
2019(平成31/令和1)年度の情報・トピックスを掲載します。
2020年3月27日、福祉工場「しんわルネッサンス」において、ホンダ車部品事業の年度末棚卸に合わせ、2月に実施した作業強化月間の表彰式並びに年度末作業親睦会を開催しました。
目下、新型コロナウィルス感染が拡大しているため、表彰式と4月1日付の退職/異動利用者・職員の挨拶は、屋内ではなく風通しの良いトラックヤードで行うという異例の形態を採りました。マスクを着用し各人の間隔も開けてセレモニーを実施、ホンダ車部品組立、食品加工、いのちの森づくり(どんぐりグループ)、しまむらチーム(スーパー施設外就労)、給食、マルチ・タスクの各グループ毎に、作業強化月間において特に貢献度の高かった方や成長が見られた方を選出し表彰状が進呈されました。
ランチは、作業親睦会と称しながら密集・密接を回避すべく食堂以外の会議室も使用すると共に、座席も前と横を開けてジグザグに配列するという工夫を凝らしました。(普段の昼食も、2月より時間差を設けて同じくジグザグ配列としています)例年であれば、ワイワイガヤガヤと会話が弾み握手やハイタッチが交わされ、カラオケ大会も行い大盛況のイベントとなりますが、今年は全く事情が異なります。それでも、職員がこの日のために心を込めて編集して放映された2019年度トピックスのスライドを楽しみながら、1年間をレビューしお互いにその健闘を称え合いました。
新年度を間近にして世界が直面する大きな困難、新型コロナウィルス感染が1日も早く終息し、明るく元気に精一杯活動できることを祈って止みません。
東京藝術大学上野キャンパスでは、「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」という植樹プロジェクトを推進されています。2016年秋にスタートしたこの取り組みは、大学沿道の老朽化した鉄のフェンスを武蔵野在来の植生の苗木を植えて四季の表情豊かな混垣に置き換えるというものです。既存の緑地を修景して周辺の街並みに連なる植栽を形作るという藝大に相応しい植樹活動です
2020年3月20日(金)、5回目となる植樹ワークショップが開催されました。新型コロナウィルス感染対策を踏まえ、当初、3月14日と20日の両日に分けて計画されましたが、14日が荒天予報のため急遽中止となったことから20日に実施されました。濃厚接触を避けるべく午前と午後の部に分けることで1回当たりの参加者数を絞ると共に、割り振った植樹区画の間隔を開けるといった工夫を凝らしました。
高さ50cm程度の苗木約1,450本と、ツタ類950本が用意されましたが、有難いことに、助成に基づく予算措置を講じて障害のある方達がドングリや木の実から育てた苗木も多数ご利用頂きました。コロナウィルスの影響で、各種のイベントや会合が中止や延期を余儀なくされる中で、健康・安全面への注意を払いつつ整斉と植樹が挙行されたことに感銘を受けました。親身なるご支援を賜りました藝大並びに関係の皆様に深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。
大学美術館の道路沿い約100m、異例の植樹ワークショップにより誕生した「上野と谷根千をつなぐみちひろば」は、40種類を超える在来種による緑地帯が育まれ、多様で潤いに満ちた表情を見せてくれると思います。
案内チラシ:藝大ヘッジ Geidai Hedge5(2020.3.20)
関連資料:東京藝大に苗木提供(Geidai Hedge4~2018.12.8~/生育状況確認)
湘南・平塚の有名スーパ-しまむらストアー様では、現在、11店舗(旭、長持、徳延、中里、駅前 他)において進和学園他の福祉施設自主製品の販売をはじめ、進和学園メンバーがチームを組んで同店に赴き、バックヤード業務を請け負う「施設外就労」を導入頂いています。しまむらストアー様との連携は、研進が仲介させて頂き2010年にスタート、皆様の深いご理解とご支援により「民福連携」(民間と福祉の連携)の成果を蓄積しています。
最近は、しまむらストアー様の全面的なご協力の下に、商品開発にも取り組んでいます。進和学園の農産品加工場「湘南とまと工房」で搾汁加工したトマト&みかんジュースや、学園が無農薬で栽培しているブルーベリーの果実を素材として利用・開発したコラボ商品が誕生しています。
2019年度、「湘南トマトゼリー」「湘南みかんゼリー」「湘南みかんトマトゼリー」の3種類のゼリーを販売し人気を博していますが、今般、「湘南ブルーベリープリン」が登場しました。
障害のある方々にとって、日頃の努力がこのような商品開発に繋がることは、大きな驚きであると同時に喜びでもあります。メンバーの工賃確保の上でも期待されています。
タウンニュース平塚版に関連記事が掲載されました。
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タウンニュース平塚版「平塚産果実がプリンに/進和学園としまむらがコラボ」(2020.3.19)
スーパー「しまむらストアー」様との連携:詳しくはこちら ⇒ しまむらストアー様との連携
外食・宅食事業を中心に展開されているワタミ株式会社様には、同社が千葉県山武地区の「ワタミの森」にて推進されている森林再生の取り組みに、私共の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて栽培した苗木を多数ご利用頂いています。病気で衰弱したスギの間伐を行い広葉樹の植樹を地道に実践されています。また、同社の宅配弁当工場「手づくり厨房東松山センター」(埼玉県比企郡滑川町)においても、2011年9月の稼働に合わせ植樹祭を開催、進和学園&研進メンバーも参加させて頂き1,400本の苗木を植樹しました。障害のある方々の「働く喜び」「役立つ喜び」にも繋がる取り組みとして、私達の記憶に鮮明に刻まれています。
2020年3月19日、「手づくり厨房東松山センター」において、久し振りのミニ植樹イベントが開催されました。有難いことに、今回も進和学園へお声掛け下さり、コーディネートさせて頂きました。センター長の川島佑介様はじめ社員の皆様とご一緒に力を合わせ自然種の広葉樹16種類110本を植えることが出来ました。新型コロナウィルス対策を踏まえ、私達からの参加は少数に絞りましたが、ワタミの皆様には大変温かくお迎え下さり、楽しい時間を共有させて頂きました。
今回の植樹で、ワタミ様からご用命頂いた苗木の累計本数は、6,243本となります。ワタミの皆様の変わらぬご厚意ご支援に、心より感謝申し上げます。
今春予定の大規模植樹祭は、コロナウィルス感染の拡大により次々に延期されていますが、風通しの良い屋外で濃厚接触を避けるよう十分注意を払い小規模で行うこの種の活動は大丈夫と思われます。委縮して憂鬱な日々が続いている中で、この日の協働作業は、実に爽やかで充実感に満ちたものとなりました。
新型コロナウィルス感染拡大は、社会・政治・経済・・とあらゆる面で大きな影響を与えています。私達が取り組む「いのちの森づくり」関連においても、今春予定の大規模な植樹祭やイベントは中止や延期を余儀なくされています。
2020年3月8日(日)に開催が予定されていた静岡県の浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり植樹祭も、当初計画の800本から規模を縮小して400本で調整されましたが、その後の情勢を踏まえ、結局6月に延期されることとなりました。
事務局のNPO法人縄文楽校様より「進和学園の皆さんがせっかく用意してくれた苗木ですから予定通り出荷して下さい!植樹祭までの間は、私達が栽培を引き継ぎます!」と有難いお申し出を頂きました。お言葉に甘えて、3月5日、苗木400本を無事に出荷することが出来ました。
遠州灘海岸におけるこの取り組みは、縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による継続的な活動で、津波災害にも強い自然植生の樹種(主に常緑広葉樹)を植樹するものです。私達も2015年から本プロジェクトの一員に加えて頂いており、今回、多くの皆様からのご寄付や協賛による「いのちの森づくり友の会」基金を活用して苗木400本を寄贈させて頂きました。
予定通り苗木の出荷が実現したことから、進和学園の「どんぐりグループ」メンバーの努力も報われました。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。ウィルス感染の影響が1日も早く終息することを願って止みません。
タウンニュース平塚版に本件を報じる記事が掲載されました。
⇒ タウンニュース平塚版「浜松の緑化へ苗出荷 」(2020.3.19)
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューから成る充実した環境教育プログラムで、今年、12年目を迎えます。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度、全国から6,987作品の応募があり、参加賞について今回も福祉施設自主製品をご利用頂きました。
【参加賞:(1)と(2)より選択頂きました】
(1)植樹用ポット苗
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトにおいて進和学園メンバーが栽培したもので、ご利用
は10年連続で累計24,344本となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困っ
た場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することが出来ます。 (2)かえるストラップ、または、イルカのクリアファイル
① かえるストラップ:
神奈川県平塚市の「みんなの家ミミ河内」で製作して
います。板をカエルの型に切り、やすりをかけて色を
塗り、最期に目を入れ・・・手元に届いた人に幸せが
カエルように一つ一つ想いを込めて作っています。
売上の一部を東日本大震災の被災地支援にも役立てて
います。⇒ みんなの家ミミ河内
② イルカのクリアファイル:
素敵なイルカの絵は、埼玉県行田市の「NPO法人CIL
ひこうせん」の細野恵理子さんの作品です。未熟児で
生まれ、脳の損傷、小児麻痺、上肢体幹機能障害を患
いました。
「私は子供の頃から絵を描いていました。自分の不自
由な身体の代わりに色んな事をしている姿のイルカを
描くことで、夢がいつかは叶えられたら良いなぁと思
っていました。これからも色んな生き物や植物など様
々な形で絵を描いていきたいと思います。」
⇒ NPO法人CILひこうせん
上記②の「イルカのクリアファイル」については、福祉施設の自主製品を広く世に紹介し障害のある方々の「ものづくり」を支援されているRibbon Project(リボンプロジェクト)様(代表:大石明恵様)のご尽力により実現しました。
障害を乗り越え、日々、作業に励んでいる皆さんの努力が報われたことを嬉しく思います。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、毎年、福祉施設自主製品を採用下さっていることに深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
朝日新聞「地球教室」(広告特集PDF/2020.2.26)
Cafe Bouquet「カフェ・ブーケ」は、NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様が輸入されている東ティモール産のコーヒーを、2012年から私達が仕入れて独自に商品化しているものです。東ティモール産コーヒーは、自然農法で栽培され、品種改良もされず原種に近い希少な存在であり、開発途上国の現地生産者を支援するフェア・トレード・コーヒーとしても知られています。加えて、「カフェ・ブーケ」は、福祉施設で働く障害者の就労支援にも繋がる自主製品(ウェルフェア商品)でもあります。
2020年2月23日(日)tvk(テレビ神奈川)の番組「カナフルTV」で「カフェ・ブーケ」が紹介されました。
神奈川の情報・魅力について、明るく、楽しく、盛り沢山に伝える番組で、今回は、「カナフル的究極のコーヒー」を作るため、神奈川県内を巡る内容です。コーヒーの輸入取扱量日本一の横浜港の倉庫の様子や一流の焙煎師が教示する美味しいコーヒーの淹れ方。座間の名水(地下水)を利用したコーヒーを賞味!そして、フェアトレード・タウン宣言を行っている逗子市において、「カフェ・ブーケ」と出会えることを紹介!「カフェ・ブーケ」を手掛ける福祉施設関係者にとって励みにもなる内容でした。
「カフェ・ブーケ」は、逗子市役所内の喫茶店・ともしびショップ「青い鳥」(運営:逗子市手をつなぐ育成会)においてご賞味頂くことが出来ます。また、商品の店頭販売も行っていますので、皆様、是非お立ち寄り下さい。
逗子市 広報「ずし」(2017年5月号)(フェアトレード関連記事)
【カフェ・ブーケ商品ご案内】
「逗子おススメ/Cafe Bouquet」(展示パネル)
【連携福祉施設】
「カフェ・ブーケ」は、東ティモール産の無農薬自然農法により収穫されたコーヒー豆を、次の福祉施設が連携して商品化し販売しています。
①社会福祉法人湘南の凪 mai! えるしい(逗子市):知的障害のある方が、粘り強くハンドピッ
キングにより選別・計量・封入・梱包作業を行っています。
②Studio COOCA(平塚市):ラベル・デザインは、Able Art のフロントランナーとして有名な
同施設の皆さんにお願いしました。
③社会福祉法人進和学園&(株)研進(平塚市):商品企画・仲介を行い「いのちの森づくり」
プロジェジェクトの一環として、売上げの一部を積み立て、東北被災地の防潮林、荒廃地の森
林再生や公共施設の緑化に活かしています。
*逗子市では、これまでに、逗子小学校、久木小学校、逗子市第一運動公園等に、障害のある
方達が育てた苗木を多数ご利用頂いています。 「いのちの森づくり」プロジェクト
④ともしびショップ「青い鳥」(逗子市):上記の通り、逗子市役所内の喫茶店にて「カフェ・
ブーケ」を提供・販売しています。
お買い上げ下さった皆様の優しさが、「開発途上国支援」「障害者の自立就労支援」「環境保全(いのちの森づくり)」に繋がります。皆様のご愛用をお願い申し上げます。
2020年2月15日(土)~18日(火)の4日間、東急百貨店たまプラーザ店(地下1階スキップコート)において開催された「福祉の手しごと おいしい逸品 即売会」に進和学園も出店させて頂きました。神奈川県及び近隣地域より12の障害者福祉施設・関連団体が参加し、自らが手掛けた「おいしい」「かわいい」「めずらしい」商品を沢山集めた即売会で、連日、大勢の皆様にお立ち寄り頂きました。
販売には、福祉施設の職員と共に障害のある方々ご本人も参加され、多くのお客様との触れ合いを通じて「働く喜び」「役立つ喜び」を実感する貴重な機会となりました。進和学園も福祉工場「しんわルネッサンス」の食品グループで働くメンバーが店頭販売に当たりました。有名百貨店での実習体験は、社会参加としても意義深く、大きな自信にも繋がるものと思います。
東急百貨店様は、障害者雇用の促進にも注力されていますが、このような企画を併せて実施頂いていることに深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
東急百貨店たまプラーザ店【チームえんちか】の皆様にも感謝!
