


浜松の防潮林植樹に苗木を出荷!
新型コロナウィルス感染拡大は、社会・政治・経済・・とあらゆる面で大きな影響を与えています。私達が取り組む「いのちの森づくり」関連においても、今春予定の大規模な植樹祭やイベントは中止や延期を余儀なくされています。
2020年3月8日(日)に開催が予定されていた静岡県の浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり植樹祭も、当初計画の800本から規模を縮小して400本で調整されましたが、その後の情勢を踏まえ、結局6月に延期されることとなりました。
事務局のNPO法人縄文楽校様より「進和学園の皆さんがせっかく用意してくれた苗木ですから予定通り出荷して下さい!植樹祭までの間は、私達が栽培を引き継ぎます!」と有難いお申し出を頂きました。お言葉に甘えて、3月5日、苗木400本を無事に出荷することが出来ました。
遠州灘海岸におけるこの取り組みは、縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、津波災害にも強い自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹するものです。私達も2015年から本プロジェクトの一員に加えて頂いており、今回、多くの皆様からのご寄付や協賛による「いのちの森づくり友の会」基金を活用して苗木400本を寄贈させて頂きました。
予定通り苗木の出荷が実現したことから、進和学園の「どんぐりグループ」メンバーの努力も報われました。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。ウィルス感染の影響が1日も早く終息することを願って止みません。
タウンニュース平塚版に本件を報じる記事が掲載されました。
⇒ タウンニュース平塚版「浜松の緑化へ苗出荷 」(2020.3.19)


東京藝術大学 植樹ワークショップ「藝大ヘッジ:Geidai Hedge」
東京藝術大学上野キャンパスでは、「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」という植樹プロジェクトを推進されています。2016年秋にスタートしたこの取り組みは、大学沿道の老朽化した鉄のフェンスを武蔵野在来の植生の苗木を植えて四季の表情豊かな混垣に置き換えるというものです。既存の緑地を修景して周辺の街並みに連なる植栽を形作るという藝大に相応しい植樹活動です
2020年3月20日(金)、5回目となる植樹ワークショップが開催されました。新型コロナウィルス感染対策を踏まえ、当初、3月14日と20日の両日に分けて計画されましたが、14日が荒天予報のため急遽中止となったことから20日に実施されました。濃厚接触を避けるべく午前と午後の部に分けることで1回当たりの参加者数を絞ると共に、割り振った植樹区画の間隔を開けるといった工夫を凝らしました。
高さ50cm程度の苗木約1,450本と、ツタ類950本が用意されましたが、有難いことに、助成に基づく予算措置を講じて障害のある方達がドングリや木の実から育てた苗木も多数ご利用頂きました。コロナウィルスの影響で、各種のイベントや会合が中止や延期を余儀なくされる中で、健康・安全面への注意を払いつつ整斉と植樹が挙行されたことに感銘を受けました。親身なるご支援を賜りました藝大並びに関係の皆様に深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。
大学美術館の道路沿い約100m、異例の植樹ワークショップにより誕生した「上野と谷根千をつなぐみちひろば」は、40種類を超える在来種による緑地帯が育まれ、多様で潤いに満ちた表情を見せてくれると思います。
案内チラシ:藝大ヘッジ Geidai Hedge5(2020.3.20)
関連資料:東京藝大に苗木提供(Geidai Hedge4~2018.12.8~/生育状況確認)


ワタミ様 工場構内に植樹 ~ 進和学園の苗木をご利用! ~
外食・宅食事業を中心に展開されているワタミ株式会社様には、同社が千葉県山武地区の「ワタミの森」にて推進されている森林再生の取り組みに、私共の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて栽培した苗木を多数ご利用頂いています。病気で衰弱したスギの間伐を行い広葉樹の植樹を地道に実践されています。また、同社の宅配弁当工場「手づくり厨房東松山センター」(埼玉県比企郡滑川町)においても、2011年9月の稼働に合わせ植樹祭を開催、進和学園&研進メンバーも参加させて頂き1,400本の苗木を植樹しました。障害のある方々の「働く喜び」「役立つ喜び」にも繋がる取り組みとして、私達の記憶に鮮明に刻まれています。
2020年3月19日、「手づくり厨房東松山センター」において、久し振りのミニ植樹イベントが開催されました。有難いことに、今回も進和学園へお声掛け下さり、コーディネートさせて頂きました。センター長の川島佑介様はじめ社員の皆様とご一緒に力を合わせ自然種の広葉樹16種類110本を植えることが出来ました。新型コロナウィルス対策を踏まえ、私達からの参加は少数に絞りましたが、ワタミの皆様には大変温かくお迎え下さり、楽しい時間を共有させて頂きました。
今回の植樹で、ワタミ様からご用命頂いた苗木の累計本数は、6,243本となります。ワタミの皆様の変わらぬご厚意ご支援に、心より感謝申し上げます。
今春予定の大規模植樹祭は、コロナウィルス感染の拡大により次々に延期されていますが、風通しの良い屋外で濃厚接触を避けるよう十分注意を払い小規模で行うこの種の活動は大丈夫と思われます。委縮して憂鬱な日々が続いている中で、この日の協働作業は、実に爽やかで充実感に満ちたものとなりました。


朝日新聞「地球教室」参加賞 ~ 福祉施設自主製品ご利用に感謝! ~
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューから成る充実した環境教育プログラムで、今年、12年目を迎えます。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度、全国から6,987作品の応募があり、参加賞について今回も福祉施設自主製品をご利用頂きました。
【参加賞:(1)と(2)より選択頂きました】
(1)植樹用ポット苗
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトにおいて進和学園メンバーが栽培したもので、ご利用
は10年連続で累計24,344本となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困っ
た場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することが出来ます。 (2)かえるストラップ、または、イルカのクリアファイル
① かえるストラップ:
神奈川県平塚市の「みんなの家ミミ」で製作していま
す。板をカエルの型に切るところから始まり、やすり
をかけて色を塗り、最期に目を入れ・・・手元に届い
た人に幸せがカエルように一つ一つ想いを込めて作っ
ています。売上の一部を東日本大震災の被災地支援に
も役立てています。
② イルカのクリアファイル:
素敵なイルカの絵は、埼玉県行田市の「NPO法人CIL
ひこうせん」の細野恵理子さんの作品です。未熟児で
生まれ、脳の損傷、小児麻痺、上肢体幹機能障害を患
いました。
「私は子供の頃から絵を描いていました。自分の不自
由な身体の代わりに色んな事をしている姿のイルカを
描くことで、夢がいつかは叶えられたら良いなぁと思
っていました。これからも色んな生き物や植物など様
々な形で絵を描いていきたいと思います。」
上記②の「イルカのクリアファイル」については、福祉施設の自主製品を広く世に紹介し障害のある方々の「ものづくり」を支援されているRibbon Project(リボンプロジェクト)様(代表:大石明恵様)のご尽力により実現しました。
障害を乗り越え、日々、作業に励んでいる皆さんの努力が報われたことを嬉しく思います。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、毎年、福祉施設自主製品を採用下さっていることに深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
朝日新聞「地球教室」(広告特集PDF/2020.2.26)


三機工業(株)様のご支援に感謝! ~ 湘南国際村 植樹・育樹活動 ~
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2(二酸化炭素)削減に通ずる環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。同制度において、私達が取り組む「湘南国際村めぐりの森」での森林再生活動を、2016年度、そして、2018年度に続いて2019年度上期の支援対象として選定頂きました。今回のご寄附46万円を合わせ、4回のご寄附の累計は、3,324,900円となります。
同社からのご寄附は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金として、「湘南国際村めぐりの森」における植樹用の苗木提供及び育樹(除草)の日中活動に活用させて頂いています。既に、4,152本の植樹を行っていますが、今回のご寄附により666本の植樹と育樹が可能となり、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)に所属する障害のある方々の労賃にも還元させて頂きます。
2020年2月6日、「どんぐりブラザーズ」の一員である社会福祉法人湘南の凪(逗子市)及び進和学園・研進の代表は、三機工業(株)CSR推進本部様を訪問、ご支援への御礼と日頃の活動について報告させて頂きました。同社の皆様には大変温かくお迎え下さり親しく懇談すると共に激励のお言葉を賜りました。皆様のご支援にお応え出来るよう、これからも植樹・育樹活動に精一杯尽力して参ります。
(注)「湘南国際村めぐりの森」の植樹・育樹作業に従事している福祉施設は、現在、次の3法人4
施設となります。主に知的・精神障害のある方々の貴重な就労機会となっています。
① 社会福祉法人進和学園(しんわルネッサンス)
② 社会福祉法人湘南の凪(えいむ)
③ 社会福祉法人湘南の凪(mai!えるしい)
④ 社会福祉法人横須賀黎明会(横須賀ヘーメット)
「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」に関する三機工業(株)様ニュースリリース:
・第18回 2019年度上期分(2020.2.14) ・第17回 2018年度下期分(2019.8.6)
・第12回 2016年度上期分(2017.2.15) ・第11回 2015年度下期分(2016.9. 8)


