
2013(平成25)年度の情報・トピックスを掲載します。
ヨコハマ・エコ・スクール(YES)は、横浜市脱温暖化行動方針の目標達成のため、『横浜で地球を学ぼう』をキャッチフレーズに、環境・地球温暖化問題に関する様々な学びの場を、「YES」という統一ブランドで全市的ムーブメントに広げようとする市民参加型プロジェクトです。研進は、YESの協働パートナーに登録しています。
2014年3月29日(土)、YES主催の横浜市18区リレー講座の一環として、金沢区の八景島シーパラダイスに登場した太陽光発電ソーラートラックのステージ上で、「親子で体感!山の力 海の力 太陽の力」と称するイベントが開催されました。
太陽光発電を利用して、社会貢献バンドO’zやオカリナ奏者によるライブ演奏が行われ、広場では、竹炭による環境保全の紹介、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトよりドングリの「ポット苗づくり」体験を通じて森の大切さを学ぶプログラムが組まれました。
「SUPPORT(さぽーと)」(発行:公益財団法人日本知的障害者福祉協会)は、知的障害福祉の研究・情報誌として、この分野に従事する関係者にとって有益かつ貴重な情報源となっています。
同誌No.686/2014年3月号に、進和学園(しんわルネッサンス/就労継続支援B型事業)施設長の庭野勉による「地元スーパーは生き生き就労の場/働く喜び、役立つ喜び」という記事が掲載されました。
リーマンショックによる世界的不況に伴い、進和学園でも「仕事」の確保に向け事業の多角化を推進。研進が仲介して2010年に始まったしまむらストアー様(平塚市を拠点に11店を有すスーパー)との取引もその一環です。本誌では、同ストアー様との出会い、新たな挑戦となる「施設外就労」(バックヤード業務の受注)を解説、スーパー業界で日本初となる特例調整金(注)適用を見込むことについても触れています。
「SUPPORT」~地元スーパーは生き生き就労の場~(2014年3月号)
(注)特例調整金
⇒ 神奈川新聞「スーパー初の調整金/平塚のしまむら受給へ」(PDF:2013.8.14)
*在宅就業障害者支援制度(特例調整金・報奨金)の現状と課題:下記資料を参照下さい。
⇒ 「JL News」特集 「工賃アップへ向けた企業への発注奨励策」
平塚の有名スーパーしまむらストアー様と進和学園との取引は、研進が仲介して2010年に始まり、店舗での「施設外就労」(バックヤード業務の受注)や学園及び連携福祉施設のクッキーや雑貨の販売コーナー設置を通じて、障害者の社会参加と工賃の確保にも繋がっています。2014年3月25日、同ストアー長持店の緑地帯に、その土地本来の樹種25種類112本の苗木を植栽し、記念の陶板を設置するイベントを実施しました。苗木も陶板も進和学園(知的障害者)が手掛けたもので、同ストアーよりご発注頂きました。
快晴の青空の下、同ストアー社長の島村孝征様はじめ社員の皆様と進和学園メンバーが協力して作業を行いました。社長の島村様は、冒頭のご挨拶で、「色々な種類の苗木を混ぜて植えるように、お互いの個性を尊重し合うことが大切。今後も、皆さんと協力して良い地域を築いて行きましょう」と話されました。陶板には、しまむらストアー様と進和学園のロゴマークが印され、深まる両者の連携を象徴する素敵なモニュメントとなりました。
このような機会を与えて下さった同ストアーの皆様のご理解ご支援に心より感謝申し上げます。
神奈川新聞「環境と福祉に貢献・しまむら長持店で植樹」(2014.3.26)
湘南ジャーナル「しまむらと進和学園の連携事業が前進」(2014.4.4)
しまむらストアー様に感謝! 企業と福祉の連携先進事例へ!
「Hondaグループの社会貢献/障がい者雇用への取り組み」
2014年3月14日、Hondaグループの物流会社(株)ホンダロジスティクス様(東京都千代田区)主催の「お取引先懇談会」が、東京マリオットホテル(品川)において開催されました。
プログラム中の「Hondaグループの社会貢献/障がい者雇用への取り組み」において、ホンダ太陽(株)様と共に、弊社・進和学園におけるホンダ車部品事業を紹介頂きました。
当日は、弊社及び進和学園の代表も参加させて頂き、40年目を迎えているホンダ車部品の組立作業の取り組みについてプレゼンテーションを行うという貴重な機会を頂戴しました。このような晴れ舞台にお招き頂いたことは、誠に光栄なことと心より感謝申し上げます。
懇談会を通じて、ホンダロジスティクス社長の永井髙志様はじめ同社社員の皆様、お取引先各社の皆様とも親しく交流させて頂きました。
Honda様が、自社並びにホンダ太陽様をはじめとするグループを挙げて、障害者の直接雇用を実践され(法定雇用率達成)、更に、私共のような福祉的就労分野にも仕事をご発注頂き、企業の社会的責任(CSR)を果たされていることに深い感銘を受けると共に、敬意を表する次第です。
私達が推進する「いのちの森づくり」は、福祉・環境・教育・労働の連携を目指しています。その一環である「学校の森づくり」は、未来を担う子供達や若者の「教育」において、豊かな情操と知見を育み総合的な人間力の養成にも繋がるため、高い価値観を掲げて取り組んでいます。
これまでも、保育園・幼稚園から小中学校、高校、大学まで実績を積んで来ましたが、最近の事例を紹介します。
■平塚市立太洋中学校
2014年3月17日、平塚市立太洋中学校の校庭に、同校サイエンス部及びISO委員会の生徒さん26名と先生、職員の皆様と協力して、進和学園が栽培した広葉樹の苗木25種類500本を植樹しました。
赤井かずのり神奈川県議会議員のお口添えと同校の鈴木豊校長先生はじめ先生・職員の皆様のご理解ご支援、並びに(株)サン・ライフ様からのご寄附を活用させて頂き、第1回植樹式を実施することが出来ました。
開会式で、鈴木校長先生は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が指導される「いのちの森づくり」を紹介、同校で植樹することの意義を説かれました。海岸から至近の同校に、津波対策としても有効な「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を創生します。
私達からは、「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけを集めても駄目。人間社会も同じ。・・・」という宮脇先生のお言葉を引用し、自然の森から人間社会が多くを学ぶべき!というメッセージをお伝えしました。
今後も、同校と連携して「人づくり」にも資する「森づくり」に取り組んで参りたいと思います。
神奈川新聞「森づくりで防災を/校庭海側に中学生ら植樹」(2014.3.18)
タウンニュース平塚版「太洋中 苗木と共に育って 防潮林づくりへ植樹」(2014.3.20)
湘南ジャーナル「太洋中で/いのちを守る森づくり」(2014.3.21)
平塚市立太洋中学校便り(平成25年度第19号)
(株)サン・ライフ様News Release(2014.3.27)
■横浜市立深谷台小学校
2014年3月13日、同校3年1組27名の児童を対象とする「総合的な学習の時間」に、進和学園&研進スタッフが講師としてお招き頂きました。
担任の岸孝子先生は、里山活動を通じて自然の大切さや植物の役割等を伝える環境教育に注力されています。この日の授業では、児童の皆さんとご一緒に校庭に15本の苗木を植える体験を盛り込み、昼食をはさんで、「いのちをつなぐ森づくり」講座を潜在自然植生図と現存自然植生図を比較しながら、自然との共生をテーマに森の機能についてお話させて頂きました。子供達も積極的に意見や感想を発表してくれました。
今後も、体験実習と合わせた生きた教育プログラムを提供できるよう工夫を凝らして参りたいと思います。
レインボータウンFM(大江戸放送局)の下記番組に研進のスタッフが出演し、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトについて紹介させて頂きました。
同番組のパーソナリティー杉山明久実さんは、環境保全や福祉をはじめ社会貢献活動に造詣が深く、進和学園の活動についても取材して下さいました。杉山様ご担当の「明日に向かってスイッチオン」(2013年7月28日)に続いて、私達の取り組みに焦点を当てて頂きましたことに感謝申し上げる次第です。
・放送日:2014年3月16日(日) 8:00~8:30
・番 組:「ラジオdeハピネス」
・出 演:(株)研進 川下都志子(「いのちの森づくり」プロジェクトリーダー)
・内 容:宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、潜在自然植生(その土地本来の木)に
よる「本物の森(自然の森)」を再生する取組みに従事する進和学園の活動を紹介。
進和学園は、知的障害をお持ちの方々のための福祉施設ですが、ドングリや木の実を収
集して苗木を育て、各地に植樹を行うことを通じて環境保全と障害者の自立就労支援を
目指しています。
こちらからご視聴出来ます ⇒ レインボータウンFM・Radio Movie 動画一覧
行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
東京都豊島区が推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトでは、人口密度日本一の限られたスペースを活用して地域の皆様と共に町のいたるところに緑を増やす取り組みが2009年よりスタートしました。大変有難いことに、毎回、豊島区並びに関係の皆様のご理解ご支援を得て、進和学園のメンバー(知的障害者)がドングリや木の実から育てた苗木を活用頂き、大きな励みとなっています。
2014年3月8日、池袋の「みらい館大明」において開催された植樹イベントでは、参加者へのプレゼントとして進和学園が栽培したクチナシとセンリョウの幼苗300本をご利用頂きました。
障害者の工賃アップや自立就労支援の実を挙げるためにも、このような「官公需」の優先発注が促進されることが期待されます。
朝日新聞「地球教室」は、独自教材の提供、出張授業や各種イベント等、多様なメニューが盛り込まれた充実した環境教育プログラムです。
小学校高学年の「かんきょう新聞・作文」には、全国から6,600名以上の応募があり、参加賞について下記の通り福祉施設自主製品をご利用頂きました。 ①スタジオCOOCA製・レターセット :6,328名
②進和学園栽培・植樹用ポット苗(幼苗): 309名
何れも、研進が仲介させて頂きました。スタジオCOOCA様の作品のご利用は初めてですが、障害というハンデを乗り越え素晴らしいAble Artを手掛ける皆さんの努力が報われたことを嬉しく思います。
幼苗は、いのちの森づくりプロジェクトとして進和学園のメンバーが栽培した1年生苗で、ご利用は4年連続となります。学校や家庭で育てて頂き、植える場所に困った場合は、「苗木の里親制度」により進和学園に送り返して頂き植樹することが出来ます。更に、学園で育てている東北産の苗木にバトン・リレーを行い、その苗木を東北に送って被災地の復興に役立てる植樹リレーの仕組みを導入しています。
朝日新聞様が、本企画の参加賞として、福祉施設自主製品を採用下さったことに心より感謝申し上げます。
2014年2月25日、Honda様の特例子会社であるホンダ太陽(株)様(大分県)を訪問し、同社における障害者雇用の取り組みを見学させて頂きました。同社は、1981年に、「人間尊重」というHondaの基本理念の下、心身に障害はあっても健常者と共に働ける雇用の場づくりと、社会的自立の促進を目指して設立されました。現在、大分県日出工場で、二輪車・四輪車・汎用製品の部品製造等を行っています。障害者雇用の分野において、同社は先駆的な実績を蓄積されていますが、最近も、平成25年度 障害者雇用優良事業所厚生労働大臣表彰を受賞されています。
