出縄貴史・長谷川珠子(2023)「JL NEWS」(公益社団法人日本発達障害連盟)
公益社団法人 日本発達障害連盟 の機関誌「JL NEWS」2023年1月号(No.145)において、「障害者就労体系の根本的な見直しに向けて」と題する特集が組まれました。
同機関誌の編集委員を仰せつかっている研進の出縄貴史が、巻頭言(intoroduction)を担当させて頂きました。本論においては、福島大学 准教授の長谷川珠子先生に、「障害者の雇用と福祉的就労の現状と課題」についてご寄稿頂きました。長谷川先生は、国の労働政策審議会障害者雇用分科会の委員も務められ、最新動向の解説に加え、先生ご自身の見解もお示し頂いています。
障害者雇用促進法の改定内容として、雇用と福祉の連携や障害者雇用納付金制度における調整金・報奨金の上限設定等について触れて頂くと共に、障害者雇用の代行ビジネスへの対応や、福祉的就労分野においては、A型(雇用型)事業の法定雇用率適用の可否、更には、福祉施設を利用する障害者の「労働者性」の問題にも踏み込んで論じて頂いています。現行制度の問題点を洗い出し、今後の障害者就労体系の在り方を考える上で、極めて示唆に富んだ内容であり、ご参考として頂ければ幸いです。
【掲載記事】
*「障害者就労体系の根本的な見直しに向けて」(巻頭言:P1)
(株式会社研進 代表取締役・JL NEWS編集委員 出縄貴史)
*「障害者の雇用と福祉的就労の現状と課題」(本論:P2~6)
(福島大学 行政政策学類 准教授 長谷川珠子)