


湘南平・湘南国際村・城山熊野神社/「いのちの森づくり友の会」基金の活用
「いのちの森づくり」は、真夏はオフシーズンですが、宮脇昭先生の命日に近い日程で先生を追悼する「タブノ忌(4回忌)」植樹会(7月13日)を開催すると共に、7月に以下の活動を行いました。何れも、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して実施させて頂きました。熱中症には十分注意し、休憩をしっかり取りながら作業に励みました。
◆城山熊野神社「鎮守の森」補植作業
昨年10月、G20Gloval Land Initiative(G20の地球環境セッション)に関連し、海外から大勢が来日して、宮脇メソッド(混植・密植方式)を学ぶ植樹イベントが行われました。城山熊野神社(東京都板橋区)の「鎮守の森」もその一環で企画され、57名が参加して200本の苗木を植えました。
2025年7月31日、昨秋のイベントに参加出来なかった韓国から漢陽大学の学生3名が同神社での補植作業を行いました。公益財団法人鎮守の森のプロジェクト事務局から協力依頼を受け、進和学園で栽培した3種類(シラカシ、スダジイ、タブノキ)20本を植えました。神社境内に広がる「鎮守の森」は半日陰の好条件にあります。研進スタッフもお手伝いさせて頂きました。苗木は、(株)サン・ライフホールディング様からのご寄付を活用して提供させて頂きました。
◆湘南国際村めぐりの森 育樹作業(今季最終回)
2025年7月25日(金)、湘南国際村めぐりの森において、今シーズン(春夏)の育樹(除草)作業の最終回を迎えました。「いのちの森づくり」の大切な拠点でのルーチン作業ですが、「どんぐりブラザーズ」の一員である「湘南の凪」の皆さんと研進並びにボランティアの10名で作業を行いました。8月は休み、9月中旬から再開する予定です。
◆湘南平(高麗山公園)「アジサイ園」剪定作業
本年10月に植樹を計画している湘南平(高麗山公園)の南側斜面に広がる「アジサイ園」において、剪定作業を進めています。ここに植えられたアジサイは、進和学園が平塚農学校と連携して平塚市のご協力も頂いて育てて来ました。アジサイの季節には、湘南平を訪れる皆様の目を楽しませてくれます。
これまで、アジサイの保全は、進和学園及び家族会がボランティアとして継続して来ましたが、最近は、要員不足やご家族の高齢化もあり、手入れが行き届かなくなって来ました。そこで、平塚市とも相談して、私達が推進する「いのちの森づくり」と合わせて、アジサイの保全を図ることとしました。アジサイは、全て大切に保全しますが、公園の性格を踏まえて治安や見通しを確保するため剪定します。空いたスペースに、進和学園が育てている自然種の苗木を植樹して、公園に相応しい緑化を目指すこととしました。
7月に5回、進和学園どんぐりグループを中心に現場へ赴き、大きく徒長したアジサイを剪定、写真のように大分スッキリとした景観になりました。アジサイは再萌芽し、綺麗な花を咲かせてくれる筈です。そして「いのちの森づくり」と相まって、生物多様性に富む豊かな緑地が育まれることを期待したいと思います。


三機工業(株)様のご支援に感謝! ~ 湘南国際村 植樹・育樹活動 ~
三井グループの総合設備建設会社である三機工業(株)様は、CO2(二酸化炭素)削減に通ずる環境保全活動として「SANKI YOUエコ貢献ポイント制度」を運営されています。有難いことに、同制度において、私達の活動拠点の一つである湘南国際村めぐりの森での森林再生の取り組みをご支援頂いています。2016年からご寄付を賜り、この度の100万円を加えて、これまでのご寄付累計は、911万3,000円となります。また、同社社員の皆様には、植樹祭にご参加頂いており、交流を図りながらご一緒に植樹を行っています。
2025年7月16日、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)の一員である社会福祉法人湘南の凪(逗子市)及び進和学園・研進の代表は、三機工業(株)サステナビリティ推進部様を訪問、ご支援への御礼と最近の活動について報告させて頂きました。同社の皆様には大変温かくお迎え下さり親しく懇談すると共に激励のお言葉を賜りました。
同社からのご寄付は、進和学園が運営する「いのちの森づくり友の会」基金として、「湘南国際村めぐりの森」における植樹用の苗木提供及び植樹地の保全のための育樹活動(除草・蔓性植物除去等)に活用させて頂いています。これまでに、11,276本の植樹が実現していますが、更なる植樹と育樹が可能となり、「どんぐりブラザーズ」に所属する障害のある方々の工賃(給与)にも還元されます。
これからも、皆様のご支援ご期待にお応え出来るよう、一同で力を合わせて植樹・育樹活動に尽力して参ります。
「湘南国際村めぐりの森」の植樹・育樹作業に従事している福祉施設は、現在、次の4法人5施設となります。原則、毎週金曜日(真夏と真冬以外)の午前中に作業を行い、主に知的・精神障害のある方々の貴重な就労機会となっています。
① 社会福祉法人湘南の凪(mai!えるしい)
② 社会福祉法人湘南の凪(えいむ)
③ 社会福祉法人横須賀黎明会(横須賀ヘーメット)
④ 社会福祉法人みなと舎(ライフゆう)
⑤ 社会福祉法人進和学園(しんわルネッサンス)


