
2015(平成27)年度の情報・トピックスを掲載します。
公益社団法人 日本発達障害連盟 の機関誌「JL NEWS」2016年3月号No.104に、研進の出縄貴史による「障害者への仕事発注に係る厚生労働大臣表彰制度の創設」と題する記事が掲載されました。
企業が福祉施設の自主製品を調達したり、一般就労が困難な障害者が働く就労施設に仕事を発注することにより、障害者の自立に多大な貢献を果たしている企業を表彰する制度が、本年度創設されました。当該表彰制度導入の背景やその意義、今後の方向について解説しました。
栄えある第1回表彰対象となった10社の中でも、発注額(調達額)が際立つ本田技研工業(株)の事例を挙げ、企業等における障害者の直接雇用に加えて、雇用が難しい障害者の自立就労支援策として、特例調整金(報奨金)の支給や、「発注」ベースの場合も一定割合を障害者法定雇用率に加算する「みなし雇用」制度導入の提言にも触れています。
企業等で雇用される障害者と福祉施設で働く障害者には、権利や所得に大きな格差が存在します。「福祉」と「雇用(労働)」のギャップを埋め、両者の連携を促す制度・施策の在り方が問われています。
「JL NEWS」2016年3月号No.104 「障害者への仕事発注に係る厚生労働大臣表彰制度の創設」
関連資料:
神奈川新聞「ホンダ、厚労大臣表彰/障害者に積極的発注」(2015年10月29日)
「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015年12月号)(日本法令 )
進和学園いのちの森づくり基金(皆様からのご寄附)を活用して公共スペースの植樹活動を推進していますが、お陰様で2015年度も多くの方々のご理解ご支援を得て、緑化を通じた環境保全並びに作業に従事する「どんぐりブラザーズ」(連携福祉施設)の工賃に還元、障害者の自立就労支援にも貢献することが出来ました。
2016年3月18日、進和学園メンバーは2チームに分かれて貴重な植樹活動に励みました。
■有馬高校 植樹イベント~ 生徒会の皆さんと ~神奈川県立有馬高校において、生徒会の皆さん他10名と進和学園メンバーが協力して校庭の緑地帯作りを実施しました。「その土地本来の樹種」より選定した27種類・85本の苗木を校庭の一画に植樹しました。
混植密植方式で植えることで、生物共生の考え方を体感してもらいたいことを説明後、校長の伊東由美先生より外の人との繋がりを体験することは大切なことで、「いのちの森づくり」の取り組みもその一環ですとのお話しを頂きました。
その後、植樹、藁敷き、藁縄掛けを行い1時間余りで植樹完了。生徒会長から感謝の言葉を、また校長先生から全く異なる植え方で殺風景な場所が一変しこれからが楽しみです・・との嬉しいお言葉も頂きました。
今後も同校の皆さんと連携して、苗の成長を見守って参りたいと思います。
■湘南国際村めぐりの森 育樹&補植湘南国際村めぐりの森(横須賀市)では、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、2009年より植樹活動を継続し、これまでに約4万5,000本以上の苗木を植えて来ました。内、2万6,000本以上が進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」の仲間達が育てた苗木で、その多くが「いのちの森づくり基金」を活用することにより植樹が実現しています。
植樹後数年間は、日照を遮る雑草の被圧から苗木を守るための育樹(除草)や一部に補植を行い、自然の森の再生を目指しています。
この日は、地元の「湘南の凪」「横須賀ヘーメット」の皆さんに進和学園メンバーも合流、久し振りに3施設合同の育樹・補植作業(苗木120本)に取り組みました。
私達が手掛けるホンダ車部品組立の仕事は、1974(昭和49)年に始まり42年目を迎えています。この間、Honda様の深いご理解とご支援により、障害のある多くの方々と「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合って参りました。 (アーカイブ)
Honda様が、障害者の自社直接雇用に加え、一般就労が困難な方々が従事する福祉的就労分野にも貴重な仕事をご提供頂いていることに敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。Honda様には、自動車部品以外にも、自主製品の社内販売「おやつで社会貢献」(注)や「いのちの森づくり」プロジェクトへのご寄附等、様々な局面でご協力を頂いています。
(注)おやつで社会貢献:ホンダ開発(株)様の親身なるご支援の下、青山本社ビル食堂売店にお
いて、進和学園等9つの福祉施設による菓子類を週替わりで販売!好評を博しています。
2016年3月17日、青山本社ビルの食堂において、進和学園のメンバーが直接お伺いして自主製品販売会を開催させて頂きました。全国逸品セレクション・準グランプリに輝いた「湘南みかんぱん」をはじめ、サンメッセしんわの菓子類・湘南工房ブランドのトマト・ジュースや原木しいたけ等をご案内申し上げました。
Honda様社内での直接販売会は、2014年より青山本社と和光ビルにおいて実施、毎回、大きな成果に繋がっています。貴重な機会をご提供頂いているHonda様に厚くお礼申し上げます。
Hondaウェルカムプラザ ホンダ開発(株)様のご支援
tvk(テレビ神奈川)様が推進される「どんぐりドリーム大作戦」と進和学園の「いのちの森づくり」との連携は5年目を迎え、ドングリ拾いやポット苗づくりイベント、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)での植樹祭等の成果を蓄積しています。
この度、両者の連携取り組みの一環として、tvk様が育てられている苗木から約800本を進和学園にご寄贈頂きましたが、嬉しいことに同局の番組にお招き頂き、進和学園のメンバーが生出演する機会に恵まれました。
■tvk番組「ありがとッ」にて苗木贈呈式!
2016年3月14日、お昼の地域情報バラエティ番組「ありがとッ」(12:00~14:00)の中で、tvk様の「Live Together どんぐりドリーム大作戦 あすの地球と子どもたち」の歩みを振り返りました。
横浜国立大学名誉教授の宮脇昭先生のご指導の下、「その土地本来の木による本物の森」を再生すべく、苗木の栽培から植樹活動を推進、2014年秋には、湘南国際村めぐりの森において、tvk様と進和学園が共催して「どんぐりブラザーズと植樹大作戦」というイベントを開催しました。番組では、その際の映像も交えながら、tvk様と進和学園との連携取り組みが紹介されました。また、先般、tvk様が育てた苗木を進和学園にご寄贈賜りましたが、光栄なことにスタジオでも贈呈式を企画頂き、その模様がライブ放映されました。苗木は、主に「進和学園いのちの森づくり基金」(皆様からの寄附金)を活用して、公共スペースに植樹し作業に励む障害のある方々の工賃に還元されることもお伝えしました。
テレビ生出演という貴重な体験と感動を胸に刻み、これからも、皆様のご期待に沿えるよう一同力を合わせて取り組んで参ります。
■tvk様より苗木ご寄贈
~ 進和学園どんぐりハウスにて ~
2016年2月26日、tvkのスタッフの方が、進和学園「どんぐりハウス」に苗木をお届け下さり、ささやかな贈呈式を執り行いました。tvkの皆様との連携・交流が深まることは、私共にとって大変心強く励みになります。皆様のご支援に心より感謝申し上げる次第です。
ご寄贈頂いた苗木は、大切に栽培を引き継がせて頂き、湘南国際村めぐりの森をはじめとする公共スペースの緑化を通じた環境保全並びに障害のある方々の自立・就労支援に繋げて参ります。
ご寄贈頂いた苗木(シラカシ、タブノキ等)を前に、tvk様とご一緒に記念写真!
2016年3月10日、平塚ロータリークラブ様の第3040回例会(グランドホテル神奈中平塚)の「卓話」において、研進の出縄貴史が「どんぐりブラザーズと『いのちの森づくり』プロジェクト」と題してプレゼンターを務めさせて頂きました。
福祉・環境・教育・労働の連携を目指して、ドングリや木の実を集めて苗木を育て植樹活動を推進している進和学園をはじめとする障害者福祉施設(どんぐりブラザーズ)の連携取り組みを紹介させて頂きました。
平塚市を中心に、地元の名士、各分野のリーダーである会員の皆様を前に、このような機会を頂戴したことは誠に光栄なことと感謝申し上げます。「共生」の願いを込めて、「森づくり」を通じた「人づくり」を目指す私共のささやかな試みが、少しでもご参考となれば幸いです。
2016年3月6日、浜松市の遠州灘海岸における防潮森植樹祭「~KALAプロジェクト」に参加しました。本プロジェクトは、NPO法人縄文楽校様はじめ、防潮森づくりの賛同者による活動で、海岸にその土地本来の植生である樹種(主に常緑広葉樹)を選定し、命を守り環境・防災・教育に貢献できる循環型森づくりを実践するものです。雨天の予報でしたが、天候も私達に見方をしてくれました。お年寄りから小さなお子さんまで、楽しい植樹体験の機会となりました。
私達も、「~KALAプロジェクト」の一員に加えて頂き、昨年11月の植樹祭に続いてご一緒させて頂きました。嬉しいことに、ホンダ開発(株)浜松事業部の皆様と同じ第1班を担当、同社の皆様と力を合わせて爽やかな汗を流しました。
今回も、進和学園いのちの森づくり基金を活用して、進和学園が栽培した苗木540本を寄贈の上、植樹することが出来ました。その内、400本は、本田技研工業(株)様からのご寄附を活用させて頂きました。また、プロジェクト・メンバーでもある横浜ゴム(株)様(新城工場他)よりお譲り頂いた幼苗を、進和学園で栽培を引き継がせて頂いたものが380本含まれています。
多くの皆様のご理解ご支援により、私達が手掛けた苗木が環境保全や防災にも役立つことは、この上もない喜びであり心より感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様との連携による植樹活動
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューが盛り込まれた充実した環境教育プログラムです。
小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、本年度は、全国から4,114名の応募があり、参加賞について今回も福祉施設自主製品をご利用頂きました。
<参加賞:(1)と(2)のお好みの方をお選び頂きました>
(1)ファイル&天然木鉛筆のセット
さかえegaoプロジェクトのメンバー「わーくくらぶ・さかえ」様(横浜市)のデザインによ
るオリジナル・ファイルを天然木廃材や端材を活用した鉛筆と組み合わせました。
(2)植樹用ポット苗
進和学園の「どんぐりグループ」がドングリや木の実から育てた1年生の可愛い幼苗です。
何れも、研進が仲介させて頂きました。さかえegaoプロジェクト様と進和学園のコラボは、昨年に続いて2回目。障害を乗り越え作業に励んでいる皆さんの努力が報われたことを嬉しく思います。
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトとして進和学園のメンバーが栽培したもので、ご利用は6年連続となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して頂き植樹することが出来ます。更に、学園で育てている東北産の苗木にバトン・リレーを行い、その苗木を東北に送って被災地の復興に役立てる植樹リレーの仕組みを導入しています。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、福祉施設自主製品を採用下さっていることに心より感謝申し上げます。
社会福祉法人進和学園が運営するいずみ保育園(平塚市)では、0才から5才までの120名の子供達が、湘南平に連なる四季の美しい緑と光の中で自然と触れ合い、感動する心と健康な体を育んでいます。特に、様々な体験プロフラムを通じての情操教育を大切にしています。2016年2月29日、バラ組の4才(年中)の幼児達と進和学園「どんぐりグループ」メンバーが交流しながら、楽しい「どんぐり・ポット苗づくり」を行いました。どんぐり(シラカシ)の実生(幼苗)からどのように根が出て芽が伸びているか?子供達は興味津々・・!皆、元気良く作業にチャレンジしてくれました。
幼い内から、命の尊さ、自然の大切さに触れ、豊かな心を育む上で、また、同保育園が掲げる4歳児の年令別保育目標「集団の活動を楽しむ」というテーマについても、この「ポット苗づくり」は最適なメニューと言えます。
私達は、福祉・環境・教育の連携に繋がる「いのちの森づくり」プロジェクトを、今後も積極的に推進して参ります。
本年度、進和学園・いのちの森づくり友の会では、1万本のポット苗に要する資材(ポットと土)を、花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て調達させて頂いています。いずみ保育園での「ポット苗づくり」においても同助成のご支援を賜りました。心より感謝申し上げます。
2016年2月19日、平塚市立太洋中学校において、3年生と先生、職員の皆様と協力して、3回目となる「いのちを守る森づくり植樹式」を実施しました。2014年の春と秋、運動部及びサイエンス部他の皆さんとご一緒に、校庭南西側(相模湾側)に、防潮林を育むため1,755本の苗木を植樹しました。今回は、校庭東側に沿って色々な樹種の混垣として580本の苗木を植え、同校での植樹は累計2,335本となりました。
今回も、進和学園いのちの森づくり友の会より苗木を提供させて頂きましたが、内、500本は、「花王・みんなの森づくり活動助成」(花王株式会社様・都市緑化機構様)のご支援を得て寄贈させて頂いたものです。
その土地本来の樹種を混ぜて植える多様性に富む「森づくり」には、お互いの個性を尊重し少し我慢して共に生きるという「共生」への願いが込められています。間もなく卒業して新たな世界へ羽ばたく皆さんの人間的成長と苗木の生長を重ねて見守りたいと思います。
本植樹イベントの実現にお導き下さった校長の野口義嗣先生、教頭の山崎眞人先生はじめ諸先生、職員の皆様、並びに「花王・みんなの森づくり活動助成」のご支援に、心より感謝申し上げます。
湘南ジャーナル「卒業控えた3年生が植樹 太洋中」(2016.2.28)
赤井かずのりアクションレポート-徒然綴-
「いのちの森づくり 学校教育に一環で!」(2016.2.21)
参考資料(2014年度の植樹):
タウンニュース平塚版「大洋中で防潮林」(2014.11.6)
神奈川新聞「森づくりで防災を/校庭海側に中学生ら植樹」(2014.3.18)
タウンニュース平塚版「太洋中 苗木と共に育って 防潮林づくりへ植樹」(2014.3.20)
湘南ジャーナル「太洋中で/いのちを守る森づくり」(2014.3.21)
平塚市立太洋中学校便り(平成25年度第19号)
(株)サン・ライフ様News Release(2014.3.27)
私達が推進する「いのちの森づくり」は、福祉・環境・教育・労働の連携を目指しています。その一環である「学校の森づくり」は、未来を担う子供達や若者の「教育」において、豊かな情操と知見を育み総合的な人間力の養成にも繋がるため、高い価値観を掲げて取り組んでいます。保育園・幼稚園から小中学校、高校、大学まで、「人づくり」にも資する「森づくり」の輪を更に拡げて参りたいと思います。
日本経済新聞「再生林の樹木 盆栽に」(2016.2.26)