Hondaウエルカムプラザ青山「ワイガヤの木」
2020年1月28日、私達の代表は、Honda青山本社1階のウェルカムプラザ青山に立ち寄りました。従来から、ホンダ車の展示やアシモ君のデモンストレーション等で親しまれて来たウエルカムプラザ青山は、今般、全面的に改装されリニューアル・オープンしたばかりです。喫茶コーナーは、MILES Honda Cafeとして拡充され明るくお洒落な雰囲気に満ちています。「ワイガヤの木」と名付けられた緑化スペースが設けられ潤いのある寛ぎの空間を演出!有難いことに様々な樹種を混ぜて構成した「ワイガヤの木」には、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて障害のある方達が栽培した苗木10種類48本も含まれています。
ところどころにホンダの自動車やオートバイが展示され、人気のホンダ・グッズの販売コーナーも目を楽しませてくれます。4代目となる新型FIT販売が2月に迫り、私達の福祉工場においても一部の部品の組立をご発注頂き活気が戻って来ました。
Honda様との連携から、「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合えることに、改めて感謝申し上げたいと思います。


いのちの森づくり/宮脇昭先生に報告!
私達が推進する「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取組みです。苗木の栽培や植樹活動を「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム:現在11施設が参加)が担い、障害のある方々の自立・就労機会に繋げています。
「福祉・環境・教育・労働」の連携を目指すこの活動は、2006年10月に始まり、多くの皆様に支えて頂き14年目を迎えました。荒地の森林再生、人工林への広葉樹植樹、道路・公園・企業・学校等の緑化や東北沿岸及び遠州灘の防潮林に至るまで私達が手掛けた苗木を多数ご利用頂き、苗木の提供本数は累計28万本を超えています。(その内、「友の会」基金活用分は、下記実績表の通り11万6千本を超えています)
2019年12月28日、年末のご挨拶方々、植樹活動の報告のためリハビリ療養中の宮脇昭先生をお訪ねしました。湘南国際村めぐりの森での植樹推進グループ代表の川下都志子様、宮脇方式による企業緑化を実践しておられる(株)家具の大正堂社長の渋谷金隆様と研進の出縄貴史の3名でお伺いし、先生に最近の活動についてご報告申し上げました。宮脇先生は、いつものように温かくお迎え下さり、「現場、現場、現場です。頑張って下さい!」と固い握手を何度も交わして激励下さいました。
明年2020年は、東京オリンピック・パラリンピックの年です。スポーツの祭典は成功させねばなりません。一方、世界的なイベントは、CO2(二酸化炭素)を排出し環境への負荷となることも認識しておくべきとの観点から、宮脇先生がこれまで指導されて来た植樹活動を改めて推し進めようという「いのちの森づくり2020➚」がスタートしています。私共も、本取組みに参加させて頂き、少しでも環境保全に貢献出来ればと願っています。
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私達の活動は、「いのちの森づくり友の会」への多くの皆様からのご寄附・助成・協賛により支えられています。公共の植樹活動に提供する苗木の代金及び植樹・育樹作業に従事する障害者の工賃に還元させて頂いています。「友の会」は、お陰様で12年目を迎え、これまでに活用させて頂いた基金は累計9,000万円を超えています。「友の会」にご加入、並びにご寄附・助成・協賛を頂いている皆様に厚く御礼申し上げます。
「いのちの森づくり友の会」基金ご協力企業・団体(年間10万円/累計30万円以上)


松田町自然館「いのちの森づくり」感謝祭 ~ 温かい交流に感謝! ~
2019年12月14日(土)、松田町自然館(神奈川県足柄上郡)において、「いのちの森づくり」感謝祭が開催されました。同施設では、種々の自然講座を通じて、子供から大人まで自然の大切さや命の尊さを学ぶ貴重な機会を提供されています。私達が取り組む「いのちの森づくり」も、2016年よりプログラムに盛り込んで頂き、毎年、施設内で少しづつ植樹を行い、これまでに775本(注)の苗木を植えています。
館長の渡邊建雄様はじめ事務局の皆様のご厚意により、進和学園&研進メンバーは感謝祭にお招き頂きました。近隣の小学校の行事と重なり、子供達の参加が叶わなかったことは残念ですが、「森づくり」や「自然」に係るお話しに続いて、ドングリ(スダジイ、マテバシイ)から作った木の実団子やお汁粉をご馳走になりました。廃油から作ったキャンドルの優しい灯を眺めながら、オカリナの演奏による「森の音楽会」では、美しい音色に癒されました。全員で「森のヤマネちゃん」(森のくまさんの替え歌)や「ふるさと」を合唱、心温まる一時を過ごしました。
「いのちの森づくり」を通して、このような温かい交流の輪が拡がりますことは、私共にとっても大きな喜びです。渡邊館長様はじめ自然館スタッフの皆様のご尽力に敬意を表すると共に、心より感謝申し上げます。
(注)自然館において、これまで775本の植樹を行いましたが、台風19号(10月12日)の猛威により斜面の一部が崩落し苗木も被害を受けました。感謝祭に先立ち、私達は自然館スタッフの方のご案内で現場を確認しました。植樹により地盤を固定し地崩れを免れた個所もありましたが、急斜面では、植樹後2~3年しか経過しておらず、流されてしまった苗木も相当数に上りました。今後、松田町の修復計画に合わせ、改めて植樹活動を推進して参りたいと思います。


いのちの森づくり/オフの日中作業
私達が取り組む「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される潜在自然植生による混植・密植方式を採用し、ドングリや木の実から苗木を育て各地で植樹活動を推進しています。「本物の森」の再生を通じた自然環境保全や障害者の自立支援を目指しています。冬季は、オフ・シーズンとなりますが、私達は、育樹(除草)&補植作業を福祉施設の日中作業として実施しています。「植樹祭」はイベントとしてもお馴染みですが、育樹(除草)や空きスペースに苗木を補う補植はあまり知られていないと思います。植樹は、発芽して2~3年の樹高30~40cmの苗木を利用しますが、数年間は、雑草により日照が遮られたり、つる性植物の繁茂により生長が阻害されるため、定期的な手当てが必要となります。特に、混植・密植方式では、1㎡当たり3~4本を植えるため機械は使用出ません。雑草を除去したり補植するのは全て手作業で根気が求められます。公共の森については、これらの作業を「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)メンバーの労賃に還元し貴重な仕事となっています。以下、最近の事例をご紹介します。
■平塚市近隣の植樹地の育樹
進和学園がある平塚市近隣は、これまで、学校や公共施設、道路側道、防潮林等、かなりの箇所に植樹を行っています。12月に入ってからも、進和学園メンバーが中心となって、神奈川県防災備蓄倉庫(平塚市北豊田)、秦野曽屋高校(秦野市)、国道134号線唐ケ原防潮林等における育樹(除草)作業に精を出しています。
■湘南国際村めぐりの森の育樹&補植
湘南国際村めぐりの森では、バブル期の開発で荒廃した土地の森林再生を継続しており、春と秋に植樹祭が開催され、これまでに58,000本以上の植樹を行っています。また、毎週金曜日の午前中には、「どんぐりブラザーズ」の一員である「湘南の凪」、「横須賀ヘーメット」の皆さんと研進スタッフが育樹(除草)作業を継続しています。
2019年12月13日、C地区と呼ばれる植樹地において年内最終の作業を行いました。この日は、苗木74本の補植も行い、11月29日に植えた66本と合わせ今シーズンの補植計画140本を完了しました。その内の115本は、下記2社様のご支援によるものです。心より感謝申し上げます。
参考資料:湘南国際村めぐりの森 秋の補植作業(PDF/2019.12.13)