同百貨店たまプラーザ店の地下2階、社員食堂に隣接するオフィスで障害のある方々約10名が、店舗の様々な付帯業務を担い生き生きと働いています。「縁の下の力持ち」として百貨店を支えています。
今回のイベントにおいても「チームえんちか」の皆様が「会計」を担当されると共に各店舗での販売をご支援下さいました。皆様の活躍振りは、私達、福祉施設にとって良き手本であり励みになります。
読売新聞(2020年2月15日・朝刊)において、「『農福連携』ブランド化作戦」と題する記事が掲載され、福祉工場「しんわルネッサンス」が手掛けるトマト等で作ったジュースやピューレの事例も紹介されました。農業分野で障害者が働く「農福連携」が広がっていますが、生鮮品や加工品の認知度を上げるために信頼性や安全性をアピールしたり、品質を追求したりして商品の販売を促し、障害者の自立や施設の安定的な運営に繋げようという取り組みを報じています。
2019年春に農林水産省が制定した「ノウフクJAS」という規格認証を受けたり、地域独自のブランド化を目指す取り組み、農産物の安全性を認証する国際規格のグローバルGAPを取得して東京五輪・パラリンピックの選手村に提供する事例や、全国13事業所の40品目を対象に開設された商品販売サイト「ノウフク・オンラインショップ」(日本農福連携協会)等を紹介しています。
「しんわルネッサンス」では、「高品質で地域に貢献する等、社会的意義のある商品」として、地元農家より仕入れた規格外のトマト等を熟成させて旨味を引き出し、障害特性を踏まえた「一人一人に合った器具を独自に作り生産工程を工夫して品質向上に繋げている」ことを報じています。
高齢化や後継者不足に悩む農業と、障害者の就労機会を確保したい福祉分野を結び付け、互いの課題の解決を目指す「農福連携」の一層の展開と成果が期待されます。
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2(二酸化炭素)削減に通ずる環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。同制度において、私達が取り組む「湘南国際村めぐりの森」での森林再生活動を、2016年度、そして、2018年度に続いて2019年度上期の支援対象として選定頂きました。今回のご寄附46万円を合わせ、4回のご寄附の累計は、3,324,900円となります。
同社からのご寄附は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金として、「湘南国際村めぐりの森」における植樹用の苗木提供及び育樹(除草)の日中活動に活用させて頂いています。既に、4,152本の植樹を行っていますが、今回のご寄附により666本の植樹と育樹が可能となり、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)に所属する障害のある方々の労賃にも還元させて頂きます。
2020年2月6日、「どんぐりブラザーズ」の一員である社会福祉法人湘南の凪(逗子市)及び進和学園・研進の代表は、三機工業(株)CSR推進本部様を訪問、ご支援への御礼と日頃の活動について報告させて頂きました。同社の皆様には大変温かくお迎え下さり親しく懇談すると共に激励のお言葉を賜りました。皆様のご支援にお応え出来るよう、これからも植樹・育樹活動に精一杯尽力して参ります。
(注)「湘南国際村めぐりの森」の植樹・育樹作業に従事している福祉施設は、現在、次の3法人4
施設となります。主に知的・精神障害のある方々の貴重な就労機会となっています。
① 社会福祉法人進和学園(しんわルネッサンス)
② 社会福祉法人湘南の凪(えいむ)
③ 社会福祉法人湘南の凪(mai!えるしい)
④ 社会福祉法人横須賀黎明会(横須賀ヘーメット)
「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」に関する三機工業(株)様ニュースリリース:
・第18回 2019年度上期分(2020.2.14) ・第17回 2018年度下期分(2019.8.6)
・第12回 2016年度上期分(2017.2.15) ・第11回 2015年度下期分(2016.9. 8)
神奈川県が運営するHP「ともに生きる社会かながわ」のコーナーで「サンメッセしんわ」の「湘南みかんぱん」が紹介されています。
本サイトは、障害者の活躍の場を広げることを目的に、「ともに生きる社会かながわ憲章」の実現に向けての取り組みを特集するものです。光栄にも「第1回特集Hit! 看板商品を生み出す」において「湘南みかんぱん」が取り上げられました。
「湘南みかんぱん」は、2015年の「全国逸品セレクション」の準グランプリに輝いて以来、地元の湘南地域を中心に人気を博しヒット商品に成長しています。新聞・雑誌等のメディアでもたびたび取り上げられていますが、障害者の活躍を応援するために設けられた本サイトにおいて特集を組んで頂いたことに心より感謝申し上げたいと思います。
本特集では、「湘南みかんぱん」が誕生するに至る試行錯誤、地産地消や農福連携の取り組みを通じて「逸品」と評されるにまでになった経緯が詳しく紹介されています。是非、ご一読下さい!
内容はこちら:
⇒ 神奈川県HP「ともに生きる社会かながわ/第1回 特集Hit! 湘南みかんぱん」
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ライフスタイル情報誌「サンキュ!」3月号(ベネッセコーポレーション:2020年2月1日発売)においても、トレンドな人気商品を紹介するコーナーで、進和学園「サンメッセしんわ」の「湘南みかんぱん」が選ばれ掲載されました。
「湘南産の素材を使ったまるごとみかん味のパン/みかん果汁を練り込んだパンの中にみかん色のあんが分厚く入っています。パンもあんも超~みかん味!うまい!」と評されています。
福祉施設の自主製品においても、一般市場に通ずる良品や逸品が各地で生まれています。障害のある方々が手掛けた商品を多くの皆様に知って頂きご利用頂くことは、従事するメンバーにとって大きな励みとなり働き甲斐にも繋がります。
公益社団法人 日本発達障害連盟 の機関誌「JL NEWS」2020年1月号No.127において、慶応大学の中島隆信教授による「『みなし雇用制度』の導入提言」と題する論考が掲載されました。
また、研進の出縄貴史(同機関紙編集委員)が、「雇用至上主義の限界~『みなし雇用』のすすめ」という巻頭言を担当させて頂きました。
障害者法定雇用率(現行2.2%)の段階的な引上げが見込まれる中で、官公庁や地方行政における障害者雇用の水増し問題が発覚し世間を騒がせました。一般就労(雇用)の促進は重要な課題ですが、拙速な量的拡大による歪みや質的側面が軽視されるようなことがあってはなりません。本特集では、「雇用至上主義」とも言うべき我が国の現行制度の問題点を指摘し、福祉的就労をも含めたバランスを考慮した「障害者就労のこれから」の方向性として、「みなし雇用制度」の導入を提言しています。
一般就労が困難な障害者が働く就労支援施設に仕事を発注して障害者の自立に貢献する企業については、当該企業の直接雇用ではないものの、法定雇用率に加算して社会的評価を付与する「みなし雇用制度」の導入が有効と考えられます。中島教授は、日本経済新聞(2016年11月3日)において「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」と題する論考を寄稿されて以来、経済学的な観点から「みなし雇用制度」の導入メリットを積極的に発信、障害者と企業、更には就労支援施設をも含めた関係者全ての利益に繋がるとの見解を示されています。
また、本特集のトピックスとして全Aネット(NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会)が、日本財団の助成を得て「みなし雇用研究会」を立ち上げ、「みなし雇用制度」に関する企業向けアンケートを初めて実施したことを紹介しています。
閲覧はこちら:
「JL NEWS」2020年1月号「『みなし雇用制度』の導入提言」(慶応義塾大学教授 中島隆信)
「JL NEWS」2020年1月号「雇用至上主義の限界~『みなし雇用』のすすめ~」(出縄貴史)
関連資料:
日本経済新聞「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」(2016.11.3/中島隆信)
「ビジネスガイド/在宅就業障害者支援制度」(日本法令 2018年6月号/出縄貴史)
書籍紹介:「よくわかる在宅就業障害者支援制度の活用と事例/『みなし雇用』のすすめ」
(2019、出縄貴史・吉田岳史 共著 -日本法令-)
2020年1月28日、日頃よりお世話になっている(株)ホンダロジスティクス様への御礼訪問の帰途、私達の代表は、Honda青山本社1階のウエルカムプラザ青山に立ち寄りました。従来から、ホンダ車の展示やアシモ君のデモンストレーション等で親しまれて来たウエルカムプラザ青山は、今般、全面的に改装されリニューアル・オープンしたばかりです。喫茶コーナーは、MILES Honda Cafeとして拡充され明るくお洒落な雰囲気に満ちています。「ワイガヤの木」と名付けられた緑化スペースが設けられ潤いのある寛ぎの空間を演出!有難いことに様々な樹種を混ぜて構成した「ワイガヤの木」には、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて障害のある方達が栽培した苗木10種類48本も含まれています。
ところどころにホンダの自動車やオートバイが展示され、人気のホンダ・グッズの販売コーナーも目を楽しませてくれます。4代目となる新型FIT販売が2月に迫り、私達の福祉工場においても一部の部品の組立をご発注頂き活気が戻って来ました。展示された新型FITのボンネットを開けて、私達が手掛けている部品を探してしまいました。
Honda様との連携から、「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合えることに、改めて感謝申し上げたいと思います。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てている自動車部品の輸送・納入代行をお願いしており、迅速かつ的確な物流サービスをご提供頂いています。更に、日頃の業務を超えて、様々な局面で交流を深めて頂いています。同社の催事においては進和学園自主製品(クッキー、コーヒー等)をご利用頂くと共に、同社の物流センター及び開発用地の植栽・緑化計画に障害のある方達が育てた苗木を優先活用頂いています。進和学園の「いのちの森づくり友の会」にもご加入下さり、毎年ご寄附も賜っています。クリスマスには、年末のご多忙の中をご慰問下さり激励のお言葉を頂戴しました。
2020年1月28日、私達の代表は、同社本社(東京都千代田区)を訪問、日頃のご厚意ご支援への御礼方々ご挨拶に伺いました。社長の藤田泰彦様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、親しく懇談する機会となりました。
これからも、本田技研工業様、並びに、ホンダロジスティクス様はじめHondaグループ各社様とのお付き合いを通じて、「民福連携」(民間と福祉の連携)の成果を追求して参りたいと思います。チームHondaの一員として、皆様のご期待に沿えるようチャレンジして参ります。
参考:ホンダロジスティクス様「安全・品質・環境への取り組み」(PDF)
(「社会貢献/社会福祉団体との交流」として、研進・進和学園との交流が掲載されています)
ホンダロジスティクス様 企業緑化の取り組み
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
2020年1月19日(日)、Honda埼玉・狭山工場において令和を迎えて初めての新春駅伝が開催されました。Honda社員の皆様に取引先、地域の方々、大人から子供まで、213チームが出場!進和学園も「しんわルネッサンス」メンバーが11年連続で参加しました。
天候にも恵まれ大勢の応援を背に受け、工場構内を約5周、新年にかける熱い想いと願いをタスキに託して、10,680mを完走しました。
今回も、模擬店を出させて頂き、自主製品(パン・菓子類、工芸品等)を販売!日頃、お世話になっているHonda社員の方々や地元の皆様とも交流を図りながら、新春の恒例イベントを大いに楽しみました。 Honda埼玉 新春駅伝2020 会場マップ
Honda様とのお付合い(自動車部品組立加工)は46年目!今年も、皆様のご支援ご期待にお応え出来るよう、一同力を合わせて取り組んで参ります。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に)
謹 賀 新 年昨年中はお世話になり心より感謝申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
障害のある方々と共に、働き甲斐のある人間らしい仕事を追求し、一人一人が光り輝く存在であるようチャレンジして参ります。
2020年(令和2年) 元日
株式会社 研 進 スタッフ一同
「湘南リトルツリー」は、進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」の再構築を目指し2018年3月にオープン。東京(赤坂・梅ヶ丘)の有名ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)様の親身なるご指導、並びに多くの皆様のご支援を得て、(株)研進が店舗運営を担い約1年半をかけて基盤を築きました。
2019年9月中旬から、運営を進和学園へ引き継ぎました。そして、令和として迎える新年1月より、収支管理も含めて研進から進和学園に移管し、名実共に進和学園のお店として再スタートを切ることとなりました。近々、障害のある方々の就労機会とすべく新たな挑戦を開始しました。
研進は、進和学園の営業窓口会社として新規事業や学園の手が及ばない領域をサポートしています。ホンダ車部品組立、いのちの森づくり、しまむらストアー施設外就労、湘南とまと工房、ブルーベリーガーデン、そして、「ともしびショップ」再構築(湘南リトルツリー)事業等を手掛けると共に、ささやかですが我が国の福祉的就労の底上げに向けた提言活動にも注力しています。
本年も、「福祉的就労」の底上げに少しでも貢献出来るよう尽力して参ります。
私達が推進する「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取組みです。苗木の栽培や植樹活動を「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム:現在11施設が参加)が担い、障害のある方々の自立・就労機会に繋げています。
「福祉・環境・教育・労働」の連携を目指すこの活動は、2006年10月に始まり、多くの皆様に支えて頂き14年目を迎えました。荒地の森林再生、人工林への広葉樹植樹、道路・公園・企業・学校等の緑化や東北沿岸及び遠州灘の防潮林に至るまで私達が手掛けた苗木を多数ご利用頂き、苗木の提供本数は累計28万本を超えています。(その内、「友の会」基金活用分は、下記実績表の通り11万6千本を超えています)
2019年12月28日、年末のご挨拶方々、植樹活動の報告のためリハビリ療養中の宮脇昭先生をお訪ねしました。湘南国際村めぐりの森での植樹推進グループ代表の川下都志子様、宮脇方式による企業緑化を実践しておられる(株)家具の大正堂社長の渋谷金隆様と研進の出縄貴史の3名でお伺いし、先生に最近の活動についてご報告申し上げました。宮脇先生は、いつものように温かくお迎え下さり、「現場、現場、現場です。頑張って下さい!」と固い握手を何度も交わして激励下さいました。
明年2020年は、東京オリンピック・パラリンピックの年です。スポーツの祭典は成功させねばなりません。一方、世界的なイベントは、CO2(二酸化炭素)を排出し環境への負荷となることも認識しておくべきとの観点から、宮脇先生がこれまで指導されて来た植樹活動を改めて推し進めようという「いのちの森づくり2020➚」がスタートしています。私共も、本取組みに参加させて頂き、少しでも環境保全に貢献出来ればと願っています。
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私達の活動は、「いのちの森づくり友の会」への多くの皆様からのご寄附・助成・協賛により支えられています。公共の植樹活動に提供する苗木の代金及び植樹・育樹作業に従事する障害者の工賃に還元させて頂いています。「友の会」は、お陰様で12年目を迎え、これまでに活用させて頂いた基金は累計9,000万円を超えています。「友の会」にご加入、並びにご寄附・助成・協賛を頂いている皆様に厚く御礼申し上げます。
「いのちの森づくり友の会」基金ご協力企業・団体(年間10万円/累計50万円以上)
2019年12月14日(土)、松田町自然館(神奈川県足柄上郡)において、「いのちの森づくり」感謝祭が開催されました。同施設では、種々の自然講座を通じて、子供から大人まで自然の大切さや命の尊さを学ぶ貴重な機会を提供されています。私達が取り組む「いのちの森づくり」も、2016年よりプログラムに盛り込んで頂き、毎年、施設内で少しづつ植樹を行い、これまでに775本(注)の苗木を植えています。
館長の渡邊建雄様はじめ事務局の皆様のご厚意により、進和学園&研進メンバーは感謝祭にお招き頂きました。近隣の小学校の行事と重なり、子供達の参加が叶わなかったことは残念ですが、「森づくり」や「自然」に係るお話しに続いて、ドングリ(スダジイ、マテバシイ)から作った木の実団子やお汁粉をご馳走になりました。廃油から作ったキャンドルの優しい灯を眺めながら、オカリナの演奏による「森の音楽会」では、美しい音色に癒されました。全員で「森のヤマネちゃん」(森のくまさんの替え歌)や「ふるさと」を合唱、心温まる一時を過ごしました。
「いのちの森づくり」を通して、このような温かい交流の輪が拡がりますことは、私共にとっても大きな喜びです。渡邊館長様はじめ自然館スタッフの皆様のご尽力に敬意を表すると共に、心より感謝申し上げます。
(注)自然館において、これまで775本の植樹を行いましたが、台風19号(10月12日)の猛威により斜面の一部が崩落し苗木も被害を受けました。感謝祭に先立ち、私達は自然館スタッフの方のご案内で現場を確認しました。植樹により地盤を固定し地崩れを免れた個所もありましたが、急斜面では、植樹後2~3年しか経過しておらず、流されてしまった苗木も相当数に上りました。今後、松田町の修復計画に合わせ、改めて植樹活動を推進して参りたいと思います。
私達が取り組む「いのちの森づくり」は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される潜在自然植生による混植・密植方式を採用し、ドングリや木の実から苗木を育て各地で植樹活動を推進しています。「本物の森」の再生を通じた自然環境保全や障害者の自立支援を目指しています。冬季は、オフ・シーズンとなりますが、私達は、育樹(除草)&補植作業を福祉施設の日中作業として実施しています。「植樹祭」はイベントとしてもお馴染みですが、育樹(除草)や空きスペースに苗木を補う補植はあまり知られていないと思います。植樹は、発芽して2~3年の樹高30~40cmの苗木を利用しますが、数年間は、雑草により日照が遮られたり、つる性植物の繁茂により生長が阻害されるため、定期的な手当てが必要となります。特に、混植・密植方式では、1㎡当たり3~4本を植えるため機械は使用出ません。雑草を除去したり補植するのは全て手作業で根気が求められます。公共の森については、これらの作業を「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)メンバーの労賃に還元し貴重な仕事となっています。以下、最近の事例をご紹介します。
■平塚市近隣の植樹地の育樹
進和学園がある平塚市近隣は、これまで、学校や公共施設、道路側道、防潮林等、かなりの箇所に植樹を行っています。12月に入ってからも、進和学園メンバーが中心となって、神奈川県防災備蓄倉庫(平塚市北豊田)、秦野曽屋高校(秦野市)、国道134号線唐ケ原防潮林等における育樹(除草)作業に精を出しています。
■湘南国際村めぐりの森の育樹&補植
湘南国際村めぐりの森では、バブル期の開発で荒廃した土地の森林再生を継続しており、春と秋に植樹祭が開催され、これまでに58,000本以上の植樹を行っています。また、毎週金曜日の午前中には、「どんぐりブラザーズ」の一員である「湘南の凪」、「横須賀ヘーメット」の皆さんと研進スタッフが育樹(除草)作業を継続しています。
2019年12月13日、C地区と呼ばれる植樹地において年内最終の作業を行いました。この日は、苗木74本の補植も行い、11月29日に植えた66本と合わせ今シーズンの補植計画140本を完了しました。その内の115本は、下記2社様のご支援によるものです。心より感謝申し上げます。
