2022(令和4)年度の情報・トピックスを掲載します。
新着情報プラス案件(3月のTOPICS)
◆「いのちの森づくり」育樹活動を再開!
3月は、「いのちの森づくり」における植樹地の育樹(除草)作業を再開しています。平塚近隣では、主に「学校の森づくり」として手掛けている植樹地(太洋中学校、茅ヶ崎西浜高校、伊勢原高校、平塚盲学校等)での作業を進和学園メンバーが担当しています。
一方、静岡県掛川市では、NPO法人時ノ寿の森クラブさんが地元の福祉施設:草笛の会(だいとう作業所)さんと協力して育樹を再開。湘南国際村めぐりの森でも、毎週金曜日の日中活動を再開、3月31日には、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)の理事長:髙橋様と佐竹様も参加下さり、福祉施設4施設&研進も合わせ19名が集い、年度末を締め括り新年度へ繋げる作業を和気藹々と楽しく行いました。
◆満開の桜の花に祈りを込めて!
◆「湘南リトルツリー」お花見特別営業!
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」がある湘南平は、「かながわの景勝50選」に選ばれ、桜の名所としても有名です。
「湘南リトルツリー」は、3月18日(土)から4月2日(日)は、「お花見特別営業」として無休で営業します。
コロナ禍も落ち着いて来ており、引き続き、安全・衛生に注意しつつ、スタッフ一同、皆様のご来店をお待ちしております。春の景色を愛でながら、ホットケーキをはじめとするメニューを、是非、ご賞味下さい。
◆「ハッピースマイルフェスタ in コレド日本橋」
2023年3月6日(月)から10日(金)、「ハッピースマイルフェスタ in コレド日本橋」(主催:Group Happy Smile)が開催されました。福祉施設の自主製品を多くの方々に喜んで購入して頂ける場として、各所で継続的に実施しているイベントです。1月に続いての開催ですが、今回、私達は「委託販売」の形で参加させて頂きました。
東京日本橋の有名な商業施設において、私達が手掛けた製品を販売出来るチャンスです。「委託販売」であることを踏まえ、進和学園(サンメッセしんわ)の人気商品である次の2種類のパンに絞らせて頂きました。
・湘南みかんぱん:「第4回全国逸品セレクション」準グランプリ受賞
・湘南ブルーベリーぱん:「パンのフェスアワード2020」ブロンズ賞
事務局(Groop Happy Smile)の松本邦夫様はじめスタッフの皆様には、今回も大変親身にご支援を頂き、期間中に2回、商品を補充して対応、多くの皆様にお買い上げ頂きました。
【関連記事】 「ハッピースマイルフェスタ in コレド日本橋」に参加!(2023.1.20)
◆「どんぐりハウス」春の訪れ!
進和学園の「どんぐりハウス」では、「いのちの森づくり」に利用する約80種類の苗木を栽培しています。冬の寒さに耐えて、春の訪れを待ちわびていましたが、3月に入りあちらこちらで変化が・・!
ジンチョウゲは、早くも花を咲かせ甘い香りを漂わせています。アセビは、沢山の小さな蕾を付けました。まもなく可憐な白い花を咲かせるでしょう。昨秋、苦労して集めたイロハモミジの種は、育苗箱に撒いて育てていましたが、3月4日、可愛い発芽を確認!命の輝きに、心も浮き立つ春の訪れです。
◆浜松「~KALAプロジェクト」11年目に向けて!
浜松の遠州灘における海岸防潮林構築のため、植樹活動を行う「~KALAプロジェクト」の総会が開催された旨、中日新聞が報じました。私達も、2015年から同プロジェクト・メンバ-に参加、進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂いており、コロナ禍以前は、植樹祭にも駆け付けました。コロナ禍以降も、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して苗木の提供を継続しています。私達が手掛けた苗木が、防災林としてもお役に立てればこの上ない喜びです。
城山熊野神社「鎮守の森」~進和学園の苗木ご利用に感謝!~
城山熊野神社(東京都板橋区)の境内に広がる森は、潜在自然植生による「鎮守の森」です。日本に残された「鎮守の森」は、生態学者の故 宮脇昭先生の研究により世界から注目を集めました。自然の森は、色々な種類の木々が混ざり生物多様性を育みます。人工的に創られた森や開発により劣化した森よりも環境を保全し復元する力を有するため、地震・台風・火災・津波等の災害にも耐えて、地域や人々の命を守ってくれます。
城山熊野神社の「鎮守の森」の調査を行った目黒伸一先生(国際生態学センター)は、宮脇先生の弟子として研究に携わり森林再生を指導されています。この度、目黒先生のお導きにより、城山熊野神社における植樹に、進和学園が栽培した苗木を利用頂ける幸運に恵まれました。
宮司の石川文吉様は、日本の未来を子供達に託すため、「鎮守の森を保育の庭に」を掛け声に、境内に城山幼稚園を開園されたそうで、目黒先生のご紹介により進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトとの連携が実現しました。
2023年3月25日(土)、城山幼稚園に連なる神社敷地内において植樹イベントが行われ、進和学園から苗木502本を提供させて頂きました。苗木代金に加え、進和学園で保有する植樹用のマルチング材(稲わら)も含めて予算を確保下さいました。「いのちの森づくり」に従事するメンバーの工賃にも還元されます。皆様のご支援に、心より感謝申し上げます。
この日は、朝から冷たい雨模様でしたが、石川宮司様に幼稚園の先生方、地域やボランティアの皆様を合わせ、40名以上が集いました。研進スタッフも参加させて頂きました。目黒先生のご指導の下に、潜在自然植生に基づく「混植・密植方式」(宮脇メソッド)による植樹を行いました。豊かさを増す「鎮守の森」が、神社を訪れる人々や幼稚園に通う子供たちを見守ってくれることでしょう!
「自分の家で木を育てよう」~花水地区町内福祉村(花水わくわく教室)~
2023年3月25日(土)、花水地区町内福祉村(神奈川県平塚市)主催の「花水わくわく教室」のプログラムとして、「自分の家で木を育てよう」と題して、「ポット苗づくり」体験イベントが花水公民館において開催されました。同様のイベントを2年近く前の2021年5月にも実施していますが、今回も、私達が推進する「いのちの森づくり」の一環として、進和学園&研進スタッフは、当日の運営をサポートさせて頂きました。苗木や資材の提供その他経費は、前回と同じく、ご支援頂いている企業・団体様からのご寄付から成る「いのちの森づくり友の会」基金を活用させて頂きます。
花水地区の小学生と保護者を中心に20名近くが参加し、最初に、講義形式で、木や森の基礎知識を学びました。木の種類(広葉樹・針葉樹/常緑樹・落葉樹)をはじめ「自然の森」の役割として、二酸化炭素吸収(光合成)や地盤形成等の環境保全・防災に加え、食物連鎖やSDGs(持続可能な開発目標)にも及ぶ充実した内容です。「ポット苗をつくって育ててアゲハチョウをよぼう!」「自分にできるSDGs」・・といった呼び掛けに、子供達も興味を示してくれたようです。
その後、雨天のため急遽、屋内にブルーシートを敷いて設営した「ポット苗づくり」のためのテーブル3台に分かれて、シラカシ、タブノキ、センリョウの幼苗を育苗箱から1本づつポットへ移す作業を体験!皆さん、夢中で作業を行い短時間で320個のポット苗が出来上がりました。
最後に「クイズによる樹木しらべ」も行い、楽しみながら知識を深める絶好の機会となりました。この日、ポット苗づくりを行った苗木は、各自3~4本をご自宅に持ち帰り育てることとしました。2~3年後、生長した苗木を、ご一緒に植樹する計画を立てたいと思います。
平塚信用金庫様 創立90周年記念植樹式 - 平塚市総合公園 ー
平塚信用金庫(ひらしん)様は、今般、創立90周年を迎えられました。神奈川県の県央にある8市1町(平塚、厚木、相模原、大和、座間、海老名、伊勢原、秦野の各市&寒川町)における地域金融機関として発展され、地域経済や人々の暮らしを支えて頂いています。
創立90周年に当たり、種々の企画や行事が実施されていますが、その一環として、2023年3月24日(金)、平塚市総合公園の一画において記念植樹式が開催されました。
有難いことに、進和学園が「いのちの森づくり」プロジェクトとして栽培している苗木を優先的にご利用頂くと共に、平塚市の全面的なご協力を得て、植樹地の造成を含めて一連の作業を進和学園に「仕事」としてご発注賜りました。作業に従事するメンバーにとって大きな喜びであり励みとなりました。心より感謝申し上げます。
当日は、「ひらしん」職員の皆様と公園事務局及び進和学園&研進スタッフ約20名が集いました。土地本来の潜在自然植生の樹種を多数選び、「混植・密植方式」により、創立90周年にちなみ90本の苗木を植えました。シンボルツリーのアカガシは、現在、平塚市内では伐採されて母樹は殆ど見られない希少な樹種です。生長するとドングリを落としますが、木々の生長と地域の発展を重ねて見守り、近い将来、皆様とご一緒にドングリ拾いを行うことを楽しみにしています。
【参考】平塚信用金庫様プレス・リリース(2023.3.15)
植樹式・樹種リスト(25種類90本)
準備作業報告:1回目(2023.2.9) 2回目(2023.3.15) 3回目(2023.3.22)
「ひらしん」様には、進和学園の自主製品の販売促進をはじめ、「いのちの森づくり友の会」基金にも毎年ご協賛を頂いています。
「ひらしん」様による日頃からの親身なるご支援に重ねて御礼申し上げます。企業の社会的責任(CSR)及びSDGs(持続可能な開発目標)の観点に照らしても、深く敬意を表する次第です。
YouTube動画配信 & ママぎゅっと 「湘南リトルツリー」を紹介!
◆ママぎゅっと「ひらつかママレポート」~「湘南リトルツリー」を紹介!~
ママぎゅっと(mama gyuuutto)は、神奈川県平塚市を拠点に、ママの出会いと繋がりをサポートする市民団体です。平塚・大磯の魅力を発信し、定住促進、移住促進、及び地域活性化を目指して活動されています。
同団体発行の「ひらつかママレポート」(2023年3月発行)に、ママ達へのお勧めスポットやグルメ情報が掲載されていますが、光栄にも「湘南リトルツリー」も紹介頂きました。日本の伝統的なホットケーキをはじめ魅力あるメニューを召し上がりながら、皆様の交流を深めて頂けたら幸いです。
◆YouTube動画配信「昔ながらのホットケーキの激ウマ店!湘南リトルツリー」
2023年3月18日(土)、「湘南リトルツリー」の「お花見特別営業」の初日は、あいにくの雨模様でした。常連のお客様が自ら編集するYouTubeで「激ウマ ホットケーキ」として動画配信して下さいました。有難いことに、2回目の収録となります。(1回目は、2021年11月:ドローンによる上空からの映像も新鮮でした!下記の【参考】よりご覧下さい)
底冷えするこの日、桜の花はこれからで、湘南平は人影もまばらでしたが、撮影には好都合だったかもしれません。
春を迎えて、ホットケーキに「さくらあんホイップ」または「さくらアイス」が選べる「さくらセット」が登場!店舗の様子やホットケーキにバターと特製シロップをかけてご賞味頂いた模様を紹介下さいました。
神奈川県「成長の森事業」との連携 ~ 手漉きカードご利用に感謝! ~
公益財団法人かながわトラストみどり財団主催の「成長の森」は、赤ちゃんの誕生を機に、寄付金を募り子どもの成長と苗木の生長を重ねて見守りながら植樹活動を行う神奈川県の事業です。「かながわ森林再生50年構想」の一環として、2007年にスタートしました。
当初は、「やどりぎ水源林」(足柄上郡松田町寄(やどりき)地内)を中心に、コナラ等の広葉樹を植樹し、2009~2012年にかけて、進和学園が栽培した苗木を合計720本ご利用頂いた実績があります。
また、進和学園(サンメッセしんわ)の紙漉き班が、牛乳パックとお茶殻を活用して手作りした「成長の森・参加記念カード」を採用頂いています。
2013年からは、無花粉スギの植樹を行い進和学園からの苗木提供はなくなりましたが、財団のご支援を得て「成長の森・参加記念カード」は、継続頂いています。今般、令和4年度(2022年度)「成長の森」に係わる参加記念カード(写真上)を納品させて頂きました。紙漉き班メンバーにとって、大きな喜びであり励みにもなります。
同カードは、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトへの寄付金(1枚につき40円)付きとなっており、森づくりを通じた自然環境保全と障害者福祉にも貢献頂いています。
手漉きハガキは、「ともしびショップ湘南平/ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」にて販売しています。進和学園や連携福祉施設による個性豊かで楽しいグッズもありますので、是非、お立ち寄り下さい。
*「かながわトラストみどり財団」会員の方は、「ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」において特典(コーヒー・サービス)もございます。
浄楽寺(横須賀市)コミュニティスペースづくり ~ 苗木ご利用に感謝! ~
浄楽寺(神奈川県横須賀市)は、鎌倉時代の「運慶作仏像」が安置され、830年近くの歴史を有す由緒ある寺院です。
これまで、寺院は地域のコミュニティを担う半公共的なスポットとして機能してきましたが、時代の変遷と共に、その使命や役割を如何に果たして行くかが問われています。浄楽寺では、貴重な文化財を守りながら、更に地域に開かれた施設として、より多くの人々が集い交流できる場を目指して新たな取り組みを開始しました。
境内の一部を開放し、マルシェ等のイベント等が開けるスペースとして活用することで、地域住民との相互扶助の関係を構築すべく、クラウドファンディングも導入してプロジェクトを計画。自然と共存する形で環境整備・土木の手法を適用する“大地の再生チーム”の協力を得て、単にコンクリートで固めるのではなく、大地の空気と水の循環を促して地中環境の改善を図りながら、草木の豊かな広場に変えて行きます。土地にも、そこで生きる人々にも、優しく豊かなコミュニティスペースづくりを目指しています。
このプロジェクトをリードされるWAKUWORKS(株)様とのご縁から、私共が推進する「いのちの森づくり」も参画させて頂くこととなりました。コミュニティスペースの緑化に、進和学園はじめ福祉施設で栽培した苗木をご利用頂けることとなりました。
2023年3月7~8日、浄楽寺の駐車場であった土地に、関係者及びボランティア・地域の皆様が集いました。当該エリアの周囲や要所における地盤の耕起、水脈づくり、燻炭や枯葉を土に漉き込む土壌改良を行うと共に、植栽には自然種の高中低木を混植・密植します。今回、予算を確保頂いた苗木102本に加え、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金からは、苗木140本と草本類610本を寄贈させて頂きました。
研進スタッフも参加させて頂きましたが、“大地の再生”を意図した丁寧で地道な作業には大いに感銘を受けました。私達が手掛けた苗木がこのような素晴らしい取り組みにご利用頂けることは、誠に光栄なことであり嬉しく思います。木々の生長と合わせ、人々に幸せをもたらす素敵なコミュニティスペースが生まれることを祈念しています。
進和学園「ハッピー餃子ぱん」~「パンのフェスアワード2022」で受賞!~
日本最大級のパンの祭典「パンのフェス2023春 in 横浜赤レンガ」が、2023年3月3日(金)~5日(日)、横浜の赤レンガ倉庫イベント広場において開催されました。そこで実施された「パンのフェスアワード2022」は、全国の出店パン屋さんが2022年1月~12月に制作した新作の中からエントリーされた30品について、来場者に配布されるQRコードによる投票により競う選考会です。
進和学園(サンメッセしんわ)は、「ハッピー餃子ぱん」を出品して挑戦! お陰様で、多くの皆様のご支持を得て、「シルバー賞」を獲得することが出来ました。
更に、「ぱんてな賞」という嬉しい賞も頂戴しました。この賞は、パン好きの「ぱんてな会員」と「ぱんてな編集部」(WEBコミュニティー&マガジン)による選考委員会を設け、試食をして優れた一品を決定するものです。「味・見た目・斬新さ」の3項目5点満点で採点されます。
思いがけずパンフェス「シルバー賞」と「ぱんてな賞」のダブル受賞に輝きましたことは、日頃、パン制作に励むメンバーは勿論、進和学園関係者一同にとって大きな喜びであり励みとなります。
*今回の「ハッピー餃子ぱん」の受賞は、進和学園(サンメッセしんわ)にとって、以下2商品に次ぐ受賞となります。
湘南国際村めぐりの森 植樹地の養生・保全作業 - 1,000本の補植を計画 -
湘南国際村めぐりの森(神奈川県横須賀市)は、私達の「いのちの森づくり」プロジェクトの大切な拠点の一つです。112haに及ぶバブル期の開発跡地を、官民一体の「協働参加型めぐりの森づくり推進会議」を結成して、故 宮脇昭先生のご指導に基づく「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生すべく、2009年から植樹活動を継続しています。
昨秋、植樹地(A地区)の南側に、ドッグラン施設が開設されましたが、工事の際に誤って植樹した樹木の一部が広範囲に伐採され、横枝を人の背丈位から下は強剪定されるという事態が生じました。むき出しになった樹幹が、直接日照を受けることは過酷であり、生長を阻害され最悪の場合は枯れてしまいます。コロナ禍であったとはいえ、事前調整や情報共有が不十分であったことは否めません。推進会議においても重要議題として取り上げられました。経緯と原因の究明及び今後の対策を検討し実施して行くこととなりました。
福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」は、苗木の栽培、植樹、育樹・・と一連の作業を行い、障害のある方々の就労機会に繋げています。原則、毎週金曜日の午前中、湘南国際村での日中作業に励んでいます。冬季は、オフシーズンで、例年3月中旬から作業再開となりますが、今年は、上記の植樹地の養生・保全のために早めに集合をかけることとしました。
2023年3月3日(金)、「湘南の凪mai!えるしい」&「同えいむ」の2施設のメンバー及び研進スタッフの合計9名が参加し、植樹地(A地区)の南側、ドッグラン施設に隣接し日照や強風の影響を最も受け易い箇所に、「補植」として100本の苗木を植えました。既存の樹木を守るために、林縁部にシャリンバイやトベラ等の低木6種類を混植・密植しました。当面、かかる養生のための補植を1,000本計画しています。苗木代金及び労賃は、多くの皆様からのご支援により運営している進和学園「いのちの森づくり友の会」基金から充当して活用させて頂く予定です。
(株)しまむら様 全国社会就労センター協議会より表彰!~ 障害者就労に貢献! ~
株式会社しまむら様(平塚市の有名スーパー/以下:しまむらストアー様)は、全国社会就労センター協議会(SELP)より「令和4年度協力企業・団体・官公庁等感謝(発注)」として表彰されました。本表彰は、福祉施設・事業所に対する発注額の年額が5年継続して500万円以上である企業を対象としています。
しまむらストアー様と進和学園(しんわルネッサンス)の取引は、研進が仲介して2010年に始まり、13年目を迎えています。進和学園の自主製品(菓子類・トマトジュース等)の各店舗での販売をはじめ、野菜の袋詰めや店内での商品陳列、清掃や除草作業等のバックヤード業務を継続してご発注頂いています。
進和学園利用者が職員の引率の下にチームを組み、同ストアー各店に赴いて仕事を請け負う「施設外就労」の場を提供頂いています。また「進和学園フェア」と銘打つ販売会を各店で順次開催頂く等、地域に密着した「民福連携」(民間と福祉の連携)の好事例として実績を蓄積しています。
例年、全国社会就労センター長研修会の中で感謝状の贈呈式が執り行われますが、本年度はオンライン開催のため、表彰状・記念品が進和学園(しんわルネッサンス)に届きました。2023年2月24日(金)、しまむらストアー様の本部において、代表取締役会長 島村孝征様・代表取締役社長 島村雅之様に略儀ながら手交させて頂きました。
新着情報プラス案件(2~3月のTOPICS)
2月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報を追加してご紹介します。
◆Fru-Full梅ヶ丘店 女優の松本まりかさんご来店!「世田谷ライフ」に記事掲載!