親切会(日立グループ)様に感謝!~ 植樹地ご視察とご寄附拝受 ~
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にし合い、困っている人に援助の手を差し伸べて、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所様はじめ日立グループ各社様が中心に参加される法人会員及び個人会員から構成され、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」の二つを柱として活動されています。
親切会様からは、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度から毎年ご寄附を賜り、障害のある方達が栽培した苗木の植樹及び植樹地の保全(育樹)活動をご支援頂いています。2019年12月6日、今年も、親切会・関東支部より3名の皆様が来訪され、私共が手掛けた植樹地3ヶ所(注)をご視察頂くと共に、福祉工場「しんわルネッサンス」をご慰問下さいました。また、ご寄附の贈呈式が行われました。親切会様からのご寄附は毎年10万円、6年連続で累計60万円となります。進和学園はじめ連携福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」が協働で取り組む「いのちの森づくり」に活用し、主に障害者の工賃に還元させて頂いています。
親切会様のご厚意ご支援に心より感謝申し上げますと共に、皆様のご期待にお応え出来るよう植樹活動を通じた自然環境保全、並びに障害者の自立就労支援に尽力して参りたいと思います。
(注)今回ご視察頂いた植樹地:
①平塚市立太洋中学校 ②国道134号線千石河岸側道 ③国道134号線唐ケ原防潮林
⇒ 各植樹地の記録資料(PDF:2019.12.6)


「協同」が創る2019全国集会/「いのちの森づくり」発表
2019年11月29~30日、日本労働者協同組合連合会センター事業団(ワーカーズコープ)が実行委員会事務局を務める「いま、『協同』が創る2019全国集会in kanagawa」が神奈川県民ホール及び神奈川大学横浜キャンパス他において開催されました。第5分科会において、進和学園(しんわルネッサンス)の井上朝陽がパネリストとして登壇、私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトについて発表させて頂きました。
同分科会は「都市から地域循環共生社会をデザインする」とのテーマで、進和学園からは宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導される潜在自然植生による森林再生の意義と、「いのちの森づくり」が目指す「福祉」「環境」「教育」「労働」との連携について説明、進和学園並びに連携福祉施設のチームによる「どんぐりブラザーズ」の活動が、障害のある方々の働き甲斐に繋がり、工賃の底上げを通じた自立にも寄与していることを報告させて頂きました。
発表に続くシンポジウムでは、コメンテーターの香川秀太氏(青山学院大学社会情報学部准教授)、コーディネーターの川原隆哲氏(ワーカーズコープ東京南部事業本部)及びパネリストの皆様と、「人が自然とどう関わり環境保全の為に何ができるか?」、「人と人との繋がりの中でそれをどう進めていくのか?」について意見交換・議論を行いました。
このような有意義な機会にパネリストとしてご指名頂いたことは誠に光栄なことと感謝申し上げます。これからも、「いのちの森づくり」に込めた願いを追求し、自然環境保全や障害者の自立就労支援、そして、共生社会の実現に向け微力を尽くして参りたいと思います。


(株)サン・ライフ様のご支援に感謝!/ いのちの森づくり&サン・ライフの杜
(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)は、冠婚葬祭・福祉・文化事業を広く展開されていますが、2010年より進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を通じて、植樹活動による自然環境保全並びに障害者の自立就労支援にも大きく貢献頂いています。
同社からのご寄附は、10年目を迎え累計1,600万円に上り、これまでに、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)、国道134号線側道等の公共スペース25ケ所に、進和学園はじめ福祉施設が栽培した苗木3万7,088本を植樹しています。「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて、私達が提供した苗木の1割以上が同社のご支援により実現していることとなります。
また、同社の「サン・ライフ慰霊塔」(小田原市)の敷地内には「サン・ライフの杜」が創られ、毎年秋に実施される慰霊祭において50本の記念植樹を継続されています。今年も、11月18日に開催された慰霊祭において10回目の記念植樹が行われ累計500本の植樹に達しました。進和学園メンバーも、慰霊祭に参列させて頂くと共に植樹のお手伝いをさせて頂いています。10年が経過し、以前に植えた苗木は立派に生長し素晴らしい「自然の森」が再生されています。この植樹活動は、水源涵養の森づくりや広葉樹の森の再生を目指す「かながわ森林再生50年構想」にも即したもので、貴重な取り組みと言えます。
(株)サン・ライフ様が継続されている植樹活動並びに障害者福祉へのご理解とご支援に深く敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
(株)サン・ライフ様からのご寄附を活用した植樹実績(2019.11.30)


第17回湘南国際村めぐりの森植樹祭
2019年11月17日(日)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において、260名以上が集い第17回目の植樹祭を開催しました。開発用地として緑を失っていた荒地が、これまでに5万8,000本以上の苗木を植えることにより本来の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象による災害への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収、並びに防災面にも資する植樹活動は、ささやかながらプラスのエコ取り組みとして意義深いものと言えます。
今回も、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導されて来た「その土地本来の樹種(潜在自然植生種)」の広葉樹33種類を選び、1,140本の苗木を混植・密植方式により植えました。急斜面での作業は楽ではありませんでしたが、6班に分かれて皆で力を合わせて予定通りの植樹を行うことが出来ました。
植樹においては、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先して、合計665本をご利用頂きました。今回、下記2社様のご支援・協賛を得て提供させて頂きました。植樹を通じた環境保全並びに障害者の自立就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
三機工業(株) | 苗木580本を「いのちの森づくり友の会」へのご寄附を通じ て提供。この日、内500本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木200本をご購入の上ご寄贈。 この日、内165本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
また、上記苗木には、横浜ゴム(株)、tvk(テレビ神奈川)、(株)家具の大正堂の社員の皆様が栽培した幼苗を、進和学園にご寄贈頂き栽培を引き継がせて頂いた苗木が一部含まれています。重ねて御礼申し上げます。
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金


第8回開成南小学校「学校の森づくり」
私達が推進する「いのちの森づくり」は、障害者の自立・就労支援に加えて環境や教育との連携を目指しています。特に、未来の担い手となる子供達や若者と行う「学校の森づくり」には、高い価値観を持って取り組んでいます。
2019年11月11日、開成町立開成南小学校(神奈川県足柄上郡)の園芸委員会(5・6年生)の児童の皆さんと協力して、第8回目となる校庭の緑地帯づくりを行いました。同校では、これまでに全学年の皆さんに参加頂いていますが、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」に倣い、色々な自然種の広葉樹を混ぜて植え、多様性に富む緑地帯を創っています。個性を尊重しながらお互いに切磋琢磨して共に生きるという「共生」の理念や、CO2(二酸化炭素)吸収を通じた地球環境保全、更には、防災にも貢献する緑化活動の意義を学んでいます。
今回は、校庭東側に植えた植樹地のメンテナンスを中心に、苗木80本の補植(追加植樹)を行いました。当初、100本を植える予定でしたが、午後から雲行きが怪しくなり、作業を始めるとポツポツと雨が降り出したため途中で切り上げることとしました。短時間でしたが、園芸委員会の皆さん21名と進和学園メンバーが協力して作業を行いました。この日の80本の植樹により、同校で植えた苗木は累計3,090本となりました。
今回も、教頭の大庭菜穂子先生には、補植地の選定や日程調整等について格別のご配慮を賜りました。また、植樹に伴う費用は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金(寄附金)を活用させて頂きました。本取り組みをご支援頂いている多くの皆様に、重ねて感謝申し上げます。