参考資料:湘南国際村めぐりの森 秋の補植作業(PDF/2019.12.13)
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にし合い、困っている人に援助の手を差し伸べて、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所様はじめ日立グループ各社様が中心に参加される法人会員及び個人会員から構成され、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」の二つを柱として活動されています。
親切会様からは、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度から毎年ご寄附を賜り、障害のある方達が栽培した苗木の植樹及び植樹地の保全(育樹)活動をご支援頂いています。2019年12月6日、今年も、親切会・関東支部より3名の皆様が来訪され、私共が手掛けた植樹地3ヶ所(注)をご視察頂くと共に、福祉工場「しんわルネッサンス」をご慰問下さいました。また、ご寄附の贈呈式が行われました。親切会様からのご寄附は毎年10万円、6年連続で累計60万円となります。進和学園はじめ連携福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」が協働で取り組む「いのちの森づくり」に活用し、主に障害者の工賃に還元させて頂いています。
親切会様のご厚意ご支援に心より感謝申し上げますと共に、皆様のご期待にお応え出来るよう植樹活動を通じた自然環境保全、並びに障害者の自立就労支援に尽力して参りたいと思います。
(注)今回ご視察頂いた植樹地:
①平塚市立太洋中学校 ②国道134号線千石河岸側道 ③国道134号線唐ケ原防潮林
⇒ 各植樹地の記録資料(PDF:2019.12.6)
公益財団法人かながわトラストみどり財団の助成を受け、私達が取り組む「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトは、2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)への追悼の念を込めたものです。昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み心の癒しとして頂きたいとの願いが込められています。
2017年秋に始まった「ヤマユリ」再生の取り組みは、3年目に入りました。2019年10月1日、財団主催により「かなユリ・チャレンジ」活動報告会を「しんわルネッサンス」を会場に開催し、参加頂いた14名の皆様と共に球根の一部掘起し等を実施しました。秋に行うべき次の作業がスケジュールの関係で積み残されていましたが、12月3、4日の両日にかけて行うことが出来ました。
(1)葉が枯れた一番大きなヤマユリの苗木の球根を掘出し違う場所へ植替え。
(2)球根から一部剥がした鱗片をプランターに植付け。
(3)種子から発芽した1年目の小球根をプランターに植付け。
お陰様で、球根からの栽培は2年連続で成功し、大輪の美しい花を咲かせました。来年の夏もヤマユリの花を皆で楽しめるよう、そして、悲しい事件への記憶を決して忘れぬよう、本プロジェクト3年目に向けて取り組んで参りたいと思います。
栽培レポート:
3年目に向けて秋の作業 NO.2(2019.12.4)
活動報告会/3年目に向けて秋の作業 NO.1(2019.10.1)
「こぐま会」様は、1961年(昭和36年)に6名程の有志の方々が社会奉仕を目指して立ち上げられ、進和学園を対象としたボランティア活動を実践されて来ました。有名歌手を招いてのチャリティーコンサート(3回)、富士登山(33回)、大山登山(12回)、こぐま会様と進和学園のサッカー定期戦「こぐまカップ」(39回)をはじめ様々な行事・文化・スポーツを通じての温かい交流をご提供下さいました。
更に、機械メーカーに従事されていた技術系会員の皆様の経験とノウハウを活かして、私共が手掛けるホンダ車部品事業における工程管理と品質保証において、親身なるご支援を賜り多大なる貢献を果たして頂きました。
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2019年12月1日(日)、藤沢市の湘南クリスタルホテルにおいて「こぐま会」様による「感謝の集い」が行われ、進和学園の会長・理事長はじめ関係職員に加え、研進にもお声掛け下さり代表の出縄貴史が参加させて頂きました。
研進が仲介するホンダ車部品の組立作業においては、「こぐま会」の加藤義幸様(故人)、山内俊彦様、亀井宗士様にQC面での特段のご指導を仰ぎました。とりわけ、加藤義幸様による独創性溢れる「治工具」の開発は、障害者のハンディを克服し品質面での信頼を獲得、一同に明るい希望を与えて下さいました。その人脈と取り組みは、今なお現場に引き継がれ生き続けています。2007年、加藤様、山内様、亀井様はじめ「こぐま会」の皆様のご尽力により知的障害部門の福祉工場としては日本初となるISO9001認証も取得しました。また、毎月開催されるQC委員会においても、ミスの撲滅に向けて原因究明と対策について徹底したご指導を賜り、福祉工場としてのレベルを格段に高めて頂きました。ここに、永年に亘る「こぐま会」様のご支援ご指導に、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
「こぐま会」様は、結成より56年の歳月が流れ、会員の皆様も高齢となられ、節目として「感謝の集い」が開催されました。冒頭の挨拶で、進和学園の出縄雅之会長は、「感謝すべきは進和学園の方で、本来は、学園が企画し皆様をご招待すべき・・」と述べました。正にその通りで、研進としても学園と相談の上、ささやかながら「こぐま会」の皆様をお招きしての交流の機会を設けさせて頂きたいと考えています。
2019年11月29~30日、日本労働者協同組合連合会センター事業団(ワーカーズコープ)が実行委員会事務局を務める「いま、『協同』が創る2019全国集会in kanagawa」が神奈川県民ホール及び神奈川大学横浜キャンパス他において開催されました。第5分科会において、進和学園(しんわルネッサンス)の井上朝陽がパネリストとして登壇、私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトについて発表させて頂きました。
同分科会は「都市から地域循環共生社会をデザインする」とのテーマで、進和学園からは宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導される潜在自然植生による森林再生の意義と、「いのちの森づくり」が目指す「福祉」「環境」「教育」「労働」との連携について説明、進和学園並びに連携福祉施設のチームによる「どんぐりブラザーズ」の活動が、障害のある方々の働き甲斐に繋がり、工賃の底上げを通じた自立にも寄与していることを報告させて頂きました。
発表に続くシンポジウムでは、コメンテーターの香川秀太氏(青山学院大学社会情報学部准教授)、コーディネーターの川原隆哲氏(ワーカーズコープ東京南部事業本部)及びパネリストの皆様と、「人が自然とどう関わり環境保全の為に何ができるか?」、「人と人との繋がりの中でそれをどう進めていくのか?」について意見交換・議論を行いました。
このような有意義な機会にパネリストとしてご指名頂いたことは誠に光栄なことと感謝申し上げます。これからも、「いのちの森づくり」に込めた願いを追求し、自然環境保全や障害者の自立就労支援、そして、共生社会の実現に向け微力を尽くして参りたいと思います。
(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)は、冠婚葬祭・福祉・文化事業を広く展開されていますが、2010年より進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を通じて、植樹活動による自然環境保全並びに障害者の自立就労支援にも大きく貢献頂いています。
同社からのご寄附は、10年目を迎え累計1,600万円に上り、これまでに、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)、国道134号線側道等の公共スペース25ケ所に、進和学園はじめ福祉施設が栽培した苗木3万7,088本を植樹しています。「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて、私達が提供した苗木の1割以上が同社のご支援により実現していることとなります。
また、同社の「サン・ライフ慰霊塔」(小田原市)の敷地内には「サン・ライフの杜」が創られ、毎年秋に実施される慰霊祭において50本の記念植樹を継続されています。今年も、11月18日に開催された慰霊祭において10回目の記念植樹が行われ累計500本の植樹に達しました。進和学園メンバーも、慰霊祭に参列させて頂くと共に植樹のお手伝いをさせて頂いています。10年が経過し、以前に植えた苗木は立派に生長し素晴らしい「自然の森」が再生されています。この植樹活動は、水源涵養の森づくりや広葉樹の森の再生を目指す「かながわ森林再生50年構想」にも即したもので、貴重な取り組みと言えます。
(株)サン・ライフ様が継続されている植樹活動並びに障害者福祉へのご理解とご支援に深く敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
(株)サン・ライフ様からのご寄附を活用した植樹実績(2019.11.30)
今般、湘南平開園60周年の記念イベントが開催され、平塚市と大磯町が共同作成した「湘南平・高麗山ガイドMAP」がお披露目されました。大磯駅及び平塚駅から湘南平を目指す登山コースに加え、北側の麓、旭の商店街を辿るコースも紹介。周辺の魅力的な飲食店情報も盛り込まれています。嬉しいことに、進和学園の福祉の店「ともしびショップ」1階にあるホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」も写真入りで掲載されています。トレード・マークのドングリ印が可愛いホットケーキが、表紙とMAPの双方に掲げられています。湘南平・高麗山は、「かながわ景勝の地50選」や「21世紀に残したい日本の自然100選」にも指定されています。標高181mの頂上広場からは江の島から茅ケ崎・大磯へと連なる湘南の海、遠く伊豆半島から箱根・丹沢・大山の山並に富士山も望める360度の絶景がお楽しみ頂けます。貴重な「自然の森」も残され、市民の憩いの場所として、また、観光スポットとしても再評価されています。
皆様、お誘い合わせの上、湘南平へ!そして、「湘南リトルツリー」のホットケーキを是非、ご賞味下さい。
2019年11月17日(日)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において、260名以上が集い第17回目の植樹祭を開催しました。開発用地として緑を失っていた荒地が、これまでに5万8,000本以上の苗木を植えることにより本来の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象による災害への対策として、二酸化炭素(CO2)の吸収、並びに防災面にも資する植樹活動は、ささやかながらプラスのエコ取り組みとして意義深いものと言えます。
今回も、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導されて来た「その土地本来の樹種(潜在自然植生種)」の広葉樹33種類を選び、1,140本の苗木を混植・密植方式により植えました。急斜面での作業は楽ではありませんでしたが、6班に分かれて皆で力を合わせて予定通りの植樹を行うことが出来ました。
植樹においては、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先して、合計665本をご利用頂きました。今回、下記2社様のご支援・協賛を得て提供させて頂きました。植樹を通じた環境保全並びに障害者の自立就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
三機工業(株) | 苗木580本を「いのちの森づくり友の会」へのご寄附を通じ て提供。この日、内500本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木200本をご購入の上ご寄贈。 この日、内165本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
また、上記苗木には、横浜ゴム(株)、tvk(テレビ神奈川)、(株)家具の大正堂の社員の皆様が栽培した幼苗を、進和学園にご寄贈頂き栽培を引き継がせて頂いた苗木が一部含まれています。重ねて御礼申し上げます。
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金
PUBLIE様(神奈川県海老名市)は、お洒落なカフェ・レストラン(Cafe & Barbecue Diner) として、お子様連れのママ友同士やご家族でのご利用はもちろん、ビジネスシーンにも最適な空間が用意され、地元食材を使ったこだわりメニューが人気を博している素敵なお店です。
2019年11月一杯、同店のランチ・メニューに、進和学園サンメッセしんわの小松菜バンズ及び「湘南とまと工房」の湘南ゴールドジャムをご利用頂いています。
また、11月2~16日の2週間、店内のPOP UP STOREにおいて進和学園自主製品の販売コーナーを設けて頂きました。障害のある方達が手掛けた各種クッキー・菓子類やトマト&みかんジュース、ジャム類をお客様にご案内しお求め頂く貴重な機会となりました。日々、障害のハンデを克服しながらパンづくりや農産品加工に取り組んでいるメンバーにとって大きな励みとなります。
PUBLIE様には、2017年8月、同店2周年記念催事においても進和学園とのコラボ企画を組んで頂くと共に、日頃のメニューにおいても私共が手掛けたトマトピューレ等をご利用頂いています。いわゆる「福祉的就労」の底上げのために、「民福連携(民間と福祉の連携)」の必要性が指摘されていますが、親身なるご指導・ご配慮を頂いているPUBLIEの皆様に、心より敬意を表すると共に感謝申し上げる次第です。
尚、PUBLIE様と姉妹店であるNODE UEHARA様(小田急線「代々木上原」駅前)においても、私共の「湘南とまと工房」製品のご利用と販売について、特段のご支援を頂いています。重ねて御礼申し上げます。
POP UP STORE参加者:Photo Album Chart(2019.11)
PUBLIE様ニュース:
① 「POP UP STORE」(2019.11.1)
② 「11月限定メニュー/湘南ゴールドのプルドポークバーガー」(2019.11.2)
【関連記事】
PUBLIE様 2周年記念パーティー/進和学園・湘南トマト工房ご利用に感謝!(2017.8.27)
NODE UEHARA様Mobthly Lunchに「湘南とまと工房」登場(2019.4.22)
第52回日本女子ソフトボールリーグ予選を第2位の好成績で通過したHonda女子ソフトボール部Reverta は、2019年11月16日(土)から開催の「決勝トーナメント」に出場されました。進和学園&研進は、30名の応援団を組んで横浜スタジアムへ繰り出しました。
Honda様は、都市対抗野球大会ではすっかりお馴染みで、この夏も埼玉・鈴鹿・熊本の3チームが揃って出場され、チームHondaの一員として私達も大いにフィーバーし楽しませて頂きました。今回、女子ソフトボール部の応援には初めて参加しましたが、選手の皆さんの精一杯の戦い振りに、私達も熱が入り皆で一丸となって声援を送りました。リーグ1位のビックカメラ高崎との準決勝は、ハイレベルで素晴らしいプレーの連続でしたが、見事に勝利を勝ち取り決勝戦に進出!深い感銘を受けました。
Honda社員の皆様はじめファンの方々とHonda応援歌を高らかに歌い上げ、一体感に包まれながら観戦を楽しむことが出来ました。チームが掲げる「夢を力に!」というスローガンに込めた想いを私達の福祉工場でも共有させて頂きたいと思います。
私達が推進する「いのちの森づくり」は、障害者の自立・就労支援に加えて環境や教育との連携を目指しています。特に、未来の担い手となる子供達や若者と行う「学校の森づくり」には、高い価値観を持って取り組んでいます。
2019年11月11日、開成町立開成南小学校(神奈川県足柄上郡)の園芸委員会(5・6年生)の児童の皆さんと協力して、第8回目となる校庭の緑地帯づくりを行いました。同校では、これまでに全学年の皆さんに参加頂いていますが、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」に倣い、色々な自然種の広葉樹を混ぜて植え、多様性に富む緑地帯を創っています。個性を尊重しながらお互いに切磋琢磨して共に生きるという「共生」の理念や、CO2(二酸化炭素)吸収を通じた地球環境保全、更には、防災にも貢献する緑化活動の意義を学んでいます。
今回は、校庭東側に植えた植樹地のメンテナンスを中心に、苗木80本の補植(追加植樹)を行いました。当初、100本を植える予定でしたが、午後から雲行きが怪しくなり、作業を始めるとポツポツと雨が降り出したため途中で切り上げることとしました。短時間でしたが、園芸委員会の皆さん21名と進和学園メンバーが協力して作業を行いました。この日の80本の植樹により、同校で植えた苗木は累計3,090本となりました。
今回も、教頭の大庭菜穂子先生には、補植地の選定や日程調整等について格別のご配慮を賜りました。また、植樹に伴う費用は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金(寄附金)を活用させて頂きました。本取り組みをご支援頂いている多くの皆様に、重ねて感謝申し上げます。
東海大学では、 『パブリック・アチーブメント型教育』 (立場や状況の異なる市民が社会で共有するためのルールを作り、環境整備を行う市民運動の中で、若者が社会活動を通じて民主社会における市民性を獲得して行くための実践及びそのための組織と学習プログラム)を推進されています。私達は、上記教育プログラム に繋がる 『東海大学いのちの森づくりプロジェクト』を提案させて頂きました。
同大学地域連携センター課長の池田隆之様をはじめ施設・総務・学生課の皆様、並びに健康学部准教授の菅野和恵先生より多大なるご支援を頂き、2019年11月1日、「建学祭」(大学祭)の初日、湘南キャンパス内の一画において植樹祭を開催することが出来ました。学生さん32 名、菅野先生、進和学園&研進18 名、総勢51 名が集い、障害のある方達が栽培した自然種の苗木を多種類選定し、混植・密植方式により605本を植樹しました。
ボランティア参加された学生の皆さんは、障害者と共に植樹作業をすることにより、シティズンシップ を体験! 立場や状況の異なる市民が集い成し遂げた「森づくり」を誇りに思って頂けるのではないでしょうか。この森が 『先進的学福連携のシンボル』 として、未来に受け継がれることを願っています。
尚、本植樹祭は、多くの個人・団体・企業様からのご寄附から成る進和学園「いのちの森づくり友の会」基金も活用して実施させて頂きました。
午前中開催された植樹祭に続き、東海大学様のご厚意により模擬店を出店させて頂きました。テントの設営から看板製作まで、総務部・学生課の皆様に特段のご支援を頂きました。お陰様で、進和学園自主製品(湘南みかんぱん、菓子類、湘南とまと工房ジュース等)を多くのお客様にお買い求め頂き大きな成果を得ることが出来ました。販売を担当した進和学園メンバーは、キャンパス内の色々な模擬店を周り、学生気分も味わいながら楽しい時間を過ごしました。
私達が目指す福祉・環境・教育の連携において、貴重な機会を提供頂いた東海大学並びに関係の皆様に心より感謝申し上げる次第です。
「広報ひらつか」2019年11月/第1金曜日号(第1138号)に、進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」の1階にあるホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」の紹介記事が掲載されました。「かながわの景勝50選」にも指定されている湘南平の開園60周年を祝して「もっと みんなに愛される湘南平に」という特集ページが組まれています。
「木造りのお店でほっと休憩」との見出しで、「湘南リトルツリー」を切り盛りする大矢野範義マスターと奥様の亜裕美さんを取材。「多様性と調和」をコンセプトに掲げる木造りのインテリア(ウッドデザイン賞2019受賞)、そして、看板メニューである池波正太郎も愛したいという老舗のレシピを継承するホットケーキを紹介しています。
皆様、お誘い合わせの上、是非、湘南平へ!そして、「湘南リトルツリー」のホットケーキをご賞味下さい!
