社内販売にご協力を頂いています。同社スタッフのお導きにより、素敵な売店を見学させて頂きました。私達の製品が、日頃お世話になっているホンダの皆様にご利用頂けることは、この上もない喜びです。
また、ホンダ社会活動推進室様のご案内で、新型アシモ君のデモンストレーションも見学することが出来ました。展示されたN-BOX、フィットやオートバイに代わる代わる乗り込み、一同、大満足のイベントとなりました。■ホンダ様のご支援に感謝 ~ いのちの森づくり ~
ホンダ様には、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトについても多額のご寄附を賜る等、ご支援を賜っています。
上記見学会と合わせ、私達は、6年目を迎えた同プロジェクトにおける活動の経過及び今後の抱負についてホンダ様に報告申し上げました。
福祉・環境・教育及び労働の連携を目指して、ホンダ様はじめご支援者のご期待にお応えできるよう、皆で力を合わせてチャレンジして行く決意を新たにしました。
2012年9月25日、日本障害者協議会(JD)主催の掲題フォーラムが、参議院議員会館講堂において大勢が参加し盛況の内に開催されました。
松井亮輔先生(法政大学名誉教授)による基調講演「社会支援雇用制度の創設に向けて」では、一般就労が困難な障害者にも一定の社会的支援を通じて、労働者としての権利保全、ディーセントワークの確保を図るべきとの見解が示されました。我が国の福祉的就労が抱える本質的な問題、いわゆる「労働者性」については、現行法の抜本的改正か新法の制定を提言、仕事の確保については、障害者雇用率制度とリンクした「見なし雇用制度」の導入等、今後の方向を示唆する内容でした。
講師のアナ・ローソン氏(英国)、ヨアヒム・シュトルケ氏(ドイツ)による英国及びドイツにおける障害と雇用・就労、並びに福島淑彦先生(早稲田大学)によるスウェーデンSamhallの解説は、欧州の現状と課題を知る上で、大変良い勉強となりました。
国連障害者権利条約を踏まえた先進各国の障害者福祉制度の動向から多くを学び、日本の在るべき姿を模索して行く必要性を痛感します。
2012年9月21~22日、第35回総合リハビリテーション研究大会(於、横浜ラポール)が開催されました。藤井克徳氏(日本障害フォーラム幹事会議長)による「障害者に関わる法制度改革の動向」とパネリストによる鼎談は、昨年の障害者基本法の改正及び2年間に亘る「障がい者制度改革推進会議」の経過と障害者総合支援法成立についての中間評価、並びに今後の在るべき方向を考える上で示唆に富む内容でした。
分科会「労働・雇用(就労支援)」では、松井亮輔(法政大学名誉教授)、木村伸也(愛知医科大学)の両先生を座長に、松永正昭氏(C・ネットサービス社長)、戸枝陽基氏(社会福祉法人むそう理事長)他の先進取り組みを踏まえ、地域リハビリテーションと就労支援に関わる意見交換が為されました。
我が国の障害者福祉制度、特に、就労系事業は岐路に立っています。福祉と労働施策の連携・融合に基づく「福祉的就労」分野の再構築に真剣な議論が求められています。
「障害者と関わるお仕事紹介フェス実行委員会」主催のイベントが、2012年9月9日、大田区産業プラザで開催されました。大学生が運営主体となり、障害者福祉に関心のある学生を主な対象とするセミナーです。ご縁あって講師の一人として研進の出縄貴史が参加させて頂きました。
当日は、大学1年生から社会人まで約30名が集い、障害者の生活介護、余暇活動支援、特別支援学校、就労・雇用支援等幅広い「仕事」についての情報提供を熱心に聴講。交流会と合わせ、有意義な機会となりました。
この分野に関心を有し、これから従事される若い皆さんには、既成の概念に囚われず「日本の福祉を変える!」との志を抱いて挑戦して頂きたいと思います。
区制80周年記念「世田谷いのちの森づくり植樹祭」が、2012年9月9日、二子玉川公園(世田谷区上野毛)において開催されました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)ご指導の下、約750名が集い1,300本の広葉樹の苗木が植樹されました。進和学園「いのちの森森づくり基金」を活用して寄贈させて頂いた苗木290本も含まれており、研進・学園メンバーも参加して大勢の皆様とご一緒に作業に励みました。
主催者の世田谷区、毎日新聞、国土緑化推進機構他(後援:林野庁)並びに共催された「世田谷に植え隊」の皆様はじめ関係の方々には、進和学園の苗木の植樹場所として親身なるご配慮を賜りました。苗木の栽培に従事する知的障害をお持ちの方々や職員の働き甲斐にも繋がり、心より感謝申し上げます。世田谷区民の皆様と共に、苗木の成長を楽しみに見守って参りたいと思います。