東海大学いのちの森づくりプロジェクト
東海大学では、 『パブリック・アチーブメント型教育』 (立場や状況の異なる市民が社会で共有するためのルールを作り、環境整備を行う市民運動の中で、若者が社会活動を通じて民主社会における市民性を獲得して行くための実践及びそのための組織と学習プログラム)を推進されています。私達は、上記教育プログラム に繋がる 『東海大学いのちの森づくりプロジェクト』を提案させて頂きました。
同大学地域連携センター課長の池田隆之様をはじめ施設・総務・学生課の皆様、並びに健康学部准教授の菅野和恵先生より多大なるご支援を頂き、2019年11月1日、「建学祭」(大学祭)の初日、湘南キャンパス内の一画において植樹祭を開催することが出来ました。学生さん32 名、菅野先生、進和学園&研進18 名、総勢51 名が集い、障害のある方達が栽培した自然種の苗木を多種類選定し、混植・密植方式により605本を植樹しました。
ボランティア参加された学生の皆さんは、障害者と共に植樹作業をすることにより、シティズンシップ を体験! 立場や状況の異なる市民が集い成し遂げた「森づくり」を誇りに思って頂けるのではないでしょうか。この森が 『先進的学福連携のシンボル』 として、未来に受け継がれることを願っています。
尚、本植樹祭は、多くの個人・団体・企業様からのご寄附から成る進和学園「いのちの森づくり友の会」基金も活用して実施させて頂きました。
午前中開催された植樹祭に続き、東海大学様のご厚意により模擬店を出店させて頂きました。テントの設営から看板製作まで、総務部・学生課の皆様に特段のご支援を頂きました。お陰様で、進和学園自主製品(湘南みかんぱん、菓子類、湘南とまと工房ジュース等)を多くのお客様にお買い求め頂き大きな成果を得ることが出来ました。販売を担当した進和学園メンバーは、キャンパス内の色々な模擬店を周り、学生気分も味わいながら楽しい時間を過ごしました。
私達が目指す福祉・環境・教育の連携において、貴重な機会を提供頂いた東海大学並びに関係の皆様に心より感謝申し上げる次第です。


モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭
2019年10月28日、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭」を開催しました。
アマチュア・トップ・ゴルファーの望月優花さんとそのお仲間が主催する「チャリティー・ゴルフ・コンペ/GOLDIES CHARITY CUP」の収益の一部を、進和学園「いのちの森づくり友の会」にご寄附頂き、苗木代金に充当して植樹を行い自然環境保全及び障害者の就労支援に貢献する取り組みです。ゴルフは、森林や自然に対して犠牲を強いているとの認識から「モッチの樹プロジェクト」を立ち上げ、チャリティー・ゴルフの収益を還元して、障害のある方達が栽培した苗木を利用して植樹活動を実践されています。
今回のミニ植樹祭は、当初、10月11日に予定していましたが、台風19号及び21号の影響により2回の日程変更を経て行いました。スケジュールの関係で、あいにく望月様他の皆様の参加は叶わず、福祉施設の「森づくり」チーム「どんぐりブラザーズ」の日中活動として実施させて頂きました。湘南の凪(mai!えるしい)、横須賀ヘーメット、進和学園の3施設及び研進メンバーの17名で協力して植樹を行いました。自然種の樹種22種類120本の苗木を植えましたが、その内、112本が、チャリティー・ゴルフの収益からご寄贈頂いたものです。望月優花さんはじめ「モッチの樹プロジェクト」の皆様のご支援による植樹は今回で3回目、累計植樹本数は288本となりました。本取り組みに、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
【モッチの樹プロジェクト関連の植樹実績】
① 高尾小仏植樹祭 75本植樹 (2018年 9月23日)
② 湘南国際村めぐりの森 101本 〃 (2019年 3月27日)
③ 同上 112本 〃 (2019年10月28日)
累計:288本 〃
*チャリティー・ゴルフ・コンペに参加された方お1人につき苗木1本分の金額を進和学園
「いのちの森づくり友の会」基金にご寄附頂いています。厚くお礼申し上げます。


書籍紹介「いのちの森づくり 宮脇昭 自伝」~進和学園の取り組みも収録~
潜在自然植生理論に基づく「いのちの森づくり」の指導者として世界的に著名な生態学者の宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)の新刊本(藤原書店)です。
「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。混ぜる。」という宮脇先生の教えは、お互いに個性を尊重して切磋琢磨し、競争しながら少し我慢して共に生きるという「多様性」と「共生」の理念を、私達に分かり易く伝えてくれます。「森づくり」を通じた「人づくり」、そこに私達は、障害のある方々の自立・就労支援の可能性を見出しています。
宮脇先生のご指導により、2006年の春、福祉工場「しんわルネッサンス」に52種類4,888本の「その土地本来の木」を混植・密植してから13年以上が経過、30~40cm程の苗木が今では樹高10m以上に達して素晴らしい森となり私達を見守ってくれています。2006年10月、福祉・環境・教育・労働の連携を目指して、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトがスタート、ドングリや木の実から苗木を育て、これまでに提供した苗木は累計28万本を超えています。苗木の栽培・植樹・育樹活動に従事する障害のある方々の工賃にも還元され、働き甲斐や生き甲斐をもたらしています。
本書では、先生の幼少時代から雑草生態学の研究に邁進された20代、ドイツ留学による潜在自然植生との出逢い、「日本植生誌」の刊行、そして、日本及び世界各地での植樹指導、東日本大震災に伴う「森の防潮堤」提言に至る軌跡が綴られています。
光栄なことに詳伝年譜には、研進&進和学園の取り組みもご紹介頂いています。(P.254~255)
また、2008年9月9日、パレスホテル(東京)で行われた、第107回本田財団懇談会における先生の講演内容も収録され、本田技研工業(株)の各事業所における「ふるさの森づくり」をはじめ、宮脇方式による植樹活動が多くの写真と共に紹介されています。
【目次】
Ⅰ わが人生(自伝)
Ⅱ 詳伝年譜(1980年~)(一志治夫)
Ⅲ 日本の森を蘇らせるため、今私たちにできること(本田財団懇談会における講演/2008.9.9)
*巻末資料



豊島区 苗木配布(官公需)/高尾小仏育樹祭 ~ いのちの森づくり ~
2019年9月29日(日)、東京都豊島区と高尾小仏(八王子市)において、私達が取り組む「いのちの森づくり」に関連するイベントが行われました。
進和学園&研進メンバーは、二手に分かれて各々のイベントに参加、多くの皆様と交流しながら大きな成果を挙げることが出来ました。
■豊島区「いのちの森」苗木配布 ~ 官公需の優先発注に感謝! ~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し11年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、本年度も、区民への苗木配布を積極的に実施、「いのちの森づくり」に取り組んでいる進和学園へ優先発注頂いています。
この日、としまセンタースクエア(豊島区庁舎)において、「つる植物・『いのちの森』苗木配布」が行われ、大勢の皆様が苗木を受け取りに来庁されました。進和学園関連では、高中低木の広葉樹10種類(コブシ、イロハモミジ、ヒサカキ、クチナシ、ジンチョウゲ、センリョウ等)の苗木1,184本をお持ち帰り頂きました。豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、17,173本に及び私共にとって大きな励みとなっています。
豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。
■高尾小仏育樹祭 ~自然の森の再生を目指して!~
中央高速道の小仏トンネルの工事残土により出来た巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえ、潜在自然植生の苗木を混植・密植方式で植樹する「高尾小仏植樹祭」は、2017年に始まり、これまで3回の植樹祭を開催し累計約9,950本の苗木を植えました。
植樹後2~3年間は、苗木の樹高も低く雑草の影響により生長が阻害されてしまうため、育樹(除草)作業を定期的に施す必要があります。この日、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、本年度から植樹地盤を造成下さっている鹿島建設(株)の皆様にボランティアや一般参加者も合わせ44名が集いました。
主に、前年の2018年度植樹地において斜面を登りながら繁茂した雑草を刈り取りました。雑草も大切な地球資源であり、廃棄せずに苗木の根元に敷いてマルチング材(保湿・施肥)として活かします。また、2017年の初回植樹地が、イノシシの侵入により土壌が一部掘り返されてしまったため、苗木160本(注)を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より寄贈して「補植」を実施させて頂きました。降雨が心配されましたが、幸い天候にも恵まれ皆で力を合わせ午前中に作業を終えることが出来ました。
(注)補植した苗木には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(ウラジロガシ、アカガシ、ネズミモチ)が合計90本含まれています。心より感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)