掲載記事
⇒ 広報ひらつか2019年11月/第1金曜日号(第1138号)
2019年10月28日、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ ミニ植樹祭」を開催しました。
アマチュア・トップ・ゴルファーの望月優花さんとそのお仲間が主催する「チャリティー・ゴルフ・コンペ/GOLDIES CHARITY CUP」の収益の一部を、進和学園「いのちの森づくり友の会」にご寄附頂き、苗木代金に充当して植樹を行い自然環境保全及び障害者の就労支援に貢献する取り組みです。ゴルフは、森林や自然に対して犠牲を強いているとの認識から「モッチの樹プロジェクト」を立ち上げ、チャリティー・ゴルフの収益を還元して、障害のある方達が栽培した苗木を利用して植樹活動を実践されています。
今回のミニ植樹祭は、当初、10月11日に予定していましたが、台風19号及び21号の影響により2回の日程変更を経て行いました。スケジュールの関係で、あいにく望月様他の皆様の参加は叶わず、福祉施設の「森づくり」チーム「どんぐりブラザーズ」の日中活動として実施させて頂きました。湘南の凪(mai!えるしい)、横須賀ヘーメット、進和学園の3施設及び研進メンバーの17名で協力して植樹を行いました。自然種の樹種22種類120本の苗木を植えましたが、その内、112本が、チャリティー・ゴルフの収益からご寄贈頂いたものです。望月優花さんはじめ「モッチの樹プロジェクト」の皆様のご支援による植樹は今回で3回目、累計植樹本数は288本となりました。本取り組みに、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
【モッチの樹プロジェクト関連の植樹実績】
① 高尾小仏植樹祭 75本植樹 (2018年 9月23日)
② 湘南国際村めぐりの森 101本 〃 (2019年 3月27日)
③ 同上 112本 〃 (2019年10月28日)
累計:288本 〃
*チャリティー・ゴルフ・コンペに参加された方お1人につき苗木1本分の金額を進和学園
「いのちの森づくり友の会」基金にご寄附頂いています。厚くお礼申し上げます。
ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価し表彰する顕彰制度です。林野庁の補助事業として5年目を迎えています。
2019年10月25日、本年度受賞作品が発表され、進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平/湘南リトルツリー」が「ソーシャルデザイン部門」において受賞の栄誉に輝きました。建築家の湧口善之氏に設計をお願いした「ともしびショップ湘南平/湘南リトルツリー」は、2018年3月にリニューアル・オープンした進和学園の福祉の店で、1階はホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」として老舗の伝統のレシピを継承し「どんぐり」の焼印が可愛いホットケーキが人気を博しています。私達が推進する「いのちの森づくり」の発信拠点としても期待されています。2階は、オープンスペースとなっており、通常は、進和学園はじめ福祉施設が手掛けた自主製品の展示販売を行っています。「多様性と調和」をコンセプトとして掲げ、内装には50種類にも及ぶ街の木を活用して寛ぎの空間を演出しています。
「ソーシャルデザイン部門」は、「木を使って地域や社会を活性化しているもの」を対象としています。「ともしびショップ湘南平/湘南リトルツリー」は、湘南平という地元景勝地の付加価値を高め多くの人々が集う場所と機会を提供、障害のある方々にとっても働き甲斐や生き甲斐に繋がる店舗を目指しており、正に同部門での受賞に相応しいものと言えます。
美味しいホットケーキを賞味しつつ、街の木の温もりに癒されては如何でしょうか?皆様、お誘い合わせの上、是非ご来店下さい!
ニュース・リリース:「ウッドデザイン賞2019」受賞作が決定!(2019.10.25)
「月報しんわ」2018年2・3月号:「ふれあいインタビュー 建築家 湧口義之様」(進和学園)
ホットケーキ・パーラー「湘南リトルツリー」の魅力を写真でご紹介します。
その他の写真も含めてご覧頂けます。⇒ Shonan Little Tree Photo Album
* Little Tree(リトルツリー) は、(株)研進の登録商標(名称&ロゴ)です。
2019年10月18日、本田技研工業(株)各事業所の人事部門並びに関連会社の皆様15名が福祉工場「しんわルネッサンス」へ来訪され、46年目を迎えている研進・進和学園におけるホンダ車部品事業をご視察下さいました。
Honda様は、自社並びに特例子会社のホンダ太陽様をはじめ障害者雇用に積極的に取り組まれ、障害者法定雇用率(現行2.2%)を遵守される一方、永年に亘り私共のような福祉的就労分野にも「良質な仕事」を発注され、企業の社会的責任(CSR)を果たして来られました。
昨今、身体及び知的障害に加え精神障害を有する方々の就労機会の確保が課題とされ、法定雇用率は2020年度末までに2.3%への引上げが決定されており、その後も更なる引き上げが想定されています。その一方で、「雇用のミスマッチ」が多発し、国や地方行政における法定雇用率の水増し問題も発覚しました。障害者雇用の量的拡大を図りつつ雇用の「質」を如何に担保するかという問題提起も為されています。企業における障害者雇用を先導して来られたHonda様が、かかる環境変化を踏まえ、障害者雇用の今後の在り様に関して真摯に検討されていることに深く敬意を表する次第です。私共の取り組みを丁寧にご視察下さり、貴重な意見交換の場を設けて頂いたことは、誠に光栄なことであり心より感謝申し上げる次第です。
Honda様との連携により蓄積して参りました福祉的就労の実績及び現場からの問題意識を対外的にも発信し、企業への発注奨励策や「みなし雇用制度」の導入等の提言を通じて、これからの障害者雇用・就労支援の拡充に少しでも貢献出来ればと願っています。
参考:障害者就労支援マッチング事例/Honda様&研進(厚生労働省2018年3月)
ホンダ車部品事業の軌跡/アーカイブ
潜在自然植生理論に基づく「いのちの森づくり」の指導者として世界的に著名な生態学者の宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)の新刊本(藤原書店)です。
「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。混ぜる。」という宮脇先生の教えは、お互いに個性を尊重して切磋琢磨し、競争しながら少し我慢して共に生きるという「多様性」と「共生」の理念を、私達に分かり易く伝えてくれます。「森づくり」を通じた「人づくり」、そこに私達は、障害のある方々の自立・就労支援の可能性を見出しています。
宮脇先生のご指導により、2006年の春、福祉工場「しんわルネッサンス」に52種類4,888本の「その土地本来の木」を混植・密植してから13年以上が経過、30~40cm程の苗木が今では樹高10m以上に達して素晴らしい森となり私達を見守ってくれています。2006年10月、福祉・環境・教育・労働の連携を目指して、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトがスタート、ドングリや木の実から苗木を育て、これまでに提供した苗木は累計28万本を超えています。苗木の栽培・植樹・育樹活動に従事する障害のある方々の工賃にも還元され、働き甲斐や生き甲斐をもたらしています。
本書では、先生の幼少時代から雑草生態学の研究に邁進された20代、ドイツ留学による潜在自然植生との出逢い、「日本植生誌」の刊行、そして、日本及び世界各地での植樹指導、東日本大震災に伴う「森の防潮堤」提言に至る軌跡が綴られています。
光栄なことに詳伝年譜には、研進&進和学園の取り組みもご紹介頂いています。(P.254~255)
また、2008年9月9日、パレスホテル(東京)で行われた、第107回本田財団懇談会における先生の講演内容も収録され、本田技研工業(株)の各事業所における「ふるさの森づくり」をはじめ、宮脇方式による植樹活動が多くの写真と共に紹介されています。
【目次】
Ⅰ わが人生(自伝)
Ⅱ 詳伝年譜(1980年~)(一志治夫)
Ⅲ 日本の森を蘇らせるため、今私たちにできること(本田財団懇談会における講演/2008.9.9)
*巻末資料
私達は、公益財団法人かながわトラストみどり財団の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、同財団の会員から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月26日に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとして頂きたいとのご提案に基づくものです。
2017年秋、財団より「ヤマユリ」の球根を譲り受け、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に植え付けました。球根からの栽培は2年目を迎えており、幸いにも2年連続で大輪の美しい花を咲かせることが出来ました。球根に加えて、種子、鱗片、木子(小球根)からの栽培に着手していますが、種子から花を咲かせるまでには5年もかかるそうで、正に粘り強い挑戦となりそうです。
2019年10月1日、財団主催により「かなユリ・チャレンジ」活動報告会が、「しんわルネッサンス」を会場に開催され、事務局を含め14名の皆様が集いました。
この取り組みが、無念な事件により犠牲となられた方々の鎮魂を祈りつつ、激減している自然種のヤマユリを守り増やすための活動であるとの説明を受けた後、インストラクターの広川一久様による「美しい日本のユリ/ヤマユリの生態と歴史」に関する講義が組まれました。参加頂いた皆様は大変熱心に聴講されました。
昼食を挟んで、福祉工場の中庭において、次の作業をご一緒に行って頂きました。
(1)花を終えたヤマユリの苗木の球根を掘り出し観察。
(2)種子から発芽した1年目の小球根を掘り起こして確保。
(3)種子から発芽した2年目の小球根をプランターに播種し植替。黄色味を帯びた球根を認めると、一同の歓声が上がりました。また、種子から発芽した1年目の小球根の存在は半信半疑でしたが、数は少ないものの確保することに成功。種子から発芽した2年目の小球根も未だ米粒程の大きさで、これが何れ立派なヤマユリに育つとは信じられないのですが、自然の神秘を痛感する一連の作業に、皆様も興味津々の様子でした。
予定の作業を終えて、福祉工場でのホンダ車部品事業及び農産品加工場「湘南とまと工房」をご視察頂くと共に、湘南平にあるホットケーキ・パーラー「湘南リトルツリー」に立ち寄って頂きました。「多様性と調和」をコンセプトとして種々の木々を内装や家具に活かした癒しの空間で、私達が推進する「いのちの森づくり」を象徴する「どんぐり」印が可愛い自慢のホットケーキをご賞味頂きながら、楽しい歓談の時間を共有しました。
2019年9月29日(日)、東京都豊島区と高尾小仏(八王子市)において、私達が取り組む「いのちの森づくり」に関連するイベントが行われました。
進和学園&研進メンバーは、二手に分かれて各々のイベントに参加、多くの皆様と交流しながら大きな成果を挙げることが出来ました。
■豊島区「いのちの森」苗木配布 ~ 官公需の優先発注に感謝! ~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し11年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、本年度も、区民への苗木配布を積極的に実施、「いのちの森づくり」に取り組んでいる進和学園へ優先発注頂いています。
この日、としまセンタースクエア(豊島区庁舎)において、「つる植物・『いのちの森』苗木配布」が行われ、大勢の皆様が苗木を受け取りに来庁されました。進和学園関連では、高中低木の広葉樹10種類(コブシ、イロハモミジ、ヒサカキ、クチナシ、ジンチョウゲ、センリョウ等)の苗木1,184本をお持ち帰り頂きました。豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、17,173本に及び私共にとって大きな励みとなっています。
豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。
■高尾小仏育樹祭 ~自然の森の再生を目指して!~
中央高速道の小仏トンネルの工事残土により出来た巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえ、潜在自然植生の苗木を混植・密植方式で植樹する「高尾小仏植樹祭」は、2017年に始まり、これまで3回の植樹祭を開催し累計約9,950本の苗木を植えました。
植樹後2~3年間は、苗木の樹高も低く雑草の影響により生長が阻害されてしまうため、育樹(除草)作業を定期的に施す必要があります。この日、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、本年度から植樹地盤を造成下さっている鹿島建設(株)の皆様にボランティアや一般参加者も合わせ44名が集いました。
主に、前年の2018年度植樹地において斜面を登りながら繁茂した雑草を刈り取りました。雑草も大切な地球資源であり、廃棄せずに苗木の根元に敷いてマルチング材(保湿・施肥)として活かします。また、2017年の初回植樹地が、イノシシの侵入により土壌が一部掘り返されてしまったため、苗木160本(注)を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より寄贈して「補植」を実施させて頂きました。降雨が心配されましたが、幸い天候にも恵まれ皆で力を合わせ午前中に作業を終えることが出来ました。
(注)補植した苗木には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(ウラジロガシ、アカガシ、ネズミモチ)が合計90本含まれています。心より感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
2019年9月25日、Honda様の青山本社ビル食堂において、進和学園&研進メンバーが直接お伺いして「おやつで社会貢献」と銘打つ菓子類販売会を開催させて頂きました。進和学園の手作りクッキーや「湘南みかんぱん」の他、湘南とまと工房ブランドのトマト&みかんジュースやジャム類もご紹介!大勢の社員の皆様がご来店下さいました。
Honda様社内での直接販売会は、2014年より青山本社と和光ビルにて実施し、双方合わせて13回目となります。毎回、同社人事部様並びにホンダ開発(株)様のご支援を賜り、遣り甲斐に満ちた嬉しい交流の機会となっています。
私達が取り組むホンダ車部品事業は、1974年に始まり46年目を迎えました。Honda様の深いご理解とご支持を得て、障害のある方々と「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合っています。Honda様が、障害者の直接雇用に加えて、福祉的就労分野へも様々な形で応援下さっていることに心より感謝申し上げる次第です。
参考:Honda青山本社「おやつで社会貢献」販売会案内チラシ
障害者就労支援マッチング事例/Honda様&研進(厚生労働省2018年3月)
ホンダ車部品事業の軌跡/アーカイブ
2019年9月23日(祝・月)、東京都八王子市裏高尾町(都立高尾陣場自然公園内)において、「高尾小仏植樹祭2019」が開催されました。中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による広大な盛土場に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みで、2017年にプロジェクトがスタートしてから3回目の植樹祭となります。
宮脇方式(混植・密植)による植樹活動を推進するNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が共催、(公)イオン環境財団、(公)国土緑化推進機構等のご支援を得ると共に、進和学園いのちの森づくり友の会が、苗木の提供等に係わる協力メンバーとして参画しています。
接近する台風の影響で開会式には雨が降り始めましたが、幸いに植樹作業に入ると青空も覗き陽光が注ぐ空模様の下、250名近くが集いました。予定通り、12区画に38種類/3,453本の苗木を植樹することが出来ました。かなりの急斜面で、蒸し暑さもあり大変でしたが、各班で安全に注意しながらチームワークを発揮し遣り遂げました。作業を終えた皆様の笑顔が弾ける素晴らしい植樹イベントとなりました。
進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を半数以上ご利用頂くと共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様の特段のご協力を得て調達させて頂きました。「森づくり」を通じた環境保全や防災に加え、障害のある方達の就労支援にも繋がる付加価値の高い植樹祭となり、ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚くお礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (イオン環境財団、国土緑化推進機構) |
苗木2,758本をご購入の上ご提供。 |
PGF(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル) 生命保険株式会社 |
苗木444本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。内、295本を植樹。 残り149本は別途植樹。(9月30日「補植」に利用) |
本田技研工業株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄附を通してご提供。 |
その他 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 を活用してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木(ウラジロガシ)が60本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
参考:*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2019」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「高尾小仏植樹祭2018」(YouTube)
(クリックして拡大して閲覧出来ます)私達が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が、朝日新聞(2019年9月13日)の「ゆるり湘南」というコラムにおいて紹介されました。
「湘南リトルツリー」は、2018年春、社会福祉法人進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」の1階に誕生しました。「多様性と調和」をコンセプトとし、進和学園の営業窓口会社である(株)研進が約1年半に亘り店舗運営を担い基盤を築きました。2019年9月中旬より、店舗運営を進和学園に引き継ぎ、近い将来、障害のある方々の就労機会とすべく新たな挑戦を開始しました。
マスターの大矢野範義(NOAH-Presso)さんは、東京(赤坂&梅ヶ丘)のFru-Full(フルフル)様の親身なるご指導の下、老舗の伝統を受け継ぐホットケーキのレシピと調理技法を修得しました。
「リトルツリー」は、「苗木」を意味しますが、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの発信拠点としても計画され、ホットケーキには可愛い「ドングリ」の焼印が押されます。
皆様、お誘い合わせの上、是非、ご来店下さい!
