


豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ イケ・サンパーク~
東京都豊島区が推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトは、2009年度に始まり17年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれ継続して実施されています。
この活動の一環として、区の施設以外にも緑を増やすため、区民に「いのちの森」苗木配布を定期的に行うと共に、壁面や屋上緑化のための「つる植物」も配布しています。
研進(進和学園の窓口会社)は、本プロジェクトの実行委員会メンバーの一員として参加させて頂いています。
2025年6月15日(日)、「としまみどりの防災公園」(愛称:イケ・サンパーク)(東京都豊島区東池袋)において「IKE・SUNPARK Farmers Market(イケ・サンパーク ファーマーズ マーケット)」が開催されました。旬な野菜や果物を農家から直接買えるチャンスとして人気を博していますが、会場の一画に設けられた環境ブース(担当:豊島区環境政策課)では、「緑あふれるまち」を目指した「グリーンとしま」再生プロジェクトの取組みと「デコ活」(脱炭素に繋がる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)について紹介。パネル展示及び「いのちの森」苗木の配布が行なわれました。 苗木は、今回も進和学園にご発注頂きました。家庭でも栽培し易い低木5種類(マンリョウ、アセビ、ジンチョウゲ、ナンテン、クチナシ)と、中木で盆栽としても人気のイロハモミジの合計6種類/160本を先着順にプレゼント!用意した苗木は、全て配布させて頂きました。ご家庭での栽培を楽しみながら、ささやかな環境保全に活かして頂ければ幸いです。
豊島区よりご発注頂いた苗木の累計本数は、本イベントで配布された160本を含めて27,699本となります。豊島区が一連の植樹・緑化プロジェクトにおいて、障害者福祉施設に優先してお声掛け下さっていることに、重ねて感謝申し上げます。


平塚信用金庫様ご協賛/ベルマーレホームゲーム「ポット苗づくり」体験
2025年6月14日(土)、平塚市総合公園のレモンガススタジアム平塚において、湘南ベルマーレのホームゲームが開催されました。スタジアムに続く公園内(キングベルパーク)には、様々な模擬店やアトラクションが用意され、試合の応援に駆け付けたファンの皆様に加えて、週末に公園を訪れた大勢の方々で賑わいました。
私達は、平塚信用金庫(ひらしん)様からのお声掛けで、「ポット苗づくり」体験コーナー(無料)を設営させて頂きました。「ひらしん」様には、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご協賛頂いていますが、そのご縁で、「ひらしん」様のブースに参加させて頂くこととなりました。大変光栄ことであり、心より感謝申し上げます。
ドングリや木の実から苗木を育てて植樹を行う「いのちの森づくり」は19年目、これまでに出荷した苗木は38万5千本を超えています。平塚市総合公園の東側入口の一画では、2023年3月に平塚信用金庫様創立90周年を記念して、進和学園が栽培した苗木90本をご購入頂き、社員の皆様とご一緒に植樹した経緯もあります。
「ポット苗づくり」では、ご家庭でも育て易い低木のナンテンとマンリョウの2種類の幼苗(1年生苗木)を用意しました。育苗箱からポットに移し替える作業を体験頂きましたが、ご希望によりご自宅に持ち帰り育てることも出来ます。子供達にとっては、小さな可愛いポット苗づくりを通じて、自然や命の尊さを学ぶ情操教育の場となります。苗木配布の呼び掛けに、多くの皆様が応じて下さいました。13時半にイベントは開始され、天気予報通り、16時過ぎには雨模様となりましたが、合計102個のポット苗づくりを行うことが出来ました。 苗木や資材、その他経費は、「ひらしん」様からの「いのちの森づくり」へのご協賛により賄われます。また、「ひらしん」社員の皆様やボランティアの方がご一緒に作業をサポート下さり、交流を図りながら貴重な時間を共有させて頂きました。福祉・環境・教育の各分野に渡り貢献出来る意義深い催事となりました。
・「いのちの森づくり」紹介POP(PDF) ・どんぐりポット苗の作り方(PDF)


NTT東日本(神奈川事業部)様との連携 ~ いのちの森づくり ~
「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)では、毎週、金曜日の午前中に「いのちの森づくり」の一環として、湘南国際村めぐりの森における育樹作業を行っています。
2025年6月6日(金)は、「森づくりの輪」が広がる意義深い活動となりました。株式会社NTT東日本-南関東 神奈川事業部の皆様4名が参加下さいました。同事業部の皆様には、2022年12月、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として進和学園が栽培している植樹用の幼苗200本をご購入頂きました。社員の皆様が、ポット苗を2~3年育てて植樹を行おうという計画でした。あれから2年半が経過したこの日、皆様が栽培した苗木の中から5種類20本(タブノキ、アカガシ、アラカシ、スダジイ、シラカシ)を持ち寄って頂き、ご一緒に植樹することになったのです。
また、昨年4月から苗木栽培を請け負ってくれている地元の社会福祉法人みなと舎ライフゆう(横須賀市)さんが育てた苗木20本(ネズミモチ)も初出荷し植えられることとなりました。
当日、たまたま別の作業を行っていた湘南国際村での植樹プロジェクトメンバーでリーダーを務める一般社団法人Silvaさんにも冒頭の顔合わせの場に同席の上、同地における植樹活動の概要(環境省の自然共生サイトへの登録等)を説明頂きました。
湘南の凪えいむさんが栽培した苗木40本、進和学園が栽培した苗木20本も持ち寄り、合計100本の苗木を昨年5月の植樹祭会場DⅠ-1地区に補植しました。苗木は、「いのちの森づくり友の会」基金を充当して提供させて頂きましたが、100本中の80本は、(株)サン・ライフ様からのご寄付を活用させて頂きました。
快晴に恵まれ、気温は高目でしたが爽やかな風も心地良く、皆さんの笑顔が弾ける楽しい日中活動となりました。NTT東日本様が、SDGsに関連して苗木の栽培と植樹活動に取り組まれることに深く敬意を表する共に、「いのちの森づくり」を通じての交流が叶いましたことに、心より感謝申し上げます。
【参加者】
NTT東日本(神奈川事業部)4名、湘南の凪mai!えるしい4名、湘南の凪えいむ4名、みなと舎
ライフゆう5名、進和学園1名、研進3名、合計21名
【補植した苗木(DⅠ-1地区)】
ネズミモチ20本、シャリンバイ15本、タブノキ、アラカシ、スダジイ各11本、アカガシ9本、
ウラジロガシ8本、ガマズミ4本、トベラ、マサキ、ムラサキシキブ各3本、シラカシ2本、
合計100本