URBUN SEED BANK 「里山BONSAI」展示~ROOMS32~「里山BONSAI」は、ヒノキの間伐材を繰り抜いた台座にドングリの苗木や可愛い芽株を植込み、身近に里山の緑を楽しめるユニークな鉢植えキットです。都市に住む皆さんにも、日本の美しい里山風景を感じて頂けるよう、盆栽風にアレンジしています。
本商品は、種から苗木を育て植樹活動を通じて里山再生を目指す「アーバン・シード・バンク」プロジェクトの一環として誕生、苗木の一部は、有難いことに進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」が栽培した幼苗を活用し、製作は進和学園メンバーが担当させて頂くこととなりました。私達が推進する「いのちの森づくり」の活動の幅を拡げ、障害者の自立就労支援にも繋がる取り組みです。
2016年2月15日、プロジェクト・メンバーが、進和学園「どんぐりハウス」に集まり、初出荷される15基の「里山-BONSAI」を作成しました。専門家の方から優しく丁寧にご指導を頂きましたが、一連の作業は、今後、障害のある方々にとって貴重な仕事となり働き甲斐をもたらしてくれるものと期待が膨らみます。
写真:専門家のご指導を得て、記念すべき「里山BONSAI」の初出荷分を作成
~ 進和学園・どんぐりハウス (2016.2.15) ~
URBAN SEED BANK 「里山BONSAI 試作基製作!展示会出展のお知らせ」(2016.2.15)
「里山BONSAI」のご購入お申込み ⇒ 「アーバン・シード・バンク」商品オーダー
2016年2月17日、全Aネット(NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会)主催の掲題特別研修会が、BIZ新宿(新宿区立産業会館)において開催され、全Aネットの会員を中心に全国21都道府県より約100名が集いました。
厚生労働省(障害福祉課)の香月就労支援専門官より、A型(雇用型)事業関係の障害福祉施策の説明を受けると共に、松井亮輔法政大学名誉教授による「ディーセントワークを目指す就労継続支援A型事業等のあり方を考える」と題する講演が組まれました。行政説明及び松井亮輔先生の講演に係わる質疑応答と合わせ全体討議の時間が用意され、A型事業の役割、課題・問題点、今後の方向性等について活発な意見交換が為されました。研進も参加し、次の点を中心に意見を述べさせて頂きました。
① 「質」を担保するための「仕事の確保」/企業への発注奨励策及び
「みなし雇用」制度導入(注)
② 福祉的就労における労働者性の保全
③ 職業能力に応じた処遇/最低賃金減額特例の公平かつ合理的な適用
全Aネットでは、目下、A型事業者のプレ実態調査を進めていますが、今後、同事業の在るべき姿を提示し我が国の「福祉的就労」の拡充に資する政策提言に繋げて行くことが期待されます。A型事業が、「福祉」と「労働」施策双方に係わる中間的就労形態であるだけに、その果たす役割は大きいと考えます。
*特別研修会案内チラシ⇒ 全Aネット主催「A型事業所の質の評価を考える」
(注)「みなし雇用」制度:「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」
(2015年12月号)(日本法令 ) (出縄貴史)
本田技研工業(株)様より受注している自動車部品の仕事は42年目を迎え、研進・進和学園における障害者就労支援の中核的存在を占めています。Honda様の長期に亘る福祉的就労分野における貢献は、社会的にも高く評価され、昨秋、厚生労働大臣表彰も受けられました。
また、Hondaグループ各社様との交流も年々深まっており、進和学園のみならず連携福祉施設の自主製品のご利用や社員の皆様との触れ合いを通じて、障害のある方々の「働く喜び」「役立つ喜び」に繋がっています。
■(株)ホンダロジスティクス様のご支援に感謝
(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てている自動車部品の輸送・納入代行業務をサポート頂き大変お世話になっています。本業の物流面以外にも、クリスマスのご慰問や進和学園自主製品(クッキー、コーヒー等)のご利用を通じた障害者就労についても応援下さっています。
2016年2月1日、私達の代表は、同社本社(東京都千代田区)を訪問し、日頃のご支援ご厚意に対する御礼方々ご挨拶に伺いました。社長の永井髙志様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、親しく懇談し交流を深めることが出来ました。
■ホンダ開発(株)本社へ御礼訪問
2016年1月27日、ホンダ開発(株)本社(埼玉県和光市)を訪問、社長の大野直司様、常務取締役の坂井乾二様にご挨拶申し上げました。10年目を迎える同社とのお取り引きを踏まえ、日頃のご指導ご支援に対する御礼及び今後の更なる連携強化に向けて、進和学園各部門(製パン・菓子・農産物加工)の利用者本人と職員及び研進社員6名にて訪問させて頂きました。
社長の大野直司様はじめ社員の皆様には、ご多用にも拘わらず温かくお迎え頂きました。皆様のご期待に沿えるよう、一同力を合わせ取り組んで参ります。
*参考記事:ホンダ開発(株)様によるご指導ご支援
「いのちの森づくり」プロジェクトは、自然の森の再生を目指していますが、その手法を活かして人の手が介在する公園や学校その他公共のスペースでの緑化活動にも積極的に取り組んでいます。春と秋に植樹イベントが集中し、冬季はオフ・シーズンとなります。それでも、積み残していた植樹地の育樹(除草)作業に従事したり、私達にとって有難い植栽の仕事に恵まれることもあります。「どんぐりグループ」メンバーは、冬の寒さにも負けず作業に精を出しています。
■津久井湖城山公園&秦野戸川公園の植栽 ~ 神奈川県公園協会との連携 ~
公益財団法人神奈川県公園協会とは、2014年より植樹用苗木の栽培について連携を図っています。同協会のビニルハウスでの苗木栽培を進和学園が「施設外就労」として請負うと共に、進和学園が育てた苗木の活用について相談に乗って頂いています。今般、所管される公園の植栽計画に進和学園の苗木をご利用頂けることとなりました。
2016年1月14日、津久井湖城山公園に6種類90本の苗木をお届けする一方、1月15日には、秦野戸川公園の圃場において2種類145本の苗木を植樹することが出来ました。
「植樹地」の確保に親身なるご支援を頂いた公園協会の皆様に心より感謝申し上げます。
■「かいせい平成の杜」における育樹作業2013年6月、神奈川県足柄上郡開成町の公園造成地で実施した「かいせい平成の杜」植樹際は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により、行政並びに開成南小学校の児童の皆さんや地域の方々と協力して、その土地に適合する樹種35種類1,200本の広葉樹を植えました。
進和学園が栽培した苗木を「いのちの森づくり基金」を活用して植えてから約2年半、開成南小学校に隣接する公園は見事に整備され、その東側は2~3mに生長した木々がグリーンベルトとなって私達を迎えてくれます。
2016年1月12日、昨秋、積み残していた育樹(除草)作業と合わせ、一部に補植を実施。私達が手掛けた緑化活動の成果を目の当たりにすることは、この上ない喜びです。
「かいせい平成の杜」植樹際 ⇒ Photo Album Chart(2013.6.14)
公益財団法人ダスキン愛の輪基金の委託を受け、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が実施する「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業」は、アジア太平洋の各国で地域社会のリーダーを志す障害を持つ若い世代を対象に、日本の福祉の現状を学び自己研鑚に励むチャンスを提供することを目的としています。17回目を迎える本年度は、6ヶ国より23~30歳の6名の障害を有す研修生が来日され、約10ヶ月に及ぶ研修プログラムに取り組まれています。
2016年1月19日、「社会的企業」に関心を寄せるカンボジアとパキスタンの研修生2名の方が、研進・進和学園の取り組みを見学されました。福祉工場「しんわルネッサンス」におけるホンダ車部品事業を中心に、農産物加工「湘南工房」、「いのちの森づくり」プロジェクト、そして、平塚の有名スーパー(株)しまむら様との連携による施設外就労(店舗でのバックヤード業務)をご案内申し上げました。お二人共に身体障害を抱え車いすを利用されていますが、自国での社会貢献や起業を目指しておられ、活発な質疑応答を通じて大変熱心に見学頂きました。
このような海外からのご視察は、これまでもJICA(国際協力機構)主催研修等を受け入れていますが、大変光栄なことであり、少しでも皆様のご参考となれば幸いです。皆様が、研修成果を活かして、夫々のフィールドにて大いにご活躍されることを祈念申し上げます。
<見学されたお二人の研修生/プロフィール>
セレイポン・チムさん(カンボジア) アディール・アハマッドさん(パキスタン)
タウンニュース平塚版「日本の福祉雇用を視察 海外からしまむらストアーに」(2016.1.28)
ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業/ポンさん、アディールさん (株)研進へ!
ダッシュ!Honda! 新春を駆ける!2016年1月17日(日)、Honda埼玉製作所・寄居工場の特設会場において、新春駅伝が開催されました。恒例の新春行事ですが、これまでの狭山工場に代わり、今年は初めて寄居工場での開催となりました。
ホンダの皆様に取引先、地域の方々、大人から子供まで、176チームが参加、進和学園も利用者ご本人と職員の混成チーム7名が7年連続でノミネートしました。
普段は立ち入り禁止の自動車テスト・コースでのウォーキングで体を温め、開会式と準備体操を終えるといよいよスタート!冷気を揺さぶる激励太鼓が響き渡る工場構内を約3周、今年もタスキを繋いで9,266mを完走しました。
模擬店では、自主製品(湘南みかんパン、カフェ・ブーケ等)を販売させて頂きながら、ホンダの皆様、地元の福祉施設関係者はじめ多くの方々との交流も叶いました。この日の晴れやかな気持ちを忘れず、今年も実り多き良い年となるよう、皆で力を合わせてチャレンジして参ります。
進和学園「サンメッセしんわ」の「湘南みかんぱん」が、平塚市公式チャンネルのYouTube「ひらつかビジョン 平塚のソウルフード」にて紹介されました。
「ぴあ 平塚食本」(2015年12月30日発行)が、地元の名店情報を満載して出版されたことに伴い、平塚市の広報の一環として、厳選の4店舗5種類の名産品(ソウルフード)を、東海大学文学部広報メディア学科の学生2名がレポートする形で動画配信されています。
「湘南みかんぱん」は、全国逸品セレクションの準グランプリに輝いた逸品で、ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」(平塚市役所新庁舎1階)の人気商品となっています。動画では、「ありがとう」の模様に加え、「サンメッセしんわ」の製パン部門のメンバーが一生懸命に働いている姿も紹介されています。
是非、ご覧頂くと共に「湘南みかんぱん」の爽やかな味覚をお楽しみ下さい!
You Tube 配信 ⇒ 「ひらつかビジョン 平塚のソウルフード」
湘南みかんぱん 新聞記事:
毎日新聞「農&食・毎日農業記録賞に続き 「湘南みかんぱん」 全国逸品・準グランプリ受賞」(2015年11月5日及び11月7日)
朝日新聞「平塚ご当地あんパンいかが」(2015年11月11日)
ぴあMOOK「ぴあ 平塚食本」(2015年12月30日発行)に、進和学園「サンメッセしんわ」の自信作「湘南みかんぱん」と「トマトバンズ」が紹介されています。待望の地元グルメ本として通いたくなるお店165軒の情報が満載!食通必読の1冊です。
「湘南みかんぱん」は、先般、全国逸品セレクションの準グランプリに輝いた逸品で、ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」(平塚市役所新庁舎1階)の人気商品として掲載!「人気のみかんぱんは、午前中に売り切れてしまうことも。早目の来店がおすすめだ」とのコメントが付されています。(P.50)
「トマトバンズ」は、観光スポット湘南平の展望塔で営業する「湘南平展望レストランFlat」のこだわり地産メニューFlat Burgerに使用されていることが紹介されています。(P.54)
進和学園の自主製品が、こうして脚光を浴びることは誠に光栄なことであり、障害を乗り越えてこれらの商品を手掛けるメンバーにとって大きな励みとなります。皆様、是非、ご賞味下さい。
ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」
湘南平展望レストラン Flat (食べログ)
湘南みかんぱん 新聞記事:
毎日新聞「農&食・毎日農業記録賞に続き 「湘南みかんぱん」 全国逸品・準グランプリ受賞」(2015年11月5日及び11月7日)
朝日新聞「平塚ご当地あんパンいかが」(2015年11月11日)
一般社団法人JA共済総合研究所は、農山漁村における住民生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的に調査・研究活動並びに教育・広報活動を実践されています。同研究所発行の「共済総研レポート」No.142/2015年12月号に、濱田健司主任研究員による「地域の障害者事業所によるJA等との農福商工連携~社会福祉法人進和学園の取り組み~」と題する解説記事が掲載されました。
本レポートでは、進和学園の概要、営業窓口会社(株)研進との分業と協業によるホンダ車部品事業をはじめ、「いのちの森づくり」プロジェクト等の多角化取り組みにも触れ、進和学園の就労系事業の拠点「しんわルネッサンス」における農産物加工場「湘南工房」の試みを紹介。農林水産省「六次産業化・地産地消法」の総合化事業計画の認定を受け、学園利用者(主に知的障害者)の働く場を一層広げ、地域の農業を活性化する方法として、地元住民やJA(農協)、NPO法人等がネットワークを築いて連携、湘南地区で収穫したトマトやミカンからジュースやジャムを作り「湘南工房」のブランド名で販売しています。
農業と福祉分野の連携における「JA」への期待、そして、「福」の存在が地域の新たなネットワーク構築と価値を生み出し、障害者を含めた多様な人々が関与する場を創出する「一億総活躍」の取組みや「新たな協同」の形を創造する契機となることへの期待を込めた内容で、示唆に富んだレポートとなっています。
レポートはこちら
⇒ 「地域の障害者事業所によるJA等との農福商工連携~社会福祉法人進和学園の取り組み~」(JA共済総合研究所 主任研究員 濱田健司)
進和学園いのちの森づくりプロジェクトでは、連携福祉施設「どんぐりブラザーズ」(10施設以上)と協力し合い、ドングリや木の実から苗木を栽培し植樹活動を推進すると共に、植樹地の苗木が一定の樹高に育つまでの2~3年間、雑草を刈り取る育樹(除草)作業を実践しています。
主に知的・精神障害のある方にとって工賃確保の貴重な就労機会となること、更に、緑化を通じた環境保全への貢献にも繋がるため、研進では、この育樹(除草)作業を積極的に仲介しています。その代表例をご紹介します。
■トヤマ平成の森 (株)トヤマ様のご発注に感謝!(株)トヤマ様(放射光関連メーカー)は、神奈川県山北町の新工場建設地に植樹を行い、進和学園栽培の苗木を多数ご利用頂いています。
更に、育樹(除草)作業を貴重な仕事してご発注下さり、研進が社会福祉法人足柄緑の会及びNPO法人パソボラサークルを利用する方に仲介、毎週1回のペースで作業に従事しています。