Little Tree(リトルツリー)は、2012年9月~2015年4月の約2年半に亘り、日本の伝統的なホットケーキが人気を博したホットケーキ専門店(東京・世田谷/研進直営店)です。多くの皆様に惜しまれつつ諸般の事情により休業を余儀なくされました。
ホットケーキ・パーラーFru-Full(フルフル)様はじめ多くの皆様のご支援を得て、ここ湘南平(平塚市)において復活!トレードマークの「ドングリ」の焼印も鮮やかに蘇りました。
*Little Tree(リトルツリー) は、(株)研進の登録商標(名称&ロゴ)です。
詳しい店舗情報はこちら ⇒ 湘南リトルツリー
神奈川県立秦野曽屋高校は、特色ある教育活動として「福祉・ボランティア教育」による地域に根ざした学校を目指しています。進和学園との交流を通じた「福祉」と「教育」の連携は10年目を迎えています。私達が取り組む「いのちの森づくり」の一環として、同校の校庭での植樹・育樹活動を継続している他、生徒の皆さんによる福祉工場「しんわルネッサンス」の見学も行う等、障害者福祉についての理解も深めて頂いています。また、同校の文化祭「秋輝祭」には、毎年お招き頂いて相互の交流を図っています。
2019年9月7日(土)開催の「秋輝祭」においても、進和学園メンバーがお邪魔し展示販売ブースを設営させて頂きました。福祉委員の生徒の皆さんには、資材の運搬から模擬店の準備作業に加え、進和学園の手作りパン・菓子類の販売を当番制でサポート頂きました。
ご丁寧にご指導頂いた齋藤昴良先生(理科ご担当)はじめ諸先生、熱心にお手伝い下さった生徒の皆さんに心より感謝申し上げます。これからも、秦野曽屋高校との交流を大切に育んで参りたいと思います。
関連記事:秦野曽屋高校との授業交流(2018.6.22)
秦野曽屋高校より「しんわルネッサンス」見学(2017.6.16)
アーカイブ:タウンニュース秦野版(2010~2015)
秦野曽屋高校「総合的な学習の時間」(2014.5.15)
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2(二酸化炭素)削減に資する環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。同制度において、私達が推進する「湘南国際村めぐりの森」での森林再生活動を、2015年度下期分・2016年度上期分に続いて、2019年度上期分の支援対象として選定頂きました。3回のご寄附の合計額は、2,864,900円となります。
同社からのご寄附は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金として、2017年度より「湘南国際村めぐりの森」における植樹用の苗木提供(累計4,152本)及び育樹(除草)の日中活動に活用させて頂いています。「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)に所属する障害のある方々(注)の貴重な労賃にも還元されています。
(注)「湘南国際村めぐりの森」の植樹・育樹作業に従事している福祉施設は、現在、次の3法人4
施設となります。主に知的・精神障害のある方々の貴重な就労機会となっています。
① 社会福祉法人進和学園(しんわルネッサンス)
② 社会福祉法人湘南の凪(えいむ)
③ 社会福祉法人湘南の凪(mai!えるしい)
④ 社会福祉法人横須賀黎明会(横須賀ヘーメット)
CO2削減による自然環境保全に加えて、障害者の自立・就労支援にも深いご理解の下にご支援下さっている三機工業(株)様に、心より感謝申し上げる次第です。皆様のご期待にお応え出来るよう、一同で力を合わせて取り組んで参ります。
「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」に関する三機工業(株)様ニュースリリース:
・第17回 2019年度上期分(2019.8.6)
・第12回 2016年度上期分(2017.2.15)
・第11回 2015年度下期分(2016.9. 8)
(クリックして拡大して閲覧出来ます)
朝日新聞(2019年9月4日・朝刊)の「元気のひけつ」というコラム記事において、進和学園のヒット商品「湘南みかんぱん」(全国逸品セレクション準グランプリ獲得)、並びに湘南地区で栽培される「みかん」の摘果/青摘み果実や完熟の規格外トマトを利用した加工商品(ジュース等)が紹介されました。
今般、3代目の理事長に就任した出縄守英理事長へのインタビューを通じて、45年間に亘り受注してきたホンダ車部品の組立の仕事が、障害のある方々の「ものづくり」の力を育み新商品開発に繋がっていること、これからも地域との連携からストーリー性のある付加価値の高い自主製品を手掛けて行きたいとの抱負等を伝えています。
尚、記事中に「かつてはほとんどがホンダの仕事だったが、現在の年間約2億6千万円の作業収入は、ホンダからとそれ以外からが半々・・」との記載がありますが、これは、進和学園の作業会計における「売上高」であり、障害者ご本人への支給工賃の原資は、未だにホンダ車部品事業に大きく依存しているのが実情です。
社会保険、税務、人事・労務分野の書籍や実務専門誌を手掛ける出版社「日本法令」より、「よくわかる在宅就業障害者支援制度の活用と事例 『みなし雇用』のすすめ 」と題する新刊本が発行されました。光栄にも、同出版社からのご依頼を受け、研進の出縄貴史が吉田岳史氏(東京コロニー)と共同執筆させて頂きました。
「在宅就業障障害者支援制度」は、障害者雇用促進法に基づき、自宅もしくは福祉施設で働く障害者に仕事を発注した企業に対して国から特例調整金等の助成金が支給される発注奨励策です。労働施策でありながら福祉的就労分野にも焦点を当てた画期的な制度ですが、十分に活用されていないのが実情です。
本書では、本制度の概要とメリット、活用事例及び今後の普及・活性化に向けた提言を含めて解説しています。
本田技研工業(株)様より研進&進和学園が受注している自動車部品組立をはじめ、本制度を活用している事例を具体的に紹介しています。
本制度は、近い将来、「発注」形態の場合も当該発注企業の障害者法定雇用率に加算される「みなし雇用制度」にも発展する大きな可能性を秘めています。一般就労が困難な多くの障害者に「ディーセントワーク」(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)を提供する上でも本制度の活用が望まれます。
これからの障害者の雇用・就労問題を考える上で、少しでもご参考となれば幸いです。
【目次】
第1章 障害者雇用を取り巻く環境と在宅就業障害者支援制度への期待
第2章 在宅就業障害者支援制度の概要
第3章 制度の活用メリットとインセンティブ
第4章 制度の活用実績と具体事例
第5章 在宅就業支援団体の登録と応用
第6章 制度の普及・活性化と障害者就労の展望
*巻末資料
<特別寄稿>
●公的機関による雇用率水増し問題から見えてくること -法政大学名誉教授 松井亮輔-
●就労支援事業における仕事の確保について -全Aネット理事長 久保寺一男-
●「みなし雇用制度」の導入提言 -慶應義塾大学商学部教授 中島隆信-
<スペシャル・インタビュー>
●この人に聞く;プロップステーション理事長 竹中ナミ(ナミねぇ)
<解説>
●障害のある方の「在宅で働く」を考える -東京コロニー職能開発室 堀込真理子-
●ディーセントワークを実現するマネジメント -法政大学現代福祉学部教授 眞保智子-
<コラム>
専門家・実務家・障害当事者他によるコラム
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
本書では、45年目を迎える研進・進和学園におけるホンダ車部品事業をはじめ具体的な事例を紹介しています。本田技研工業(株)様は、本邦自動車メーカーでは唯一の本制度適用対象とされています。障害者の自社での直接雇用に加え、永年に亘り私共のような福祉的就労分野に貴重な仕事をご発注下さっていることに深い敬意を表する次第です。
2019年8月22日、私達は、Honda本社・人事部様(障害者雇用ご担当部門)に、自動車部品組立のご発注及び「いのちの森づくり」へのご支援等、日頃のご指導ご支持への御礼方々訪問させて頂きました。大変温かくお迎え下さり、本書で取り上げた制度の活用や「みなし雇用制度」導入への期待等、障害者雇用・就労を巡る意見交換を行う貴重な機会となりました。
アーカイブ(ホンダ様との交流)
進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、湘南産ブルーベリーの摘み取りが真っ盛りです。今年は、7月が天候不順で日照時間も短く心配されましたが、猛暑の到来と共にブルーベリーもたわわに実り、福祉工場「しんわルネッサンス」の日中作業として摘み取りを行っています。進和学園だけでは収穫し切れない自然の恵み、連携福祉施設の皆さんに加えて一般のお客様にも「観光農園」として開放しお楽しみ頂いています。
2019年8月5日、ブルーベリーの摘み取り体験と、私達が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」でのランチを組み合わせたツアーを企画、14名のお客様をお迎えしました。午前中、約1時間をブルーベリー摘み取りに充て、昼食は「かながわの景勝50選」にも指定されている湘南平にある「湘南リトルツリー」へ移動!特製の「ブルーベリースム-ジー」のウェルカムドリンクで火照りを落ち着かせたところで、「どんぐり印」が可愛いホットケーキが登場!ご参加頂いた皆様より好評を博しました。
美味しく楽しい栄養満点のサマー企画、夏休みの思い出づくりにも最適です。皆様も是非お試し下さい。
湘南ブルーベリー摘み取り体験&「湘南リトルツリー体験」ツアー(案内チラシ)
(注)送迎(平塚または鶴巻温泉駅)・昼食・お土産付きツアーは、4名様以上から(要予約)
となります。ブルーベリー摘み取りのみの場合は、下記の「ご案内」をご参照下さい。
<ブルーベリー摘み取りのご案内>
・場所:ブルーベリーガーデンしんわ (神奈川県平塚市上吉沢1520-1)
アクセス ⇒ 地図ご案内(しんわルネッサンス&(株)研進)
・入場料:無料
・お持ち返り:100gにつき200円(税込)(市価の半額近く)
・その他:①福祉工場「しんわルネッサンス」の施設(ロビー、トイレ、自販機等)をご利用
頂けます。
②摘み取り作業中のブルーベリーは「食べ放題」です。
③「しんわルネッサンス」の稼働時間内(9:30~17:00頃)であれば
時間制限はありません。
④進和学園の自主製品(トマトジュース、湘南ゴールドジャム、しいたけ等)、
ご希望がございましたらお買い求め頂けます。
⑤「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品組立及び農産物加工「湘南とまと
工房」の見学も可能です。
・お申込み:(株)研 進(進和学園窓口会社)担当:出縄(イデナワ)TEL:0463-58-5414
*前日までにお申し込み下さい。完全予約制となります。
*受付 9:30~16:00/摘み取り 9:30~17:00
・ご参考:地元情報紙の記事をご参照下さい。
⇒ タウンニュース平塚版 「ブルーベリーたわわに 進和学園の観光農園」(2019.8.1)
タウンニュース平塚版 「果物狩りで福祉に貢献 進和学園が体験者募集」(2018.8.2)
タウンニュース平塚版 「観光農園へようこそ」(2017.8.10)
2019年8月4日(日)、本田技研工業・埼玉製作所狭山工場において、恒例の「真夏の祭典」が開催されました。この日も猛暑でギラギラと太陽が照りつけましたが、暑さをはねのけ、Hondaの社員・ご家族・地域の皆様が集い大盛況の賑わいとなりました。
Honda様と私共の取引は、今年で45年目!お陰様で障害のある方々と自動車部品組立の仕事を通じて「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合っています。本業を超えて、色々な機会に交流を深めて頂いており、先日の都市対抗野球大会に続いて、盛夏のイベントを堪能しました。
今回も、研進&進和学園は模擬店を出店!私達が搾汁しているトマト&みかんジュースをはじめとするドリンク類、湘南みかんぱん、各種クッキーに陶芸・クラフト品等の自主製品を販売させて頂きました。
日頃よりお世話になっているHonda社員の皆様、そして大勢の地域の方々にお立ち寄り頂きました。貴重な交流の場をご提供下さった、Honda様、主催者の労働組合並びに「むさしの会」の皆様に心より感謝申し上げます。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との交流)
無農薬・無化学肥料の湘南ブルーベリーをご賞味下さい!
* * * * * * * * * * * * * * *
進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、湘南産ブルーベリーの摘み取りをお楽しみ頂けます。湘南の陽光を浴びた栄養満点のブルーベリーの品質は、プロの方々からも高く評価されています。
夏休みの思い出づくりにも最適です!ご家族、ご友人お誘い合わせの上、是非、お越し下さい!
皆様のご来場をお待ちしております!