育樹の季節~豊島区・東海大・新東名(秦野)の事例~
「いのちの森づくり」では、ドングリや木の実から育てた苗木を各所に植樹しています。宮脇メソッド(混植・密植方式)では、樹高30~60cmの苗木を植えますが、植樹後2~3年間(場所によってはそれ以上の期間)は、雑草や蔓性植物から苗木を守るための「育樹」(除草)を行う必要があります。 また、人の生活圏における緑地は、自然の森のように自然淘汰に委ねる訳にもいかず、多くの場合、定期的に剪定や枝打ち等の保全作業を必要とします。
5~6月は、これらの一連の作業で大忙しですが、直近の事例を紹介します。何れも「いのちの森づくり友の会」基金(ご寄付・協賛・助成)を活用させて頂いており、皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
◆新東名秦野丹沢育樹祭2025春
2025年5月31日(土)、新東名高速道路の丹沢スマートICアクセス(神奈川県秦野市戸川)における育樹祭に参加しました。2021年12月、道路斜面に自然種の広葉樹36種類3,394本を植樹した場所です。植樹後、3年半近くが経過しました。
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、いのちの森づくり2020⤴プラス5未来へが主催し、出雲大社相模分祠が共催、進和学園いのちの森づくり友の会も協力者として参画、(株)サン・ライフ様からの「友の会」へのご寄付を活用させて頂き、60本の補植も予定していました。
あいにく、この日は、朝から雨模様で風も強く肌寒い陽気でしたが、28名が参加し作業に励みました。11時過ぎ、豪雨のような状態に加え雷が鳴り始めたので、育樹祭は中断、補植も8本程に止まりました。後日、残りの除草作業と補植を行うこととします。
案内チラシ:新東名秦野丹沢育樹祭2025春(2025.5.31)
◆東海大学湘南キャンパス 育樹活動
東海大学では、2019年11月1日の「建学祭」(大学祭)に合わせ、湘南キャンパスの一画に、健康学部の学生、先生及び総務・学生課の職員の皆様と進和学園の総勢51名で自然種の苗木605本を植樹しました。以来、毎年、春と秋には、育樹作業を進和学園の日中作業(施設外就労)として行っています。大学のキャンパスに相応しい緑地帯としての保全に努めています。
2025年5月22日、大きく育った木々の周囲の雑草の刈り取りと剪定・枝打ちを実施しました。毎年、アカガシのドングリをご寄贈下さっている植樹ボランティアの森 潔 様がご参加の上、剪定方法を親切にご指導下さいました。
◆豊島区・電車の見える公園育樹活動(としまグリーンウェイブ2025)
2025年5月18日(日)、東京・豊島区の「グリーンとしま」再生プロジェクト&「としまグリーンウェイブ2025」の一環で、池袋本町電車の見える公園において育樹イベントが開催されました。同公園では、2013年春、宮脇昭先生のご指導により1,700本の広葉樹の苗木を植樹。進和学園栽培の苗木400本もご利用頂いた思い出深い公園です。
豊島区からは、それ以外の案件も含めて進和学園の苗木を官公需の優先発注として多数ご利用頂いています。プロジェクト実行委員会を中心に、区内各所の植樹や区民への苗木配布による緑化活動を推進、研進も実行委員会メンバーに名を連ねています。この日も、研進スタッフが参加し、皆様とご一緒に育樹(除草・剪定・清掃)作業に励みました。
案内チラシ:「池袋本町電車の見える公園『いのちの森』育樹活動」(2025.5.18)


浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり フィナーレ!
浜松市の遠州灘における植樹活動「~KALAプロジェクト」は、東日本大震災の教訓を元に、津波にも耐える海岸防災林を構築しようと2013年にスタートしました。約17.5kmの海岸に「防潮森」を育むもので、クロマツを主体とする防潮林の内陸側に、宮脇方式(混植・密植)を採用し潜在自然植生種の樹種を植樹します。 NPO法人縄文未来(縄文楽校)様をはじめ、賛同者による活動として発展、研進・進和学園も2015年から、プロジェクト・メンバーに加入し植樹祭にも参加しました。進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂き、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、継続的に苗木を提供して参りました。
今般、本プロジェクトは、当初の計画を達成し一段落するに至りました。2025年5月18日、縄文未来様の主催で、12年間に渡り植樹して来た「防潮森」を見ながら感謝のハイキングが企画され、40名の皆様が参加されました。その模様が、ブログ配信されていますのでご紹介します。
NPO法人縄文未来様のブログより: KALA活動の報告とこれから(2025.5.21)


第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭
第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭が、2025年5月11日(日)に開催され、過去最多の666名が参加しました。今回は、15年前に手掛けた植樹地(A地区)の東南側の斜面で、急な勾配がある難所です。参加者全員が、同時に植樹地に入ることは難しいので、3グループ(各12パーティー/合計36パーティー)に分けて一連の作業を割り振りました。苗木の水遣り/苗木運び/植樹とローテーションを組んで作業を行い、現場での植樹作業に時間差を設けることで混雑を回避するよう工夫しました。
なるべく効率的に作業が行なえるよう、苗木やマルチング材の稲わらは、皆で協力してバケツリレーにより運びましたが、植樹地の通路は狭く思いのほか時間を要してしまいました。斜面の上方から植樹を行い、最後に植える3グループは、一番最下段ということもあり子供達の参加も多く、当初の待ち時間を利用して、易しい「森の講座」を設けることとしました。
厳しい環境を考慮し、1㎡当たり5本という密植度を高めた混植方式を採用し、苗木36種類4,000本を植樹しました。
同地では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地に2009年より植樹を行い自然の森を再生しています。地球温暖化や異常気象対策として、カーボンオフセット(CO2吸収)及び防災面においても、森林再生の意義は大きいと言えます。 昨年、湘南国際村めぐりの森は、環境省が推進する『30by30』、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』の自然共生サイトに登録されました。2030年までの新たな世界目標への貢献という観点からも国際的な環境保護エリアとして認められ、付加価値を高めています。
故 宮脇昭先生門下の藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)の監修により、「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を植えましたが、今回も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂きました。在庫がない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て用意させて頂きました。
多くの企業・団体・個人の皆様より心強いご支援を頂き、素晴らしい植樹祭を開催することが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木1,300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
三機工業(株) | 苗木1,000本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木700本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木363本をご購入の上ご提供。 (湘南国際村混植・密植グループへの協賛を通じて) |
(株)ホンダロジスティクス |
苗木277本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木160本をご購入の上ご提供。 |
(株)建新 | 苗木150本のご提供についてご協賛。 |
「湘南とまと工房」(楽天) | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)及び(株)家具の大正堂の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が一部含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
植樹祭を2日後に控えた5月9日(金)、苗木の仕分け作業などの準備を行ないました。東急建設(株)社員の皆様が、朝から大勢ご参加下さり大変助かりました。「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪mai!えるしい&えいむ、進和学園の2法人3施設に研進の20名も合流し、50名近くが一般社団法人Silvaさんの指導の下、力を合わせて取り組みました。
樹種ごとにチームを割り振り、混植・密植方式(宮脇メソッド)の植樹に欠かせない事前準備を行いました。4,000本の苗木の仕分けとなると時間もかかります。仕分け完了後は、苗木トレーを植樹地近くまで、バケツリレーにより運びます。予定の正午を回っていましたが、皆で声を掛け合いながらの人海戦術で頑張りました。作業を終えた皆さんの達成感に満ちた晴れやかな笑顔が印象的でした。


としまグリーンウエイブ2025 苗木配布 ~ 福祉施設への優先発注 ~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し17年目を迎えています。今年も、「としまグリーンウェイブ2025」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
(注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性について
考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されています。
2025年5月10(土)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「いのちの森」苗木配付が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。自然種の広葉樹10種類435本の苗木(注)をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:ヤマザクラ、ヒメユズリハ、ジンチョウゲ、サツキ、ツツジ、アセビ、マンリョウ、ヤツデ、
ヒサカキ、シモツケ
【関連記事~2024年度~】
・豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!~(2024.6.3)
・としまグリーンウェイブ2024「いのちの森」育樹に励む(2024.5.22)
・としまグリーンウエイブ2024 苗木配付(2024.5.13)


「高尾小仏育樹祭2025春」に参加!

2025年5月10日(土)、「高尾小仏育樹祭2025春」に参加しました。主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティア、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)の皆様をはじめ58名が集いました。午前中は、雨天予報であったため、作業は午後からのスタートに変更されました。幸い、予報通りに午後には雨も上がりましたが、現地は霧がかかり幻想的な雰囲気に包まれました。
この活動は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みで、2017年に始まりました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用、毎年、植樹祭を開催し一昨年2023年秋の第7回の植樹祭で盛土場の頂上部に達しました。

元々、研進・進和学園から宮脇方式による植樹を提案した経緯にあり、私共にとっても「想い入れ」の深い案件です。私達が推進する「いのちの森づくり」の拠点の一つであり、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いています。
.jpg)