Honda様が、自社並びに特例子会社において、障害者の直接雇用を実践され法定雇用率を満たした上で、弊社・進和学園等の福祉的就労分野にも永年に亘り仕事をご発注頂き、企業の社会的責任(CSR)を果たされていることに、心より敬意を表する次第です。
2014年2月22日(土)、国立神奈川病院(秦野市)において、12,000本の苗木を植える植樹祭(主催:NPO法人ADVA、世話人:出雲大社相模分祠)が開催されました。今回も、日本財団助成の下、宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)のご指導による「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する取り組みの一環です。
有難いことに、進和学園栽培の苗木3,800本をご購入の上ご利用頂きました。秦野市での一連の植樹は、これで68,000本となりますが、東京オリンピック開催の2020年までに同市人口と同数の17万本の植樹を目標に掲げられています。
午後には、作家でナチュラリストとしても有名なC.W.ニコル氏を招聘しての講演会が開催され、「森づくり」を通じて生物多様性や共生について考える有意義な一時を過ごしました。
研進・進和学園のメンバーにとっても、皆様と力を合わせて植樹作業に励み、多くの方々と交流する社会参加の機会となりました。ご支援ご指導を賜りました皆様に心より感謝申し上げます。
2014年2月19日、川崎市主催(後援:神奈川労働局・神奈川県他)の掲題セミナーが、川崎市役所第4庁舎において開催されました。主に、中小企業事業主や人事総務担当の方を対象に「雇用の可能性を考えよう、答えはある!/ハンディのあるなしにかかわらず、混ざり合う価値観を」をテーマとするセミナーに大勢が集い盛況の賑わいとなりました。
福田紀彦川崎市長のご挨拶に続いて、第1部は、須藤シンジ氏(NPO法人ピープルデザイン研究所)、田中勉氏(株式会社エイチエスエー)による基調講演が組まれました。「多様性」に焦点を当て障害者雇用のみならず日本の現代社会をより良くするための意識改革の重要性を、各氏の体験や実践を通じて喚起させる貴重な内容を聴講。第2部は、3つのテーマ毎に分科会が開かれ、障害者雇用に関する理解を深める絶好の機会となりました。
大変光栄なことに、研進の石井輝美が司会を仰せつかると共に、事務局の一端を担わせて頂きました。また、「雇用」に加えて「福祉的就労」の底上げが必要であるとの視点から、企業への発注奨励策を活用した地元有名スーパー「しまむらストアー」との連携事例(施設外就労)に係わる弊社資料(注)を提供させて頂きました。
第6回 川崎市障害者雇用セミナー(案内チラシ)
(注:弊社提供資料)
①「在宅就業障害者支援制度」(しまむらストアー施設外就労)(PDF:石井輝美)
②「企業への発注奨励策を活用した施設外就労モデルの構築 」(PDF:同上)
NPO法人地球の緑を守る会の皆様は、地球温暖化をはじめ環境問題が深刻化する中で、「1年に1人が1本木を植えよう!」を合言葉に植樹活動を実践されています。
皆様とは、既に、湘南国際村めぐりの森植樹祭等でも行動を共にしていますが、2014年2月17日、14名の方々が進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトをご視察下さいました。
私共の苗木の栽培現場や学園施設内の植樹事例をご覧頂くと共に、実際にドングリの幼苗の「ポット苗づくり」も体験して頂きました。福祉工場「しんわルネッサンス」での昼食時も「森づくり」談義に花が咲き、学園メンバーとの交流も叶い、貴重な一時をご一緒することが出来ました。
今後も、皆様との連携から「森づくり」の輪を拡げて参りたいと思います。
2月14日はバレンタインデー。2週続いての雪の日となりました。ホットケーキ・パーラーLittle Treeがある東京世田谷・梅ヶ丘も白銀の世界!羽根木公園で開催中の「せたがや梅まつり」も一休みでしょうか?
週末は、大勢のお客様で賑わうLittle Tree も静かなたたずまいです。お店の窓越しに雪景色を眺めながら、もの思いにふける冬のひと時・・・Little Tree のホットケーキがお供をします!
**Little Tree 書籍・情報誌**
**Little Tree Photo Album** **食べログ~Little Tree~**
放射光関連製品や実験装置の製造メーカー(株)トヤマ様(神奈川県座間市)は、新工場を神奈川県山北町に建設予定で、昨年12月、社員の皆様はじめ地域の方々が協力して12,000本の苗木を建設予定地の丸山山頂に植樹されました。有難いことに、進和学園栽培の苗木1,250本をご利用下さり、植樹祭当日は、私達も参加させて頂きご一緒に爽やかな汗を流しました。また、学園自主製品の販売ブースも設営させて頂きました。更に、同社よりクリスマスに合わせ、進和学園「いのちの森づくり基金」へ10万円のご寄附を賜りました。
同社の温かいご支援に心より感謝申し上げますと共に、このご縁を大切に育み、企業と福祉の連携の実を挙げて参りたいと思います。
■(株)トヤマ社長 遠藤敬介様 進和学園をご視察!
2014年2月12日、(株)トヤマ社長の遠藤敬介様が、進和学園の活動をご視察下さいました。 どんぐりハウスでの苗木栽培状況や学園における植樹事例をご覧頂くと共に、ホンダ車部品組立作業や生活介護施設「進和万田ホーム」の現場にもお立ち寄り頂きました。遠藤様には学園のメンバーに気さくに応じて頂き、貴重な交流の機会となりました。
■(株)トヤマ様へ御礼訪問
2014年1月16日、私達の代表は、同社新工場の植栽における進和学園栽培の苗木ご利用並びに「いのちの森づくり基金」へのご寄附の御礼のため同社本社を訪問。社長の遠藤敬介様が直々にお迎え下さり、新工場の緑化計画や地域貢献にも繋がるビジョンを拝聴しました。
私達からは、日本の障害者福祉の現状や課題もご説明申し上げました。同社と「森づくり」を通じての交流がスタートしましたことは、大変光栄なことであり嬉しく思います。
(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てているホンダ車部品の輸送及び納入代行業務を、全面的にサポート頂き大変お世話になっています。同社の皆様には、物流面の本業を超えて進和学園における障害者就労を応援頂いており、心より感謝申し上げます。
■ホンダロジスティクス様 進和学園をご視察 2014年2月7日、同社購買スタッフの方に、進和学園の就労系施設をご視察頂きました。同社イベントの一環として予定されている「Hondaグループの社会貢献-障がい者雇用への取り組み-」において、研進・進和学園におけるホンダ車部品事業を取り上げて頂くこととなりました。
事前打合せ方々、学園の製パン・クッキー部門(サンメッセしんわ、プチ・ブーケ)及び「しんわルネッサンス」での部品組立作業を中心にご案内申し上げました。
限られた時間でしたが、学園のメンバーと交流頂き、私達にとって大きな励みとなりました。
■ホンダロジスティクス様に御礼訪問2014年1月15日、私達の代表は、同社本社(東京都千代田区)を訪問し、日頃のご支援並びにクリスマスの際に賜りましたご厚意について、御礼方々ご挨拶に伺いました。
社長の永井髙志様はじめ社員の皆様に温かくお迎え頂き、励ましのお言葉を頂戴しました。同社の皆様と親しく懇談し、交流を深める機会を得ましたことを大変嬉しく思います。
写真上:ホンダロジスティクス社長の永井髙志様(後列中央)、取締役の井芳史様(後列左
から2人目)とご一緒に!(同社本社にて)
NPO法人日本セルプセンターは、全国の障害者就労支援施設が集い、経営の近代化や共同事業によってSELP(注)の精神をより積極的に行っていくことを目指した事業振興センターです。今般、同センターのウェブサイトにおける「SELP訪問ルポ」の対象に、進和学園の福祉工場「しんわルネッサンス」が選ばれ、詳細な記事が掲載されました。進和学園の概要と合わせ、営業窓口会社「研進」の役割や取り組みについても触れています。
多くの障害をお持ちの方々の自立を支え40年目を迎えるホンダ車部品事業、多角化の一環として注力している「いのちの森づくり」プロジェクト、「施設外就労」や企業への発注奨励策(特例調整金等)を活用した地元有名スーパー「しまむら」様との連携等、私共が目指す「福祉的就労」の拡充に向けた活動が分かり易く紹介されています。
こちらから ⇒ 日本セルプセンタ-(SELP)訪問ルポ/進和学園 「しんわルネッサンス」
(注)Support of Employment, Living and Participation.
SELP(セルプ)とは、働く意欲がありながら、障害などの理由により一般の事業所に就職す
ることが難しい人々のための就労の場のことです。
1995年に、授産施設に変わる新名称として社会就労センター協議会が作った名称です。
自助自立を意味する英語「SELF HELP」からの造語であり、ハンデに負けず社会自立を果
たそうとする人たちの決意がこの言葉には込められています。
進和学園・しんわルネッサンス & 研 進
「いのちの森づくり」が日本の福祉を変える!
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトでは、2012年度より「苗木の栽培委託スキーム」を導入し、他の福祉施設と連携して植樹用のポット苗栽培に取組んでいます。
現在、次の3施設が参加し、研進&進和学園が栽培のノウハウを提供し指導に当たらせて頂いています。各施設それぞれに工夫をしながら、障害者の自立就労支援に繋げようと、日々作業に励んでいます。
①社会福祉法人湘南の凪・えいむ(生活介護施設)
施設の屋上スペースを利用して、10種類、約3,500本の苗木を栽培。
②社会福祉法人県央福祉会・パステルファーム(生活介護施設)
園芸ハウスを利用して、2種類約1,000本の苗木を栽培。
③NPO法人パソボラサークル(就労継続B型施設)
得意の農業のノウハウを活かし、露地栽培で20種類、約10,000本を栽培。
2014年1月23日、上記3施設及び研進&進和学園のスタッフが小田原のパソボラサークル様の育苗場に集合し、ポット苗の適正基準や検査基準を学び、栽培技術や知識を共有するための「第1回どんぐりブラザーズ・ミーティング」(注)を開催しました。
「いのちの森づくり」を通じて日本の福祉を変えて行こう!との決意も新たに、この福祉施設間連携の実を挙げて参りたいと思います。
(注)どんぐりブラザーズ:
苗木の栽培の他、メンテナンスとして必要となる植樹後2~3年間の育樹(除草)作業を協
力して行う福祉施設メンバーを「どんぐりブラザース」と称しています。育樹(除草)作業
については、社会福祉法人小田原支援センター、(株)ラビー(障害者雇用事業所)及び静
岡県掛川市(NPO法人時ノ寿の森クラブが仲介)の複数施設の皆さんも参加されています。
2014年1月19日(日)、本田技研・埼玉製作所構内において、恒例の新春駅伝が開催され、ホンダの皆様に取引先、地域の方々、大人から子供まで、188チームが参加!進和学園も職員と利用者ご本人の混成チームが5年連続でノミネート!激励太鼓が鳴り響く中を、寒風を突いてタスキを繋ぎ、9,153mを完走しました。
進和学園の自主製品(パン、クッキー、陶芸製品等)の販売ブースも設営させて頂き、ホンダの皆様はじめ多くの方々と交流しながら、楽しい新春イベントを満喫しました。今年は午年、この日の晴れやかな気持ちを忘れず、皆で力を合わせて駿馬のごとく障害を乗り越えて参りたいと思います。
ダッシュ!Honda! レッツ・ゴー!進和学園&研進!