「世田谷ライフ」(㈱EDITORS)は、東京の世田谷に住み、あらゆる物事にこだわりを持つ高感度な方々に向けて、個性豊かな質の高い情報をお届けする地域密着型マガジンです。
同誌(2023年3月号)において、女優の松本まりかさんが、ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)梅ヶ丘店に来店された際の記事が、素敵な写真と共に見開きページで紹介されています。
「流行のパンケーキも良いけど、私はシンプルなホットケーキ派・・・」「この店のものは、先ずフルーツがどれも素晴らしくて、その味を邪魔せず引き立てる生クリームが最高です」
⇒ 「世田谷ライフ/松本まりかさん Fru-Full梅ヶ丘店ご来店!」(2023 MARCH NO.84)
Fru-Full様からは、進和学園が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」をご指導頂くと共に、私達が推進する「いのちの森づくり」に対しても、毎月のご寄付を通じてご支援下さっています。
進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、無農薬・無化学肥料でブルーベリーを栽培しています。収穫は夏季に限られ、冬季は枝の剪定や土壌のマルチング(稲わら、雑草等の敷き詰め)といった環境保全作業を行います。この日は、温かい日差しに恵まれ、福祉工場の駐車場とトラックヤードで集めた落ち葉をブルーベリーの根元に敷く作業に精を出しました。
剪定枝は、小動物(ウサギ、ハムスター、小鳥等)のためのペットグッズ(「かじるの大好き」「あそぶの大好き」)の材料にもなります。苗木の枝先には、小さな若芽が春の訪れを待ち望んでいます。
◆苗木の出荷準備(掛川市千浜海岸防災林植樹に向けて)
冬季は、「いのちの森づくり」はオフシーズンとなりますが、2023年2月15日、進和学園「どんぐりハウス」には、苗木の出荷準備に励むメンバーの姿がありました。
今月、予定されている静岡県掛川市千浜海岸防災林植樹においてご利用頂く苗木です。苗木をネットに詰め、水やりを行い、後は、運送業者の集荷を待つだけ。
私達が手塩にかけた苗木が遠州灘の防災林としてお役に立つことは、この上ない喜びです。
◆「湘南リトルツリー」に新メニュー「ミネストローネスープ」登場!
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」に、進和学園の農産品加工「湘南とまと工房」で製造したトマトピューレを利用した「ミネストローネスープ」が加わりました。
地元の湘南小巻ファームさんが有機・無農薬栽培した野菜を中心に、栄養価の高い美味しいスープに仕上がっています。ホットケーキやホットドッグ、サンドと組み合わせれば、充実したランチ・メニューに!是非、ご賞味下さい!
◆パソボラサークルさんより苗木を受取り!心強い仲間に感謝!
「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)の一員であるNPO法人パソボラサークル(農業ステーション)(小田原市)の担当者お二人が進和学園「どんぐりハウス」へ来訪されました。同施設に栽培をお願いしている約8,000本のポット苗から、規格を満たした3種類260本を軽トラックに積んで運んで下さいました。
「いのちの森づくり」において、今春も幾つかの植樹イベントが予定されており、出荷する苗木を揃えて準備を始めています。パソボラサークルさんは、農業を手掛けておられるので苗木の栽培もしっかり対応下さっています。私共にとって心強く頼もしい存在です。
◆ウィアーワン北上 & 地球守 様 「いのちの森づくり」をご視察!
宮城県石巻市北上町における「平地の杜づくり」プロジェクトは、東日本大震災で被害を受け、今は暮らすことが出来なくなった集落の跡地を、人々がまたそこに身を置きたくなる、訪れたくなる、気持ちの良い美しい場所へと蘇らせる挑戦です。私達は、進和学園で栽培した苗木を寄贈し植樹することにより、この取り組みに少しでも貢献出来ればと参画させて頂いています。
2023年2月2日、本プロジェクトを推進されている一般社団法人ウィーアーワン北上及び土壌環境保全・緑化を指導されるNPO法人地球守の皆様が、進和学園の「いのちの森づくり」をご視察下さいました。苗木を栽培する「どんぐりハウス」及び隣接する(株)ゴバイミドリ様の作業場「5×緑BASE」を中心にご案内申し上げ、今後の活動について話し合いました。
朝日新聞「地球教室」参加賞 ~ 進和学園の苗木ご利用に感謝! ~
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、充実した環境教育プログラムで、今年、15年目を迎えています。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度も全国から多数の応募があり、有難いことに、参加賞の一部に今回も進和学園で栽培したポット苗をご利用頂きました。
【参加賞:植樹用ポット苗のご利用実績】
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトにおいて進和学園メンバーが栽培したもので、ご利用は13年連続、今回の385本を含めてご利用実績は、累計25,531本となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することが出来ます。
これに加え、進和学園に里帰りした苗木と同じ本数を、東北産のドングリや木の実から育てた苗木や東北地方の気候に適応する樹種の苗木にバトンを引き継いで植える植樹リレーを継続しています。東日本大震災(2011年3月11日)において甚大な被害を受けた東北の防潮林「いのちを守る森の防潮堤」(宮城県岩沼市・仙台市、福島県南相馬市)や被災集落(宮城県石巻市北上町)の復興の植樹に活用頂いています。
朝日新聞社様が、本企画の参加賞として、毎年、障害のある方達が手掛けた苗木を採用下さっていることに深く敬意を表すると共に、重ねて感謝申し上げる次第です。
・朝日新聞「地球教室」/ポット苗の育てかた・苗木の里親/東北植樹リレー(PDF)
・朝日新聞 環境教育プロジェクト「地球教室」(広告特集PDF:2023.2.27)
「湘南ひらつか名産品」進和学園2商品が継続認定!
平塚市と平塚商工会議所では、市内産業の振興を目的に「湘南ひらつか名産品等」の認定を行っています。定期的に見直しが行われており、8度目の選定に当たる本年度、郷土を代表する品である「湘南ひらつか名産品」として22品が選ばれました。
進和学園の「湘南みかんぱん」(サンメッセしんわ)と「湘南とまと工房 トマトジュース」(しんわルネッサンス)の2商品は、継続して名産品に認定されました。
今回は、市内外へのPRに有利となる項目を加点項目として審査に組み込んだほか、市制施行90周年を記念して初めての市民投票を実施し選定の参考とされました。私達の自主製品が、一般市場から高く評価されることは、大きな喜びであり、自信や働き甲斐にも繋がります。
「ご縁の杜」様に感謝!~ 進和学園・エコクラフトバックご利用 ~
湯河原リトリート ご縁の杜 様は、神奈川県湯河原町にある温泉宿で、「ご縁(ごえん):自分との繋がり・他者との繋がり・自然界との繋がり」と「杜(もり):可能性の広がり」を名称に掲げておられます。代表の深澤里奈子様はじめスタッフの皆様は、「ココロとカラダが整う食や小物やセッションなど、日常を豊かにするアイテム」を発信され、これからの時代を生きる人達に喜びと活力を高める場の提供に尽力されています。
「ご縁の杜」様は、進和学園の活動にご理解を示し応援下さっています。従前より、「サンメッセしんわ」の工芸班が手作りしているエコクラフトバックを、温泉宿のサービスにおいてご利用下さっていますが、この度も多数のご注文を賜りました。完成した分から順次納品させて頂いていますが、作業に励む障害のある方々にとって、自分達が手掛けた自主製品が一流旅館で利用され、役立つことは大きな励みとなり働き甲斐にも繋がります。
「ご縁の杜」様のご支援に感謝申し上げますと共に、皆様との交流(正に貴重な「ご縁」)を、今後も大切に育んで参りたいと思います。
Honda(鈴鹿製作所)様より福祉工場へ「台車」をご寄贈!
この度、Honda(鈴鹿製作所)様より、福祉工場「しんわルネッサンス」構内で使用するスチール製台車5台をご寄贈賜りました。心より感謝申し上げます。私共が手掛けるホンダ車部品事業をはじめ各種作業に係る資機材の移動・荷捌きに有効に活用させて頂きます。
Honda様と私共との取引は1974年に始まり、来年で50周年を迎えます。Honda様の深いご理解と親身なるご指導の下、不断の品質保証と工程管理を追求し、障害のある方々にディーセント・ワーク(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)を提供して参りました。
Honda様は、自社での障害者雇用に加えて、福祉的就労分野に対しても良質な仕事を発注下さり、2015年(平成27年)に創設された「優先発注企業等厚生労働大臣表彰」(第1回受賞)も受けられています。日頃より、同社購買部門をはじめ各製作所の皆様、並びにHonda関連会社様からも種々のご支援を頂くと共に、クリスマスや都市対抗野球応援といったイベント・行事を通じた交流も盛んです。人事部様からは、進和学園及び連携福祉施設が推進する「いのちの森づくり」へのご寄付を通じたご支援も頂いています。
社会的弱者への配慮(ソーシャル・インクルージョン)は、同社の「人間尊重」という企業理念にも象徴されますが、CSR(企業の社会的責任)及びSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも意義深く敬意を表する次第です。
私達を取り巻く環境は、EV(電気自動車)化を背景に益々厳しさを増していますが、Honda様はじめ皆様のご支援に感謝申し上げ、ご期待に沿えるよう、「福祉だから」といった甘えを排し、一同で力を合わせチャレンジして参ります。
【参考】
・アーカイブ(ホンダ車部品事業)
・優先発注企業等厚生労働大臣表彰/Honda様 取組のポイント(厚生労働省)
・神奈川新聞「ホンダ、厚労大臣表彰/障害者に積極的発注」(2015年10月29日)
ホンダ開発(株)様に感謝!~「ランチで社会貢献」(Honda和光ビル)~
ホンダ開発株式会社様は、Hondaグループ従業員の福利厚生サービスを担う企業です。同社と弊社・進和学園との取引は、2006年に始まり、製菓・製パン部門(サンメッセしんわ)を中心に大変お世話になっています。衛生・安全面でのご指導や品質管理への対応をはじめ、Honda青山本社や和光ビルにおける「おやつで社会貢献」と銘打つ菓子類の社内販売についてもご支援を賜っています。進和学園のみならず連携福祉施設(おやつシスターズ)が手掛けるスイーツ類もご利用頂いています。
青山本社1階のMILES Honda Cafe においては、菓子類の他、進和学園の農産品加工「湘南とまと工房」のトマト&ミカンジュースも合わせ、一般のお客様にご提供頂いています。
この度、Honda和光ビルの来客食堂において、「ランチで社会貢献/湘南とまとフェア」というイベントを、2月1日~14日にかけて実施頂けることとなりました。私共の「湘南とまと工房」で製造したトマトピューレを使った「生パスタの湘南トマトカルボナーラ」がメニューに登場!素敵なポスターも掲示頂いて、お客様及びHonda社員の皆様にご賞味頂いています。
2023年2月8日、進和学園&弊社メンバー5名は、同社を訪問し試食させて頂く幸運に恵まれました。有難いことに、ホンダ開発社長の筒井哲也様はじめ社員の皆様が温かくお迎え下さり、ランチ・タイムを共にして頂きました。私共の自主製品がHonda様の社内食堂において調理に利用され、美味しいメニューとして提供されることは、誠に感銘深く光栄なことです。作業に従事する障害のある方々の大きな励みとなり働き甲斐にも繋がります。このような機会をご提供頂いたホンダ開発並びにHonda様に、心より感謝申し上げる次第です。
Photo Album Chart「ホンダ開発(株)様に感謝!『ランチで社会貢献』」(2023.2.8)
【参考】ホンダ開発(株)様のご支援ご指導
YouTube「ひらつかシングス」動画配信-65年目の福祉施設「進和学園」-
平塚市の「ヒト」や「モノ」や「コト」にスポットを当て、まちの様々な魅力を発信する新番組「ひらつかシングス」。この番組は、平塚市と東海大学広報メディア学科の学生が協働・連携して制作しています。テーマごとに企画会議を開き、学生の意見を取り入れて番組作りが行われています。湘南ケーブルネットワークの湘南チャンネル(デジタル 002CH)で、毎週土曜日19時30分~19時45分、日曜日13時45分~14時00分に放送されており、YouTubeの動画配信でも視聴することが出来ます。
今回、設立65年目を迎えた進和学園を取り上げて頂きました。出縄守英理事長へのインタビューを通じて、進和学園開園時の模様や障害のある方々の自立・就労及び生活支援をはじめ、利用者の皆さんとの触れ合いや日々の取り組みの一端を紹介頂きました。私共の活動が、このような番組として制作され放映・配信されることは、誠に光栄なことと感謝申し上げます。
群言堂 松場登美様「しんわルネッサンス」をご視察!
この度、島根県の石見銀山(大田市大森町)を拠点に豊かなライフスタイルを提案されている「群言堂」の松場登美様に、福祉工場「しんわルネッサンス」をご視察頂きました。
登美様は、1989年、夫である松場大吉様の故郷、石見銀山にて古民家を改装して「コミュニケーション倶楽部 BURA HOUSE(ブラハウス)」を開設、以降、古民家再生、服飾ブランド「群言堂」を立ち上げ、「根のある暮らし」「復古創新」を掲げ、天然素材と遊び心に満ちた心地良い「衣・食・住・美」を発信されています。
人口400人の石見銀山を活性化させた功績から、観光カリスマとして国の文化審議会委員に任命、日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008総合3位」に選出され、2021年、総務省「ふるさとづくり大賞」最優秀賞の内閣総理大臣賞を受賞されています。過疎地再生や町おこしのフロントランナーとして活躍されています。
「群言堂」様では、「ものづくり」を障害のある方々にも担って頂こうと、福祉との連携を推進されています。2023年1月25日、羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)のコーディネートの下に、松場登美様の「しんわルネッサンス」ご視察が叶いました。誠に光栄なことと感謝申し上げます。
主に知的障害のある方々が従事しているホンダ車部品組立、農産品加工「湘南とまと工房」及び「いのちの森づくり」プロジェクト等をご案内申し上げました。私共が独自に開発した「治工具」を駆使して品質保証と工程管理を行う福祉的就労現場や、規格外のトマトやミカンをジュースやジャムとして製品化する「農福連携」(農業と福祉の連携)、苗木を育て植樹活動により自然の森の創出や人との共存を目指す里山再生取り組み等は、「群言堂」様が世に問う価値観と重なる部分も多いと感じます。
「群言堂」様が発信されている理念や実践は、現在の日本が抱える様々な社会問題を解決の方向に導く貴重で有力な道標になるものと思います。
「JL NEWS」特集 ~ 障害者就労体系の根本的な見直しに向けて ~
公益社団法人 日本発達障害連盟 の機関誌「JL NEWS」2023年1月号(No.145)において、「障害者就労体系の根本的な見直しに向けて」と題する特集が組まれました。
同機関誌の編集委員を仰せつかっている研進の出縄貴史が、巻頭言(intoroduction)を担当させて頂きました。本論においては、福島大学 准教授の長谷川珠子先生に、「障害者の雇用と福祉的就労の現状と課題」についてご寄稿頂きました。長谷川先生は、国の労働政策審議会障害者雇用分科会の委員も務められ、最新動向の解説に加え、先生ご自身の見解もお示し頂いています。
障害者雇用促進法の改定内容として、雇用と福祉の連携や障害者雇用納付金制度における調整金・報奨金の上限設定等について触れて頂くと共に、障害者雇用の代行ビジネスへの対応や、福祉的就労分野においては、A型(雇用型)事業の法定雇用率適用の可否、更には、福祉施設を利用する障害者の「労働者性」の問題にも踏み込んで論じて頂いています。現行制度の問題点を洗い出し、今後の障害者就労体系の在り方を考える上で、極めて示唆に富んだ内容であり、ご参考として頂ければ幸いです。
【掲載記事】
*「障害者就労体系の根本的な見直しに向けて」(巻頭言:P1)
(株式会社研進 代表取締役・JL NEWS編集委員 出縄貴史)
*「障害者の雇用と福祉的就労の現状と課題」(本論:P2~6)
(福島大学 行政政策学類 准教授 長谷川珠子)
■ 障害者法定雇用率 2.7%に引き上げ/24年度から段階実施 ■
厚生労働省は、企業の障害者法定雇用率を、現行の2.3%から2.7%に引き上げることを決定しました。
2024年4月に2.5%、2026年7月から2.7%に段階的に引き上げられます。0.4ポイントのアップは過去最大です。企業の雇用義務の拡大が「雇用率ありき」の安易な雇用や雇用のミスマッチを助長しないよう十分注意する必要があります。雇用と福祉の連携においても「みなし雇用制度」の導入(発注についても雇用率に加算)といった両者を有機的に結び、障害者の能力やニーズに合致した多様で合理的な制度設計が求められると考えます。
(株)フリーデン様に感謝!~新工場の植栽ご発注/障害者就労支援に貢献~
株式会社フリーデン様(神奈川県平塚市)は、企業養豚のパイオニアとして業界をリードされ、育種・養豚から加工・販売・飲食店経営まで自社で一貫して実施、「やまと豚」のブランドは全国的にも有名です。「安全・安心・おいしさ」をご提供され、国際味覚審査機構において三ツ星を獲得される等、世界からも高く評価されています。
同社は平塚市内の新工場の建設に伴い、元受工事業者の(株)湘南営繕協会様を通じて、工場敷地の植栽工事を研進・進和学園に優先発注下さいました。進和学園が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトへのご支援の観点も踏まえ、特段のご配慮を頂いたものです。
2020年の秋に工場の南と東側の一部における植樹をスタートさせ、建設工事の進捗に合わせて、順次作業を進めて来ましたが、今般、エントランス部分及び構内中央の広場も含めて一連の植栽を完了することが出来ました。
企業緑化の場合、自然の森の再生手法を活用しつつ、人との共存を意識した樹種の選定やメンテナンス、建物との調和や美観にも一定配慮する必要があります。私達が通常採用する生物多様性を尊重した混植・密植方式に加え、芝生地の造成や草本(玉竜)の整然とした植栽等、私達にとって初めて試みる緑化も含めてご発注を賜りました。私達の作業領域を拡げ、経験とノウハウの蓄積にも繋がる貴重な案件となりました。
フリーデン様による植栽工事のご発注は、障害者の就労支援に係わる「民福連携」(民間と福祉の連携)及び地域貢献にも直結するものです。企業の社会的責任(CSR)やSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも深く敬意を表する次第です。作業に従事する進和学園メンバーにとって、大きな励みとなり「働き甲斐」にも繋がります。フリーデン様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
【関連資料】
・(株)フリーデン様 植栽請負作業進捗報告(2022.11.3)
・タウンニュース平塚版「新工場『緑化』で決意 ㈱フリーデンが植樹式」(2020.12.3)
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」
「ハッピースマイルフェスタ in コレド日本橋」に参加!
2023年1月16日(月)から20日(金)までの5日間、「ハッピースマイルフェスタ in コレド日本橋」(主催:Group Happy Smile)が開催されました。障害を持った方々が自主生産された商品を、多くの方々に喜んで購入して頂ける場として、各所で継続的に企画されているイベントです。ここ2~3年は、コロナ禍の影響で中止やスケジュールの変更を余儀なくされましたが、今回は、行動制限も無い中で、コロナ感染対策にも注意して開催の運びとなりました。ずっと途絶えていたこの種イベントに久し振りに参加出来た喜びは格別です。
私達(研進&進和学園)は、羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)のコーディネートの下に、特定非営利活動法人CCV(栃木県鹿沼市)及び一般社団法人徳広エネルギー工房(長野県大町市)と連携してブースを設営させて頂きました。これは、羽塚様のご支援を得て、福祉施設間で協力して、ペットグッズ(「かじるの大好き!」「あそぶの大好き!」)を開発・発売したご縁によるものです。
都心の立派な商業施設の屋内で寒さも凌げる恵まれた環境において、快適な展示販売を行うことが出来ました。14の施設・団体が参加しましたが、私達のブースでは、ペットグッズの他、湘南みかんぱん(全国逸品セレクション準グランプリ)や「湘南とまと工房」製品(トマト&みかんジュース、ジャム類)、原木椎茸、工芸品(手漉きハガキ、陶製人形)等をご案内申し上げました。
東京の福祉施設が中心で私達は初参加でしたが、各施設が出品された自主製品は、ハイセンスで高レベルのものが多く、大いに触発されました。事務局(Groop Happy Smile)の松本邦夫様はじめスタッフの皆様には、大変親切にご指導を頂き、また、各福祉施設の皆様とも親しく交流を図り、貴重な情報・意見交換の機会ともなりました。ご支援頂いた方々並びに関係の皆様に、心より感謝申し上げます。
研進スタッフの友人KUMIKO.ISOBE.5さんが、フェスタにお越し下さり、福祉施設自主製品をご購入下さいました。早々にSNSに投稿下さり感激です。ラッピングのプロで先生も務めるKUMIKOさん、短時間で素敵な写真も掲載頂きました。流石ですね!どうも有難うございました!
新着情報プラス案件(1月のTOPICS)
1月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報を追加してご紹介します。
■天神クッキー/ご利益がありますように!
生活介護施設「進和万田ホーム」がある上万田の天神山には、およそ400年前の慶長時代から学問の神様として崇拝されている菅原道真公が祀られています。受験シーズンの到来に合わせ、
「サンメッセしんわ」の製菓部門では、合格を祈願して「天神クッキー」を作ります。「いりごま」の香ばしい風味も人気です!
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」はじめ、地元での販売がメインですが、研進では、その他地域のイベント等でも販売させて頂くことがあります。1月16日(月)~20日(金)、東京のコレド日本橋で開催される「ハッピースマイルフェスタ」でも数量限定で販売予定です。
■ブルーベリー畑の環境整備
福祉工場「しんわルネッサンス」に隣接する「ブルーベリーガーデンしんわ」では、約280本のブルーベリーを無農薬で栽培しています。昨年の夏は、過去最多の990kgを収穫、一般の皆様にも来園頂いて、湘南産ブルーベリーの摘み取りをお楽しみ頂きました。
ブルーベリーは、紅葉を終えると落葉し春の訪れを待ちます。この間、私達は、周囲の竹の伐採、草刈りやクズ等の蔓性植物の除去、ブルーベリーの根元のマルチング(稲わらや雑草の敷詰め)等を行います。冬季の手入れや環境整備が、夏の実りに繋がります。
■「湘南リトルツリー」デザートメニュー/パンナコッタ・シリーズ
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」のデザート、パンナコッタ・シリーズをご存知ですか?進和学園が自家栽培しているブルーベリー添えから始まり、チョコレート、フルーツ、コーヒーゼリーとレパートリーを増やしています!今日のパンナコッタは何でしょうか?ホットケーキとの相性もバッチリ!是非、ご賞味下さい!