<ブルーベリー摘み取りのご案内>
・場所:ブルーベリーガーデンしんわ (神奈川県平塚市上吉沢1520-1)
アクセス ⇒ 地図ご案内(しんわルネッサンス&(株)研進)
・入場料:無料
・お持ち返り:100gにつき200円(税込)(市価の半額近く)
・その他:①福祉工場「しんわルネッサンス」の施設(ロビー、トイレ、自販機等)をご利用
頂けます。
②摘み取り作業中のブルーベリーは「食べ放題」です。
③「しんわルネッサンス」の稼働時間内(9:30~17:00頃)であれば
時間制限はありません。
④進和学園の自主製品(トマトジュース、湘南ゴールドジャム、しいたけ等)、
ご希望がございましたらお買い求め頂けます。
⑤「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品組立及び農産物加工「湘南とまと
工房」の見学も可能です。
・お申込み:(株)研 進(進和学園窓口会社)担当:出縄(イデナワ)TEL:0463-58-5414
*前日までにお申し込み下さい。完全予約制となります。
*受付 9:30~16:00/摘み取り 9:30~17:00
・ご参考:地元情報紙の記事をご参照下さい。
⇒ タウンニュース平塚版 「ブルーベリーたわわに 進和学園の観光農園」(2019.8.1)
タウンニュース平塚版 「果物狩りで福祉に貢献 進和学園が体験者募集」(2018.8.2)
タウンニュース平塚版 「観光農園へようこそ」(2017.8.10)
私達は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月26日に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとして頂きたいというご提案に基づくものです。2017年秋に自生種の「ヤマユリ」の球根を福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に植え付け、球根からの栽培は2年目を迎えています。そして、昨年より1ヶ月近く開花が遅れましたが、今年も美しい花を咲かせました。あの事件から3年が経過、このプロジェクトに込められた追悼の念をヤマユリ自体が受け止めて精一杯頑張ってくれているようにも感じます。
無念な事件により犠牲となられた方々の鎮魂を祈り、決してこの事件を忘れず「共生社会」の実現に近付けるためにも、私達が出来るささやかな取り組みを続けて参りたいと思います。
栽培記録:球根からの栽培/2年連続でヤマユリ開花(2019.8.1)
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公益社団法人日本発達障害連盟の機関誌「JL NEWS」(2019年7月号)は、「津久井やまゆり園事件から3年~それぞれの立場で、取り組みを~」と題する特集を組みました。その中で、進和学園「しんわルネッサンス」の瀬戸利彦施設長が、「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトについて寄稿した文章が掲載されています。
⇒ JL NEWS 「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト
(瀬戸利彦)/(2019年7月号:公益社団法人日本発達障害連盟)
植樹後13年を経て二酸化炭素を約34トン固定した「しんわルネッサンスの森」
福祉工場「しんわルネッサンス」を囲む植栽を宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いたのは、2006年の春でした。「その土地本来の木による本物の森」を目指し、自然種の広葉樹52種類、4,888本を、進和学園関係者及び地域の方々やボランティアの皆様、約570名が集い植えたことを昨日のように思い出します。あれから13年が経過。混植・密植方式(宮脇方式)で植樹した30~50CMの小さな苗木は、今では12m以上にも生長して見事な森となっています。「仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。」という宮脇先生の教えは、個性を尊重して切磋琢磨し、競争しながら少し我慢して共に生きるという「多様性」と「共生」の理念を、私達に伝えてくれています。この植樹祭が契機となり、進和学園における「いのちの森づくり」プロジェクトはスタート!福祉・環境・教育・労働の連携を目指す取り組みは、進和学園に加えて10施設以上の福祉施設の森づくりチームから成る「どんぐりブラザーズ」活動に発展し、「森づくり」を通じた「人づくり」、障害のある方々の就労機会の創出と工賃還元にも繋がっています。
2019年7月25日、植樹地の保全作業を、混植・密植方式の植樹に豊富な実績を有すエスペックミック(株)様にお願いしました。道路へ伸びて通行の妨げとなる横枝の剪定や建物の採光のための枝打ち等を実施しました。エスペックミック(株)様には、2006年の植樹祭以来、植樹地の管理についてアドバイスを頂くと共に木々の生長についてのモニタリングも行って頂いています。今回、上記保全作業と共に「しんわルネッサンスの森」のカーボン・オフセット(二酸化炭素固定)効果について試算をお願いしました。その結果、この13年間で固定した二酸化炭素は33,927kg、即ち、約34トンに上るとの報告を受けました。直近の2年間では、12,728kgと試算され、年間約6.36トンの二酸化炭素を固定する効果があることが判明しました。この素晴らしい森に見守られて、日々の活動に励むことが出来る幸せを痛感しています。
「しんわルネッサンス」樹林調査データ(2019.7.25)(提供:エスペックミック株式会社)
第90回都市対抗野球大会に、Honda様は、狭山市(埼玉県)、鈴鹿市(三重県)及び大津町(熊本県)代表として3チームが3年連続で出場されました。
2019年7月15日、Honda鈴鹿チーム及び狭山チームが初戦を迎えました。熊本チームは18日に第1回戦の試合が組まれています。
ホンダ車部品の組立に従事している進和学園/小田原支援センター/フレッシュ・ベルカンパニー及び研進のメンバーは応援団を組んで東京ドームへ!Honda鈴鹿(第1試合)及び狭山チーム(第3試合)の応援席で、 Honda社員の皆様はじめ各地の方々、大勢のファンの皆様と一丸となって声援を送りました。
「全開Honda」「熱闘鈴鹿」「フルスロットル」「ライトニングHonda」・・次々に繰り出すお馴染みの応援歌を高らかに歌い上げ、チームHondaの一員として応援に加わり、感動を分かち合いました。この感動を胸に刻み、日々の仕事にも一層励みたいと思います。
Honda公式応援歌
Hondaの皆様とは、本業への多大なご支援に加えて、各種のイベントや様々な局面で交流を深めて頂いており、心より感謝申し上げる次第です。
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)はじめ多くの皆様のご指導ご支援を得て、お陰様で13年目を迎えています。障害のある方達から成る「どんぐりブラザーズ」には、現在、12の福祉施設が参加、ドングリや木の実から苗木を育て、各所での植樹・育樹活動による「森づくり」を通じた自然環境保全や障害者の自立・就労支援にも繋がっています。
2008年に「いのちの森づくり友の会(基金)」を発足させ、福祉・環境・教育・労働の連携を目指す活動の趣旨に賛同頂ける個人・団体・企業の皆様より広くご支援を頂けるようになりました。皆様のご厚意による基金は、公共性が認められる場所(公園・学校・防潮林・道路側道等)への苗木寄贈による植樹活動を支え、苗木の栽培や植樹後2~3年間は必要となる育樹(除草)作業を福祉施設利用者の工賃に還元することを可能としています。これまでに出荷した苗木は26万本(内「友の会」基金を活用して提供した苗木は約10万2千本)を超え、障害者に「ディーセントワーク(Decent Work):働き甲斐のある人間らしい仕事」をもたらしています。
このたび、「いのちの森づくり」を紹介するパンフレット(A4版8ページ)及び「友の会」ご支援者への直近の活動を報告する「会報」第10号(A4版12ページ)を発行しました。「友の会」の会員様並びにご寄附・助成・協賛頂いている皆様には、登録住所宛てに送らせて頂きます。
皆様のご期待に沿えるよう、今後とも一同力を合わせて取り組んで参ります。引き続き宜しくご支援を賜りますようお願い申し上げます。
TRUNK(HOTEL)は、新しい社会貢献のスタイル<ソーシャライジング>の発信拠点として注目を集めるホテルです。<ソーシャライジング>、それは「自分らしく無理せず等身大で社会的な目的を持って生活すること」、ホテルの内装デザイン・インテリア。客室にあるアメニティやミニバー。ストアで購入できるアイテム、テイクアウトできるコーヒー・・・、そこにあるのは、ソーシャライジングを体感できる様々な仕掛けです。「“誰かのために” “何かのために”なりたい」との想いを贈るブティックホテルです。
このたび、大変光栄なことに同ホテルの売店TRUNK(STORE)において、障害のある方々が手掛けた「湘南とまと工房」のトマト&みかんジュースをお取り扱い頂くこととなりました。
2019年7月2日、進和学園の「湘南とまと工房」の職員と担当者及び研進スタッフの代表が、初回納品方々、同ホテルの皆様にご挨拶に伺いました。ホテル・スタッフの皆様には、大変温かくお迎え頂き親しく交流する素晴らしい機会となりました。
「湘南とまと工房」は、手に取って頂いたお客様の喉を優しく潤し、ジュースの背景にある物語を知った全ての人々を幸せにする「心のギフト」です。
皆様、TRUNK(HOTEL)(東京・渋谷)に是非、お立ち寄り下さい。
2019年7月2日、トヨタ・グループの特例子会社トヨタループス(株)社長の有村秀一様及びトヨタ自動車(株)人材開発部スタッフの皆様、合わせて3名様が福祉工場「しんわルネッサンス」に来訪され、研進・進和学園が取り組むホンダ車部品事業をご視察されました。
今後、障害者法定雇用率(現行2.2%)の引き上げが予定される中で、日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ様・ホンダ様にとっても、障害者雇用は喫緊の課題となっています。特に、身体・知的障害に加えて精神障害のある方達の雇用や就労支援の在り方が問われており、障害特性を踏まえた仕事の切り出しや職場環境の整備、いわゆる「合理的配慮」への対応も注目されています。
ホンダ様から受注し45年目を迎えている自動車部品組立について、治工具を駆使した品質保証やA型(雇用型)・B型(非雇用型)・就労移行の各メンバーによる役割分担及び工程管理を中心に熱心にご覧頂きました。また、障害者雇用・就労支援に係わる率直な情報・意見交換を行う有益な機会となりました。当方から、今後の障害者の就労対策としては、企業による直接雇用のみならず、発注ベースの場合も法定雇用率に加算する「みなし雇用制度」(注)の導入が期待される旨を強調してご説明申し上げました。
企業グループの枠を超えて、トヨタの皆様にご来訪頂き交流が叶いましたことは、大変光栄なことと感謝申し上げると共に深く敬意を表する次第です。トヨタ様・ホンダ様には、これからも、企業の社会的責任(CSR)の一環として日本の障害者雇用・就労支援を先導願えれば幸甚です。
(注)「みなし雇用制度」について(参考資料)
「JL NEWS」2017年5月号No.111「『みなし雇用制度』の提言」(日本発達障害連盟)
日本経済新聞「障害者雇用の拡大へ/施設への業務委託活用を」(2016.11.3)
「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015.12)(日本法令 )
2019年6月27日、(株)ホンダロジスティクス社長の永井髙志様及び本社総務部の皆様が来訪され、福祉工場「しんわルネッサンス」の取り組みをご視察下さいました。同社は、Hondaグループの中核的な物流会社で、私達が組み立てている自動車部品の輸送及び納入代行を安全・迅速・確実に実践頂いています。
ホンダロジスティクス様には、本業でのお付き合いに加え、進和学園の自主製品(菓子類・ジャム等)のご利用や学園が栽培した苗木を同社物流センターの植栽計画に活用頂くと共に 「いのちの森づくり」プロジェクトに対してもご寄付を継続頂くなど、障害者の自立・就労支援にも大きく貢献されています。日頃のご支援に、心より感謝申し上げる次第です。
この日は、ご多忙のところスケジュールを調整頂き、社長の永井様直々のご来訪が実現しました。「しんわルネッサンス」で作業に励むメンバ-及び学園・研進スタッフとも親しく交流、福祉工場に明るい笑顔が弾けました。45年目を迎えているホンダ車部品事業は、福祉と企業の連携事例として社会的にも高く評価頂いていますが、これからも皆様のご厚意ご期待にお応えできるよう、一同で力を合わせて取り組んで参ります。
参考:Photo Album Chart (2019.6.27)
ホンダロジスティクス様お取引先懇談会(2019.4.12)
ホンダロジスティクス様 企業緑化の取り組み(2016~2017年度)
ホンダロジスティクス様「安全・品質・環境への取り組み」(PDF)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との連携)
NPO法人時ノ寿の森クラブ様は、静岡県掛川市倉真を拠点に、長期に渡り手入れが行われず荒れてしまった人工林(主にスギ林)を切り出し、「その土地本来の木による自然の森」を再生する地道な取り組みを続けておられます。
2019年6月22日(土)開催の「いのちの森づくり植樹祭」もその一環で、自然種の広葉樹13種類1,000本を植えました。幸いにも、前日の雨も上がり大勢の市民や関係者が集い、山間部の山道添いの斜面を中心に5班に分かれて植樹作業に励みました。子供達も多く参加しましたが、オレンジ色のヘルメットを着用した時ノ寿の森クラブの皆様の丁寧なご指導を受け、一人一人が命を大地に植える貴重な機会を体験することが出来ました。
時ノ寿の森クラブ様とは、宮脇 昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いているご縁で、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトとの連携を継続しています。今回も、私達が運営する「いのちの森づくり友の会」より、下記の企業様(注)からのご寄附を活用して苗木を提供させて頂きました。障害のある方々が栽培した苗木も多数含まれており、これらの苗木が健全な森を育み、水源涵養・防災に加え、地球温暖化や花粉症対策にもお役に立てば嬉しく思います。
(注)下記の企業様はじめ皆様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を活用して、苗木1,000本を寄贈させて頂きました。「いのちの森づくり」に従事する障害のある方達の自立・就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
主な協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木338本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木300本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
ホットケーキパーラーFru-Full | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄付を通して提供。 |
2019年6月14日、進和学園の感謝デー「あじさいまつり」の初日に、本田技研工業(株)埼玉製作所の皆様をお迎えし、学園各施設の活動をご視察頂きました。
Honda様より受注している自動車部品の仕事は45年目を迎え、「ものづくり」を通じて、障害のある方達と「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合って参りました。進和学園の発展や歴史は、Honda様の永年に亘る親身なるご支援なくして語ることは出来ません。毎年、この「あじさいまつり」と「クリスマス交流会」に、貴重な時間を割いてご慰問頂いており、今回は、埼玉製作所購買業務部の皆様4名が来訪され、親しく交流を図って頂きました。
Honda様が、障害者の直接雇用に加え、私共のような福祉的就労分野に継続して仕事をご発注下さっていることに、深い敬意を表する次第です。これからも、皆様のご期待にお応え出来るよう、福祉だからといった甘えを封じて品質保証と工程管理に万全を期し、更なるレベルアップに向け挑戦して参ります。
Honda様と共に築いて来た実績は、「民福連携」(企業と福祉の連携)の先進好事例として社会的にも高く評価頂いていますが、今後、日本の障害者福祉の改善に向けた発信や制度提言にも注力して参りたいと思います。
Photo Album Chart /Honda様 ご視察 ①(しんわルネッサンス/2019.6.14)
Photo Album Chart /Honda様 ご視察 ②(その他/2019.6.14)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に45年)
今や国民病とも言われる「花粉症」の原因となっているスギやヒノキの人工林を間伐し自然種の広葉樹を植樹して、花粉症削減を目指すプロジェクトが広島県神石高原町を拠点として進められています。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様が主催し、神石高原町における「ふるさとチョイス(ふるさと納税)」による寄付金も活用して、花粉症削減のみならず地球温暖化対策(CO2削減)、水源涵養、生物多様性等に係る自然環境保全や山崩れ対策といった防災にも資する森林再生を行うものです。荒れた人工林に手を入れて間伐し、日照を入れて「その土地本来の木による本物の森(自然林)」を復活させます。私達が取り組む「いのちの森づくり」も本プロジェクトと連携、神石高原町にて収集したドングリを進和学園に送って頂き発芽させて苗木を育て、同地に里帰りさせて植樹を行う計画です。
2019年6月8日(土)、神石高原町のスギ林において記念すべき第1回の植樹イベントが実施されました。地域の方々にピースウインズ・ジャパン代表の大西健丞様はじめスタッフの皆様、植樹の技術的な指導を担うエスペックミック(株)、及びNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、そして、研進スタッフを合わせ約25名が集い、10種類1,000本の自然種の苗木を植樹しました。
1年半前の2017年の秋に、神石高原町の幼稚園児が拾ってくれたシラカシとコナラのドングリから進和学園で栽培した苗木が、未だごく一部ですがこの日に里帰りさせて植えることも出来ました。前日に事務局スタッフが植えた1,000本の植樹地に続く山の斜面に沿って、子供達や高校生も一緒に力を合わせ作業し爽やかな汗を流しました。前日分と合計して、2,000本(注)の植樹が実現しました。
(注)今回、広島県産の苗木が揃わなかったことから、進和学園のある神奈川県産やその他地域を母樹とする苗木を多数利用しました
が、DNA(遺伝子)による地域特性に支障を生じない樹種を選定して対応しています。
関連記事:森林再生を通じた花粉症対策プロジェクト(2018.11.10)
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン様/ニュース・リリース(2017.12.6)
2019年6月5日(水)、日清製粉グループ様において、「里山BONSAI」ワークショップが開催されました。本企画は、進和学園で育てた苗木を使ってBONSAIをつくるワークショップとなっており、株式会社環境ビジネスエージェンシー様がコーディネートされ、今年で3回目となります。鈴木敦子様(環境ビジネスエージェンシー代表取締役)のプレゼンテーションに続いて弊社の出縄貴史より、進和学園はじめ福祉施設が取り組む植樹活動について紹介させて頂きました。弊社が本企画の講師を務めるのは、昨年に続いて2回目であり大変光栄なことと感謝申し上げます。
私達は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する「いのちの森づくり」プロジェクトを推進しています。福祉・環境・教育・労働(企業)の連携を通じて福祉的就労の拡充を図り、Decent Work(働き甲斐のある人間らしい仕事)を追求する取り組みの一端をご案内申し上げました。
ご参加頂いた皆様は、大変熱心に聴講され「里山BONSAI」づくりにも積極的に取り組んで頂きました。地球温暖化という世界共通の課題に対するCO2削減や、手入れが行き届かずに荒廃した森林を豊かな里山や自然の森に蘇らせるにはどうしたら良いか?生物多様性を育み水源涵養や防災にも資する植樹・緑化活動の意義を考える良い機会となれば幸いです。
日清製粉グループ様が、このような社内企画を継続され、社員の啓発・人材育成や環境保全の分野でも企業の社会的責任(CSR)を全うされる姿勢に深い敬意を表する次第です。
観光農園として人気を博しているブルーベリーガーデン旭(神奈川県足柄上郡大井町)においては、園主の小宮真一郎様が、「農園の一部に鎮守の森を創り、日本の伝統文化を継承して千年後まで続く癒しの場としたい」という情熱を抱かれ、これまで、園内数ケ所に進和学園で栽培した苗木を利用して植樹活動に注力されています。
2019年6月4日、小宮様達と進和学園&研進メンバーが協力して、スギの人工林を間伐したスペースに潜在自然植生種の広葉樹300本を混植・密植方式で植樹する機会に恵まれました。眼下には、小さな実が次第に膨れているブルーベリー畑が広がり、遠方には相模湾と山々を望む素晴らしい景観を楽しみながら、「森づくり」談議と植樹作業を楽しみました。
小宮様には、進和学園の福祉工場「しんわルネッサンス」に隣接するブルーベリー畑の運営について、その栽培に係る技術的なご指導を仰いでいますが、加えて、私達が実践する「いのちの森づくり」にも深いご理解を示して下さっています。私達に、貴重な植樹地をご提供頂くと共に、障害のある方達が手掛けた苗木をご発注下さっています。心より感謝申し上げる次第です。
自然の森に囲まれた美しい農園が、この地域にとって掛け替えのない癒しの場となることは間違いありません。
【アーカイブ】
ラッシュ・ジャパン様助成 ブルーベリーガーデン旭 植樹祭(2013.4.13)
アーサーホーランド牧師と植樹/ブルーベリーガーデン旭(2012.4.7)
豊島区からの進和学園への「苗木」優先発注実績:累計15,989本東京都豊島区では、緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを2009年度に開始し、今年は11年目を迎えています。この活動をより広く展開し、更に「みどり」の波を起こすために「としまグリーンウェイブ2019」を実施しています。
地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムが組まれていますが、今春も、区民への苗木配布を企画して進和学園が手掛けた苗木を優先発注頂いており、これまでの累計本数は、1万5,000本を超えています。
2019年6月2日(日)、豊島区庁舎(としまセンタースクエア)において、「つる植物・『いのちの森』 春季苗木配布」が行われました。自然種の広葉樹(ジンチョウゲ、サツキ等)10種類の苗木を、合計970本を区民の皆様にお持ち帰り頂きました。苗木の配布には、進和学園&研進スタッフも参加させて頂き、区役所及び地域の皆様とも交流しながら苗木をお渡ししました。
豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注 に 感 謝 !