神奈川県立秦野曽屋高校「総合的な探求の時間/障がい者福祉」授業
神奈川県立秦野曽屋高校では、地域の社会福祉に携わる人材育成や福祉活動を通して豊かな心を育むことを目指し、「福祉・ボランティア」教育に注力されています。1年生の「総合的な探究の時間」において「福祉」をテーマとして、保育・手話・リハビリテーション・障害者スポーツ等の7講座が用意され、専門家や実務者を講師に招いて授業を実施されています。
2025年5月8日(木)午後に行われた授業では、本年度も弊社の 出縄貴史が「障がい者福祉」について講師を務めさせて頂きました。生徒の皆さんが講座を選択しますが、「障がい者福祉」の2回の授業には、18名&12名、合計30名の生徒さんが参加されました。
障害者福祉の意義やその財源の担い手としての国家・民間・個人の役割、障害種別、障害者権利条約(合理的配慮)等を取り上げ、また、進和学園における実際の事例(自動車部品組立・食品加工・いのちの森づくり・スーパーでの施設外就労等)を動画で紹介しながら、障害者雇用及び就労支援の現状と課題について解説しました。(下記の教材参照)
高校1年生としては、かなり専門的な内容にも触れましたが、皆さんとても熱心に聴講してくれました。将来を支える若い皆さんには、確かな知見と豊かな人間性を育み、社会に貢献できる人材として成長されることを期待しています。
教材:秦野曽屋高校1年生「障がい者福祉」(2025.5.8)
秦野曽屋高校と進和学園との交流は、2010年に遡ります。進和学園で栽培した苗木を同校生徒の皆さんとご一緒に校庭の花壇に植樹しました。あれから15年が経過し、今でも、校庭に自然の潤いをもたらす緑地帯が保全されています。
【参考】
・アーカイブ「秦野曽屋高校との交流」(2018.6.22)
・タウンニュース秦野版「曽屋高生が福祉工場見学」(2015.7.16)
・タウンニュース秦野版「曽屋高校と福祉施設が交流」(2010.9.11)
・タウンニュース秦野版「曽屋高校が福祉施設と植樹」(2010.5.29)
・秦野曽屋高校HP(福祉施設と植樹)


平塚信用金庫様「いのちの森づくり」プロジェクトご協賛に感謝!
平塚信用金庫(ひらしん)様は、地域金融機関として、地元経済や人々の暮らしを支えて頂いていますが、2019年度より進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトに対してご協賛を頂いています。毎年10万円のご協賛は、6年連続で合計60万円となります。 2025年5月7日、進和学園及び研進の代表5名は「ひらしん」様を訪問、理事長の尾上達也様をはじめ社員の皆様にご協賛の御礼及び「いのちの森づくり」の活動報告を申し上げました。「ひらしん」様には、温かくお迎え頂き親しく懇談させて頂きました。
「ひらしん」様の親身なるご支援に心より感謝申し上げますと共に、皆様のご厚意ご期待にお応え出来るよう、これからも一同で力を合わせ取り組んで参ります。
一昨年の2023年は、平塚信用金庫様創立90周年に当たり、その記念行事の一環として平塚市のご協力も得て、平塚市総合公園の一画において記念植樹を行いました。進和学園が栽培した苗木をご利用下さり、創立90周年にちなみ90本の苗木を植樹、地盤造りを含めて一連の作業を進和学園に「仕事」としてご発注賜りました。
植樹から2年以上が経過し、苗木の生長は良好で、シンボルツリーのアカガシも中央で樹高を伸ばしています。春と秋の年2回、育樹(除草)作業を行い、アカガシ以外の周囲の苗木は、腰高で剪定して公園に相応しい緑地帯として保全しています。「ひらしん」様からのご協賛金を活用して、進和学園メンバーが「施設外就労」として従事しており、工賃に還元されています。


(株)サン・ライフホールディング様へ御礼訪問!~ いのちの森づくり ~
(株)サン・ライフホールディング様(神奈川県平塚市)は、冠婚葬祭・福祉・文化事業を広く展開されていますが、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに対して、2010年から継続してご寄付を賜っています。コロナ禍での厳しい経済環境においても中断することなくご支援頂き、ご寄付は15年連続で累計2,500万円に及びます。
同社からのご寄付を活用させて頂き、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)や遠州灘(浜松市・掛川市)の防潮林、国道134号線側道、高尾小仏の盛土場等の公共スペース37ケ所に、障害のある方々が栽培した苗木を中心に5万2,321本(3月末現在)を植樹しています。私達が出荷した苗木の約14%が同社のご支援により実現しています。
また、同社の慰霊塔(小田原市)の敷地には、進和学園の苗木を2010年から毎年50本ご購入の上植樹頂き、10年で500本を植えて「サン・ライフの杜」が豊かな自然の森として育まれています。
2025年5月1日、進和学園&研進の代表5名は、同社が運営されるホテルサンライフガーデンを訪問させて頂きました。誠に光栄なことに、同社の定例会議の中でご挨拶申し上げ、進和学園のご紹介及び「いのちの森づくり」へのご支援に対して御礼を申し上げました。代表取締役社長の比企武様、取締役会長の竹内圭介様はじめ社員の皆様には温かくお迎え下さいました。事務局の皆様とは、昼食までご一緒させて頂きながら親しく懇談、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
同社が、ご寄付を通じた自然環境保全及び障害者の就労支援をはじめ、様々な社会貢献活動により、CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを実践されていることに深く敬意を表すると共に、永年のご支援に重ねて感謝申し上げる次第です。
【関連資料】


目黒伸一先生(国際生態学センター)湘南国際村植樹地をご視察
2025年4月25日(金)、「どんぐりブラザーズ」(湘南の凪mai!えるしい、同えいむ、横須賀ヘーメット)及び研進スタッフは、毎週金曜日午前中のルーチン活動である湘南国際村めぐりの森での育樹作業を行いました。
当日、植樹地からすぐ近くにある公益財団法人国際生態学センター(IGES-JISE)の主幹研究員である目黒伸一先生が、現場をご視察下さることとなり、これまでの植樹地の内、A、C、D地区を中心にご案内申し上げました。
目黒先生には、私達の「いのちの森づくり」をご支援頂いており、「どんぐりブラザーズ」メンバーと交流を図ると共に激励のお言葉を掛けて下さいました。有難うございました!


Present Tree for 湘南国際村めぐりの森 II ~ キックオフ植樹イベント ~
2025年4月6日(日)、「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森 II」植樹イベントが開催されました。主催:NPO法人環境リレーションズ研究所、共催:協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植方式植樹推進グループによる植樹活動で、一般社団法人Silvaが全体のコーディネートと技術的な指導を担い、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より苗木を提供させて頂きました。
環境リレーションズ研究所様が手掛けるPresent Treeの一環として、2011年9月に湘南国際村めぐりの森(A地区)において植樹祭を実施した実績があります。当時、植樹した苗木3,000本は、13年以上が経過して、今では大きく樹高を伸ばし豊かな「自然の森」に生長しています。この度、同地において2回目のPresent Tree計画が立案され、神奈川県政策局のご協力の下に、A地区の南側に、約860㎡の土地を確保、本年度から3年間で、合計5,000本を植樹する計画です。
この日は、キックオフとなる植樹イベントで、Present Treeの趣旨に賛同して申し込まれた企業・団体・個人52名の皆様に加え、ボランティアや事務局を合わせ80名以上に参加頂き、自然種の高中低木35種類1,000本(注)を「混植・密植方式(宮脇メソッド)」により植樹しました。「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)から進和学園及び横須賀ヘーメットの皆さんに研進メンバーもご一緒させて頂き、皆様と交流を図りながら、力を合わせて作業に励みました。
(注)進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より、988本を寄贈させて頂きました。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの最大の課題は、「植樹地の確保」ですが、湘南国際村においてPresent Tree第2弾企画が3年間に渡り実施されることが決まり、大変嬉しく思います。ダイバーシティ(多様性)を目指した「森づくり」において、老若男女を問わず多くの皆様に参加頂き、交流の輪を広げて参りたいと思います。進和学園が栽培した苗木の利用と、植樹後の保全活動(育樹作業)を含めて、障害のある方々の貴重な就労支援にも繋がる取り組みに、心より感謝申し上げる次第です。
案内チラシ:Present Tree for 湘南国際村めぐりの森 II 植樹イベント(2025.4.6)
ブログ:環境リレーションズ研究所「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱ」
一般社団法人Silva「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱキックオフ植樹祭」


「いのちの森づくり友の会」より苗木提供 ~ 3月の事例から ~
2025年3月は、先に新着情報に掲載した東京藝術大学の「Geidai Hedge 9」植樹ワークショップ(3月20日)以外にも、「いのちの森づくり友の会」基金から苗木を寄贈させて頂いた植樹案件が重なりました。以下に8件を取り纏めて紹介させて頂きます。
この時期に、これだけ多くの植樹イベントに関与することは初めてであり、何れも公共性が認められる有意義な取り組みです。私達の「いのちの森づくり」が、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。