同社関連会社の(株)トヤマファームのスタッフの皆様も毎回ご一緒頂き、親身なるご指導の下、充実した施設外就労の場となっています。
■進和学園いのちの森づくり基金を活用した取り組み
公共の植樹地(公園、学校、国道沿道、防潮林等)においては、進和学園いのちの森づくり基金を活用して、育樹(除草)作業を行う障害者の皆さんの労賃に充当し、就労機会の確保と工賃アップに繋げています。研進が全体のコーディネート役を務めています。湘南国際村めぐりの森(横須賀市)、小田原荻窪森林再生プロジェクト(小田原市)等が典型例といえます。また、静岡県掛川市では、NPO法人時ノ寿の森クラブ様が、同市所在の福祉施設(だいとう作業所、工房つつじ、あいあい学園)と連携して育樹作業を推進、進和学園いのちの森づくり基金を原資として公共施設の森や防潮林のメンテナンスに取組んでいます。
「いのちの森づくり」を通じた福祉的就労の拡充が図れることは、私共の大きな喜びです。
平塚市都市整備部みどり公園・水辺課と進和学園との連携取り組みを紹介します。行政の親身なるご理解とご支援に心より感謝申し上げますと共に、官公需の優先発注が促進され障害のある方々の働き甲斐と自立に繋がることを期待したいと思います。
■官公需の優先発注 ~ 平塚市内2公園の除草作業のご発注に感謝! ~障害者優先調達推進法により、障害のある方々の自立・就労支援のための官公需の優先発注が定められています。今般、平塚市みどり公園・水辺課のご協力により、市内の二つの公園の除草作業を進和学園に優先発注頂きました。公園の清掃作業や「いのちの森づくり」プロジェクトでの育樹(除草)の経験はありましたが、住宅地に隣接する公園の除草は初めての試みでした。市民の憩いの場所に相応しく、大きな雑草は勿論、小さな雑草も極力根っ子から引き抜き、芝生地は自動刈払機を導入する必要もあることから、特別のノウハウや留意点も多くあることを学びました。
戸惑う学園メンバーに、市のご担当者は親身にアドバイス下さり、何とか目標レベルまで遣り遂げることが出来ました。今後に繋がる成果が得られたことは大きな自信にも繋がりました。
<ご発注頂いた公園の除草作業>
1.溝ノ尾公園(平塚市北金目1-19)
2015年10月13日、27日、11月25日
2.おおくぼ公園(平塚市北金目3-25)
2015年11月3日、12日
(参考)除草作業の前後の違いが良く分かります!⇒ 作業報告(11/3)
■湘南平の緑化保全活動 ~ 植樹地の確保に感謝! ~
2015年10月3日と12月15日、私達とも馴染みが深い地元の観光スポット「湘南平」において、「いのちの森づくり」の一環として、合計362本の苗木を植樹しました。
進和学園栽培の苗木の植樹地について、平塚市みどり公園・水辺課にご相談申し上げ、湘南平の南斜面(進和学園「あじさい園」隣接地)における植樹活動の実現にご協力を賜りました。こちらは、市の予算ではなく、進和学園いのちの森づくり基金を活用して、公共スペースの緑化保全を図る取り組みです。
遊歩道に面した2ケ所(14㎡&37㎡)に、自然種の樹種33種類を密植・混植しました。生物多様性に富んだ豊かな自然を育み、この地を訪れる皆様にも喜んで頂けるものと思います。
2015年12月8日、障害者週間に合わせ、神奈川県主催「かながわ障害者フェスティバル」(かながわ県民センター)が開催されました。その中で、障害者施設への仕事発注に貢献した企業が、神奈川県表彰を受けました。平塚の有名スーパー株式会社しまむら様はじめ10社が表彰対象に選ばれ、同社からの仕事を受注している進和学園職員の代表も同席させて頂きました。
しまむらストアー様と進和学園との連携は、研進が仲介して2010年に始まり、11店舗の福祉施設販売コーナー及びバックヤード業務を請け負う「施設外就労」を中心に、働き甲斐に満ちた就労機会を提供頂いています。更に、近隣の福祉施設NPO法人フレッシュ(ベルカンパニー)及びNPO法人神奈川県障害者自立生活支援センター(デイサービスセンター・キルク&地域活動支援センター・こぶし)の皆さんがフリーデンファーム様(しまむら様の関連会社)における農作業に従事し、貴重な社会参加の場にもなっています。
しまむら様は、障害者法定雇用率を満たした上で、福祉施設にも積極的に仕事を発注され、本年9月、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構の表彰も受けられており、心より敬意を表する次第です。 しまむらストアー様との連携
また、本イベントにおいて実施された「工賃向上セミナー」の事例発表では、「しんわルネッサンス」で働く柏木あずさ職員と利用者を代表して花村優太朗さん、松嶋野明さんが、「農福連携6次産業化の取り組み」として、トマトジュース等を製造する農産物加工場「湘南工房」について発表させて頂きました。
2015年12月5・6日、日本財団主催「就労支援フォーラムNIPPON2015」が、ベルサール新宿グランド(東京西新宿)において開催され、全国の障害者就労支援従事者を中心に約1,500名が集いました。厚生労働省からの行政報告やパネルディスカッション、特別企画の講演等、多彩なプログラムが用意されました。2日目の分科会では、現在の障害者就労問題が直面する諸課題に焦点を当て、その内の「A型事業所の意味を考え価値を高める」では、全Aネットの久保寺一男理事長(社会福祉法人進和学園統括施設長)が座長を務め、助言者に岩田克彦先生(元職業能力開発総合大学校教授)を迎えてのセッションが組まれました。また、B型事業を対象とする分科会「全国平均工賃30,000円は必ずできる!」(座長:(株)FVP代表 大塚由紀子氏)にも大勢が参加し、関心の高さが伺えました。
最終プログラムのシンポジウム「障害のある人が働くということ」では、慶応大学の中島隆信教授が、就労支援の方向性を示され、制度面では「みなし雇用」(注)の導入を提言、障害者雇用からより視野を広げて差別と配慮に関する「学び」を追求すべきとの見解は、説得力と示唆に富んだ内容でした。
2回目となる日本最大級の就労支援フォーラムは、今後の「在るべき姿」を模索する上で極めて有益な機会であり、貴重な交流の場ともなりました。
(注)「みなし雇用」制度:中島隆信教授は、企業がA型事業所に仕事を発注した場合、当該企業の障害者法定雇用率に換算すべきことを提言されています。「みなし雇用」が企業による障害者の直接雇用を妨げるのではないかとの指摘に対し、中島教授は「今後、法定雇用率引き上げの過程で、例えば2%は直接雇用を義務付け、それを超過する部分は発注形態もカウントすることにより、企業への過度の負担を排し、A型事業所で働く障害者の所得向上を図ることが妥当」と述べられています。
私共も「みなし雇用」制度(法定雇用率への換算)の導入による福祉的就労の拡充を強く提言するものです。
*参考:「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015年12月号)
(日本法令 ) (出縄貴史)
2015年12月4日、神奈川県立伊勢原養護学校において、第3回植樹イベントを実施しました。今回は、校庭の円形花壇・植栽地にそびえるケヤキの木を囲む混垣として75本の低木を植えました。同校作業班・受注班の授業の一環として、生徒の皆さんと進和学園メンバーが協力して作業に精を出しました。特に、ケヤキの根を痛めないように地盤を堀返す作業は思いのほか大変でしたが、皆で一生懸命頑張りました。
公益財団法人高原環境財団様の助成を得て、前2回と合わせ校庭の3ヶ所に「その土地本来の樹種」(注)を混ぜて、合計337本の苗木を植えることが出来ました。同校での植樹完了を祝い、植樹本数にちなみ皆で三本締め(三三七拍子)!・・・元気な掛け声が校庭に響き渡りました。苗木の生長と生徒の皆さん、そして進和学園メンバーの成長も重ねて見守りたいと思います。
(注)横浜国大名誉教授の宮脇昭先生のメッセージ「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけを集めても駄目。人間社会も同じ・・・」を踏まえ、「その土地本来の樹種」36種類合計337本の苗木を校庭の3ケ所の緑地帯に密植・混植しました。苗木には、木の名前を書いたプレートを付け教材としても活かされます。
2015年12月4日、松沢しげふみ参議院議員が「しんわルネッサンス」をご視察されました。県知事時代のウイークリー知事現場訪問(2006年4月)において、ホンダ車部品事業をご覧頂いて以来、「いのちの森づくり」をはじめ進和学園の活動にご理解ご支援を賜っています。2011年12月のクリスマスご慰問を含め3回目のご来訪となる今回は、42年目を迎えたホンダ車部品の組立に加えて農産物加工場「湘南工房」を中心にご視察頂きました。
リーマンショック以降の環境変化を踏まえ、ホンダ車部品を核としながら多角化に取り組む現状、特に、農水省の六次産業化ネットワーク事業助成を受け「地産地消」による農業の活性化と障害者の就労機会を目指す「湘南工房」の取り組みをご案内申し上げました。自動車部品や農産物加工に従事するメンバ-に温かい激励のお言葉を頂戴し、有り難い交流の場ともなりました。
また、現場からの問題意識を踏まえ、福祉的就労における良質な仕事の確保のため、企業に対する発注奨励策の拡充、障害者雇用促進法における特例調整金等の活用、とりわけ、障害者の直接雇用以外に発注形態の場合にも発注企業の法定雇用率に換算する「みなし雇用」制度(注)の導入について提言しご進講申し上げました。
社会保険、税務、人事・労務の実務専門誌「ビジネスガイド」No.814 2015年12月号(日本法令)に、研進の出縄貴史による「障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』 」と題する記事(P.86~92)が掲載されました。同誌の連載「これからの障害者雇用&就労支援ナビ」シリーズの第19回として執筆依頼を頂いたものです。
同誌は、主に企業の人事・労務・総務に従事する方々を対象に、法律・制度改定の解説や最新情報・トピックスをタイムリーに紹介、多くの読者にご利用頂いています。このような有益な実務専門誌への寄稿は誠に光栄なことであり、障害者の雇用・就労問題を考える上で、少しでもご参考となれば幸いです。
(掲載記事)
「ビジネスガイド/障害者の直接雇用と発注による『みなし雇用』」(2015年12月号)
(日本法令 ) (出縄貴史)
内容:1.問われる「雇用」の質~「雇用至上主義」への警鐘~
2.ディーセント・ワークの創出
3.「雇用」と「福祉」の連携
(1)企業のA型事業参入
(2)企業への発注奨励策と「みなし雇用」制度への期待
①在宅就業障害者支援制度/特例調整金・特例報奨金
②在宅就業障害者支援制度の活用実績
4.特例調整金・特例報奨金の活用事例
(1)ホンダによる自動車部品組立作業等の発注
(2)しまむらによるバックヤード業務(施設外就労)の発注
*障害者の就労形態モデル 概念図
2015年11月28・29日、浜松市の遠州灘海岸で「市民みんなでいのちを守る森づくり」が実施されました。29日午前は浜松市植栽グループによるクロマツの植樹があり、28日午前、29日午後には、NPO法人縄文楽校様はじめ「~KALAプロジェクト」参加メンバーによる植樹イベントが行われました。「~KALA(から)プロジェクト」とは、防潮森づくりの賛同者によるネットワークの名称で、海岸にその土地本来の植生である樹種(主に常緑広葉樹)を選定し、命を守り環境・防災・教育に貢献できる循環型森づくりを実践しています。
私達は、「~KALAプロジェクト」の一員に加えて頂き、植樹作業をご一緒させて頂きました。本プロジェクト参加団体の権利と義務は平等で、「お互いに和を持ち笑顔と感謝の心を大切に!」という理念に基づいています。
今回、進和学園いのちの森づくり基金を活用して、進和学園が栽培した苗木540本を寄贈の上、植樹することが出来ました。その内、300本は、本田技研工業(株)様からの同基金へのご寄附を活用させて頂きました。また、同プロジェクト・メンバーでもある横浜ゴム(株)様(新城工場他)よりお譲り頂いた幼苗を、進和学園で栽培を引き継がせて頂いたものが大半を占めています。
多くの皆様のご理解ご支援により、環境保全は勿論、防災にも資する意義深い植樹活動に参画が叶い、そして、皆様との交流が生まれましたことに心より感謝申し上げる次第です。
横浜ゴム(株)様との連携による植樹活動
平塚の有名スーパー(株)しまむら様には、11店舗での福祉施設製品販売及び進和学園メンバーによるバックヤード業務の「施設外就労」を中心に大変お世話になっています。同社スタッフの皆様には温かいご指導を賜り、障害のある方々の貴重な社会参加の場を提供頂いています。
2015年11月25日、同ストアー大神店の緑地帯に、進和学園が栽培している苗木をご発注頂いて植樹すると共に、今回も、陶芸班の手作り陶板を設置頂きました。同ストアーでの緑地帯は、長持、田村、旭、中里に続いて5店目、陶板には、しまむら様と進和学園のロゴが刻印され、社員の方の直筆による「信頼」の文字が刻まれています。日々の業務に加えて、しまむらストアー様の親身なるご支援に感謝申し上げますと共に、地域密着の連携を大切に育んで参りたいと思います。
タウンニュース平塚版「憩の空間・成長楽しみ/しまむら大神店に植樹」(2015.12.3)
しまむらストアー様との連携
5店舗の陶板に刻まれた言葉:感謝・笑顔・真心・喜び・信頼 (どれも素敵な言葉ですね!)
(株)しまむら様は、障害者法定雇用率を達成する一方、進和学園他の福祉施設への仕事の発注が社会的にも評価され、障害者雇用納付金制度に基づく国の助成金(特例調整金)をスーパー業界で唯一受給、障害者雇用優良企業としても表彰されています。
同ストアーと進和学園との連携は、新聞等でも紹介され、JICA(国際協力機構)の視察先としても選定される等注目を浴びています。
参考資料:
・日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
・神奈川新聞「環境と福祉に貢献・しまむら長持店で植樹」(2014.3.26)
・神奈川新聞(2013. 8. 14):
① 生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者から喜びの声
② スーパー初の在宅就業障害者特例調整金 平塚の「しまむら」受給へ
・タウンニュース平塚版「しまむらと進和学園 海外から視察」(2015.7.16)
2015年11月24日、神奈川県平塚土木事務所主催の国道134号線唐ヶ原の海岸砂防林植樹が実施されました。今回は、地元の平塚市立なでしこ小学校の「植樹体験教室」としても企画され、同校5年生約80名の子供達も参加し賑やかなイベントとなりました。海岸沿いの厳しい環境にも耐え、砂や風に加えて地震や津波災害にも効果を発揮する防災林を目指し、7種類の樹種を選定して合計525本の苗木を植えることが出来ました。
平塚土木事務所と進和学園との連携は、2009年にスタートし6年目を迎えています。国道134号線の相模湾沿岸を中心に植樹地を確保頂き今回で7回目、唐ヶ原では昨秋に続いて2回目です。有難いことに今回も、進和学園が栽培した苗木をご利用頂き、400本は優先発注(注)頂いたものです。残りの125本は、進和学園「いのちの森づくり基金」を活用しての植樹となります。児童の皆さんは、2組に分かれ植樹・稲わら敷詰(マルチング)・縄掛けの作業に、一生懸命取り組んでくれました。「植樹体験教室」は、自然環境の保全や防災の大切さを学ぶ貴重な機会となったのではないでしょうか?