宮脇昭先生追悼「タブの忌」植樹会
2025年7月13日(日)、神奈川県秦野市平沢向山において、「宮脇先生追悼『タブの忌』植樹会」が実施されました。「いのちの森づくり2020↗プラス5未来へ」及び出雲大社相模分祠が主催され、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の遺志を受け継ぎ、「宮脇メソッド」に基づく植樹(混植・密植)を行うものです。先生がこよなく愛したタブノキ(樹種名)にちなみ「タブの忌」植樹会と名付けて、先生の命日(7月16日)に近い日程で実施、今年は4周忌を迎えました。
2021年秋の「宮脇昭追悼植樹祭」の植樹地より東方、震生湖寄りの場所に30名近くが集いました。先生がご存命であれば97歳となられることから、潜在自然植生種の苗木17種類/97本を植樹しました。
出雲大社相模分祠長の草山清和様の開会の辞に続き、宮脇先生の門下で宮脇方式の植樹を継承される藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)がご挨拶され、植樹活動の意義を強調されました。
「宮脇メソッド」の手法に即し、地盤造りから行い、1㎡当たり3本程度を混植・密植しました。稲わらによるマルチングも皆で力を合わせて行いました。
今回も、進和学園が栽培した苗木を中心にご利用頂きました。一部、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。苗木の提供は、(株)サン・ライフホールディング様からの「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用させて頂きました。ご支援頂いた企業・団体をはじめ参加下さった皆様に、心より感謝申し上げます。
地球温暖化に伴う異常気象や自然災害が世界的な課題とされる今日、「植樹」は、ささやかなエコ活動として貴重と言えます。宮脇先生にご指導頂いた私達の「いのちの森づくり」プロジェクトは、19年目を迎えますが、これからも地道な取り組みを蓄積して参りたいと思います。


「プレゼントツリー20th サミット in TOKYO」
認定NPO法人環境リレーションズ研究所様が推進されるPresent Treeは、本年1月に20周年を迎えられました。「森づくり」の里親を募り、全国各地で森林整備・植樹活動を手掛けて来られた功績に対し、深く敬意を表すると共に、心よりお祝い申し上げます。
2025年7月11日(金)、SalesforceTower 22F「Ohana floor」(東京・丸の内)において、20周年を記念し「プレゼントツリー20th サミット in TOKYO」が開催されました。Present Treeに参加している企業・団体及び関係者が招かれ、様々な協働取組み事例を共有すると共に、「森づくり」を通じた貴重な交流の場となりました。
私達は、湘南国際村めぐりの森において、Present Treeによるプロジェクトに参加しています。2014年の植樹実績に加え、本年度から3年計画で約5,000本の植樹を予定しています。同地での植樹の技術的な指導を担っている一般社団法人Silvaさんと共にご招待頂きました。誠に光栄なことと感謝申し上げます。これまでのPreset Treeの歩みを辿り、企業里親として参加している各企業における事例紹介をはじめ、未来に向けた「森づくり」への想いを描く充実したプログラムが用意されました。
これからも、PresentTreeとのコラボレーションを通じて、私達が手掛ける「いのちの森づくり」の更なる発展に繋げて参りたいと思います。


「いのちの森づくり友の会」会報第16号を発行!~ 2024年度活動報告 ~
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトを支えている「いのちの森づくり友の会」の会報第16号(A4版24ページ)を発行しました。
2024年度の活動を中心に取り纏め編集しています。会員の皆様及びご寄付・助成・協賛を頂いている個人・団体・企業様には、登録住所宛に送らせて頂きます。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)との出会いから始まった「いのちの森づくり」は、研進が先導して2006年秋にスタートし、19年目を迎えています。事業の多角化の象徴的な取り組みとして注力する一方、地球温暖化や脱炭素といった環境問題への意識の高まりもあり、各方面からご注目頂くと共に多くの皆様からご支援を頂いて参りました。福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」の活動は、10施設以上が参加、ドングリや木の実から苗木を育て、各所での植樹・育樹活動による自然環境保全や障害者の自立・就労支援に繋がっています。
【いのちの森づくり友の会 会報第16号 主な内容】
・ご挨拶:進和学園いのちの森づくりプロジェクト事務局
・「いのちの森づくり」プロジェクト・スキーム
・TOPICS(湘南国際村めぐりの森~自然共生サイトに登録~他)
・「友の会」基金 2024年度活用実績(38案件)
・ご寄付ご協賛企業・団体・個人一覧
・ポット苗ご購入&育樹保全作業(施設外就労)ご発注
・林田雅之さんを偲んで
・「しんわルネッサンス」の森 野鳥調査年間報告(研進創立50周年記念)
・苗木の提供本数実績
・収支報告/編集後記
「いのちの森づくり友の会」基金は、公共性を有する場所(公園・学校・防潮林・道路側道等)への苗木提供・植樹活動を支え、苗木の栽培や植樹地の保全のための育樹(除草・剪定等)作業を障害のある方達の工賃に還元することを可能としています。出荷した苗木は、累計38万5千本(内「友の会」基金活用分は16万8千本)を超え、障害者に「ディーセントワーク(Decent Work):働き甲斐のある人間らしい仕事」をもたらしています。SDGs(持続可能な開発目標)の基盤である「環境」及び「社会(ソーシャル・インクルージョン)」にも通ずる取り組みと言えます。
多くの皆様のご指導ご支援の下に、「いのちの森づくり」は、進和学園の看板プロジェクトに成長しました。心より感謝申し上げます。これからも、皆様のご期待に沿えるよう、一同で力を合わせ取り組んで恵参ります。引き続き、宜しくお願い申し上げます。