謹賀新年 2023 ~ 平和で安全・安心・実りある良い年に! ~
昨年中はお世話になり心より感謝申し上げます。
今年こそコロナ禍が終息し、平和で安心・安全な社会を取り戻し、実りある良い年となるよう祈念致します。本年も宜しくお願い申し上げます。
持ち前の明るさと元気を発揮し、プラス思考で厳しい環境を乗り越えて参りたいと思います。
2023年(令和5年) 元日
株式会社 研 進 スタッフ一同
2023年(令和5年)元旦、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」は、今年も「初日の出営業」を行いました。湘南平 は「初日の出」スポットとしても有名です。早朝から大勢が集い、6時50分過ぎの初日の出に願いを込めると、お客様が来店されホットケーキにコーヒーや甘酒を賞味しながら新年を祝いました。外では、進和学園の「湘南みかんぱん」や「湘南ブルーベリーぱん」も販売!新たな年の良きスタートを切りました!
*湘南平・高麗山一帯は、「かながわの景勝50選」に指定され、また、臨海性常緑広葉樹林(スダジイ、タブノキ等)により、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれています。
第49回クリスマス交流会/3年振りにHonda様をお迎えして!
私達が取り組むホンダ車部品事業は、1974年に始まり49年目を迎えています。Honda様の深いご理解とご支援の下、障害のある方々が「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合っています。
2022年12月23日、3年振りにHonda購買部門のご担当者様をお迎えしてクリスマス交流会を開催しました。ここ2年は、コロナ禍のため社員の皆様によるご慰問は叶いませんでしたが、社会全体が「ウィズ・コロナ」に移行し、様々な行事や人の動きも復活しています。進和学園にとって最大の楽しみであり、Honda様をお迎え出来た喜びは格別です。
本来、工場ご視察に加え、賑やかな昼食会、「とびっきりレインボーズ」(進和学園器楽同好会)とご一緒に応援歌「レッツゴーHonda」をスクラム組んで謳い上げる濃密イベントですが、現時点、そこまでは難しい状況です。引き続き、コロナ感染対策に十分注意しながらプログラムを組ませて頂きました。
Hondaご担当者様にはサンタに扮して頂き、研進・進和学園職員もご一緒にトナカイや雪だるまの縫ぐるみを着用して、福祉工場「しんわルネッサンス」、入所施設「はばたき進和」(旧・進和職業センター)及び万田地区の各施設を巡りました。Honda様から激励のお言葉を掛けて頂くと共に、私達が取り組む作業種の多角化や福祉施設としての活動をご視察頂きました。お陰様で、年末を締めくくる「良き時間」を共有することが出来ました。
今年は、コロナ禍に加え、ウクライナ侵攻や世界的なインフレに伴う物価高騰と大変な年となりました。自動車業界においては、半導体不足及び物流停滞による生産調整が長引いており、更には、電気自動車へのシフトという自動車革命を背景に、私達を取り巻く環境は厳しさを増しています。とはいえ、このような難局を私達は乗り越えて行かねばなりません。
クリスマス交流会における研進・進和学園からの答礼ご挨拶において、本田宗一郎氏の名言を引用し私達はこれからもプラス思考で挑戦し続けて行くことをお誓い申し上げました。本田宗一郎氏の言葉より「チャレンジして失敗することを恐れるより、チャレンジしないことを恐れる!」
Honda様(サンタクロース)&事務局(サンタ以外:研進・進和学園スタッフ)
Honda様と共に49年(アーカイブ)
【参考:コロナ禍以前 2019年の第46回クリスマス交流会の模様】
Photo Album Chart/Honda様と共に 第46回クリスマス交流会(2019.12.19)
Photo Album Chart No.2/Honda様と共に 第46回クリスマス交流会(2019.12.19)
ホンダロジスティクス様に感謝!~クリスマス・プレゼント ~
Hondaグループにおける「物流」の中核会社である(株)ホンダロジスティクス様から、今年もクリスマス・プレゼントを賜りました。同社のご厚意により、進和学園の農産品加工場「湘南とまと工房」にご発注頂いた上で、トマト&みかんジュースのセットを贈呈下さいました。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
大変厳しい環境下での年越しとなりますが、本田技研工業(株)様はじめホンダロジスティクス様並びにホンダ・グループ各社様との交流を心強く思います。これからも「チームHonda」の連携を大切にし、皆様のご支援ご期待にお応え出来るよう、一同で力を合わせてこの難局を乗り越えて参りたいと思います。
新着情報プラス案件(12月のTOPICS)
12月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報を追加してご紹介します。
■年末のお仕事/環境整備(2022年12月20日)
今年も残すところ10日余り、研進スタッフは、ホットケーキ・パーラー「湘南リトルツリー」(ともしびショップ湘南平)と自社駐車場(平塚市万田)の植栽の手入れを行いました。
「湘南リトルツリー」の外テラスの鉢植え等、花を植え替えてリフレッシュ!アプローチの枕木には、防虫・防腐用のペイントを施しました。作業後に賞味したホットケーキの味は最高です!
また、研進の駐車場には、車が止められないスペースに進和学園で栽培した幼苗を利用した植栽コーナーがあります。こちらも若干の剪定と植栽の囲いの枕木にペイント作業を行い、年越しに備えました。(研進の事務所の掃除が一番厄介です!?)
■年末商戦(お歳暮・冬ギフト)に期待!(2022年12月5日)
年末商戦(お歳暮・冬ギフト)がスタート!研進が仲介する販売チャネルとしては、「湘南とまと工房」については、通販の「楽天市場」と「たべるとくらすと」がコロナ禍であっても好調を維持しており、年末商戦も有望と思われます。
また、日頃よりお世話になっている実店舗では、横浜水信(平塚ラスカ店)様、道の駅足柄・金太郎のふるさと様、漁港の駅TOTOCO小田原様等が期待されます。
お馴染みの湘南トマトジュースや各種ジャム類、そして、この時期は進和学園特産の「原木椎茸」の人気も高まります。今は希少となった「原木」から栽培した椎茸の風味は格別です!
■「湘南リトルツリー」~クリスマス・ツリー ~(2022年12月3日)
12月に入り、ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」にもクリスマス・ツリーがお目見えしました。老舗のレシピによる人気のホットケーキは、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトにも通ずる可愛いドングリの焼印が目印です!
ツリーには、3種類のサイズ(スタンダード、ミニ、プチ)のホットケーキがオーナメントとして飾られ、メニュー(見本)の役割も果たしています!
NTT東日本(神奈川事業部)様との連携 ~ いのちの森づくり ~
2022年12月16日、株式会社NTT東日本-南関東 神奈川事業部のSDGs(持続可能な開発目標)ご担当者様が、福祉工場「しんわルネッサンス」に来訪され、進和学園で栽培した植樹用の幼苗200本をご購入下さいました。同社社員の皆様が、ポット苗を2~3年育てて植樹を行おうという計画です。
同社スタッフの皆様には、予め、進和学園の圃場「どんぐりハウス」もご視察頂き、私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトについてご案内申し上げておりました。社内でご検討頂いた結果、社員の皆様自らが苗木の栽培を体験して、植樹活動に繋げるという実践的な取り組みがスタートしました。
この日、お持ち帰り頂いた苗木は、スダジイ、シラカシ、アラカシ、アカガシ(以上ドングリの木の代表種)及びタブノキの5種類。故 宮脇昭先生にご指導頂いた潜在自然植生種に基づく混植・密植方式(宮脇メソッド)による「本物の森づくり」で主役を務める高木類です。ポット内に根が充満して樹高が30cm以上に生長した段階で植樹が可能となります。
NTT東日本様が、SDGsに関連して苗木の栽培と植樹活動に取り組まれることに深く敬意を表する共に、「いのちの森づくり」における連携が叶いましたことは、誠に光栄なことであり嬉しく思います。皆様が育てた苗木も合わせて、ご一緒に植樹する日が今から楽しみです。そして、同社との「民福連携」(民間と福祉の連携)を通じた交流に心より感謝申し上げる次第です。
15年目を迎えた「いのちの森づくり友の会」基金 皆様のご支援に感謝!
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトを、資金面で支える「いのちの森づくり友の会」基金は、2008年12月に発足し、お陰様で15年目を迎えました。この間、多くの個人・団体・企業様からご寄付・助成・協賛を頂き、進和学園はじめ連携福祉施設「どんぐりブラザーズ」の植樹活動を支えて頂いています。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された混植・密植方式(宮脇メソッド)に基づき、その土地に合った多様な自然種の広葉樹を植えて、更に、植樹地の保全のための育樹作業(除草等)を通じて、障害のある方々の貴重な就労機会に繋げています。
進和学園 いのちの森づくり基金 の活用実績 (2022年12月10日現在) |
|||
年 度 | 事案数 | 提供苗木本数 | 活用金額(労賃・諸経費含む) |
2009 | 3 | 2,704本 | 1,204,800円 |
2010 | 17 | 3,675本 | 2,467,410円 |
2011 | 30 | 3,534本 | 3,836,919円 |
2012 | 40 | 14,476本 | 8,991,417円 |
2013 | 40 | 17,594本 | 9,266,423円 |
2014 | 39 | 10,967本 | 13,331,659円 |
2015 | 30 | 8,381本 | 10,010,692円 |
2016 | 30 | 14,202本 | 12,493,184円 |
2017 | 25 | 15,130本 | 11,662,474円 |
2018 | 27 | 11,683本 | 8,806,247円 |
2019 | 26 | 14,881本 | 10,698,148円 |
2020 | 17 | 8,343本 | 7,372,266円 |
2021 | 20 | 10,625本 | 9,337,085円 |
2022 | 18 | 7,923本 | 4,714,963円 |
合 計 | 362事案 | 144,118本 | 114,193,687円 |
(注)2022年度の活用金額は、上期(4~9月)分の数字です。
企業や行政、森林再生に取り組むNPOや団体から、苗木や植樹案件をご発注頂く場合に加え、公共性が認められる場所(公園、学校、防潮林、道路側道等)には、苗木を寄贈して植樹を行います。また、植樹地のメンテナンスを「どんぐりブラザース」の日中活動として引き受け、苗木代金や障害のある方々への支払工賃の原資となるのが「友の会」基金です。
基金は、年間、約1,000万円の規模となり、活用金額の累計は間もなく1億2千万円に達します。これまでの苗木の出荷本数約34万本の内の4割に当たる約14万4千本が、同基金を活用して植樹したものです。
(注)「いのちの森づくり友の会」会報第13号(2022年7月発行)より抜粋。
「いのちの森づくり」をご支援下さっている多くの皆様に、心より感謝申し上げますと共に、これからも「福祉・環境・教育・労働」の連携を目指して、意義深い植樹活動に尽力して参ります。今後とも、宜しくご支援の程、お願い申し上げます。
*これは懐かしい! 「いのちの森づくり友の会」会報(第1号)(2010年6月発行:PDF)
(2008・2009年度の活動を掲載)
「いのちの森づくり友の会」基金へ多額のご寄付を賜っている3社様をご紹介させて頂きます。
■(株)サン・ライフホールディング様/(株)サン・ライフ様
冠婚葬祭・福祉・文化事業を展開される(株)サン・ライフホールディング様/(株)サン・ライフ様(神奈川県平塚市)には、2009年度からご支援を頂き、ご寄付は累計2,000万円に及びます。同社ご寄付を活用させて頂き、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)、国道134号線側道等の公共スペース33ケ所に、進和学園栽培の苗木4万6,533本(2022年12月10日現在)を植樹!私達が出荷した苗木の約14%が同社のご支援により実現しています。
また、同社の慰霊塔(小田原市)の敷地には、進和学園の苗木を毎年50本ご購入の上植樹頂き、10年で500本を植えて「サン・ライフの杜」(写真:2022年12月10日撮影)が豊かな自然の森として生長しています。
■本田技研工業(株)様
本田技研工業(株)様よりご発注頂いている自動車部品組立の作業は、進和学園の仕事の中核を占め49年目を迎えています。
Honda様のご厚意により、小川・寄居新工場の植栽計画において、進和学園栽培の苗木を多数ご購入の上、植樹頂きました。更に、「いのちの森づくり友の会」基金にも、2010年度から毎年、累計1,200万円のご寄付を賜っています。湘南国際村めぐりの森、高尾小仏、東北被災地、浜松・掛川防潮林をはじめ多くの植樹・育樹活動を支えて下さっています。
■三機工業(株)様
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2削減に資する環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。同制度の支援対象として、私達が推進する「湘南国際村めぐりの森」における森林再生活動が選定され、これまでに9回、累計611万3,000円のご寄付を賜りました。
2017年度からご寄付を活用させて頂き、苗木7,262本の植樹及び育樹(除草)作業を実施しています。
三桜工業(株)様との連携 ~ 「三桜植樹祭」に参加! ~
三桜工業株式会社様(本社:東京都渋谷区)は、自動車部品(ブレーキチューブ、フューエルチューブ等)を製造販売されるグローバル企業です。進和学園におけるホンダ車部品事業(部品の小組立)においても、同社の部品が含まれており、私達には、三桜工業様の社名は馴染み深く親しみを感じていました。今般、同社古河事業所(茨城県古河市)/組合福祉部様が主催され、三桜工業埼玉事業所(埼玉県加須市)の構内の一画において植樹イベントを行うこととなり、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトにお声掛け頂きました。本業を超えて、三桜工業様との新たな交流が生まれましたことは、大変光栄なことであり嬉しく思います。
2022年12月3日(土)、両者が連携して自然種の苗木24種類140本に草本類70株を混植・密植方式(宮脇メソッド)を活用して植える「三桜植樹祭」が実施されました。社員の皆様とご家族13名と進和学園&研進メンバー7名の合計20名が埼玉事業所に集いました。
ユンボ(重機)による地盤掘り起こしを行って頂き、地盤造成は短時間で終えることが出来ました。苗木の仕分けや注水、竹串打ち等の一連の準備作業にも熱心に取り組んで頂きました。朝方は冷え込みましたが、昼食時には陽の光にも恵まれ、皆さんと力を合わせて植樹作業を楽しみました。稲わらによるマルチング敷き詰めとわら縄掛けも順調でした。
植樹エリアは、約200㎡を計画頂いており、今回は、そのキックオフとして約50㎡の緑化を試みました。利根川の堤防を間近に望む外側には高木を配し、遊歩道を挟んで内側は低木類の混垣植栽としました。
三桜工業様が、社員の皆様自らが参加する企業緑化計画を立案され、苗木や植樹作業を進和学園にご発注下さり、「民福連携」(民間と福祉の連携)による植樹活動が実現しましたことに心より感謝申し上げます。将来の「三桜の杜」の構築に、少しでもお役に立てるよう、これからもご一緒に取り組ませて頂きます。
親切会(日立グループ)様のご支援に感謝!~ 植樹地ご視察とご寄付拝受 ~
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にし合い困っている人に援助の手を差し伸べて、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所様はじめ日立グループ各社が中心に参加される法人会員及び個人会員から成り、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」を柱として活動されています。
親切会様からは、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度からご寄付を賜り、障害のある方達が栽培した苗木の利用と植樹地の保全活動をご支援頂いています。
2022年12月1日、今年も、親切会・関東支部より3名様が来訪され、混植・密植(宮脇メソッド)により植樹した現場をご視察下さいました。今回は、東海大学湘南キャンパスと(株)フリーデン様における企業緑化の事例をご案内申し上げました。
■ 東海大学湘南キャンパス(植樹後3年)
2019年11月1日、東海大学湘南キャンパスの一画において、健康福祉学部准教授の菅野和恵先生のご尽力の下、学生の皆さん32名と進和学園メンバー合わせ51名が集い、605本の植樹を行いました。「東海大学いのちの森づくりプロジェクト」のキックオフでした。直後のコロナ禍の影響を受け、学生の皆様との協働行事は中断していますが、春と秋の育樹(除草)作業は、進和学園メンバーの日中活動の一環として継続しています。苗木は順調に生長し、高木の樹高は2~3mに達しています。
親切会様ご視察に際し、同大学キャンパスサポートオフィス(総務担当)のスタッフの方が同席の上、東海大学の取り組み等もご説明下さいました。目下、キャンパス内で、2ヶ所目の植樹地をご検討頂いており、「福祉・環境・教育」の連携による活動に期待が膨らみます。
■ (株)フリーデン様 企業緑化(植樹後2年/現在継続中)
「やまと豚」のブランドで有名な(株)フリーデン様の新工場(平塚市)建設に伴い、2020年11月27日、同社社長の森 延孝様はじめ社員の皆様と進和学園メンバーによる記念植樹が行われました。28種類350本の植樹を皮切りに、その後も、工事の進捗に合わせ、順次、工場敷地内の植栽を「仕事」として進和学園に優先発注下さっており、障害のある方々にとって働き甲斐のある貴重な就労機会となっています。「民福連携」(民間と福祉の連携)による企業緑化の好事例としてご案内申し上げました。
植樹地のご視察後、福祉工場「しんわルネッサンス」をご慰問頂きました。ホールにて、ご寄付の贈呈式が行われ、親切会様と学園メンバーとの交流の場となりました。親切会様からのご寄付は毎年10万円、9年連続で累計90万円となります。進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)の取り組みに活用させて頂いています。
親切会様の深いご理解とご支援に、改めて感謝申し上げますと共に、皆様のご期待にお応え出来るよう、今後も、一同で力を合わせ「いのちの森づくり」にチャレンジして参ります。
【参考】
・進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト
・日立グループ・親切会 善行者表彰 ~林田雅之氏(研進役員)が受賞!~(2022.8.5)
・進和学園「いのちの森づくり友の会 会報第9号」親切会様ご寄稿(2018年6月)
新着情報プラス3件(11月のTOPICS)
11月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報を追加してご紹介します。
■「いのちの森づくり」~新たな知見や技法を導入 ~
「いのちの森づくり」は、潜在自然植生に基づく混植・密植方式(宮脇メソッド)による自然の森を再生する取り組みです。一方、私達が手掛ける植樹には、自然の森以外に、企業や公共施設等の様々なケースがあり、条件も異なります。私達は「多様性」と「共生」を尊重する混植・密植の原則は守りながら、新たな知見や技法を取り入れ、現実的で実効性を高める工夫を試みています。
企業養豚のパイオニアで「やまと豚」で有名な(株)フリーデン様よりご発注頂いた本社・新工場(平塚市)の植栽では、企業緑化に相応しい混植・密植を目指し、通常はアトランダムに植えるところを、一定の間隔のチドリ配置で植樹する方法を採用しました。
また、湘南国際村めぐりの森における逗子泥岩が地表に迫る固い植樹地では、重機による工事や客土の予算もないことから、俗称「グリグリ工法」を導入。これは、髙田宏臣様(NPO法人地球守代表理事)からご教示頂いた技法で、苗木の周囲の地面に人力で穴を開けて炭粉を入れ土中環境改善を図るものです。
■ブルーベリーの紅葉を楽しむ!
進和学園が運営する「ブルーベリーガーデンしんわ」では、ブルーベリーの鮮やかな紅葉を楽しむことが出来ます。夏季は、ブルーベリーの摘み取りで賑わいますが、収穫を終えると人影は去り静かな佇まいです。
あまり馴染みのないブルーベリーの紅葉ですが、これが素晴らしいのです!ご覧の通り、秋の陽に真っ赤に燃え立つように輝く景観は格別で、遠くに臨む雪化粧の富士山と重なる景色にも感動します。今月のTOPICSに相応しいと思いますが如何でしょうか?
■「湘南リトルツリー」新メニュー追加!
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」にデザートの新メニューが追加されました。夏季限定の「パンナコッタ 湘南ブルーベリー添え」に続いて、「チョコレートパンナコッタ」の登場です!東京のホットケーキパーラーFru-Fullの其田秀一シェフ直伝のパンナコッタをベースに、リトルツリー・スタッフがアレンジ!ソースは、「湘南とまと工房」の「みかんジュース」を活用し、アクセントとして「サンメッセしんわ」の濃厚ブラウニーを添えました!また、ドリンク・メニューにも「リンゴジュース」や「ココア」が追加されています。
紅葉が美しい秋の湘南平で、ホットケーキやスイーツを賞味しながら至福の一時をお過ごし下さい!
しまむらストアー&進和学園・共生社会のトビラ/プレゼント感謝企画!