2014年1月18日(土)、宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)が指導される「その土地本来の木による本物の森づくり」を実践するボランティア「まじぇる会」さんの総会・新年会が横浜みなとみらいの三菱重工ビルで開催されました。今年も全国各地からメンバーが集い、宮脇先生を囲んで貴重な交流の輪が拡がりました。今般、宮脇先生が、「KYOTO地球環境の殿堂」に選出されたお祝いも重なり、大変おめでたい会合となりました。
私達も参加させて頂き、8年目を迎えた進和学園の「いのちの森づくり」プロジェクトの近況と今年の抱負についてご披露させて頂きました。宮脇先生、「まじぇる会」の皆様とのご縁に感謝し、ご支援ご期待にお応え出来るよう、私達も決意を新たに取り組んで参ります。
「志の高い日本人」の育成を目指し、上甲晃塾長(松下政経塾元塾長)が率いる志ネットワーク「青年塾」の皆様は、宮脇昭先生が指導される東北被災地の「いのちを守る森の防潮堤」プロジェクトに参加されています。自宅や職場で東北産のドングリから苗木を栽培する「苗木の里親」活動について、ご縁あって、進和学園がお手伝いさせて頂いています。「どんぐり育苗キット」の提供や栽培上のアドバイスをさせて頂いています。
2014年1月12日、横浜国立大学教育文化ホールにおいて、青年塾主催の宮脇昭先生講演会が開催されました。お元気に登壇された宮脇先生による「森の長城づくり」に係わる基調講演に続いて、森林再生に向けた「志の実践発表会」が組まれ、その中で進和学園どんぐりグループより「どんぐり育苗キット」の説明方々ご挨拶させて頂きました。
講演会に先立ち、私達は、35年前に宮脇先生が手掛けられた横浜国大キャンパスの森の状況を見学、図書館に立ち寄り宮脇先生の代表的な著作「日本植生誌」を閲覧することも出来ました。
新年早々、宮脇先生、青年塾の皆様をはじめ多くの方々との交流も叶い、有意義な時間を過ごしました。
日本職業リハビリテーション学会の学会誌「職業リハビリテーション」(第27巻1号)に、研進の出縄貴史による「労働者と訓練生 雇用と福祉の問題を再考する」という小論が掲載されました。
同学会政策委員会の特集号として企画される中で、福祉施設で働く障害者(福祉的就労者)の「労働者性」や雇用と福祉の縦割りの仕組みについて、現場からの視点から再考し問題提起する機会を頂きましたことは、誠に光栄なことと感謝申し上げます。
本テーマについては、2011年刊行「障害者の福祉的就労の現状と展望」(松井亮輔・岩田克彦編著/中央法規出版)において、出縄貴史が執筆メンバーに加わり、我が国の福祉政策と労働政策の乖離と、そこから派生する労働者と訓練生の格差について問題意識を披露しました。今回は、「労働者性」を客観的かつ公平に認定する職業能力評価基準として「最低賃金の減額特例」を活用し、フランスの事例を参考として「職業能力の3分の1以上」とするモデルを提示、工賃水準の引き上げについては、企業への発注奨励策の拡充による「みなし雇用制度」の導入(民需取り込み)が有効であるとの見解を示しました。
より多くの方々にご購読頂き、議論を深める際のご参考として頂ければ幸いです。
私達は、静岡県掛川市を拠点に「ふるさとの森」の再生に尽力されているNPO法人時ノ寿の森クラブ様並びに地元の障害者福祉施設と連携して、植樹地の育樹(除草)作業に取り組んでいます。掛川市での植樹においては、進和学園栽培の苗木を多数ご利用頂いていますが、植樹後数年は、苗木を雑草から守るためのメンテナンスが必要です。
進和学園いのちの森づくり基金を活用して、地元の福祉施設の皆さんに作業に参加して頂き、工賃に還元する新たな連携活動です。
「時ノ寿の森通信」2014新春号において、本取り組みに関する記事が掲載されました。また、2014年1月5日付毎日新聞(遠州版)に、社会福祉法人掛川芙蓉会「掛川工房つつじ」の皆様の活躍振りが、施設長の滝口裕二様へのインタビューを通じて紹介されています。
私達は、①苗木の栽培委託 ②育樹(除草)作業を中心に、「どんぐりブラザーズ」と称する福祉施設間での連携・協働を目指しています。
「森づくり」を通しての「人づくり」、障害者の自立就労支援の輪を拡げて参りたいと思います。
「時ノ寿の森通信」2014新春号(2014.1.1)No.31
ホットケーキ・パーラーLittle Tree(リトルツリー)は、日本の伝統的なホットケーキが人気を博しています。Little Treeは「苗木」の意味で、私達が推進する「いのちの森づくり」への願いを共有!サイド・メニューや店づくりには、福祉施設の自主製品を活用し、障害をお持ちの方々の自立就労支援も目指す優しいお店です。
このたび、「食べログ」主催の「東京ベストスイーツ2013」に、Little Treeがランクインしました。洋菓子から和菓子まで広範なスイーツ商品群、それも大都会東京の激戦区における170店舗(全国500店舗)の一つに選定頂きました。
開店から1年3ヶ月、皆様のご愛顧により、LIttle Treeは大きく羽ばたくことが出来ました。心より感謝申し上げますと共に、明年も宜しくお願い申し上げます。
**食べログ~ Little Tree ~** **Little Tree 書籍・情報誌**
**Little Tree Photo Album**
喫茶・コーヒーの専門誌「珈琲時間」(大誠社)の2014年カレンダーに、Little Treeが登場! 全国から6店舗を選定し作成したものです。ハイセンスのデザインで、優雅な雰囲気が漂う素敵なカレンダーです。3~4月のページにLittle Treeの看板商品であるドングリの焼印を冠したホットケーキの写真が収録されています。メープルシロップの質感といい、本当に美味しそうですね!
(株)大川印刷様(横浜市)は、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)における森林再生プロジェクトに参画され、私達と力を合わせて「森づくり」に取り組まれています。
2013年12月18日、同社のご厚意により印刷工場を見学させて頂きました。ポスターやカレンダー、お弁当の包装紙等の様々な印刷物が、機械化された工程と職人技とも言える卓抜した技術に支えられて刷り上がって行く様子を目の当たりにすることが出来ました。印刷に使用される大量の紙は「木」から出来ています。大川印刷様は、「紙」を産み出す樹木を増やし森を保全する営みを、企業の社会的責任(CSR)の一環と捉えておられます。
今秋、湘南国際村めぐりの森植樹祭では、同社の協賛を得て、進和学園栽培の苗木をご提供頂きました。社長の大川哲郎様率いる社会貢献バンド「O’zオーズ」と進和学園とびっきりレインボーズ(器楽同好会)とのライブ実演も植樹祭に花を添えました。また、社員の皆様が、私達の育樹作業(植樹地の除草)にボランティア参加下さる等、「森づくり」を通じた交流を深めています。同社のお取り組みに敬意を表すると共に、企業と福祉の連携の実を育んで参りたいと思います。
ホットケーキ・パーラーLittle Tree(リトルツリー)は、昨秋、開店以来、日本の伝統的なホットケーキが人気を博し、多くのお客様にご来店頂いています。Little Treeは「苗木」の意味で、私達が推進する「いのちの森づくり」への願いを共有、サイド・メニューや店づくりには、福祉施設の自主製品を活用し、障害をお持ちの方々の自立就労支援も目指しています。
各種メディアでも取り上げて頂いていますが、今般、下記情報誌・テレビ&ウェブサイトに登場しました。
**Little Tree 書籍・情報誌** **Little Tree Photo Album**
■情報誌「OZ magazine」(スターツ出版:2014年1月号)
同誌(Jan.2014 No.501)「お菓子な時間」の「SWEET 11 STORIES/また来たくなる、会いたくなる11のお店」の一つとしてLittle Treeが紹介されました。4ページを割いてホットケーキやトッピングの美味しそうな写真と解説が掲載されています。
・・・今日だけのこんがりに会いに/思い出の味に伝統を重ねて/まあるく ぷっくり あたたかく!
■専門誌「月刊食堂」(柴田出版:2014年1月号)
レストラン・食堂業界専門誌の同誌における「必見の大繁盛店」コーナー(P.152)で、Little Treeが紹介されました。看板商品のホットケーキについて、冬木透マスターのインタビューを掲載。メニューの解説や接客サービスのポイントをレポートしています。
■めざましテレビ(フジテレビ)-2013.11.13 -
・放送日:2013年11月13日(水)7:15~
・内容:パンケーキ・ブームの中で、ホットケーキとパンケーキの違いを
探究!ホットケーキ10店舗とパンケーキ10店舗を取材し、味覚・厚さ・原料等を分析
して両者の相違点を明らかに!・・・結論は、砂糖を使用したものがホットケーキで使用
しないものがパンケーキ
・・・なるほど!ホットケーキの代表店10店舗の一つとしてLittle Treeも取材を受け
写真が放映されました。
■「世田谷くみん手帳」(東京都世田谷区関連ウェブサイト-2013.10.3-
東京都世田谷区にあるヒト・モノ・コトを紹介する「くみん」のためのウェブサイト世田谷くみん手帖において紹介されました。「みんなのおすすめリスト」コーナーにおいて、フリーランスディレクターの増村江利子様が紹介者として、パンケーキが美味しい3店を推挙、Little Treeのホットケーキを「外側カリっ、内側ふわり、シンプルで王道なパンケーキ」と称して頂いています。
世田谷区民の皆様は勿論、それ以外の地域の皆様も是非お立ち寄り下さい!