松沢幼稚園「土の学校」~園児が「ポット苗づくり」を体験!~
学校法人雲柱社松沢幼稚園(東京都世田谷区上北沢)では、「自然を感じる保育」を目指して子供達の情操教育に注力されています。2025年7月3日(木)、「土のがっこう」と名付けたイベントの一環で、園児達と「ポット苗づくり」を行いました。研進のスタッフが参加し、サポートさせて頂きました。ナンテン、マンリョウ、イロハモミジ等の小さな苗を腐葉土を入れたポットに1本づつ丁寧に植え付けます。子供達は、目を輝かせて夢中に取り組んでくれました。出来上がったポット苗は、園児達が自宅へ持ち帰り育てることとしました。
作業を終えて、「苗木を育てるお手伝いをしてもらい、それがやがて豊かな森に育ち、昆虫や鳥、動物達の居場所になる・・・」というお話も熱心に聴いてくれました。「ポット苗づくり」の体験を通じて、自然の大切さや命の尊さに触れることで、子供達の情操教育にお役に立てれば幸いです。
この「土のがっこう」には、前年度3回、進和学園「いのちの森づくり友の会」より苗木を寄贈して協力させて頂きましたが、4回目となる今回も32本の幼苗を提供させて頂きました。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトは、障害者の自立・就労支援という「福祉」の領域を目的としていますが、「環境」や「教育」との連携にも、高い価値観を持って取り組んでいます。
【関連記事】
松沢幼稚園「土のがっこう」/土と苗木と触れ合う情操教育(2025.1.23)
【参考】
進和学園「いのちの森づくり友の会」基金への活動報告書
①「土のがっこう」(第1回:2024.4.23) ②「土のがっこう」(第2回:2024.9.9)
③「土のがっこう」(第3回:2025.1.23)


育樹の季節No.2~高尾小仏・新東名(秦野)の事例~
「いのちの森づくり」では、ドングリや木の実から育てた苗木を各所に植樹しています。宮脇メソッド(混植・密植方式)では、樹高30~60cmの苗木を植えますが、植樹後2~3年間(場所によってはそれ以上の期間)は、雑草や蔓性植物から苗木を守るための「育樹」(除草)を行う必要があります。
5~6月は、育樹作業で大忙しですが、直近の事例を紹介します。何れも「いのちの森づくり友の会」基金(ご寄付・協賛等)を活用させて頂いており、皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
◆新東名秦野丹沢ICアクセス道路斜面
2025年5月31日に行われた新東名高速道路丹沢スマートICアクセス(神奈川県秦野市戸川)における育樹祭は、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、いのちの森づくり2020⤴プラス5が主催し、出雲大社相模分祠が共催、進和学園いのちの森づくり友の会も協力者として参画しました。28名が集い作業に臨みましたが、荒天(豪雨と雷)のため11時過ぎに中断を余儀なくされました。当日、補植60本を予定していましたが、一部に止まったため後日に別途日程を調整して作業することとしました。
6月21日(土)、進和学園メンバーの日中作業として積み残されていた補植を行いました。猛暑でしたが、風が心地良く吹いて助かりました。当初予定していた合計60本の植樹を終えることが出来ました。苗木は、(株)サン・ライフホールディング様からの「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用させて頂きます。
◆高尾小仏 育樹活動(本年度2回目)
2025年5月10日(土)、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)主催による「高尾小仏育樹祭2025春」が行なわれましたが、雑草の繁茂及び蔓性植物の影響が著しく、複数の日程を組んで作業する必要性が指摘されました。 この地での植樹は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みです。2017年に始まり、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用、毎年、植樹祭を開催し2023年の第7回植樹祭で盛土場の頂上部に達しています。 6月14日(土)、レナフォ関係者が中心に、本年度2回目の育樹作業を行いました。写真でもお判りの通り、蔓性植物の被圧状態が酷く、日照を遮られた樹々の生長が阻害されていました。脱落してしまった苗も散見され、密植度の低下も認められます。今後、同地での育樹・保全の頻度をもう少し増やして行くこと、そして、補植を計画しようと話し合いました。