トヤマ様 オープンガーデン/植樹会(トヤマ平成の森)に参加!
(株)トヤマ様(放射光関連機器メーカー)は、神奈川県山北町の本社・工場周囲に、宮脇 昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導による自然の森「トヤマ平成の森」を創出されており、有難いことに、進和学園が推進する「いのちの森づくり」と連携して、障害のある方達が育てた苗木を多数ご利用頂いています。また、植樹地の保全のための「育樹(除草)」作業の他、敷地内の道路の清掃や花壇の手入れ等の仕事を、福祉施設に継続的にご発注頂いています。「施設外就労」という形態で、研進が仲介させて頂いていますが、障害者の就労支援に大きく貢献頂いており、心より感謝申し上げます。
2025年3月29日(土)、同社構内を地域住民に開放するオープンガーデンが開催されました。進和学園&研進もお招き頂き、自主製品(パン・菓子・ジュース&ジャム類)を販売させて頂きました。
また、同社の広大な敷地内を通る道路沿いに、21種類457本の苗木を植える植樹会が企画されました。あいにくの雨天でしたが、地元の皆様、国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)関係のボランティアの方々に私達も加わり、「混植・密植(宮脇方式)」による植樹を行いました。サクラが開花したというのに冬のように寒い1日でしたが、皆で力を合わせて木を植え、稲ワラによるマルチング作業を行うと体は温まり汗ばむ程です。
昼食は、人気の2階の食堂が利用出来ます。残念ながら、雄大な富士山の姿は望めませんでしたが、特製ビーフカレーと豚汁を賞味!ミニ・コンサートも楽しませて頂きました。
企業と地域住民との交流は、地元の活性化やコミュニティ形成に繋がる極めて意義深いものと思います。植樹会では、進和学園が育てた苗木をご発注下さり、大変有難いイベントとなりました。トヤマ様が、地域に開かれた催事を企画・実施されていることに深く敬意を表すると共に、日頃のご支援に重ねて御礼申し上げます。
アーカイブ:① トヤマ オープンガーデンに参加! 2019年3月30日
②「トヤマ平成の森」植樹祭 2013年12月3日


麻布大学さん&コンコントフィールドさんに苗木引渡し
2025年3月25日(火)、進和学園「どんぐりハウス」に、麻布大学生命・環境科学部の村山史世先生(法学・環境パートナーシップ)と学生さん達、並びに、一般社団法人コンコントフィールド代表の小宮真一郎様とスタッフの方が苗木を引き取りに来られました。
麻布大学さんは、相模原市緑区青根地区において、森林整備の一環として薪炭林の広葉樹(シラカシ、コナラ等)の植樹を行う計画で、合計100本の苗木をご購入下さいました。
コンコントフィールドさんは、神奈川県足柄上郡大井町の土地の土壌改良を施すと共に、自然植生を再生するための植樹活動を実践されています。この度、進和学園が栽培した苗木もご利用頂けることとなり、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より、合計186本を提供させて頂くこととなりました。
たまたま、タイミングが重なり、お互いの活動について情報交換を行うと共に、皆で記念写真を撮影しました。


東京藝大Geidai Hedge 9に苗木提供!
東京藝術大学上野キャンパスが推進されている「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」は、武蔵野在来種による混植の生垣植栽を、嘗ての鉄柵に代えて大学の外周に巡らす緑化プロジェクトです。2016年より取り組まれていますが、大変光栄なことに進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂いています。
2025年3月20日(木・春分の日)、最終ステージを迎えた「Gendai Hedge 9」が、藝大前通りの北西側交差点を挟んだ場所で行なわれました。今回、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金から、合計1,460本の苗木を寄贈させて頂きました。進和学園自らがドングリや木の実から育てた苗木も多数含まれていますが、保有在庫がない樹種については、連携する種苗業者さんのご協力を得て調達させて頂きました。
学生・大学教職員、地域住民の皆様にボランティア、ご家族連れ、関係の皆様が、午前の部と午後の部に分かれて植樹を行いました。班ごとに分かれてチームワークを発揮し、ワークショップを楽しみました。私達は、午後の部に参加、交差点の角の目立つ箇所を担当させて頂きました。
今回の苗木寄贈については、下記の企業・団体様のご支援を賜りました。植樹活動を通じた環境保全、並びに障害のある方々の就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木850本を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金への ご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木370本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
NPO法人エコメッセ | 苗木40本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
【参考資料】
・東京藝大Geidai Hedge9 案内チラシ(PDF)
・東京藝大Geidai Hedge8に苗木提供(2023.11.25)
・東京藝大Geidai Hedge7に苗木提供(2022.11.19)


朝日新聞「地球教室」参加賞 ~ 進和学園の苗木ご利用に感謝! ~
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業やイベント実施も盛り込まれた環境教育プログラムで、今年、17年目を迎えています。小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度も全国から多数の応募があり、有難いことに、参加賞の一部に今回も進和学園で栽培したポット苗をご利用頂きました。
【参加賞:植樹用ポット苗のご利用実績】
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトにおいて進和学園において栽培しており、ご利用は15年連続、今回の34本を含めて累計25,723本となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して植樹することが出来ます。
更に、進和学園に里帰りした苗木と同じ本数を、東北地方の気候に適応する樹種の苗木にバトンを引き継いで植える「植樹リレー」も継続しています。東日本大震災において甚大な被害を受けた東北の防潮林「いのちを守る森の防潮堤」(宮城県岩沼市・仙台市、福島県南相馬市)や被災集落(宮城県石巻市北上町)の復興の植樹に活用されています。


神奈川県公園協会様仲介/麻布大学の皆様ご来訪
「いのちの森づくり」の苗木栽培で連携関係にある公益財団法人神奈川県公園協会様の仲介により、麻布大学生命・環境科学部の村山史世先生(法学・環境パートナーシップ)と学生の皆様が来訪されました。麻布大学では、相模原市緑区青根地区において、市民の協力を得て休耕水田を復活させ、生物多様性の把握、環境学習、ESD(持続可能な開発のための教育)及び環境まちづくりに取り組まれています。
今般、同地での森林整備の一環として、昔ながらの炭窯の活用と薪炭林の広葉樹(コナラ、シラカシ等)の植樹を行う計画を立案、2025年2月25日、公園協会スタッフの方もアテンドされ、進和学園「どんぐりハウス」をご視察されました。人工林(スギ、ヒノキ)の間伐と自然種の広葉樹を植えて混交林を目指し、水源涵養の森を整備する県の方針(かながわ森林再生50年構想)にも合致する取り組みであり、進和学園で栽培しているポット苗を利用する方向でご検討頂けることとなりました。


日本生命様のご支援に感謝! ~ 「いのちの森づくり友の会」へのご寄付 ~
日本生命保険様には、労働組合平塚支部様より、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご支援頂いています。
2025年2月12日、同社平塚支社及び労働組合平塚支部の皆様に、福祉工場「しんわルネッサンス」へご来訪頂き、「いのちの森づくり友の会」へのご寄付贈呈式を執り行いました。
日本生命様には、2014年6月12日、進和学園の創立記念日に、当時、開所直後の生活介護入所施設「はばたき進和」(旧進和職業センター)で実施した植樹祭に参加頂き、社員の皆様もご一緒に施設の周りに植樹して頂きました。その際、苗木代金として10万円のご寄付を頂いたことを契機に、「いのちの森づくり」へのご支援がスタート。以来、ご寄付を継続下さり、今回、11年目として10万円/累計110万円のご寄付を賜りました。
同社のご支援は、植樹・育樹活動を通じた自然環境保全に加え、障害のある方々の自立・就労支援にも繋がっています。企業の社会的責任(CSR)及びSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げる次第です。
日本生命様による「いのちの森づくり」へのご支援が開始された2014年6月12日の「はばたき進和」での植樹祭。以来、11年連続でご寄付を賜っています。