平塚市立なでしこ小学校「植樹体験教室」教材
(注)官公需の優先発注
国・県等の行政・公共団体が障害者が働く福祉施設等から積極的な物品購入や業務発注を求める「障害者優先調達推進法」が制定されています。同法に基づく「官公需の優先発注」が、障害者の自立・就労支援にとって重要な課題とされています。
平塚土木事務所主催の一連の砂防林植樹では、進和学園メンバーが手掛けた苗木(累計1,600本)や資材を優先発注頂いており、心より感謝申し上げる次第です。
NPO法人日本障害者協議会(JD)のもとに、2008年に設置された社会支援雇用研究会は、障害のある人の一般就労及び福祉的就労の在り方を問い直し、ディーセントワーク(働き甲斐のある人間らしい仕事)を実現するための新しい仕組みとして「社会支援雇用制度」の創設についての提言(案)を策定しました。2015年11月19日、参議院議員会館で開催された「障害者の就労支援について考えるフォーラム/ILOなど国際潮流と日本に問われているもの」(主催:全国福祉保育労働組合・NPO法人日本障害者協議会)において、上記研究会の松井亮輔会長(法政大学名誉教授)より、提言(案)の概要説明があり、約90名の参加者は熱心に聴講しました。
フォーラムでは、日本障害者協議会が、日本の障害者雇用政策は、ILO条約・勧告に違反するとして抜本的な見直しを求めて来たILO提訴の意義と経過についての報告と合わせ、「障害者就労支援のあり方」と題するシンポジウムも組まれました。シンポジストの一人として全Aネットの久保寺一男理事長(社会福祉法人進和学園統括施設長)が登壇しました。
社会支援雇用研究会の提言(案)は、我が国の福祉か労働かという縦割行政の欠陥を是正し、特に、福祉的就労分野に身を置く障害者に労働者としての権利を保全すべきこと、そのために、労働施策と福祉施策を融合した「社会支援雇用制度」として再構築すべきことを提言しています。福祉的就労において一定レベルの賃金を支払うための「仕事の確保」については、私共も訴えている企業への発注促進、企業での施設外就労、発注実績を企業の障害者法定雇用率に換算する制度(いわゆる「みなし雇用」制度)(注)の導入も盛り込まれています。
今後、障害者就労の法制度の見直し論議の過程で、本提言(案)が最大限尊重されることを期待したいと思います。
(注)「みなし雇用」制度:
我が国の障害者雇用促進法においても、2006年に「在宅就業障害者支援制度」に基づく特例調整金・特例報奨金という企業への発注奨励策が導入されました。自宅のみならず福祉施設で働く障害者に仕事を発注する企業に対して、障害者雇用納付金制度より助成金を支給するものです。将来的に、法定雇用率引き上げの過程で、企業の直接雇用に加えて、フランスのように一定割合は「発注」形態も当該発注企業の法定雇用率に算定する「みなし雇用」制度に発展させることが期待されます。
これにより、一般就労(雇用)が困難な障害者に良質な仕事を確保し、所得向上を通じた自立支援に繋がるものと考えます。
尚、研進(在宅就業支援団体)が仲介して、発注企業である本田技研工業(株)様、(株)しまむら様に、夫々自動車メーカー、スーパー業界で日本初となる特例調整金が支給されています。
(参考)「期待される『みなし雇用』 制度」(日本法令「大人の発達障害と就労支援・雇用の実務」出縄貴史)
国際ソロプチミストは、理解、促進、提唱、活動を通じて女性と女児の生活と地位を向上させるためのグローバル組織で、世界130ヶ国3千のクラブに約8万人の会員が所属する女性の奉仕団体です。日本東リジョンは、1都8県に85のクラブがあります。
私達は、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)における植樹活動がご縁で、国際ソロプチミスト横須賀の皆様と交流・連携させて頂いています。植樹プロジェクトがスタートした2009年には、タブノキやドングリの実から「ポット苗」を栽培する取り組みをご一緒に実践、2~3年育てた苗木は、既に植樹され大きく生長しています。
皆様には、進和学園の活動ご視察、「いのちの森づくり基金」へのご寄附をはじめ、障害のある方々が手掛けた自主製品の積極的なご利用等、親身なるご支援を頂いています。
2015年11月16日、横須賀商工会議所で開催されたバザーでは、進和学園にもお声掛け頂きブースを設営させて頂きました。全国逸品セレクションで準グランプリに輝いた「湘南みかんぱん」、農産物加工場「湘南工房」のトマトジュースをはじめ美味しいクッキー類等を販売させて頂きながら、皆様との交流を深めることも出来ました。国際ソロプチミスト横須賀の皆様の温かいご支援ご厚意に心より感謝申し上げます。
2015年11月11日、本田技研工業(株)和光ビルにおいて、研進・進和学園のメンバーがお伺いしてお菓子類の自主製品販売会(おやつで社会貢献)を開催させて頂きました。このたび、全国逸品セレクションで準グランプリに輝いた「湘南みかんぱん」に加え、定番のクッキー・ラスク等、そして、進和学園の農産品加工場「湘南工房」のトマト・ジュースも販売させて頂きました。Honda様の和光ビルでの販売会は、昨秋に続いて2回目ですが、大盛況の賑わいで同社の皆様と親しく交流を図りながら、売上げを大きく伸ばすことが出来ました。日頃より製パン・クッキー部門のレベル向上に、ご指導を賜っているホンダ開発(株)スタッフの方も駆け付けてサポート下さいました。
このような貴重な機会をご提供頂いたHonda様並びにホンダ開発の皆様に厚くお礼申し上げます。
研進・進和学園/ホンダ車部品事業 ホンダ開発(株)様のご指導
ホンダ 厚労大臣表彰(神奈川新聞 2015年10月29日)
湘南みかんぱん 全国逸品セレクション 準グランプリ獲得!第43回毎日農業記録賞(毎日新聞社主催)で優良賞を受賞した進和学園の「湘南みかんぱん」が今年の「第4回全国逸品セレクション」のフード部門で準グランプリを獲得しました。平塚の逸品グランプリを受賞して以来、地元は勿論、大人気を博し大きな反響を呼んでいましたが、ついに全国区の評価を頂いたことに、一同、喜びもひとしおです。
「 湘南みかんぱん」は使われずに摘果されていた青ミカンの果汁をパン生地と餡に練り込んだオリジナル商品ですが、NPO法人湘南スタイル様はじめ、地元の農業関係者の親身なるご支援の下に開発された新商品です。甘みと酸味がほどよくマッチした新感覚のパンで、「平塚逸品研究会」(会員37店舗)から選抜され、逸品で豊かな地域社会づくりなどを目指す「一店逸品運動協会」が主催する全国逸品セレクションにエントリーされました。10月下旬に東京都で開かれた審査会の投票によって準グランプリに輝きました。
進和学園では、永年に亘り、ホンダ車部品事業の組立加工に従事する一方、自主製品の開発や販売促進にも注力し事業の多角化を推進しています。「湘南みかんぱん」が多くの皆様に愛されヒット商品になることは、進和学園で働く障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がります。
毎日新聞(2015年11月5日及び11月7日)、並びに朝日新聞(2015年11月11日)が、本件に係わる記事を掲載しています。
毎日新聞「農&食・毎日農業記録賞に続き 「湘南みかんぱん」 全国逸品・準グランプリ受賞」(2015年11月5日及び11月7日)
朝日新聞「平塚ご当地あんパンいかが」(2015年11月11日)
「ホンダであそぶ!ホンダがあそぶ!」・・・2015年11月7日(土)、(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンター(埼玉県朝霞市)で開催された一般公開秋祭り「戯術博」に参加しました。子供から大人まで地域の方々にHondaの社員・ご家族・関係者が大勢集い、趣向に富んだ秋祭りイベントを大いに楽しみました。
Honda様と私共の取引は、今年で42年目!自動車部品組立の仕事をご発注頂き、大変お世話になっていますが、業務以外にも様々な形で交流を深めて頂いています。この日は、「Hondaらしさ」満載の多彩な催しを堪能!数々の模擬店が連なる中、私達もブースを設営し、湘南みかんパン、トマトジュース、クッキー類に工芸品等の学園自主製品を販売させて頂き、売上げも伸ばすことが出来ました。
Honda様、主催者の研友会並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
研進・進和学園/ホンダ車部品事業 ホンダ 厚生労働大臣表彰(神奈川新聞 2015.10.29)
2015年11月5日、神奈川県立伊勢原養護学校において、第2回目の植樹イベントを実施しました。進和学園「いのちの森づくり友の会」と伊勢原養護学校との連携により、前回と同じく、同校作業班・受注班の授業の一環として、生徒の皆さんと進和学園メンバーが力を合わせて校庭の緑地帯に豊かな緑を育む取り組みです。
多様な樹種による混垣植栽は、個性を尊重しながら共生することの大切さを意識したもので、今回も、「その土地本来の樹種」を混ぜて合計88本(累計262本)の苗木を植えることが出来ました。
小さな苗木を手に取り植樹する行為は、自然の大切さや命の尊さを教えてくれます。そして、誰もが素直な優しい気持ちになれるのです。
この活動を助成下さっている公益財団法人高原環境財団の菅谷元一様もご一緒頂き、生徒の皆さんや先生との交流も図りながら、有意義な時間を共有しました。
伊勢原養護学校第1回植樹イベント(2015年10月8日)
人口密度日本一の都市、東京都豊島区では、限られたスペースを活用して地域の皆様と共に町中に緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進中です。本取り組みが開始された2009年より、進和学園と研進もメンバーに加入、関係の皆様のご理解ご支援を得て、私達が育てた苗木を活用頂き、大きな励みとなっています。
2015年10月25日(日)、としまセンタースクエア(豊島区役所1階)において、「2015としまエコライフフェア」が開催され、展示・ワークショップ(20団体)、「豊島の森」観察ツアー等、有意義なイベントが組まれ多くの参加者で賑わいました。スタンプラリーでスタンプを集めると「つる植物・いのちの森苗木の配布」の特典が!・・・有難いことに、進和学園が栽培した3種類の苗木508本も配布されました。
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万円台前半の低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区からの進和学園への苗木ご発注は、緑化による環境保全並びに障害者の自立就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。民需に加えて官公需の発注が促進され、障害者の働き甲斐や生き甲斐をもたらすよう期待したいと思います。
英国の有名化粧品メーカーLUSH社の日本法人(株)ラッシュジャパン様には、私達の「いのちの森づくり」に多額の助成を賜ると共に、障害のある方々が手摘みしたブルーベリーをご発注の上、商品にご利用頂く等、障害者の自立に繋がるご支援を賜っています。
2015年10月21日、同社社員の皆様を進和学園にお迎えし、ドングリ他の幼苗を鉢上げする「ポット苗づくり」をご一緒に行いました。シラカシとタブノキの2種類を分担し、可愛い苗木の芽や根の様子を観察しながら、和気あいあいと楽しい時間を共有。午後からは、福祉工場「しんわルネッサンス」の活動をご視察頂き、そこで働くメンバーとも親しく交流を図って頂きました。
福祉や環境保全に深いご理解の下、温かいご支援を頂いているラッシュジャパン様に、心より敬意を表すると共に感謝申し上げます。
~ラッシュジャパン様に助成頂いた植樹イベントから~
①ブルーベリーガーデン旭植樹祭(2013.4.13) ⇒ Photo Album Chart
②秦野市渋沢中学校・渋沢神社植樹祭(2013.10.4) ⇒ Photo Album Chart
③どんぐりブラザーズと植樹大作戦/湘南国際村めぐりの森植樹祭(2014.11.23)
⇒「どんぐりブラザーズと植樹大作戦 あすの地球と子どもたち」(案内チラシ)
神奈川新聞「森づくり 福祉施設連携 」(2014.11.24)
Photo Album Chart(2014.11.23)
横浜ゴム(株)様からご寄贈頂いた苗木 累計36,530本(2015年10月20日現在)
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進され、社員の皆様が苗木栽培と植樹並びに苗木の提供活動を進めておられます。同社平塚製造所様はじめ茨城・新城・三島各工場及び関連会社のヨコハマモールド(株)様が栽培されている余剰苗を、進和学園にご寄贈頂き、栽培を継承して植樹に結び付ける「森づくり」の連携は6年目を迎えています。
2015年10月20日、同社平塚製造所様に進和学園のメンバーが伺い、苗木700本の幼苗をお譲り頂きました。同社よりご寄贈頂いた苗木は、累計36,530本、その内、実際に植樹が実現した苗木は合計21,311本(97事案)となります。
横浜ゴム(株)様の温かいご理解ご支援は、植樹活動を通じた環境保全に加え、苗木の栽培や「森づくり」に従事する障害者の自立・就労支援にも繋がっています。本取り組みを継続頂いている横浜ゴム(株)の皆様に、深い敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様からの苗木のご寄贈・活用実績(2015年10月20日現在) | |||
年 度 | ご寄贈実績 | 植樹件数 | 植樹本数 |
2010 | 4,890 | 3 | 1,900 |
2011 | 1,936 | 10 | 2,057 |
2012 | 2,504 | 18 | 1,941 |
2013 | 8,987 | 23 | 4,701 |
2014 | 16,913 | 32 | 7,984 |
2015 | 1,300 | 13 | 2,728 |
合 計 | 36,530本 | 97件 | 21,311本 |
神奈川県立伊勢原養護学校において、生徒さん、先生と進和学園メンバーが協力して、校庭の緑化・環境保全を図る活動を開始しました。
作業班・受注班の授業の一環として、地盤づくりの準備作業から生徒の皆さんは一生懸命取り組んでくれました。
2015年10月8日、第1回目の植樹イベントを迎えました。横浜国大名誉教授の宮脇昭先生のメッセージ「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけを集めても駄目。人間社会も同じ・・・」を踏まえ、私達も一緒に力を合わせ、「その土地本来の樹種」27種類合計174本の苗木を校庭の緑地帯に密植・混植しました。私達の「いのちの森づくり」プロジェクトにおいて、特別支援学校(養護学校)での緑化活動は、今回が初ケースとなります。植樹活動にご理解ご支援を頂いた校長の服部潤子先生、現場でご指導頂いた伊藤和広先生はじめ諸先生、職員の皆様、そして、この活動を助成下さっている公益財団法人高原環境財団様に、心より感謝申し上げます。
同校での植樹は、本年、あと2回を予定していますが、生徒の皆さんとも更に交流を深めお互いに成長出来るよう取り組んで参ります。
2015年10月3日(土)、快晴の秋空の下、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において育樹祭が開催されました。植樹後2~3年間は、小さな苗木よりも雑草の生長が早く日照を遮ってしまうことから、育樹(除草)作業が必要となります。地盤が固い湘南国際村では、通常より苗木の生長が遅く、その分、育樹期間も長期を要する状況です。私達は、「どんぐりブラザーズ」(連携福祉施設)やボランティアの皆さんと力を合わせ、毎年、春と秋に、延30日近くに及ぶ育樹作業を実践していますが、植樹地の拡大により負担も大きくなっています。
この夏は猛暑のせいか雑草が繁茂し、ここ2~3年の間に植樹した苗木は、すっかり覆われてしまいました。この日、約140名が集い、雑草の除去と一部エリアへの補植、そして、今回、初の試みとなる地盤改良のための「水脈づくり」を分担して実施しました。
私達は、NPO法人GoodDay、三井住友海上火災保険(株)の皆様と協力して、東側の2012年度植樹地の育樹(除草)と苗木100本の補植を担当、親しく交流しながら爽やかな汗を流しました。
今秋、私達は605本の苗木を補植する予定ですが、ご一緒頂いた2団体様より下記の通りご支援を賜っています。植樹活動を通じた環境保全及び苗木の栽培に励む障害者の自立・就労支援にも繋がり、心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
NPO法人GoodDay | 進和学園の苗木405本をご購入の上ご寄贈。 この日、内50本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
三井住友海上火災保険(株) | 進和学園の苗木200本をご購入の上ご寄贈。 この日、内50本を植樹。残りは別途植樹予定。 |
案内チラシ ⇒ 案湘南国際村めぐりの森・育樹祭のご案内
GoodDayイベント・レポート Album GoodDay (2015.10.3)
Photo Album Chart(2015.10.3)
進和学園「いのちの森づくり」プロジェクト
今がチャンス!湘南工房トマトジュース 是非お試しください!政府が推進する地方創生の一環である「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用したふるさと割で、湘南工房のトマトジュース(500ml×3本)が通常の30%引で購入できます。