湘南・平塚の有名スーパ-しまむらストアー様における進和学園メンバーによる「施設外就労」は、お陰様で10周年を迎えました。地域情報誌 タウンニュース平塚版(2022.11.10)に続いて、「WEEKEND By 湘南ジャーナル」(2022.11.25)が、「ジャーナル社長の共生社会のトビラをあけよう!」コラムの第1回として本件を取り上げて下さいました。しまむら様と進和学園の連携を「理想的な共生社会」の一端を垣間見る・・と高くご評価頂きましたことを、大変光栄に思います。
この度の10周年を記念し、両者が連携してお客様へのささやかな感謝イベントを企画しました。2022年11月15~21日の1週間、同ストアー(11店舗)をご利用頂いたお客様に、抽選で進和学園が手掛ける「湘南とまと工房」のトマトジュースを進呈!当選されたお客様は、思いがけないプレゼントにニッコリ笑顔! 日頃、しまむらストアー様の仕事に励む進和学園メンバーをご存知のお客様も多く、ご一緒に「共生社会のトビラ」を開けて温かく見守って下さっています。
地域密着の「民福連携」(民間と福祉の連携)は、障害者ご本人、進和学園(福祉施設)そして発注企業のしまむらストアー様にとってもメリットが認められ、地域の皆様との交流も育んでいます。これからも、しまむらストアー様との連携から、地域活性化や持続可能な共生社会にも貢献して参りたいと思います。
*関連記事(研進HP):
しまむらストアー様との連携~「施設外就労」10周年!~(2022.11.10)
(注)しまむら様と進和学園の取引は、研進が仲介して2010年に始まり、2012年に「施設外就労」を導入、スーパー業界で初めて障害者雇用促進法の定める特例調整金の支給対象となりました。2016年1月から、研進から進和学園に業務を移管しています。
詳しくは⇒ しまむらストアー様との連携(Since 2010)
参考資料:
・日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
・神奈川新聞「生き生き就労の場 働く障害者喜びの声」(2013.8.14)
・神奈川新聞「スーパー初の調整金 平塚の『しまむら』受給へ」(同上)
*「マッチング事例集」(厚生労働省/2018年3月発行)に、しまむらストアー様が、障害者雇用納付金制度においてスーパー業界初となる特例調整金を受給する事例紹介記事が掲載されました。
⇒ 「マッチング事例/㈱しまむら&進和学園」
*「発達障害白書2015年版」(日本発達障害連盟)(2014.9.1)に解説記事が掲載されました。
⇒ 「スーパー初の在宅就業障害者特例調整金」
千鳥うちわ用真竹の採取 /伝福連携?!
「千鳥うちわ」は、江戸初期から伝わる伝統工芸品です。日頃よりお世話になっている羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)の仲介により、一昨年(2020年)秋、福祉工場「しんわルネッサンス」に隣接する竹林において、「千鳥うちわ」の原材料となる真竹を採取した経緯があります。「千鳥うちわ」は、クリエイティブシェルパ(注)における「伝福連携」(伝統と福祉の連携)の取り組みとして、2020年度グッドデザイン賞を受賞されています。
(注) クリエイティブシェルパとは、後継者がいない職人技を継承すべく、細かい繰り返し作業を得意とする異才の若者や障害のある方達をマッチングして技術を継承する取り組みです。
2022年11月24日、羽塚様とお仲間が来訪され、「しんわルネッサンス」メンバーと協力して真竹の採取を行いました。うっそうと茂る竹林に分け入り、太くて真っすぐに伸びた真竹を見つけて切り出します。今回で2回目の作業ですが、これらの真竹が美しく優雅な「千鳥うちわ」になることを想像しながら、普段とは異なる貴重な体験を楽しみました。意義深い「伝福連携」の一端を担えることは大変光栄なことであり、嬉しく思います。
ペットフォレスト様で販売決定! ~「かじるの大好き!」「あそぶの大好き!」~
小動物(ハムスター、ウサギ、小鳥等)用のペット商品「かじるの大好き!」「あそぶの大好き!」は、羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)のコーディネートの下に、一般社団法人徳広エネルギー工房(長野県大町市)及び特定非営利法人CCV(栃木県鹿沼市)と研進・進和学園が連携して取り組み、新発売した自主製品です。「かじるの大好き!」は、小動物用の「かじり木」で、「あそぶの大好き!」は、小動物の運動を促すハシゴや小鳥の止まり木です。
進和学園では、「ブルーベリーガーデンしんわ」にて、湘南産ブルーベリーを無農薬・無化学肥料で栽培していますが、夏季の果実収穫に加えて、その剪定枝を活用したユニークな新製品に期待が膨らみます!各福祉施設で、桃ノ木や野州麻といった特徴のある国産自然素材を活かして、ペットの嗜好と健康に配慮し安心・安全に使用できる商品を開発しました。
今般、(株)ホームセンターバロー様が展開されるペット専門店「ペットフォレスト」様において、これら商品を高くご評価頂きお取り扱い下さることとなりました。「ペットフォレスト」様の店舗網の内、8店舗への納品を間近に控え、2022年11月22日には、同社本部(商品課)のご担当者が、福祉工場「しんわルネッサンス」の作業現場をご視察下さいました。販売開始に向け、親身に種々のアドバイスを賜りました。一流専門店での販売は、本商品を手掛ける障害のある方々にとっても大きな喜びであり、働き甲斐にも繋がります。「ペットフォレスト」様のご理解ご協力に、心より感謝申し上げる次第です。
豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!
東京都豊島区では、2009年度から「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し14年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれ、コロナ禍の影響を受けつつもスケジュールや内容を工夫して対応されています。この取り組みの一環として、区施設以外にも緑を増やすため、区民の皆様に「いのちの森」苗木配布を実施。また、人口高密な市街地で緑化スペースが不足する豊島区では、壁面や屋上緑化が都市環境を改善する有効な手段となっていることを踏まえ「つる植物」も配布されています。
研進(進和学園)は、本プロジェクトの実行委員会メンバーの一員として参加させて頂いています。
2022年11月20日(日)、豊島区役所本庁舎南側地区広場において、「つる植物・いのちの森」苗木配付が行われました。先月もファーマーズマーケットにおいて苗木の配付が行われ、今秋、2回目の苗木配付となります。
急な冷え込みと雨天予報にも拘らず、事前申し込みをされた区民の皆様がご来場下さいました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。自然種の広葉樹10種類486本の苗木をお持ち帰り頂きました。(10種類の苗木:アオキ、アセビ、ウラジロガシ、クチナシ、サツキ、センリョウ、ツツジ、ネズミモチ、マサキ、マンリョウ)
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、22,365本となります。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、改めて感謝申し上げる次第です。
【関連記事:2022年度の取り組みから】
・豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ ファーマーズマーケット~(2022.10.9)
・池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹(2022.9.7)
・豊島区「いのちの森」苗木配付(2022.6.5)
・豊島区「グリーンウェイブ2022」苗木配付(2022.5.10)
東京藝大Geidai Hedge7に苗木提供!
東京藝術大学上野キャンパスが推進されている「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」の緑化プロジェクトでは、大変光栄なことに、2018年より進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂いています。
今回、企画された「Geidai Hedge7」植樹ワークショップは、藝大の中央を貫通する道路沿いの音楽学部側正門からの約40mの鉄柵に代えて約750本の在来種の苗木を植えることとし、その内、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より33種類682本の苗木を寄贈させて頂きました。
ワークショップは、2022年11月19日(土)と26日(土)の2回に分けて行われ、私達は、19日に参加させて頂きました。学生・大学教職員、地域住民の皆様にボランティア、関係者を含め30名以上が集いました。10組に分かれて、各組3~4名で分担し和気藹々と協力し合って360本の苗木を植えました。秋晴れの爽やかな天候にも恵まれ、楽しく充実したワークショップとなりました。
今回、寄贈させて頂いた苗木682本については、下記の企業様のご支援を賜りました。皆様のお陰で、植樹活動を通じた自然環境保全や障害者の就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木212本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)建新 | 苗木100本のご提供についてご協賛。 |
くまざわ(株) | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
【参考資料】
・東京藝大Geidai Hedge7 植樹ワークショップ配布資料(2022.11.19)
・東京藝大Geidai Hedge6に苗木提供(2022.3.20)
「福祉タイムズ」(社会福祉協議会)に記事掲載 ~ 湘南とまと工房 ~
社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会の機関誌「福祉タイムズ」2022年10月号は、進和学園の農産品加工「湘南とまと工房」に係わる記事を掲載しています。
表紙は、福祉工場「しんわルネッサンス」のメンバーが飾り、裏表紙には、「湘南とまと工房」が、農福連携(農業と福祉の連携)の好事例を表彰する「ノウフク・アワード2021」のチャレンジ賞に輝いたことを紹介し、これまでの経緯や取り組みを担当職員へのインタビューを交えて報じています。大変光栄なことであり、心より感謝申し上げます。
「湘南とまと工房」は、2014年6月に稼働し、学園利用者(主に知的障害者)の働く場を一層広げ、地域の農業を活性化する方法として、地元住民や農協、NPO法人等がネットワークを築いて連携、湘南地区で収穫したトマトやミカンからジュースやジャムを作り独自ブランド名を冠して販売しています。湘南産の自然素材を活かした製品は、有名デパートやホテル、レストランでのご利用をはじめ、通販(楽天市場/たべるとくらすと)も導入して全国の皆様からもご愛用頂き好評を博しています。目下、私達は、事業の多角化を進めていますが、作業種の有望な柱に成長することが期待されています。
・「福祉タイムズ」2022年10月号 表紙(神奈川県社会福祉協議会)
・「福祉タイムズ」2022年10月号 掲載記事 ( 同上 )
しまむらストアー様との連携~「施設外就労」10周年!~
湘南・平塚の有名スーパ-しまむらストアー様における進和学園メンバーによる「施設外就労」は、2012年11月に始まり、このたび10周年を迎えました。
福祉工場「しんわルネッサンス」の利用者が、職員の引率の下に4~5人のチームを組んで同店(11店舗)を巡り(現在、3チーム派遣)、商品の品出しや野菜の袋詰め、清掃や除草等のバックヤード業務を請け負っています。地域に根差した「民福連携」(民間と福祉の連携)は、障害のある方々にとって、日々、働き甲斐を感じながら仕事に従事する環境を実現しています。
一方、しまむら様にとっても、人手不足対策や事業の効率的運営においてメリットがあり、双方の利益に繋がっています。進和学園の黄色いユニフォームをご覧になったお客様から、励ましのお言葉を掛けて頂くことも多く、地域社会との温かい接点にもなっています
しまむら様から進和学園への仕事のご発注は、障害者雇用促進法に発注奨励策として定める特例調整金の対象として、スーパー業界初の実績となり高く評価されています。障害者の直接雇用に加えて、しまむら様が福祉的就労分野にも貴重な仕事をご提供下さっていることに、心より感謝申し上げる次第です。
地域情報誌・タウンニュース平塚版(2022.11.10)が、本件を報じました。
(注)しまむら様と進和学園の取引は、2010年に研進が仲介して開始、自主製品の店頭販売からスタートし、2012年に「施設外就労」を導入、スーパー業界で初めて特例調整金の支給対象となりました。2016年1月より、特例調整金関連業務を合わせ、研進から進和学園に移管しました。
詳しくは⇒ しまむらストアー様との連携(Since 2010)
参考資料:
・日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
・神奈川新聞「生き生き就労の場 働く障害者喜びの声」(2013.8.14)
・神奈川新聞「スーパー初の調整金 平塚の『しまむら』受給へ」(同上)
*「マッチング事例集」(厚生労働省/2018年3月発行)に、しまむらストアー様が、障害者雇用納付金制度においてスーパー業界初となる特例調整金を受給する事例紹介記事が掲載されました。
⇒ 「マッチング事例/㈱しまむら&進和学園」
*「発達障害白書2015年版」(日本発達障害連盟)(2014.9.1)に解説記事が掲載されました。
⇒ 「スーパー初の在宅就業障害者特例調整金」
第23回湘南国際村めぐりの森植樹祭
2022年11月6日(日)、第23回湘南国際村めぐりの森植樹祭が開催されました。事前予約登録の一般参加者100名様に主催者、関係者、スタッフも含め160名以上が集いました。今回も「マスク着用・検温・三密回避」のコロナ感染対策を講じながら、横須賀市道沿い(C-特区)に自然種の広葉樹26種類1,000本を植樹しました。
湘南国際村めぐりの森(神奈川県横須賀市)では、2009年から、故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された潜在自然植生に基づく混植・密植方式(宮脇メソッド)による植樹祭を、毎年、春と秋に実施して来ました。バブル期の開発により荒れていた土地が、自然の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象への対策として、二酸化炭素(CO2)削減及び防災強化、並びに、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、森林再生は重要で喫緊な取り組みと言えます。
今回も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂くと共に、在庫がない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て、合計900本の苗木を提供させて頂きました。苗木代金については、下記の企業様のご支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
三機工業株式会社 | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
三井住友海上火災保険株式会社 | 苗木200本をご購入の上ご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社サン・ライフ | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社建新 | 苗木80本ご提供についてご協賛。 |
(注)上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木60本(タブノキ、スダジイ、アカガシ)が含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
【関連資料】
第23回湘南国際村めぐりの森植樹祭 案内チラシ(PDF)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金
植樹祭を2日後に控えた11月4日(金)、苗木の仕分け、除草、水桶配置等の準備作業を行ないました。一般社団法人Silvaさんの指導に基づき、サポーターの皆様に「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪えいむ&mai!えるしい、けいあい工房に研進を合わせ20名が参加しました。
植樹予定地の近くに仮設された廃材活用の「鳥居」の前で、植樹祭の成功と皆さんの健康・幸せを祈願!和気藹々とチーム・ワークを発揮して、予定通り作業を終えました。秋晴れの空の下、気持ち良く充実した日中作業でした。
獣害から苗木を救済!/ 高尾小仏植樹
高尾小仏植樹地では、時折、獣害(鹿・猪)を受けることがあります。これまで植樹して来た場所に、鹿や猪が侵入し苗木が食べられたり倒されたり・・・、これも自然の宿命です。動物達も一生懸命に生きているのですから、寛容の精神で受け止めてはいますが、皆で力を合わせて植えた木々を消滅させる訳には行きません!
2022年11月5日(土)、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)の呼び掛けで、主に鹿が侵入して荒らされた植樹場所の修復作業を行ないました。天候にも恵まれ35名が集い、約2時間をかけて苗木の救済作戦を実行!あちらこちらに鹿の糞も見られ、明らかに鹿が侵入した形跡が伺えます。鹿によってマルチング材の稲わらが斜面をずれ落ちて苗木を下敷きにしてしまうのです。稲わらの下に隠れてしまった苗木を取り出し元通りにする地道な作業ですが、皆で手分けをして取り組み、効率良く作業を終えることが出来ました。鹿が侵入したと思われる箇所には、シートを張って一定の防御策を講じています。
「どんぐりブラザーズ」からは、地元のNPO法人あるがハッピーフルーツの皆さんと進和学園&研進スタッフも参加、これからも皆様と協力し合い「いのちの森づくり」を粘り強く続けて参りたいと思います。
新着情報プラス4件(10月のTOPICS)
10月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報を追加してご紹介します。
■「里山ユニット」の出荷!~ 貴重な仕事に感謝! ~
(株)ゴバイミドリ様より製作を請け負わせて頂いている「里山ユニット」は、在来種の苗木を組み合わせて自然を身近に楽しめる緑化ユニットです。9~10月は、多数の「里山ユニット」の出荷が実現しました。日頃は、「いのちの森づくり」の拠点である「どんぐりハウス」または、隣接するゴバイミドリ様の仕事場「5×緑 BASE」で作業していますが、苗木の根元に敷き詰めるマルチング材(「お団子」と称します)作りは福祉工場「しんわルネッサンス」で行うこともあります。「どんぐりグループ」以外のメンバーにとっても貴重な仕事となり、大変助かっています。
2022年10月25日、「里山ユニット」6基が東京の上野公園(台東区)に向けて出荷されました。(写真)
■秋の育樹(除草)作業 大忙し!~いのちの森づくり~
「いのちの森づくり」では、苗木の栽培と植樹に加え、植樹地の保全のための育樹(除草)も重要な仕事です。植樹する苗木は、樹高が低い2~3年生のものが主体のため、植えてから数年間は、雑草やつる性植物から苗木を守る必要があります。これを「育樹」といいます。取り除いた雑草やつる性植物も地球資源であり廃棄や焼却はせず、苗木の根元に敷いてマルチング材(保湿・肥料・土壌改良)として活かします。
春と秋は、育樹(除草)作業で大忙し!自然の森を目指す植樹地では、数年後は自然淘汰に委ねメンテナンス・フリーとなりますが、学校や施設、公園等では、人々の生活や活動と調和を図る必要があり、定期的な作業が不可欠です。障害のある方々の就労機会(施設外就労)として貴重な作業であり、私共では精力的に取り組んでいます。
【主な育樹(除草)作業(施設外就労)場所/敬称略】
①業務請負(有償):(株)しまむら(スーパー)各店舗、(株)トヤマ(神奈川県山北町)、(株)フリーデン(平塚市)、
上野洋一邸(平塚市)
②「いのちの森づくり友の会」基金活用:湘南国際村めぐりの森、高尾小仏、掛川市海岸防災林(静岡県)、防災備蓄
倉庫(平塚市北豊田)、開成中央公園(神奈川県開成町)、国道134号線防潮林(平塚市)、学校の森づくり(東海大学、秦野曽屋
高校、小田原東高校、伊勢原高校、大洋中学校、開成南小学校、なでしこ小学校、平塚盲学校、平塚ろう学校、伊勢原養護学校等)
■NPO法人あるがハッピーフルーツ様に感謝!~苗木保全管理~
「高尾小仏植樹祭2022」(都立高尾陣場自然公園内)は、2022年9月25日(日)に開催されましたが、台風15号の影響を受け、当初植樹予定の2,700本は、2,181本に止まり、残りの519本は、別途スケジュールを調整して10月中に植樹を行うこととしました。その間、命ある苗木への水遣りや保全管理が必要となりますが、「どんぐりブラザーズ」の一員で、植樹地からも近いNPO法人あるがハッピーフルーツ様が、お引き受け下さいました。
同施設の皆さんは、高尾小仏植樹活動に参加頂いていますが、苗木の栽培は初めての経験でしたが、植樹完了までの1ヶ月近くの間、苗木の世話をしっかりと担って頂きました。どうも有難うございました!
■「湘南リトルツリー」&「湘南小巻ファーム」
進和学園が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」では、本年8月から地元の湘南小巻ファーム様と連携して、週末に有機・無農薬野菜を販売させて頂いています。湘南小巻ファーム園主の小巻秀任&里美さんご夫妻は、森の落ち葉やカヤを利用した伝統的な自然農法により安心・安全で美味しい野菜を育てており、新聞やテレビ・雑誌等でも度々取り上げられています。
湘南平へお出かけの際は、是非、湘南リトルツリーにお立ち寄り下さい!