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々にとって大きな励みとなっています。
同法の適用も合わせ、障害者の働き甲斐や生き甲斐に繋がる官公需の発注事例が増えることが期待されます。
2019年6月2日(日)、進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」(平塚市)において、法政大学現代福祉学部の眞保智子教授のゼミに所属する2年生と4年生の学生9名が集い、フィールドワークが実施されました。誠に光栄なことに、研進の出縄貴史が講師を務めさせて頂きました。
進和学園におけるホンダ車部品事業をはじめ、農産品加工、地元スーパーでの施設外就労や「いのちの森づくり」の事例を紹介、福祉的就労現場における問題意識と我が国の障害者福祉制度が抱える課題、並びに今後の施策への提言等を解説し質疑を交わしました。
学生の皆さんには熱心に参加頂き、眞保教授にも適宜コメントを頂戴して、障害のある方々が働き甲斐を感じて一定の処遇を得て自立するために、今後、如何なる対応が求められるかを考えました。
約1時間半のゼミを終えて、「ともしびショップ湘南平」の1階で私共が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」でランチを取りながら交流し、楽しい一時を過ごしました。
これから社会に羽ばたく学生の皆さんには、既成概念に捕らわれない広い視野と柔軟な思考から物事の本質を見極め、社会の「在るべき姿」を追求して行って頂きたいと思います。
【当日配布した資料の一部】
職業能力(生産性)と賃金・工賃の相関関係を「就労形態モデル」として示しています。
「雇用(労働)」と「非雇用(福祉)」の格差を是正し、労働施策と福祉施策の連携・融合
を図る必要があります。
2019年6月1日(土)、松田町自然館(神奈川県足柄上郡)において、自然観察行事「いのちの森づくり」が開催されました。木を植えてカブトムシを育てようという試みで、3年連続で研進&進和学園スタッフが講師を務めさせて頂きました。絵本「山に木を植えました」(注)を教材とした紙芝居に、子供達は身を乗り出して興味津々の様子でした。木を植えることが、虫や動物・魚、そして私達の命をも育むことを学ぶと共に、自然館の一画に広葉樹の苗木20本を実際に植える体験をして頂きました。
植樹を終えた後、子供達は、自然館からカブトムシの幼虫を譲り受け、育て方を教えてもらいました。木を植え、カブトムシの幼虫を目前として、自然の大切さや命の尊さを実感する貴重な機会となったのではないでしょうか?
植樹した苗木の生長を子供達の成長と重ねて見守りたいと思います。これらの苗木は、進和学園メンバーがドングリや木の実から大切に育てたもので、今回も、多くの皆様からの寄付金による進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
松田町自然館での一連の植樹活動は、館長の渡邊建雄様はじめ関係者の深いご理解ご支持の下、福祉・環境・教育の連携事例を蓄積しています。
(注)「山に木を植えました」
(スギヤマカナヨ 作、畠山重篤 監修/講談社)
山に木を植える/ドングリや木の実がなり動物が食べる/落葉により土壌が豊かになり微生物が増える/有機物・栄養素を生み出す/水に溶けた栄養は川や海に注ぎプランクトンや海藻を育む/プランクトン・水生動物・海藻を小魚が食べる/大きな魚は小魚を食して成長/鳥や動物も魚や小さな生物から栄養を摂る/そして、多くの生物や植物は私達人間の食材となり命の源となる。・・・木を植えることが、「食」、即ち「命」の連環に繋がることを分かり易く教えてくれます。
アーカイブ:松田町自然館「いのちの森づくり」(2016.6.11)
2019年5月29日(水)、本田技研工業(株)和光ビルにおいて、私達が直接お伺いして「おやつで社会貢献」と銘打つ社内販売会を開催させて頂きました。全国逸品セレクションで準グランプリに輝いた「湘南みかんぱん」やクッキー、ドーナツをはじめとするスイーツ類、そして、「湘南とまと工房」のトマト・ジュースも登場し盛況の賑わいでした。
Honda様の和光ビルでの販売会は7回目(青山本社を含めて12回目)、同社並びにホンダ開発(株)様のご支援を得て、毎年、数回、実施させて頂いており、今回もホンダ社員の皆様と交流しながら大きな成果を挙げることが出来ました。
Honda様には、永年に亘り障害のある方々に自動車部品組立の仕事をご発注頂き、「働く喜び」「役立つ喜び」に繋がっています。様々な局面で貴重な体験や交流の機会をご提供賜り、厚くお礼申し上げます。皆様のご厚意ご期待にお応え出来るよう、一同、力を合わせて日々の業務に尽力して参ります。
研進・進和学園/ホンダ車部品事業 ホンダ開発(株)様のご指導
アーカイブ(ホンダ車部品事業の歩み)
2019年5月25日(土)・26日(日)、テレビ神奈川(tvk)主催「2019秋じゃないけど収穫祭」が、横浜公園・日本大通り地区で開催され、今回も、tvk様のご支援を得て参加させて頂きました。tvk様が推進される「どんぐりドリーム大作戦」と進和学園の「いのちの森づくり」との連携は9年目を迎え、この恒例のイベントをはじめ、湘南国際村(横須賀市)での植樹祭等の実績を蓄積しています。
ブースでは、障害のある方々がドングリや木の実から育てている「ポット苗」を展示すると共に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導に基づく「いのちの森づくり」の活動を紹介させて頂きました。周囲には、自然環境系のNPOや団体も多く出展し、関心の高い皆様もお立ちより下さり、苗木の栽培や「森づくり」に関する意見交換を行いました。また、「森づくりグッズ」(宮脇先生手漉きハガキ、植樹手拭い等)に加え、進和学園のヒット商品「湘南みかんぱん」(全国逸品セレクション準グランプリ)も販売させて頂きました。
森林再生を通じた自然環境保全や防災、そして、障害者福祉について貴重な発信の機会となりましたことを嬉しく思います。
2019年5月25日(土)、掛川市(静岡県)と岩沼市(宮城県)において、巨大地震による津波被害対策を踏まえた「いのちを守る森の防潮堤」構想を実践する植樹祭が開催されました。進和学園「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、両植樹祭に苗木を寄贈させて頂きました。ご支援頂いている個人・団体・企業及び関係の皆様に心より感謝申し上げます。
■掛川市 市民協働による希望の森づくり「潮騒の杜」植樹祭
掛川市(静岡県)は、南海トラフ地震対策として、遠州灘沿岸において生命と財産を守る「掛川モデル」植樹活動を継続されています。今回も、この活動を精力的に推進されているNPO法人時ノ寿の森クラブ様を通じて、大須賀海岸(大渕地内)の防潮林植樹用に自然種の広葉樹の苗木9種類2,700本を提供させて頂きました。市民協働による意義深い植樹祭に約700名が参加し、クロマツの苗木300本と合わせ合計3,000本を植樹しました。進和学園「どんぐりグループ」の代表も参加し、皆様と共に作業に励みました。(下掲の植樹祭参加報告を参照下さい)
苗木は、下記企業・団体様をはじめ多くの皆様のご支援により提供が実現しました。また、この中には、横浜ゴム(株)新城工場様より進和学園へ寄贈頂いた苗木4種類360本が含まれています。皆様の親身なるご支援ご厚意に重ねて御礼申し上げます。
主な協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木800本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木700本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木500本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
ホットケーキパーラーFru-Full | 苗木112本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
横浜ゴム様との連携取り組み
植樹祭参加報告:掛川市「潮騒の杜」植樹祭に参加して(進和学園 井上朝陽)
案内チラシ:掛川市 市民協働の希望の森づくり「潮騒の杜」植樹祭
■岩沼市 千年希望の丘植樹祭 & 収穫祭2019一般社団法人森の防潮堤協会が主催する東北被災地における海岸防潮林を構築する植樹活動の一環です。東日本大震災において犠牲となられた多くの方々への追悼と甚大な被害からの復興を祈念し、災害から命を守ってくれる潜在自然植生種の苗木12,000本が植樹されました。
進和学園では、東北産のドングリや木の実を送って頂き発芽させ、植樹用のポット苗を栽培しています。これまで、多数の苗木を東北被災地に里帰りさせ植樹して来ましたが、今回、下記の企業・団体様はじめ皆様のご支援を得て、森の防潮堤協会様を通じて5種類1,483本の苗木を寄贈させて頂きました。私達が手掛けた苗木が少しでもお役に立てることは、この上もない喜びです。
主な協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木700本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
案内チラシ:岩沼市千年希望の丘植樹祭&収穫祭2019
都市情報雑誌として人気を博している「横浜ウォーカー/YOKOHAMA WALKER」(KADOKAWA)の2019年6月号において、「トマトでキレイになる!」との特集が組まれ、トマトに係る様々な情報が満載されています。その中で「神奈川県産トマトジュース5品を飲みくらべ」と題する記事を掲載、大変光栄なことに、私達が手掛ける「湘南とまと工房」のトマトジュースが5品の一つに選ばれ紹介されました。
「甘味と酸味がバランスよくて料理にも使えそう」「スープのようなとろみがあって飲み応え抜群」「甘すぎず毎日飲みたくなる味わい」と高いご評価を頂きました。「湘南とまと工房」製品は、福祉工場「しんわルネッサンス」の食品加工班で働く障害のある方々が、規格外のトマトを一つ一つ丁寧に下処理をして手作りしています。お客様に喜んで頂けるよう、湘南地区で育てられたトマト、みかん、ブルーベリー等から良い製品をお届け出来るよう、これからも皆で力を合わせて取り組んで参ります。
掲載記事 ⇒ 「神奈川県産トマトジュース5品を飲みくらべ」
「湘南とまと工房」の詳細 ⇒ 進和学園 農産品加工場「湘南とまと工房」
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトでは、自ら育てた苗木を各地に植樹すると共に、植樹地のメンテナンスとして必要な育樹(除草)作業も重要なウェートを占めています。植樹後、2~3年は、苗木の生長よりも雑草の繁茂が激しく日照を遮ったり、つる性植物による被圧により生長が阻害される懸念があり、育樹(除草)作業を行う必要があります。
今シーズンも4~7月にかけて、私達は計画的に植樹地の育樹活動に励んでいます。公共性が認められる植樹地については、皆様からのご寄附や協賛・助成による「いのちの森づくり友の会」基金が、作業に従事する障害者への工賃還元の原資として活用されています。以下、最近の事例をご紹介します。ご支援頂いている個人・企業・団体の皆様に、心より感謝申し上げる次第です。
■高尾小仏育樹祭2019春
2019年5月19日(日)、直近2年間で約6,500本の苗木を植えた高尾小仏の育樹祭が開催され、私達も参加させて頂きました。中央高速道路の小仏トンネル工事の残土から成る広大な盛土場に「自然の森」を再生する取り組みです。
主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会、盛土場を管理される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)の皆様に地域住民代表や一般参加者も合わせ約30名が集いました。植樹地の下方から斜面を登りながら雑草を刈り取りました。雑草も大切な地球資源であり、廃棄せずに苗木の根元に敷いてマルチング材として活かします。皆で協力し合い午前中で作業を終えることが出来ました。
■東京都豊島区 池袋本町電車の見える公園東京都豊島区では、地域の緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進され、有難いことに、これまで進和学園で栽培した苗木について「官公需の優先発注」として多数ご利用頂いています。2013年春に植樹した「池袋本町電車の見える公園」では、8種類400本が進和学園が手掛けた苗木でしたが、6年を経過し5~6mの高さまで立派に生長し区民の憩いの場所になっています。
2019年5月19日(日)、同公園に大勢の方々が集い植樹地の除草や剪定・枝打ちを行う「いのちの森育樹活動」が行われました。研進&進和学園の代表も参加し、地域住民の方々や学生の皆様とご一緒に育樹作業に精を出しました。
■湘南国際村めぐりの森/どんぐりブラザーズの活躍
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、2009年から官民一体となった植樹プロジェクトを推進している湘南国際村めぐりの森(横須賀市)、これまでに5万6,000本以上の植樹を行い厳しい環境ながら着実に自然の森の再生が進んでいます。毎週金曜日、「どんぐりブラザーズ」の一員である地元福祉施設の(福)湘南の凪えいむ/mai!えるしい、(福)よこすか黎明会横須賀ヘーメットの皆さんと研進スタッフが交流しながら楽しい日中作業を継続しています。
一般の皆様にご参加頂くことも可能です。参加ご希望の方は、以下へご連絡下さい。
【育樹作業参加ご希望の皆様へ】
①作業日時:原則毎週金曜日午前中
②集合:AM9:30 JR逗子駅ロータリー
③参加費:無料
④持ち物:軍手
⑤連絡先:(株)研進(進和学園窓口会社) TEL:0463-58-5267
*ご参加される場合は、事前にご連絡の上お申し込みをお願い致します。
里山の風景を身近に感ずるユニークで素敵な緑化プランター「里山ユニット」は、街角に自然の潤いをもたらすとして人気を博しています。色々な種類の植物を寄せ植えしますが、個性を尊重して共生を目指すという点で、私達が推進する「いのちの森づくり」(混植・密植方式による植樹活動)に通ずるところがあります。この「里山ユニット」は、都市緑化及び環境保全を広く手掛ける株式会社ゴバイミドリ様が提供されていますが、同社社長の宮田生美様はじめスタッフの皆様の親身なるご指導の下、進和学園の福祉工場「しんわルネッサンス」の「どんぐりグループ」がその制作を請け負わせて頂いています。ご注文を受ける度に、一同、和気藹々と楽しく「里山ユニット」づくりに励んでいます。
これに加えて、今般、進和学園の生活介護施設「はばたき進和」の園芸班が、多数の「里山ユニッット」を一定期間お預かりして、水やり作業を請け負わせて頂くこととなりました。東京・世田谷区の街路に設置される予定で、現場の工事が完了するまでの数ヶ月間、施設内のスペースにズラリと並んだ「里山ユニット」の水やり作業に精を出しています。進和学園では、生活介護施設における日中作業についても充実したものとするために工夫を凝らしていますが、「里山ユニット」への水やり作業は、園芸班の「働く喜び」「役立つ喜び」にも繋がっています。
優しく丁寧にご指導を頂いているゴバイミドリ社長の宮田様はじめスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。