通販サイトで割引が適用され、すぐに購入可能(一部ポイント還元)。また贈答用としても適しています。全国各地のふるさと名産品が選定されていますが、光栄にも、福祉工場「しんわルネッサンス」の湘南工房(農産品加工場)製品から、人気のトマトジュースが指定されました。この機会に是非ご利用下さい。
ご利用はこちらから ⇒ 湘南工房・楽天市場店
進和学園の就労系事業の拠点「しんわルネッサンス」では、障害のある方々が湘南産のトマトやミカンの搾汁・加工作業に励んでいます。
農林水産省「六次産業化・地産地消法」の総合化事業計画の認定を受け、学園利用者(主に知的障害者)の働く場を一層広げ、地域の農業を活性化する方法として、地元住民や農協、NPO法人等がネットワークを築いて連携、湘南地区で収穫される豊かな農産物の加工品を「湘南工房」ブランドで販売しています。
地産地消に基づく地元販売に加え、まずは、人気のトマトジュース&トマトピューレを全国の皆様にもお届け出来るよう、通販「楽天市場」にも出店させて頂いています。
総合光学メーカーのトップ企業HOYA株式会社様は、コンタクトレンズの空ケースを販売店で回収してリサイクルする「アイシティecoプロジェクト」を推進されています。再資源化によるCO2排出削減及びその対価をアイバンクに寄附して目の不自由な方を支援する取り組みです。更に、使用済ケースを持参した消費者に福祉施設の製品をノベルティとしてプレゼント!障害者の自立・就労支援にも貢献されています。
この福祉施設自主製品の活用は、HOYA様と社会福祉法人いたるセンター様(東京都杉並区)が共同企画されたもので、有難いことに、研進が仲介する福祉施設の製品も多数ご利用頂いています。
このたび、NPO法人ぱれっと(東京都渋谷区)の皆様が手掛けたオリジナル・ウッドクリップが目出たく採用されました。2,000個の大量受注に、製作開始から3ヶ月で見事に対応されました。同法人の機関誌「ぱれっとつうしん」に、皆さんの奮闘振りが紹介されています。
本取り組みは、CSR(企業の社会的責任)の観点からも大変意義深く、福祉と企業の連携好事例と言えます。貴重な仕事をご発注頂いているHOYA様並びに親身にコーディネート頂いている社会福祉法人いたるセンター様に心より感謝申し上げます。
コンタクトレンズを愛用されている皆様には、是非、本プロジェクトを応援頂ければ幸いです。
NPO法人ぱれっと「ぱれっと通信」VOL.339 2015年8・9月号
研進が仲介した福祉施設自主製品による「アイシティecoプロジェクト」ノベルティ | ||
年 度 | 福祉施設 | 自主製品 |
2011 | (社)進和学園 しんわルネッサンス 同上 進和職業センター |
ドーナツ・タオル 陶製箸置き |
2012 | (社)小田原支援センター (株)リンクライン |
フェルトヘアゴム 石鹸 |
2013 | (社)小田原支援センター (社)県央福祉会 パステルファーム Studio COOCA (社)県央福祉会 きらら |
ドーナツ・タオル バス・ポプリ ポストカード ティッシュ・ケース |
2014 | (社)進和学園 進和万田ホーム さかえegaoプロジェクト (わーくくらぶ・さかえ) (社)進和学園 進和万田ホーム (社)県央福祉会 きらら 同上 (社)小田原支援センター |
レザー・マグネット 押し花レーベル 箸置き ハーブ挿絵 布コースター 水玉コースター |
2015 | さかえegaoプロジェクト(杜の会 SELP・杜) (社)こうよう会 さかえegaoプロジェクト(同愛会 リエゾン笠間) NPO法人ぱれっと 工房ぱれっと |
とかげ箸置き 箸・楊枝セット ペーパークリップ ウッドクリップ |
就労勉強会/しまむらストアー:鈴木良夫様をお迎えして2015年9月28日(月)、平塚の有名スーパーしまむらストアー青果部鈴木良夫様を講師にお迎えして就労勉強会を開催しました。しまむらストアー様との連携による勉強会は、4年連続4回目となります。
「しんわルネッサンス」のメンバー70名以上が参加し、鈴木様の失敗談や成功談など経験に基づいた分かり易いお話しを熱心に聴講、社会人としての態度や振る舞い方、働く仲間とのコミュニケーションの取り方を中心に学ぶ貴重な機会となりました。
しまむらストアー様のご理解ご支援の下、同店舗における「施設外就労」は丸3年が経過。進和学園利用者と職員がチームで同店に赴き、野菜の袋詰めや商品の陳列、清掃等のバックヤード業務を請け負わせて頂いています。
「施設外就労」は、企業の中で障害者が実際に働く機会を得ることにより、社会参加と実戦的な職能訓練の場となり、「雇用」への移行を促すと共に、工賃の確保にも繋がります。企業との連携から福祉的就労の底上げを図る有力な手法と言えます。
しまむらストアー様との連携
(株)しまむら様は、障害者法定雇用率を達成すると共に、進和学園他の福祉施設への仕事の発注を通じて、障害者雇用納付金制度に基づく国の助成金(特例調整金)をスーパー業界で初めて受給されています。同社の取り組みは高く評価され、障害者雇用優良事業所として表彰されています。
参考資料:
・タウンニュース平塚版「障害者雇用の幅広げ表彰」(2015.9.10)
・日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
・「発達障害白書2015/スーパー初の在宅就業障害者特例調整金」
・神奈川新聞「環境と福祉に貢献・しまむら長持店で植樹」(2014.3.26)
・神奈川新聞(2013. 8. 14):
① 生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者から喜びの声
② スーパー初の在宅就業障害者特例調整金 平塚の「しまむら」受給へ
・タウンニュース平塚版「しまむらと進和学園 海外から視察」(2015.7.16)
2015年9月29日、神奈川県立小田原総合ビジネス高校において、第4回植樹イベントを開催しました。今回も、生徒会及びサッカー部の生徒さんとご一緒に力を合わせ、校庭内通路の緑地帯に262本の苗木を植えました。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ!」とのメッセージを紹介し、多くの種類の苗木を密植・混植しました。校長の金森慶一先生はじめ諸先生・職員の皆様のご理解ご支援の下に、進和学園で働く障害のある方々が育てている苗木の植樹地を確保頂きました。4回合わせて962本の苗木が校庭に植えられ、生徒の皆さんの成長を見守ってくれます。
同校での一連の植樹は、(株)サン・ライフ様はじめ進和学園いのちの森づくり友の会へのご支援者によるご寄附を活用して実践しているものです。皆様のお陰で、緑化活動を通じた福祉・環境・教育の連携が図れますことに、心より感謝申し上げる次第です。
小田原総合ビジネス高校・第3回植樹イベント(2015.7.9)
同 上・第2回植樹イベント(2015.6.23)
同 上・第1回植樹イベント(2015.5.26)
「EU・ドイツ・フランスにおける障害者雇用・就労の近未来」と題するセミナーが、2015年9月26日、放送大学文京学習センター(東京文京区)にて開催されました。
本セミナーは、文部科学省の2015年度科学研究費補助金による事業(2011~2015)の一環として実施され、吉川雅博教授(愛知県立大学)の司会により、研究代表の大曾根寛教授(放送大学)並びに分担研究者の引馬知子教授(田園調布学園大学)、高橋賢司准教授(立正大学)による下記講演が組まれ、参加者は熱心に聴講しました。
<講演>
①EUの障害者政策
引馬知子 田園調布学園大学教授
②ドイツの障害者政策 高橋賢司 立正大学准教授
③フランスの障害者政策 大曾根寛 放送大学教授
欧州の障害者雇用・就労の現状を踏まえ、社会的包摂に向けての労働及び福祉の国家政策がどのような方向に進展すべきかを国際比較という手法により明らかにし、日本における具体策を提言することが目的とされています。
EU加盟国共通の中期成長戦略「欧州2020」における障害のメインストリーム化(社会全体で障害を考える)を背景に、欧州諸国、とりわけ先進的な制度や運用でリードするドイツ、フランスの現状と動向を知ることは、極めて有益と考えます。両国共に障害者法定雇用率による割当制度を敷いていますが、日本の法定雇用率2%に対し、ドイツ5%、フランス6%と高くなっています。フランスでは、法定雇用率の半分3%までは、「保護的就労等への仕事の発注」を雇用率に算定することが出来る、いわゆる「みなし雇用」制度(注)を導入している点も注目されます。
また、日本のA型事業所に類似するドイツの統合企業には、税金ではなく障害者雇用納付金が活用されていること、同じく、フランスのEA(適応企業)は、2005年法より福祉施策ではなく労働法の下で企業として扱われていることも、日本の制度設計上、参考になるものと思われます。
案内チラシ⇒ EU 障害者雇用セミナー2015
(注)「みなし雇用」制度:
我が国の障害者雇用促進法においても、2006年に「在宅就業障害者支援制度」に基づく特例調整金・特例報奨金という企業への発注奨励策が導入されました。自宅のみならず福祉施設で働く障害者に仕事を発注する企業に対して、障害者雇用納付金制度より助成金を支給するものです。将来的に、法定雇用率引き上げの過程で、企業の直接雇用に加えて、フランスのように一定割合は「発注」形態も当該発注企業の法定雇用率に算定する「みなし雇用」制度に発展させることが期待されます。
これにより、一般就労(雇用)が困難な障害者に良質な仕事を確保し、所得向上を通じた自立支援に繋がるものと考えます。
尚、研進(在宅就業支援団体)が仲介して、発注企業である本田技研工業(株)様、(株)しまむら様に、夫々自動車メーカー、スーパー業界で日本初となる特例調整金が支給されています。
(参考)「期待される『みなし雇用』 制度」(日本法令「大人の発達障害と就労支援・雇用の実務」出縄貴史)
レインボータウンFM(大江戸放送局)の下記番組に研進のスタッフが出演し、私達が手掛ける「いのちの森づくり」プロジェクトの活動を披露させて頂きました。
同番組のパーソナリティー杉山明久実さんは、環境保全や福祉をはじめ社会貢献活動に造詣が深く、これまで、進和学園のホンダ車部品事業や福祉的就労の現状と課題についても番組で取り上げて頂いています。このような機会に恵まれましたことは、誠に光栄なことと感謝申し上げます。
■「ラジオdeハピネス」~ いのちの森づくり ~・放送日:2015年9月6日(日) 8:00~8:30
・番 組:「ラジオdeハピネス」
・出 演:(株)研進 代表取締役 出縄貴史
・内 容:進和学園及び「どんぐりブラザーズ」(連携福祉施設)が取り組む「その土地本来の木
による本物の森づくり」の活動について公開収録された模様が動画配信されています。
宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により、ドングリや木の実から苗木を育て各
所で植樹を推進、障害者の就労機会の拡充と「森づくり」を通じた「人づくり」に注力
する活動を紹介しました。
こちらからご視聴出来ます ⇒ レィンボータウンFM・Radio Movie動画一覧(出縄貴史)
参考資料:「テレビ・ラジオ」(私共の活動を紹介あるいは関連する番組情報です)
平塚市を中心に店舗展開されるスーパー(株)しまむら様が、厚生労働省所管の独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構より、障害者雇用優良事業所として表彰され同機構理事長努力賞を受賞されました。
2015年9月2日、企業の障害者雇用の取り組みを学ぶ「産業人材育成フォーラム」が、横浜市・はまぎんホールにて開催され、同フォーラムと合わせ表彰式が執り行われました。
しまむらストアー様と進和学園との連携は、研進が仲介して2010年に始まり、11店舗に福祉施設自主製品の販売コーナーを設置頂く他、進和学園メンバーが同店に赴き、バックヤード業務を請け負う「施設外就労」を導入、2014年度からは、近隣の福祉施設NPO法人フレッシュ(ベルカンパニー)の皆さんがフリーデンファーム様(しまむら様の関連会社)における農作業に従事しています。同ストアー様の深いご理解ご支援により、障害のある方々が、日々、働き甲斐を感じながら就労出来る貴重な機会をご提供頂いています。 しまむらストアー様との連携
*しまむらストアー様と進和学園の連携が評価されたことを紹介しています。
⇒ タウンニュース平塚版(2015.9.10)
* 「産業人材育成フォーラム」及び障害者雇用優良事業所表彰を報じています。
⇒ 神奈川新聞(2015.9.3)(株)しまむら様は、障害者法定雇用率を達成すると共に、進和学園他の福祉施設への仕事の発注を通じて、障害者雇用納付金制度に基づく国の助成金(特例調整金)をスーパー業界で初めて受給されています。
今回の表彰は、障害者の直接雇用に加えて、雇用が困難な福祉施設利用者に対して良質な仕事を継続的に発注下さっている実績も含めて、社会的にも高く評価されたものと言えます。
参考資料:
・日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
・「発達障害白書2015/スーパー初の在宅就業障害者特例調整金」
・神奈川新聞「環境と福祉に貢献・しまむら長持店で植樹」(2014.3.26)
・神奈川新聞(2013. 8. 14):
① 生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者から喜びの声
② スーパー初の在宅就業障害者特例調整金 平塚の「しまむら」受給へ
・タウンニュース平塚版「しまむらと進和学園 海外から視察」(2015.7.16)
福祉・ボランティア教育実践校の指定を受けている神奈川県立秦野曽屋高校と私達との交流は、6年目を迎えています。進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトと連携し、校庭での植樹・育樹活動を地道に継続しています。
2015年9月5日(土)、今年も、文化祭「秋輝祭」のイベントの一環として、校内植栽地の育樹作業(除草・剪定・施肥・補植)を皆で協力して行いました。自然の森では、色々な種類の木が混ざり合っているように、人間社会も人それぞれの個性を尊重し切磋琢磨しながらお互いに成長して行くことが大切との想いを共有・・・ささやかですが、「森づくり」を通じた「人づくり」の場を目指しています。
今回も展示販売ブースを設営、生徒の皆さんと先生がパンやお菓子等、進和学園自主製品の販売をご支援下さいました。
進和学園のメンバーにとって、社会参加に繋がる楽しく貴重な機会をご提供頂いた、福祉担当の二三四明子先生はじめ諸先生、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
関連記事: 校内育樹活動(2014.7.4) 「総合的な学習の時間」(2014.5.15)
アーカイブ:タウンニュース秦野版(2011.6.2) 同 左(2010.9.11) 同 左(2010.5.29)
植栽事例:秦野曽屋高校・植栽事例(2015.9.5 撮影)
「ブルーベリーガーデン旭」様(神奈川県足柄上郡)のご理解ご支援の下、美味しい湘南ブルーベリーの手摘み作業を障害者の方々の「就労機会」とする取り組みは5年目を迎えました。今シーズンも、7月中旬から週2回のペースで、小田原支援センター&足柄緑の会(コスモス学園)の皆さんと連携して、ブルーベリーの収穫(施設外就労)及び販売を推進しています。
また、進和学園「しんわルネッサンス」のブルーベリー畑でも漸く一定量の収穫が可能となりました。少しでも皆の工賃収入に還元しようと、本年度は、この自前のブルーベリー手摘みも適宜実施しています。湘南工房(農産物加工場)における、ブルーベリー・ジャムの生産も計画に組み入れて行う予定です。
完全無農薬・無化学肥料の自然農法により湘南の陽光を浴びた完熟ブルーベリーは高品質で、今シーズンも、多くのご注文を頂き、メンバーにとって大きな励みとなっています。
本取り組みを支えて頂いている「ブルーベリーガーデン旭」様、ご発注者様、並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
<主なお客様>
・LUSH JAPAN様(英国LUSHの日本法人)
・パティスリー・ラ・ベルデュール様(横浜緑園都市の洋菓子店)
・晴れ屋様(厚木市のオーガニック専門店)
・Fru-Full(フルフル)様(東京赤坂のホットケーキ・パーラー)
・トラットリア ピノーロ様(秦野市鶴巻のイタリア料理店)
8月20日・21日には、ラスカ平塚(デパ地下)催事出店で、湘南ブルーベリーを販売!好評を博し、100g・84ケースが完売しました!
「花王・みんなの森づくり活動助成」(花王株式会社様・都市緑化機構様)のご支援を得て、本年度、「いのちの森づくり」プロジェクトでは、「友の会」及び「どんぐりブラザーズ」(福祉施設連携による森づくりチーム)による苗木栽培及び植樹活動を推進しています。
2015年8月27日、「どんぐりブラザーズ」の有力メンバーであるNPO法人パソボラサークル様の農業ステーション(小田原市)に集合して、「ポット苗づくり」イベントを開催しました。育苗箱にビッシリと発芽したドングリの幼苗を1本ずつポットに移し替える大切な作業です。日頃の日中活動でも行っているお馴染みの仕事ですが、パソボラサークル、進和学園、研進の3団体が親しく交流しながらワイワイガヤガヤと楽しい時間を共有しました。この日は、ウラジロガシ、アラカシ、スダジイの順に鉢挙げを行い、約600個のポット苗を作成しました。
可愛い幼苗を育てる行為は、私達に命の尊さや自然の大切さを教え、内なるエネルギーをもたらしてくれます。一汗かいた後には、冷たい湧水で喉を潤し、ここで収穫した甘さ一杯の梨に「かき氷」をご馳走に!・・・皆の笑顔が眩しいですね!