【参考資料】
神奈川新聞「湘南小巻ファーム/伝統野菜を2人で紡ぐ」(2021.3.11)(PDF)
タウンニュース平塚版「農福連携でクレソン出荷(みんなの家ミミ)」(2019.9.12)
PGF生命様のご支援に感謝!~ 「高尾小仏植樹祭2022」 完結! ~
「高尾小仏植樹祭2022」(都立高尾陣場自然公園内)は、本年9月25日(日)に開催されましたが、台風15号の影響により、当初植樹予定の2,700本は、2,181本(700㎡)に止まり、519本(168㎡)は改めて日程調整を行い植樹することとなりました。10月8日(土)に、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)及び関係者により、319本(103㎡)の植樹を行い、残りは200本となりました。
2022年10月22日(土)、PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)の社員・ご家族の皆様23名と福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」18名の総勢41名が連携して、積み残された200本(65㎡)の植樹を行いました。主催者のレナフォ及び土地を所管される中日本高速道路(NEXCO中日本)並びに地元自治会のご理解ご協力を得て、この日の植樹イベント開催に至りました。これにより「高尾小仏植樹祭2022」は完結し、中央高速道路の小仏トンネル工事残土からできた巨大な盛土場の環境保全と防災にも役立つ植樹活動が、また一歩前進を遂げました。
2017年に始まった高尾小仏植樹活動においては、故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生すべく、宮脇方式(メソッド)による混植・密植を採用しています。
「どんぐりブラザーズ」からは、地元のNPO法人あるがハッピーフルーツの皆さんと進和学園が参加!PGF生命の皆様と交流しながら力を合わせ植樹を行う「民福連携」(民間と福祉の連携)の貴重な機会となりました。大変光栄なことであり嬉しく思います。急斜面での作業でしたので安全第一を心掛けながら、美しい高尾の自然に包まれて爽やかな汗を流しました。
PGF生命様には、2019年より高尾小仏植樹活動における苗木提供について進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を通じてご支援頂いています。今回も444本の苗木提供をご支援頂き、同社からのご寄付を活用した植樹は累計1,776本となりました。心より感謝申し上げる次第です。
【参考】
*「高尾小仏植樹祭2022」案内(PDF) *高尾小仏植樹祭2022(2022年9月25日)の模様
*動画配信 ⇒ 「レナフォ・動画集」(YouTube)
SDGs トマトジュースで森づくり ~ 楽天市場「湘南とまと工房」 ~
進和学園の農産品加工「湘南とまと工房」は、湘南地区のトマトやミカン、ブルーベリー等を加工し自主製品として販売しています。「農福(ノウフク)連携」(農業と福祉の連携)の好事例としても注目され、農業の活性化と障害のある方々の自立・就労支援にも貢献しています。
「湘南とまと工房」は、稼働から8年、お陰様で多くの皆様にご愛用頂いて好評を博しています。
通販の「楽天市場」「たべるとくらすと」にも出店し、全国の皆様にもご利用頂いています。
この度、楽天市場「湘南とまと工房」では、SDGs(持続可能な開発目標)企画として、進和学園はじめ福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトと連携して、「SDGsトマトジュースで森づくり」をスタートさせました。
楽天市場からご注文頂いたお客様50名様ごとに、進和学園はじめ福祉施設で育てた苗木1本を植樹します。美味しさと健康を!そして、CO2(二酸化炭素)削減に繋がる植樹活動を通じた地球環境保全や障害者福祉への取り組みに、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
ご利用はこちらから! ⇒ 湘南とまと工房・楽天市場店
宮脇メソッド植樹祭(神奈川県秦野市)
2022年10月15日(土)、神奈川県秦野市平沢向山において、「宮脇メソッド植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」が開催されました。「いのちの森づくり2020↗プラス2未来へ」及び出雲大社相模分祠が主催し、「本物の森」づくりをご指導された故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の遺志を受け継ぎ、宮脇方式(メソッド)と呼ばれる潜在自然植生に基づく植樹(混植・密植)を行うものです。昨秋に実施した「宮脇昭追悼植樹祭」の植樹地に隣接する場所に、自然種の苗木22種類/1,000本を植樹しました。
開会式の冒頭、宮脇先生を偲び黙祷を捧げ、主催者を代表して出雲大社相模分祠長の草山清和様が挨拶され、植樹祭の趣旨と意義を説明されました。藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)は、COP(気候変動枠組み条約による地球温暖化対策)に関連して、植樹による環境保全、特に、世界各地で宮脇メソッドによる植樹が早期に自然の森を再生する手法として注目されていることを解説。また、中村幸人先生(東京農大名誉教授)による極相林(植物群落の遷移を経て創出される森)のお話しは、今日、植えた小さな苗木が400年後に巨木として残されるという壮大な自然の営みに触れた内容で印象的でした。
「宮脇メソッド」による植樹を理解すべく、地盤耕起や苗木の仕分け、マルチング材(稲わら)敷き詰め等も含めて、一連の作業プロセスがプログラムに組まれました。通常は、2時間程度の植樹祭ですが、昼食を挟んで約4時間、「宮脇メソッド」による植樹を体験。参加者の交流も図りながら、笑顔が弾ける素晴らしい植樹祭でした。
今回の植樹祭も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を多数ご利用下さると共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
本田技研工業株式会社 | 苗木250本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社 建新 | 苗木200本の提供についてご協賛。 |
株式会社 サン・ライフ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
環境まちづくりNPOエコメッセ | 苗木111本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社 ホンダロジスティクス | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
くまざわ株式会社 | 苗木80本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木59本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が4種類(ヤブニケイ、アラカシ、シロダモ、スダジイ)80本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
植樹祭案内チラシ (2,000本を目標と記されていますが、1,000本を植えました)
⇒ 「宮脇メソッド植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」
ブルーベリーサポーターズ慰労会
「ブルーベリーガーデンしんわ」では、約280本のブルーベリーを無農薬・無化学肥料で栽培しています。7~9月に、美味しい湘南ブルーベリーを収穫して夏季の副収入として工賃に還元しています。
本年度の収穫量は、合計990kgの新記録となりました。(これまでの記録:昨年の906kg)摘み取り作業は、近隣の福祉施設にもお願いして協働体制を組んでいます。台風や荒天による落下や鳥に食べられてしまう懸念もあるので、タイミングを逃さずに収穫せねばなりません。私達だけでは、他の作業との両立が難しいため、福祉施設間で連携し、ささやかですが工賃も分配させて頂いています。このチームを「ブルーベリーサポーターズ」と称し、今季も下記施設にご協力頂きました。猛暑の中での摘み取りは楽ではありませんが、熱中症にも注意しながら各人のペースに合わせ作業に励んで頂きました。
コロナ禍の長期化に伴い、一般のお客様による「観光農園」方式は、今年も完全予約制として混雑を回避しました。「ブルーベリーサポーターズ」の各施設も曜日を割り振り、日程を調整して臨みました。
皆さんの健闘を称え感謝の気持ちを込めて、今年も「慰労会」を開催!ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」にお招きし、「お好みドリンク、ホットケーキ、パンナコッタ湘南ブルーベリー添え」を賞味しながら、楽しいアフタヌーン・ティー・タイムを過ごしました。今回も、施設単位に分けて実施しましたが、来年こそはコロナも終息し、お互いの交流を更に深めながら連携の成果を追求して参りたいと思います。
【ブルーベリーサポーターズ】
① NPO法人みんなの家ココ みんなの家ミミ
② NPO法人神奈川県障害者自立生活支援センター キルクももはま
③ NPO法人フレッシュ ベルカンパニー
④ 社会福祉法人おおいそ福祉会 かたつむりの家
⑤ 一般社団法人SOWETみんなの広場
⑥ 社会福祉法人進和学園 しんわやえくぼ
⑦ 社会福祉法人進和学園 しんわルネッサンス
【参考】
福祉施設間の連携チームとして、研進では次の取り組みも仲介させて頂いています。
■どんぐりブラザーズ:進和学園が推進する「いのちの森づくり」において、福祉施設による
「森づくりチーム」を編成して取り組んでいます。
■おやつシスターズ:ホンダ開発(株)様のご協力を得て、Honda青山本社の食堂売店及び
MILES Honda Cafeにおいて、福祉施設による菓子類を販売させて頂いています。
豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ ファーマーズマーケット~
「としまみどりの防災公園」(愛称:イケ・サンパーク)(東京都豊島区東池袋)において、毎週末開催される「IKE・SUNPARK Farmers Market(イケ・サンパーク ファーマーズ マーケット)」は、旬な野菜や果物を農家から直接買えるチャンスとして人気を博しています。
2022年10月8日(土)・9日(日)には、SDGsブース(担当:豊島区環境政策課)において「グリーンとしま」再生プロジェクトのパネル展示及び「いのちの森」苗木配布が行われました。両日共に、先着100名様に家庭でも栽培し易い低木(8日:ジンチョウゲ、アセビ、サツキ/9日:センリョウ、マンリョウ、ツツジ)をプレゼント!苗木200本は、進和学園に優先発注頂いたものですが、お陰様で、3連休とも重なり天候にも恵まれたため、用意した苗木は全てお客様にお持ち帰り頂きました。ご家庭での緑化を楽しんで頂き、ささやかな環境保全に活かして頂ければ幸いです。
豊島区よりご発注頂いた苗木の累計本数は、本イベントを含めて21,879本となります。豊島区が一連の植樹・緑化プロジェクトにおいて、障害者福祉施設にお声掛け下さっていることに、心より感謝申し上げます。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。
【関連記事~2022年度の取り組みから~】
池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹(2022.9.6)
豊島区「いのちの森」苗木配付(2022.6.3)
豊島区「グリーンウェイブ2022」苗木配付(2022.5.10)
高尾小仏植樹祭2022「おかわり」~ 積み残し苗木の植樹 ~
「高尾小仏植樹祭2022」(都立高尾陣場自然公園内)は、先般、9月25日(日)に開催されましたが、台風15号の影響を受け、当初植樹予定の2,700本は、2,181本(700㎡)に止まり、残りの519本(168㎡)は、別途スケジュールを調整して10月中に植樹を完了させることとしました。
2022年10月8日(土)、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)及びレナフォの植生工学士にボランティアの皆さん、並びに研進スタッフを含め14名が集い、319本(103㎡)の植樹を行いました。この日、集まった少数精鋭メンバーは、植樹大好き人間・・正に植樹の「おかわり」と呼ぶに相応しく、一人当たり20本を超える贅沢な植樹を満喫しました?!
残りの200本(65㎡)は、PGF(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル)生命保険株式会社様と「どんぐりブラザーズ」(進和学園はじめ福祉施設による森づくりチーム)による「民福連携」(民間と福祉の連携)イベントとして企画され、10月22日に植樹を予定しています。
【参考】
*「高尾小仏植樹祭2022」案内(PDF) *「同植樹祭2022 おかわり」案内(PDF)
*高尾小仏植樹祭2022(2022年9月25日)の模様
*動画配信 ⇒ 「レナフォ・動画集」(YouTube)
石巻市北上町「平地の杜づくり」プロジェクト(被災集落の復興)に参加!
宮城県石巻市北上町を舞台に推進する「平地の杜づくり」プロジェクトは、東日本大震災で津波の被害を受け、今は暮らすことが出来なくなった集落の跡地を、人々がまたそこに身を置きたくなる、訪れたくなる、気持ちの良い美しい場所へと蘇らせる挑戦です。かつて集落であったその場所は、大地が本来持つべき貯水力や浄化力を失い、乾いて痩せたままで、生き物にとって決して環境が良い場所ではありません。そのような大地を再び自然に託して人々と共に生きる「杜」へと戻す逆転的開発ともいえる取り組みです。
2022年10月1日(土)・2日(日)、一般社団法人ウィーアーワン北上様主催による本プロジェクトの集中レクチャー(施工会)が開催され、研進スタッフも参加させて頂きました。「土中環境改善」の第一人者である高田宏臣氏(NPO法人地球守代表理事)が講師を務め、豊かな緑を育み生物多様性を取り戻すための基盤となる土壌づくりや植樹のノウハウを学びました。
また、前日の9月30日(金)には、震災遺構 門脇小学校の見学が組まれましたが、津波火災の痕跡を残す校舎は大切に保存され、自然の猛威がもたらした悲劇を私達はどう受け止め、これからをどう生きるか?という重い問い掛けを行い、自然の一部である人間はどうあるべきか?という強いメッセージを発しており、深い感銘を受けました。
人々が去り取り残された被災集落を、自然の営みの中で再生するという意義深い取り組みを応援すべく、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金(下記参照)を活用して、その土地に適合する樹種の苗木520本を寄贈させて頂きました。進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)が栽培した苗木に加え、エスペックミック(株)様のご協力を得て苗木を揃え、参加下さった皆様のお力を借りて植えることが出来ました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木70本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
JAF会員優待サービス ~ ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」 ~
2022年10月1日より、一般社団法人日本自動車連盟【JAF】様と進和学園は、会員優待サービスの契約を交わしました。JAF会員の皆様には、進和学園が運営する「ともしびショップ湘南平」1階のホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」において、ホットケーキのトッピング各種につきまして割引の特典がございます。詳しくは、下記のJAF・WEBサイトをご覧下さい。
作家の池波正太郎も愛したという老舗のレシピを継承する日本の伝統的なホットケーキをはじめ進和学園の製パン部門「サンメッセしんわ」の手作りパンを活かしたメニューや農産品加工場「湘南とまと工房」のジュース類など、是非ご賞味下さい。また、木の温もりに包まれた癒しのインテリアも好評を博しています。2階では、進和学園及び連携福祉施設の自主製品の展示販売も行っています。皆様のご来店をお待ちしております。
新規優待施設のご紹介「ともしびショップ湘南平/湘南リトルツリー(JAF)
新着情報プラス3件(9月のTOPICS)
9月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報3件を追加してご紹介します。
■ブルーベリーの収穫 新記録達成!~990kg~
進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、湘南産ブルーベリーを無農薬で栽培し、夏季(7~9月)は収穫で大忙しとなります。観光農園として一般のお客様による摘み取り・お持ち帰りも可能です。コロナ禍を踏まえ、完全予約制として混雑を避けながら、今年も大勢の皆様にお楽しみ頂きました。
また、近隣の福祉施設の仲間達(ブルーベリーサポーターズ)にも収穫のご協力を頂きました。お陰様で、収穫量は、昨年の906kgを大幅に上回る990kgに達し新記録となりました。
■池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹 仕上げ作業(2022.9.15)
2022年9月6日、東京都豊島区立池袋第一小学校において、区制90周年のシンボル事業として実施された「いのちの森」記念植樹は、6年生の皆さんが主役を担う素晴らしいイベントとなりました。有難いことに、植樹した苗木76本は、進和学園へ優先発注頂き、当日の運営も進和学園&研進メンバーがお手伝いさせて頂きました。
9月15日、仕上げとして植樹場所の囲い(竹製簡易柵)と側溝に植物繊維を敷くマルチング作業を実施させて頂きました。改築された新校舎は、豊かな緑に包まれ、その一画に進和学園が手掛けた苗木をご利用頂いたことは、大変光栄なことであり嬉しく思います。学校の「いのちの森」が、児童の皆さんの健やかな成長を見守ってくれることでしょう!
■日本経済新聞 記事掲載(2022.9.8)
日本経済新聞(2022年9月8日:夕刊)は、ロシアのウクライナ侵攻や円安に伴う物価高は、障害者が働く作業所にも影を落としていると報じました。売上が、コロナ禍により低迷する中、原材料や光熱費の高騰が施設の運営を圧迫し、障害者に支給される工賃の引き下げを余儀なくされる事例が増えていること、一部の自治体は福祉事業所への助成金支給に乗り出したことを伝えています。
進和学園においても自主製品の販売は苦戦し、また、作業種の中心を占める自動車部品組立も半導体不足等による生産調整(減産)のため仕事量が落ち込んでいます。この苦境を乗り越えるために一同で力を合わせ種々の取り組みを行っていますが、新聞記事にもある通り、国や自治体による何らかの公的支援の必要性も高まっています。
高尾小仏植樹祭2022に参加!
2022年9月25日(日)、「高尾小仏植樹祭2022」(都立高尾陣場自然公園内)は、直前の台風15号の影響を受け、開催時間を午後に遅らせて実施されました。降雨により急斜面の植樹地が泥濘で滑り易い状態であったため、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)より、参加を申し込み頂いた方々に「決してご無理されないようにして下さい」とのご案内をメール及びWEBにて配信。その結果、当初参加予定者270名のところ、192名の参加となりました。参加者は半減するかと予想しましたが、幸い、台風一過の晴天に恵まれたこともあり、大勢の皆様に足を運んで頂きました。
同地での植樹は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による盛土場に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みで、6回目(6年目)の植樹祭となります。ここ3年は、コロナ禍における植樹祭となり、検温にマスク着用という感染対策を講じての実施が続いています。
今回の植樹本数は、2,700本の予定でしたが、台風の影響による開催時間の変更に伴い参加者が減ったことから、2,181本(700㎡)に止まり、残りの519本(168㎡)は、別途スケジュールを調整して10月末までに植樹を完了させることとしました。
今回も、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を多数ご利用下さると共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。「森づくり」を通じた自然環境保全や防災に加え、障害のある方達の就労支援にも繋がる付加価値の高い植樹活動です。ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (イオン環境財団他) |
苗木2,100本をご購入の上ご提供。 |
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル 生命保険株式会社) |
苗木444本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木56本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ミドリ安全株式会社 | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)上記の苗木本数は、10月末までに植樹完了予定の残りの519本を含めた合計2,700本に係わるご支援内容です。進和学園の標準価格にて換算した本数となります。
また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が5種類(ウラジロガシ、アカガシ、シロダモ、ヤブニッケイ、タブノキ)549本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
【参考】
*案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2022」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「レナフォ・動画集」(YouTube)
植樹祭を2日後に控えた9月23日(金)、進和学園&研進メンバーは準備作業に参加しました。接近する台風15号の影響が心配されましたが、作業を開始すると小雨も止んで雨合羽を脱いで「苗木の仕分け」を中心に担当させて頂きました。ボランティア及びレナフォ事務局の皆様とも協力し、和気藹々と作業に励みました。
宮脇方式による混植・密植を行うために、樹種ごとに纏めて届いた苗木を、バランスよく色々な種類が混ざり合うようにトレーに配分します。2人でペアーを組んで作業を行ない、次第に要領も覚えて予定時間内に終えることが出来ました。
「WEEKEND by 湘南ジャーナル」~ホットケーキパーラー湘南リトルツリーを紹介!~
地域情報誌「WEEKEND by 湘南ジャーナル」(2022.9.16 FRIDAY)において進和学園が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」が紹介されました。イラストレーターの mickeさんが、「mickeの週末てくてく散歩」というコラムに平塚市はじめ湘南地区のお店や風景を青色のみを使った素敵なイラストを添えて寄稿されています。
「湘南リトルツリー」は、作家の池波正太郎も愛したという老舗のレシピによる伝統的なホットケーキが自慢のお店です。豊かな緑に包まれ、湘南海岸から大山・丹沢・富士山・箱根を一望できる湘南平に立地し、「多様性と調和」をコンセプトとする店内は、50種類もの木々を組み合わせた内装や家具も人気を博しています。
mickeさんのイラストは、店舗の外観と「むかしの味セット」(どんぐりの焼印が可愛いホットケーキ&ベーコン)と特製シロップを繊細かつ優美なタッチで描いて、同店の魅力を綴って下さいました。皆様にも、優しい気持ちを込めたホットケーキと心地よい木の香りをお楽しみ頂ければ幸いです。
「手をつなぐ」(2022年9月号)掲載 ~ 世界を走る自動車に私たちの部品が ~
全国手をつなぐ育成会連合会は、知的障害者とその家族を支援するための活動を行う民間団体の連合体(任意団体)です。同連合会が発行する月刊誌「手をつなぐ」2022年9月号は、特集「支援を受けながら働くということ」を組み、特に、事業所と雇用契約を結びながらも必要な福祉サービスを受けられる「就労継続支援A型事業所の今とこれから」について記事を掲載しています。
A型事業所の事例が紹介され、その中で、「しんわルネッサンス」の渡邉真司職員が、進和学園におけるホンダ車部品事業(自動車部品組立作業)について寄稿しています。支援に際しては「働くよろこび」を実感できることを主眼とし、B型(非雇用型)や就労移行支援利用者と協力して役割を分担する上で、A型の従業員がリーダーシップを発揮できるように努めていること。また、設備や治工具開発による環境整備を通じて潜在的な能力を最大限に引き出す工夫、面談を適宜実施し、単身者については生活状況の確認や困りごと相談にも応じる機会を設けるなどの取り組みについて触れています。
掲載記事:「世界を走る自動車に私たちの部品が」(渡邉真司/「手をつなぐ」2022年9月号)
尚、同誌では、全Aネット(NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会)の久保寺一男理事長(進和学園統括施設長)、福島大学の長谷川珠子教授が、A型事業の課題や可能性、在り方について寄稿されており、大変参考となりますのでご一読されることをお勧めします。
福祉工場の異様な光景? ~ 自動車部品の仕事が無い! ~
コロナ禍の長期化にウクライナ侵攻、円安に物価高・・と日本や世界を取り巻く環境は大きく揺れ動いています。自動車業界では、半導体不足やサプライチェーンの分断等も加わり、依然として生産調整が行われています。Honda様も国内生産は、埼玉(寄居)、鈴鹿の両製作所共に9月も大幅な減産を余儀なくされています。
2022年9月12日(月)、週明けの福祉工場「しんわルネッサンス」では、自動車部品組立は、僅かに1ラインのみで他のラインは全て、中古CD(コンパクト・ディスク)及び水道メーターの分解・リサイクルという普段からは想像できない光景でした。「施設外就労」として地元企業から請け負っている除草作業や、別室で菓子類のラベル貼りを行う者も・・・。
自動車業界は、脱炭素を目指しEV(電動)化に向けた変革期にも遭遇しています。私共に限らず、この分野に携わる全ての企業や事業者が、生き残りを掛けた取り組みを模索しています。私達も、持続可能な福祉的就労の拡充を目指して試行錯誤を繰り返し、チャレンジし続けねばなりません。本田宗一郎氏の言葉より「チャレンジして失敗を恐れるより、チャレンジしないことを恐れる!」・・正に、今の時代にも響く名言です。
高尾小仏育樹祭に参加!~除草と補植~
2022年9月10日(土)、高尾小仏育樹祭に参加しました。高尾小仏における植樹は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土から成る盛土場に、自然の森を再生する取り組みで2017年から、毎年、植樹祭を実施しています。故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用しています。私達が推進する「いのちの森づくり」において、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いており、9月25日に開催予定の「高尾小仏植樹祭2022」を控え、この日は、繁茂した雑草類を刈り取る育樹・保全作業を行ないました。
これまで、木々は順調に生長していますが、植樹後3年程は雑草や蔓性植物から苗木を守るために、定期的な育樹(除草)作業が必要です。更に、今回は、冬季の降雪とイノシシや鹿による獣害の影響で密植度が落ちてしまった箇所に、400本の補植を行いました。苗木は、「いのちの森づくり友の会」基金(下表参照)より提供させて頂きました。
主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティア、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、地元自治会、地盤造成を担われている鹿島建設・清水建設の方々をはじめ、関係者70名近くが集いました。進和学園・研進からも参加し、皆様と交流しながら高尾の自然に包まれて急斜面での作業に励みました。2週間後に植樹祭を行う区画は、既に地盤造成が進んでおり、再び多くの皆様とお目にかかれることを楽しみにしています。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社建新 | 苗木50本の提供についてご協賛。 |
【参考】
・高尾小仏植樹祭2022(案内チラシ:PDF)
・高尾小仏植樹活動(2017~/トンネルの工事残土・盛土場の森林再生)
池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹
今般、東京都豊島区立池袋第一小学校は、校舎を改築して子供達は2学期から新校舎に通学しています。新校舎のコンセプト「森の中の学校」に相応しく沢山の緑に囲まれた素敵な校舎が完成しました。校舎や校庭を囲むように、約3,000本の樹木が植えられ、建物と樹木が層となって重なり合うよう、校舎の各階へ階段状に植栽しています。
2022年9月6日(火)、同校にて区制90周年のシンボル事業として「いのちの森」記念植樹(注)が実施されました。6年生の児童に先生、高野之夫区長はじめ行政スタッフに「グリーンとしま」再生プロジェクト実行委員会の皆様も参加。有難いことに、植樹する苗木26種類・76本は、豊島区より進和学園へ優先発注頂き、進和学園及び研進メンバーも参画して植樹のサポート役を務めさせて頂きました。今回も、進和学園が手掛けた苗木をご利用頂き、植樹のお手伝いにお声掛け下さった豊島区及び関係の皆様に、心より感謝申し上げます。「いのちの森づくり」に従事する障害のある方々にとっても大きな励みとなります。
人口密度日本一と言われる豊島区ですが、緑に囲まれた学校は、子供達の豊かな感性を育む学習環境を提供してくれることでしょう。植樹した木々の生長と重ねて、児童の皆さんの健やかな成長を祈念申し上げます。
(注)本植樹では、「グリーンとしま」再生プロジェクトをご指導された故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「混植・密植方式」(宮脇方式)を採用しています。その土地に合った潜在自然植生による樹種(高中低木)を複数選んで混ぜて植えます。外来種や人工種と異なり、自然環境に適合し災害から命を守ってくれる森となります。
「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる、混ぜる・・」という宮脇先生の教えは、一人一人の個性を尊重し、お互いに切磋琢磨し少し我慢しながら共に生きるという「共生」の理念にも通ずるものです。
小学生から嬉しいお便り「苗木の里親制度」~朝日新聞「地球教室」~
朝日新聞「地球教室」は、小学生向けの環境教育プログラムです。毎年、「かんきょう新聞・作文」には、全国から多数の応募があり、参加賞の一部には、「いのちの森づくり」において進和学園メンバーが栽培した自然種のポット苗(幼苗)をご利用頂いています。朝日新聞様のご理解ご支援を得て、ご利用は12年連続となります。
幼い苗木を学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することも出来ます。更に、進和学園に里帰りした苗木と同数の苗木(樹種は異なる場合があります)を、東日本大震災(2011年3月11日)の被災地に植える「植樹リレー」を実施しています。東北産のドングリや木の実から育てた苗木や東北地方の植生に適した樹種を選び、防潮林「いのちを守る森の防潮堤」や地域復興の緑化計画に活用頂いています。
この度、愛知県半田市立成岩小学校6年生の杉田煌季(スギタコウキ)くんから、嬉しいお便りと共に、煌季くんが立派に育ててくれたツクバネウツギの苗木が進和学園に届きました。
「煌季くん!大切に育ててくれてどうも有難う!」
里帰りしたツクバネウツギ(神奈川県産)は、進和学園が手掛ける関東地区の植樹に利用させて頂きます。東北被災地への植樹リレーとしては、今秋、宮城県石巻市北上町の「平地の杜づくり」プロジェクト(被災した集落跡地の再生)への苗木提供を予定しています。(注)
煌季くんはじめ多くの皆さんとの交流やご縁は、私達にとって大きな励みになります。これからも有意義な植樹活動に皆で力を合わせて取り組んで参ります。
(注)「苗木の里親制度」に基づく「東北植樹リレー」
これまでの実績は177本です。今秋(2022年10月)予定の宮城県石巻市北上町の「平地の杜づくり」プロジェクトに、煌季くんが育ててくれた苗木を含めて4本の植樹リレーを計画しており、これが実現すると累計181本となります。
【参考資料】
・朝日新聞「地球教室」/ポット苗の育てかた・苗木の里親/東北植樹リレー(PDF)
・朝日新聞 環境教育プロジェクト「地球教室」(広告特集PDF:2022.2.27)
新着情報プラス3件(8月のTOPICS)
最近の取り組みや出来事から、研進が仲介する新着情報3件を追加してご紹介します。
■ペット(小動物)用「かじるの大好き!」「あそぶの大好き!」
今般、羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)のコーディネートにより、小動物(ハムスター、ウサギ、小鳥等)用のペット商品「かじるの大好き!」「あそぶの大好き!」を、以下の福祉施設と連携して新発売しました。
【連携福祉施設】
①「かじるの大好き!」
・社会福祉法人進和学園(神奈川県平塚市):ブルーベリーかじり木
・特定非営利法人CCV(栃木県鹿沼市):野州麻かじり木
②「あそぶの大好き!」
・一般社団法人徳広エネルギー工房(長野県大町市):小鳥の止まり木、小動物ハシゴ等
現在、山梨県甲府市の総合ペット専門店「フィッシュランドイシハラ」様においてお取り扱い頂いています。
進和学園では、「ブルーベリーガーデンしんわ」にて、湘南産ブルーベリーを無農薬で栽培していますが、夏季の果実収穫に加えて、その剪定枝を有効に活用したユニークな新製品に期待が膨らみます!