詳しくは、こちらから ⇒ 「世田谷くみん手帳」みんなのおすすめリスト
三菱重工業(株)横浜製作所様では、「エコ通勤キャンペーン」として、マイカー通勤を自粛し公共交通機関や自転車・徒歩で通勤する取り組みを実施されています。社員の参加1回につき100円を会社が積立て、社会貢献活動へ寄附されています。有難いことに、本年10月のキャンペーンの積立金ご寄附先として、進和学園「いのちの森づくり基金」をお選び頂きました。延参加者数509人の実績を挙げ、50,900円(苗木127本分)をご寄附賜りました。社員の皆様によるエコ活動が、緑化による環境保全に加えて、苗木栽培に励む障害者の自立就労支援にも繋がります。2013年12月10日、私達の代表は同製作所を訪問し、ご寄附のお礼を申し上げました。また、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により植樹し30年を経過した工場構内の「金沢の森」を見学させて頂きました。
同社は、CSR行動指針に「地球との絆~緑あふれる地球を環境技術と環境意識で守ります~」を掲げられています。同社のCSR活動に敬意を表すると共に、温かいご支援に心より感謝申し上げます。皆様のご厚意にお応え出来るよう、メンバー一同で力を合わせ「いのちの森づくり」を推進して参ります。
2013年も余すところ1ケ月。冬季は、植樹イベントも稀ですが、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)ご指導による二つの植樹祭に参加しました。有難いことに、何れも苗木の一部に進和学園栽培のポット苗をご利用頂きました。
■トヤマ/山北町丸山山頂植樹祭
2013年12月3日、放射光関連製品メーカーの(株)トヤマ様の新工場建設予定地である神奈川県山北町の丸山山頂において、12,000本の苗木を植える植樹祭が開催されました。宮脇先生並びにコーディネート役のエスペックミック(株)様及びNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)様はじめ関係の皆様のご理解を得て、進和学園が手掛けた苗木1,250本をご発注賜りました。
トヤマ社員の皆様と協力して、私達も植樹作業に励みました。急斜面での作業は容易ではありませんが、快晴の青空の下、丸山山頂の絶景を望みながら爽やかな汗を流しました。
進和学園の活動を紹介し自主製品を販売するブースも設営させて頂き、参加された方々との交流も生まれました。
■秦野市・尾尻八幡神社植樹祭秦野市における宮脇先生ご指導の植樹活動は有名ですが、出雲大社相模分祠様が世話役となり、NPO法人ADVA様主催/日本財団助成の下、顕著な成果を蓄積されています。
12月4日、尾尻八幡神社での植樹祭もその一環です。「その土地本来の木による本物の森(鎮守の森)」を目指し、3,000本の苗が植樹され、進和学園栽培のポット苗も1,598本をご利用頂きました。その内、進和学園いのちの森づくり基金への(株)サン・ライフ様ご寄附より370本、(株)高千穂様ご寄附より200本を提供させて頂きました。
宮脇先生はじめご支援者並びに多くの皆様のご理解を得て、障害をお持ちの方々が栽培している苗木が各地に植えられ、やがて豊かな森に生長することは、私達の喜びであり大きな励みとなっています。
2013年11月23日、勤労感謝の日、進和学園いのちの森づくり友の会では、神奈川県、地主の辻村百樹様はじめ関係の皆様のご協力を得て、小田原市荻窪において、広葉樹の苗木1,300本(累計4,880本)を植える第3回目の植樹祭を開催しました。
本イベントは、過去2回と同様に、NPO法人GoodDay様及び植樹ボランティアの「まじぇる会」様と連携し、「かながわ森林再生50年構想」の一環として、(社)国土緑化推進機構の助成事業として実施したものです。
快晴の秋空の下、約50名が集い、力を合わせて「いのち(苗木)」を大地に植える快感を共有、多様性を尊重して「自然の森」を再生する地道な実践を通じて、環境や福祉について考え豊かな心を育む機会となったのではないでしょうか?ご参加頂いた方々、ご支援下さった皆様に厚くお礼申し上げます。
研進・進和学園では、苗木の栽培や各地の植樹活動に参加する一方、独自の企画も大切にして「いのちの森づくり」プロジェクトを推進して参ります。
第5回かながわ新聞感想文コンクール(神奈川新聞社主催)における応募5,440点の中から、入賞者48人の受賞作品が発表され、中学1年生の部門で県立平塚中等教育学校の中谷ふみなさんが、「優秀賞・神奈川新聞賞」を受賞されました。
感想文⇒ 中谷ふみな(県立平塚中等教育学校)「障害者支援と企業」(PDF:2013.11.16 神奈川新聞)中谷ふみなさんは、2013年8月14日付神奈川新聞に掲載された記事(下記参照)を読んでの感想文を寄せられました。
本記事では、進和学園利用者(知的障害者)が、地元有名スーパー「しまむら」のバックヤード業務を「施設外就労」という形態で請け負い、働き甲斐を感じながら生き生きと働いている様子を報じています。研進は、障害者雇用促進法に基づく企業への発注奨励策である在宅就業障害者支援制度を活用し、進和学園に「しまむら」各店舗における仕事を仲介。「しまむら」は、当該制度における特例調整金(国の助成金)をスーパー業界として初めて受給する見通しであることも紹介しています。
中谷さんは、この記事を読んで、学校の登下校時にバスで一緒になる障害者が、実際に働いて社会参加のために頑張っていることを知って驚いたことや「この制度(特例調整金)を利用している企業は全国で45件です。なぜそんなに少ないのでしょうか?私は、企業側、障害者側共にメリットがあるので利用した方がいいと思います」という素朴な疑問・意見を述べています。「しまむら」での「施設外就労」や特例調整金活用が、「もっと全国に拡大して健常者・障害者が差別なく働けるようになればより良い日本になるのではないかと思いました」と結んでいます。
中学生の中谷さんが、障害者就労に係わる記事に関心を抱き立派な感想文を書き上げ、見事にコンクールで受賞されたこと、その感想や意見が私達の願いや想いと重なることを嬉しく思います。
神奈川新聞(2013.8. 14):下記より閲覧できます。
1.生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者喜びの声(PDF)
2.スーパー初の調整金 平塚の「しまむら」受給へ(PDF)
(注)進和学園におけるホンダ車部品組立作業においては、永年の発注企業である本田技研工業(株)様に、特例調整金が支給されて
います。神奈川新聞の記事中にある「自動車会社」は、ホンダ様のことです。ホンダ様、しまむら様は、障害者法定雇用率を達成
されていますが、「雇用」が難しい障害者が利用する福祉施設に対しても仕事を発注頂いています。非雇用の形態で働く障害者の
自立就労支援の強化が求められています。
*在宅就業障害者支援制度(特例調整金・報奨金)の現状と課題:下記資料を参照下さい。
⇒ 「JL News」1月号特集「工賃アップへ向けた企業への発注奨励策」
冠婚葬祭・福祉・文化事業を展開される(株)サン・ライフ様(平塚市)には、進和学園いのちの森づくり基金へのご寄附並びに植樹地のご提供等を通じて、私達の活動をご支援頂いています。
2013年11月20日、(株)サン・ライフ様の慰霊塔(小田原市久野)にある「サン・ライフの杜」において、合同慰霊祭と合わせ第4回目の植樹イベントが行われました。葬祭事業を手掛ける同社が、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の御心を癒すと共に、環境及び福祉にも資する「森づくり」を目指す活動です。式典に先立ち、同社社長の比企武様より、進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附目録を拝受しました。
(株)サン・ライフ様による同基金へのご寄附は、4年目を迎え累計600万円となります。ご寄附を活用して、これまでに、湘南国際村めぐりの森、国立神奈川病院、国道134号線側道等の公共スペース10ケ所に、進和学園栽培の苗木1万2,000本以上を植樹しています。緑化を通じての環境保全及び苗木の栽培に励む障害者の自立・就労支援にも大きく貢献頂いています。企業の社会的責任(CSR)の観点からも意義深いお取り組みであり、心より敬意を表すると共に感謝申し上げる次第です。
(株)サン・ライフ様ご寄附による植樹実績(2013年11月20日現在)
① 湘南国際村めぐりの森(横須賀市) : 6,477本
② 国立神奈川病院(秦野市) : 2,090本
③ 多摩美術大学八王子キャンパス(八王子市 ) : 1,250本
④ 開成町「かいせい平成の杜」(神奈川県開成町): 700本
⑤ 国道134号線千石河岸側道(平塚市) : 500本
⑥ 社会福祉法人進和学園(平塚市) : 485本
⑦ 神奈川県立秦野曽屋高校(秦野市) : 450本
⑧ 湘南ひらつかパークゴルフ場(平塚市) : 278本
⑨ 国道134号線袖ケ浜沿道防砂林(平塚市) : 200本
⑩ しぜんの国保育園(東京都町田市) : 200本
合計 :12,630本
2013年11月16日(土)、横浜ゴム(株)平塚製造所にて開催された「第5回Think Ecoひらつか2013」に参加させて頂きました。進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトの展示及び自主製品の販売ブースを設営させて頂き、同社社員・ご家族、地域の皆様はじめ多くの方々と交流を図る機会となりました。
横浜ゴム(株)様は、低燃費タイヤの開発といった本業での環境取り組みに加え、進和学園と同じく、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進されています。同社社員の皆様が栽培された苗木を進和学園にご寄贈頂き、学園メンバーが栽培を引き継いで各所に植樹する連携取り組みも4年目を迎え、同社と私達との交流は年々深まっています。
同社が環境保全のみならず福祉への深いご理解の下、企業の社会的責任(CSR)を果たされていることに敬意を表すると共に、本イベントにおいても親身なるご支援を賜りましたことに心より感謝申し上げます。
「くくのちのモリプロジェクト」様は、多摩美術大学芸術人類学研究所を拠点に、古来より伝承されてきた日本各地の森の思想を背景に「森づくり」に注力されています。同プロジェクトの皆様と私達との連携は3年目を迎えていますが、2013年11月16日(土)、植樹イベントのダブル・ヘッダーに取組みました。爽やかに晴れ渡った秋空の下、「森づくり」を通じた子供から大人までの交流の輪に沢山の笑顔が弾けました。
■しぜんの国保育園植樹祭
午前中は、「しぜんの国保育園」(東京都町田市)に集合です!自然を活かした里山保育を理念に掲げる同保育園において、園児と先生方、「くくのち」と研進・進和学園メンバーが参加し、園庭の「ひびき山」に広葉樹の苗木約130本を植樹しました。
有難いことに、5月に続いて進和学園の苗木をご利用頂きました。美しい緑と草花に囲まれた楽しい秘密基地で、子供達は、自然の息吹を感じながら、健康で想像力豊かな心を育むことでしょう!