宮脇昭先生ゲスト生出演 スタジオに飾られた進和学園栽培の苗木500本
テレビ神奈川(TVK)開局40周年記念の特別番組が、2012年9月8~9日、「あすの地球と子どもたち/Pray for Happiness」をテーマに40時間に及び放映されました。記念事業「どんぐりドリーム大作戦」のシンボルとして、スタジオには進和学園が栽培した24種類500本の苗木が美しく飾られ、スペシャル番組に花(木?)を添えました。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のゲスト生出演に合わせ、私達の代表はスタジオを見学。また、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトが番組内で紹介されました。地球環境保全や子供達の成長を願う意義ある企画への参画は、大変光栄なことであり、少しでもお役に立てれば幸いです。「どんぐりドリーム大作戦」での連携を実現に導いて下さった宮脇先生、TVKスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。
「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めてもだめ。人間社会も同じ。混ぜる、混ぜる、混ぜる」とは、生態学の権威・宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の名言です。
私達は、障害者の社会参加や共生社会を目指す取り組みに注力しています。人と人との触れ合いや交流、相互理解と切磋琢磨を通じて、人間としての成長、在るべき社会の追求、日本の再生に繋げて行ければ!と願っています。私達の活動から、最近の嬉しい事例を二つ紹介します。
■秦野曽屋高校・秋輝祭での交流
神奈川県立秦野曽屋高校は、福祉・ボランティア教育に注力され、総合的な学習の時間での校庭緑化をはじめ、同校生徒の皆さんと進和学園メンバーが共同作業を通じての交流を重ねています。
2012年9月8日、同校の文化祭「秋輝祭」では、これまで、進和学園栽培の苗木を植樹した校庭の育樹(除草)作業をイベントとして取り入れました。また、今年も進和学園自主製品(パン、ラスク等)の模擬店をご一緒に出店すると共に、生徒の皆さんが親切に校内を案内して下さる等、楽しい一時を共有しました。
同校と進和学園が、お互いの人間的成長を目指して、これからも貴重な交流を続けて参りたいと思います。
アーカイブ:タウンニュース(2011.6.2) 同左(2010.9.11) 同左(2010.5.29)
■NPO法人GoodDayの皆様をお迎えして
NPO法人GoodDayの皆様と私達は、「森づくり」をはじめ貴重な連携の機会を蓄積しています。
2012年9月3日、同法人の皆様を進和学園にお迎えし、ドングリの幼苗をポットに移し替える共同での作業に汗を流しました。進和職業センターでのワークショップでは、障害をお持ちの方々から、親を亡くした辛さや孤独、恋愛、ボランティアとの関わり等の話が率直かつ素直に出され、皆の共感を呼び温かい交流の輪が広がりました。
GoodDay Blog GoodDay Album(2012.9.3)
アーカイブ:2012.2.26 2011.4.2 2010.10.17 2010.7.5
「人とペットの豊かな暮らしフェア」を標榜するインターペット(主催:ペットフード協会他、後援:農林水産省他)が、2012年8月23~26日、幕張メッセで開催され、大盛況の賑わいでした。
子供の情操教育、高齢者の健康、小動物飼育による癒し・・・笑顔あふれるペットとの幸せな暮らしを考える機会となりました。
私達は、「メゾン ド K」様の企画・ご支援の下、社会福祉法人小田原支援センター(知的・精神障害者施設)に製造をお願いしているヘルシー・クッキー:Tommy & Cocoを出展。
Tommy & Cocoは、①安全で贅沢な材料を使用 ②人と愛犬が共に賞味し楽しめる ③障害者の自立支援に繋がり、売上げの一部が盲導犬協会へ寄付される という付加価値の高い商品であり、広く皆様に知って頂きご愛用願えれば幸いです。
プレーン・コマツナ・トマト・コメ粉の4種類の
お徳用パックが一番人気!(添加物不使用)
⇒ お問合せは、TEL:0463-58-5267
(研進・Tommy &Coco担当)
「ブルーベリーガーデン旭」様(神奈川県足柄上郡)は、無農薬無化学肥料栽培のブルーベリーを手掛ける観光農園です。同農園のご理解ご指導の下、研進では、福祉施設の皆さんが摘み取ったブルーベリーの販売をサポートしています。
