いのちの森づくり~進和学園から世界へ~
福祉・環境・教育・労働 の連携 ~苗木の提供本数 累計36万本突破!~
「いのちの森づくり」は、宮脇 昭先生(横浜国立大学名誉教授)が提唱・指導された潜在自然植生理論に基づく「その土地本来の木による本物の森づくり」を目指し、ドングリや木の実から植樹用のポット苗を栽培し植樹を実践する進和学園のプロジェクトです。関連会社:研進(障害者就業支援団体)と協力して、宮脇昭先生はじめ多くの皆様のご支援を得て、福祉施設の仲間達「どんぐりブラザーズ」のメンバーが、日々、作業に励んでいます。
ドングリや木の実から苗木を育てることは、障害の有無を問わず人々の豊かな情操を育み精神(心)の自立を促します。力を合わせて自らが育てた苗木が各所に根付き、何れ見事な森に育つことに想いを馳せることは「生き甲斐」にも繋がります。
更に、苗木の販売収益や「森づくり」に係る労務の対価として工賃を得ることにより、障害者ご本人の経済的な自立を図ることを目指します。
「いのちの森づくり」は、地球的規模で進展している温暖化対策(CO2削減)として、私達一人一人が取り組めるささやかな行為であると共に、今、日本人が忘れかけている自然への畏敬の念や感謝の気持ち、他を思いやる優しい心、人との絆といった大切なものを呼び起こしてくれる営みでもあります。
「福祉」「環境」「教育」「労働」の連携に通ずる「いのちの森づくり」プロジェクトへのご支援を宜しくお願い申し上げます。
進和学園「いのちの森づくり」苗木の提供実績(2024.3.31現在) | |
年 度 | 苗木の出荷本数(内、「友の会」基金活用分) |
2009 | 11,986本 ( 2,704本) |
2010 | 24,243本 ( 3,675本) |
2011 | 28,064本 ( 3,534本) |
2012 | 39,650本 (14,476本) |
2013 | 38,607本 (17,594本) |
2014 | 22,489本 (10,967本) |
2015 | 20,392本 ( 8,381本) |
2016 | 26,132本 (14,202本) |
2017 | 26,271本 (15,130本) |
2018 | 22,910本 (11,683本) |
2019 | 27,224本 (14,881本) |
2020 | 16,268本 ( 8,343本) |
2021 | 20,258本 (10,625本) |
2022 | 22,805本 (10,183本) |
2023 | 17,727本 (11,417本) |
合 計 | 365,026本 (157,795本) |
(注)「友の会」基金活用分の本数には、苗木代金の一部(学園標準価額と販売価額との
差額)に同基金を充当するケースも含まれています。
「いのちの森づくり」苗木提供30万本突破の軌跡(PDF:2021.3.31)
■東京藝大 Geidai Hedge 植樹活動に苗木寄贈/「感謝状」拝受!
東京藝術大学上野キャンパスにおける沿道の植樹活動「藝大ヘッジ=Geidai Hedge」に、進和学園より苗木を寄贈したことに伴い、2022年3月20日、感謝状を拝受しました。誠に光栄なことであり一同にとって大きな励みとなります。
■神奈川県「ともに生きる社会かながわ憲章/いのちの森づくり」
神奈川県が運営する「ともに生きる社会かながわ憲章」のマッチングサイトで、私達が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトが紹介されています。
本サイトは、障害者の活躍の場を広げることを目的に、同憲章の実現に向けた情報を発信するものです。「特集Life Vol.7」として「『いのち』でツナぐ」というタイトルで、16年目を迎える「いのちの森づくり」について、その経緯・目的・活動内容を要領良く編集して報じて頂いています。写真も多く掲載されており、福祉施設による森づくりチーム「どんぐりブラザーズ」や、教育との連携として学校や子供達との交流の模様も分かり易く紹介されています。
⇒ 神奈川県HP「ともに生きる社会かながわ憲章/特集Life Vol.7 「『いのち』でツナぐ」(2021.12)
■YouTube「モッチの樹プロジェクト&どんぐりブラザーズミニ植樹祭」
アマチュア・トップ・ゴルファー望月優花様とお仲間による「モッチの樹プロジェクト」様との連携による植樹活動について、2021年10月15日に実施した湘南国際村めぐりの森でのミニ植樹祭の模様が、YouTube動画で配信されています。進和学園の「どんぐりハウス」での苗木栽培の様子やその他の活動も含めて約11分の動画に編集されています。
⇒ YouTube 動画配信「モッチの樹プロジェクト」(2021.10.16)
■「響き合う街で」2021年2月号/いのちの森づくり 進和学園・研進の実践
やどかり出版発行の精神保健福祉ジャーナル「響き合う街で」(2021年2月号)に、株式会社ベストワーク代表の丸 志伸様による「いのちの森づくり 進和学園・株式会社研進の実践~森づくりは人づくり~」と題するレポートが掲載されました。
掲載レポート(PDF):
⇒「響き合う街で」2021年2月号~いのちの森づくり 進和学園・研進の実践~(丸 志伸)
■「共済総研レポート」No.161 2019.2(濱田健司主任研究員)「いのちの森づくり」を報告!