しぜんの国保育園~「ひびき山」に植樹をしよう~ くくのちのモリプロジェクト活動報告
■第5回多摩美術大学八王子ャンパス植樹祭
午後は、多摩美術大学八王子キャンパスへ移動。学生食堂で昼食後、第5回目を数える植樹祭を実施しました。グラウンド斜面には、この2年半に4回に分けて植えて来た苗木が、徐々に樹影を大きくしています。今回も、(株)サン・ライフ様(平塚市)からの進和学園いのちの森づくり基金へのご寄附を活用させて頂き、31種類300本の広葉樹の苗木を植樹することが出来ました。
「くくのちのモリプロジェクト」ではお馴染みのロックバランシングアーチストである石花ちとく様も駆け付けて下さり、石積み実演とのコラボレーションを楽しみました。
進和学園メンバーにとって、素晴らしい社会参加の機会をもたらして下さった「くくのちのモリプロジェクト」の皆様、しぜんの国保育園の齋藤紘良園長先生、並びに資金提供のご協力を賜りました(株)サン・ライフ様には、心より感謝申し上げます。
当日の模様 ⇒ Photo Album Chart (2013.11.16) くくのちのモリプロジェクト活動報告
掲題植樹祭が、2013年11月10日、湘南国際村めぐりの森(横須賀市)において約450名が集い開催されました。今回も、宮脇 昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により、その土地本来の木による本物の森を再生しようと、広葉樹22種類・2,000本の苗木を植樹しました。
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんも参加され、開会セレモニーで「シラカシ、シラカシ・・・」と連呼し会場は大いに盛り上がり、参加者全員が力を合わせ、大地に命を植える快感を共有!植樹後のお楽しみタイムでは、地元の美味しい食材で腹ごしらえしながらライブ演奏を楽しみました。荒天の予報でしたが、大川哲郎様(大川印刷社長)率いる社会貢献バンド「O’zオーズ」と進和学園「とびっきりレインボーズ」の奏でるサウンドと元気な歌声が雨雲を寄せ付けず、楽しく素晴らしい植樹イベントとなりました。
今回は、下記企業・団体のご支援を得て、進和学園の苗木1,775本の植樹が実現しました。また、福祉施設自主製品の展示販売も行い、大勢の皆様と交流することが出来ました。温かいご支援を頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
協賛企業・団体(敬称略) | |
NPO法人GoodDay |
①フィアットクライスラージャパンの協賛を得て、 進和学園の苗木700本をご購入の上ご寄贈。 ②+1Tree プロジェクト より進和学園の苗木 150本をご購入の上ご寄贈。 |
(株)サン・ライフ | 進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附を 通じて350本の苗木ご提供。 (株)サン・ライフ様 News Release(2013.11.26) |
高千穂のホームサービス促進会 | 進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附を 通じて300本の苗木ご提供。 |
三井住友海上火災保険(株) | 進和学園の苗木200本をご購入の上ご寄贈。 |
(株)大川印刷 | 進和学園の苗木75本をご購入の上ご寄贈。 |
2013年11月3日、文化の日に相応しい「環境セミナー」が神奈川新聞社他主催(横浜ビジネスパーク)で開催されました。世界各地で植樹活動に取り組まれ、東日本大震災の被災地で「瓦礫を活かす森の長城(防潮堤)」構築を指導されている宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の講演「森はいのちを救う」を、大勢の参加者が熱心に聴講しました。
有難いことに、進和学園「いのちの森づくり」プロジェクトの展示並びに「森づくり」に関連する福祉施設自主製品を販売させて頂きました。質問タイムでは活発な質疑が為され宮脇先生が丁寧に回答、植樹用の苗木栽培に話が及ぶと先生より弊社及び進和学園スタッフが指名され、皆様に活動を紹介する機会を得ました。セミナー終了後も、皆様から苗木の栽培や植樹活動、あるいは「森づくり」を通じた障害者の自立就労支援に関連してお声掛けやご質問を頂き、貴重な交流の場となりました。
私共をお導き頂いている宮脇先生はじめ、神奈川新聞社並びに関係の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
神奈川新聞「横浜で宮脇さん講演」
(PDF:2013.11.4)
神奈川新聞・照明灯(PDF:2013.11.5/進和学園の活動を紹介)
進和学園の就労系事業の拠点「しんわルネッサンス」では、特別支援学校を卒業したての若者から働き盛りの中堅層、そして経験豊かな高齢の方までが、各自の希望・能力・適性に応じて役割を分担しながら力を合わせて様々な仕事に励んでいます。研進は、本田技研工業様のご支援の下、40年目を迎える自動車部品の組立を中心に、「いのちの森づくり」プロジェクト、「しまむらストアー」様での施設外就労や地元農家との連携による援農作業、自主製品の開発・販売等を通じて、障害をお持ちの皆様の就労・自立支援の一端を担っています。
私達に定年はありません!いつまでも元気に働こう!
2013年10月25日、古希(70才)・還暦(60才)を迎えられ、今尚、元気に働いておられる方のためにささやかなお祝いの昼食会が催されました。高齢化社会の到来に伴い、定年延長や再雇用といった労働施策の見直しが進んでいます。福祉的就労の現場においても、高齢者が健康で安心して働ける環境整備が求められています。私達は、若者も高齢者も「働き甲斐」「生き甲斐」を感じながら働ける場の創出に努力し、毎年、この目出度く嬉しいイベントを続けて参りたいと思います。
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は1万円台前半と低水準に止まっています。研進・進和学園においては、本田技研工業(株)様より永年に亘り自動車部品の組立加工の仕事をご発注頂き、全国平均を大きく上回る工賃支給を実現し、障害基礎年金と合わせて自立可能と言われる最低賃金の3分の1以上の水準をクリアしています。
ホンダ車部品の仕事は、研進・進和学園から、連携福祉施設の一つである社会福祉法人小田原支援センターに委託(二次下請け)し、同法人で働く障害をお持ちの方々の工賃を支え、働き甲斐にも繋がっています。(参考:ホンダ車部品事業/本田技研工業(株)様のご支援)
2013年10月17~21日、小田原支援センター様の作品展が小田原市内(ダイナシティウエスト 西武)で開催されました。日頃、皆様が一生懸命に取り組んでいるホンダ車部品の仕事の紹介をはじめ、絵画・陶芸・工芸作品の数々が展示され、お客様の目を惹いていました。
従来、福祉施設は個々の創立の理念に基づき独自の運営に依存する傾向にありましたが、これからは、各福祉施設が、長所・強味を活かした連携から、福祉的就労の活路を見出して行くことが必要と考えます。私達は、自主製品開発・販売や「いのちの森づくり」プロジェクト等においても、福祉施設間連携を目指しています。お互いの協力と切磋琢磨を通じて、福祉の立場からDecent Work(ディーセントワーク:働き甲斐のある人間らしい仕事)を追求して参りたいと思います。
NPO法人時ノ寿の森クラブ様の主催、日本財団の助成の下、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により静岡県掛川市において実施されて来た「いのちを守る・希望の森づくり」プロジェクトは、市内7ケ所・62,300本の植樹を完了しました。2013年10月19日の千浜海岸防災林(3,000本植樹)及び20日の国安海岸防災林(9,000本植樹:写真)をもって、いわば第一楽章を終えましたが、交流会にて今後20年に及ぶ植樹活動の継続が宣言されました。山から海へ市民・企業・行政が協働して森林再生を通じた安全・安心な都市づくりを目指す取り組みの第二楽章の始まりです。
掛川での一連の植樹においては、進和学園栽培の苗木を多数ご利用頂いています。直接ご購入頂いた苗木の他、進和学園「いのちの森づくり基金」より寄贈させて頂いた苗木もあり、私共にとりましても大きな励みとなっています。これからも、掛川市民はじめ関係の皆様と「生命の尊さ」「森の大切さ」を共有し、また、地元障害者福祉施設の方々の自立就労支援策として、植樹後2~3年間必要となる育樹(除草)作業における連携も目指して参ります。
関連記事:時ノ寿の森クラブ/福祉施設間連携育樹活動がスタート(2013.7.25)
関連記事:掛川市・新病院記念植樹祭~過去最多6,000本の苗木出荷!~(2012.10.28)
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進され、社員の皆様が苗木栽培と各地での植樹及び苗木提供活動を進めておられます。2010年より、同社平塚製造所様保有の余剰苗を進和学園にご寄贈頂き、私達が栽培を継承、2013年度は、茨城・新城・三島各工場にて栽培されている苗木もご提供賜り、両者の連携による「森づくり」は更に前進しています。
2013年10月18日、同社茨城工場の皆様4名が、貴重な時間を割いて進和学園「どんぐりハウス」に、トロ箱15トレー分のタブノキの幼苗をお届け下さいました。同工場からの苗木ご寄贈は8月に続いて2回目ですが、今回は、私共の育苗現場をご視察の上、学園メンバーとの交流を深めて頂きました。同社皆様のご厚意に重ねて感謝申し上げます。お譲り頂いた苗木は、私達が大切に育て、「森づくり」を通じた環境保全及び障害者の自立就労支援に活かして参ります。
関連記事:南相馬市復興市民植樹祭(2013.10.6)
関連記事:茨城工場様からも苗木のご寄贈(2013.8.12)
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈「苗木」の活用実績)
私達の「いのちの森づくり」プロジェクトは、多くの皆様に支えて頂き8年目を迎えました。有難いことに、私達の活動にお声を掛けて頂くケースが増えています。森林再生や環境保全、そして障害をお持ちの方々の自立支援を通じて、皆様との貴重な交流を大切に育んで参りたいと思います。
■八ヶ岳南麓の植樹イベント
2013年10月9日、NPO法人八ヶ岳南麓景観を考える会主催の植樹イベントが、山梨県北杜市明野町で行われました。光栄なことに、進和学園&研進は、植樹指導の講師(注)としてお招き頂きました。
(注)私共のスタッフは、現在、4名がReNaFoの
植生工学士の資格を取得しています。
冒頭、自然林・里山林・人工林の違い等について、簡単にご説明申し上げました。今回は、人と自然が係り合い、一定の管理を前提に豊かな環境を守る「里山」再生の取り組みです。標高700mに相応しい落葉広葉樹を中心に、農道沿いに約330本の苗木を植樹しました。同NPOの皆様が、木の実から育てた苗木を1本1本丁寧に植えました。作業を終え達成感に満ちた皆様の笑顔が印象的でした。
■ワタミ社員の皆様によるボランティア八ヶ岳南麓での植樹と同日、平塚では・・・進和学園「どんぐりハウス」に、ワタミ(株)の社員4名様が来訪されました。
居酒屋「和民」で有名な同社は、「環境とともに・社会とともに、人とともに」をブランド・テーマとして、社会貢献活動を展開されています。「ワタミの森」(千葉県山武地区)では、衰弱した杉林を間伐して広葉樹を植林、毎回、苗木は進和学園にご発注頂いています。
この日は、社員の皆様が進和学園のメンバーと共にドングリの幼苗を鉢上げする「ポット苗づくり」に励んで頂きながら、交流を深めました。CSR(企業の社会的責任)を積極的に果たされている同社に敬意を表すると共に、日頃のご支援に心より感謝申し上げます。