2012年度は、進和学園及び小田原支援センターのメンバーが、同農園にて摘み取った新鮮なブルーベリーを、下記事業者様にお取り扱い頂いています。
①「しまむらストアー」
(湘南・平塚エリア11店舗・スーパー)
②「パティスリー・ラ・ベルデュール」
(横浜緑園都市・洋菓子店)
③「晴れ屋」(厚木市中町・オーガニック専門店)
④「LUSH JAPAN」(英国LUSHの日本法人・化粧品)
農薬や化学肥料を使用せず、湘南の陽光をたっぷり浴びた完熟フレッシュ・ブルーベリーは最高品質のもので、お客様にも喜んで頂いています。障害をお持ちの方が、摘み取り作業(労務)の代償として「工賃」を得る就労・自立支援の試みの一環として注力しているものです。
テレビ神奈川(TVK)では、開局40周年記念事業として「どんぐりドリーム大作戦」を推進中です。研進・進和学園は、「森づくり」の輪を拡げる本企画に協力しています。どんぐりや木の実を採集して苗木を栽培し植樹することにより、環境・教育・福祉に貢献しようとする「いのちの森づくり」が、同局のプロジェクトの一環としてテレビ番組で紹介されました。
5月25日のニュース930特集、6月2日の「秋じゃないけど収穫祭」ライブ放送に続いて、下記番組に登場しました。大変光栄なことであり、大きな励みになります。「森づくり」を通じた障害者の自立・就労支援についても、更に強化して参りますので、皆様の温かい応援をお願い致します。
テレビ神奈川(TVK)
・日時:2012年8月16日(木) 12:00~14:00の中で放映
・番組:「ありがとッ」
・内容:宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)のご指導による「その土地本来の木による本物の
森づくり」を通じて、知的障害者の自立・就労支援を目指す私達の取り組みをインタビ
ューと解説を交えて紹介。私達と連携関係にあるボランティア「まじぇる会」さんの活
動も報じて頂きました。
後継者不足の農業の担い手として障害者への期待が高まっています。進和学園では、地元の横山農園様のご理解とご指導の下、「施設外就労」という形態で知的障害をお持ちの方と職員がチームを組んで野菜の栽培に精を出しています。
一方、研進では、地場有力スーパー「しまむらストアー」様のご協力により、店内に福祉施設の自主製品コーナーを設け、障害者の工賃に還元すべく、横山農園様での朝採れ野菜との同時販売を開始。農業の活性化、スーパーでの新鮮野菜の提供、福祉的就労の拡充に繋がる、農家/スーパー/福祉施設の地域密着連携を推進して参ります。
本取り組みについての記事が、「タウンニュース平塚版」(2012.8.9)に掲載されましたのでご覧下さい。
タウンニュース平塚版(2012.8.9)
全国社会福祉協議会/全国社会福祉施設経営者協議会が発行する月刊誌「経営協」(2012年8月号)の〝地域生活を支える社会福祉法人〟コーナーにおいて、~ 地域に根ざした就労・生活支援と「いのちの森づくり」への貢献 ~ として、進和学園理事長:出縄雅之による紹介文が掲載されました。
1958年、個人の遺産で知的障害児施設としてスタートした開設当初の歩み、研進及び「進和職業センター」の創設から「しんわルネッサンス」に継承されているホンダ車部品授産事業をはじめ、新しい「いのちの森づくり」プロジェクトに至る、半世紀以上に及ぶ進和学園の取り組みを概観しています。
月刊「経営協」(2012年8月号)⇒ 右下のDOWNLOADボタンより閲覧出来ます。
2012年8月5日(日)、ホンダ埼玉製作所「真夏の祭典」は、大盛況の賑わいとなりました。会場では、マシンの展示、キャラクターショー、お化け屋敷、ライブコンサート、大抽選会等の趣向を凝らした企画が催され、数々の模擬店が連なり、快晴盛夏の1日を大勢でフィーバーして過ごしました。
研進・進和学園も自主製品販売ブースを出店させて頂き、日頃お世話になっているホンダの皆様や地域の方々と親しく交流しながら、楽しいイベントを堪能しました。
Honda Mid Summer Fes. 2012
真夏の猛暑を乗り切ろう! そして、難局にチャレンジしよう!
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトにおいて、社員の皆様が苗木作りを行い、国内外事業所での植樹に加え地域への苗木提供活動を進めておられます。同社保有の余剰苗を進和学園に無償提供頂き、私達の「いのちの森づくり」において栽培を引き継がせて頂く連携取り組みは3年目を迎えました。