高尾小仏植樹祭2019に参加!
2019年9月23日(祝・月)、東京都八王子市裏高尾町(都立高尾陣場自然公園内)において、「高尾小仏植樹祭2019」が開催されました。中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による広大な盛土場に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みで、2017年にプロジェクトがスタートしてから3回目の植樹祭となります。
宮脇方式(混植・密植)による植樹活動を推進するNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が共催、(公)イオン環境財団、(公)国土緑化推進機構等のご支援を得ると共に、進和学園いのちの森づくり友の会が、苗木の提供等に係わる協力メンバーとして参画しています。
接近する台風の影響で開会式には雨が降り始めましたが、幸いに植樹作業に入ると青空も覗き陽光が注ぐ空模様の下、250名近くが集いました。予定通り、12区画に38種類/3,453本の苗木を植樹することが出来ました。かなりの急斜面で、蒸し暑さもあり大変でしたが、各班で安全に注意しながらチームワークを発揮し遣り遂げました。作業を終えた皆様の笑顔が弾ける素晴らしい植樹イベントとなりました。
進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を半数以上ご利用頂くと共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様の特段のご協力を得て調達させて頂きました。「森づくり」を通じた環境保全や防災に加え、障害のある方達の就労支援にも繋がる付加価値の高い植樹祭となり、ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚くお礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (イオン環境財団、国土緑化推進機構) |
苗木2,758本をご購入の上ご提供。 |
PGF(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル) 生命保険株式会社 |
苗木295本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
その他 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 を活用してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(ウラジロガシ)が60本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
参考:*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2019」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「高尾小仏植樹祭2018」(YouTube)


秦野曽屋高校との交流 ~ 10年目を迎える「福祉」と「教育」の連携 ~
神奈川県立秦野曽屋高校は、特色ある教育活動として「福祉・ボランティア教育」による地域に根ざした学校を目指しています。進和学園との交流を通じた「福祉」と「教育」の連携は10年目を迎えています。私達が取り組む「いのちの森づくり」の一環として、同校の校庭での植樹・育樹活動を継続している他、生徒の皆さんによる福祉工場「しんわルネッサンス」の見学も行う等、障害者福祉についての理解も深めて頂いています。また、同校の文化祭「秋輝祭」には、毎年お招き頂いて相互の交流を図っています。
2019年9月7日(土)開催の「秋輝祭」においても、進和学園メンバーがお邪魔し展示販売ブースを設営させて頂きました。福祉委員の生徒の皆さんには、資材の運搬から模擬店の準備作業に加え、進和学園の手作りパン・菓子類の販売を当番制でサポート頂きました。
ご丁寧にご指導頂いた齋藤昴良先生(理科ご担当)はじめ諸先生、熱心にお手伝い下さった生徒の皆さんに心より感謝申し上げます。これからも、秦野曽屋高校との交流を大切に育んで参りたいと思います。
関連記事:秦野曽屋高校との授業交流(2018.6.22)
秦野曽屋高校より「しんわルネッサンス」見学(2017.6.16)
アーカイブ:タウンニュース秦野版(2010~2015)
秦野曽屋高校「総合的な学習の時間」(2014.5.15)


三機工業(株)様からのご寄附に感謝! ~ いのちの森づくり ~
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2(二酸化炭素)削減に資する環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。同制度において、私達が推進する「湘南国際村めぐりの森」での森林再生活動を、2015年度下期分・2016年度上期分に続いて、2019年度上期分の支援対象として選定頂きました。3回のご寄附の合計額は、2,864,900円となります。
同社からのご寄附は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金として、2017年度より「湘南国際村めぐりの森」における植樹用の苗木提供(累計4,152本)及び育樹(除草)の日中活動に活用させて頂いています。「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)に所属する障害のある方々(注)の貴重な労賃にも還元されています。
(注)「湘南国際村めぐりの森」の植樹・育樹作業に従事している福祉施設は、現在、次の3法人4
施設となります。主に知的・精神障害のある方々の貴重な就労機会となっています。
① 社会福祉法人進和学園(しんわルネッサンス)
② 社会福祉法人湘南の凪(えいむ)
③ 社会福祉法人湘南の凪(mai!えるしい)
④ 社会福祉法人横須賀黎明会(横須賀ヘーメット)
CO2削減による自然環境保全に加えて、障害者の自立・就労支援にも深いご理解の下にご支援下さっている三機工業(株)様に、心より感謝申し上げる次第です。皆様のご期待にお応え出来るよう、一同で力を合わせて取り組んで参ります。
「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」に関する三機工業(株)様ニュースリリース:
・第17回 2019年度上期分(2019.8.6)
・第12回 2016年度上期分(2017.2.15)
・第11回 2015年度下期分(2016.9. 8)


しんわルネッサンスの森 二酸化炭素34トン固定!~ 本物の森に見守られて ~
植樹後13年を経て二酸化炭素を約34トン固定した「しんわルネッサンスの森」
福祉工場「しんわルネッサンス」を囲む植栽を宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いたのは、2006年の春でした。「その土地本来の木による本物の森」を目指し、自然種の広葉樹52種類、4,888本を、進和学園関係者及び地域の方々やボランティアの皆様、約570名が集い植えたことを昨日のように思い出します。あれから13年が経過。混植・密植方式(宮脇方式)で植樹した30~50CMの小さな苗木は、今では12m以上にも生長して見事な森となっています。「仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。」という宮脇先生の教えは、個性を尊重して切磋琢磨し、競争しながら少し我慢して共に生きるという「多様性」と「共生」の理念を、私達に伝えてくれています。この植樹祭が契機となり、進和学園における「いのちの森づくり」プロジェクトはスタート!福祉・環境・教育・労働の連携を目指す取り組みは、進和学園に加えて10施設以上の福祉施設の森づくりチームから成る「どんぐりブラザーズ」活動に発展し、「森づくり」を通じた「人づくり」、障害のある方々の就労機会の創出と工賃還元にも繋がっています。
2019年7月25日、植樹地の保全作業を、混植・密植方式の植樹に豊富な実績を有すエスペックミック(株)様にお願いしました。道路へ伸びて通行の妨げとなる横枝の剪定や建物の採光のための枝打ち等を実施しました。エスペックミック(株)様には、2006年の植樹祭以来、植樹地の管理についてアドバイスを頂くと共に木々の生長についてのモニタリングも行って頂いています。今回、上記保全作業と共に「しんわルネッサンスの森」のカーボン・オフセット(二酸化炭素固定)効果について試算をお願いしました。その結果、この13年間で固定した二酸化炭素は33,927kg、即ち、約34トンに上るとの報告を受けました。直近の2年間では、12,728kgと試算され、年間約6.36トンの二酸化炭素を固定する効果があることが判明しました。この素晴らしい森に見守られて、日々の活動に励むことが出来る幸せを痛感しています。
「しんわルネッサンス」樹林調査データ(2019.7.25)(提供:エスペックミック株式会社)


いのちの森づくり~「友の会」会報第10号 & パンフレット発行! ~
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)はじめ多くの皆様のご指導ご支援を得て、お陰様で13年目を迎えています。障害のある方達から成る「どんぐりブラザーズ」には、現在、12の福祉施設が参加、ドングリや木の実から苗木を育て、各所での植樹・育樹活動による「森づくり」を通じた自然環境保全や障害者の自立・就労支援にも繋がっています。
2008年に「いのちの森づくり友の会(基金)」を発足させ、福祉・環境・教育・労働の連携を目指す活動の趣旨に賛同頂ける個人・団体・企業の皆様より広くご支援を頂けるようになりました。皆様のご厚意による基金は、公共性が認められる場所(公園・学校・防潮林・道路側道等)への苗木寄贈による植樹活動を支え、苗木の栽培や植樹後2~3年間は必要となる育樹(除草)作業を福祉施設利用者の工賃に還元することを可能としています。これまでに出荷した苗木は26万本(内「友の会」基金を活用して提供した苗木は約10万2千本)を超え、障害者に「ディーセントワーク(Decent Work):働き甲斐のある人間らしい仕事」をもたらしています。
このたび、「いのちの森づくり」を紹介するパンフレット(A4版8ページ)及び「友の会」ご支援者への直近の活動を報告する「会報」第10号(A4版12ページ)を発行しました。「友の会」の会員様並びにご寄附・助成・協賛頂いている皆様には、登録住所宛てに送らせて頂きます。
皆様のご期待に沿えるよう、今後とも一同力を合わせて取り組んで参ります。引き続き宜しくご支援を賜りますようお願い申し上げます。