逗子第一運動公園アダプトプログラム
逗子市アダプトプログラム(里親制度)に基づき、逗子第一運動公園内の植樹地における保全作業(除草・剪定・補植等)を「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)の日中活動として行っています。昨年度から始まり2年目を迎えていますが、(株)研進が仲介・指導して、逗子市の福祉施設:湘南の凪(mai!えるしい/えいむ)の他、横須賀ヘーメットの職員と利用者の皆さんが、交流を図りながら力を合わせて取り組んでいます。多くの皆様からの進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付ご協賛金を活用して実施しているものです。
同公園の一画に、2004年に「混植・密植(宮脇メソッド)」で1,000本の植樹を行っており、11年を経た今では、樹高もかなり高くなっています。時の経過に伴い、台湾リスによる食害や外来種の唐ネズミモチの侵入、毒性のある夾竹桃といった自然種ではない樹種が伸び過ぎて、自然の森の生長を妨げる懸念もあることから、自然種以外の樹木の間伐・枝打ちも行っています。また、近隣住民の方から日照の妨げになっているとの相談が市(緑政課)にあり、一部の樹木の伐採を行い、自然と人との共生を図り、公園の性格を踏まえた植樹地になるよう保全活動に注力しています。
本年度は、4月11日、6月13日、そして18日と3回(累計8回)作業を行っています。6月18日には、植樹地に沿って流れる水路際に、林縁部を構成する低木を中心とした混垣植栽を計画し、進和学園が育てた6種類60本の自然種の苗木を植樹(補植)しました。苗木は、(株)サン・ライフ様からの「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を活用させて頂きました。心より感謝申し上げます。
・逗子第一運動公園アダプトプログラム第6回保全作業報告(2025.4.11)
・同アダプトプログラム第7回保全作業報告(2025.6.13)
・同アダプトプログラム第8回保全作業報告(2025.6.18)


豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ イケ・サンパーク~
東京都豊島区が推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトは、2009年度に始まり17年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれ継続して実施されています。
この活動の一環として、区の施設以外にも緑を増やすため、区民に「いのちの森」苗木配布を定期的に行うと共に、壁面や屋上緑化のための「つる植物」も配布しています。
研進(進和学園の窓口会社)は、本プロジェクトの実行委員会メンバーの一員として参加させて頂いています。
2025年6月15日(日)、「としまみどりの防災公園」(愛称:イケ・サンパーク)(東京都豊島区東池袋)において「IKE・SUNPARK Farmers Market(イケ・サンパーク ファーマーズ マーケット)」が開催されました。旬な野菜や果物を農家から直接買えるチャンスとして人気を博していますが、会場の一画に設けられた環境ブース(担当:豊島区環境政策課)では、「緑あふれるまち」を目指した「グリーンとしま」再生プロジェクトの取組みと「デコ活」(脱炭素に繋がる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)について紹介。パネル展示及び「いのちの森」苗木の配布が行なわれました。 苗木は、今回も進和学園にご発注頂きました。家庭でも栽培し易い低木5種類(マンリョウ、アセビ、ジンチョウゲ、ナンテン、クチナシ)と、中木で盆栽としても人気のイロハモミジの合計6種類/160本を先着順にプレゼント!用意した苗木は、全て配布させて頂きました。ご家庭での栽培を楽しみながら、ささやかな環境保全に活かして頂ければ幸いです。
豊島区よりご発注頂いた苗木の累計本数は、本イベントで配布された160本を含めて27,699本となります。豊島区が一連の植樹・緑化プロジェクトにおいて、障害者福祉施設に優先してお声掛け下さっていることに、重ねて感謝申し上げます。


平塚信用金庫様ご協賛/ベルマーレホームゲーム「ポット苗づくり」体験
2025年6月14日(土)、平塚市総合公園のレモンガススタジアム平塚において、湘南ベルマーレのホームゲームが開催されました。スタジアムに続く公園内(キングベルパーク)には、様々な模擬店やアトラクションが用意され、試合の応援に駆け付けたファンの皆様に加えて、週末に公園を訪れた大勢の方々で賑わいました。
私達は、平塚信用金庫(ひらしん)様からのお声掛けで、「ポット苗づくり」体験コーナー(無料)を設営させて頂きました。「ひらしん」様には、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご協賛頂いていますが、そのご縁で、「ひらしん」様のブースに参加させて頂くこととなりました。大変光栄ことであり、心より感謝申し上げます。
ドングリや木の実から苗木を育てて植樹を行う「いのちの森づくり」は19年目、これまでに出荷した苗木は38万5千本を超えています。平塚市総合公園の東側入口の一画では、2023年3月に平塚信用金庫様創立90周年を記念して、進和学園が栽培した苗木90本をご購入頂き、社員の皆様とご一緒に植樹した経緯もあります。
「ポット苗づくり」では、ご家庭でも育て易い低木のナンテンとマンリョウの2種類の幼苗(1年生苗木)を用意しました。育苗箱からポットに移し替える作業を体験頂きましたが、ご希望によりご自宅に持ち帰り育てることも出来ます。子供達にとっては、小さな可愛いポット苗づくりを通じて、自然や命の尊さを学ぶ情操教育の場となります。苗木配布の呼び掛けに、多くの皆様が応じて下さいました。13時半にイベントは開始され、天気予報通り、16時過ぎには雨模様となりましたが、合計102個のポット苗づくりを行うことが出来ました。 苗木や資材、その他経費は、「ひらしん」様からの「いのちの森づくり」へのご協賛により賄われます。また、「ひらしん」社員の皆様やボランティアの方がご一緒に作業をサポート下さり、交流を図りながら貴重な時間を共有させて頂きました。福祉・環境・教育の各分野に渡り貢献出来る意義深い催事となりました。
・「いのちの森づくり」紹介POP(PDF) ・どんぐりポット苗の作り方(PDF)