いのちの森づくり(1月のTOPICS)
◆「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱ」
2025年1月31日、NPO法人環境リレーションズ研究所、一般社団法人Silva、神奈川県政策局及び弊社よりスタッフ9名が湘南国際村めぐりの森に集合。本年4月から開始予定の「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱ」の植樹予定地を視察すると共に、今後の計画について打合せました。
環境リレーションズ研究所様が主催されるPresent Treeの一環として、2011年9月に湘南国際村めぐりの森(A地区)において植樹祭を実施してから13年が経過。豊かな「自然の森」に生長した植樹地に立つと感慨もひとしおです。
今般、湘南国際村において2回目のPresent Tree計画が立案され、この日、地盤造成中の植樹予定地を一同で視察しました。約860㎡の土地に、2025~27年の3年計画で、合計5,000本を植樹する予定です。Present Treeの趣旨に賛同される企業の皆様に参加頂き、順次、植樹イベントが実施されます。全体のコーディネートと技術的な指導をSilvaさんが担い、進和学園はじめ福祉施設で栽培している苗木を優先利用頂きます。「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)も共に活動させて頂きます。
◆(株)トヤマ様より受注/葛(クズ)の蔓(ツル)の切除
放射光機器メーカーの(株)トヤマ様は、同社工場(神奈川県山北町)構内に、宮脇方式(混植・密植)による自然の森「トヤマ平成の森」を育まれています。植樹地の育樹(除草)並びに花壇その他の保全作業を、同社よりご発注頂いており、日頃は「どんぐりブラザーズ」の一員である足柄緑の会コスモス学園の皆さんに担当頂いています。
一方、夏の猛暑により植樹地では葛(クズ)の蔓(ツル)が異常に繁茂し、木々に絡みついて覆い被さり、場所によっては生長を妨げる懸念が生じています。今般、同社から蔓(ツル)の切除を依頼され、「仕事」としてご発注賜りました。2025年1月29日(水)、進和学園メンバーがこの作業に従事、森の中に分け入り葛(クズ)の太い蔓(ツル)と格闘して、かなりの本数を取り除きました。
◆(社福)湘南の凪の皆さん「どんぐりハウス」来訪!
2025年1月29日(水)、福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」の一員である社会福祉法人湘南の凪の皆さんが、進和学園「どんぐりハウス」へ来訪されました。同施設には、2012年から苗木の栽培を委託していますが、苗木16トレー/320本を引き取り方々、ハウスでの栽培状況を見学頂きました。また、福祉工場「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品事業をはじめ食品加工や製パンの作業現場もご案内申し上げました。
ホットケーキパーラー「湘南リトルツリー」にも立ち寄り、ホットケーキやパンナコッタを賞味しながら楽しく歓談、今後の新たな連携についても話が及び楽しい時間を共有しました。


1月の植樹3件 松沢幼稚園/中国高校生による植樹/里山住宅神戸管理組合
◆松沢幼稚園「土の学校」
学校法人雲柱社松沢幼稚園(東京都世田谷区上北沢)では、「自然を感じる保育」を目指して子供達の情操教育に注力されています。2025年1月23日(木)、3回目を数える「土のがっこう」と名付けたイベントを行い、42名の子供達と父兄・先生が参加して園庭に23本の木を植えました。鳥が好む樹種(ムラサキシキブ、センリョウ、コゴメウツギ等)を選び、剪定枝を利用した「しがら花壇」に園で創った腐葉土や落葉・切りワラを混ぜて地盤を整えて植樹しました。今回も、苗木は、進和学園「いのちの森づくり友の会」より寄贈させて頂きました。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、障害者の自立・就労支援を一義的な目的としていますが、子供達の「教育」との連携にも、高い価値観を抱いて取り組んでいます。
【関連記事】
松沢幼稚園「土のがっこう」/土と苗木と触れ合う情操教育(2024.9.10)
【参考】
嬉しいことに、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へ活動報告書を頂いています。
①「土のがっこう」(第1回:2024.4.23) ②「土のがっこう」(第2回:2024.9.9)
③「土のがっこう」(第3回:2025.1.23)
◆日中友好植樹体験(川崎市黒川青少年野外活動センター)
外務省が推進する「日中植林・植樹国際連帯事業」青少年等交流事業(注)の一環として、昨年12月9日に、川崎市黒川青少年野外活動センターにおいて、中国の高校生達による植樹体験イベントが実施されましたが、年が明けて2025年1月20日(月)にも、同センターに中国の高校生30名が集い、植樹を行いました。前回同様、進和学園で栽培した苗木をご利用頂き、11種類24本の自然種の広葉樹を植えて頂きました。
高校生達は、日本の気候変動や自然環境保全に係る政策を学ぶために来日し、「しがらマウンド」を造成し、落ち葉や燻炭といった自然素材を活かした里山再生の手法に基づく植樹に熱心に取り組みました。「森づくり」を通じた日中友好の懸け橋となるイベントであり、私共の「いのちの森づくり」がお役に立てることを大変嬉しく思います。
(注)中国をはじめとする外国の青少年を訪日招聘し約1週間の滞在日程を組み、植樹活動をはじめ環境及び防災に関するセミナー、企業や関連施設の視察、関係者との交流等を行い、環境・防災意識の啓発と対日理解の一層の促進、日本との友好関係の強化等を目的としている。日本青年の中国への派遣も含む。
関連記事:日中植林・植樹国際連帯事業/川崎市野外活動センターにて植樹(2024.12.10)
◆「里山住宅神戸管理組合」植樹ワークショップ
2025年1月19日(日)「里山住宅神戸管理組合」主催の植樹ワークショップに、進和学園「いのちの森づくり友の会」より、苗木39種類94本を寄贈させて頂きました。
当日の模様についてレポートを頂きましたので、紹介させて頂きます。


ホンダロジスティクス様に御礼訪問
2025年1月24日、Hondaグループの物流中核会社である(株)ホンダロジスティクス様の本社(東京・半蔵門)を訪問させて頂きました。同社には、私達が組み立てた自動車部品のHonda様各製作所への輸送及び納入代行をお願いし、迅速かつ的確なサービスをご提供頂いています。本業に加えて、進和学園自主製品のご利用、並びに学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに対しても多大なご支援を賜っています。
同社総務部様に、昨年12月20日のクリスマス交流会におけるご慰問・プレゼントご寄贈・「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付に関する御礼方々、最近の活動についてご報告申し上げました。皆様には、ご多忙にも拘わらず、大変温かくお迎え下さり親しく懇談、有意義な時間を共有させて頂きました。心より感謝申し上げます。
【参考】 ホンダロジスティクス様植樹祭:Photo Album Chart(2016.9/26,27)