2015年8月21日、河野太郎衆議院議員が「しんわルネッサンス」をご視察されました。ホンダ車部品事業並びに、稼働2年目となる農産物加工場「湘南工房」において、障害のある方々が働く現場をご案内申し上げました。
前回ご視察頂いた2006年から、リーマンショックや大震災に伴う大きな環境変化を経て、私共が推進して来た多角化の取り組みをご説明申し上げ、特に、農水省の六次産業化ネットワーク事業助成を受け「地産地消」による農業の活性化と障害者の自立・就労支援を目指して立ち上げた「湘南工房」での農産物加工について初めてご覧頂きました。
研進からは、福祉的就労における良質な仕事の確保のため、企業に対する発注奨励策の拡充、障害者雇用促進法における特例調整金等の活用、とりわけ、障害者の直接雇用に加えて発注形態の場合にも当該発注企業の法定雇用率に加算計上する「みなし雇用」制度(注)の導入について提言しご進講申し上げました。
行政及び政治家の皆様には、福祉的就労現場の実態を踏まえた制度・施策の拡充に向け、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
<参考>
河野太郎衆議院議員2006年7月ご視察 ブログ「ごまめの歯ぎしり/福祉的就労への支援」
(注)ご進講資料(要旨) ⇒ 期待される「みなし雇用」制度 ~ 雇用と福祉の連携 ~
<「大人の発達障害と就労支援・雇用の実務」(2015 日本法令)掲載記事原稿>
2015年8月20日(木)・21日(金)の両日、ラスカ平塚(デパート)の地下1階食品売場の一画で、進和学園はじめ湘南地区福祉施設の自主製品を紹介・販売する催事出店を行いました。同デパートは、JR平塚の駅ビルという好立地にあり、地元住民のみならず多くの皆様が利用されています。
進和学園は、2007年より同デパート1階の催事「ウイークリースイーツ」(週替わりの菓子類販売)において「サンメッセ」の製パン部門が年に数回参加、障害のある方々にとって貴重な就労及び社会参加の場であり工賃確保にも繋がっています。
今回、ラスカを運営される湘南ステーションビル(株)(JR東日本グループ)様の親身なるご支援を得て、「デパ地下」での催事出店が実現しました。このような一流商業施設での出店は、福祉施設メンバーに自信や働き甲斐をもらたしてくれます。
<紹介させて頂いた福祉施設自主製品>
湘南福祉アクティビティ(湘南地区の福祉施設自主製品の紹介・販売促進を支援する活動)の一環として、次の商品を出展・販売させて頂きました。
■湘南ブルーベリー:障害者福祉施設で摘み取った(一部は進和学園で栽培した)新鮮・無農薬の
完熟ブルーベリー (進和学園・小田原支援センター・足柄緑の会コスモス学園の連携)
■湘南みかんぱん:平塚の逸品グランプリを受賞した「サンメッセしんわ」のヒット商品
■ブラウニー:「サンメッセしんわ」製菓部門の人気定番商品
■湘南工房トマトジュース:六次産業ネットワーク事業に参画する「しんわルネッサンス」(農産
物加工場)の自信作
■原木しいたけ:進和学園にて半世紀の実績を持ち、日本財団「真心絶品」ブランドにも指定され
た原木からの自然栽培しいたけ
■東ティモール産フェアトレードコーヒー「カフェブーケ」:社会福祉法人湘南の凪(逗子市)で
働く仲間がハンドピッキング(選別)作業に励み売上げの一部が東北復興の「森づくり」に活か
される高付加価値コーヒー/包装デザインは、Able ArtのフロントランナーStudio Cooca(平塚
市)の皆さんが手掛けました。
■Tommy&Coco(ナチュラルクッキー):社会福祉法人小田原支援センター(小田原市)が担当
するペット&愛犬家のためのヘルシークッキー
掲題書籍(監修:山下喜弘、編著:田中建一、加藤千恵子/2015年8月20日発行/日本法令)は、大人の発達障害の特性・治療・就労支援・法的支援制度・助成金・合理的配慮等について、各分野の専門家が分かり易く解説、企業の人事労務担当者や支援者にとって有益な内容が網羅されています。
医学・心理学・法的知見に基づき、最新の情報を盛り込むと共に、本書の大きな特徴の一つはコラムの充実にあります。発達障害に係わる当事者・支援者・福祉事業者等が、夫々の立場での経験や問題意識を踏まえ執筆を担当しています。
光栄なことに、進和学園及び研進スタッフによる下記のコラム記事も収録されています。この分野に従事する方々をはじめ関係の皆様に少しでもご参考となれば幸いです。
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトを紹介する記事が、福祉新聞(2015年8月10日)に掲載されました。
横浜国大名誉教授の宮脇昭先生のご指導の下、進和学園をはじめ福祉施設が協力して「どんぐりブラザーズ」と称するチームを形成、ドングリや木の実からポット苗を栽培し販売、自然の森を再生する植樹活動に励んでいることを詳しく報じています。
福祉・環境・教育・労働の連携を目指す本取り組みに賛同する個人・団体から寄付を募り、「いのちの森づくり友の会」による基金を積み立て、公共スペースに苗木を寄贈して植樹すると共に、育樹(除草)作業等の原資として障害者の工賃に還元していることにも触れています。
本プロジェクトは、各方面より注目され、テレビ・新聞等のメディアにおいても取り上げて頂くケースが増えています。「森づくり」を通じた障害者の自立・就労支援の実績を地道に重ねて、更に付加価値の高い取り組みにして参りたいと思います。
「120%の夏の宝探し」・・・2015年8月2日(日)、Honda埼玉製作所で開催された「真夏の祭典2015」に参加しました。Hondaの社員・ご家族・地域の方々が大勢集い、猛暑にも負けずに夏祭りイベントを大いに楽しみました。
Honda様と私共の取引は、今年で41年目!自動車部品組立の仕事をご発注頂き、大変お世話になっていますが、業務を超えて様々な局面で交流を深めて頂いています。先日の都市対抗野球の応援の余韻が冷めやらぬ中、今度は、お祭りムード満点の多彩な催しを堪能しました!数々の模擬店が連なる中、私達もブースを設営し、湘南みかんパン、トマトジュース、クッキー類に工芸品等の学園自主製品を販売させて頂きました。
Honda様、主催者の労働組合並びに「むさしの会」の皆様に心より感謝申し上げます。
研進・進和学園/ホンダ車部品事業
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトでは、ドングリや木の実を拾って苗木を栽培し「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生しています。昨秋、各地で採集したドングリ(シラカシ、アラカシ、スダジイ等)は春に一斉に発芽し、6~7月は幼苗を1本ずつ鉢上げする「ポット苗づくり」の最盛期です。「どんぐりブラザーズ」の日中作業の他、体験型イベントを通じた交流の輪も広がっています。
本年度は有難いことに、花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)により、1万ポット分の資材経費(土・ビニルポット)をご支援頂いています。
■進友クラブ様とご一緒に!楽しい「ポット苗づくり」
「進友クラブ」は、進和学園利用者の保護者から成る「進和会」におけるボランティアの集いです。毎月、進和学園各施設の日中作業をご支援頂いており、私達にとって心強い味方です。
2015年7月28日、湘南平の「あじさい園」での作業と並行して、進和あさひホームでは、「どんぐりグループ」&「園芸班」とご一緒に和気藹々と「ポット苗づくり」に励みました。シラカシとアラカシのポット苗を882個作成しました。
■社会福祉法人あすなろの会・みとおし/「どんぐりブラザーズ」に加入!
山梨県都留市の社会福祉法人あすなろの会・みとおし(就労継続支援B型事業所)の皆さんが、苗木栽培に従事する6番目の「どんぐりブラザーズ」として活動を開始しました。
2015年6月22日、職員と利用者の皆さんに進和学園に来訪頂き「ポット苗づくり」のノウハウを修得頂きました。7月14日には、研進スタッフが栽培現場を訪問、作業状況を確認すると共に今後の計画について打合せました。猛暑の中、熱心に作業に励む皆さんの姿を拝見すると、新たなファイトが湧いて来ます!
■学生団体Varietas様との連携イベント
2015年7月4日、大学生に障害者と触れる機会を提供する学生団体Varietas様との連携による「ポット苗づくり」イベントを開催しました。
詳しくは、こちら ⇒ Varietas様との「ポット苗づくり」イベント
■進和学園感謝デー「あじさいまつり」/「ポット苗づくり」体験コーナー2015年6月28日、「あじさいまつり」(進和学園感謝デー)の最終日、「しんわルネッサンス」の中庭において、「ポット苗づくり」体験コーナーを設営。ご来場頂いた皆様に進和学園の取り組みをご覧頂きましたが、「いのちの森づくり」についても多くの方々が関心を寄せて下さいました。
*ポット苗は、2~3年育て樹高が30cm以上に
達し、根が充満した状態で植樹可能となります。
平塚の有名スーパー(株)しまむら様には、11店舗での福祉施設製品販売及び進和学園メンバーによるバックヤード業務の施設外就労を中心に大変お世話になっています。
2015年7月24日、同ストアー中里店の外構スペースに、進和学園・陶芸班が手掛けたオリジナル陶製鉢に、同じく進和学園メンバーが栽培している植樹用苗木を活用した植栽コーナーを設置頂きました。同ストアーでの緑地帯は、長持店、田村店、旭店に続いて4店目、今回は、駐車場スペースに制約がありましたが、同店舗のご理解ご支援の下、4つの植木鉢を連ねて潤いコーナーを設けることとなりました。陶製鉢には、しまむらストアー様と進和学園のロゴマークが印され、同店社員の方の直筆による「喜び」の文字が刻まれています。地域に根ざして深まる両者の連携を象徴する素敵なモニュメントがまた加わりました。 しまむらストアー様との連携
(株)しまむら様は、障害者法定雇用率を達成すると共に、進和学園他の福祉施設への仕事の発注が社会的にも評価され、障害者雇用納付金制度に基づく国の助成金(特例調整金)をスーパー業界で唯一受給されています。
雇用が叶わぬ障害者の自立や働く機会の創出のために貢献頂いており、CSR(企業の社会的責任)の観点からも特筆に値するものと言えます。同ストアーと進和学園との連携は、日本経済新聞等でも紹介され、JICA(国際協力機構)研修の視察先としても選定される等注目を浴びています。
参考資料:
・日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
・神奈川新聞「環境と福祉に貢献・しまむら長持店で植樹」(2014.3.26)
・神奈川新聞(2013. 8. 14):
① 生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者から喜びの声
② スーパー初の在宅就業障害者特例調整金 平塚の「しまむら」受給へ
・タウンニュース平塚版「しまむらと進和学園 海外から視察」(2015.7.16)
第86回都市対抗野球大会に、狭山市(埼玉県)代表として出場されたHonda 硬式野球部は、2015年7月22日、強豪の三菱重工名古屋と対戦、12安打の猛攻で快勝し2回戦に駒を進めました。 ホンダ車部品の組立に従事している、進和学園・小田原支援センター及び研進のメンバーは応援団を組んで東京ドームへ!Honda社員の皆様はじめ狭山市・寄居・小川町の方々、大勢のファンの皆様と一丸となって声援を送り、大いに盛り上がりました。
「汗にまみれ、泥にまみれ、求め続けた栄光は、今、ホンダに輝く時ぞ!・・」お馴染みの応援歌を高らかに歌い上げ、Honda様との一体感に浸りながら素晴らしい時間を共有しました。この感動を胸に刻み、日々の仕事にも一層励みたいと思います。
2015年7月19日(日)、エシカル協会・オーガニック協会主催によるエシカル&オーガニック・マーケットが、新宿パークタワー1Fアトリウムで開催され、オーガニック食品やフェアトレード、環境や社会貢献に配慮した商品等を扱う25店舗が出店しました。
幸いにも、私達も東ティモール産フェアトレード・コーヒー「カフェ・ブーケ」をはじめ、湘南地区の福祉施設が手掛ける自主製品を紹介し展示販売させて頂きました。
魅力溢れる数々の商品と出会い、特別企画のエシカルファッションショーも楽しみながら、お客様、参加団体・企業並びに関係の皆様と親しく交流を図る貴重な機会となりました。
イベントの詳細は、こちら ⇒ エシカル&オーガニック・マーケット(エシカル協会)
<紹介させて頂いた福祉施設自主製品&プロジェクト>
湘南福祉アクティビティ(湘南地区の福祉施設自主製品の紹介・販売促進を支援する活動)の一環として、次の商品を出展・販売させて頂きました。
■社会福祉法人進和学園(平塚市):
湘南みかんぱん・湘南工房トマトジュース&ピューレ・原木しいたけ・手漉きハガキ
■社会福祉法人湘南の凪(逗子市)&Studio Cooca(平塚市):
東ティモール産フェアトレードコーヒー「カフェブーケ」
■社会福祉法人翔の会(茅ケ崎市):チョコサブレ(クッキー)
■社会福祉法人小田原支援センター(小田原市):Tommy&Coco(ナチュラルクッキー)
■どんぐりブラザーズ(福祉施設間連携):「いのちの森づくり」プロジェクト
神奈川県立秦野曽屋高校は、福祉・ボランティア教育実践校の指定を受け、社会貢献や福祉の体験実習・選択授業に注力されています。
2015年7月10日午前中、同校3年生を対象に「社会福祉基礎」授業の一環として、生徒の皆さん13名に担任の二三四明子先生、村内先生が付き添われ「しんわルネッサンス」を見学頂きました。
同校と進和学園との交流は、2010年春、学園の「どんぐりグループ」が栽培した苗木を校庭緑地帯に植樹する「学校の森づくり」での協力に始まり、6年目を迎えています。文化祭では、植栽のメンテナンス(除草・剪定・施肥・補植)作業をイベントとして企画し、生徒の皆さんと連携して実践する等、お互いに触れ合い・学ぶ貴重な機会となっています。今回、生徒の皆さんを初めてお迎えして、障害のある方々が自立に向けホンダ車部品の組立や農産物加工に励んでいる現場を見学頂きました。福祉工場が、企業・専門家・地域の皆様をはじめ多くの方々のご支援を得て成り立ち、「出来ること」に着目して役割を担い、「働く喜び」「役立つ喜び」を追求している私達の取り組みから、何かを感じ取って頂ければ幸いです。
タウンニュース秦野版「曽屋高生が福祉工場見学」(2015.7.16)
2015年7月9日、神奈川県立小田原総合ビジネス高校において、第3回植樹祭を開催しました。今回も生徒会及びサッカー部の生徒さんとご一緒に力を合わせ、中庭の緑地帯に残されていたスペースに203本の苗木を密植・混植しました。
3回合わせて合計700本の植樹を実践!私達が取り組む「学校の森づくり」に、また一つ、好事例が加わりました。同校と進和学園との交流も回を重ねるごとに深まっており嬉しく思います。
尚、同校での一連の植樹は、(株)サン・ライフ様からの進和学園いのちの森づくり基金へのご寄附を活用して、障害のある方が栽培した苗木を寄贈させて頂いています。ご支援を頂いている(株)サン・ライフ様には、心より感謝申し上げる次第です。
小田原総合ビジネス高校・第2回植樹イベント(2015.6.23)
小田原総合ビジネス高校・第1回植樹イベント(2015.5.26)
JICA(国際協力機構)の委託を受けて、公益社団法人日本発達障害連盟が実施している研修事業「地域活動としての知的障害者支援コース」の視察先に、「しんわルネッサンス」が選定されました。開発途上国の福祉関係者に日本の福祉制度やサービスを紹介すると共に、自国の状況に合わせた取り組みを検討することを目的に、11ヶ国から11名の研修員が来日されています。