横浜ゴム(株)様 苗木のご寄贈 ありがとうございます!この度、2,504本の苗木をご寄贈頂き、累計では、9,330本をお譲り頂きました。その内、既に植樹した苗木は、11種類4,926本に及んでいます。2012年8月3日、横浜ゴム(株)平塚製造所及びCSR本部の皆様に、進和学園の作業現場をご視察頂くと共に、ささやかな感謝式と交流会を開催させて頂きました。
横浜ゴム様と進和学園とのコラボレーションから、森づくりを通じた環境保全、並びに苗木の栽培に励む障害者の方々の自立・就労支援に貢献できることは大変意義深いことと嬉しく思います。CSR(企業の社会的責任)の観点からも、価値ある取り組みであり心より感謝申し上げる次第です。
2012年7月29日、秦野市の国立神奈川病院において苗木1,000本を植える植樹祭が開催されました。主催者の「千年の杜をつくる会」並びに世話人の出雲大社相模分祀様のご厚意により、進和学園栽培の苗木500本をご利用頂きました。内、210本はご購入頂き、290本は、学園「いのちの森づくり基金」への(株)サン・ライフ様(平塚市)からのご寄附を活用して植樹したものです。
この日も、猛暑の厳しい条件でしたが、汗を流しながらも参加者全員で協力して自然の森を再生する取り組みに精を出しました。私達も植樹作業に加え、「いのちの森づくり」の紹介と学園自主製品の販売を通じて多くの皆様と交流する好機となりました。
宮脇 昭先生(横浜国大名誉教授)ご指導による「その土地本来の木による本物の森づくり」を中心に、植樹ボランティア活動を続けておられる「まじぇる会」の皆様には、「しんわルネッサンス」植樹祭(2006年春)以来、大変お世話になっています。
2012年7月28日、同会メンバーの皆様をお迎えして、ポット苗づくりと植樹場所ご視察会を実施しました。当日は、開局40周年記念事業として「どんぐりドリーム大作戦」を展開されているテレビ神奈川スタッフの方々の取材も入り、賑やかで楽しいイベントとなりました。猛暑にもかかわらず、充実した真夏の1日を楽しみました。
「まじぇる会」の皆様との交流から、私達の「いのちの森づくり」プロジェクトが年々飛躍していることに、心より感謝したいと思います。
進和学園「しんわルネッサンス」農業班は、地元の横山農園様のご理解ご支援の下、「施設外就労」(注)の形態で農作業に励んでいます。メンバー一人一人の障害程度や性格、個性は様々ですので、大変なご苦労をお掛けしていると思いますが、園主の横山一郎様はじめスタッフの皆様に大変温かくご指導を頂いています。チームワークを発揮して戦力となれるよう、そして、働き甲斐を感じながら充実した作業を推進できるよう一同頑張って参ります。
2012年7月21日、横山農園様のご厚意でバーベキューを楽しみました。食材から資材まで横山農園様が準備して下さいました。日に焼けたメンバーの笑顔が弾け、会話に花が咲きました。家族ぐるみの親身なるお付き合いを頂いている横山農園様に、心より感謝申し上げたいと思います。
(注)横山農園様における農作業の受託は、発注事業者様より請け負わせて頂いた「仕事」を、当該事業者が提供する就労場所にて行う「施設外就労」という形態です。障害者本人、発注事業者、福祉施設の何れにもメリットが大きく、直接雇用が叶わず福祉施設で働く障害者の自立支援策として期待されています。
昨年は、大震災の影響を受け大阪で開催された都市対抗野球大会が、今年は、東京ドームに戻って来ました。私達が大変お世話になっている本田技研工業様は、狭山市(埼玉)と大津町(熊本)の2チームが見事に出場を果たされました。
2012年7月16日、研進・進和学園・小田原支援センターの代表約50名は、Honda埼玉チームの初戦応援に繰り出しました。華やかな応援合戦に身を委ね、選手、スタンドの皆様と一体となって感動を味わいました。Honda熊本の初戦、そして、Honda埼玉の第2回戦にも連続して応援に参加する機会に恵まれましたことに、改めて感謝したいと思います。
ピンチとチャンスが交錯するゲーム展開は、正に私達の仕事や日常生活、人生にも通ずるものであり、常に諦めずに勇気を持って全力を尽くすことの大切さを教えてくれました。
本格的な夏の到来、2012年7月14日、一般参加の皆様12名をお迎えしての「ポット苗づくり」は、「まじぇるハウス」前の仮設テントで行いました。この時期のハウス内はサウナ状態で、ダイエットには最適?ですが、外のテントであれば風通しも良く快適な作業空間となります。
皆で力を合わせ、スダジイとアラカシの幼苗を午前・午後合わせて2,220ポットを仕上げました。進和学園では、ポット苗づくりを日中作業として計画的に実施しています。小さなドングリの苗木との語らいから、忘れかけていた大切な何かを取り戻すチャンスとなる筈・・是非、皆様もご参加下さい!お待ちしています!
