


藝大ヘッジ/Geidai Hedgeに苗木提供!
東京藝術大学上野キャンパスでは、「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」という植樹プロジェクトを推進されています。2016年にスタートしたこの取り組みは、大学沿道の老朽化した鉄のフェンスを武蔵野在来の植生の苗木を植えて四季の表情豊かな混垣に置き換えるというものです。既存の緑地を修景して周辺の街並みに連なる植栽を形作る藝大に相応しい植樹活動です。
有難いことに、2018年より進和学園で栽培した苗木を多数ご利用頂いており、2020年3月の第5回植樹ワークショップでは、2,103本の苗木について予算も付けて頂きました。新型コロナウイルス対策(三密回避)を講じて無事に実施することが出来ました。あれから1年、コロナ禍の影響は依然大きく、緊急事態宣言は解除されたものの植樹祭等のイベントには慎重な対応が求められます。そのため、今回は、一般参加は募らず関係者による植樹地の保全のための「補植」が計画されました。苗木740本は、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より寄贈させて頂きました。内、420本は、進和学園メンバーが手塩にかけて育てた苗木です。
2021年3月28日、18名が集い植樹を行いました。また、翌29日には、苗木提供のご支援を頂いた環境まちづくりNPOエコメッセの皆様と研進スタッフが藝大へ伺い、植栽地を見学させて頂くと共に、正門近くの植栽箇所に植樹させて頂く幸運に恵まれました。
サクラや新緑が美しくキャンパスを彩る春爛漫の温もりに包まれて、コロナの憂鬱さを一瞬忘れるような心地好い時間を過ごしました。
親身なるご支援を賜りました藝大並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。 コロナが終息して、大勢の皆様とご一緒に安心して木を植えることが出来る日を楽しみにしています。
【参考資料】
・東京藝大 植樹ワークショップGeidai Hedge(2020.3.20)
・藝大ヘッジ Geidai Hedge5(2020.3.20)
・東京藝大に苗木提供(Geidai Hedge4~2018.12.8~/生育状況確認)


「響き合う街で」(やどかり出版)/レポート「いのちの森づくり」掲載
やどかり出版は、精神障害者の地域生活を支える活動をしている公益社団法人やどかりの里(埼玉県さいたま市)を母体にした出版社です。企画、編集、製作、印刷、製本、販売の各部門に障害者が雇用され活躍されています。
同出版社が発行する精神保健福祉ジャーナル「響き合う街で」(2021年2月号)に、株式会社ベストワーク代表の丸 志伸様による「いのちの森づくり 進和学園・株式会社研進の実践~森づくりは人づくり~」と題するレポートが掲載されました。
全面特集として「SDGsを意識した共同創造のソーシャルファーム」というテーマを掲げ、「やどかりの里」がファイザープログラムの助成を得て推進されている「T.T(つなぐ・つくる)プロジェクト」の取り組みの成果と今後の展開を盛り込むと共に、「農や自然と関わる地域活動」として参考となる実例を報告しています。その中で、私達が取り組む「いのちの森づくり」を取り上げて頂きました。
「T.Tプロジェクト」の第4回会議(2020年8月3日、会場+オンライン)においては、「いのちの森づくり」に焦点を当て、研進(出縄貴史・加藤ナルミ)が講師を務めさせて頂きました。このような機会を得ましたことは、大変光栄なことであり、機関誌でもご紹介頂いたことに心より感謝申し上げます。
「いのちの森づくり」では、自然の森の再生を通じて「多様性と調和」を追求しています。SDGs(持続可能な開発目標)は、人間社会と経済活動のサステナビリティは、環境(生物多様性)及び社会(ソーシャルインクルージョン)を土台に据えています。「T.Tプロジェクト」及びソーシャルファームが目指す理念と重なるものであり、私達は、共通する価値観を大切にしてささやかな実践を蓄積して参りたいと思います。
掲載レポート(PDF):
「響き合う街で」2021年2月号~いのちの森づくり 進和学園・研進の実践~(丸 志伸)


朝日新聞「地球教室」参加賞 ~ 進和学園の苗木ご利用に感謝! ~
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューから成る充実した環境教育プログラムで、今年、13年目を迎えます。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度も全国から多数の応募があり、参加賞の一部に今回も進和学園で栽培したポット苗をご利用頂きました。
【参加賞:植樹用ポット苗のご利用実績】
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトにおいて進和学園メンバーが栽培したもので、ご利用は11年連続、今回の400本を含めてご利用実績は、累計24,744本となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することが出来ます。
これに加え、進和学園に里帰りした苗木と同じ本数を、東北地方に適した樹種の苗木にバトン・リレーを行う植樹リレーを行っています。東日本大震災(2011年3月11日)において甚大な被害を受けた東北の防潮林「いのちを守る森の防潮堤」として活用頂いています。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、毎年、障害のある方達が手掛けた苗木を採用下さっていることに深く敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
・朝日新聞「地球教室」/ポット苗の育てかた・苗木の里親/東北植樹リレー(PDF)
・朝日新聞 環境教育プロジェクト「地球教室」(広告特集PDF:2021.2.28)


神奈川県「成長の森事業」との連携 ~ 手漉きカードご利用に感謝! ~
公益財団法人かながわトラストみどり財団主催の「成長の森」は、赤ちゃんの誕生を機に、寄付金を募り子どもの成長と苗木の生長を重ねて見守りながら植樹活動を行う神奈川県の事業です。「かながわ森林再生50年構想」の一環として、2007年にスタートしました。「やどりぎ水源林」(足柄上郡松田町寄(やどりき)地内)を中心に、当初はコナラ等の広葉樹を植樹し、2009~2012年にかけて、進和学園が栽培した苗木を合計720本ご利用頂いた実績があります。
また、進和学園(サンメッセしんわ)の紙すき班が、牛乳パックとお茶殻を利用して手作りした「成長の森・参加記念カード」を採用頂いています。
2013年からは、無花粉スギの植樹を推進することとなり進和学園が手掛けた苗木の提供はなくなりましたが、財団のご厚意により「成長の森・参加記念カード」は、毎年、ご利用頂いています。今般、2020年度「成長の森」事業に係わる参加記念カード(写真上)を納品させて頂きました。紙すき班メンバーにとって、大きな喜びであり励みにもなります。
有難いことに、同カードは、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトへの寄付金(1枚につき40円)付きとなっており、森づくりを通じた自然環境保全と福祉との連携にも貢献頂いています。
手漉きハガキは、「ともしびショップ湘南平/ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」にて販売しています。進和学園の様々な楽しい自主製品もございますので、是非、お立ち寄り下さい。
*かながわトラスみどり財団様とは、ヤマユリの花の再生に取り組む「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトをはじめ、自然観察会等のイベントにおいても連携関係にあります。財団会員の方は、「ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」において特典(コーヒー・サービス)もございます。