掲題植樹祭が、2019年5月12日(日)、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において500名以上が集い大盛況の内に開催されました。今回も、「その土地本来の木による本物の森」を再生すべく、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される潜在自然植生に基づく広葉樹33種類、4,000本の苗木を密植・混植しました。リハビリ療養を続けておられる宮脇先生も車椅子で参加され、ステージから力強くご挨拶されました。久し振りに先生をお迎えし、スタッフ一同も気合を入れて臨みました。
今回の植樹地は、10区画の内9区画は急斜面で、幅1.5m/横幅約40mという細長い地形で導線も限られていたため、参加された皆様が所定の植樹地に入り作業を開始するまで時間を要しました。また、身動きが制約されることから、作業も容易ではありませんでしたが、お互いに声を掛けて協力し合い、苗木やマルチング材の稲わらは、バケツリレー方式で運ぶことにより、無事に植樹を行うことが出来ました。自然の大切さや命の尊さを感じる貴重な体験となったのではないでしょうか。作業を終えた皆様の爽やかな笑顔が弾けました。
有り難いことに、今回も、「どんぐりブラザーズ」(進和学園、湘南の凪、横須賀ヘーメット他)が栽培した苗木を多数ご利用頂きました。皆様と親しく交流を図りながら、自然と触れ合う素晴らしい時間を共有しました。ご参加下さった皆様はじめご支援頂いた企業・団体、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
本植樹祭も、多くの皆様から温かいご支援を賜りました。苗木の提供については、下記企業・団体様(敬称略)のご協賛により実現しました。湘南国際村での植樹活動は、自然環境保全や防災に加え、情操教育や啓蒙活動、そして、障害者の自立・就労支援にも繋がっています。皆様のご理解ご支援に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ | 苗木1,291本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
三機工業(株) | 苗木688本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木666本をご購入頂き提供。 (湘南国際村めぐりの森 混植・密植グループを通してご発注) |
大樹生命保険(株) | 苗木444本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木200本をご購入頂き提供。 |
(株)トヤマ | 苗木111本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金 へのご寄附を通して提供。 |
*また、上記の苗木には、下記企業様(敬称略)が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培
を引き継がせて頂いた苗木が相当数含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)/ (株)テレビ神奈川/(株)家具の大正堂
*** 植樹祭の準備作業の様子 2019年5月9日 ***第16回湘南国際村めぐりの森植樹祭(4,000本植樹予定)が3日後に迫った5月9日(木)、「どんぐりブラザーズ」(湘南の凪・横須賀ヘーメット・進和学園)及び研進スタッフは、植樹祭の準備作業に参加しました。
本植樹祭のプロジェクト・リーダーである川下都志子様(一般社団法人Silva代表)のご指導の下、ボランティアの皆様とご一緒に、総勢30名が力を合わせ、トラックからの苗木の荷卸し、樹種別の仕分けと配置等の作業に励みました。10区画の内、9区画は斜面で、苗木を運び上げて配置することは容易ではありませんが、幾つかの班に分かれてチームワークを発揮、「どんぐりブラザーズ」が栽培した苗木も多数ご利用頂いており、植樹祭本番に向けて高まる期待と喜びをひしひしと感じながら、充実した日中作業となりました。
「どんぐりブラザーズ」メンバーの労賃は、多くの皆様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄附を原資として、最低賃金の50%以上が還元されます。ご支援を頂いている皆様に心より感謝申し上げる次第です。
今年で46回目を迎える花と緑の祭典「平塚市緑化まつり/グリーンウェイブひらつか2019」が、2019年4月27日(土)・28日(日)の二日間に亘り平塚市総合公園において開催されました。豊かな緑に囲まれた会場から「緑の波」を街中に広げ、「花と緑のまち」の実現に向け緑化意識の高揚を図ろうというイベントです。キャッチフレーズは「くすの木が 青々しげる 僕の町」。初日(写真)は10連休のスタートと重なりましたが、あいにくの雨天に・・、2日目は明るい陽光に新緑が映える快晴に恵まれました。両日を通じて、緑を愛し求める多くの皆様が集い、緑を考え、緑と触れ合い、そして人と人との出会いと交流を育む貴重な機会となりました。
進和学園も、例年通りブースを設営、「いのちの森づくり」プロジェクトで「どんぐりグループ」が栽培している苗木や陶芸班が手掛けた陶製植木鉢をはじめ、パン・菓子類、湘南トマトジュースや工芸品等を販売させて頂きました。また、学園メンバーが育てたカワラナデシコ(平塚市の花)の苗木の無償配布は、恒例の人気行事としてお馴染みですが、今回も大勢の方々にお持ち帰り頂きました。ご自宅で栽培して楽しんで頂ければ幸いです。
地球温暖化・異常気象の原因とされるCO2(二酸化炭素)を吸収し、環境保全に資するためにも、「グリーンウェイブ」(緑の波)を拡げる取り組みが益々重要となっています。
Monthly Lunch 湘南ゴールドジャムご利用!
NODE UEHARA (ノードウエハラ)様は、小田急線沿線の安全で美味しい食材を厳選して素敵なメニューを提供されているお洒落なカフェ・レストランです。
私達の湘南とまと工房 製品(トマトジュース、各種ジャム等)を店頭販売頂いていますが、この度、有難いことに、ランチ・メニューにも「湘南とまと工房」の自信作「湘南ゴールドジャム」をご活用頂きました。
「Monthly Lunch 」に「湘南とまと工房」製品をご利用下さったのは2回目!前回は、湘南トマトジュースがメインでしたが、今回の「湘南ゴールドのやわらかスペアリブ」も感動の逸品です。本メニューを企画・実施下さった、NODE UEHARA様に心より感謝申し上げます。
NODE UEHARA 様 Monthly Lunch「湘南ゴールドのやわらかスオペアリブ」 (2019.4.22)
2017年春の動画⇒ NODE UEHARA 湘南とまと工房&進和学園フェア
NODE UEHARA 様 アクセス (小田急線・代々木上原駅・北口)
*NODE UEHARA様と同系列のレストランPUBLIE(パブリエ)様(小田急線海老名駅西口)においても、「湘南とまと工房」のトマトピューレ等を使用したメニューをご提供頂いています。皆様、お誘い合わせの上、是非ご賞味下さい。
2019年4月14日(日)、神奈川県秦野市の栃窪スポーツ広場に約400名が集い、自然種の苗木27種類/3,000本の植樹を行いました。「いのちの森づくり2020↗ 宮脇昭復活植樹祭」と銘打つ植樹イベントは、世界的な植物生態学者である宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が、志半ばでご自宅で倒れられてから約4年、91歳になられる今も、未来に向けて自然環境を保全する意欲を示される中で企画されました。リハビリに努められた結果、宮脇先生は復活!2020東京オリンピック・パラリンピックを成功させると共に、人類共通の課題である地球温暖化対策/CO2削減に取り組む必要性を改めて発信し、地球規模で次世代に「いのち」を繋ぐ環境保全を目指した「祈念」植樹祭です。
開会式では、事務局の出雲大社相模分詞の草山清和分祠長、環境省の中井徳太郎総合環境政策統括官、秦野市の高橋昌和市長が挨拶され、本植樹祭の背景及び目的とその意義について説明されました。宮脇先生は、参加者への感謝の気持ちを述べられ、「たったの91歳、これからも頑張ります!」と力強く宣言され、感動のイベントとなりました。先生が指導される混植・密植方式により、地球温暖化や気候変動を抑え、生物多様性を取り戻すために「いのちの森づくり2020↗」が発足、日本発の森づくりを世界へ発信する取り組みが新たにスタートしました。
進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトも、ささやかながらこの取り組みの輪に参画させて頂き、皆様と共に植樹活動に尽力し、少しでもお役に立てればと考えています。
本植樹祭においては、主催者並びに関係の皆様の特段のご配慮の下、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂きました。下記4社(団体)様のご支援・協賛を得て、合計1,770本の苗木を提供させて頂きました。植樹を通じた環境保全に加えて障害者の自立就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
(株)サン・ライフ |
苗木915本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木300本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
いのちの森づくり2020➚ |
苗木222本をご購入頂き提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木222本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
(株)トヤマ | 苗木111本を「いのちの森づくり友の会」基金 へのご寄附を通して提供。 |
植樹祭案内チラシ ⇒ 「いのちの森づくり2020↗ 宮脇昭復活植樹祭」
宮脇昭先生のメッセージ ⇒ 「今なぜ木を植えるのか」(植樹祭パンフレットより 2019.4.14)
2019年4月12日、(株)ホンダロジスティクス様主催の「お取引先懇談会」が東京マリオットホテル(品川)において開催され、私達もご招待賜りました。同社は、Hondaグループの中核的な物流会社で、私達が組み立てている自動車部品の輸送及び納入代行サービスを通じて支えて下さっています。また、進和学園の自主製品(菓子類・ジャム等)のご利用をはじめ、学園が栽培した植樹用苗木を同社物流センターの植栽に活用頂くと共に、 「いのちの森づくり」プロジェクトに対してもご寄付頂き、障害者の就労支援にも大きく貢献されています。
同社の事業概況のご説明や企業表彰が行われた後、同社がサポートしている女子ハンドボールチーム「三重バイオレットアイリス」の櫛田亮介監督と同社社員でもある原希美選手(日本代表チーム・キャプテン)の講話等がイベントに花を添えました。
懇親会では、冒頭、Hondaグループの特例子会社として障害者雇用に先進的な実績を重ねているホンダ太陽(株)様と共に、弊社&進和学園をご紹介頂きました。ホンダロジスティクス社長の永井髙志様はじめ社員の皆様、ホンダ太陽社長の星野博司様にもご挨拶申し上げ、親しく歓談する機会に恵まれました。
ホンダロジスティクス様のご厚意により、今回も、会場で提供されるコーヒーは、私達が手掛ける東ティモール産フェアトレード・コーヒー「カフェ・ブーケ」を、また、お客様へのお土産には進和学園のクッキー&ジュース詰め合わせをご利用賜りました。厚くお礼申し上げます。
45年目を迎えるホンダ車部品事業は、福祉と企業の連携好事例として高く評価頂いていますが、これからも皆様のご期待に沿えるよう、一同、力を合わせチャレンジして参ります。
参考:ホンダロジスティクス様「安全・品質・環境への取り組み」(PDF)
(「社会貢献/社会福祉団体との交流」として、研進・進和学園との交流を掲載)
ホンダロジスティクス様 企業緑化の取り組み(2016~2017年度)
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との連携)
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みです。「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。・・」という理念は、個人・団体から企業まで多くの人々に影響を及ぼし支持されています。
横浜ゴム(株)様も、宮脇先生の指導に基づく「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組まれ、社員の皆様が苗木栽培と植樹に加え苗木の提供活動に注力されています。各工場で栽培された余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて栽培を引き継がせて頂く「いのちの森づくり」の連携は10年目を迎えました。
2019年4月4日、同社平塚製造所様より、プランターで育てているシラカシやヤブツバキの幼苗を多数お譲り頂きました。平塚製造所長代理の廣川一八様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂きました。同社からご寄贈頂いた苗木は、累計42,575本となり、その内、実際に植樹が実現している苗木は合計35,716本(192事案)に及び、私達がこれまでに提供した苗木総数の14%近くを占めています。温かいご支援を継続下さっている同社の皆様に、心より感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み
私達が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が、神奈川新聞(2019年4月4日)の「SHOP編集部セレクト」コーナーにおいて紹介されました。
神奈川新聞 WEB情報サービス「イマカナ」(2019.4.4)
詳しい店舗情報はこちら ⇒ 湘南リトルツリー
進和学園では、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
同財団では、2019年度の各種イベント&ボランティア情報を収録した冊子を発行、「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに関する紹介記事も掲載されています。
2019年10月1日(火)には、本プロジェクトの活動報告会が進和学園を会場として計画され、参加者20名の募集案内も開始されました。
2019年4月1日(月)、特別支援学校を卒業した5名の皆様と進和学園の新入職員及び異動職員を迎え、福祉工場「しんわルネッサンス」において新年度の出発式が執り行われました。
進和学園の就労系施設として中核的な役割を担う「しんわルネッサンス」では、45年目となるホンダ車部品組立作業を中心として、いのちの森づくり、農産品加工「湘南とまと工房」、地元スーパー「しまむら」様との連携による施設外就労等、事業の多角化を推進しています。皆様の希望や適性を踏まえ、充実した福祉的就労の機会を実現するために、進和学園と研進が、役割を分担しながら一致協力して新しい時代を切り開いて行きたいと思います。
特に、研進としては、良質な仕事を確保して皆様に仲介すること、そのために、公的資金に依存しない民間会社としての柔軟かつ活力ある営業活動に注力して参ります。我が国の福祉制度における閉鎖性や縦割構造を打破し、「ディーセントワーク:Decent Work(働き甲斐のある人間らしい仕事)」の提供に尽力して参ります。
近隣のサクラは、ちょうど満開!ここに集う仲間達の夢や希望が花開くように、そして、新しい時代が実り多き良き時代でありますように!