ポット苗づくり体験~いのちの森づくり~
*平塚駅または鶴巻温泉駅~進和学園間の送迎・昼食・お土産付 大人¥1,500、小学生¥800
*ご希望の方・お問合せは、⇒ TEL:0463-58-5267 研進(進和学園就業支援団体)
私達のホンダ車部品組立加工の仕事は、1974年、ホンダ浜松製作所様の絶大なご支援により実現しました。時代の変遷に伴い、二輪・汎用から四輪部品に移行しましたが、世界のHondaの礎を築いた「ハマセイ」様(浜松製作所の愛称)とは、今でも深いご縁で結ばれています。研進創業者の故出縄光貴も嘗て浜製(ハマセイ)に勤務していました。
ホンダ車部品授産事業の開始以来、浜製様よりインジェクション・マシンやプレス機械類を、長期に亘り「無償貸与」頂き、障害者の自立・就労支援に著しく貢献頂きました。
これら機械類が任務を終えて行く中で、今も稼働し私達の職場を支えているカウント・マシン(写真右上)は、1994年製の特注です。
2012年7月13日、浜製様及びニシヤマ電機(浜松市)のスタッフの方が来訪され、部品交換とメンテナンス作業を親身に行って下さいました。変わらぬご厚情に感謝申し上げますと共に、皆様のご支援にお応え出来るよう、更なる精進をお誓いしたいと思います。
自然派女性のためのライフ・スタイル誌 VIVA CON AGUA 創刊号(発行:キャタリスト/2012年7月)に、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトと私達が手掛ける東ティモール・コーヒー(カフェ・ブーケ)に関する記事(P.122)が掲載されました。
一粒のドングリがもたらす人と自然との語らい、開発途上国と東北復興支援に繋がる「森づくり基金」付きフェア・トレード珈琲に焦点を当て、苗木の栽培や植樹活動、コーヒー豆のハンド・ピッキング作業に従事する障害者の自立・就労支援を目指す取り組みを「やさしさの輪」という素敵な表現で紹介頂いています。
エコとオーガニックを志向するお洒落な本誌で取り上げて頂いたことは、大変光栄なことであり、日々、作業に精を出している障害者ご本人は勿論、職員、関係者にとっても大きな励みになります。
「かなマグ.net」(通称・かなマグ)は、神奈川県広報課がNPOと協働で展開する「神奈川の個性と魅力PR事業」の軸となるウェブサイトです。アクションしている「ひと」に焦点を当てた特集(2012年7月2日)として、『人の心と東北を支える苗を育てる/進和学園「いのちの森づくり」リーダー遠山雄志さん』と題する記事が掲載されました。
記者の山根麻衣子様に、進和学園職員:遠山雄志(どんぐり隊長)へのインタビューを中心に、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトを大変丁寧に取材頂いたものです。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご提言に基づき、東日本大震災の被災地に瓦礫を活用した「いのちを守る森の防潮堤」を築こうという取り組みへの参画についても紹介頂いています。
このような記事を掲載頂きましたことは、誠に光栄なことであり、皆様のご期待に沿えるよう一同力を合わせてチャレンジして参ります。
進和学園の2012年度「あじさいまつり」の最終日、6月24日(日)、進和職業センターにてポット苗づくりイベントを開催しました。私達が推進する「いのちの森づくり」の一環として、ドングリの幼苗をポットに移し替える作業です。スマート・ウィメンズ・コミュニティ、まじぇる会の皆様はじめ学園・研進のメンバー総勢30名が協力して2,460本のポット苗を作りました。
小さな命ある実生と語り合い爽やかな汗を流す内に、心は癒され自然のパワーで元気がみなぎってきます。一仕事為した後の皆さんの満面の笑顔がとても素敵でした。
本田技研工業(株)様よりご発注頂いている自動車部品の仕事は38年目を迎えていますが、進和学園及び二次下請けの小田原支援センターで働く障害をお持ちの方々の自立を支える一番の柱となっています。リーマンショック以降も円高、デフレ不況、欧州危機に加え大震災やタイ洪水と多難続きの中で、貴重な仕事を継続して提供下さっているホンダ様に厚くお礼申し上げます。
2012年6月22日、進和学園の恒例行事「あじさいまつり(感謝デー)」の初日に、ホンダ埼玉製作所の皆様に「しんわルネッサンス」をはじめ各施設の活動をご視察頂きました。就労系施設の他、生活介護施設においても学園利用者、職員、ご家族と親しく交流、温かい激励のお言葉を頂戴しました。ホンダ様をお迎えして、一同感激の一日でした。
今後も、ホンダ車部品の仕事ができることの幸せを胸に刻み、皆様のご期待にお応え出来るよう一同力を合わせ取り組んで参ります。
2012年初夏、アイス・コーヒーが美味しくなる季節。私達が手掛ける「カフェ・ブーケ」(東ティモール・コーヒー)に新しい仲間が誕生しました。
studio COOCAさんは、進和学園と同じく平塚市に拠点を置く福祉施設で、障害をお持ちの皆さんが絵画や工芸等の創作活動に励み、いわゆる「Able Art」の領域で素晴らしい実績を挙げておられます。私達は、「カフェ・ブーケ」の新しいパッケージ・デザインをCOOCAさんにお願いし、魅力的な商品が加わりました。