時ノ寿の森 いのちの森づくり植樹祭
NPO法人時ノ寿の森クラブ様は、静岡県掛川市倉真を拠点に、長期に渡り手入れが行われず荒れてしまった人工林(主にスギ林)を切り出し、「その土地本来の木による自然の森」を再生する地道な取り組みを続けておられます。
2019年6月22日(土)開催の「いのちの森づくり植樹祭」もその一環で、自然種の広葉樹13種類1,000本を植えました。幸いにも、前日の雨も上がり大勢の市民や関係者が集い、山間部の山道添いの斜面を中心に5班に分かれて植樹作業に励みました。子供達も多く参加しましたが、オレンジ色のヘルメットを着用した時ノ寿の森クラブの皆様の丁寧なご指導を受け、一人一人が命を大地に植える貴重な機会を体験することが出来ました。
時ノ寿の森クラブ様とは、宮脇 昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いているご縁で、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトとの連携を継続しています。今回も、私達が運営する「いのちの森づくり友の会」より、下記の企業様(注)からのご寄附を活用して苗木を提供させて頂きました。障害のある方々が栽培した苗木も多数含まれており、これらの苗木が健全な森を育み、水源涵養・防災に加え、地球温暖化や花粉症対策にもお役に立てば嬉しく思います。
(注)下記の企業様はじめ皆様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を活用して、苗木1,000本を寄贈させて頂きました。「いのちの森づくり」に従事する障害のある方達の自立・就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
主な協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木338本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木300本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
ホットケーキパーラーFru-Full | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄付を通して提供。 |


花粉症対策プロジェクト/第1回植樹イベント ~ 広島県神石高原町から発信! ~
今や国民病とも言われる「花粉症」の原因となっているスギやヒノキの人工林を間伐し自然種の広葉樹を植樹して、花粉症削減を目指すプロジェクトが広島県神石高原町を拠点として進められています。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様が主催し、神石高原町における「ふるさとチョイス(ふるさと納税)」による寄付金も活用して、花粉症削減のみならず地球温暖化対策(CO2削減)、水源涵養、生物多様性等に係る自然環境保全や山崩れ対策といった防災にも資する森林再生を行うものです。荒れた人工林に手を入れて間伐し、日照を入れて「その土地本来の木による本物の森(自然林)」を復活させます。私達が取り組む「いのちの森づくり」も本プロジェクトと連携、神石高原町にて収集したドングリを進和学園に送って頂き発芽させて苗木を育て、同地に里帰りさせて植樹を行う計画です。
2019年6月8日(土)、神石高原町のスギ林において記念すべき第1回の植樹イベントが実施されました。地域の方々にピースウインズ・ジャパン代表の大西健丞様はじめスタッフの皆様、植樹の技術的な指導を担うエスペックミック(株)、及びNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、そして、研進スタッフを合わせ約25名が集い、10種類1,000本の自然種の苗木を植樹しました。
1年半前の2017年の秋に、神石高原町の幼稚園児が拾ってくれたシラカシとコナラのドングリから進和学園で栽培した苗木が、未だごく一部ですがこの日に里帰りさせて植えることも出来ました。前日に事務局スタッフが植えた1,000本の植樹地に続く山の斜面に沿って、子供達や高校生も一緒に力を合わせ作業し爽やかな汗を流しました。前日分と合計して、2,000本(注)の植樹が実現しました。
(注)今回、広島県産の苗木が揃わなかったことから、進和学園のある神奈川県産やその他地域を母樹とする苗木を多数利用しました
が、DNA(遺伝子)による地域特性に支障を生じない樹種を選定して対応しています。
関連記事:森林再生を通じた花粉症対策プロジェクト(2018.11.10)
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様/ニュース・リリース(2017.12.6)


ブルーベリーガーデン旭 植樹活動
観光農園として人気を博しているブルーベリーガーデン旭(神奈川県足柄上郡大井町)においては、園主の小宮真一郎様が、「農園の一部に鎮守の森を創り、日本の伝統文化を継承して千年後まで続く癒しの場としたい」という情熱を抱かれ、これまで、園内数ケ所に進和学園で栽培した苗木を利用して植樹活動に注力されています。
2019年6月4日、小宮様達と進和学園&研進メンバーが協力して、スギの人工林を間伐したスペースに潜在自然植生種の広葉樹300本を混植・密植方式で植樹する機会に恵まれました。眼下には、小さな実が次第に膨れているブルーベリー畑が広がり、遠方には相模湾と山々を望む素晴らしい景観を楽しみながら、「森づくり」談議と植樹作業を楽しみました。
小宮様には、進和学園の福祉工場「しんわルネッサンス」に隣接するブルーベリー畑の運営について、その栽培に係る技術的なご指導を仰いでいますが、加えて、私達が実践する「いのちの森づくり」にも深いご理解を示して下さっています。私達に、貴重な植樹地をご提供頂くと共に、障害のある方達が手掛けた苗木をご発注下さっています。心より感謝申し上げる次第です。
自然の森に囲まれた美しい農園が、この地域にとって掛け替えのない癒しの場となることは間違いありません。
【アーカイブ】
ラッシュ・ジャパン様助成 ブルーベリーガーデン旭 植樹祭(2013.4.13)
アーサーホーランド牧師と植樹/ブルーベリーガーデン旭(2012.4.7)


「としまグリーンウェイブ2019」/豊島区の官公需優先発注に感謝!
豊島区からの進和学園への「苗木」優先発注実績:累計15,989本東京都豊島区では、緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを2009年度に開始し、今年は11年目を迎えています。この活動をより広く展開し、更に「みどり」の波を起こすために「としまグリーンウェイブ2019」を実施しています。
地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムが組まれていますが、今春も、区民への苗木配布を企画して進和学園が手掛けた苗木を優先発注頂いており、これまでの累計本数は、1万5,000本を超えています。
2019年6月2日(日)、豊島区庁舎(としまセンタースクエア)において、「つる植物・『いのちの森』 春季苗木配布」が行われました。自然種の広葉樹(ジンチョウゲ、サツキ等)10種類の苗木を、合計970本を区民の皆様にお持ち帰り頂きました。苗木の配布には、進和学園&研進スタッフも参加させて頂き、区役所及び地域の皆様とも交流しながら苗木をお渡ししました。
豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々にとって大きな励みとなっています。
同法の適用も合わせ、障害者の働き甲斐や生き甲斐に繋がる官公需の発注事例が増えることが期待されます。


松田町自然館「自然観察行事/いのちの森づくり」を開催!
2019年6月1日(土)、松田町自然館(神奈川県足柄上郡)において、自然観察行事「いのちの森づくり」が開催されました。木を植えてカブトムシを育てようという試みで、3年連続で研進&進和学園スタッフが講師を務めさせて頂きました。絵本「山に木を植えました」(注)を教材とした紙芝居に、子供達は身を乗り出して興味津々の様子でした。木を植えることが、虫や動物・魚、そして私達の命をも育むことを学ぶと共に、自然館の一画に広葉樹の苗木20本を実際に植える体験をして頂きました。
植樹を終えた後、子供達は、自然館からカブトムシの幼虫を譲り受け、育て方を教えてもらいました。木を植え、カブトムシの幼虫を目前として、自然の大切さや命の尊さを実感する貴重な機会となったのではないでしょうか?
植樹した苗木の生長を子供達の成長と重ねて見守りたいと思います。これらの苗木は、進和学園メンバーがドングリや木の実から大切に育てたもので、今回も、多くの皆様からの寄付金による進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
松田町自然館での一連の植樹活動は、館長の渡邊建雄様はじめ関係者の深いご理解ご支持の下、福祉・環境・教育の連携事例を蓄積しています。
(注)「山に木を植えました」
(スギヤマカナヨ 作、畠山重篤 監修/講談社)
山に木を植える/ドングリや木の実がなり動物が食べる/落葉により土壌が豊かになり微生物が増える/有機物・栄養素を生み出す/水に溶けた栄養は川や海に注ぎプランクトンや海藻を育む/プランクトン・水生動物・海藻を小魚が食べる/大きな魚は小魚を食して成長/鳥や動物も魚や小さな生物から栄養を摂る/そして、多くの生物や植物は私達人間の食材となり命の源となる。・・・木を植えることが、「食」、即ち「命」の連環に繋がることを分かり易く教えてくれます。
アーカイブ:松田町自然館「いのちの森づくり」(2016.6.11)