NTT東日本(神奈川事業部)様との連携 ~ いのちの森づくり ~
「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)では、毎週、金曜日の午前中に「いのちの森づくり」の一環として、湘南国際村めぐりの森における育樹作業を行っています。
2025年6月6日(金)は、「森づくりの輪」が広がる意義深い活動となりました。株式会社NTT東日本-南関東 神奈川事業部の皆様4名が参加下さいました。同事業部の皆様には、2022年12月、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として進和学園が栽培している植樹用の幼苗200本をご購入頂きました。社員の皆様が、ポット苗を2~3年育てて植樹を行おうという計画でした。あれから2年半が経過したこの日、皆様が栽培した苗木の中から5種類20本(タブノキ、アカガシ、アラカシ、スダジイ、シラカシ)を持ち寄って頂き、ご一緒に植樹することになったのです。
また、昨年4月から苗木栽培を請け負ってくれている地元の社会福祉法人みなと舎ライフゆう(横須賀市)さんが育てた苗木20本(ネズミモチ)も初出荷し植えられることとなりました。
当日、たまたま別の作業を行っていた湘南国際村での植樹プロジェクトメンバーでリーダーを務める一般社団法人Silvaさんにも冒頭の顔合わせの場に同席の上、同地における植樹活動の概要(環境省の自然共生サイトへの登録等)を説明頂きました。
湘南の凪えいむさんが栽培した苗木40本、進和学園が栽培した苗木20本も持ち寄り、合計100本の苗木を昨年5月の植樹祭会場DⅠ-1地区に補植しました。苗木は、「いのちの森づくり友の会」基金を充当して提供させて頂きましたが、100本中の80本は、(株)サン・ライフ様からのご寄付を活用させて頂きました。
快晴に恵まれ、気温は高目でしたが爽やかな風も心地良く、皆さんの笑顔が弾ける楽しい日中活動となりました。NTT東日本様が、SDGsに関連して苗木の栽培と植樹活動に取り組まれることに深く敬意を表する共に、「いのちの森づくり」を通じての交流が叶いましたことに、心より感謝申し上げます。
【参加者】
NTT東日本(神奈川事業部)4名、湘南の凪mai!えるしい4名、湘南の凪えいむ4名、みなと舎
ライフゆう5名、進和学園1名、研進3名、合計21名
【補植した苗木(DⅠ-1地区)】
ネズミモチ20本、シャリンバイ15本、タブノキ、アラカシ、スダジイ各11本、アカガシ9本、
ウラジロガシ8本、ガマズミ4本、トベラ、マサキ、ムラサキシキブ各3本、シラカシ2本、
合計100本


育樹の季節No.1~豊島区・東海大・新東名(秦野)の事例~
「いのちの森づくり」では、ドングリや木の実から育てた苗木を各所に植樹しています。宮脇メソッド(混植・密植方式)では、樹高30~60cmの苗木を植えますが、植樹後2~3年間(場所によってはそれ以上の期間)は、雑草や蔓性植物から苗木を守るための「育樹」(除草)を行う必要があります。 また、人の生活圏における緑地は、自然の森のように自然淘汰に委ねる訳にもいかず、多くの場合、定期的に剪定や枝打ち等の保全作業を必要とします。
5~6月は、これらの一連の作業で大忙しですが、直近の事例を紹介します。何れも「いのちの森づくり友の会」基金(ご寄付・協賛・助成)を活用させて頂いており、皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
◆新東名秦野丹沢育樹祭2025春
2025年5月31日(土)、新東名高速道路の丹沢スマートICアクセス(神奈川県秦野市戸川)における育樹祭に参加しました。2021年12月、道路斜面に自然種の広葉樹36種類3,394本を植樹した場所です。植樹後、3年半近くが経過しました。
NPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、いのちの森づくり2020⤴プラス5未来へが主催し、出雲大社相模分祠が共催、進和学園いのちの森づくり友の会も協力者として参画、(株)サン・ライフホールディング様からの「友の会」へのご寄付を活用させて頂き、60本の補植も予定していました。
あいにく、この日は、朝から雨模様で風も強く肌寒い陽気でしたが、28名が参加し作業に励みました。11時過ぎ、豪雨のような状態に加え雷が鳴り始めたので、育樹祭は中断、補植も一部に止まりました。後日、残りの除草作業と補植を行うこととします。
案内チラシ:新東名秦野丹沢育樹祭2025春(2025.5.31)
◆東海大学湘南キャンパス 育樹活動
東海大学では、2019年11月1日の「建学祭」(大学祭)に合わせ、湘南キャンパスの一画に、健康学部の学生、先生及び総務・学生課の職員の皆様と進和学園の総勢51名で自然種の苗木605本を植樹しました。以来、毎年、春と秋には、育樹作業を進和学園の日中作業(施設外就労)として行っています。大学のキャンパスに相応しい緑地帯としての保全に努めています。
2025年5月22日、大きく育った木々の周囲の雑草の刈り取りと剪定・枝打ちを実施しました。毎年、アカガシのドングリをご寄贈下さっている植樹ボランティアの森 潔 様がご参加の上、剪定方法を親切にご指導下さいました。
◆豊島区・電車の見える公園育樹活動(としまグリーンウェイブ2025)
2025年5月18日(日)、東京・豊島区の「グリーンとしま」再生プロジェクト&「としまグリーンウェイブ2025」の一環で、池袋本町電車の見える公園において育樹イベントが開催されました。同公園では、2013年春、宮脇昭先生のご指導により1,700本の広葉樹の苗木を植樹。進和学園栽培の苗木400本もご利用頂いた思い出深い公園です。
豊島区からは、それ以外の案件も含めて進和学園の苗木を官公需の優先発注として多数ご利用頂いています。プロジェクト実行委員会を中心に、区内各所の植樹や区民への苗木配布による緑化活動を推進、研進も実行委員会メンバーに名を連ねています。この日も、研進スタッフが参加し、皆様とご一緒に育樹(除草・剪定・清掃)作業に励みました。
案内チラシ:「池袋本町電車の見える公園『いのちの森』育樹活動」(2025.5.18)