福祉施設同志がそれぞれの得意分野を活かした連携を図り、お互いにプラスとなる障害者の自立・就労支援に繋げて参りたいと思います。
お問合せ・ご購入は ⇒ 進和学園「心のかたち」店ショッピング・サイト
湘南・平塚の有名スーパー「しまむらストアー」様と地元の横山農園様のご指導の下、進和学園農業班が手掛けた朝採れ野菜を同ストアー旭店、長持店にて毎日販売させて頂いています。農業分野における「施設外就労」と「地産地消」を通じた地域貢献によって、障害者の自立・就労支援を目指す2012年度の重点課題と位置付けています。
先日の旭店に続いて6月10日(日)、長持店での「朝市」に出店!横山農園で早朝に収穫したトマト、ナス、キュウリ、インゲン等の新鮮な野菜を皆様にお届けしようと、元気良くお客様をお迎えしました。開店前から大勢が来店され大盛況の賑わいでした。野菜の他にも、クッキーやラスク等の進和学園自主製品もお買い上げ頂き、大きな成果に繋がりました。お客様並びにご支援を頂いた「しまむらストアー」様、横山農園様に心より感謝申し上げます。
研進・進和学園におけるホンダ車部品授産事業は、1974年(昭和49年)に始まり38年目を迎えています。本田技研工業(株)様には、現役社員の方々に加えてOBの皆様にも変わらぬご厚情を賜っています。ホンダの皆様が、「人間尊重(自立・平等・信頼)」という企業理念を実践されていることに深い敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
2012年6月4日~5日の両日、ホンダ(浜松製作所)OBの田島昭次様が進和学園各施設をご慰問下さいました。田島様は、全国の福祉施設や保育園を訪問し、得意のマジック(手品)を披露することによるボランティア活動をライフワークとされています。田島様の優しさと温かさに包まれながら、楽しく不思議なマジックの世界に魅了されました。
ホンダOBを会員とするホンダ倶楽部の会報「絆」の取材のため、ホンダ本社総務部スタッフの方も同行され、交流の輪が拡がりました。仕事に止まらず様々な局面で、ホンダの皆様との交流が図れますことは、この上もない喜びであり、ご縁を大切にして参りたいと思います。
横浜開港記念日の6月2日と3日、テレビ神奈川主催「2012秋じゃないけど収穫祭」が、横浜の日本大通り地区にて開催されました。「地産地消」のための神奈川県産食材・加工品の販売や環境に優しい企業や団体のブースが多数設営され、大盛況の賑わいでした。
テレビ神奈川様のご支援を得て、私達も「いのちの森づくり」の紹介及び進和学園はじめ福祉施設の自主製品を展示販売させて頂きました。
テレビ神奈川開局40周年記念事業「どんぐりドリーム大作戦」の一環として、どんぐりの幼苗をポットに移し替える体験コーナーでは、その模様がテレビでライブ放送されると共に、特設ステージに私達も登壇し「大作戦」のプレゼンテーションの一翼を担わせて頂きました。
ビッグ・イベントへの参画と大勢の皆様との交流が叶いましたことを大変嬉しく思います。今後も「どんぐりドリーム大作戦」に積極的に参加し、「森づくり」を通じた「人づくり」にも貢献できれば幸いです。
秦野市と逗子市では、毎年、進和学園栽培の苗木をご発注下さっています。苗木の売上げは、学園利用者(知的障害者)の工賃に還元され、就労自立支援に繋がっており大変有難く思います。
■第5回秦野市植樹祭に参加!
2012年5月27日、爽やかな快晴の下、渋沢峠付近の里山で開催された植樹祭では、大勢が集い400本の広葉樹が植樹されました。その内、200本は進和学園にご発注頂いた苗木です。古谷義幸市長はじめ秦野市職員の皆様に感謝の気持ちをお伝えし、地域の方々と力を合わせて植樹作業に励みました。 秦野市広報(記者発表資料)
■逗子市立久木小学校に苗木を納品2012年5月25日、進和学園の苗木150本を逗子市立久木小学校に納品。今年も、植樹ボランティア「ほととぎす隊」の皆様が親身に仲介して下さいました。
昨年まで手掛けていた逗子小学校の外構植樹も順調に進み、苗木はすくすくと成長しています。久木小学校でも、児童の皆さんが植樹を通じて自然の素晴らしさや命の尊さを学んで頂けたら幸いです。
私達が推進する「いのちの森づくり」が次の通りテレビとラジオ番組で紹介されました。放送メディアで取り上げて頂くことは大変光栄なことであり、進和学園メンバー及び弊社スタッフにとっても大きな励みになります。「森づくり」を通じた障害者の自立・就労支援の成果を今後も蓄積して参りたいと思います。
■テレビ神奈川(TVK)
TVK:明石記者のインタビューを受ける進和学園「どんぐりグループ」のメンバー
・日時:2012年5月25日(金) 21:30~
・番組:ニュース930
・内容:宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)との出会いからスタートした進和学園の「いのちの
森づくり」プロジェクトをニュースの特集として紹介。「その土地本来の木による本物の
森づくり」を通じて、知的障害者の自立・就労支援を目指す私達の取り組みをインタビ
ューと解説を交えて分かり易く報じて頂きました。