tvk「2019 秋じゃないけど収穫祭」~環境保全と障害者福祉を発信!~
2019年5月25日(土)・26日(日)、テレビ神奈川(tvk)主催「2019秋じゃないけど収穫祭」が、横浜公園・日本大通り地区で開催され、今回も、tvk様のご支援を得て参加させて頂きました。tvk様が推進される「どんぐりドリーム大作戦」と進和学園の「いのちの森づくり」との連携は9年目を迎え、この恒例のイベントをはじめ、湘南国際村(横須賀市)での植樹祭等の実績を蓄積しています。
ブースでは、障害のある方々がドングリや木の実から育てている「ポット苗」を展示すると共に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導に基づく「いのちの森づくり」の活動を紹介させて頂きました。周囲には、自然環境系のNPOや団体も多く出展し、関心の高い皆様もお立ちより下さり、苗木の栽培や「森づくり」に関する意見交換を行いました。また、「森づくりグッズ」(宮脇先生手漉きハガキ、植樹手拭い等)に加え、進和学園のヒット商品「湘南みかんぱん」(全国逸品セレクション準グランプリ)も販売させて頂きました。
森林再生を通じた自然環境保全や防災、そして、障害者福祉について貴重な発信の機会となりましたことを嬉しく思います。


掛川市&岩沼市「いのちを守る森の防潮堤」に苗木提供!
2019年5月25日(土)、掛川市(静岡県)と岩沼市(宮城県)において、巨大地震による津波被害対策を踏まえた「いのちを守る森の防潮堤」構想を継続して実践する植樹祭が開催されました。進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、両植樹祭に苗木を寄贈させて頂きました。本取り組みをご支援頂いている個人・団体・企業及び関係の皆様に心より感謝申し上げます。
■掛川市 市民協働による希望の森づくり「潮騒の杜」植樹祭
掛川市(静岡県)は、南海トラフ地震への対策として、遠州灘沿岸において生命と財産を守る「掛川モデル」植樹活動を継続されています。今回も、この活動を精力的に推進されているNPO法人時ノ寿の森クラブ様を通じて、大須賀海岸(大渕地内)の防潮林植樹用に自然種の広葉樹の苗木9種類2,700本を提供させて頂きました。市民協働による意義深い植樹祭に約700名が参加し、クロマツの苗木300本と合わせ合計3,000本を植樹しました。進和学園「どんぐりグループ」の代表も参加し、皆様と共に作業に励みました。(下掲の植樹祭参加報告を参照下さい)
苗木は、下記企業・団体様をはじめ多くの皆様のご支援により提供が実現しました。また、この中には、横浜ゴム(株)新城工場様より進和学園へ寄贈頂いた苗木4種類360本が含まれています。皆様の親身なるご支援ご厚意に重ねて御礼申し上げます。
主な協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木800本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木700本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木500本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
ホットケーキパーラーFru-Full | 苗木112本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
横浜ゴム様との連携取り組み
植樹祭参加報告:掛川市「潮騒の杜」植樹祭に参加して(進和学園 井上朝陽)
案内チラシ:掛川市 市民協働の希望の森づくり「潮騒の杜」植樹祭
■岩沼市 千年希望の丘植樹祭 & 収穫祭2019一般社団法人森の防潮堤協会が主催する東北被災地における海岸防潮林を構築する植樹活動の一環です。東日本大震災において犠牲となられた多くの方々への追悼と甚大な被害からの復興を祈念し、災害から命を守ってくれる潜在自然植生種の苗木12,000本が植樹されました。
進和学園では、東北産のドングリや木の実を送って頂き発芽させ、植樹用のポット苗を栽培しています。これまで、多数の苗木を東北被災地に里帰りさせ植樹して来ましたが、今回、下記の企業・団体様はじめ皆様のご支援を得て、森の防潮堤協会様を通じて5種類1,483本の苗木を寄贈させて頂きました。私達が手掛けた苗木が少しでもお役に立てることは、この上もない喜びです。
主な協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木700本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
案内チラシ:岩沼市千年希望の丘植樹祭&収穫祭2019


育樹作業真っ盛り!/いのちの森づくり
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトでは、自ら育てた苗木を各地に植樹すると共に、植樹地のメンテナンスとして必要な育樹(除草)作業も重要なウェートを占めています。植樹後、2~3年は、苗木の生長よりも雑草の繁茂が激しく日照を遮ったり、つる性植物による被圧により生長が阻害される懸念があり、育樹(除草)作業を行う必要があります。
今シーズンも4~7月にかけて、私達は計画的に植樹地の育樹活動に励んでいます。公共性が認められる植樹地については、皆様からのご寄附や協賛・助成による「いのちの森づくり友の会」基金が、作業に従事する障害者への工賃還元の原資として活用されています。以下、最近の事例をご紹介します。ご支援頂いている個人・企業・団体の皆様に、心より感謝申し上げる次第です。
■高尾小仏育樹祭2019春
2019年5月19日(日)、直近2年間で約6,500本の苗木を植えた高尾小仏の育樹祭が開催され、私達も参加させて頂きました。中央高速道路の小仏トンネル工事の残土から成る広大な盛土場に「自然の森」を再生する取り組みです。
主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会、盛土場を管理される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)の皆様に地域住民代表や一般参加者も合わせ約30名が集いました。植樹地の下方から斜面を登りながら雑草を刈り取りました。雑草も大切な地球資源であり、廃棄せずに苗木の根元に敷いてマルチング材として活かします。皆で協力し合い午前中で作業を終えることが出来ました。
■東京都豊島区 池袋本町電車の見える公園東京都豊島区では、地域の緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進され、有難いことに、これまで進和学園で栽培した苗木について「官公需の優先発注」として多数ご利用頂いています。2013年春に植樹した「池袋本町電車の見える公園」では、8種類400本が進和学園が手掛けた苗木でしたが、6年を経過し5~6mの高さまで立派に生長し区民の憩いの場所になっています。
2019年5月19日(日)、同公園に大勢の方々が集い植樹地の除草や剪定・枝打ちを行う「いのちの森育樹活動」が行われました。研進&進和学園の代表も参加し、地域住民の方々や学生の皆様とご一緒に育樹作業に精を出しました。
■湘南国際村めぐりの森/どんぐりブラザーズの活躍
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、2009年から官民一体となった植樹プロジェクトを推進している湘南国際村めぐりの森(横須賀市)、これまでに5万6,000本以上の植樹を行い厳しい環境ながら着実に自然の森の再生が進んでいます。毎週金曜日、「どんぐりブラザーズ」の一員である地元福祉施設の(福)湘南の凪えいむ/mai!えるしい、(福)よこすか黎明会横須賀ヘーメットの皆さんと研進スタッフが交流しながら楽しい日中作業を継続しています。
一般の皆様にご参加頂くことも可能です。参加ご希望の方は、以下へご連絡下さい。
【育樹作業参加ご希望の皆様へ】
①作業日時:原則毎週金曜日午前中
②集合:AM9:30 JR逗子駅ロータリー
③参加費:無料
④持ち物:軍手
⑤連絡先:(株)研進(進和学園窓口会社) TEL:0463-58-5267
*ご参加される場合は、事前にご連絡の上お申し込みをお願い致します。