一般社団法人JA共済総合研究所が発行する「共済総研レポート」NO.161(2019年2月)において、濵田健司主任研究員による「いのちの森づくり」プロジェクトに係る報告が掲載されました。
「農福連携における林業・森林再生への取組み~株式会社研進と社会福祉法人進和学園~」と題して、我が国の森林及び林業の現状分析から林業・森林再生の必要性を説き、障害者が農林水産分野で活躍する可能性を指摘、(株)研進及び進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの事例を詳細に報じて、今後の課題と対策・展望を考察しています。
■かながわ地球環境賞 受賞!(2017年2月)
進和学園が取り組む「いのちの森づくり」プロジェクトは、平成28年度「かながわ地球環境賞」(地球環境保全活動部門)を受賞しました。
詳しくはこちら ⇒ 平成28年度「かながわ地球環境賞」受賞
■日本経済新聞(2016.5.19)
~ 東北の防潮堤に苗木/進和学園が6000本提供 ~
進和学園が東北産のドングリや木の実から育てている苗木約6,000本が、2016年5月末に宮城県岩沼市で実施される植樹祭に提供される旨の記事が掲載されました。
東日本大震災により東北地方を中心に甚大な被害を被りましたが、宮脇先生のご提言に基づき、(公)瓦礫を活かす森の長城プロジェクト及び一般社団法人森の防潮堤協会の両団体をはじめ官民が協働して、壮大な防潮林構築の営みが為されています。
両団体のご協力により、進和学園において栽培した苗木に予算措置を講じて頂く一方、多くの方々による「いのちの森づくり友の会」へのご寄附ご協賛を原資として苗木を寄贈させて頂いています。私達が手塩に掛けて育てた東北産の苗木を里帰りさせ、防潮林として被災地の復興、環境保全や防災に少しでも貢献出来れば!と願っています。
掲載記事
⇒ 日本経済新聞「東北の防潮堤に苗木」(2016.5.19)
■福祉新聞(2015.8.10)~苗木育て販売・植樹~
「いのちの森づくり」プロジェクトを紹介する記事が掲載されました。
横浜国大名誉教授の宮脇昭先生のご指導の下、進和学園をはじめ福祉施設が協力して「どんぐりブラザーズ」と称するチームを形成、ドングリや木の実からポット苗を栽培し販売、自然の森を再生する植樹活動に励んでいることを詳しく報じています。
福祉・環境・教育・労働の連携を目指す本取り組みに賛同する個人・団体から寄付を募り、「いのちの森づくり友の会」による基金を積み立て、公共スペースに苗木を寄贈して植樹すると共に、育樹(除草)作業等の原資として障害者の工賃に還元していることにも触れています。
掲載記事 ⇒ 福祉新聞「いのちの森づくり/自然を相手に働く」(2015.8.10)
■神奈川新聞(2011.9.25)第1面トップ記事 ~ 森づくりで就労支援 ~
2011年9月25日の神奈川新聞第1面トップに、進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトの記事が大きく掲載されました。
取り組み開始から丸5年経過を控え、苗木の出荷総数が4万5千本を超えたこと、「森づくり」を通じて知的障害をお持ちの方々の生き甲斐や働き甲斐を育むと共に、福祉的就労の底上げに向けメンバーの工賃確保や就労支援に繋がる成果を蓄積していること等が詳しく紹介されています。