いのちの森づくり/苗木の提供30万本超過!~新たなチャレンジ!~
私達が推進する「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森」を再生する取組みです。苗木の栽培や植樹・育樹活動を「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム:現在12施設が参加)が担い、障害のある方々の就労機会に繋げています。
「福祉・環境・教育・労働」の連携を目指すこの活動は、2006年10月に始まり、多くの皆様に支えて頂き15年目を迎えました。自然の森の再生の他、人工林への広葉樹導入、道路・公園・企業・学校等の緑化や東北沿岸及び遠州灘の防潮林に至るまで、私達が手掛けた苗木を多数ご利用頂き、苗木の提供本数は累計30万本を超えました。「いのちの森づくり」は、人間社会と経済活動のサステナビリティーの土台を「環境」(生物多様性)に据えるSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献します。2021年(令和3年)を迎え、タウンニュース平塚版は、元旦号に「いのちを支える」をテーマに特集を組みました。世界中で感染が拡がるコロナ禍において、「命(いのち)」の大切さを改めて問うものです。その中で、私達の「いのちの森づくり」を取り上げ「苗木の生育30万本達成/広がる仕事領域」と題する記事が掲載されました。障害者の就労支援の一環として進めて来たプロジェクトの実績に加え、(株)ゴバイミドリ様のご支援を得て取り組んでいる「里山ユニット」製作請負いに係わる「施設外就労」という新たな挑戦も紹介しています。
掲載記事:
⇒ タウンニュース平塚版「いのちの森づくり/苗木の生育30万本達成」(2021年元旦号)
私達の活動は、「いのちの森づくり友の会」への多くの皆様からのご寄付・助成・協賛により支えられています。公共の植樹事案に提供する苗木の代金及び植樹・育樹作業に従事する障害者の工賃に還元させて頂いています。「友の会」は、2008年にスタートしお陰様で13年目を迎えています。これまでに提供した30万本以上の苗木の内、「いのちの森づくり友の会」基金活用分は、下記の通り12万4千本(合計9,600万円)を超えています。「友の会」にご加入、並びにご寄付・助成・協賛を頂いている皆様に厚く御礼申し上げます。
「いのちの森づくり」苗木の出荷本数 (2020年12月末現在) | |
年 度 | 苗木の出荷本数(内、「友の会」基金活用分) |
2009 | 11,986本 ( 2,704本) |
2010 | 24,243本 ( 3,675本) |
2011 | 28,064本 ( 3,534本) |
2012 | 39,650本 (14,476本) |
2013 | 38,607本 (17,594本) |
2014 | 22,489本 (10,967本) |
2015 | 20,392本 ( 8,381本) |
2016 | 26,132本 (14,202本) |
2017 | 26,271本 (15,130本) |
2018 | 22,910本 (11,683本) |
2019 | 27,224本 (14,881本) |
2020 | 14,377本 ( 7,443本) |
合 計 | 302,345本 (124,670本) |
*2009~2019年度の「友の会」基金活用実績の詳細は、こちらをご覧下さい。
⇒ 「進和学園・いのちの森づくり基金活用実績」(2017~2019)
⇒ 「進和学園・いのちの森づくり基金活用実績」(2009~2016)
*「いのちの森づくり友の会」基金ご協力企業・団体(年間10万円/累計50万円以上)


第19回湘南国際村めぐりの森植樹事業 ~ コロナ禍 分散実施で目標達成!~
第19回湘南国際村めぐりの森植樹事業は、コロナ禍に伴い一般公募による植樹祭は見送られ、春と同じく代替策として協働参加型めぐりの森づくり推進会議/混植・密植方式植樹推進グループの日中活動に落とし込んで複数回に分けて行われました。横須賀市道沿いの傾斜地(C地区)に広葉樹1,000本の植樹を計画、2020年11月13日から12月上旬にかけて分散実施し、この度、目標を達成することが出来ました。
グループ構成メンバーより、主に4団体(Silva、湘南の凪、横須賀ヘーメット、研進)が協力し、コロナ感染対策を講じながら植樹作業に励みました。残念ながら参加が叶わなかった方々の想いとご声援を胸に刻み、計画を完遂出来たことに感謝申し上げる次第です。
*第19回湘南国際村めぐりの森植樹事業暫定計画書(2020.9.1)
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地が、継続的な植樹により自然の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収及び防災面においても、森林の再生は意義深いものがあります。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を多種類選択して混植・密植しますが、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を優先利用頂いており、今回も合計700本の苗木を提供させて頂きました。下記の企業・団体様並びにご支援頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
三井住友海上火災保険株式会社 MS&ADゆにぞんスマイルクラブ |
苗木200本をご購入の上ご提供。 |
三機工業株式会社 | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社サン・ライフ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
大樹生命保険株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(タブノキ、ヤブツバキ)が合計126本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)【植樹作業報告】
2020年11月13日(植樹作業開始/植樹134本) 2020年11月20日(植樹106本)
2020年11月27日(植樹84本)
【関連資料】
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金


親切会(日立グループ)様に感謝!~ 現場ご視察とご寄付拝受 ~
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にし合い困っている人に援助の手を差し伸べて、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所様はじめ日立グループ各社が中心に参加される法人会員及び個人会員から構成され、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」の二つを柱として活動されています。親切会様からは、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度から毎年ご寄付を賜り、障害のある方達が栽培した苗木の植樹及び植樹地の保全活動をご支援頂いています。
2020年12月3日、今年も、親切会・関東支部より3名の皆様が来訪され、私共の苗木の圃場「どんぐりハウス」をご視察頂くと共に、福祉工場「しんわルネッサンス」をご慰問下さいました。また、ご寄付の贈呈式が行われました。親切会様からのご寄付は毎年10万円、7年連続で累計70万円となります。進和学園はじめ連携福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」が協働で取り組む「いのちの森づくり」に活用し、主に障害者の工賃に還元させて頂いています。
親切会様のご厚意ご支援に心より感謝申し上げますと共に、皆様のご期待にお応え出来るよう植樹活動を通じた自然環境保全、並びに障害者の自立就労支援に尽力して参りたいと思います。