浜松「~KALAプロジェクト」防潮森づくり フィナーレ!
浜松市の遠州灘における植樹活動「~KALAプロジェクト」は、東日本大震災の教訓を元に、津波にも耐える海岸防災林を構築しようと2013年にスタートしました。約17.5kmの海岸に「防潮森」を育むもので、クロマツを主体とする防潮林の内陸側に、宮脇方式(混植・密植)を採用し潜在自然植生種の樹種を植樹します。 NPO法人縄文未来(縄文楽校)様をはじめ、賛同者による活動として発展、研進・進和学園も2015年から、プロジェクト・メンバーに加入し植樹祭にも参加しました。進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂き、「いのちの森づくり友の会」基金を活用して、継続的に苗木を提供して参りました。
今般、本プロジェクトは、当初の計画を達成し一段落するに至りました。2025年5月18日、縄文未来様の主催で、12年間に渡り植樹して来た「防潮森」を見ながら感謝のハイキングが企画され、40名の皆様が参加されました。その模様が、ブログ配信されていますのでご紹介します。
NPO法人縄文未来様のブログより: KALA活動の報告とこれから(2025.5.21)


第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭
第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭が、2025年5月11日(日)に開催され、過去最多の666名が参加しました。今回は、15年前に手掛けた植樹地(A地区)の東南側の斜面で、急な勾配がある難所です。参加者全員が、同時に植樹地に入ることは難しいので、3グループ(各12パーティー/合計36パーティー)に分けて一連の作業を割り振りました。苗木の水遣り/苗木運び/植樹とローテーションを組んで作業を行い、現場での植樹作業に時間差を設けることで混雑を回避するよう工夫しました。
なるべく効率的に作業が行なえるよう、苗木やマルチング材の稲わらは、皆で協力してバケツリレーにより運びましたが、植樹地の通路は狭く思いのほか時間を要してしまいました。斜面の上方から植樹を行い、最後に植える3グループは、一番最下段ということもあり子供達の参加も多く、当初の待ち時間を利用して、易しい「森の講座」を設けることとしました。
厳しい環境を考慮し、1㎡当たり5本という密植度を高めた混植方式を採用し、苗木36種類4,000本を植樹しました。
同地では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地に2009年より植樹を行い自然の森を再生しています。地球温暖化や異常気象対策として、カーボンオフセット(CO2吸収)及び防災面においても、森林再生の意義は大きいと言えます。 昨年、湘南国際村めぐりの森は、環境省が推進する『30by30』、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』の自然共生サイトに登録されました。2030年までの新たな世界目標への貢献という観点からも国際的な環境保護エリアとして認められ、付加価値を高めています。
故 宮脇昭先生門下の藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)の監修により、「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を植えましたが、今回も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を優先利用頂きました。在庫がない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て用意させて頂きました。
多くの企業・団体・個人の皆様より心強いご支援を頂き、素晴らしい植樹祭を開催することが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) | |
(株)サン・ライフ | 苗木1,300本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
三機工業(株) | 苗木1,000本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
本田技研工業(株) | 苗木700本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト |
苗木363本をご購入の上ご提供。 (湘南国際村混植・密植グループへの協賛を通じて) |
(株)ホンダロジスティクス |
苗木277本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
三井住友海上火災保険(株) | 苗木160本をご購入の上ご提供。 |
(株)建新 | 苗木150本のご提供についてご協賛。 |
「湘南とまと工房」(楽天) | 苗木50本を進和学園「いのちの森づくり友の会」 基金へのご寄付を通してご提供。 |
(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)及び(株)家具の大正堂の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が一部含まれています。重ねて感謝申し上げます。
⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)
植樹祭を2日後に控えた5月9日(金)、苗木の仕分け作業などの準備を行ないました。東急建設(株)社員の皆様が、朝から大勢ご参加下さり大変助かりました。「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪mai!えるしい&えいむ、進和学園の2法人3施設に研進の20名も合流し、50名近くが一般社団法人Silvaさんの指導の下、力を合わせて取り組みました。
樹種ごとにチームを割り振り、混植・密植方式(宮脇メソッド)の植樹に欠かせない事前準備を行いました。4,000本の苗木の仕分けとなると時間もかかります。仕分け完了後は、苗木トレーを植樹地近くまで、バケツリレーにより運びます。予定の正午を回っていましたが、皆で声を掛け合いながらの人海戦術で頑張りました。作業を終えた皆さんの達成感に満ちた晴れやかな笑顔が印象的でした。