■かわさきFM (79.1Mhz)
・日時:2012年5月25日(金) 15:30~
・番組:庄司佳子のエコでハピネス
・内容:進和学園及び研進より、次の4名が出演し、
「いのちの森づくり」プロジェクトの活動につい
て、インタビューにお応えしながら楽しく紹介
させて頂きました。
進和学園:遠山 雄志(どんぐり隊長)
大岩 秀幸(どんぐりグループ)
田辺 達也(同 上)
(株)研進:妹尾 祐子(サポーター)
2012年5月20日、東ティモール民主共和国は独立10周年を迎えました。21世紀最初の独立国として世界中に祝福された東南アジアの小国の人々は、毎日を精一杯生き、少しでも良い社会の実現を願ってきました。しかしながら、依然として国民の4割以上は貧困層に属しています。
「東ティモール独立10周年を記念する会」では、全国各地で様々なイベントを企画、研進も協賛させて頂いています。私達は、東ティモール産コーヒーを自主製品化し「カフェ・ブーケ」ブランドで販売しています。知的障害をお持ちの方が、コーヒー豆のハンド・ピッキングや計量・梱包に粘り強く取り組んでいます。
私達は、次のささやかなイベントを通じて、①開発途上国支援 ②障害者就労支援 ③売上の一部を活用した東北復興の森づくり支援 に貢献する「カフェ・ブーケ」を多くの皆様に紹介したいと考えています。
東ティモール独立10周年ウェブ写真展 進和学園イベント(神奈川)
1.進和会総会/「カフェ・ブーケ」試飲会
進和学園利用者保護者会(進和会)の総会が、5月19日、平塚プレジールにおいて開催されました。研進のプレゼンテーションにおいて、東ティモールの応援に繋がる「カフェ・ブーケ」を紹介、試飲会を開催し好評を博しました。
2.「プチ・ブーケ」写真展示&おためしセール
進和学園の路面店「プチ・ブーケ」(平塚市徳延)において、5月21~25日、東ティモールの写真展示及び「カフェ・ブーケ」のおためしセールを開催しました。
2012年5月3日に予定されていた第5回湘南国際村めぐりの森植樹祭は、大雨のため急遽中止となりましたが、植樹される予定であった苗木は、5月13日(日)に無事植えることが出来ました。日程が変更されたものの、22世紀に引き継ぐ都市近郊の森づくりに大勢が集い、3,000本の広葉樹の苗木を植樹しました。内、1,980本の苗木は、進和学園「いのちの森づくり基金」への(株)サン・ライフ様(平塚市)のご寄附を活用して寄贈させて頂きました。
毎年、春と秋に行われる本植樹祭は、進和学園のメンバーにとっても就労・自立に向けた活動として貴重な機会です。私達は、今回も植樹祭の事前準備作業から参加させて頂きました。主催者の協働参加型めぐりの森づくり推進会議、NPO国際ふるさとの森づくり協会、下記企業の皆様をはじめ関係各位のご理解ご支援に厚く御礼申し上げます。
協力企業様 (敬称略) |
本植樹祭におけるご支援内容 |
(株)サン・ライフ | 進和学園「いのちの森づくり基金」への同社ご寄付に基づき、 苗木1,980本を提供。 |
横浜ゴム(株) | 進和学園がご寄贈を受け栽培を引き継いだシラカシ、タブノキ の苗木:合計320本を植樹。 |
(株)サン・ライフ様のご支援に感謝!
冠婚葬祭・福祉・文化関連事業を展開されている株式会社サン・ライフ様(本社:神奈川県平塚市)には、進和学園「いのちの森づくり基金」にこれまで累計340万円をご寄附賜っています。苗木に換算すると8,500本に及び、今回の湘南国際村での植樹1,980本を含め既に5ヶ所合計5,980本の植樹を実現することが出来ました。
サン・ライフ様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
湘南・平塚の有名スーパ-しまむらストアー様では、現在、5店舗(旭、長持、徳延、中里、中原御殿)において進和学園が栽培した原木しいたけや自主製品の専用コーナーを設けて頂いており、大きな励みになっています。また、地元の横山農園様のご指導の下、進和学園農業班が日々農作業に取り組み、新鮮かつ安全な野菜類を「しまむらストアー」様に納品しています。しまむらストアー・横山農園の皆様とのご縁からスタートした地域密着の連携を大切に育んで参りたいと思います。
■しまむらストアー社長:島村孝征様ご視察
2012年4月24日、しまむらストアー社長の島村孝征様はじめ幹部の皆様が、進和学園の活動をご視察されました。農業班の就労機会をご提供頂いている横山農園の横山一郎様もご一緒下さいました。畑での農作業の様子並びに「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品の組立や相州ダルマの絵付、紅茶・コーヒーの検量・梱包作業等をご覧頂き、障害者ご本人や職員とも親しく交流を図って頂きました。
私共が抱える課題に親身に相談に応じて下さり、福祉的就労の拡充や社会貢献に資する地域密着の連携を目指すことで一致しました。しまむらストアー及び横山農園の皆様のご理解とご支援に心より感謝申し上げます。
しまむらストアー社長:島村孝征様を囲んで(しんわルネッサンス)
Photo Album Chart (2012.4.24)
■しまむらストアー 旭店/進和学園「本日収穫コーナー」大好評!