(株)フリーデン様に感謝!~新工場の植栽ご発注/障害者就労支援に貢献~
株式会社フリーデン様(神奈川県平塚市)は、企業養豚のパイオニアとして業界をリードされ、育種・養豚から加工・販売・飲食店経営まで自社で一貫して実施、「やまと豚」のブランドは全国的にも有名です。「安全・安心・おいしさ」をご提供され、国際味覚審査機構において三ツ星を獲得される等、世界からも高く評価されています。
今般、同社は平塚市内の新工場の建設に伴い、誠に光栄なことに、工場敷地の植栽工事を研進・進和学園に優先発注下さいました。同じ平塚市に所在するご縁もあり、これまでも、同社には障害者雇用の実習受入れ等でお世話になっていましたが、進和学園が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトへのご支援の観点も踏まえ、特段のご配慮を賜りました。
2020年11月27日、植栽工事も中盤に差し掛かり、同社社長の森 延孝様、取締役業務本部長の山田 良様はじめ社員の皆様による記念植樹が行われました。有難いことに、私共も立ち会わせて頂き貴重な交流の機会となりました。新型コロナウイルス感染対策のためマスク着用に会話も控え目としながらも、進和学園が手掛けた苗木を多数ご利用頂いており、一同の心も自然と弾みます。
フリーデン様による植栽工事のご発注は、障害者の就労支援に通ずる「民福連携」(民間と福祉の連携)及び地域貢献にも直結するものであり、企業の社会的責任(CSR)やSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも意義深いものと深く敬意を表する次第です。作業に従事する進和学園メンバーにとって、大きな励みとなり「働き甲斐」にも繋がります。同社皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げますと共に、ご厚意ご期待にお応え出来るよう、植栽工事の完遂に向け一同で力を合わせ取り組ませて頂きます。
タウンニュース平塚版が当日の模様を報じています。
⇒ タウンニュース平塚版「新工場『緑化』で決意 ㈱フリーデンが植樹式」(2020.12.3)
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」


第19回湘南国際村めぐりの森植樹事業が始動!~ コロナ禍での分散実施 ~
第19回湘南国際村めぐりの森植樹事業は、2020年11月13日に植樹作業の初日を迎えました。コロナ禍に伴い、恒例の一般公募による植樹祭は見送られ、春と同様に代替策として協働参加型めぐりの森づくり推進会議/混植・密植方式植樹推進グループの日中活動に落とし込んで複数回に分けて植樹して参ります。C地区と呼ばれる横須賀市道沿いの傾斜地に新たに1,000本の植樹を計画しています。
初日は天候にも恵まれ、参加メンバーの4団体(Silva、湘南の凪、横須賀ヘーメット、研進)が協力し、コロナ感染対策を遵守しながら、タブノキの苗木134本を植えることが出来ました。残念ながら植樹活動への参加が叶わなかった多くの皆様の想いとご声援を胸に刻み、植樹に従事出来ることに感謝申し上げる次第です。
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地が、継続的な植樹により自然の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収及び防災面においても、健全な森林の再生は意義深いものがあります。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を多種類選択して混植・密植しますが、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂いており、今回も合計700本の苗木を提供させて頂きます。ご支援下さっている企業・団体様(下記予定)並びに多くの皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) <予定> | |
三井住友海上火災保険株式会社 MS&ADゆにぞんスマイルクラブ |
苗木200本をご購入の上ご提供。 |
三機工業株式会社 | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社サン・ライフ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
大樹生命保険株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(タブノキ等)が相当数含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
第19回湘南国際村めぐりの森植樹事業暫定計画書(2020.9.1)
【植樹作業報告】
2020年11月13日(植樹作業開始/植樹134本)


「どんぐりブラザーズ」大活躍!~秋の植樹・育樹活動に励む!~
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、春と秋が活動のピークです。今年は、コロナ禍により植樹祭等の各種イベントは相次いで中止・延期を余儀なくされていますが、福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」では、コロナ感染対策を講じながら、ルーチンの日中活動において連携・協力して取り組みを継続しています。最近の事例をご紹介します。
■高尾小仏植樹地 育樹・補植作業
「高尾小仏植樹祭2020」(2020年9月27日)は、コロナ禍にも拘わらず皆様のご協力の下に素晴らしい植樹祭となりました。都立高尾陣場自然公園内に位置する中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による広大な盛土場に、自然の森を創出する取り組みです。
「どんぐりブラザーズ」は、これまで植樹して来た場所の保全活動にも従事しています。今秋は、イノシシや鹿害により荒らされた箇所の手直しと共に「補植」を計画的に実施しています。
2020年10月20日(火)、地元のNPO法人あるが(ハッピーフルーツ)及び(社福)あすなろの会(みとおし)に県央福祉会(パステルファームワーキングセンター)の皆さんと協力して私達が栽培した苗木9種類100本を補植しました。また、11月10日(火)も、NPO法人あるがと県央福祉会の皆さんと研進スタッフにより苗木10種類160本を植えました。
高尾小仏植樹地の補植 報告書(2020.11.10) 高尾小仏植樹地の補植 報告書(2020.10.20)
■湘南国際村めぐりの森「どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭」
2020年11月6日(金)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において、毎週金曜日に実施している日中活動の一環としてミニ植樹祭を計画し、苗木22種類200本を植樹しました。「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪(えいむ&mai!えるしい)、横須賀ヘーメット、進和学園の3法人4施設に加え、研進メンバーを合わせ20名が参加。お互いの交流を深めながら、楽しく充実した日中活動となりました。
湘南国際村めぐりの森「どんぐりブラザーズミニ植樹祭」報告書(2020.11.6)
■東海大学湘南キャンパス植樹・育樹作業
昨年(2019年)の秋に開始した同大学湘南キャンパス構内における活動です。本来は、学生、先生、職員の皆様との協働による「福祉・環境・教育」のコラボ企画ですが、今年はコロナ禍の影響により進和学園の日中活動として対応しています。
2020年10月16日(金)、キャンパスの北側にあるアーチェリー練習場に隣接する植樹地の育樹(除草)と苗木350本の植樹を行ないました。本プロジェクトを仲介頂いている(株)リンクプロデュース様並びに深いご理解の下に植樹地をご提供下さっている東海大学事務局の皆様に、心より感謝申し上げます。
上記活動においては、下記の企業・団体様による「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用させて頂きました。皆様の温かいご支援に重ねて御礼申し上げます。
【高尾小仏(10/20、11/10)】
①苗木提供:PGF(プルデンシャルジブラルタファイナンシャル)生命保険(株)様・・・194本
NPO法人無形価値評価認定センター様・・・50本
ホットケーキパーラーFru-Full様・・・16本
②労務工賃:本田技研工業(株)様、(株)ホンダロジスティクス様、ミドリ安全(株)様
【湘南国際村めぐりの森(11/6)/東海大学(10/16)】
①苗木提供:(株)サン・ライフ様・・・合計550本
②労務工賃:平塚信用金庫様、(有)熊沢商店様、(有)石田電設様、(株)建新様、
ホーム建創(株)様