としまグリーンウエイブ2025 苗木配布 ~ 福祉施設への優先発注 ~
東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し17年目を迎えています。今年も、「としまグリーンウェイブ2025」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
(注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性について
考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されています。
2025年5月10(土)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「いのちの森」苗木配付が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。自然種の広葉樹10種類435本の苗木(注)をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:ヤマザクラ、ヒメユズリハ、ジンチョウゲ、サツキ、ツツジ、アセビ、マンリョウ、ヤツデ、
ヒサカキ、シモツケ
【関連記事~2024年度~】
・豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!~(2024.6.3)
・としまグリーンウェイブ2024「いのちの森」育樹に励む(2024.5.22)
・としまグリーンウエイブ2024 苗木配付(2024.5.13)


「高尾小仏育樹祭2025春」に参加!

2025年5月10日(土)、「高尾小仏育樹祭2025春」に参加しました。主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティア、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)の皆様をはじめ58名が集いました。午前中は、雨天予報であったため、作業は午後からのスタートに変更されました。幸い、予報通りに午後には雨も上がりましたが、現地は霧がかかり幻想的な雰囲気に包まれました。
この活動は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土による巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みで、2017年に始まりました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を採用、毎年、植樹祭を開催し一昨年2023年秋の第7回の植樹祭で盛土場の頂上部に達しました。

元々、研進・進和学園から宮脇方式による植樹を提案した経緯にあり、私共にとっても「想い入れ」の深い案件です。私達が推進する「いのちの森づくり」の拠点の一つであり、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いています。
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神奈川県立秦野曽屋高校「総合的な探求の時間/障がい者福祉」授業
神奈川県立秦野曽屋高校では、地域の社会福祉に携わる人材育成や福祉活動を通して豊かな心を育むことを目指し、「福祉・ボランティア」教育に注力されています。1年生の「総合的な探究の時間」において「福祉」をテーマとして、保育・手話・リハビリテーション・障害者スポーツ等の7講座が用意され、専門家や実務者を講師に招いて授業を実施されています。
2025年5月8日(木)午後に行われた授業では、本年度も弊社の 出縄貴史が「障がい者福祉」について講師を務めさせて頂きました。生徒の皆さんが講座を選択しますが、「障がい者福祉」の2回の授業には、18名&12名、合計30名の生徒さんが参加されました。
障害者福祉の意義やその財源の担い手としての国家・民間・個人の役割、障害種別、障害者権利条約(合理的配慮)等を取り上げ、また、進和学園における実際の事例(自動車部品組立・食品加工・いのちの森づくり・スーパーでの施設外就労等)を動画で紹介しながら、障害者雇用及び就労支援の現状と課題について解説しました。(下記の教材参照)
高校1年生としては、かなり専門的な内容にも触れましたが、皆さんとても熱心に聴講してくれました。将来を支える若い皆さんには、確かな知見と豊かな人間性を育み、社会に貢献できる人材として成長されることを期待しています。
教材:秦野曽屋高校1年生「障がい者福祉」(2025.5.8)
秦野曽屋高校と進和学園との交流は、2010年に遡ります。進和学園で栽培した苗木を同校生徒の皆さんとご一緒に校庭の花壇に植樹しました。あれから15年が経過し、今でも、校庭に自然の潤いをもたらす緑地帯が保全されています。
【参考】
・アーカイブ「秦野曽屋高校との交流」(2018.6.22)
・タウンニュース秦野版「曽屋高生が福祉工場見学」(2015.7.16)
・タウンニュース秦野版「曽屋高校と福祉施設が交流」(2010.9.11)
・タウンニュース秦野版「曽屋高校が福祉施設と植樹」(2010.5.29)
・秦野曽屋高校HP(福祉施設と植樹)


平塚信用金庫様「いのちの森づくり」プロジェクトご協賛に感謝!
平塚信用金庫(ひらしん)様は、地域金融機関として、地元経済や人々の暮らしを支えて頂いていますが、2019年度より進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトに対してご協賛を頂いています。毎年10万円のご協賛は、6年連続で合計60万円となります。 2025年5月7日、進和学園及び研進の代表5名は「ひらしん」様を訪問、理事長の尾上達也様をはじめ社員の皆様にご協賛の御礼及び「いのちの森づくり」の活動報告を申し上げました。「ひらしん」様には、温かくお迎え頂き親しく懇談させて頂きました。
「ひらしん」様の親身なるご支援に心より感謝申し上げますと共に、皆様のご厚意ご期待にお応え出来るよう、これからも一同で力を合わせ取り組んで参ります。
一昨年の2023年は、平塚信用金庫様創立90周年に当たり、その記念行事の一環として平塚市のご協力も得て、平塚市総合公園の一画において記念植樹を行いました。進和学園が栽培した苗木をご利用下さり、創立90周年にちなみ90本の苗木を植樹、地盤造りを含めて一連の作業を進和学園に「仕事」としてご発注賜りました。
植樹から2年以上が経過し、苗木の生長は良好で、シンボルツリーのアカガシも中央で樹高を伸ばしています。春と秋の年2回、育樹(除草)作業を行い、アカガシ以外の周囲の苗木は、腰高で剪定して公園に相応しい緑地帯として保全しています。「ひらしん」様からのご協賛金を活用して、進和学園メンバーが「施設外就労」として従事しており、工賃に還元されています。