2012年度は、地元の横山一郎様(横山農園)のご指導の下、進和学園メンバーが農作業を手伝わせて頂き(注)、同農園にて朝採りした新鮮野菜をお届けする「本日収穫コーナー」(旭店)が誕生!横山様は、希少なエコ認定農家として県知事認定を取得されています。目下出荷中のキュウリは、安心・安全に加えて、パリパリの瑞々しさが際立つ美味しさと大好評です。「完売」の日も多く、農業班に従事する障害をお持ちの方々の働き甲斐に繋がっています。
地域密着の農園・スーパー・福祉施設の連携は、農業の活性化、企業の社会的責任、福祉的就労の拡充といった付加価値の高い取り組みと考えます。
(注)横山農園様における農作業の受託は、発注事業者様より請け負わせて頂いた「仕事」を、当該事業者が提供する就労場所にて行う「施設外就労」という形態です。障害者本人、発注事業者、福祉施設の何れにもメリットが大きく、直接雇用が叶わず福祉施設で働く障害者の自立支援策として期待されています。
2012年4月15日、NPO法人環境リレーションズ研究所主催の「Present Tree from 熱海の森」の保全活動に参加しました。3月の準備作業から「湘南の森」の皆様のご指導を受け、静岡県熱海市の植樹地に赴くのは、これが3回目です。今回は、一般参加の方々もご一緒する正式イベントですが、森林インストラクターの皆様のリードにより、まずは、苗木運搬を分担しての登山!息を弾ませ現地に到着後、昼食でエネルギーを補給し、いよいよ作業の開始です。昔は人の手が入った豊かな里山も、長い間、放置されて荒れていましたが、間伐して整備を行った植栽地に、皆で力を合わせて4種類の広葉樹120本を植樹しました。今回も進和学園が栽培した苗木を一部ご利用頂きました。鹿の食害を防止するため、1本づつ鹿ネットを施し完成です!一仕事成し遂げた達成感と良いことをした充実感に浸り、参加者一同に満面の笑顔が溢れました。
市民による日本最大級の地球フェスティバル「アースデイ東京2012」が、4月21~22日の両日、東京・代々木公園にて開催され大盛況の賑わいとなりました。民族・国籍・信条・政党・宗派を超えて、誰もが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動です。この意義深いイベントに、TOKYO油田2017(株式会社ユーズ)、環境まちづくりNPOエコメッセ、並びに工房どんぐりすとの皆様のご厚意によりお仲間に加えて頂き、ブースの一画に進和学園コーナーを設営させて頂きました。
「いのちの森づくり」プロジェクト(森づくりを通じた障害者の自立・就労支援)の紹介と自主製品の販売を中心に、研進のスタッフが参加して大勢の方々と交流することが出来ました。私達の願いである「福祉・環境・教育・労働」の連携を発信させて頂く貴重な機会となりました。
進和学園「どんぐりハウス」にて
「くくのちのモリプロジェクト」の皆様は、多摩美術大学を拠点に「森づくり」に取り組まれており、同大学八王子キャンパスの一画を、進和学園の苗木の植樹場所として提供頂いています。苗木栽培に従事する障害者の就労機会にも繋がり、大変有難く思います。
今般、皆様が大学内で栽培されていた多数の苗木を進和学園にご寄贈頂きました。2012年4月14日、代表メンバーの方々が、学園「どんぐりハウス」に来訪され、苗木の整理や手入れをご一緒に行いました。樹種名の特定とネーム・プレート設置、種類ごとの取り纏め、雑草除去、ポットの移し替え等の作業を協力して行い、「森づくり」談義に花を咲かせながら、和気あいあいと楽しい1日を過ごしました。
2012年4月7日、IGES-JISE(地球環境戦略研究機関・国際生態学センター)市民・環境フォーラムが、パシフィコ横浜国際会議場において開催されました。「東日本大震災の教訓を活かし共生社会の実現を目指して」をテーマに、宮脇昭先生(国際生態学センター長)と安成哲三先生(名古屋大学特任教授)の講演及びパネル討論が組まれました。
大震災により甚大な被害を受けた東北沿岸部の防潮林について、ガレキを活用した「いのちを守る森の防潮堤」を「その土地本来の木による本物(自然)の森」によって創造しようとする提言が紹介され、大勢の参加者が大きな拍手を送りました。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトにおいても、東北産のドングリや木の実から苗木を栽培し、東北復興のための植樹活動に貢献できればと考えています。
「働くしあわせプロジェクト」とは、“障害者就労支援”をテーマに活動している各分野のプロフェッショナルがノウハウやリソースを共有し、ビジネス・スキルを用いて障害者雇用と福祉的就労の課題解決を目指す専門家ネットワークです。「福祉的就労」の底上げという共通の目的意識に基づき、研進は、同プロジェクトに参画しています。
2012年4月4日、同プロジェクトを率いる石田和之様が進和学園の「いのちの森づくり」を視察された際の記事が、「働くしあわせプロジェクト」ブログに掲載されています。
今後、「いのちの森づくり」活動をはじめ、広範な取り組みにおいて「働くしあわせプロジェクト」との連携を推し進める考えです。