2015年7月8日、テーマ別プログラムが組まれ、「知的障害者の就労支援」コースに、バングラディシュ、エクアドルはじめ6ヶ国の研修員及び事務局の皆様に、私達が取り組むホンダ車部品事業並びに「しまむらストアー」様との連携による施設外就労を中心にご視察頂きました。
また、生活介護施設の日中活動として、進和万田ホームの模様もご覧頂きました。
本研修の受入れは3年連続3回目であり、誠に光栄なことと嬉しく思います。熱心な質疑を交わしながら、障害者ご本人や職員との温かい交流の輪が広がりました。私共の取り組みが少しでもご参考となれば幸いです。
タウンニュース平塚版「しまむらと進和学園 海外から視察」(2015.7.16)
2014年度JICA研修(2014.7.4) 2013年度/二つのJICA研修(2013.7.20)
2015年7月4日、大学生に障害者と触れる機会を提供する学生団体Varietas様との連携による「ポット苗づくり」イベント&障害福祉ワークショップを開催しました。
午前中は、進和学園が推進する「いのちの森づくり」における「ポット苗づくり」作業の体験を通じて、進和学園メンバーと交流。午後は、私共からのプレゼンテーションに基づき、障害福祉の現状や課題について考え、質疑応答・意見交換を行いました。
学生の皆さん以外に、特例子会社の社長、就労支援事業所の職員、大企業の社員の皆様も参加されていたこともあり、障害のある方々との関わり方や雇用の在り様、福祉施設の役割等、実態を踏まえた問題意識に基づき、かなり専門的な事項についても踏み込んだワークショップとなりました。
今後も、障害者福祉や就労支援現場から積極的に発信し、多くの皆様と情報・意見交換する場を設けて参りたいと思います。 花王・みんなの森づくり活動助成
2015年6月26日、進和学園の恒例行事「あじさいまつり・感謝デー」の初日に、本田技研工業(株)埼玉製作所の皆様をお迎えし、進和学園各施設の活動をご視察頂きました。
ホンダ様には、自動車部品の仕事の領域を超えて様々な局面でお世話になっています。この「あじさいまつり」と「クリスマス交流会」には、ご多忙の中を、まる1日を割いてご慰問下さっています。ホンダ様が、障害者の直接雇用に加え、私共のような福祉的就労分野に永年に亘り仕事をご発注頂いていることに、心より敬意を表する次第です。同社の企業理念である「人間尊重」に根差した血の通ったご支援ご指導に厚くお礼申し上げます。
ホンダ様をお迎えして、一同感激の一日でした。学園利用者、職員、ご家族と親しく交流、温かい激励のお言葉を頂戴しました。今後も、皆様のご期待にお応え出来るよう一同力を合わせ、品質保証と工程管理には万全を期して参る所存です。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様と共に40年)
2015年6月23日、神奈川県立小田原総合ビジネス高校において、第2回植樹祭を開催しました。生徒会及びサッカー部の生徒さん、校長の金森慶一先生はじめ職員の皆様とご一緒に、今回は、中庭の緑地帯に、自然種の苗木242本を密植・混植、植木がまばらで土が露出していた緑地帯が、本来の姿を取り戻しました。前回に続いて参加頂いたメンバーも多かったことから、植樹作業はスムーズに進みました。同校での植樹は、本年、あと2回、合計1,000本近くの苗木を植える予定です。生徒の皆さんには、貴重な植樹体験を通じて、自然の大切さや命の尊さに想いを馳せ、環境や福祉への理解を深めて頂ければ幸いです。苗木の生長に負けないよう、生徒の皆さん一人一人の成長を願って止みません。
尚、前回に続いて、(株)サン・ライフ様からの進和学園いのちの森づくり基金へのご寄附を活用して、障害のある方が栽培した苗木を寄贈させて頂きました。
小田原総合ビジネス高校・第1回植樹イベント(2015.5.26)
近年、生産拠点の海外シフト及び諸般の事情による国内生産の縮小から、進和学園におけるホンダ車部品事業は、各施設での分業体制から福祉工場「しんわルネッサンス」への集約及び他の作業種への転換を余儀なくされて来ました。事業の多角化に注力する一方で、工賃ファンドの維持・確保は容易でなく、極めて厳しい状況に直面しました。今般、本田技研工業(株)様の親身なるご支援を得て、久し振りに新機種部品を確保し、ライン増設に加え、「しんわやえくぼ」(サンメッセしんわ分場)及び「はばたきしんわ」(旧進和職業センター)での部品組立の仕事が復活しました。軽スポーツS660、新型ステップワゴン、軽自動車Nシリーズ、ジェイド・・・と新機種部品に挑戦出来ることに感謝し、ホンダ様のご厚意ご期待にお応え出来るよう品質保証と工程管理には万全を期して、全員で一致協力して取り組む所存です。
尚、本年度、「しんわやえくぼ」は、生活介護事業から就労系事業(B型)に移行し、「働く場」としての役割を担います。これに伴い、研進が仲介するホンダ車部品事業において、発注企業であるホンダ様に障害者雇用促進法に基づき、国より支給される発注奨励金(特例調整金)の対象に含めるべく申請の結果、「しんわやえくぼ」は、「しんわルネッサンス」他と同様に、当該法令に定める就業場所として認定されました。
「ラ・プラージュ」(フランス語で「浜辺」)は、神奈川県葉山町の静かな海、森戸海岸に面するフランス料理のお店です。店内から相模湾を望み、江ノ島の遠くに富士山を眺めることができます。
同店の田中義麻呂シェフが、「忍者ファーム」様より「湘南工房」がOEM受注したプレミアム・トマトピューレ&ジュースを高く評価下さり、メニューにご利用頂けることとなりました。また、有難いことに、同店のお客様向けにトマトピューレとトマトジュースを販売して下さることとなりました。
一流レストランでの製品ご利用は大変光栄なことであり、「湘南工房」で働く知的障害のある方々の大きな励みとなり、自立・就労支援にも繋がります。
皆様、湘南の浜辺の美しい景色と美味しいお食事を、素敵な時間を「ラ・プラージュ」でお楽しみ下さい。
静岡県掛川市は、南海トラフ巨大地震想定による津波被害の削減を目的に、国・県と連携して海岸防災林の強化を「掛川モデル」と位置付けて遠州灘沿岸に植樹活動を推進しています。
2015年6月13日、沖之須海岸防災林に1,100人が集い、津波にも耐え得る自然種の樹木17種類10,000本にクロマツ500本の苗木を植える植樹祭が開催されました。
藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、NPO法人時ノ寿の森クラブ様はじめ民間企業、行政並びに市民の皆様のご尽力により、官民一体による素晴らしい植樹イベントとなりました。藤原先生は、恩師の宮脇昭先生の言葉を引用して「木を植えることは命を心に植えること!」と強調されました。
光栄なことに、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトからも5,000本の苗木を提供させて頂きました。自然環境保全に加え、津波対策を想定した海岸防災林の構築に、少しでもお役に立てれば幸いです。
*本植樹祭に、進和学園より、次の助成・ご支援を得て13種類5,000本の苗木を寄贈させて
頂きました。
①国土緑化推進機構「緑の募金」:3,586本
②本田技研工業株式会社様
(「進和学園 いのちの森づくり基金」を通して):1,414本
上記の内の1,089本は、横浜ゴム(株)(新城工場様他)より寄贈を受け進和学園が栽培を
引き継がせて頂いた苗木です。皆様のご支援により、苗木の栽培に励む障害のある方々の自立・
就労支援にも貢献出来ますことに、重ねて感謝申し上げます。
詳しくは、こちら ⇒ 沖之須海岸防災林強化植樹祭(時ノ寿の森クラブ様のサイト)
参考資料:市民協働による「希望の森づくり 沖之須植樹祭」案内チラシ
横浜ゴム(株)様との連携による植樹活動
私達が育てた苗木をご利用頂けることは、この上もない喜びです!どうも有難うございます!
湘南工房(進和学園・農産品加工場)が農林水産省の六次産業化助成を得て稼働してから1年が経過、多くの皆様に支えて頂き、地元での知名度もアップして参りました。湘南産のトマトやミカン等の加工品生産と販売を通じて、農業及び地域の活性化を図り、障害者の自立・就労支援にも繋げようと期待が膨らんでいます。
研進も進和学園の窓口会社として、学園と連携して「湘南工房」製品の販売促進に注力しています。「地産地消」を基本としつつ、外販にも挑戦したいと考えています。
■島マルシェ ~ 芝浦アイランド ~ 出店!2015年6月6日(土)・7日(日)、島マルシェ~芝浦アイランド~(東京都港区芝浦)に参加させて頂きました。
NPO法人イノベーションネットワーク様のご厚意により、同法人が営む「つなぎの食堂」ブースの一画において、「湘南工房」製品、原木しいたけ、カフェ・ブーケ(東ティモール・コーヒー)等を販売させて頂きました。
お客様はじめマルシェ関係の皆様とも親しく交流を図る貴重な機会となりました。
■「ラ・プラージュ」様でのメニューご利用に感謝!
フランス語で「浜辺」という名の「ラ・プラージュ」は、神奈川県葉山町の静かな海、森戸海岸に面するフランス料理のお店です。店内から相模湾を望み、江ノ島の遠くに富士山を眺めることができます。同店の田中義麻呂シェフが、「忍者ファーム」様より「湘南工房」がOEM受注したプレミアム・トマトピューレを高く評価下さり、メニューにご利用頂けることとなりました。
2015年6月5日、私達の代表は、同店にご挨拶方々、トマトピューレを使用したランチ・メニューの試食会に参加、「忍者ファーム」代表の広田実様も同席下さり、楽しく充実した一時を過ごしました。
一流レストランでの製品ご利用は、大変光栄なことであり、心より感謝申し上げます。「湘南工房」で働く障害のある方々にとっても大きな励みとなります。
■TVK「2015秋じゃないけど収穫祭」トマトジュース大好評!
2015年5月30日(土)・31日(日)の両日、横浜日本大通り地区で開催された「2015秋じゃないけど収穫祭」に、主催者のテレビ神奈川(TVK)様と連携して「森づくり」活動の一環としてドングリからの「ポット苗づくり」体験コーナーを設営させて頂きました。
ブースでは、冷やした飲み切りサイズ「湘南工房」トマトジュースを販売!100%完熟トマトから絞ったジュースを大勢の皆様に召し上げって頂き大好評を博しました。
進和学園「サンメッセしんわ」(製パン部門)が開発した「湘南みかんぱん」が人気を博していることを神奈川新聞(2015年6月3日)が報じています。平塚などの商店や飲食店が加盟する「平塚逸品研究会」が主催するお披露目会が本年1月に開催され、フード部門で第1位を獲得する等、地元では次第に評判となり、作るとすぐに「売り切れ」の状態が続いています。
湘南地区で育ったミカンの果汁を、餡やパン生地に練り込み、さわやかな風味を実現したオリジナリティー溢れる逸品です。このようなヒット商品の誕生は、NPO法人湘南スタイル様や農業の専門家をはじめ多くの方々のご指導の賜であり、心より感謝申し上げる次第です。
研進も進和学園の窓口会社として、自主製品販売に注力していますが、「湘南みかんぱん」を多くの皆様にお届けすることを通じて、作業に従事する障害のある方々の自立・就労支援に少しでも繋げたいと考えています。
神奈川新聞「障害者ら開発・湘南みかんぱん」(2015.6.3)
関連記事:
・テレビ番組に登場/進和学園 みかんぱん(2015.4.27)
・東京新聞・記事掲載「平塚の逸品・一番人気は進和学園 みかんぱん」(2015.1.29)
2015年5月30(土)・31日(日)、テレビ神奈川(TVK)様主催「2015秋じゃないけど収穫祭」が、横浜の日本大通り地区で開催され、今回も、TVK様のご厚意により参加させて頂きました。
TVK様が推進される「どんぐりドリーム大作戦」と進和学園の「いのちの森づくり」との連携は5年目を迎え、この恒例のイベントをはじめドングリ拾いや苗木の栽培、湘南国際村(横須賀市)での植樹祭などの成果を蓄積しています。
ブースでは、新製品の「湘南みかんぱん」や湘南工房・トマトジュース等を販売させて頂くと共に、ドングリや木の実から育てている幼苗を鉢上げする「ポット苗づくり」体験コーナーを設営。多くの方々がお立ち寄り下さり、ドングリ(アカガシ)や木の実(ナンテン)の可愛い幼苗を観察しながら、「ポット苗づくり」を体験頂きました。幼い子供達からご年配まで、ご家族、アベック、友人同士で・・・、小さな苗づくりのささやかな体験を通じて、自然や環境、森の大切さ、命の尊さを感じて頂ければ幸いです。
2015 tvk「秋じゃないけど収穫祭」案内チラシ
テレビ神奈川(TVK)様及び花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て、お作り頂いたポット苗は無料で希望者に配布させて頂きました。「森づくり」の輪が、また広がりましたことを嬉しく思います。
写真は、何れも5月30日(土)のものです。
5月31日(日)の模様は、こちら⇒ 5/31「ポット苗づくり」体験コーナーの模様
TVK 「2015 秋じゃないけど収穫祭」の2日目、5月31日(日)の「ポット苗づくり」体験コーナーの模様です。
初日のアカガシのドングリの鉢上げが完了したため、この日は、途中からシラカシの幼苗のポット苗を作りました。両日合わせ、大勢の皆様に参加頂き、ドングリ(アカガシ、シラカシ)とナンテンの幼苗から、160個のポット苗を作りました。
テレビ神奈川(TVK)様及び花王・みんなの森づくり活動助成(花王株式会社様、都市緑化機構様)のご支援を得て、2日間に亘り多くの皆様と交流しながら、楽しい「ポット苗づくり」を行うことが出来ました。
進和学園及び連携福祉施設の「森づくり」チームである「どんぐりブラザーズ」は、これからも力を合わせて、「森づくり」を通じた「人づくり」にも励んで参ります。今後とも、宜しくお願い申し上げます。
2015年5月26日、神奈川県立小田原総合ビジネス高校において、同校の生徒さん、先生、職員と進和学園メンバーが協力して、広葉樹の苗木255本を植樹しました。放課後、生徒の皆さんは、グラウンドに面した東側校舎前に集合、植栽もまばらで寂しかった緑地帯に、本来の木々の潤いを取り戻そうと「その土地本来の樹種」を多数選んで密植・混植します。
横浜国大名誉教授の宮脇昭先生のメッセージ「自然の森は色々な種類が混ざり合っている・・・」を踏まえ、生徒会及びサッカー、バレー、ソフトテニスの運動部の皆さん、そして、私達も一緒になって、進和学園が育てたポット苗を植え、稲わらを敷き詰めるマルチング作業も1時間程で完了!苗木と生徒の皆さんの成長を祈念し、全員での「一本締め」の大声が校庭に響き渡りました。
本植樹イベントにご理解ご支援を頂いた同校諸先生・職員の皆様、そして、進和学園いのちの森づくり基金を通じて、苗木をご提供下さった(株)サン・ライフ様には、心より感謝申し上げます。
同校での植樹活動は、本年、あと3回が予定され、1,000本近くの苗木を植える予定です。環境保全・防災、そして教育にも資する「学校の森づくり」に、多くの皆様と共に取り組んで参りたいと思います。
花王株式会社様・公益財団法人都市緑化機構様が運営される「花王・みんなの森づくり活動助成」は、次の世代により良い環境を引き継ぐことを目的に、市民による緑を守り育てる活動を応援するものです。
2015年5月22日、本年度の活動助成目録贈呈式が、花王(株)本社(東京茅場町)において開催され、多数の応募の中から選定された20団体が参加、各団体の活動についてのプレゼンテーションと交流会を通じて、有益な情報交換・勉強の場となりました。
幸いにも、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトも、「友の会」及び「どんぐりブラザーズ」(福祉施設連携による森づくりチーム)による苗木栽培及び植樹活動が助成対象として選定され、私共の取り組みを発表させて頂きました。