高尾小仏植樹祭2020に参加!
2020年9月27日(日)、東京都八王子市裏高尾町(都立高尾陣場自然公園内)において、「高尾小仏植樹祭2020」が開催されました。中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による広大な盛土場に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みで、4年目/4回目の植樹祭となります。当初、6月28日に予定されていましたが、コロナ禍により延期されていたものです。
宮脇方式(混植・密植)による植樹を推進するNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が共催、(公)イオン環境財団はじめ企業のご協賛を得ると共に、進和学園いのちの森づくり友の会が、苗木の提供等に係わる協力メンバーとして参画しています。
霧雨模様の中、有難いことに一般募集の皆様も含め約170名が集いました。コロナ対策として受付での検温、マスク着用、「3密」を回避することにも注意しながら、38種類/3,868本の苗木を植樹することが出来ました。幸い、植樹作業に移ると雨も上がり、絶好の植樹日和に!各班で安全に注意しながらチームワークを発揮して頑張りました。作業を終えた皆様の笑顔が弾ける素晴らしい植樹イベントとなりました。
「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木も2,112本をご利用下さると共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。「森づくり」を通じた自然環境保全や防災に加え、障害のある方達の就労支援にも繋がる付加価値の高い植樹祭となりました。ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (イオン環境財団他) |
苗木2,070本をご購入の上ご提供。 |
(株)サン・ライフ | 苗木748本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
PGF(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル) 生命保険株式会社 |
苗木444本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。内、250本を植樹。 残り194本は別途補植予定。 |
NPO法人無形価値評価・認定センター | 苗木250本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。内、200本を植樹。 残り50本は別途補植予定。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木200本及び労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木100本及び労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木100本及び労務工賃を進和学園「いのちの森づ くり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(ウラジロガシ、ヤブツバキ)が合計287本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
参考:*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2020」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「高尾小仏植樹祭2020/2019/2018」(YouTube)
*過去3回の植樹祭(2017、2018、2019/看板)


高尾小仏植樹活動「育樹祭」に参加!
2020年9月20日(日)、高尾小仏植樹活動の一環として「育樹祭」が開催されました。
2017年に開始されたこのプロジェクトは、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土から成る巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みです。これまでの植樹地において、苗木は順調に生長していますが、植樹後3年程度は雑草や蔓性植物の繁茂を放置すると樹木の光合成が阻害されてしまうため、年2回程度の育樹(除草)作業が必要です。コロナ禍においても、この保全活動は手を抜くことは許されません。6月の育樹作業から3ヶ月半が経過し、夏の間に雑草がかなり目立つようになりました。この日、秋雨前線の影響で小雨模様の中を69名が参加して約2時間、広大な植樹地を手分けして作業に励みました。
コロナ対策として、マスク着用にソーシャル・ディスタンスも意識しながら作業に当たりました。植樹活動を主催するNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)の方々をはじめ、日頃よりお世話になっている植樹ボランティアの皆様とも久し振りに再会。また、地元の福祉施設NPO法人あるが(ハッピーフルーツ)の皆さんとも交流しながら、進和学園「どんぐりグループ」メンバー及び研進スタッフも奮闘しました。
1週間後の9月27日(日)には、第4回の植樹祭が予定されています。コロナ対策に十分注意しつつ、皆様とご一緒に木を植えられることを楽しみにしています。
YouTube:「森へ」(作詞作曲:いまむら瞭/歌:溝端育和)
【参考】
「高尾小仏植樹祭2020」(PDF:案内チラシ)
「高尾小仏植樹祭2018/2019」(YouTube)
過去3回の植樹祭(2017、2018、2019/看板)
高尾小仏「育樹祭」に参加(2020.6.7)
高尾小仏育樹(苗木の修復作業)(2020.5.16)


YOUテレビ「新素敵音楽館」 ~進和学園の苗木栽培/湘南リトルツリーを紹介 ~
YOUテレビ(ケーブルテレビ局/地上10、11ch)の番組「新素敵音楽館」において、URBAN SEED BANKによる「里山再生」の取り組みが紹介されています。日本の財産である森林・木材の利用について先進的な事例を取り上げる番組で、全国のCATV60局にて、9月に順次放映されると共に、一定期間、WEBにて動画配信もされています。進和学園の活動にも焦点を当てて頂いていますので、是非、ご覧下さい。
認定NPO法人環境リレーションズ研究所様が手掛けるURBAN SEED BANKは、里山に自生する在来種の植物を保全し、その種から育てた苗を都市の緑化に使うことで継続的な里山再生を目指す取り組みです。私達は、「いのちの森づくり」プロジェクトの一環として、同研究所が「熱海の森」より採集した幼苗の栽培を請け負い、障害のある方達の就労支援にも繋げています。
番組では、「ミス日本みどりの女神2020」の井戸川百花さんがキャストを務めています。「ミス日本みどりの女神」は、林野庁・国土緑化推進機構がミス日本協会と連携して任命、日本の森林業・木材産業の重要性や自然との共生、木の文化の価値を分かり易く発信する役割を担います。その一環として、URBAN SEED BANKにおける里山BONSAIワークショップをはじめ、そのベース基地である「熱海の森」や苗木を育てている進和学園の圃場を訪れるというストーリーです。
2020年7月16日、「熱海の森」に続いて、下記の進和学園の活動も取材頂きました。私共の取り組みがテレビ番組で放映されますことは、誠に光栄なことであり、ご指導を賜っている環境リレーションズ研究所並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
【進和学園におけるTV取材・放映】
■「どんぐりハウス」:
「熱海の森」で採取した幼苗の栽培を請け負わせて頂いている「どんぐりグループ」の作業の様子を報じて頂きました。ドングリや木の実から苗木を育て、各所にて植樹活動を展開、福祉・環境・教育・労働の連携を目指す「いのちの森づくり」の拠点です。
■「ともしびショップ湘南平/湘南リトルツリー」:
福祉の店及びホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」は、「多様性と調和」をコンセプトに掲げ、内装に50種類もの街の木を活用しています。ウッドデザイン賞2019(林野庁)にも輝いています。老舗のレシピを継ぐ日本の伝統的なホットケーキは、可愛いドングリの焼印が印象的!その美味しさと癒しの空間が人気を博しています。
Photo Album Chart/YOUテレビ「新素敵音楽館」(2020年9月放映)
参考:YOUテレビ取材「ミス日本みどりの女神」ご来訪(2020.7.16)
環境リレーションズ研究所様/URBAN SEED BANK WEB記事


豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!
豊島区からの苗木ご発注:累計18,710本
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し12年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、今年は、コロナ禍の影響を踏まえスケジュールや内容の変更を余儀なくされています。
2020年9月6日(日)、としまセンタースクエア(豊島区庁舎)において、「としまグリーンウェイブ2020/つる植物・『いのちの森』苗木配付」が行われました。本来、6月7日に予定されていたイベントが延期されていたものです。コロナ感染対策を講ずる中、区民の皆様が次々に苗木を受け取りに来庁されました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。高中低木の自然種の広葉樹10種類(下記参照)1,418本の苗木をお持ち帰り頂きました。今年は、苗木の出荷実績も大きく落ち込む中で、私共にとって大変貴重な機会となり大きな励みとなります。
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、18,710本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、改めて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。


横浜ゴム様からの苗木ご寄贈に感謝!~10年経過/累計:44,265本!~
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みです。「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。・・」という理念は、個人・団体から企業まで多くの人々に影響を及ぼし支持されています。
横浜ゴム(株)様も、宮脇先生のご指導に基づく「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組まれ、社員の皆様が苗木栽培と植樹に加え苗木の提供活動に注力されています。各工場で栽培された余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて栽培を引き継がせて頂く「いのちの森づくり」における連携は2010年の夏に始まり丸10年が経過しました。
2020年8月25日、同社平塚製造所様より、今年も、シラカシやタブノキ等の幼苗14種類1,330本をお譲り頂きました。平塚製造所長代理の長尾亨様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂きました。同社からご寄贈頂いた苗木は、累計44,265本となり、その内、実際に植樹が実現している苗木は合計36,767本(205事案)に及び、私達がこれまでに提供した苗木総数29万2,928本(8/25現在)の13%近くを占めることとなります。
今回、ご寄贈頂いた苗木1,330本は、「どんぐりブラザーズ」として連携している福祉施設の内、社会福祉法人湘南の凪えいむ(400本)、社会福祉法人よこすか黎明会横須賀ヘーメット(490本)、進和学園(440本)と3施設で栽培を分担させて頂くこととしました。横浜ゴム様からご寄贈頂いた苗木は、多くの障害のある方々の就労支援にも繋がっています。
「民福連携」(民間と福祉の連携)におけるユニークかつ価値ある取り組みであり、CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも意義深いものと深く敬意を表する次第です。変わらぬご厚情の下にご支援を継続下さっている同社の皆様に、心より感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み
【参考資料】
神奈川新聞「横浜ゴムから5300本の苗木リレー」(2010.8.11)
タウンニュース平塚版
⇒ 「福祉法人に苗木を寄贈 横浜ゴム平塚製造所」(2017.2.23)
⇒ 「つながる植樹の輪」(2010.8.12)


かながわトラストみどり財団/自然観察&ブルーベリー狩り体験イベント
2020年8月6日、公益財団法人かながわトラストみどり財団主催の「自然観察&体験イベント」の一環として、進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」において、一般の皆様をお迎えしてブルーベリー狩りをお楽しみ頂きました。まずは、福祉工場「しんわルネッサンス」の周囲に植樹して14年が経過した潜在自然植生種による「いのちの森づくり」、並びに同財団の助成を得て取り組んでいる「かなユリ・チャレンジ」(ヤマユリ再生)についてご紹介、そして、ブルーベリー摘み取り後は、平塚の景勝地として有名な湘南平(高麗山公園)を訪れました。自然と人間との共生の下に育まれて来た常緑樹と落葉樹が交錯する貴重な広葉樹の植生を中心にご案内申し上げました。特に、高麗山のタブノキやスダジイ等は、関東でも数少ない臨海性常緑広葉樹林であり、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選定されています。
コロナ感染対策を踏まえて、午前と午後の2回に分けて少人数で実施し、其々8名、9名、合計17名(全員、神奈川県在住)の皆様にご参加頂きました。最後は、湘南平のホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」で小休止、街の木を50種類以上利用して「多様性と調和」をコンセプトとしてお洒落な空間を演出しているインテリアもご覧頂きました。
今回は、コロナ対策のため「3密」を避ける異例の対応を余儀なくされましたが、自然に触れあいながら美味しく楽しいサマー企画として皆様の心に刻んで頂けたら幸いです。
かながわトラストみどり財団様・活動報告「進和学園でブルーベリー狩り」(2020.8.6)
・ご参考:「ブルーベリーガーデンしんわ」に係る地元情報紙の記事をご参照下さい。
⇒ タウンニュース平塚版「あまーいブルーベリー観光農園で収穫期」(2020.7.30)
タウンニュース平塚版 「ブルーベリーたわわに 進和学園の観光農園」(2019.8.1)
タウンニュース平塚版「果物狩りで福祉に貢献 進和学園が体験者募集」(2018.8.2)
タウンニュース平塚版「観光農園へようこそ」(2017.8.10)