■夷隅川(千葉県)護岸工事植樹に苗木提供(2022年8月29日)
今年5月の長雨後、千葉県いすみ市の夷隅川の土手斜面で大きな崩落が発生。通常であれば県の土木事務所が復旧工事を行いますが、土地所有者が、コンクリートで固める従来の施工方法により環境が損なわれることを懸念され、自己負担で自然に優しい環境土木による施工を採用することとなりました。
高田造園設計事務所様が工事を担うこととなり、前例のない民間による復旧工事を行います。人工素材に替えて、タブノキ、トベラ、ヤナギの苗木を植樹し、環境を育てながら自然と調和する護岸工事を目指します。
この意義深い取り組みを応援すべく「いのちの森づくり友の会」(株式会社研進・進和職業センターを偲ぶ会からの寄付金を活用)より苗木160本を寄贈させて頂くこととしました。
詳しくは ⇒ 「地球守通信」2022年8月号(NPO法人地球守)
■法政大学・眞保智子教授&ゼミ生 見学来訪(2022年8月24日)
2022年8月24日、法政大学現代福祉学部の眞保智子教授とゼミ生二人(2年生)が、進和学園の取り組みを見学されました。福祉工場「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品事業、農産品加工「湘南とまと工房」及び「いのちの森づくり」を中心に、就労支援の現場をご案内申し上げました。
ホンダ車部品の小組立に加えて、他の作業種にも挑戦し多角化を進めていますが、その取り組みの一端も披露させて頂きました。また、日本の障害者福祉が抱える課題や今後の在り方に関し、私共の問題意識についても説明申し上げました。
学生の皆さんには熱心に参加頂き、眞保教授にも適宜コメントを頂戴しながら、意見交換を行いました。皆さんには、広い視野と柔軟な思考から物事の本質を見極め、より良き社会の構築に向け貢献願いたいと思います。
ホンダ開発株式会社様のご支援に感謝!
ホンダ開発株式会社様は、Hondaグループ従業員向けの福利厚生サービスを担う企業です。同社と弊社・進和学園との取引は、2006年に始まり、製菓・製パン部門(サンメッセしんわ)を中心に大変お世話になっています。衛生・安全面でのご指導や品質管理への対応をはじめ、Honda青山本社や和光ビルにおける「おやつで社会貢献」と銘打つ菓子類の社内販売についても、温かいご支援を賜っています。進和学園のみならず連携福祉施設(おやつシスターズ)が手掛けるスイーツ類もご利用頂いています。
青山本社1階のMILES Honda Cafe においては、菓子類の他、進和学園(しんわルネッサンス)の農産品加工「湘南とまと工房」のトマト&ミカンジュースも合わせ、一般のお客様にご提供頂いています。作業に従事する障害のある方々の大きな励みとなり働き甲斐にも繋がっています。
2022年8月26日、誠に光栄なことに、同社社長の筒井哲也様と課長の飯塚純徳様が、進和学園の活動をご視察下さいました。自動車部品の小組立が、技術革新や電動化を背景に厳しさを増す中で、多角化を通じた「仕事の確保」は、私共にとって喫緊の課題となっています。ホンダ開発様との取引拡大、とりわけ、将来の柱として期待される「湘南とまと工房」製品のご利用をはじめHondaグループ内での「持続可能な取引」が叶えば、私共にとって心強い「礎」となります。
進和学園の就労現場を親身にご視察頂き、有益な情報・意見交換をさせて頂きました。ご多忙のところ、貴重な時間を割いてご来訪下さったホンダ開発様に心より感謝申し上げます。Honda様とは、自動車部品事業をベースとして、異なる領域においても「民福連携」(民間と福祉の連携)を発展させて参りたいと思います。
Photo Album Chart「ホンダ開発(株)社長 筒井哲也様 ご来訪」(2022.8.26)
Photo Album Chart 「ホンダ開発(株)社長 筒井哲也様 記念植樹」(同上)
【参考】ホンダ開発(株)様のご支援ご指導
湘南小巻ファーム様との「農福連携」~ 湘南リトルツリー ~
平塚市上吉沢の里山で農業を営む 湘南小巻ファーム 様とは、「農福連携」(農業と福祉の連携)を推進しています。園主の小巻秀任&里美さんご夫妻は、農薬や化学肥料を使わず、森の落ち葉やカヤを利用した伝統的な自然農法により安心・安全で美味しい野菜を育てています。新聞やテレビ・雑誌等でも度々取り上げられています。
2022年8月11日(祝日/山の日)、進和学園が運営する「ともしびショップ湘南平・ホットケーキパーラー湘南リトルツリー」の外テラスにおいて、小巻さんの野菜を販売するミニ・マルシェを開催しました。同農園のお客様やご友人にお越し頂くと共に、「湘南リトルツリー」でお食事をされていた皆様にもお立ち寄り頂き、野菜談義を通じての楽しい交流の場となりました。
コロナ禍第7波に猛暑の影響もあり、ここのところ「湘南リトルツリー」の来客数は減り苦戦を強いられていますが、お陰様でこの日は、多くの皆様にご利用頂き売上も伸ばすことが出来ました。
「湘南リトルツリー」では、毎週末(夏季を除く)、小巻様が手掛けた無農薬クレソンをメニューに活用し好評を博しています。また、湘南小巻ファーム様には、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金にご寄付を賜る等、お互いのメリットに繋がるパートナーシップを育んでいます。これからも、様々な形で協力し合い「農福連携」の成果を蓄積して参りたいと思います。
【参考資料】
神奈川新聞「湘南小巻ファーム/伝統野菜を2人で紡ぐ」(2021.3.11)(PDF)
タウンニュース平塚版「農福連携でクレソン出荷(みんなの家ミミ)」(2019.9.12)
日立グループ・親切会 善行者表彰 ~ 林田雅之氏(研進役員)が受賞! ~
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にして困っている人に援助の手を差し伸べ、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所はじめ日立グループ各社が中心の法人会員及び個人会員から構成され、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」を柱として活動されています。
同会では、日立グループ各社の出身者や関係者から、社会貢献に功績を残された方を称える善行者表彰を行っています。この度、(株)研進の常務取締役である林田雅之氏が、善行者表彰を受けられました。
林田氏は、日立産機マレーシア(旧トキコマレーシア)社長を6年間務め、2013年に帰国し定年退職後、自宅のある地元平塚市の社会福祉法人進和学園の営業窓口会社である(株)研進に就職しました。日立グループにおける永年の経験を踏まえ、また、マレーシアで知的障害者の工場実習を受け入れた実績も活かして障害者の就労支援に従事することとなりました。
研進&進和学園では、作業種の多角化を目指しており、「いのちの森づくり」プロジェクト及び農産品加工「湘南とまと工房」を中心に尽力。自然をこよなく愛する林田氏は、「いのちの森づくり」を子供達の情操教育に積極的に取り入れ、福祉・環境・教育との連携を図る「学校の森づくり」に注力、教材作りも含めて体験型授業を体系化し顕著な成果を蓄積しています。地元では「蝶好きおじさん」としても慕われ「アゲハの育て方教室」も開催、それ以外にも海外駐在の経験から、地元外国人へ日本語を教えながら生活のお困りごと解決にも取り組まれています。
林田氏が善行者表彰を受けられたことは、弊社及び進和学園関係者にとっても感銘深く、特に、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が推進する「いのちの森づくり」への貢献が高く評価されましたことは、誠に光栄なことであり嬉しく思います。
「林田さん!おめでとうございます!これからも宜しくお願いします!」
尚、親切会様からは、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度から継続してご寄付を賜り、障害のある方達が栽培した苗木の利用と植樹地の保全活動をご支援頂いています。重ねて感謝申し上げます。
「親切会・関東支部便り」No.18-善行者表彰 林田雅之氏-(2022.3)
「親切だより」No.631 2022年7月号(2022.7.1)
【関連資料】
タウンニュース平塚版「蝶好きオジサンが教室/子供に蝶の育て方指南」(2017.7.20)
レィンボータウンFM・Radio Movie動画一覧(林田雅之)(2018.10.14)
総合ペット専門店「フィッシュランドイシハラ」様・社会貢献特設コーナー
進和学園の自主製品として新たに誕生した「かじるの大好き!」は、小動物(ハムスター、ウサギ、小鳥等)用の「かじり木」です。羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)のコーディネートにより開発したもので、私達が運営する「ブルーベリーガーデンしんわ」で栽培している湘南産ブルーベリーの剪定枝を利用しています。無農薬・無化学肥料で育てたブルーベリーを摘み取りに、多くの方々にご来園頂いており、今が正に最盛期を迎えています。ブルーベリーの果実に加えて、その剪定枝を有効活用してユニークなペット商品が生まれました。国産・無農薬のブルーベリーの小枝は、可愛いペットの健康増進にもお役に立てるものと思います。
ご縁あって、山梨県甲府市の総合ペット専門店「フィッシュランドイシハラ」様よりご注文賜り、6月からお取り扱い頂いていますが、同店では、この度、SDGsや社会貢献に通ずる商品の特設コーナーを設けられました。有難いことに、進和学園の「かじるの大好き!」も一緒に陳列の上、販売頂いています。進和学園のPOPもスタッフの皆様が作成して下さいました。
一流専門店での販売は、本商品を手掛けるメンバー一同にとって大きな喜びであり、働き甲斐にも繋がります。フィッシュランドイシハラ様のご理解ご協力に、心より感謝申し上げる次第です。
新着情報プラス4件(7月のTOPICS)
7月の取り組みやTOPICSから、研進が仲介・関与する新着情報4件を追加してご紹介します。
■「湘南リトルツリー」に新デザート登場!(2022.7.27)
進和学園が運営するホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」にデザートの新メニューが登場しました。「パンナコッタ 湘南ブルーベリー添え」・・・ご指導を頂いている東京のホットケーキパーラーFru-Fullの其田秀一シェフ直伝のパンナコッタに、進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」で無農薬・無化学肥料で栽培している湘南ブルーベリーを組み合わせた夏季限定のデザートです。
「ブルーベリーガーデンしんわ」では、観光農園として一般のお客様による摘み取り・お持ち帰りも可能で、今は、正に収穫の最盛期です。湘南の陽光をたっぷり浴びて栄養も豊富なブルーベリー収穫をお楽しみ頂くと共に、平塚の観光スポット湘南平にある「湘南リトルツリー」でお寛ぎ頂きながら、美味しいデザートをご賞味下さい!
■「ファイト!Honda クッキー」嬉しいメッセージ(2022.7.25)
第93回都市対抗野球大会に、Honda様は、寄居・小川町(埼玉県)、鈴鹿市(三重県)及び大津町(熊本県)代表として、3チームが出場を果たしました。
2022年7月20日(水)、私達の代表は、東京ドームに赴きHonda埼玉チームの応援に参加!チームHondaの一員として熱い声援を送りました。また、恒例の「ファイト!Hondaクッキー」を「サンメッセしんわ」と小田原支援センター・イーストの菓子部門で焼き上げHonda様の各チームにお届けしました。Hondaの皆様から感謝のお言葉を頂きましたが、鈴鹿製作所様からは社員の方がクッキーを持って微笑む写真(上)を添えて御礼メッセージを賜りました。心温まる交流が叶い、嬉しい限りです。私共の福祉工場「しんわルネッサンス」の朝礼でもHonda様からのメッセージが披露されました。
■Present Tree for 湘南国際村めぐりの森(2022.7.22)
認定NPO法人環境リレーションズ研究所様が推進されているPresent Treeの一環として、2011年9月17日に湘南国際村めぐりの森において実施した植樹祭から10年以上が経過しました。湘南国際村においては、福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」が、植樹地の保全のための育樹作業を継続して行い、障害のある方々の就労の場となっています。研進は、そのコーディネート役を担わせて頂いています。これまで、22回の植樹祭を実施しており、植樹地はA~D地区に分布して拡がっていますが、A地区の一画に Present Tree も含まれています。
この度、同NPOの活動報告として、10年が経過した植樹地の模様が、研進の出縄貴史へのインタビューを通して動画配信(1:25)により紹介されました。
(上記写真をクリックしてご覧下さい)
■湘南ブルーベリー 夏の副収入(2022.7.16)
進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、今年も湘南産ブルーベリーの収穫が始まっています。農薬や化学肥料は一切使用せず、湘南の陽光を浴びた栄養満点のブルーベリーの品質は、プロの方々からも高く評価頂いています。
一般の皆様にも摘み取りを体験頂ける観光農園に加えて、地元での「地産地消」販売にも注力しています。有名青果店の横浜水信様(ラスカ平塚店)においては、日頃より、進和学園の自主製品(湘南みかんぱん、トマト&みかんジュース、ジャム類、原木椎茸等)をお取り扱い頂いており、大変お世話になっていますが、夏季はブルーベリー(生食用)もご注文を賜っています。採りたての新鮮なブルーベリーは人気商品となっており、私共にとっては、夏の副収入としても貴重な存在です。
タウンニュースに記事掲載「ブルーベリー摘み取り/夏の宝石 最盛期」
地元情報紙「タウンニュース平塚版」(2022年7月21日)は、福祉工場「しんわルネッサンス」に隣接する「ブルーベリーガーデンしんわ」において、ブルーベリーが収穫の最盛期を迎えようとしていることを報じています。
毎年7月下旬から8月、進和学園が運営するこの観光農園には大勢の皆様が来園下さっています。湘南の陽光をたっぷりと浴びて無農薬・無化学肥料で栽培しているブルーベリーは、安心してお召し上がり頂けます。市価の半額でお持ち帰りも可能であり、皆様に喜んで頂くと共に、近隣福祉施設を利用する障害のある方々(ブルーベリーサポーターズの皆さん)に収穫をお手伝い頂き、貴重な工賃として還元されています。
懸念されるコロナ感染の再拡大を踏まえ、その対策にも注意しながらお客様をお迎えしています。夏休みの楽しい思い出づくりにも最適です。
Honda様に感謝!/第93回都市対抗野球大会Hondaチーム応援!
第93回都市対抗野球大会に、Honda様は、寄居・小川町(埼玉県)、鈴鹿市(三重県)及び大津町(熊本県)代表として、見事に3チームが出場を果たしました。2022年7月19日(火)、Honda熊本チームが初戦を迎え、20日(水)に埼玉及び鈴鹿チームが続いて登場しました。コロナウイルス第7波が懸念されていますが、重症者は比較的少ないことから行動制限は課されず、私達も20日の埼玉製作所様の初戦から、進和学園/小田原支援センター及び研進のメンバー15名で東京ドームへ繰り出しました。本来の3分の1以下の人数ですが、 Honda社員の方々はじめファンの皆様と共に応援することが叶いました。
次々に繰り出すお馴染みの応援歌を高らかに歌い上げたいところですが、コロナ感染対策を踏まえ、今回も、ブラスバンドの演奏に合わせて団扇やプラカードを使用し、声は出さずに応援しました。それでも、チームHondaの一員として感動を分かち合える喜びは格別です。
Hondaの皆様には、本業(自動車部品組立)への多大なご支援に加えて、各種のイベントや様々な局面で交流を深めて頂いており、心より感謝申し上げます。コロナや仕事量の激減という苦境を克服すべく、全力を挙げて日々の仕事にも取り組んで参ります。
コロナ禍の長期化に伴い、毎年6月に開催している進和学園感謝デー「あじさいまつり」は、3年連続で見送りとなりました。本来であれば、Honda(埼玉製作所)の皆様をお迎えして、自動車部品組立をはじめ私達の活動をご覧頂くと共に、Honda 特製Tシャツの贈呈式も実施させて頂くのが恒例です。お揃いの Tシャツを着用して、楽しい夏の思い出を創りたいところですが、コロナ禍の第7波が猛威を振るい再び慎重にならざるを得ない状況です。
残念ではありますが、有難いことに、Honda様から、今年もTシャツのご寄贈を賜りました。今年はシックなメトロブルーに左胸にHONDAロゴの赤い印字!世界的な半導体不足や中国ロックダウンをはじめサプライチェーンの分断により第1四半期の仕事量は前年同期のおよそ半分に落ち込んでいます。極めて厳しい環境ではありますが、Honda様はじめご支援を頂いている皆様への感謝の気持ちを胸に刻み、進和学園の持ち味である「明るさ」と「元気」を忘れず、「ピンチをチャンスに!」を合言葉に頑張って参ります!