■伊勢原養護学校の皆様をお迎えして
2013年10月7日、神奈川県立伊勢原養護学校の生徒と先生方33名を、福祉工場「しんわルネッサンス」にお迎えし、「ポット苗づくり」の体験授業が実施されました。シラカシ他のドングリから発芽した幼苗を興味深く観察しながら、和気藹々と作業に励んで頂きました。
土に触れ「いのち」あるものに係わることで、人の心は自然と豊かになるようです。情操面の充実と自立への挑戦に向けた「いのちの森づくり」の輪を、これからも広げて参りたいと思います。
「鎮魂の森」 ~ 被災地の復興を祈って! ~
2013年10月6日(日)、地元地域の皆様に加えて、福島駅と仙台駅からのシャトルバスを利用し、全国から大勢が福島県南相馬市に集いました。公益財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」主催の「鎮魂の森 南相馬市復興市民植樹祭」が開催されました。被災して亡くなられた多くの方々への鎮魂の祈りを込めて、環境保全は勿論、台風や津波等の災害にも強い「いのちを守る森の防潮堤」を築く取り組みです。
本プロジェクトを提唱された宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)による直々のご指導の下、15種類2万本の広葉樹の苗木が植樹されました。進和学園では、東北産のドングリや木の実から苗木を栽培していますが、今回、初めて苗木を出荷し東北の地に里帰りさせることが出来ました。
また、進和学園・研進の代表4名は、植樹祭の準備作業から参加し、3日間に亘り、地域の方々や関係の皆様と交流を図ることも出来ました。私達が推進する「いのちの森づくり」が、東北復興に少しでもお役に立てばこの上ない喜びです。
英国の有名化粧品メーカーLUSH社の日本法人LUSH JAPAN様には、私達が推進する「いのちの森づくり」への助成に加えて、障害をお持ちの方々の自立・社会参加に繋がる温かいご支援を賜っています。企業の社会的責任(CSR)を積極的に全うされる同社に敬意を表すると共に、心より感謝申し上げる次第です。
■「進和学園いのちの森づくり友の会」への助成
進和学園が推進する「潜在自然植生」(その土地本来の木)による「本物の森づくり」において、2013年度、LUSH JAPANチャリティバンク様より助成を得て、下記取り組みに活用させて頂いています。(1)植樹イベントの開催及び参加
①ブルーベリーガーデン旭植樹祭の開催
・日程:2013年4月13日(土)
・場所:ブルーベリーガーデン旭
(神奈川県足柄上郡大井町)
・内容:森の講座&植樹(広葉樹500本/全て
進和学園栽培の苗木)
Photo Album Chart(2013.4.13)
②学校林と鎮守の森づくり植樹祭への参加
・日程:2013年10月4日(金)
・場所:渋沢中学校・渋沢神社(神奈川県秦野市)
・内容:植樹(広葉樹11,000本/内、進和学園栽培の苗木3,233本)
Photo Album Chart(2013.10.4)
(2)育苗資材・設備の購入
当該助成金を活用して育苗に欠かせない土やポット
を購入させて頂いています。また、進和学園「どんぐ
りハウス」における育苗用2段ラックを設置して苗木
の栽培効率を向上させることが出来ました。
■手摘み湘南ブルーベリーご発注
LUSH様は、食品や植物を主体とする天然成分を特徴とする化粧品、バス用品等を製造・販売されています。同社より、進和学園及び小田原支援センターのメンバーが手摘みした湘南ブルーベリーのご注文は今シーズン(7~9月)も継続頂き、一同にとって大きな励みとなりました。
■ファミリー&フレンズデー参加
2013年8月23日(金)、LUSH JAPAN様の「ファミリー&フレンズデー」というパーティーにご招待頂きました。同社社員のご家族や関係の皆様を中心とするイベントですが、進和学園と研進の代表も参加させて頂き、キッチンと呼ばれる工場を見学の上、皆様と親しく交流!イベントを楽しみながら、学園の自主製品も販売させて頂きました。
学校林と鎮守の森づくり植樹祭(主催:NPO法人ADVA/助成:日本財団)が、2013年10月4日、秦野市の渋沢中学校・渋沢神社周辺の林間地区で実施されました。藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、地域の皆様、渋沢中学校の生徒・先生方、一般参加者が協力し合い、その土地本来の広葉樹37種類、11,000本を植樹しました。世話人の出雲大社相模分祠様、共催者の秦野市、毎日新聞他関係の皆様のご厚意により、進和学園栽培の苗木を3,233本ご利用頂きました。
進和学園・研進のメンバーは、当日は勿論、3日間の事前準備作業にも参加!メンバーの労賃等の経費は、LUSH JAPAN様からの助成金を活用させて頂き、遣り甲斐に満ちた充実した仕事に従事することが出来ました。ご支援頂いた皆様に心より感謝申し上げます。
福祉施設で働く障害者の平均工賃は、月額1万円台前半に止まり、自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
今般、逗子市(神奈川)と豊島区(東京)より、進和学園栽培の植樹用ポット苗をご発注頂きました。緑化による環境保全並びに障害者の自立支援にも手を差し伸べて頂いている逗子市、豊島区の皆様に感謝申し上げます。民需に加えて、このような行政からの発注が増え、障害者の収入に繋がることが期待されます。
■逗子市(神奈川):逗子市立久木小学校の緑化2013年9月17日、逗子市立久木小学校に植樹する苗木210本をお届けしました。逗子市からは、環境ボランティア「ほととぎす隊」の皆様の親身なる仲介により、4年連続で進和学園の苗木をご発注頂いています。
これまで、逗子小学校、久木小学校、蘆花記念公園等において、「自然の森」を育む地道な緑化活動が実践され、進和学園栽培の苗木を多数ご利用頂いています。
■豊島区(東京):「グリーンとしま」再生プロジェクト人口密度日本一の都市である東京都豊島区では、限られたスペースを活用して地域の皆様と共に町のいたるところに緑を増やす「グリーンとしま」再生プロジェクトが推進されています。本取り組みが開始された2009年より、進和学園と研進もメンバーに加入していますが、毎回、関係の皆様のご理解ご支援を得て、私達が育てた苗木を活用頂き、大きな励みとなっています。
2013年9月27日、行政から区民へ配布される予定の幼苗241本をお届けしました。
自然との共生を優先した「まちづくり」を目指し実践されている環境まちづくりNPOエコメッセの皆様が、私達が推進する「いのちの森づくり」をご視察のため来訪されました。
2013年9月20日、進和学園「どんぐりハウス」での苗木の栽培状況をご覧頂くと共に、「ポット苗づくり」も体験頂きました。「その土地本来の木による本物の森」を目指す潜在自然植生による植樹事例として、進和万田ホーム(植樹後4年)と福祉工場「しんわルネッサンス」(植樹後7年)の様子をご視察後、今後の活動について自由闊達な意見交換を実施しました。
同NPOの皆様と進和学園「いのちの森づくり」が連携し、環境保全や「人づくり」に資する有意義な活動に繋げて参りたいと思います。
楽しく美味しい!そして働き甲斐も! ブルーベリーの摘み取り作業
「ブルーベリーガーデン旭」様(神奈川県足柄上郡)のご理解ご支援の下、美味しい湘南ブルーベリーの手摘み作業を障害者の方々の「就労機会」とする取り組みは3年目を迎えました。7月中旬~9月の約2ケ月半、週2回のペースで、進和学園&小田原支援センターの皆さんの摘み取り作業と収穫したブルーベリーの販売を、研進がサポートさせて頂いています。農薬や化学肥料を使用せず、湘南の陽光をたっぷり浴びた完熟の新鮮ブルーベリーの品質は素晴らしく、プロからも高く評価されています。今シーズンも、次のお客様をはじめ、沢山のご注文を頂き、作業メンバーの大きな励みとなっています。
LUSH JAPAN様(英国LUSHの日本法人)
パティスリー・ラ・ベルデュール様(横浜緑園都市の洋菓子店)
晴れ屋様(厚木市のオーガニック専門店)
また、私達のHotcake Parlour Little Tree(リトルツリー)においても、このブルーベリーを活用したメニューが用意され、人気を博しています。
本取り組みを支えて頂いている「ブルーベリーガーデン旭」様、ご発注者様、並びに関係の皆様に心より感謝申し上げます。
2013年9月14日(土)、神奈川県環境科学センターを拠点に、小学生を中心に様々な環境教育を実践されている「地球っ子ひろば」の皆さまをお迎えしました。
子供達にご父兄、スタッフの方々に進和学園「どんぐりハウス」における苗木の栽培状況を見学頂いた後、シラカシ(どんぐりの代表種)の幼苗をポットに移し替える作業を体験頂きました。ハウス内でアオガエルを発見したり、「どんぐり」の根っこや若芽の生え方を観察したり・・・子供達の興味は尽きません!
7年前に植樹した福祉工場「しんわルネッサンス」の森も見学頂きましたが、その生長振りに皆さんもビックリ!色々な種類が混ざり合う生物多様性の意義や森の役割、「自然の森」と「人工林」との違いなど・・・和気藹々と楽しく学ぶ絶好の機会となりました。
未来を担う子供達が、自然に親しみながら環境の大切さを理解し、豊かな心を育み人間的成長を遂げることを願っています。
秦野曽屋高校は、神奈川県教育力向上推進事業の「ボランティア・福祉教育」の指定を受けています。その一環として、校庭での植樹をはじめ同校生徒の皆さんと進和学園メンバーによる共同作業を通じての交流は、4年目を迎えています。
2013年9月7日、今年も、文化祭「秋輝祭」にお招き頂きました。校庭に植樹して来た進和学園栽培の苗木の育樹作業(除草・剪定・施肥)を行うと共に、今回も展示販売ブースを設営、生徒の皆さんと先生が進和学園自主製品の販売をサポート下さいました。
進和学園のメンバーにとって、楽しく貴重な社会参加に繋がるこのような機会をご提供頂いた、福祉担当の二三四明子先生はじめ諸先生、関係の皆様に心より感謝申し上げます。
同校と進和学園が連携し、お互いの人間的成長を目指して、これからも交流を深めて参りたいと思います。
アーカイブ: タウンニュース秦野版(2011.6.2) 同 上(2010.9.11) 同 上(2010.5.29)
2013年9月1日(日)、「いのちの森づくり」で連携しているNPO法人パソボラサークル(農業ステーション)様と共に、「夏の終わりのかき氷祭り&いのちの森づくり」イベントを開催しました。農園内に豊富に湧き出る天然水は、とにかく冷たく美味しい!ドングリの幼苗をポットに移し替える「ポット苗づくり」で汗を流しても、冷水に触れ「かき氷」を食べれば、たちまちリフレッシュ!皆様と交流を図りながら、夏の終わり(?)のイベントを楽しみました。
パソボラサークル様には、研進が仲介して進和学園よりポット苗の栽培作業を委託しています。露地栽培を開始してまだ半年余りですが、広い農地と地下から湧き出る豊富な水は、農業は勿論、苗木栽培にも好条件です。皆さんが一生懸命育てて下さっている苗木は、色艶も根の張りも素晴らしく順調に成長しています。
私達は、パソボラサークル様をはじめ福祉施設の皆様と連携して「いのちの森づくり」を推進し、「森づくり」を通じた「人づくり」、特に、障害者の自立就労支援の成果を目指しています。
中央大学総合政策学部助教の山田雅穂先生による掲題論文(日本経営倫理学会誌第20号)は、「ISO26000とインクルージョンの観点から」との副題にもある通り、企業による障害者の直接雇用の拡充に加えて発注促進による福祉的就労の底上げも含めて、現状分析と課題を論じています。特に、発注促進策に係る先行研究や議論が少ない中で、発注促進策を社会的責任を果たすための社会的投資と位置付け、インクルージョンを条件とした制度設計を提言しています。