「里山ユニット」製作/ゴバイミドリ様ご指導による「施設外就労」スタート!
「里山ユニット」は、里山の風景や自然を身近に楽しめる緑化ユニットで、日本在来の苗木を組み合わせて作ります。(株)ゴバイミドリ様より「里山ユニット」製作を障害のある方々の仕事してご提供頂いています。「いのちの森づくり」の関連事業として、福祉工場「しんわルネッサンス」(どんぐりグループ)のメンバーが、日々、働き甲斐を感じながら作業に励んでいます。
2020年7月、ゴバイミドリ様のビニルハウスが、進和学園「どんぐりハウス」(神奈川県平塚市飯島)に隣接する場所にオープンしました。ゴバイミドリ様のハウスで行う仕事の一部を進和学園にご発注頂けることとなり、いわゆる「施設外就労」という形態での受注業務がスタートしました。福祉施設にとっては、「良質な仕事」を通じて安定的な工賃の確保にも繋がります。
「里山ユニット」の製作には、進和学園で栽培している苗木を優先的にご利用頂くと共に、ユニット内の土壌(専用の資材)準備から苗木の植え付け、そして、水遣り等の日々のお世話に至るまで様々な作業があります。各人の能力に応じて役割分担を行い、計画的に業務を遂行します。ゴバイミドリのスタッフの皆様が、優しく親身にご指導下さっています。
自主製品の開発販売だけでは自ずと限界があり、「民福連携」に基づく企業様からの受注が益々重要となって来ています。46年目を迎えるホンダ車部品事業や地元スーパー「しまむら」様における「施設外就労」等に加え、ゴバイミドリ様とのご縁が叶いましたことは、私共にとって大変心強く思います。感謝の気持ちを胸に刻み、一同、力を合わせて取り組んで参ります。


URBAN SEED BANK/YOUテレビ取材 ~ ミス日本みどりの女神ご来訪! ~
認定NPO法人環境リレーションズ研究所様が手掛けるURBAN SEED BANKは、里山に自生する在来種の植物を保全し、その種から育てた苗を都市の緑化に使うことで継続的な里山再生を目指す取り組みです。私達は、「いのちの森づくり」プロジェクトの一環として、同研究所が「熱海の森」より採集した幼苗の栽培を請け負い、障害のある方達の就労支援にも繋げています。
この度、YOUテレビ(ケーブルテレビ局)の番組「新素敵音楽館」において、URBAN SEED BANKの取り組みが紹介されることとなりました。日本の財産である森林・木材の利用について先進的な事例を紹介する番組で、全国のCATV60局にて本年8~9月に放映される予定です。
番組では、「ミス日本みどりの女神2020」の井戸川百花さんがキャストを務めます。「ミス日本みどりの女神」は、林野庁・国土緑化推進機構がミス日本協会と連携して任命、日本の森林業・木材産業の重要性や自然との共生、木の文化の価値を分かり易く発信する役割を担っています。その一環として、URBAN SEED BANKにおける里山BONSAIワークショップをはじめ、そのベース基地である「熱海の森」や苗木を育てている進和学園の圃場を訪れるというストーリーです。
2020年7月16日、午前中に「熱海の森」でのロケを終え、午後から進和学園における取材が行われました。主に、次の3ケ所で取材頂きましたが、私達の取り組みにも焦点を当てて下さったことは誠に光栄なことであり、日頃、ご指導を賜っている環境リレーションズ研究所並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。番組の放映が大変楽しみであり、多くの皆様に是非ご視聴頂ければ幸いです。
【進和学園における番組取材】
■「しんわルネッサンス」の森
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により、2006年に植樹した福祉工場「しんわルネッサンス」の森をご覧頂きました。自然種の広葉樹52種類4,888本を植えて14年が経過、見事に生長した豊かな緑が私達を見守ってくれています。
■「どんぐりハウス」:
「熱海の森」で採取した幼苗の栽培を請け負わせて頂いている「どんぐりグループ」の作業の様子を取材頂きました。ドングリや木の実から苗木を育て、各所にて植樹活動を展開、福祉・環境・教育・労働の連携を目指す「いのちの森づくり」の拠点です。日々、皆で力を合わせて充実した日中活動を実践しています。
■「ともしびショップ湘南平/湘南リトルツリー」:
福祉の店及びホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」は、「多様性と調和」をコンセプトに掲げ、内装に50種類もの街の木を活用しています。ウッドデザイン賞2019(林野庁)にも輝いています。老舗のレシピを継ぐ日本の伝統的なホットケーキは、可愛いドングリの焼印が印象的!その美味しさと癒しの空間が人気を博しています。


コロナ禍の「学校の森づくり」 ~ 開智学園 & 東海大学の取り組み ~
開智学園(埼玉県さいたま市/小・中・高校)では、2004年から開智岩槻キャンパス自然回復プロジェクト(ふるさとの森づくり)として、学校構内における緑化活動を推進されています。日頃は、児童・生徒の皆さんが力を合わせて木を植えることを通じて、情操・環境教育と連動させた貴重な「学びの場」としていますが、本年度は、新型コロナウイルス感染を踏まえ異例の対応となりました。2020年5月3日、31日、そして6月27日の3回に分けて、第2グラウンドに隣接する敷地に合計810本の苗木が植えられました。子供達が参加出来ないことは残念ですが、同校の中村宏先生、本取り組みを応援されているシバタ植物園代表の柴田修一様とお仲間の皆様少人数で作業が行われました。その土地本来の自生種の広葉樹を選び、混植・密植の混交林による多様な生態系を育みます。また、近隣の住宅地への砂塵の飛散を防止する効果も期待されます。
苗木は、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金(注)を活用して提供させて頂きました。コロナ禍で植樹祭等のイベントが悉く中止・延期される中で、進和学園より苗木を出荷出来ることは大変有難いことであり、植樹を実践下さったことに心より感謝申し上げる次第です。
(注)苗木810本は、下記2社様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」へのご寄付を活用
して寄贈させて頂きました。私共の活動に対するご理解ご支援に、厚く御礼申し上げます。
(株)サン・ライフホールディング様:510本、ホットケーキパーラーFru-Full様:300本
【参考】「いのちの森づくり友の会」会報第10号/中村宏様・柴田修一様ご寄稿(2019年6月)