*「あじさいまつり」他、Honda様との交流(コロナ禍以前:2019年夏)の模様:
ホンダ埼玉製作所様をお迎えして/2019あじさいまつり・感謝デー(2019.6.14)
Honda埼玉製作所「真夏の祭典2019」(2019.8.4)
都市対抗野球Hondaチーム応援(2019.7.15)
宮脇昭先生命日(1周忌)「タブノキ」追悼植樹(神奈川県秦野市)
「その土地本来の木による本物の森(自然の森)づくり」を指導された植物生態学者の宮脇昭先生の命日(1周忌)に当たる2022年7月16日(土)、先生を追悼する取り組み(先生の命日を「タブノキ」と称して森づくりイベントを企画し実践)が各所で行われました。
「いのちの森づくり2020↗プラス1未来へ」に所属するメンバーを中心に有志19名は、神奈川県秦野市平沢向山に集結!同会の事務局長を務める出雲大社相模分祠の草山清和様が当日の段取りをコーディネート下さいました。宮脇先生に師事された藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、昨秋(2021年10月)実施した「宮脇昭追悼植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」の植樹地において、宮脇先生がお好きであったタブノキをはじめ潜在自然植生種の広葉樹22種類94本を植えました。先生がご存命であれば94歳になられることから、先生を偲び同数の苗木を宮脇方式(混植・密植)により植樹しました。
進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトは、宮脇先生はじめ多くの皆様に支えて頂き16年目を迎えています。ドングリや木の実から苗木を育て植樹を行い、また、植樹地の保全のための育樹(除草)作業を障害のある方々の就労機会に繋げています。現在、進和学園に加えて、14の福祉施設が連携して「どんぐりブラザーズ」として活動していますが、これも、私達の取り組みを強力にご支援下さった先生のご指導の賜と心より感謝申し上げます。
これからも皆で力を合わせ「いのちの森づくり」を推進し、福祉的就労の拡充と自然環境保全に少しでも貢献出来るようチャレンジして参ります。宮脇先生!天国から私共の取り組みを見守って下さいますように!
神奈川県立秦野曽屋高校「福祉実習」
神奈川県立秦野曽屋高校では、地域の社会福祉に携わる人材育成や福祉活動を通して豊かな心を育むことを目指し、「福祉・ボランティア」教育に注力されています。1年生の「総合的な探究の時間」において「福祉」をテーマに据え、福祉関係の領域に従事する専門家や実務者を講師に招いて授業を展開されています。
2022年7月14日(木)午前中、当該授業が実施されました。大変光栄なことに、昨年に続いて弊社の 出縄貴史が「障がい害福祉」の概論について講師を務めさせて頂きました。幾つかの講義が設けられ、生徒の皆さんの関心に即して選択制とされているため、2回の授業は何れも10名以下の少人数で行われました。授業は、障害者福祉の意義やその財源の担い手としての国家・民間・個人の役割、障害種別、障害者権利条約等を取り上げ、また、進和学園における具体的な事例(自動車部品組立・食品加工・製パン菓子・いのちの森づくり・スーパーでの施設外就労等)を写真で紹介しながら、障害者雇用及び就労支援の現状と課題について説明させて頂きました。(下記の教材参照)
高校1年生向けとしては、少し難しかったかもしれませんが、皆さんとても熱心に聴講してくれました。これからの日本を世界をリードする若い皆さんには、確かな知見を習得され、人間性を尊重した発想から社会に貢献できる人材として成長し飛躍されることを期待しています。
観光農園(湘南ブルーベリー)のご案内 ~ 楽しく美味しく栄養満点! ~
新鮮な湘南ブルーベリーをご賞味下さい!
進和学園の「ブルーベリーガーデンしんわ」では、湘南産ブルーベリーの摘み取りをお楽しみ頂けます。農薬や化学肥料は一切使用せず、湘南の陽光を浴びた栄養満点のブルーベリーの品質は、プロの方々からも高く評価頂いています。
コロナ感染対策(下記参照下さい)をしっかり講じて、皆様のご理解ご協力の下に、安全・安心なブルーベリー摘み取りをお楽しみ頂ければ幸いです。
【ブルーベリー摘み取りのご案内】
・場所:ブルーベリーガーデンしんわ (神奈川県平塚市上吉沢1520-1)
アクセス ⇒ 地図ご案内(しんわルネッサンス&(株)研進)
・入場料:お一人様300円(税込)小学生以下は無料。
・お持ち返り:100gにつき200円(税込)(市価の約半額)
・コロナ感染対策:
①入場時に、受付にてアルコール消毒と「検温」をお願い致します。
37度以上の場合は、入場をご遠慮頂きます。
②マスクを着用下さい。摘み取り時に、十分なソーシャル・ディスタンスが確保出来る場合
は、熱中症対策も踏まえ一時的にマスクを外しても結構ですが、私語は慎み周囲への配慮
をお願い致します。
③「三密」回避のために、お客様が多い場合は、入場を制限させて頂く場合がありますので
ご了解下さい。
・その他:①福祉工場「しんわルネッサンス」の施設(ロビー、トイレ、自販機等)をご利用
頂けます。但し、コロナ感染対策の観点も踏まえ、工場・事務所内へ許可なく立
ち入ることはご遠慮下さい。
②摘み取り作業中のブルーベリーは、自由に試食頂いて結構です。
③「しんわルネッサンス」の稼働時間内(9:30~17:00頃)であれば、時間
制限はありません。但し、お客様が重なる場合は然るべくご配慮願います。
④進和学園の自主製品(トマト&みかんジュース、各種ジャム、原木しいたけ等)、
ご希望がございましたらお買い求め頂けます。
・お申込み:進和学園「しんわルネッサンス」
担当:府川(フカワ) TEL:0463-58-5414
*前日までにお申し込み下さい。完全予約制となります。
*受付 9:30~16:00/摘み取り 9:30~17:00
【参考資料】
「ブルーベリーガーデンしんわ」に係る地元情報紙の記事をご参照下さい。
⇒ タウンニュース平塚版「ブルーベリー今年も/しんわルネッサンス」(2021.7.22)
タウンニュース平塚版「あまーいブルーベリー観光農園で収穫期」(2020.7.30)
タウンニュース平塚版 「ブルーベリーたわわに 進和学園の観光農園」(2019.8.1)
タウンニュース平塚版「果物狩りで福祉に貢献 進和学園が体験者募集」(2018.8.2)
タウンニュース平塚版「観光農園へようこそ」(2017.8.10)
ホンダ車部品事業と多角化への取り組み ~ 2021年度進和学園作業会計実績 ~
私達は、環境変化に対応すべくホンダ車部品事業を中核に据えつつ、作業種の多角化に取り組んでいます。2021年度決算における進和学園の作業会計(売上高・支払工賃等)実績は、下表の通りです。コロナ禍の長期化の影響は著しく、各作業種共に苦戦を強いられています。世界的な半導体不足やサプライチェ-ン分断による生産調整の影響も受け、自動車部品の仕事量は落ち込んでいます。ホンダ車部品に従事する利用者(障害者ご本人)は、2021年度に5名減り、前年度の10名減と合わせ、直近2年間で15名が減少しました。
一方、地道な努力により多角化の成果も徐々に挙がり、売上高に占めるホンダ車部品の割合は相対的に低下し30%を切っています。しかしながら、障害者ご本人への支払工賃については、その半分近く(47%)は未だにホンダ車部品に依存しているのが実情です。
ホンダ車部品の配置職員(小田原支援センター&研進社員は除く)は、前年度18名中11名がホンダ車部品の作業会計から賄われていましたが、工賃確保のため、作業会計による配置は6名減員、公的資金(自立支援費)による職員を3名増やしました。合計では、前年より3名少ない15名体制で支援しています。食品加工、製パン・菓子、いのちの森づくり等では、配置職員を増やして強化を図っています。
尚、進和学園の2021年度作業会計(売上高)は、2億6,750万円、その内、研進が開拓・仲介したものは、ホンダ車部品に加え、いのちの森づくり、通販「湘南とまと工房」、しまむらストアー、湘南リトルツリー、ブルーベリー収穫等を合わせ1億3,905万円で、全体の約52%に当たります。
多角化の推進に際しては、利用者数、売上高、支払工賃(総額/一人当たり平均)、工賃還元率(売上高に対する工賃の割合)、職員人件費、その他経費、粗利益(率)等を総合的に分析し、全体を俯瞰する中で評価することが重要となります。
【注】進和学園の就労系事業の拠点「しんわルネッサンス」における2021年度平均月額工賃
は、次の通りです。何れも、全国平均を大きく上回っています。
A型(雇用型):172,336円(+4.0%) B型(非雇用型):39,959円(▲5.5%)
2020~21年度は、コロナ禍及び半導体不足等による自動車減産の影響を大きく受け
仕事量は激減しB型の工賃水準は落ち込む一方、A型は、最低賃金の上昇の恩恵を受けていま
す。「雇用」と「非雇用」の格差拡大が顕著であり、悩ましい課題となっています。
*全国平均 ⇒ A型:79,625円、B型:15,776円-2020年度-
厚生労働省資料:令和2年度(2020年度)障害者就労支援施設の平均月額工賃
「いのちの森づくり友の会」会報第13号発行!~宮脇昭先生 追悼号~
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトの「会報」第13号を発行しました。昨年7月にご逝去された宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)(享年93歳)、並びに先生を追うように急逝されたNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(ReNaFo)の高野義武理事長(享年77歳)への追悼の念を込めて、ささやかですが特集記事を組みました。通常より多い16ページとして編集しました。「友の会」の会員様並びにご寄付・助成・協賛頂いている皆様には、登録住所宛てに送らせて頂きます。
お陰様で私達の取り組みは16年目を迎えています。障害のある方達が集う福祉施設から成る「どんぐりブラザーズ」には、現在、14施設が参加、ドングリや木の実から苗木を育て、各所での植樹・育樹活動による自然環境保全や障害者の自立・就労支援に注力しています。
「いのちの森づくり友の会(基金)」には、個人・団体・企業の皆様より広くご支援を頂いています。皆様のご厚意による基金は、公共性が認められる場所(公園・学校・防潮林・道路側道等)への苗木提供・植樹活動を支え、苗木の栽培や植樹後数年間を要する育樹(除草)作業を障害のある方達の工賃に還元することを可能としています。出荷した苗木は、累計32万4千本(内「友の会」基金活用分は13万6千本)を超え、障害者に「ディーセントワーク(Decent Work):働き甲斐のある人間らしい仕事」をもたらしています。
この2年程は、コロナ禍の長期化により私達の活動も大きな影響を被っています。かかる状況下、「いのちの森づくり」を強力に牽引下さった宮脇先生と高野理事長の指導者お二人が相次いで天国に召されました。そのショックは計り知れませんが、私達はこの難局を乗り越えて行かねばなりません。「志」を継いで「森づくり」を通じた福祉・環境・教育・労働の連携を目指して、これからも、一同力を合わせてチャレンジして参ります。
新着情報 プラス4件(6月のTOPICS)
最近の日中作業や出来事から、研進が仲介する新着情報4件を追加してご紹介します。
■新製品「かじるの大好き!」初出荷!(2022年6月9日)
この度、羽塚順子様(MotherNess Publishing代表)のコーディネートにより、一般社団法人ロバのみみ様、並びに一般社団法人徳広エネルギー工房様と連携して、小動物(ハムスター、ウサギ、小鳥等)用のペット商品「かじるの大好き!」(ブルーベリーかじり木)を新発売しました。
ご縁あって、山梨県甲府市の総合ペット専門店「フィッシュランドイシハラ」様よりご注文賜り、6月9日、記念すべき初出荷に至りました。
私達が運営する「ブルーベリーガーデンしんわ」では、湘南産ブルーベリーを無農薬で栽培しており、その剪定枝を有効活用することが叶います。ユニークな新製品に期待が膨らみます!
■里山ユニット「お団子作り」に励む!(2022年6月9日)
(株)ゴバイミドリ様より製作を請け負っている「里山ユニット」は、苗木を組み合わせて自然を身近に楽しめる緑化ユニットです。日頃は、「いのちの森づくり」の拠点である「どんぐりハウス」または、隣接するゴバイミドリ様の仕事場「5×緑 BASE」において作業していますが、有難いことに多数の追加ご発注を頂いており、残業体制を組むことになりました。苗木の根元に敷き詰めるマルチング材(「お団子」と称します)作りを福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭テラスで行うこととし、夕刻には「どんぐりグループ」以外の職員や従業員(A型)が集合して和気藹々と作業に励みました。
■「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト(2022年6月22日)
進和学園では、2017年秋~2021年春の約3年4ヶ月に渡り、公益財団法人かながわトラストみどり財団の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組みました。本プロジェクトは、「津久井やまゆり園事件」(相模原障害者施設殺傷事件)への追悼の念を込めて、神奈川県の花ヤマユリを増やすことで、悲劇を悼み心の癒しとしようとするものです。
現在も、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭でヤマユリの栽培を続けています。財団から寄贈を受けた球根は今年も順調に生長し、これまでの最多の12個の蕾を付けました。6月21日に最初の1輪が開花し、翌22日は5輪が咲きました。美しいヤマユリの花に重ねて、「いのち」の尊さを確認し悲しい事件の背後に見え隠れする課題に向き合って参りたいと思います。
■高尾小仏育樹作業(2022年6月23日)
私達が取り組む「いのちの森づくり」は、植樹に加え植樹地の保全のため苗木を植えてから数年間は、育樹(除草)作業が必要です。自然の森の場合は、苗木が2~3m程に生長すれば人の手を掛けず自然淘汰に委ねることとなります。私達は、育樹を計画的に行っていますが、作業の分担は容易ではありません。進和学園に加え、福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」(現在、13法人14施設)が連携して作業に当たっています。
2022年6月23日、NPO法人あるが(ハッピーフルーツ)の4名と研進3名の7名は、高尾小仏の植樹地へ!昨秋植樹した場所は、4月に一度、育樹を行いましたが2ヶ月でイタドリ(雑草)が繁茂し苗木を覆い尽くす状態でした。皆で力を合わせ、頑張りました。あと何回か作業の必要がありそうです。
モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ 植樹活動
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)における「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズ」の連携による活動は、これまで3回のミニ植樹祭を実施しています。アマチュア・トップ・ゴルファーの望月優花さん達とのコラボ企画ですが、主に、「チャリティー・ゴルフ・コンペ」の収益の一部を、進和学園「いのちの森づくり友の会」へご寄付頂いて植樹を行っています。
2022年6月17日(金)、福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」の日中活動に、望月さんをお迎えして植樹地の保全のための育樹(除草)&補植(100本)を実施しました。湘南の凪(mai!えるしい&えいむ)、横須賀ヘーメット、けいあい工房、進和学園の4法人5施設及び研進メンバーも含め25名が集いました。
昨年10月に植樹した場所を中心に、雑草を刈ってマルチング材として苗木の根元に敷く作業と、密植度(1平米当たり3~4本)が低い所に苗木を補植する作業を行ないました。望月さんとご一緒することで、参加メンバーの心も浮き浮きと弾みます!コロナ感染対策にも留意しながら、植樹活動を通じた楽しい交流の時間を共有しました。
「モッチの樹プロジェクト」様のご支援による植樹は、2018年の高尾小仏植樹祭に始まり、その後、湘南国際村に舞台を移して継続し、植樹本数は累計610本となりました。森を切り開いて造成されたゴルフ場も多く、ささやかですが自然環境へ恩返しを!という想いから取り組んでいます。障害のある方々が栽培した苗木を利用するという福祉面での付加価値も高く、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。この意義深い活動をこれからも続けて行ければと願っています。
【モッチの樹プロジェクト関連の植樹実績】
① 高尾小仏植樹祭 75本 (2018. 9.23)
② 湘南国際村めぐりの森 101本 (2019. 3.27)
③ 同上 112本 (2019.10.28)
④ 同上 222本 (2021.10.15)
⑤ 同上 (育樹・補植) 100本 (今回)
累計:610本
【関連記事】
・「モッチの樹プロジェクト」様のご支援~「ハウス」にサンタやってきた!(2021.12.23)
・ YouTube動画配信「望月優香様・モッチの樹プロジェクト」(2021.10.16 )
家具の大正堂様/苗木ご寄贈に感謝!
(株)家具の大正堂様では、本店(神奈川県相模原市)の裏山を「るーたん ♪ の森」と命名され、社員の皆様と地域住民が協力して森林保全に取り組まれています。同社の「森づくり」は、東日本大震災のボランティア活動を契機に、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導された「いのちを守る森の防潮堤」に関心を抱かれた社長の渋谷金隆様が中心となり、創業100周年記念事業と重ねてスタートしました。これまで、進和学園で栽培した苗木を多数ご発注の上植樹頂いています。社員の皆様がドングリや木の実を採集し苗木の栽培も手掛けられ、同社の一連の緑化活動は、栄えある環境大臣賞にも輝いています。
2022年6月16日、社員の皆様が栽培されたアラカシ、ネズミモチ等の幼苗4種類220本を進和学園にご寄贈賜りました。これまでも何回か苗木をお譲り頂いていますが、今回の苗木も良好な生育振りで瑞々しい緑が美しく生き生きとしています。社長の渋谷様が直々に「るーたん ♪ の森」をご案内下さり、これまでの「森づくり」の取り組みをご説明下さいました。
ご寄贈頂いた苗木は、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに栽培を引き継がせて頂き、湘南国際村や高尾小仏等の植樹祭をはじめ各所での緑化活動に有効に活用させて頂きます。家具の大正堂様のご厚意ご支援に心より感謝申し上げる次第です。
神奈川新聞「やまゆり園事件は問う・支援の現場から」~進和やましろホーム~
神奈川新聞は、2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)が突き付けた課題について足元から考えようと、障害者の暮らしの場を巡り「やまゆり園事件は問う~施設は今~」という記事を逐次掲載しています。2022年6月8日の同新聞(1面&21面)は、進和学園の「進和やましろホーム」(生活介護入所施設)を取り上げ、重い障害を有す方達の暮らしや施設が直面している支援の現状と課題について報じました。山本照子記者は、2日間に渡り丁寧な取材を行い、山岸直道施設長をはじめ職員へのインタビューを通じて、「断片紡ぎ思いに迫り」「集団と個のジレンマ」「こだわり」「普通とは」・・といったキーワードから支援現場が抱える悩みや問題意識を浮き彫りにしています。
神奈川新聞「やまゆり園事件は問う/支援の現場から」(進和やましろホーム)(2022.6.8)
一方、進和学園では、2017年秋~2021年春の約3年4ヶ月に渡り、公益財団法人かながわトラストみどり財団の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組みました。本プロジェクトは、「津久井やまゆり園事件」への追悼の念を込めて、神奈川県の花ヤマユリを増やすことで、悲劇を悼み心の癒しとしようとするものです。
(株)研進は、進和学園の窓口会社として本取り組みを仲介、現在も、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭でヤマユリの栽培を続けています。財団から寄贈を受けた球根は今年も順調に生長し、これまでの最多の12個の蕾を付けました。間もなく大輪の美しい花を咲かせてくれる筈ですが、ヤマユリの花に重ねて、「いのち」の尊さを確認し合い、悲しい事件が残した課題に真摯に向き合って参りたいと思います。
「かなユリ・チャレジ」関連記事(機関誌「ミドリ」:かながわトラストみどり財団)
「ミドリ」No.124春号2022~「かなユリ・チャレンジ」に参加して~(PDF)
豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施しています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、この2年程は、コロナ禍の影響を大きく受けました。漸く本年度は、本来の計画に沿ってイベントも開催されるようになりました。
2022年6月5日(日)、豊島区役所本庁舎南側地区広場において、「つる植物・いのちの森苗木」配付が行われました。会場には区民の皆様が次々に苗木を受け取りに来庁されました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。高中低木の自然種の広葉樹10種類1,208本の苗木をお持ち帰り頂きました。
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、21,603本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、改めて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。
(株)オカムラ富士事業所様 ビオトープ植樹祭 & おやつde社会貢献
2022年6月4日(土)、オフィス用家具や店舗用什器等のトップメーカー(株)オカムラ様の富士事業所(静岡県御殿場市)において、ビオトープ植樹祭が開催されました。地域の生態系保全への貢献及び社員コミュニケーション並びに環境意識醸成を目的としたイベントで、有難いことに、進和学園が推進する「いのちの森づくり」と連携して、障害のある方々が育てた自然種の広葉樹250本をご購入の上、植樹頂きました。
昨秋の湘南国際村めぐりの森(横須賀市)における森林再生に続いて、(株)リンクプロデュース(代表:原悦久)様の仲介によりオカムラの社員の皆様との交流が再び実現!進和学園&研進メンバー10名に、地元の福祉施設「ロバのみみ」の皆さん8名も参加させて頂きました。
植樹を終えて、伐採した竹を利用した箸づくりにも挑戦!楽しいランチ・タイムに続いて、「おやつde社会貢献」と銘打つ菓子類販売会も企画されました。進和学園及び「ロバのみみ」さんの手作りパンやラスク等のスイーツ類を販売させて頂き、お陰様で両施設共に完売しました。
コロナ禍で久しくこの種のイベントが途絶えていましたが、感染対策にも留意する中で温かい交流の輪が広がりました。
オカムラ様が、社内のみならず広く地域へのCSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)にも繋がる社会貢献活動を展開されていることに、深く敬意を表すると共に、貴重な社会参加の機会を与えて下さったことに心より感謝申し上げる次第です。
オカムラ(富士事業所)様「ビオトープ植樹祭」写真集(編集:株式会社リンクプロデュース様)
オカムラ(富士事業所)様「ビオトープ植樹祭」案内チラシ(PDF)
ロマンスカーミュージアム /「湘南とまと工房」製品のご利用に感謝!
