
高尾小仏植樹活動~トンネル工事残土・盛土場の森林再生~
高尾小仏植樹活動は、東京都八王子市裏高尾町(都立高尾陣場自然公園内)を通る中央高速道路の小仏トンネルの工事残土で出来た広大な盛土場における取り組みです。自然環境保全及び防災・治安の観点も踏まえ、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱される「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生するプロジェクトとして計画されました。2017年10月の植樹祭開催以来、年々、認知度も高まり多くの皆様に参加頂いての植樹祭も実施されています。宮脇方式(混植・密植)による植樹を推進するNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)が主催し、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が共催、(公)イオン環境財団様はじめ多くの企業・団体のご協賛を得ると共に、進和学園いのちの森づくり友の会が、苗木の提供等に係わる協力メンバーとして参画しています。
皆様の深いご理解ご支援の下に、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先的にご利用頂いており、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達・提供させて頂いています。障害のある方達の就労支援にも繋がる付加価値の高い植樹活動と言えます。ご支援頂いている企業・団体様はじめ関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
「どんぐりブラザーズ」提供苗木の植樹実績:累計12,370本
第1回植樹祭 2017年10月29日 1,594本 + 875本(11月追加植樹)⇒ 2,469本
第2回植樹祭 2018年 9月24日 1,760本
第3回植樹祭 2019年 9月23日 3,453本
第4回植樹祭 2020年 9月27日 3,868本 + 820本(2020年度補植)⇒ 4,688本
合 計 12,370本
【補植について】
これまで4回の植樹祭で合計13,910本を植樹しており(「どんぐりブラザーズ」以外から提供された苗木を含む)、苗木は順調に生長していますが、主に獣害(鹿、イノシシ等)を受けた場所の混植・密植状態を保つために補植をしています。補植820本の比率は5.9%と低率で全体としての活着率は良好です。
参考:*植樹祭(2020年度)案内チラシ ⇒ 「高尾小仏植樹祭2020」(PDF)
*動画配信 ⇒ 「高尾小仏植樹祭2020/2019/2018」(YouTube)
*過去3回の植樹祭(2017、2018、2019/看板)