(株)サン・ライフホールディング様へ御礼訪問!~ いのちの森づくり ~
(株)サン・ライフホールディング様(神奈川県平塚市)は、冠婚葬祭・福祉・文化事業を広く展開されていますが、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに対して、2010年から継続してご寄付を賜っています。コロナ禍での厳しい経済環境においても中断することなくご支援頂き、ご寄付は15年連続で累計2,500万円に及びます。
同社からのご寄付を活用させて頂き、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、東北被災地(岩沼市)や遠州灘(浜松市・掛川市)の防潮林、国道134号線側道、高尾小仏の盛土場等の公共スペース37ケ所に、障害のある方々が栽培した苗木を中心に5万2,321本(3月末現在)を植樹しています。私達が出荷した苗木の約14%が同社のご支援により実現しています。
また、同社の慰霊塔(小田原市)の敷地には、進和学園の苗木を2010年から毎年50本ご購入の上植樹頂き、10年で500本を植えて「サン・ライフの杜」が豊かな自然の森として育まれています。
2025年5月1日、進和学園&研進の代表5名は、同社が運営されるホテルサンライフガーデンを訪問させて頂きました。誠に光栄なことに、同社の定例会議の中でご挨拶申し上げ、進和学園のご紹介及び「いのちの森づくり」へのご支援に対して御礼を申し上げました。代表取締役社長の比企武様、取締役会長の竹内圭介様はじめ社員の皆様には温かくお迎え下さいました。事務局の皆様とは、昼食までご一緒させて頂きながら親しく懇談、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
同社が、ご寄付を通じた自然環境保全及び障害者の就労支援をはじめ、様々な社会貢献活動により、CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを実践されていることに深く敬意を表すると共に、永年のご支援に重ねて感謝申し上げる次第です。
【関連資料】


目黒伸一先生(国際生態学センター)湘南国際村植樹地をご視察
2025年4月25日(金)、「どんぐりブラザーズ」(湘南の凪mai!えるしい、同えいむ、横須賀ヘーメット)及び研進スタッフは、毎週金曜日午前中のルーチン活動である湘南国際村めぐりの森での育樹作業を行いました。
当日、植樹地からすぐ近くにある公益財団法人国際生態学センター(IGES-JISE)の主幹研究員である目黒伸一先生が、現場をご視察下さることとなり、これまでの植樹地の内、A、C、D地区を中心にご案内申し上げました。
目黒先生には、私達の「いのちの森づくり」をご支援頂いており、「どんぐりブラザーズ」メンバーと交流を図ると共に激励のお言葉を掛けて下さいました。有難うございました!


Present Tree for 湘南国際村めぐりの森 II ~ キックオフ植樹イベント ~
2025年4月6日(日)、「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森 II」植樹イベントが開催されました。主催:NPO法人環境リレーションズ研究所、共催:協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植方式植樹推進グループによる植樹活動で、一般社団法人Silvaが全体のコーディネートと技術的な指導を担い、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より苗木を提供させて頂きました。
環境リレーションズ研究所様が手掛けるPresent Treeの一環として、2011年9月に湘南国際村めぐりの森(A地区)において植樹祭を実施した実績があります。当時、植樹した苗木3,000本は、13年以上が経過して、今では大きく樹高を伸ばし豊かな「自然の森」に生長しています。この度、同地において2回目のPresent Tree計画が立案され、神奈川県政策局のご協力の下に、A地区の南側に、約860㎡の土地を確保、本年度から3年間で、合計5,000本を植樹する計画です。
この日は、キックオフとなる植樹イベントで、Present Treeの趣旨に賛同して申し込まれた企業・団体・個人52名の皆様に加え、ボランティアや事務局を合わせ80名以上に参加頂き、自然種の高中低木35種類1,000本(注)を「混植・密植方式(宮脇メソッド)」により植樹しました。「どんぐりブラザーズ」(福祉施設による森づくりチーム)から進和学園及び横須賀ヘーメットの皆さんに研進メンバーもご一緒させて頂き、皆様と交流を図りながら、力を合わせて作業に励みました。
(注)進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より、988本を寄贈させて頂きました。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの最大の課題は、「植樹地の確保」ですが、湘南国際村においてPresent Tree第2弾企画が3年間に渡り実施されることが決まり、大変嬉しく思います。ダイバーシティ(多様性)を目指した「森づくり」において、老若男女を問わず多くの皆様に参加頂き、交流の輪を広げて参りたいと思います。進和学園が栽培した苗木の利用と、植樹後の保全活動(育樹作業)を含めて、障害のある方々の貴重な就労支援にも繋がる取り組みに、心より感謝申し上げる次第です。
案内チラシ:Present Tree for 湘南国際村めぐりの森 II 植樹イベント(2025.4.6)
ブログ:環境リレーションズ研究所「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱ」
一般社団法人Silva「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱキックオフ植樹祭」