「里山ユニット」の水やり作業請け負い ~ ゴバイミドリ様に感謝! ~
里山の風景を身近に感ずるユニークで素敵な緑化プランター「里山ユニット」は、街角に自然の潤いをもたらすとして人気を博しています。色々な種類の植物を寄せ植えしますが、個性を尊重して共生を目指すという点で、私達が推進する「いのちの森づくり」(混植・密植方式による植樹活動)に通ずるところがあります。この「里山ユニット」は、都市緑化及び環境保全を広く手掛ける株式会社ゴバイミドリ様が提供されていますが、同社社長の宮田生美様はじめスタッフの皆様の親身なるご指導の下、進和学園の福祉工場「しんわルネッサンス」の「どんぐりグループ」がその制作を請け負わせて頂いています。ご注文を受ける度に、一同、和気藹々と楽しく「里山ユニット」づくりに励んでいます。
これに加えて、今般、進和学園の生活介護施設「はばたき進和」の園芸班が、多数の「里山ユニッット」を一定期間お預かりして、水やり作業を請け負わせて頂くこととなりました。東京・世田谷区の街路に設置される予定で、現場の工事が完了するまでの数ヶ月間、施設内のスペースにズラリと並んだ「里山ユニット」の水やり作業に精を出しています。進和学園では、生活介護施設における日中作業についても充実したものとするために工夫を凝らしていますが、「里山ユニット」への水やり作業は、園芸班の「働く喜び」「役立つ喜び」にも繋がっています。
優しく丁寧にご指導を頂いているゴバイミドリ社長の宮田様はじめスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。


第16回湘南国際村めぐりの森植樹祭
掲題植樹祭が、2019年5月12日(日)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において500名以上が集い大盛況の内に開催されました。今回も、「その土地本来の木による本物の森」を再生すべく、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される潜在自然植生に基づく広葉樹33種類、4,000本の苗木を密植・混植しました。リハビリ療養を続けておられる宮脇先生も車椅子で参加され、ステージから力強くご挨拶されました。久し振りに先生をお迎えし、スタッフ一同も気合を入れて臨みました。
今回の植樹地は、10区画の内9区画は急斜面で、幅1.5m/横幅約40mという細長い地形で導線も限られていたため、参加された皆様が所定の植樹地に入り作業を開始するまで時間を要しました。また、身動きが制約されることから、作業も容易ではありませんでしたが、お互いに声を掛けて協力し合い、苗木やマルチング材の稲わらは、バケツリレー方式で運ぶことにより、無事に植樹を行うことが出来ました。自然の大切さや命の尊さを感じる貴重な体験となったのではないでしょうか。作業を終えた皆様の爽やかな笑顔が弾けました。
有り難いことに、今回も、「どんぐりブラザーズ」(進和学園、湘南の凪、横須賀ヘーメット他)が栽培した苗木を多数ご利用頂きました。皆様と親しく交流を図りながら、自然と触れ合う素晴らしい時間を共有しました。ご参加下さった皆様はじめご支援頂いた企業・団体、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
本植樹祭も、多くの皆様から温かいご支援を賜りました。苗木の提供については、下記企業・団体様(敬称略)のご協賛により実現しました。湘南国際村での植樹活動は、自然環境保全や防災に加え、情操教育や啓蒙活動、そして、障害者の自立・就労支援にも繋がっています。皆様のご理解ご支援に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木1,291本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
三機工業(株) | 苗木688本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木666本をご購入頂き提供。 (湘南国際村めぐりの森 混植・密植グループを通してご発注) |
大樹生命保険(株) | 苗木444本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木200本をご購入頂き提供。 |
(株)トヤマ | 苗木111本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
*また、上記の苗木には、下記企業様(敬称略)が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培
を引き継がせて頂いた苗木が相当数含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)/ (株)テレビ神奈川/(株)家具の大正堂


第16回湘南国際村めぐりの森植樹祭準備作業 ~ 皆で力を合わせて! ~
*** 植樹祭の準備作業の様子 2019年5月9日 ***第16回湘南国際村めぐりの森植樹祭(4,000本植樹予定)が3日後に迫った5月9日(木)、「どんぐりブラザーズ」(湘南の凪・横須賀ヘーメット・進和学園)及び研進スタッフは、植樹祭の準備作業に参加しました。
本植樹祭のプロジェクト・リーダーである川下都志子様(一般社団法人Silva代表)のご指導の下、ボランティアの皆様とご一緒に、総勢30名が力を合わせ、トラックからの苗木の荷卸し、樹種別の仕分けと配置等の作業に励みました。10区画の内、9区画は斜面で、苗木を運び上げて配置することは容易ではありませんが、幾つかの班に分かれてチームワークを発揮、「どんぐりブラザーズ」が栽培した苗木も多数ご利用頂いており、植樹祭本番に向けて高まる期待と喜びをひしひしと感じながら、充実した日中作業となりました。
「どんぐりブラザーズ」メンバーの労賃は、多くの皆様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を原資として、最低賃金の50%以上が還元されます。ご支援を頂いている皆様に心より感謝申し上げる次第です。


第46回平塚市緑化まつり/「緑の波」を広げよう!
今年で46回目を迎える花と緑の祭典「平塚市緑化まつり/グリーンウェイブひらつか2019」が、2019年4月27日(土)・28日(日)の二日間に亘り平塚市総合公園において開催されました。豊かな緑に囲まれた会場から「緑の波」を街中に広げ、「花と緑のまち」の実現に向け緑化意識の高揚を図ろうというイベントです。キャッチフレーズは「くすの木が 青々しげる 僕の町」。初日(写真)は10連休のスタートと重なりましたが、あいにくの雨天に・・、2日目は明るい陽光に新緑が映える快晴に恵まれました。両日を通じて、緑を愛し求める多くの皆様が集い、緑を考え、緑と触れ合い、そして人と人との出会いと交流を育む貴重な機会となりました。
進和学園も、例年通りブースを設営、「いのちの森づくり」プロジェクトで「どんぐりグループ」が栽培している苗木や陶芸班が手掛けた陶製植木鉢をはじめ、パン・菓子類、湘南トマトジュースや工芸品等を販売させて頂きました。また、学園メンバーが育てたカワラナデシコ(平塚市の花)の苗木の無償配布は、恒例の人気行事としてお馴染みですが、今回も大勢の方々にお持ち帰り頂きました。ご自宅で栽培して楽しんで頂ければ幸いです。
地球温暖化・異常気象の原因とされるCO2(二酸化炭素)を吸収し、環境保全に資するためにも、「グリーンウェイブ」(緑の波)を拡げる取り組みが益々重要となっています。


いのちの森づくり2020↗ 宮脇昭復活植樹祭(神奈川県秦野市)に参加!
2019年4月14日(日)、神奈川県秦野市の栃窪スポーツ広場に約400名が集い、自然種の苗木27種類/3,000本の植樹を行いました。「いのちの森づくり2020↗ 宮脇昭復活植樹祭」と銘打つ植樹イベントは、世界的な植物生態学者である宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が、志半ばでご自宅で倒れられてから約4年、91歳になられる今も、未来に向けて自然環境を保全する意欲を示される中で企画されました。リハビリに努められた結果、宮脇先生は復活!2020東京オリンピック・パラリンピックを成功させると共に、人類共通の課題である地球温暖化対策/CO2削減に取り組む必要性を改めて発信し、地球規模で次世代に「いのち」を繋ぐ環境保全を目指した「祈念」植樹祭です。
開会式では、事務局の出雲大社相模分詞の草山清和分祠長、環境省の中井徳太郎総合環境政策統括官、秦野市の高橋昌和市長が挨拶され、本植樹祭の背景及び目的とその意義について説明されました。宮脇先生は、参加者への感謝の気持ちを述べられ、「たったの91歳、これからも頑張ります!」と力強く宣言され、感動のイベントとなりました。先生が指導される混植・密植方式により、地球温暖化や気候変動を抑え、生物多様性を取り戻すために「いのちの森づくり2020↗」が発足、日本発の森づくりを世界へ発信する取り組みが新たにスタートしました。
進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトも、ささやかながらこの取り組みの輪に参画させて頂き、皆様と共に植樹活動に尽力し、少しでもお役に立てればと考えています。
本植樹祭においては、主催者並びに関係の皆様の特段のご配慮の下、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂きました。下記4社(団体)様のご支援・協賛を得て、合計1,770本の苗木を提供させて頂きました。植樹を通じた環境保全に加えて障害者の自立就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ |
苗木915本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木300本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
いのちの森づくり2020➚ |
苗木222本をご購入頂き提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木222本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)トヤマ | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
植樹祭案内チラシ ⇒ 「いのちの森づくり2020↗ 宮脇昭復活植樹祭」
宮脇昭先生のメッセージ ⇒ 「今なぜ木を植えるのか」(植樹祭パンフレットより 2019.4.14)