「いのちの森づくり友の会」17年目!皆様のご支援に感謝!
私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトを、資金面で支える「いのちの森づくり友の会」基金は、2008年12月に発足し、お陰様で17年目を迎えました。個人・団体・企業様から広くご寄付・助成・協賛を頂き、進和学園はじめ連携福祉施設「どんぐりブラザーズ」の植樹・育樹活動を支えて頂いています。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された宮脇メソッド(混植・密植方式)は、世界からも注目を集めていますが、その土地に合った多様な自然種の広葉樹を植えて、更に、植樹地の保全のための育樹作業(除草等)を、障害のある方々の貴重な就労機会に繋げています。
本年度は、お陰様で予算措置を講じて頂いた植樹案件も多く、10~11月は多忙を極めました。12月に入ってからも育樹(除草)や補植作業に励んでいます。上記案件は、12月に「いのちの森づくり友の会」基金を活用して実施させて頂いたものです。ご支援を頂いている皆様に、心より感謝申し上げます。
進和学園 いのちの森づくり基金 の活用実績 (2024年12月25日現在) |
|||
年 度 | 事案数 | 提供苗木本数 | 活用金額(労賃・諸経費含む) |
2009 | 3 | 2,704本 | 1,204,800円 |
2010 | 17 | 3,675本 | 2,467,410円 |
2011 | 30 | 3,534本 | 3,836,919円 |
2012 | 40 | 14,476本 | 8,991,417円 |
2013 | 40 | 17,594本 | 9,266,423円 |
2014 | 39 | 10,967本 | 13,331,659円 |
2015 | 30 | 8,381本 | 10,010,692円 |
2016 | 30 | 14,202本 | 12,493,184円 |
2017 | 25 | 15,130本 | 11,662,474円 |
2018 | 27 | 11,683本 | 8,806,247円 |
2019 | 26 | 14,881本 | 10,698,148円 |
2020 | 17 | 8,343本 | 7,372,266円 |
2021 | 20 | 10,625本 | 9,337,085円 |
2022 | 27 | 10,183本 | 7,416,132円 |
2023 | 33 | 11,417本 | 8,952,037円 |
2024 | 27 | 7,257本 | 4,654,019円 |
合 計 | 431事案 | 165,052本 | 130,500,912円 |
(注) 基金は、公共植樹地の①苗木代金 ②育樹(除草)作業の労賃を中心に活用されます。
上記本数には、苗木代金の一部(学園標準価格と販売価格との差額)に同基金を充当す
るケースも含まれています。
「いのちの森づくり友の会」の会員の皆様から頂いた会費や寄附金・助成金は、植樹・育樹に係作業や障害をお持ちの方々の社会参加活動を支える貴重な基金として、有効に活用させて頂いています。主な計算基準は次の通りです
・苗木代金:550円(注)/本(樹高30cm以上/高額樹種は市場価額に準ずる)
・稲藁、竹串、藁縄等の資材:市場価格に準ずる。
・労務工賃:最低賃金の50%以上の時給を確保。
・交通費その他諸経費:実費
(注)諸経費のアップ(資材・最低賃金引き上げ)に伴い、2014年4月以降、適用して
いた苗木代金:450円/本(旧400円) を、2023年10月以降、550円
(税込)に改定させて頂きました。
*2009~2023年度の「友の会」基金活用実績の詳細は、こちらをご覧下さい。
⇒ 「進和学園・いのちの森づくり基金活用実績」(2023)
⇒ 「進和学園・いのちの森づくり基金活用実績」(2017~2022)
⇒ 「進和学園・いのちの森づくり基金活用実績」(2009~2016)


日中植林・植樹国際連帯事業/川崎市青少年野外活動センターにて植樹
外務省が推進する「日中植林・植樹国際連帯事業」青少年等交流事業(注)の一環として、2024年12月9日(月)、川崎市黒川青少年野外活動センターにおいて、中国の高校生達による植樹体験イベントが実施されました。同センター統括責任者の野口透(ロバ)様のお口添えで、光栄にも進和学園で栽培した苗木11種類33本をご利用頂きました。
日中友好の懸け橋となる「森づくり」という意義深い取り組みであり、私共の「いのちの森づくり」がお役に立てることはこの上ない喜びです。当日は、研進スタッフもサポーターとして参加、笑顔溢れる高校生達とご一緒に楽しく植樹をさせて頂きました。
(注)中国をはじめとする外国の青少年を訪日招聘し約1週間の滞在日程を組み、植樹活動をはじめ環境及び防災に関するセミナー、企業や関連施設の視察、関係者との交流等を行い、環境・防災意識の啓発と対日理解の一層の促進、日本との友好関係の強化等を目的としている。日本青年の中国への派遣も含む。


PUBLICO梅ヶ丘(子育て支援)植栽をサポート!
NPO法人子育て支援グループamigoさんが運営するPUBLICO梅ヶ丘の北側入口の植栽をサポートさせて頂きました。「里山ユニット」と呼ばれる専用プランターは、本来、側面(4面)にもテイカカズラ等を這わせて植えることにより、豊かな緑化空間を演出してくれます。
これまで、ユニット側面には何も植えられていませんでしたが、今回、アイビー、キヅタを植えてみました。苗木は、ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)様からの「いのちの森づくり友の会」へのご寄付を活用して提供させて頂きました。


東京藝大 清水泰博先生 退任記念展/藝大ヘッジ(Geidai Hedge)
2024年11月16日~12月1日、東京藝術大学美術学部デザイン学科で教鞭を執ってこられた清水泰博先生(副学長)の退任記念展が、同大学美術館陳列館において開催されています。
清水先生は、大学キャンパスを囲う緑化プロジェクト「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」も指導されています。老朽化した鉄の柵を潤いのある緑地帯に置き換え、開かれた大学として地域と繋がる姿に変えて行く取り組みです。光栄なことに、進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂いており、清水先生はじめ事務局の皆様には大変お世話になっています。
記念展は、「すべてが庭になる」とのタイトルを冠し、清水先生が手掛けてこられた都市から家具に至る多彩なデザインを横断的に紹介しています。「人の居場所をつくる」という副題が付されていますが、私達が取り組む福祉的就労の拡充も、障害のある方々の「居場所」をつくることを目指しており、分野は異なりますが共通の理念を感じました。


親切会(日立グループ)様のご支援に感謝!~ 植樹地ご視察とご寄付 ~
一般社団法人親切会様は、お互いに親切にし合い困っている人に援助の手を差し伸べて、世の中を明るく住み良い社会にしていこうと取り組まれているボランティア団体です。(株)日立製作所様はじめ日立グループ各社が中心に参加される法人会員及び個人会員から成り、「小さな親切」と「ささやかな福祉貢献」を柱として活動されています。
親切会様からは、進和学園の「いのちの森づくり友の会」に対して、2014年度からご寄付を賜り、福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」の活動をご支援頂いています。
2024年11月26日、今年も、親切会・関東支部より3名様が来訪され、混植・密植(宮脇メソッド)により植樹した現場をご視察下さいました。今回は、3年前に植樹した新東名高速道路・丹沢スマートICアクセス道路斜面の植樹地をご案内申し上げました。36種類3,394本を植樹し、途中、鹿が侵入して食害を受けましたが、周囲にネットを張って保護してからは、苗木も順調に生長しています。
また、「いのちの森づくり」を積極的に推進されている出雲大社相模分祠さんに立ち寄り、宮司の草山清和様にご挨拶。境内に育まれている豊かな「鎮守の森」を見学しながら、「森づくり」談議に花が咲きました。
福祉工場「しんわルネッサンス」において、ご寄付の贈呈式が行われ、親切会様と学園メンバーとの交流の場となりました。親切会様からのご寄付は毎年10万円、11年連続で累計110万円となります。植樹活動を通じての環境保全及び障害のある方々の就労支援に有効に活用させて頂きます。 親切会様の深いご理解と継続的なご支援に、重ねて感謝申し上げますと共に、皆様のご期待にお応え出来るよう、これからも、一同で力を合わせ「いのちの森づくり」に取り組んで参ります。
【参考】
・進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト
・進和学園「いのちの森づくり友の会 会報第9号」親切会様ご寄稿(2018年6月)


石巻・山梨・高知より植樹レポート/「いのちの森づくり友の会」苗木提供!
今般、進和学園「いのちの森づくり友の会」より苗木を提供させて頂いた宮城県石巻市、山梨県笛吹市及び高知県香美市における植樹活動について、写真を添えてレポートを頂きましたのでご紹介します。
地域の森林再生や緑化活動に、私達が手掛けた苗木がお役に立てることはこの上ない喜びです。
宮城県石巻市中瀬公園植樹レポート(2024.11.15)