福祉的就労と企業の連携事例として、研進・進和学園におけるホンダ車部品事業、スーパー「しまむら」との施設外就労に係る取り組みを紹介、現場からの問題意識を吸い上げて頂いています。
CiNii(論文情報ナビゲーター):山田雅穂(2013)「障害者雇用における発注促進策と経営の質~ISO26000とインクルージョンの観点から~」(日本経営倫理学会誌(20)、pp.163-176)
*論文タイトルの下にある「この論文を読む/探す」の「CiNii論文PDF-オープンアクセス」をクリック下さい。PDFでご覧頂けます。
進和学園は、「かながわ障害者雇用優良企業」に選定されていますが、今般、神奈川県(労働部雇用対策課)の取材を受け、神奈川県ホームページにおける紹介記事が更新されました。インタビュー(音声メッセージ)も付加され、更に詳細な内容が掲載されています。
進和学園における障害者雇用については、就労継続支援事業A型(雇用型:定員20名)が中心ですが、8割近くの方が、ホンダ車部品組立作業に従事しています。本田技研工業株式会社様よりご発注頂いている貴重な仕事が、「雇用」を産み出し「労働者」としての権利保全に繋がっています。永年に亘り、深いご理解の下にご支援頂いているホンダ様に改めて感謝申し上げる次第です。
「かながわ障害者雇用優良企業」の紹介 「かながわ障害者雇用優良企業」:進和学園
企業における直接雇用に加え、雇用が難しい方々を対象とする福祉的就労分野への発注についても、発注企業に対して、より積極的な社会的評価を付与すべきと考えます。雇用の促進を図る一方で、障害者への発注奨励策(注)の拡充が急務と言えます。
(注)助成金(特例調整金・報奨金等)や優遇税制が導入されていますが、更なる拡充が必要
です。特に、発注形態の場合も、発注企業の法定雇用率に加算する「みなし雇用制度」
(フランス等にて先例あり)が有効と考えます。
平塚の有名スーパー「しまむら」様での「施設外就労」は、進和学園のメンバーがチームを組んで野菜の袋詰めや商品陳列等の業務を請け負い、自立に向けた社会参加、職能訓練並びに工賃の確保を目指しています。一方、同スーパーにとっては、人手不足の解消や労務管理の負担軽減を図り、福祉への貢献という社会的責任(CSR)を果たすことにも繋がります。私達は、「しまむら」様のご協力を得て、福祉施設自主製品の販売及び「施設外就労」を推進、更に、企業への発注奨励策として期待される「在宅就業障害者支援制度」(障害者雇用促進法に定める制度)の活用(スーパー業界初)を提案しています。
神奈川新聞に、本件に係わる記事が掲載されました。ここで紹介されている福祉的就労の支援形態は、福祉施設・流通業者に加え、農業従事者を含めた地域密着取り組みとして、各地での展開が可能な汎用性に富むものです。特に、発注企業への特例調整金(報奨金)の支給(注)を通じて、障害者の仕事を確保する「福祉」と「企業」の連携の試みとして、引き続き尽力して参ります。
神奈川新聞/カナロコ(2013.8. 14):下記より閲覧できます。
1-① 生き生き就労の場 平塚のスーパー「しまむら」の業務請負 働く障害者喜びの声
1-② 同上記事(PDF)
2-① スーパー初の調整金 平塚の「しまむら」受給へ
2-② 同上記事(PDF)
(注)進和学園におけるホンダ車部品組立作業においては、永年の発注企業である本田技研工業
(株)様に、特例調整金が支給されています。神奈川新聞の記事中にある「自動車会社」は、
ホンダ様のことです。ホンダ様、しまむら様は、障害者法定雇用率を達成されていますが、
「雇用」が難しい障害者が利用する福祉施設に対しても仕事を発注頂いています。非雇用の
形態で働く障害者の自立就労支援の強化が求められています。
*在宅就業障害者支援制度(特例調整金・報奨金)の現状と課題:下記資料を参照下さい。
⇒ 「JL News」1月号特集「工賃アップへ向けた企業への発注奨励策」
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進され、社員の皆様が苗木作りを行い各地での植樹に加え、苗木提供活動を進めておられます。
2010年より、同社平塚製造所様保有の余剰苗を進和学園にご寄贈頂き、私達の「いのちの森づくり」において栽培を継承させて頂いていますが、今般、横浜ゴム(株)茨城工場様からも社員の皆様が栽培されている苗木12種類4,750本及びトロ箱15トレーの幼苗をご寄贈賜りました。
2013年8月7~8日、私達の代表は、同工場に御礼方々訪問し、苗木の移送作業を行いました。同社スタッフの皆様が日陰の作業場所を確保して下さる等、親身なるご配慮の下、猛暑にも拘わらず効率良く作業を終えることが出来ました。
同社からの苗木のご寄贈は、平塚製造所様に加えて、本年度、新城工場及び茨城工場様からもご支援を頂くこととなりました、同社皆様のご理解ご厚意に重ねて感謝申し上げます。お譲り頂いた苗木は、私達が心を込めて大切に育て、「森づくり」を通じた環境保全及び障害者の自立就労支援に活用させて頂きます。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈「苗木」の活用実績)
ホットケーキ・パーラーLittle Tree(リトルツリー)は、昨秋開店以来、日本の伝統的なホットケーキが大人気で、注目を集めています。
Little Treeは、私達が進める「いのちの森づくり」と価値観を共有、ホットケーキの焼印は愛らしい「ドングリ」です。「森づくり」を通じた「人づくり」にも注力!特に、働く障害をお持ちの方々を応援すべく、福祉施設自主製品も活用しています。
最近、記事が掲載された情報誌を紹介します。
■Hanako (2013.8.22/NO.1047-夏のトレンドをキャッチ!/マガジンハウス)P.113
池波正太郎も愛した「万惣フルーツパーラー」のホットケーキ。惜しまれつつ閉店した名店の味を受け継ぐ新店として紹介されました。
・・・あの名店の味に再会!森みたいな空間でほおばる幸せの一枚。
■珈琲時間 (2013年8月号/大誠社)P.38、42~43
「魅惑の香りに包まれるパンケーキの美味しい喫茶店」の特集において、見開き2ページを割いて大きく紹介されています。
「幼い頃の記憶がくすぐられる懐かしく優しい味」と評されています。小田巻美穂子さんの文と尾田信介さんの写真によるハイ・センスな編集が楽しめます。
■HUGE (2013年8月号/講談社)P.89
特集「食べる つながる」の「25 Local Articles of Tokyo」の話題として取り上げられ、「老舗の味を引き継ぎ進化を遂げたホットケーキパーラー」と評されています。
■行列のできるパンケーキショップ101
(2013年7月/世界文化社)P.76~77
全国のパンケーキショップより人気店を網羅したグルメ必読の1冊。多くの店舗が半ページで記載される中で、Little Treeは、見開き2ページを割いて紹介されています。
・・・毎日食べても飽きないホットケーキ、朗らかな雰囲気が漂うホットケーキ屋さん、懐かしいのにどこか新しい!
Little Tree(リトルツリー)を紹介する情報誌・専門誌
■Honda埼玉「真夏の祭典2013」に参加!
2013年8月4日(日)、進和学園と研進の代表は、本田労組結成60周年「真夏の祭典2013」に参加しました。地域の皆さんはじめホンダ関係の方々が同社埼玉製作所に集い、大盛況の賑わいでした。マシン展示・撮影会、キャラクターショー、お化け屋敷、ライブコンサート(サンプラザ中野くん)、大抽選会等の多彩な催しを楽しみました。数々の模擬店が連なる中、私達もブースを設営し、パン・お菓子・工芸品等の学園自主製品を販売させて頂きました。
日頃お世話になっているホンダの皆様や地域の方々と親しく交流しながら、真夏のイベントを堪能しました。
■Honda「スタミナ・フェア」~進和学園の手作りパン/社員食堂ランチに登場!~
ホンダ開発(株)様のご支援を得て、本田技研工業様の青山並びに和光本社ビル他の昼食に、進和学園・製パン部門(サンメッセしんわ)の手作りパンをご利用頂きました。
2013年7月下旬のホンダ様社員食堂における「スタミナ・フェア」に、新商品ソフトフランスが登場!この商品は、富士屋ホテル・プロデュース(直営)の本格ビストロ「フュージョンダイニングF」(小田原ラスカ2F)でも採用されている自信作です。ホンダの社員の皆様に召し上がって頂けることは、私達にとって何よりの喜びです。「美味しかった!」とのお声を頂戴し、一同にとって大きな励みとなりました。
素晴らしい機会を実現して下さったホンダ開発様はじめ関係の皆様に、心より感謝申し上げます。
地域情報誌「西湘タイムス」において、ソフトフランスを作っている進和学園・製パン部門を擁する「サンメッセしんわ」の活動が紹介されています。
⇒ 西湘タイムス(2013.7.26)
4年目を迎える横浜ゴム(株)様との「いのちの森づくり」連携取り組み横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進され、社員の皆様が苗木作りを行い各地での植樹に加え、苗木提供活動を進めておられます。
2010年より、同社保有の余剰苗を進和学園にご寄贈頂き、私達の「いのちの森づくり」において栽培を継承させて頂いています。
2013年7月29日、同社平塚製造所において4回目となる苗木の贈呈式を行いました。6種類1,615本の苗木をお譲り頂き、累計10,945本をご寄贈頂いたことになります。同社の皆様のご理解ご支援に心より感謝申し上げます。
これまで、横浜ゴム(株)様よりご寄贈頂いて私達が栽培を継承させて頂いた苗木を活用して、34事案・合計5,998本の植樹が実現しています。「企業」と「福祉」の連携事例として、今後とも、横浜ゴム(株)様と共に緑化活動に励み、環境及び福祉への貢献に注力して参ります。
平塚の有名スーパーしまむらストアー様のご理解ご支援の下、同ストアーにおける「施設外就労」は日数も増え、長持店に加えて駅前・大神店でも実施されるようになりました。進和学園利用者(知的障害をお持ちの方)と職員がチームで同ストアーに赴き、野菜の袋詰めや商品の陳列、清掃等のバックヤード業務を請け負わせて頂いています。
「施設外就労」は、企業の中で障害者が実際に働く機会を得ることにより、社会参加と実戦的な職能訓練の場となり、「雇用」への移行を促すと共に、工賃の確保にも繋がります。企業との連携から福祉的就労の底上げを図る有力かつ現実的な手法と言えます。
湘南ジャーナル(2013.7.26) タウンニュース平塚版(2013.7.25)
⇒ しまむらストアー様での施設外就労に関する記事が掲載されています。
<就労支援勉強会/しまむらストアー:武藤裕助様をお迎えして>2013年7月29日、同ストアー長持店・青果部門の武藤裕助様を講師にお迎えして就労支援勉強会を開催しました。武藤様は、若手社員として、販売現場の最前線で活躍されています。
ご自身の体験を踏まえて、「働くこと」の意義、目的や三つの喜び(①してもらう喜び ②出来るようになる喜び ③してあげる喜び)等、大変分かり易く有益なお話しを、進和学園利用者及び職員合わせて40名近くの参加者は熱心に聴講、質疑も活発に為され充実した勉強会となりました。
しまむらストアー様の日頃のご指導ご支援に、心より感謝申し上げます。
レインボータウンFM(大江戸放送局)の下記番組に研進のスタッフが出演し、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトについて紹介させて頂きました。
・放送日:2013年7月28日(日)
・番 組:「夢に向かってスイッチオン」
・出 演:(株)研進 川下都志子(「いのちの森づくり」担当)
・内 容:宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、潜在自然植生(その土地本来の木)に
よる「本物の森(自然の森)」を再生する取組みに従事する進和学園の活動を紹介。