第18回湘南国際村めぐりの森植樹事業 ~ 分散実施で目標達成!~
第18回湘南国際村めぐりの森植樹祭(2020年5月10日)は、新型コロナウイルス感染拡大のため中止され、代替策として協働参加型めぐりの森づくり推進会議/混植・密植方式植樹推進グループの日中活動に落とし込み、何回にも分散させて合計2,815本の植樹を実施することとしました。4月末から約2ヶ月をかけて作業を行ない、今般、私共にて用意させて頂いた31種類2,500本の植樹目標を達成することが出来ました。
構成メンバーの4団体(Silva、湘南の凪、進和学園、研進)が中心に協力し、第1期の5月連休中に植樹した苗木1,002本に続いて、第2~3期は、1回当たり80~200本を段階的に植えました。暫定計画書に定めたコロナ感染対策を遵守しながらの異例の作業でしたが、何とか遣り遂げることが出来たことを嬉しく思います。今回、残念ながら植樹祭への参加が叶わなかった多くの皆様の想いとご声援が、私達に力を授け後押し下さったものと心より感謝申し上げます。
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地が、これまでに6万本以上の植樹により本来の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収固定及び防災面にも資する植樹活動は意義深いものがあります。以前は見られなかった昆虫や野鳥、小動物も増えて自然環境保全の効果は確実に現れています。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導されて来た「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を多種類選択して混植・密植しますが、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂いており、今回も合計2,500本の苗木を提供させて頂きました。ご支援下さっている企業・団体並びに多くの皆様に重ねて御礼申し上げます。
「どんぐりブラザーズ」が手掛けた苗木の提供については、下記企業・団体様のご協賛により実現しました。この植樹活動は、自然環境保全や防災に加え、障害者の自立・就労支援にも繋がっています。
第18回湘南国際村めぐりの森植樹事業暫定計画書(2020.4.23)
【植樹作業報告】
第1期:2020年4月28日(苗木1,002本納品)
第2期:2020年5月20日(植樹157本)、5月22日(植樹167本)、5月27日(植樹112本)
第3期:2020年6月3日(植樹112本)、6月12日(植樹84本)、6月24日(植樹84本)、
6月26日(植樹100本)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金


「いのちの森づくり友の会」会報第11号発行!~「森づくり」は「人づくり」~
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)はじめ多くの皆様のご指導ご支援を得て、お陰様で14年目を迎えています。障害のある方達の福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」には、現在、11施設が参加、ドングリや木の実から苗木を育て、各所での植樹・育樹活動による自然環境保全や障害者の自立・就労支援に注力しています。
2008年に「いのちの森づくり友の会(基金)」を発足させ、福祉・環境・教育・労働の連携を目指す活動の趣旨に賛同頂ける個人・団体・企業の皆様より広くご支援を頂けるようになりました。皆様のご厚意による基金は、公共性が認められる場所(公園・学校・防潮林・道路側道等)への苗木寄贈による植樹活動を支え、苗木の栽培や植樹後2~3年間は必要となる育樹(除草)作業を障害のある方達の工賃に還元することを可能としています。これまでに出荷した苗木は28万8千本(内「友の会」基金を活用して提供した苗木は11万7千本)を超え、障害者に「ディーセントワーク(Decent Work):働き甲斐のある人間らしい仕事」をもたらしています。
このたび、2019年度の活動を収録した「会報」第11号(A4版12ページ)を発行しました。「友の会」の会員様並びにご寄付・助成・協賛頂いている皆様には、登録住所宛てに送らせて頂きます。
本年度は、新型コロナウイルスにより世界中が困難に直面しています。各種のイベントは中止や延期を余儀なくされ、「いのちの森づくり」に関係する植樹祭や催しも同様に実施を控えています。この難局を乗り越えて、再び皆様と共に安心して笑顔で木を植えることが出来ることを祈って止みません。本プロジェクトをご支援頂いている皆様に心より感謝申し上げますと共に、これからも、皆様のご期待に沿えるよう、一同、力を合わせて取り組んで参ります。


中日新聞に記事掲載/浜松の防潮林に進和学園の苗木を植樹!
2020年3月8日に開催予定であった静岡県の浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり植樹祭は、新型コロナウイルス感染拡大により6月に延期されていました。事務局のNPO法人縄文楽校様より「進和学園の皆さんがせっかく用意してくれた苗木ですから予定通り出荷して下さい!植樹祭までの間は、私達が栽培を引き継ぎます!」と有難いお申し出を頂きました。お言葉に甘えて、3月5日、苗木400本を無事に出荷し2019年度の実績とすることが出来ました。
遠州灘海岸におけるこの取り組みは、縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、津波災害にも強い自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹するものです。私達も2015年からプロジェクトに参加、今回も多くの皆様からのご寄付や協賛による「いのちの森づくり友の会」基金を活用して苗木400本を寄贈させて頂いたものです。
2020年6月14日、浜松市西区篠原町近くの防潮堤で、市民や高校生ら約80名が集い苗木400本を植えました。3月に進和学園から巣立った苗木が、この日、皆様のご協力の下に無事に植樹されました。中日新聞(6月16日)が「根を張り防潮堤守って/高校生ら苗木を植樹」と題して記事を掲載しています。「植えた苗は、1974年からホンダ浜松製作所などの部品組立を手掛けてきた知的障害者施設「進和学園」(神奈川県平塚市)で育てられたという」と記されています。浜松を発祥の地とするホンダ様と進和学園とのご縁をも含めて報じて頂いたことを格別に嬉しく思います。
本植樹活動を主導される縄文楽校様はじめ私共の取り組みをご支援下さっている皆様に心より感謝申し上げます。
中日新聞「根を張り防潮堤守って/高校生ら苗木を植樹」(2020.6.16)
タウンニュース平塚版には、進和学園から苗木を出荷する際の紹介記事が掲載されています。
⇒ タウンニュース平塚版「浜松の緑化へ苗出荷 」(2020.3.19)


高尾小仏植樹活動「育樹祭」に参加!
2020年6月6日(土)、高尾小仏植樹活動の一環として「育樹祭」が開催されました。新型コロナウイルス感染対策を踏まえ、一般公募は行わず、プロジェクト参加団体の有志が中心に40名以上が集いました。マスク着用に2m以上のソーシャル・ディスタンスを保ちながら注意して作業に当たりました。進和学園では、市外への移動は控えていましたが、緊急事態宣言も解除され、久し振りの遠出となり(県央道を利用すれば1時間程で到着)、「どんぐりグループ」メンバーの心もウキウキと弾みます。
植樹活動を主催するNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、地盤を造成下さっている鹿島建設の方々をはじめ、地元自治会の皆様とも笑顔でお会いできることが何よりも嬉しく感じました。
この植樹活動は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土から成る巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みです。2017年に開始し、過去3回の植樹祭を開催し累計約1万本の植樹を行っています。第4回植樹祭は、6月28日に予定されていましたが、コロナウィルス感染の影響を受け延期されています。
既に植樹したエリアでも、2~3年間は苗木も低く雑草や蔓性植物の繁茂により日照が遮られ生長が著しく阻害されてしまうため、年2回程度は育樹(除草)作業を実施せねばなりません。研進では、今シーズンも少人数で3回程、緊急性が高い苗木の保全作業(昨秋の台風により倒された苗木の修復)を行いましたが、広大な植樹地の育樹作業は積み残されていました。この日、人一倍植樹好きの皆様が力を合わせた成果は素晴らしく、午前中で仕上げることが出来ました。
隣接地には、次回植樹予定地の地盤造成が進められています。コロナウイルス感染が終息して、一般の方々にも参加頂ける植樹祭が開催出来ることを願って止みません。
【参考】高尾小仏育樹(苗木の修復作業)(2020.5.16)
「湘南リトルツリー」:詳しくはこちら ⇒ ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」