第27回湘南国際村めぐりの森育樹祭
第27回湘南国際村めぐりの森育樹祭が、2024年11月10日(日)に開催され、約220名が参加しました。今回は、最近1~2年の間に植樹を行ったC・D地区及びC特区と呼ばれる植樹地の保全作業として「育樹(除草・マルチング)」を中心とするイベントが組まれました。また、猛暑や厳しい環境下で脱落し密植度が落ちてしまった箇所の「補植」として、苗木5種類480本を植樹しました。
湘南国際村めぐりの森では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地に2009年より植樹を行い、15年間に渡り自然の森の再生に取り組んで来ました。これまでに植えた木々は78,500本に達し、多様性に優れた豊かな森が育まれ、昆虫や野鳥も増えています。地球温暖化や異常気象対策として、CO2(二酸化炭素)吸収及び防災面においても、健全な森は大きな役割を果たしてくれます。
故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を混植・密植方式(宮脇メソッド)により植えていますが、毎回、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を優先的に利用頂いており、障害者の就労支援にも繋がっています。 湘南国際村めぐりの森は、先般、環境省が推進する『30by30』、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』の自然共生サイトに登録されました。国際基準の環境保護エリアとして認定されたことを大変嬉しく思います。
尚、今回、補植した苗木は、下記の企業様からのご寄付を活用して提供させて頂きました。多くの企業・団体・個人の皆様から温かいご支援を賜り、この価値ある植樹活動を継続出来ますことに、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
三機工業(株) | 苗木214本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(株)サン・ライフ | 苗木150本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木70本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(株)ホンダロジスティクス | 苗木46本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
育樹祭を2日後に控えた11月8日(金)、福祉施設の森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」に所属する3法人4施設/湘南の凪mai!えるしい&えいむ、横須賀ヘーメット、進和学園及び研進スタッフの合計20名は、湘南国際村めぐりの森の環境整備作業として、道路と水道栓への通路の除草・枝打ちを中心に行いました。刈り取った雑草の一部は、植樹地のマルチング材(苗木の根元に敷き詰め木々の生長に還元)として活用しました。
涼しい秋風が心地良く、つい先日まで猛暑の中で汗だくで休み休み行っていたことが嘘のようです。皆で力を合わせ、作業は捗り、充実した日中活動となりました。


「未来の森づくり~心に木を植えよ~」(相模原市)~ 苗木ご利用に感謝! ~
2024年11月3日(日)、神奈川県相模原市緑区「串川ひがし地域センター」において、文化の日に相応しいイベントが開催されました。映画「心に木を植えよ」(白鳥 哲 監督)の上映会と、映画で描かれた「森づくり」を実際に体験しようという企画です。
白鳥監督のご挨拶に続いて映画を鑑賞、「つちざわの森」を見学して昼食後に、杉林の間伐や薪割・玉切り(チエンソー)といった作業を体験すると共に、「宮脇メソッド(混植・密植方式)」により自然種の広葉樹16種類100本を植樹しました。苗木は、進和学園「いのちの森づくり」で障害のある方達が栽培したポット苗をご利用頂きました。心より感謝申し上げます。
白鳥監督のトーク及び映画を通じて、自然の中での植物や森の役割を学び、異常気象や砂漠化等の環境問題への認識を深める機会となりました。「いのちの源」である森の再生に「宮脇メソッド」が評価され、世界各地で導入されているとの説明も受け、「植樹」という地球を守るためのささやかな行為を実践!参加された44名の皆さんは、「学び・感じ・繋いで豊かな未来の地球へ」という本イベントのモットーを分かち合えたのではないでしょうか?
イベント案内:「未来の森づくり~心に木を植えよ~」


相模原市「未来の森づくり」に苗木を出荷!
神奈川県相模原市緑区において2024年11月3日に植樹を予定している「未来の森づくり」において、進和学園が栽培した広葉樹の苗木16種類100本をご利用頂けることとなりました。心より感謝申し上げます。
植樹を間近に控えた10月31日、ボランティアの倉垣狩夢様が、福祉工場「しんわルネッサンス」へ苗木を引き取りに来訪下さいました。苗木を軽トラックに積み込む際に、記念写真を撮らせて頂きました。


所沢市 地域の小学生と植樹「かみの山再生プロジェクト」
埼玉県所沢市の北秋津周辺では、土地区画整理事業が進められています。当該区域内の都市緑地「かみの山」では、ナラ枯れ等による樹木の伐採を余儀なくされている樹林地があり、その植生回復が課題とされています。
植生回復後の緑地が、地域の方々にとって親しみ易いものになるよう、2024年10月30日(水)、所沢市立北秋津小学校の低学年児童と共に、約1,500本の苗木を植樹するイベント「かみの山再生プロジェクト」が開催されました。植える樹種の選定や植樹方法は、「その土地本来の木による自然の森」を再生する優れた手法として、世界からも注目されている宮脇メソッド(混植・密植方式)が採用され、国際生態学センタ-(IGES-JISE)の主幹研究員:目黒伸一先生が指導に当たられました。目黒先生は、故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の愛弟子のお一人でもあり、進和学園が推進する「いのちの森づくり」を親身にお導き頂いています。
本プロジェクトの実施に当たり、財源の一部は企業版ふるさと納税による寄付金が活用され、大変有難いことに、常緑広葉樹を中心に14種類1,500本の苗木は、進和学園において障害のある方達が栽培した苗木を優先的にご発注頂きました。また、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より、植樹地の地表面を覆うテイカカズラ216本を寄贈させて頂きました。
当日は、天候が心配されましたが、小学1~2年生の約120名が到着した頃には雨が止み、次第に青空に陽射しも差し込み絶好の植樹日和となりました。寄付を行った企業の方やボランティアの皆様、そして、私共のスタッフも参加して児童と一緒に和気藹々と植樹作業に励みました。 地域と共生する「自然の森」の再生という意義深い植樹活動を通じて、環境保全や障害のある方々の就労支援にも貢献出来ますことは大きな喜びであり、所沢市職員の皆様、応援下さっている企業並びに関係の皆様には、心より感謝申し上げます。


「サザエさん森へ行く植樹ツアー in 秩父 2024」に参加!


昨年に続いて、今回も、国民的な人気者のサザエさんと一緒に、標高730mの秩父の山に植樹するという親しみ易く、家族揃って楽しく参加出来るツアーとして企画されています。世界からも注目される「宮脇メソッド」(混植・密植)による自然の森の再生を目指しますが、植樹する苗木26種類495本について、伊佐ホームズ(株)様より研進・進和学園へご発注賜りました。

植樹に加えて、東京農業大学の上原 巌先生による森の講話会と探索や、五感拡張型クリエイティブ制作室「TATELab.」での木材加工の見学も組まれています。植樹体験と合わせ、木材の活用が「森の循環」を促すこと、「森は海の恋人」と言われるように、豊かな森の恵みが川を伝って豊かな海を育むこと等、森から派生する生物多様性の大切さを自ずと理解出来るプログラムとなっています。





湘南国際村めぐりの森 自然共生サイト認定証授与式
湘南国際村めぐりの森は、環境省が推進する『30by30』、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』の自然共生サイトに登録されました。2024年10月21日、環境省にて認定証授与式が執り行われました。国際基準の環境保護エリアとして認定されたことは極めて意義深いものであり、プロジェクト・メンバーの一員である私達にとっても大きな喜びです。


豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し16年目を迎えています。緑豊かな環境都市を目指して、土地本来の森を再生する「いのちの森」の植樹を進めると共に、区民の皆さんに広葉樹の苗木及び壁面緑化にも有効な「つる植物」の配布を行っています。
2024年10月20日(日)、豊島区役所本庁舎において、事前申し込みをされた区民の皆さんに「つる植物」と「苗木」が配布されました。これまでも継続して行われているお馴染みのイベントですが、今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。
天候にも恵まれ、区民の皆様193組が来訪され、自然種の広葉樹10種類403本の苗木をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木を皆様に育てて頂き、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。【配布した苗木:10種類】
タブノキ、イロハモミジ、ナンテン、ムラサキシキブ、センリョウ、マンリョウ、ツツジ、サツキ、
ジンチョウゲ、ヒサカキ
豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、27,104本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、深く敬意を表すると共に重ねて御礼申し上げる次第です。


秋の育樹(イクジュ)に励む!~「いのちの森づくり」大忙し!~
「いのちの森づくり」では、ドングリや木の実から育てた苗木を各所に植樹しています。宮脇メソッド(混植・密植方式)による「自然の森」の再生では、2~3年生の樹高30~60cmの苗木を植えますが、植樹後2~3年間は、雑草や蔓性植物から苗木を守るための「育樹」(除草)が必要となります。苗木の樹高が2~3mに達した後は、自然淘汰に委ねることとなります。
一方、学校や公園、建物周囲や道路側道等、人の生活と隣り合わせの植樹地では、定期的な除草や剪定を行い、継続して緑地を保全することが求められます。春と秋は、この育樹や保全作業で大忙しとなります。直近の事例を紹介します。
何れも公共性が認められる案件であり、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、障害のある方達の就労機会に繋げ労務費(工賃)に還元しています。
◆高尾小仏植樹活動~ 積み残しの育樹作業実施 ~
◆東海大学湘南キャンパス ~ 定期的な育樹・保全作業 ~
◆「グリーンとしま」再生プロジェクト/街路樹の保全
◆湘南国際村めぐりの森 ~ 眺望を確保!G20ご視察団お迎え ~