ロマンスカーミュージアムは、小田急線「海老名」駅に隣接する鉄道博物館です。2021年4月に小田急電鉄が開設し、特急ロマンスカーの歴代車両や小田急線の沿線を再現したジオラマ等を展示、運転シミュレーターも体験できる人気の観光施設として注目を浴びています。
同博物館では、ミュージアムカフェ「CLUB HOUSE」のメニューに、進和学園の農産品加工「湘南とまと工房」による「トマトピューレ」や「湘南ゴールドマーマレード」をご利用頂いています。特別感を味わえるグルメバーガーやスパイスカレー、そして、クールケーキにも「湘南とまと工房」製品を使って頂いています。進和学園メンバーにとって、「働く喜び」「役立つ喜び」に繋がり大きな励みとなっています。
2022年5月25日(水)、進和学園&研進の代表6名でミュージアムを訪問。農産品加工に従事しているメンバーの中には、大の鉄道ファンもおり、目を輝かせ興奮しながら見学すると共に、美味しいランチも賞味させて頂きました。自らが手掛けた製品が利用されていることを思うと、感動もまた格別です。
小田急電鉄様には、これまでも関連会社のUDS株式会社様を通じて、沿線の一流レストランにおいて進和学園の自主製品を販売・ご利用頂いて来た実績がありますが、福祉的就労分野への深いご理解・ご支援に心より感謝申し上げます。
NPO法人地球守様との連携~千葉「昭和の森」& 山梨小菅村 森林再生~
NPO法人地球守(代表理事:高田宏臣)様は、「生態系を養いうる自然環境のポテンシャル」の視点を尊重し、環境講座や環境改善指導・診断・調査を全国各地で実施されています。
この度、ご縁あって、地球守様が関与される植樹活動において、進和学園の「いのちの森づくり」も参画させて頂く機会に恵まれました。私共にとって、自らが育てた苗木を含めて、植樹地を如何に確保するかが重要な課題とされている中で、地球守様の活動を通じて環境保全に貢献する植樹にご利用頂けたことを大変光栄かつ嬉しく思います。地球守様はじめ行政並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
■「昭和の森」(千葉市緑区総合公園)における森林再生
2019年9月の台風15号は、千葉県を中心に大量の風倒木被害を及ぼしました。2020年よりNPO法⼈地球守様と千葉市が協力して、総合公園「昭和の森・四季の道」周辺の森の再⽣事業を推進しています。「昭和の森」は県内有数の都市公園で、市⺠の憩いの場として親しまれており、本プロジェクトは、公園や森の管理育成を⾏政だけではなく市⺠も参加して森を育てながら、学びの場として活⽤されています。
2022年4月29日、「苗木から次世代の森を育てる/第2回 森の再生ワークショップ」が開催され、下記の企業様のご支援の下に、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より高中低木510本のポット苗を提供させて頂きました。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
本田技研工業株式会社 | 苗木250本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ホットケーキパーラ-Fru-Full(フルフル) | 苗木110本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
■山梨県小菅村 水源の森再生プロジェクト
2022年5月21~22日に実施された本プロジェクトは、多摩川の源流域に位置する山梨県小菅村における森林再生の取り組みです。
戦後の拡大造林期に針葉樹(スギ・ヒノキ)が大量に植樹された人工林は、林業の衰退と共に管理保全が難しくなり、山全体の水源涵養力の低下を招いています。林床は暗く低木や草も育たない荒れた森の健全性を取り戻すために、間伐したスペースには自然種の広葉樹を植えて混交林を形成する試みが有効であり、地球守様は、その先導役を果たされています。講師の高田宏臣様は、理論と実践に裏打ちされた森林再生の実績を蓄積されています。初日の21日は、雨天にも臆することなく大勢が集い、熱心に作業に励みました。
今回、落葉広葉樹を中心に植樹しましたが、幸いにも、下記企業様のご支援を得て、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より655本の苗木を提供させて頂きました。重ねて御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
株式会社サン・ライフ | 苗木500本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル) | 苗木55本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
Fru-Full(フルフル)様のご指導に感謝!~湘南リトルツリー Special Day~
進和学園の福祉の店「ともしびショップ湘南平」の1階にあるホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」は、お陰様で5年目を迎えています。開店以来、東京(赤坂・世田谷)のホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)様より、老舗のレシピによる伝統のホットケーキやフルーツサンド等の調理法を伝授・ご指導頂いています。
作家の池波正太郎も愛したというホットケーキをはじめ、学園製パン部門が手掛けた製品もメニューに取り入れ、また、多彩な「街の木」を活かしたインテリアも好評を博しています。障害のある方々の就労の場としても期待されていますが、ここ2年程はコロナ禍の影響を受け、臨時休業を余儀なくされ、お客様の減少も著しく苦境に晒されています。
スタッフ一同で「持続可能な店舗」とすべく奮闘していますが、2022年5月17日(火)、Fru-Full(フルフル)の川島マスターと其田シェフが「湘南リトルツリー」をご視察の上、ご指導下さることとなりました。従事する職員の交代もあり、改めて日本のトップ・シェフから直々にご指導を仰ぐ機会は貴重であり、逆風に立ち向かう上でも大変心強く思います。
朝の仕込み、銅版の温度設定やホットケーキの焼き加減からフルーツサンドのアレンジ・・・細部に至る点検とアドバイスを賜りました。ご多忙の中、スケジュールを調整して親身なるご指導を頂いたFru-Full(フルフル)様に、心より感謝申し上げる次第です。
Fru-Full(フルフル)様とは、お互いのメリットに繋がる「民福連携」(民間と福祉の連携)を更に追求すべく、種々のご相談をさせて頂いていますが、これからの展開が楽しみです。
Fru-Full(フルフル)様には、売上の一部を毎月、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金にご寄付頂いています。ご寄付累計額は、415万円(苗木9,222本)(2022年4月末現在)に及んでいます。
「フルフル食べて森づくり」・・・フルフル様との連携は、植樹活動を通じた自然環境保全並びに障害者の自立就労支援にも繋がっています。重ねて感謝申し上げます。
豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し14年目を迎えています。この2年間は、コロナ禍の影響を受けスケジュールや内容を変更しているものの、今年も、「グリーンウェイブ2022」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
(注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性について考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されています。
2022年5月8日(日)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「苗木配付」が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。高中低木の自然種の広葉樹10種類657本の苗木(注)をお持ち帰り頂きました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:ウラジロガシ、ヤマザクラ、サカキ、ヒサカキ、アセビ、サツキ、ジンチョウゲ、ツツジ、ムラサキシキブ、ヤマブキ
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、20,395本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、深く敬意を表すると共に改めて感謝申し上げる次第です。
官 公 需 の 優 先 発 注
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。
第22回湘南国際村めぐりの森植樹祭
第22回湘南国際村めぐりの森植樹祭が、2022年5月8日(日)、検温やマスク着用等のコロナ感染対策を講ずる中で実施され、約520名が参加しました。
今回は、昨年、ご逝去された宮脇昭先生(享年93才/横浜国大名誉教授)のご功績を称え、先生のご指導に感謝し先生を偲ぶ追悼植樹祭としても企画されました。当初、5,000本以上の植樹を計画しましたが、コロナ禍の長期化を踏まえ、規模を縮小して横須賀市道沿いの傾斜地(C-17地区)に30種類2,511本を植樹しました。
コロナ禍に伴う行動規制も解除され、久し振りに開会式も行われ、イベントらしい賑わいの中で皆様の笑顔も印象的で、随所で「森づくり」を通じた交流の輪が広がりました。
同地では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地が、継続的な植樹により自然の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象への対策として、カーボンオフセット(CO2吸収)及び防災面においても、森林再生の意義は大きいと言えます。
宮脇先生が指導された「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を多種類選択して混植・密植しますが、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂くと共に、在庫がない樹種については、今回も、エスペックミック(株)様のご協力を得て、合計2,355本の苗木を提供させて頂きました。本植樹祭をご支援下さった下記の企業・団体様並びに関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
三機工業株式会社 | 苗木1,000本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社サン・ライフ | 苗木550本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木444本をご購入の上ご提供。 |
三井住友海上火災保険株式会社 | 苗木200本をご購入の上ご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木61本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が2種類(タブノキ、アカガシ)74本含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
【関連資料】
第22回湘南国際村めぐりの森植樹祭 案内チラシ(PDF)
(当初案内のチラシ:植樹本数が多く記載されています)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金
植樹祭を2日後に控えた5月6日(金)、苗木の仕分け作業を行ないました。一般社団法人Silvaさんの指導に基づき、サポーターの皆様に、「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪えいむ&mai!えるしい、けいあい工房、進和学園の3法人4施設に研進を合わせ30名以上が参加しました。全員マスク姿でコロナ対策にも気を付けながら、和気藹々とチーム・ワークを発揮して効率良く作業を終えることが出来ました。
書籍紹介「九千年の森をつくろう! ~ 日本から世界へ ~」(藤原書店)
植物生態学者で「森づくり」のパイオニア、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)(1928~2021)が指導された「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」は、地球温暖化や環境破壊から生命を守る「MIYAWAKI METHOD」として、世界から注目されています。
本書「九千年の森をつくろう!~日本から世界へ~」は、昨年(2021年)7月16日、93歳で亡くなられた宮脇昭先生を追悼し、先生が生涯を通じて提唱され実践された潜在自然植生理論に基づく「いのちの森づくり」のノウハウを取り纏めると共に、先生が「森づくリ」を通じて広く社会に発信続けた理念・思想・哲学をレビューするものです。宮脇方式(混植・密植)による森づくり活動の事例や、先生にご指導を仰ぎ親交のあった多くの方々からの寄稿文、世界で報じられた追悼記事、先生の名言集、そして、宮脇方式による植樹地データ等を収録しています。宮脇先生が指導された「いのちの森づくり」を理解する決定版ともいえる充実した内容となっています。
尚、第3部「宮脇方式の森づくり活動」において、企業やNPO等による植樹事例33件が紹介されていますが、誠に光栄なことに、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトに関連して、研進の出縄貴史による寄稿文が掲載されています。また、第4部「宮脇昭さんとの思い出1~国内編~」では、61名の方が寄稿されていますが、研進の「いのちの森づくり」プロジェクトリーダーを務める加藤ナルミの寄稿文も収録されています。
【寄稿文】
「進和学園から世界へ!~『いのちの森づくり』が日本の福祉を変える!~」(研進:出縄貴史)
「宮脇先生と私」(研進・いのちの森づくりプロジェクトリーダー:加藤ナルミ)
【参考】
宮脇昭先生を偲ぶ会(2022.4.24)
追悼 宮脇昭先生~「いのちの森づくり」のご指導に感謝!~(2021.8.6)
宮脇昭先生を偲ぶ会
2022年4月24日(日)、「宮脇昭先生を偲ぶ会」が、レンブラントホテル厚木(神奈川県厚木市)において開催されました。当初、先生の誕生日の1月29日に予定されましたが、コロナ禍の感染拡大に伴い延期され、この日の開催となりました。
潜在自然植生理論に基づく「その土地本来の木による本物の森づくり」を世界各地でご指導された生態学者の宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)は、昨年(2021年)7月16日にご逝去されました。(享年93歳) 先生の偉大なご功績を称え、先生を偲ぶ会に、約160名の皆様が参集されました。先生にご指導を仰ぎ、また、親交のありました皆様、学会、行政、教育、企業、ボランティア・・・各界より多彩な方々が臨席されました。会場に掲げられた先生のお写真を取り囲むように、進和学園で栽培した苗木を飾らせて頂きました。先生がご存命であれば94才になられることから、シイ・タブ・カシ類・・色々な種類のポット苗を混ぜて94本を用意しました。
ご来賓や各分野を代表されてのスピーチを拝聴し、宮脇先生が「いのちの森づくり」を通じて示された自然環境保全、防災、教育、社会活動から人生訓に至るまでの理論・思想・哲学の重みを改めて感受しました。
私達は、障害のある方々(どんぐりブラザーズ:福祉施設による森づくりチーム)と共に、ドングリや木の実から苗木を育て、ささやかですが「いのちの森づくり」に取り組んでいます。宮脇先生はじめ皆様に支えて頂き16年目、苗木の提供本数は累計32万本を超えました。先生の教えや志を受け止め、たとえ僅かでも、実践に移して行けるよう、これからも皆で力を合わせチャレンジして参ります。
宮脇先生、天国から私達を見守って下さいますように!(合掌)
【参考】
「宮脇昭先生を偲ぶ会」式次第(2022.4.24)(PDF)
追悼 宮脇昭先生~「いのちの森づくり」のご指導に感謝!~(2021.8.6)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト 進和学園「いのちの森づくり友の会」基金
「高尾小仏育樹祭2022春」に参加!
2022年4月23日(土)、「高尾小仏育樹祭2022春」に参加しました。高尾小仏における植樹は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土から成る盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みで2017年に開始し、毎年、植樹祭を実施しています。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用しています。私達が推進する「いのちの森づくり」の大切な拠点の一つであり、有難いことに、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いています。
これまで、木々は順調に生長していますが、植樹後3年程は雑草や蔓性植物から苗木を守るために、定期的な育樹(除草)作業が必要です。これに加えて、今回は、昨年10月に植樹した場所にイノシシや鹿が侵入し、獣害を被った部分の手直し作業が急務となりました。密植度が落ちてしまった箇所には、300本の補植を行いましたが、内200本は予算措置(注)を講じて頂きました。残り100本は、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して提供させて頂きました。
主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティア、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、地元自治会、地盤造成を担われている鹿島建設・清水建設の方々をはじめ、関係者130名近くが集いました。進和学園・研進からも参加し、「どんぐりブラザーズ」の一員である地元のNPO法人あるが(ハッピーフルーツ)及び(社福)あすなろの会みとおしの皆様も一緒に作業に励みました。長期化するコロナ感染対策として、マスク着用にソーシャル・ディスタンスにも留意しつつ、新緑が美しい高尾の自然に包まれて爽やかな汗を流しながら、楽しい交流の機会となりました。
(注)国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催する高尾小仏植樹活動に対して、米国の非営利環境慈善団体であるONE TREE PLANTED様より「協賛」頂けることとなりました。補植用の苗木200本について予算を付与して頂きました。心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会 (ONE TREE PLANTED) |
苗木200本をご購入の上ご提供。 |
本田技研工業株式会社 | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
株式会社ホンダロジスティクス | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
【参考】
・高尾小仏育樹祭2022春(案内チラシ:PDF)
・高尾小仏植樹活動(2017~/トンネルの工事残土・盛土場の森林再生)
横浜ゴム様からの苗木ご寄贈に感謝!~12年目/累計:45,981本!~
横浜ゴム(株)様は、各事業所において豊かな自然の森を再生する「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組まれています。社員の皆様がドングリや木の実から幼苗を栽培し、植樹に加え苗木の提供活動にも注力されています。各工場で栽培された余剰苗を、進和学園にご寄贈頂いて私達が推進する「いのちの森づくり」において栽培を引き継がせて頂いています。このユニークな「民福連携」(民間と福祉の連携)の取り組みは、2010年に始まり12年目を迎えました。
2022年4月8日と14日、同社平塚製造所様より、今年も、タブノキやカシ類の幼苗6種類1,348本をご寄贈頂きました。コロナ禍に伴い、進和学園&研進の代表を少人数に絞って苗木を受け取りに伺いました。平塚製造所の皆様には、いつもの通り温かくお迎え下さり、苗木の車両への積み込みもサポート頂きました。
同社からご寄贈頂いた苗木は、累計45,981本となり、その内、実際に植樹が実現している苗木は合計39,425本(232事案)に及びます。私達がこれまでに提供した苗木総数、約32万4千本の12%以上を占めています。
横浜ゴム様からご寄贈頂いた苗木は、森林再生を通じた自然環境保全や防災対策の他、障害のある方々の就労支援にも繋がっています。CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも有意義な取り組みであり、深く敬意を表すると共に、継続的なご支援に心より感謝申し上げます。
Honda本社人事部門よりご視察 ~ 障害者雇用の検討 /情報・意見交換実施~
2022年4月12日、Honda本社人事部門より5名の皆様をお迎えし、福祉工場「しんわルネッサンス」の活動をご視察頂きました。障害者法定雇用率(現行2.3%)をクリアするために各企業では様々な取り組みをされています。Honda様は、自社並びに特例子会社のホンダ太陽(株)様(1981年設立)等において、我が国の障害者雇用を先導されて来ました。
また、Honda様は、1974年から半世紀近くに渡り、研進・進和学園への仕事のご発注を通じて、一般就労が困難な障害のある方々に「働く喜び」「役立つ喜び」をもたらし、福祉的就労分野の拡充にも大きく貢献されています。障害者雇用促進法における発注奨励策である特例調整金を本邦自動車メーカーで唯一受給されると共に、2015年創設の優先発注企業厚生労働大臣表彰の第1回受賞対象にも選ばれています。
一方、経済・社会環境の変化を背景に、「差別禁止」や「合理的配慮」を求める障害者権利条約が採択され、日本も2014年に批准、障害者の権利擁護や社会参加の拡大が課題とされています。身体・知的に加え、精神障害者の雇用義務も定められ、法定雇用率は、漸次、引き上げられる見込みです。かかる状況下、Honda様も今後の障害者雇用の在り方について検討されており、その過程で、進和学園をご視察頂けることとなりました。誠に光栄なことと感謝申し上げます。
私達も、自動車革命と呼ばれるEV(電気自動車)へのシフトが顕著となる中、従来の「部品の小組立」という領域は縮小を免れず、このままでは、目標工賃の維持は困難となります。ホンダ車部品事業を通じて蓄積して来た「ものづくり」のノウハウ、特に、品質保証や工程管理の手法を他にも展開して事業の多角化を推進しています。Hondaの皆様には、ホンダ車部品の組立に加えて、農産品加工(湘南とまと工房)、地元スーパーにおける「施設外就労」、「いのちの森づくり」その他、目下、取り組み中の新規作業種についてもご案内申し上げました。
皆様には大変熱心にご視察頂き、情報・意見交換も活発に行い、有益な機会となりました。Honda様との「民福連携」の成果を発展させ、難しい時代を乗り越えて行けるよう、一同、力を結集してチャレンジして参りたいと思います。
「ミドリ(midori)」春号2022(かながわトラストみどり財団)に寄稿
進和学園では、2017年11月~2021年3月の約3年4ヶ月に渡り、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組みました。本プロジェクトは、2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)への追悼の念を込めて、神奈川県の花ヤマユリを増やすことで、悲劇を悼み心の癒しとしようとするものです。
同財団の機関誌「ミドリ(midori)」春号2022 において、本取り組みのコーディネート役を果たした(株)研進の出縄貴史が寄稿した記事が掲載されました。
同財団とは、神奈川県の「成長の森」事業や進和学園が推進する「いのちの森づくり」をはじめ、連携関係にあります。悲しい事件を追悼するために企画された「かなユリ・チャレンジ」に参加して、種子や球根からのヤマユリの栽培に挑戦することを通じて、「いのち(命)」の尊さを改めて学ぶ貴重な機会となりました。皆様にもご一読頂ければ幸いです。