Present Tree in みやぎ大崎/ミズナラの苗木755本ご利用に感謝!
認定NPO法人環境リレーションズ研究所様が企画・運営されている植樹プロジェクト「Present Tree in みやぎ大崎」に、「どんぐりブラザーズ」の仲間である社会福祉法人あすなろの会(みとおし)(山梨県都留市)の皆さんが東北産のドングリから栽培したミズナラの苗木720本をご利用頂けることとなりました。進和学園で栽培した同じく東北産のミズナラ35本と合わせ、755本の苗木が東北の地へ里帰りして植樹されることとなりました。
「Present Tree in みやぎ大崎」は、宮城県の北西部にある大崎市の中央を流れる江合(えあい)川の水源近くに、伝統工芸品「鳴子こけし」の材料であるミズキをはじめヤマザクラ、イタヤカエデ、ミズナラ等の広葉樹の森をつくり、下流の米どころを潤す水を育み多様な生物の共存を支える環境保全プロジェクトです。2014年にスタートし7年目を迎えていますが、上流域の鳴子温泉郷のみならず、ラムサール湿地条約が認定する田尻地区で越冬するマガンや白鳥等の様々な生き物の命を繋ぎ、下流域の人々にも恩恵をもたらします。
私達は、東北産のミズナラを育てていましたが、その嫁ぎ先を探すことに苦労していました。今回、本植樹プロジェクトでのご利用を仲介頂いた環境リレーションズ研究所様、受け入れをご快諾頂いた宮城県大崎市並びに関係の皆様に心より感謝申し上げる次第です。
2020年6月1日、ミズナラの苗木は、あすなろの会(みとおし)から宮城県大崎市に向け旅立って行きました。私達が手塩にかけた苗木が東北の地で豊かな自然を育むことに貢献できることはこの上もない喜びです。
Present Tree in みやぎ大崎(案内資料/PDF)
Present Treeブログ(2020.6.5/環境リレーションズ研究所様)


高尾小仏植樹活動/いのちの森づくり
中央高速道路の小仏トンネルの工事残土から成る巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえ、潜在自然植生の広葉樹を混植・密植方式で植樹する「高尾小仏植樹活動」は、2017年にスタートしました。これまで3回の植樹祭を開催し累計10,042本の苗木を植えています。第4回植樹祭は、2020年6月28日に予定されていましたが、新型コロナウィルス感染の影響を受け延期が決定しています。
一方、植樹後2~3年間は、苗木の樹高も低く雑草の繁茂により日照が遮られ生長が阻害されてしまうため、育樹(除草)作業を定期的に施す必要があります。
2020年5月15日、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、植樹地盤を造成下さっている鹿島建設(株)の皆様と研進スタッフの合計10名が集い次の育樹作業を行いました。
① 第2回(2018年)植樹地の除草作業
② 第3回(2019年)植樹地の苗木保全作業(昨秋の台風により倒された苗木の修復)コロナウィルスにより世の中は停滞していますが、自然の営みは一瞬たりとも休むことはありません。雑草の勢いはすさまじく、これを除去して苗木の根元に置いてマルチング材(保湿・肥料)として活かします。
また、昨年の台風19号他の大雨により急斜面ではマルチング材として敷き詰めた稲ワラが流され苗木を倒してしまった個所が多数発生しました。稲ワラの下に隠れてしまった苗木を1本1本取り出す作業を粘り強く実施しました。
コロナ対策としてマスク着用、「3密」を回避する異例の作業でしたが、天候にも恵まれ爽やかな風も心地良く、充実した日中作業となりました。
(注)高尾小仏植樹活動においては、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」が栽培した苗木を優先的にご利用頂いており、障害のある方々の就労支援にも繋がっています。ご利用頂いた苗木は、「いのちの森づくり友の会」基金からの寄贈分を含めて、累計7,842本(補植160本を含む)に及びます。


第18回湘南国際村めぐりの森植樹事業 ~ 第1弾 苗木1,002本を納品! ~
新型コロナウィルス感染拡大により、第18回湘南国際村めぐりの森植樹祭(2020年5月10日)は、残念ながら「中止」となりました。これに代わり、協働参加型めぐりの森づくり推進会議/混植・密植方式植樹推進グループの日中活動に落とし込み、4~7月の間に段階的に分散させて合計2,800本の苗木を植樹する暫定計画が策定されました。
これに基づき、2020年4月28日、グループ・メンバーである4団体(Silva、湘南の凪、進和学園、研進)が協力して、第1弾(第1期)の苗木9種類1,002本の納品作業を実施しました。緊急事態宣言が発せられており、計画書に盛られたコロナ感染対策に万全を期して、選抜メンバー9名がチームワークを発揮して無事に作業を終えることが出来ました。植樹作業については、グループ・メンバーのSilva様が中心となり、連休中の3日程を充てて実施する予定です。
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)においては、開発用地として緑を失っていた荒地が、これまでに5万8,000本以上の苗木を植えることにより本来の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収固定、並びに防災にも資する植樹活動は、ささやかながらプラスのエコ取り組みとして意義深いものと言えます。
今回、一般公募による恒例の植樹祭の開催は叶いませんでしたが、形を変えて当初予定の植樹を実践して行く計画です。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導されて来た「その土地本来の樹種(潜在自然植生種)」の広葉樹を多種類選択して混植・密植します。本植樹事業においては、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂いており、ご支援下さっている企業・団体、並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
第18回湘南国際村めぐりの森植樹事業暫定計画書(2020.4.23)
第18回湘南国際村めぐりの森植樹事業/第1弾:苗木納品報告(2020.4.28)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金