** 「いのちの森づくり友の会」プレゼンテーション(概要)**
本助成金の上限は50万円(1年目)とされ、継続団体については2年目50万円、3年目25万円と定められています。私共の活動を強力に後押し頂けるものであり、誠に光栄なことと厚くお礼申し上げます。花王様はじめ関係の皆様のご支援ご期待にお応え出来るよう、一同、力を合わせ有意義な活動に尽力して参ります。
日本経済新聞(2015年5月14日)において、平塚のスーパー「しまむら」と進和学園との連携による「施設外就労」に関し、国の奨励金制度を活用した事例として紹介する記事が掲載されました。スーパーのバックヤード業務(清掃、野菜の袋詰め、商品棚の整理など)を請け負う障害者にとって、働く喜びとなり工賃の確保に繋がること、一方、スーパーにとっても人手不足を補う労働力の確保が図られるなど、双方にメリットとなることを報じています。
また、企業への発注奨励策として2006年度に制定された「在宅就業障害者支援制度」(障害者雇用促進法に定める制度)を活用して、発注企業に対する奨励金制度(特例調整金)が後押ししていることを解説、同制度を普及させ障害者の就労機会を拡充するためには、「企業が障害者に仕事を発注した場合、企業の法定雇用率(現行2.0%)に加算する『みなし雇用』の導入を検討すべき」との提言を紹介しています。
掲載記事 ⇒ 日本経済新聞「障害者 企業でいきいき/奨励制度が後押し」(2015.5.14)
(関連記事) 神奈川新聞(2013. 8. 14):下記より閲覧できます。
① 生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者から喜びの声
② スーパー初の在宅就業障害者特例調整金 平塚の「しまむら」受給へ
(注)研進・進和学園への永年の発注企業である本田技研工業(株)様には、2008年度より自動車メーカーで初となる特例調整金が支給されています。また、同じく、研進が進和学園他に仲介する(株)しまむら様からの受注業務は、2013年度より、スーパー初の特例調整金の支給事例となっています。ホンダ様、しまむら様は、障害者法定雇用率を達成されていますが、「雇用」が難しい障害者が利用する福祉施設に対しても仕事を 発注頂いています。非雇用の形態で働く障害者の自立就労を促進するためにも、特例調整金(特例報奨金)の支給に加えて当該発注企業の法定雇用率に加算する「みなし雇用」制度の導入が期待されます。
*在宅就業障害者支援制度(特例調整金・報奨金)の現状と課題:下記資料を参照下さい。
⇒ 「JL News」2013年1月号特集「工賃アップへ向けた企業への発注奨励策」
掲題植樹祭が、2015年5月10日、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において400名が集い開催されました。2010年5月の全国植樹祭(神奈川県)から数えて、春と秋を合わせ10回目の節目に当たる植樹イベントです。今回も、「その土地本来の木による本物の森」を再生すべく、潜在自然植生種の広葉樹22種類、約2,000本の苗木を植樹しました。
協賛及び資材提供を賜りました企業・団体様のご支援の下、今回も、進和学園の苗木を多数ご利用頂きました。ご協力頂いた企業・団体をはじめ関係の皆様に、厚くお礼申し上げます。
命の尊さ・生物多様性の大切さを学び、地球環境保全や防災にも資する「森づくり」は、誰もが参加出来る社会貢献活動と言えます。
午後からは、希望者を募り、以前、植樹した場所の育樹(除草)作業に精を出しました。作業を終えた皆さんの晴れやかな笑顔が印象的でした。進和学園のブースでは、新製品の「湘南みかんぱん」や湘南工房・トマトジュース等を販売させて頂くと共に、花王様の「みんなの森づくり活動助成」を得て設営した「ポット苗づくり」体験コーナーでは、特にお子様連れのご家族に楽しんで頂きました。
第10回湘南国際村めぐりの森植樹祭・案内チラシ
■主 催:協働参加型めぐりの森づくり推進会議
■共 催:特定非営利活動法人国際ふるさとの森づくり協会
■後 援:神奈川県・横須賀市・葉山町
■協 賛:公益財団法人イオン環境財団、株式会社AOI Pro、東京海上ミレア少額短期保険株式
会社、横浜銀行、特定非営利活動法人グリーンパワーファクトリー
■資材提供:
本田技研工業株式会社(進和学園いのちの森づくり友の会基金よりご協力)
株式会社サン・ライフ(進和学園いのちの森づくり友の会基金よりご協力)
東京海上ミレア少額短期保険株式会社、三井住友海上火災保険株式会社
横浜ゴム株式会社、国際ソロプチミスト横須賀、特定非営利活動法人 響
進和学園「サンメッセしんわ」の製パン部門が作った「湘南みかんぱん」が、下記のテレビ番組に登場しました。
・日 時 : 2015年4月26日(日) 9:00~9:30
・番 組 : テレビ神奈川(TVK)「かながわ旬菜ナビ」
テレビ神奈川(TVK)「旬菜ナビ」(2015.4.26)
「湘南みかんぱん」は、平塚市を中心に、小売業や飲食業が参加する「平塚逸品研究会」における食品部門で、今般、グランプリを獲得した「逸品」です。湘南地区で摘果した青摘みミカンの果汁が生地とあんこに練り込まれた、オリジナリティー溢れる自信作です。
新聞やタウンニュース等においても紹介され、地元の人気商品となっています。
皆様も是非ご賞味下さい。
参考資料
・東京新聞『平塚の逸品32点を発表/食品部門1番人気は「みかんぱん」』(2015.1.24)
・タウンニュース平塚版「逸品グランプリ決まる/見て食べて楽しめるパン」(2015.1.29)
・湘南ひらつか逸品プロジェクト2015年版VOL.15(みかんぱん/竹炭/トマトジュース)
公益社団法人 日本発達障害連盟 の機関誌「JL NEWS」2015年4月号No.99に、研進の出縄貴史による下記の記事が掲載されました。
1.JL NEWS編集委員が斬る!「報酬改定」
同機関誌の特集記事「これからの社会福祉が求められるもの」(野澤和弘 毎日新聞論説委員)を受け、本年度の「報酬改定」について編集委員が分担してコメントを寄稿しました。
光栄なことに、研進の出縄貴史は、同機関誌の編集委員を務めさせて頂いていますが、就労系事業の現場からの問題意識も踏まえたコメント及び今後の「福祉的就労」の拡充に向けた「みなし雇用」制度の導入についての提言を述べさせて頂きました。
掲載記事
⇒ JL NEWS 2015 April /編集委員が斬る!「報酬改定」
2.「全Aネット設立の意義~福祉的就労底上げへの期待~」
本年2月に設立されたNPO法人「就労継続支援A型事業所全国協議会(全Aネット)」の意義と、今後の期待について「取材記」として寄稿させて頂きました。
設立総会の基調講演に登壇された中島隆信先生(慶応大学商学部教授)による、「A型事業所への企業からの発注を当該企業の法定雇用率に加算すべき・・・」との提言は、筆者も全く同感であり、今後、「全Aネット」が取り組むべき大きな課題と考えます。
居酒屋「和民」で有名なワタミ(株)様は、積極的に社会貢献活動を展開されています。公益財団法人を設立して「ワタミの森」(千葉県他)の森林再生にも取り組まれ、社員の皆様が衰弱した杉林を間伐して植樹を推進されています。苗木は進和学園にご注文頂き、私共にとって大きな励みとなっています。また、宅配弁当の新工場「手づくり厨房東松山センター」(埼玉県)では、落成記念植樹祭(2011年)に進和学園の苗木1,400本を植樹、その後も定期的に苗木をご利用頂き、社員の皆様による企業緑化に尽力されています。
2013年度からは、社員の皆様が進和学園に来訪され、「どんぐりグループ」メンバーと一緒に作業を行うボランティア活動を通じての交流を深めています。
2015年4月22日、同社社員5名の方をお迎えし、午前中は神奈川県立平塚ろう学校の校庭緑地帯に170本の苗木を植える作業に参加頂きました。午後からは、幼苗をポットに移し替える「ポット苗づくり」をサポート下さり、有意義な時間を共有しました。ワタミの皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進され、社員の皆様が苗木栽培と植樹並びに苗木の提供活動を進めておられます。同社平塚製造所様はじめ茨城・新城・三島各工場及び関連会社のヨコハマモールド(株)様が栽培されている余剰苗を、進和学園にご寄贈頂き、栽培を継承して植樹に結び付ける「森づくり」の連携は5年目を迎えています。2015年4月21日、同社平塚製造所様に進和学園のメンバーが伺い、苗木600本とトロ箱3トレー分の幼苗をお譲り頂きました。同社よりご寄贈頂いた苗木は、累計35,830本、その内、実際に植樹が実現した苗木は合計18,603本(87事案)となります。
横浜ゴム(株)様の温かいご理解ご支援は、植樹活動を通じた環境保全に加え、苗木の栽培や「森づくり」に従事する障害者の自立・就労支援にも繋がっています。本取り組みを継続頂いている横浜ゴム(株)の皆様に、深い敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。
横浜ゴム(株)様からの苗木のご寄贈・活用実績(2015年4月21日現在) | |||
年 度 | ご寄贈実績 | 植樹件数 | 植樹本数 |
2010 | 4,890 | 3 | 1,900 |
2011 | 1,936 | 10 | 2,057 |
2012 | 2,504 | 18 | 1,941 |
2013 | 8,987 | 23 | 4,701 |
2014 | 16,913 | 32 | 7,984 |
2015 | 600 | 1 | 20 |
合 計 | 35,830本 | 87件 | 18,603本 |
2015年4月10日、Hondaグループの物流会社(株)ホンダロジスティクス様(東京都千代田区)主催の「お取引先懇談会」が、東京マリオットホテル(品川)において開催され、進和学園と研進の代表も参加させて頂きました。
私達が組み立てているホンダ車部品は、ホンダロジスティクス様に輸送並びに納入代行をお願いし、日頃より大変お世話になっています。
この日は、同社の事業報告及び計画に関し説明を受け、物流機器や梱包資材の展示を見学、懇談会では、同社社長の永井髙志様はじめ社員の皆様、お取引先各社様とも親しく交流させて頂きました。Hondaグループの特例子会社として障害者雇用に先進的な取り組みをされているホンダ太陽(株)社長の梁田准様にもご挨拶申し上げ、情報交換をさせて頂きました。
ホンダロジスティクス様のご厚意により、当日、会場で提供されるコーヒーは、私達が手掛ける東ティモール産フェアトレード・コーヒー「カフェ・ブーケ」を、また、お客様へのお土産には進和学園のクッキー詰め合わせをご利用頂きました。
41年目を迎えるホンダ車部品事業は、福祉と企業の連携事例として注目頂いていますが、今後も、Hondaグループ各社様はじめご支援頂いている皆様のご期待に沿えるよう、一同、業務に精励して参る所存です。
ホンダ車部品事業 アーカイブ(ホンダ様との連携)
2015年4月10日、放射光関連製品メーカーの(株)トヤマ様が、神奈川県山北町の丸山に建設された新社屋・工場の竣工式が目出度く挙行されました。同社は、広大な工場用地の周囲に、潜在自然植生による「本物の森/トヤマ平成の森」を創生しようと取り組まれています。この日の午後、「モノづくりの殿堂」と称する新社屋・工場の見学会と竣工式・懇談会を開催、取引先・行政・地域他の関係者が大勢集いました。午前中は、3回目となる植樹祭が実施され、建物の隣接地に4,000本を超える苗木を植樹しました。有難いことに、今回も進和学園が栽培した苗木を多数ご利用頂きました。富士山を望む絶景を楽しみながら、トヤマ社員の皆様、地域及び一般参加の方々と力を合わせて作業に励みました。
同社社長の遠藤敬介様は、竣工式のご挨拶で、この恵まれた環境を背景に、「本物のモノづくり」「本物の人材育成」にチャレンジしたいと、目先の利益を追うのではなく、本物志向の姿勢を貫く経営方針を強調されました。
「トヤマ平成の森」の植樹や育樹作業を通じて、トヤマ様と出会い、貴重な交流が叶いましたことに感謝し、トヤマ様の益々のご発展を祈念申し上げますと共に、私共も「本物の福祉」を追求出来るよう精進して参りたいと思います。
関連記事:トヤマ様 第2回植樹祭(2014.10.5) トヤマ様 育樹祭(2014.7.13)
トヤマ様との交流(2014.2.12/2014.1.16)
トヤマ様 第1回植樹祭(2013.12.3)
特例調整金・報奨金の算定方法の見直し(2015年4月1日実施) |
1.年間支払工賃額:105万円毎 ⇒ 35万円毎 |
厚生労働省「在宅就業障害者特例調整金・報奨金の算定方法の見直し」
公明党ニュース「障がい者の働く機会広がる」(2015.4.2)(株)研進は、進和学園の営業窓口として、永年に亘り本田技研工業(株)様より仕事をご発注頂き、多くの障害者の方々の自立支援に注力して来ました。本制度を活用して発注企業であるホンダ様に、2008年度より、自動車メーカーで唯一、特例調整金が支給されています。
また、地元有名ス-パーの(株)しまむら様より、障害者施設外就労を中心とするご発注を頂き、2013年度より同社にスーパー業界初となる特例調整金が支給されています。
本制度の改定に伴い、弊社としても障害者ご本人及び発注企業様双方にメリットがある受注を促進して参りたいと考えます。
・在宅就業障害者支援制度-厚生労働省-
・在宅就業支援団体一覧
湘南国際村めぐりの森(横須賀市)は、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの拠点の一つですが、宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)のご指導の下、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生すべく、官民一体となって多くの皆様と協力しながら植樹活動を進めています。2010年の活動開始から、これまでに4万本以上の苗木が植えられています。
今般、私達の取り組みが、下記の通りテレビ・ラジオ番組において紹介されました。
■テレビ神奈川(TVK)特別番組
・日時:2015年3月28日(土)20:00~21:50の中で放映
・番組:「明日の地球と子どもたち~LIVE TOGETHER~」第3夜「地球環境の未来」
・内容:環境問題の本質、地域社会の在り方やライフスタイルなどをテーマに、豊かな社会を創る
ための動きを紹介。横浜ゴム様の森林再生取り組み等と合わせ、2014年11月23日
に、テレビ神奈川様と進和学園との共催で実施した「どんぐりブラザーズと植樹大作戦/
明日の地球と子どもたち」の模様が放映されました。
(関連記事)
テレビ神奈川「ありがとッ!」~「どんぐりブラザーズと植樹大作戦」(2014.11.25)
「どんぐりブラザーズと植樹大作戦」(進和学園・テレビ神奈川主催)を開催(2014.11.24)■FMヨコハマ(84.7Mhz)に研進スタッフが出演!
・日時:第13回 2015年3月26日(木)15:35~
第14回 2015年4月 2日(木)15:35~
・番組:「E-ne!~ good for you ~」
・内容:海に山に緑にあふれる神奈川の魅力を伝えていく
「KANAGAWA HEART CRUISING」のテーマとして、
2回に亘り湘南国際村めぐりの森における植樹活動を
披露しました!環境保全や防災に資する森林再生の意
義を解説。5/10予定の植樹祭についても案内させ
て頂きました。
・出演:川下都志子(株式会社研進/湘南国際村めぐりの森植樹実行委員長)