G20関連「宮脇メソッド」植樹祭 ~ 城山熊野神社「鎮守の森」 ~
2024年10月14日(祝日:スポーツの日)、G20Gloval Land Initiative(G20の地球環境セッション)に関連し、前日の湘南国際村めぐりの森に続いて、宮脇メソッド(混植・密植方式)を学ぶための植樹祭が、城山熊野神社(東京都板橋区)において開催され、57名が参加しました。
神社の境内に広がる森は、潜在自然植生による「鎮守の森」です。日本に残された「鎮守の森」は、宮脇昭先生の研究により世界から注目を集めました。地球環境保全、カーボンオフセット、防災対策にも優れた「その土地本来の木による本物の森」を創出しようと、海外各国から参加された皆様は熱心に取り組まれました。
今回のG20国際シンポジウムを統括されている藤原 一繪先生(横浜国大名誉教授)に加えて、同神社の「鎮守の森」は、同じく宮脇先生の門下である目黒伸一先生(国際生態学センター)が調査・指導されていることから、目黒先生も参加されて指導に当たられました。
また、同神社では、日本の未来を子供達に託すため、「鎮守の森を保育の庭に」を掛け声に、境内に城山幼稚園を開園されています。「宮脇メソッド」による植樹を環境教育に活用しようというシンポジウムの目的にも適う植樹地といえます。 2023年3月、目黒先生のご紹介により進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトとの連携が実現していますが、この日の植樹は、これまでの植樹地の「補植」という位置付けで、進和学園で栽培した苗木を中心に200本をご利用頂きました。国際的な意義深いイベントの一環として、海外から来訪された皆様に植えて頂きましたことは、大変光栄なことであり、主催者の公益財団法人鎮守の森のプロジェクト様をはじめ、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
【参考】城山熊野神社「鎮守の森」~進和学園の苗木ご利用に感謝!~(2023.3.26)


G20国際シンポジウム/宮脇メソッドを学ぼう植樹祭(湘南国際村めぐりの森)
案内チラシ(和文):「宮脇メソッドを学ぼう植樹祭」(2024.10.13)
G20Gloval Land Initiative(G20の地球環境に関するセッション)の国際シンポジウムが、2024年10月10~11日に横浜国立大学で開催されました。これに続いて、10月13日(日)には、湘南国際村めぐりの森において、宮脇メソッド(混植・密植方式)による「森づくり」を学び環境教育に活かすことを目的とした植樹祭が行なわれました。
公益財団法人鎮守の森のプロジェクト及び一般社団法人Silva(シルワ)が主催し、私達もメンバーである湘南国際村めぐりの森/混植・密植方式植樹推進グループが共催して、海外から来日された皆様に宮脇メソッドによる植樹事例を実際にご視察頂くと共に、潜在自然植生種の苗木500本を植える植樹祭が企画されました。
誠に光栄なことに、進和学園にて栽培した苗木にも予算措置を講じて頂き多数ご利用頂きました。在庫を保有していない樹種については、連携する種苗業者さんのご協力を得て用意させて頂きました。
当日は、天候にも恵まれ、海外27ヶ国から55名、一般参加者にボランティア、神奈川県職員や事務局も合わせると約200名が集う盛況なイベントとなりました。冒頭、湘南国際村めぐりの森における開発と環境保全の経緯及び8万本に及ぶ宮脇方式に基づく植樹実績の説明を受けました。有難いことに、私達、福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」についてもご紹介頂き、障害のある方々がこの活動に加わっていることにも触れて頂きました。
植樹は、藤原 一繪先生(横浜国大名誉教授)のご指導により、5班に分かれて実施。苗木への「水遣り」、混植・密植の仕方、稲わらによるマルチングと、宮脇メソッドの一連の手法を体験しました。進和学園及び研進も参加し、皆様と力を合わせて和気藹々と賑やかに作業を行うことが出来ました。
湘南国際村めぐりの森は、今般、環境省による「自然共生サイト」への登録も実現!環境保全に係る付加価値が国際基準に照らしても認められましたが、同地での植樹をご指導下さった宮脇昭先生も、このインターナショナルな植樹祭を天国から嬉しく見守って下さったのではないでしょうか?!* 昨年、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトをご視察された米国人のニーラムさん(写真左)及びフランス人のダミアンさん(写真右)とも再会することが出来ました!
⇒ 藤原一繪先生&ニーラムさん(米国人)ご来訪(2023.7.12)
⇒ 世界からも注目「宮脇メソッド」~いのちの森づくり~(2023.5.19)


東京藝大Geidai Hedge 特別編
東京藝術大学上野キャンパスが推進されている「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」の緑化プロジェクトは、老朽化した鉄の柵を潤いのある緑地帯に置き換え、開かれた大学として地域と繋がる姿に変えて行く取り組みです。光栄なことに、進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂いています。
2024年10月12日(土)の植樹ワークショップ「Geidai Hedge Extra(特別編)」は、かつて東京美術学校と音楽学校の堺の道であった「旧四軒寺通り(錦小路)」沿いに、武蔵野在来種による広葉樹18種類900本を植える計画です。進和学園「いのちの森づくり友の会」基金から、苗木を寄贈させて頂きました。進和学園自らがドングリや木の実から育てた苗木も多数含まれていますが、保有在庫がない樹種については、種苗業者さんのご協力を得て調達させて頂きました。
当日は、64名が参加し700本を植樹、残りは1週間後に植えて頂くこととなりました。色々な種類の樹種が混ざり合い、四季折々の花や新緑、紅葉、結実が楽しめるものとなっています。苗木は、学生や地域の方々にも参加頂いて腰高で剪定をしながら育て、大学キャンパスと地域を彩る緑地帯として相応しい状態で保全されます。
今回の苗木寄贈については、下記の企業・団体様のご支援を賜りました。植樹活動を通じた環境保全や障害のある方々の就労支援にも貢献出来ますことに心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木250本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木140本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)ホンダロジスティクス |
苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(株)建新 | 苗木100本のご提供についてご協賛。 |
ミドリ安全(株) | 苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
(有)石田電設 | 苗木70本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
くまざわ(株) | 苗木70本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金への ご寄付を通してご提供。 |
NPO法人エコメッセ |
苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金への ご寄付を通してご提供。 |


黒川青少年野外活動センター 植樹会
黒川青少年野外活動センター(川崎市)において取り組まれている植樹活動については、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より苗木を提供させて頂いています。
2024年10月6~7日の両日に、第2回植樹会が行われ、事務局様より写真を添えてレポートを頂きました。以下、ご紹介させて頂きます。
【第2回 黒川どんぐり山植樹会(レポート)】
・10/6(日)、7(月)
・参加者 2日間のべ人数 52人 ☆未就学児7人 ☆小学生13人 ☆大人32人
(ネイチャーボランティア10人含む)
・植樹区画 9区画 植栽樹種 22種63本
やる気に満ち溢れた皆さんのご参加のお陰で傾斜地にたくさんのしがらみ柵が出来て、たっぷりの腐葉土と炭、燻炭のふかふか土壌に、多種多様な樹種の木々を植える事が出来ました✨️
6月に植えた第1回植樹場所には、先駆植物のアカメガシワやヤブガラシ、カラスウリなどが絡んでいましたが、本日参加して下さった植生工学士のみなさんと取り除く作業もする事も出来ました✨️
初めての参加の方は、好奇心いっぱいに。2回目の参加の方は、手際良く、初めての方々をリードするように。ネイチャーボランティアさんは、竹を切り倒して杭の材料づくりから本格的に。
皆さんがそれぞれに想いを込めて、作業を進めて下さったので、植わった苗木は、本当に気持ち良さそうにしていました。これからの木々の生長を楽しみにしています。