進和学園は、知的障害をお持ちの方々のための福祉施設ですが、ドングリや木の実を収
集して苗木を育て、各地に植樹を行うことを通じて環境保全と障害者の自立就労支援を
目指しています。
こちらからご視聴出来ます ⇒ レインボータウンFM・今週の動画
静岡県掛川市を拠点に「ふるさとの森」の再生に尽力されているNPO法人時ノ寿の森クラブ様並びに地元の障害者福祉施設と連携して、植樹地の育樹(除草)作業を手掛ける取り組みがスタートしました。掛川市での植樹においては、進和学園栽培の苗木を多数ご利用頂いていますが、植樹後数年は、苗木を雑草から守るためのメンテナンスが必要です。
進和学園いのちの森づくり基金を活用して、地元の福祉施設の皆さんに作業に参加して頂き、工賃に還元する新たな連携活動となります。2013年7月24日、時ノ寿の森クラブ様のコーディネートの下、社会福祉法人掛川芙蓉会(工房つつじ、あいあい学園)、造園業者の方々と研進・進和学園の代表は、旧掛川市立総合病院の育樹(除草)作業に励みました。小雨模様でしたが、猛暑の快晴よりも作業は捗りました。その後、医療法人好生会さわや家の皆さんにも参加頂いています。
健康と安全に留意しつつ、福祉施設間連携に基づく「森づくり」と障害者の自立就労支援の輪を拡げて参りたいと思います。
JICA(国際協力機構)が主催する2つの研修の視察先として、研進及び進和学園を選定頂きました。両研修のテーマに即して、私達が取り組むホンダ車部品組立加工並びに「しまむらストアー」様との連携による施設外就労を中心にご案内申し上げました。
海外からの福祉関係者の皆様に、私共の活動をご視察頂きましたことは、誠に光栄なことであり嬉しく思います。
■「障害者の雇用促進とディーセントワークの実現」(日本障害者リハビリテーション協会)
公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が、JICAの委託を受けて実施する本研修は、「ディーセントワーク:Decent Work(働き甲斐のある人間らしい仕事)」をテーマに、充実したプログラムが組まれています。
2013年7月19日、コロンビア、コスタリカ、マレーシア他、9ヶ国12名の研修生と事務局の皆様に、私共の活動をご視察頂きました。ホンダ車部品事業の仕組みや「しまむらストアー」様との連携についての説明に対し、活発な質疑が為されました。また、重度障害者の方々の日中活動の現場も熱心にご視察頂きました。当日の模様が、次のメディアにて報じられています。
神奈川新聞/カナロコ(2013.7.20) 神奈川新聞(PDF:2013.7.20)
湘南ジャーナル(2013.2.26) タウンニュース平塚版(2013.7.25)
■「地域活動としての知的障害者支援コース」(日本発達障害連盟)公益社団法人日本発達障害連盟が、JICAの委託を受けて、開発途上国の障害福祉関係者を対象とした本研修は、日本の福祉制度・サービスを紹介すると共に、自国の状況に合わせた取り組みを検討することを目的に、10ヶ国11名の研修生が来日されました。
研修生の希望に沿ったテーマ別の視察先を設定、「知的障害者の就労支援」プログラムにおいて、2013年7月11日、フィリピン、バヌアツ、フィージーの研修生及び事務局の皆様に、進和学園利用者の就労現場をご視察頂きました。
猛暑の夏、東京ドームでは、第84回都市対抗野球大会での熱戦が続いています。私達が大変お世話になっている本田技研工業様は、狭山市(埼玉)と大津町(熊本)代表の2チームが見事に出場を果たされました。
2013年7月13日、研進・進和学園・小田原支援センターは、過去最多の100名を超える応援団を組み、Honda埼玉チームの初戦に繰り出しました。また、15日の熊本チームの初戦にも代表が応援に参加しました。「全開Honda」他のお馴染みの応援歌に身を委ね、選手、スタンドの皆様と一体となって大いに盛り上がりました。
ホンダの皆様との交流から、このような素晴らしい感動の機会に恵まれることに、改めて感謝したいと思います。応援席でのフィーバー振りを日頃の仕事でも発揮出来るよう、一同、力を合わせて取り組んで参ります。
植樹ボランティア活動を続けておられる「まじぇる会」の皆様18名をお迎えして、恒例の「ポット苗づくり」イベントを実施しました。
2013年7月6日、進和学園「どんぐりハウス」をご視察頂いた後、7年前に同会メンバーの皆様もご一緒に植樹した福祉工場「しんわルネッサンス」に集合、東北産のドングリの幼苗をポットに移し替える作業を和気藹々と楽しみながら、約2,400個のポット苗を作りました。これらの苗木は、2~3年の生長を経て、東北の「いのちを守る森の防潮堤・森の長城」プロジェクトに活用される予定です。
私達の「いのちの森づくり」の大切なパートナーである「まじぇる会」の皆様との交流を、これからも大切に育んで参りたいと思います。
2013年6月26日、ホンダ開発(株)の皆様に、進和学園の製パン・クッキー部門「サンメッセしんわ」及び路面店「プチ・ブーケ」(平塚市)と、農業班が施設外就労の形態で働いているフリーデン・ファーム様の現状をご視察頂きました。
ホンダ開発様には、2006年より学園自主製品のホンダ様事業所(現在、青山本社、和光・朝霞事業所等5ヶ所)における社内販売や、学園が手掛けた農作物をホンダ社員の皆様の昼食としてご利用頂く等、様々な局面でお世話になっています。
進和学園では、本年度より製パン・クッキー部門を拡張していますが、作業現場の衛生・安全面を中心に貴重なご指導を賜りました。また、生産体制の整備と販売促進、並びに、農業班の展開についても相談に応じて頂くと共に、親しく交流を図って頂く絶好の機会となりました。
ご多忙の中、ご来訪下さったホンダ開発の皆様に心より感謝申し上げます。
2013年6月22日、神奈川県秦野市の国立神奈川病院において、「千年の森 いのちの森づくり植樹祭」(主催:NPO法人ADVA、共催:秦野市、毎日新聞社他)が開催されました。同病院では、これまでも自然の森を再生するための植樹活動が行われていますが、今回も、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、大勢が集い5,700本の広葉樹の苗木を植樹しました。
横綱日馬富士関もゲスト参加し、苗木の名前を学ぶセレモニ-では「スダジイ、スダジイ・・」と連呼して会場を沸かせました。進和学園及び研進スタッフは、台風の影響による雨天の中、事前準備作業から参加しました。植樹祭当日は、幸いにも好天に恵まれ、素晴らしい植樹日和に!本イベントの世話人:出雲大社相模分祀様はじめ関係の皆様のご厚意により、進和学園栽培の苗木4,623本をご利用頂きました。半数はご購入頂き、半数は、進和学園いのちの森づくり基金より寄贈させて頂きました。その内、1,000本は、(株)サン・ライフ様からのご寄附を活用させて頂いたものです。
多くの皆様のご理解ご協力の下に、「森づくり」を通じて障害をお持ちの方々の自立就労支援にも貢献できることを感謝したいと思います。
2013年6月21日、進和学園の恒例行事「あじさいまつり・感謝デー」の初日に、本田技研工業(株)埼玉製作所の皆様をお迎えし、進和学園各施設の活動をご視察頂きました。
ホンダ様よりご発注頂いている自動車部品の仕事は39年目を数え、進和学園及び二次下請けの小田原支援センターで働く障害をお持ちの方々の自立を支える一番の柱となっています。貴重な仕事を継続して提供下さっているホンダ様に厚くお礼申し上げますと共に、蓄積してきた実績と歴史の輝きを将来に繋げて参りたいと思います。 学園利用者、職員、ご家族と親しく交流、温かい激励のお言葉を頂戴しました。ホンダ様をお迎えして、一同感激の一日でした。今後も、ホンダ車部品の仕事に従事できることの幸せを胸に刻み、皆様のご期待にお応え出来るよう一同力を合わせ挑戦して参ります。
ホンダ埼玉製作所の皆様と平塚市長の落合克宏様を囲んで~ともしびショップ湘南平~
秦野いとう農園様(神奈川県秦野市菩提/代表:伊藤隆弘様)のご理解ご協力の下、進和学園利用者(知的障害者)が同農園において野菜を収穫して利用・販売させて頂く取り組みがスタートしました。園主の伊藤隆弘様は、コンピューター技術者から就農に転じた異色の経歴をお持ちで、「環境に配慮した栽培」をモットーに安心・安全な旬の野菜を多品種手掛けておられます。
2013年6月10日、初回の収穫は、大きく立派なズッキーニでした。進和学園メンバーに研進のスタッフも加わり、施設外就労や進和学園自主製品販売においてお世話になっている地元スーパーしまむらストアー様の店頭(長持店)に早速登場!
新鮮で破格サイズの素晴らしい出来栄えに、同ストアーのバイヤーさんからも高く評価頂きました。親身に作業をご指導頂いている伊藤様並びに販売を支えて下さる「しまむらストアー」様に心より感謝申し上げます。
農園/スーパー/福祉施設の連携から、①お客様(消費者)のニーズにお応えし ②農業の活性化に繋がり ③障害者の自立・就労支援にも資する意義ある地域密着取り組みに期待が膨らみます。
志ネットワーク青年塾(主宰:上甲晃様)の皆様は、「志の高い日本」の実現を目指す活動の一環として、東北の被災地における「いのちを守る森の防潮堤」プロジェクトにボランティア参加されています。
2013年6月9日、同塾の11名の方々が、進和学園に来訪され、ドングリの苗木栽培に係る知識とノウハウを学ぶ実習会を開催されました。
1月に続いて2回目ですが、今回は、東北産のシラカシのドングリを播種したドングリ・キットを各自持ち寄り、生長の具合を見比べて大いに盛り上がりました。
初参加の方もおられたので、発芽した幼苗をポットに移し替える作業を説明後、実際に体験頂きました。
また、今後の活動計画についても熱心な打合せが行われました。青年塾の皆様と進和学園との連携から、被災地の森林再生に貢献できる日が一日も早く訪れるよう、私達も日々の業務に励みたいと思います。
志ネットワーク「ドングリから苗木を育てる運動」 第1回青年塾実習会(2013.1.27)の様子
2013年5月25~26日、テレビ神奈川(TVK)主催「2013秋じゃないけど収穫祭」が、横浜の日本大通り地区にて開催されました。「地産地消」のための神奈川県産食材・加工品の販売や環境に優しい企業や団体のブースが多数設営され、大盛況の賑わいでした。
昨年に続いて、テレビ神奈川開局40周年記念事業「どんぐりドリーム大作戦」の一環として、どんぐりの幼苗をポットに移し替える体験コーナーをお手伝いさせて頂きました。
楽しいポット苗づくり 根と芽が出たドングリを見てビックリ!
ビッグ・イベントを楽しみながら、大勢の皆様との交流を通じて、私達が推進する「いのちの森づくり」を紹介させて頂く絶好の機会となりました。TVKの皆様をはじめ多くの方々と力を合わせて、今後とも、どんぐりや木の実から豊かな「森づくり」に注力し、「人づくり」にも繋がる意義ある取り組みを続けて参ります。
苗木づくりの体験は、私達に自然の大切さや命の尊さを教えてくれます!
社会福祉法人進和学園利用者の保護者の皆様を会員とする「進和会」の総会が、2013年5月25日(土)、JR平塚駅南口の平塚プレジールにおいて盛況の内に開催されました。
2013年度 進和会総会
研進より、情報開示と活動の基本方針をご説明申し上げました! 午前中は、林 康正会長のご挨拶に続いて新会員紹介、前年度活動・会計報告、本年度活動計画・予算、新役員選出等の議事が審議されました。また、進和後援会報告及び「NPO成年後見湘南」様からの説明を、全員が熱心に聴講しました。 午後は、進和学園各施設の現況と事業計画の説明が行われ、研進も就労系事業の拠点「しんわルネッサンス」と共同でプレゼンテーションを行いました。
障害者福祉を巡る環境変化、リーマンショック以降の経済不況や大震災の影響を乗り越え、ホンダ車部品事業を核としながら多角化を通じて福祉的就労の拡充を目指す私共の活動について披露させて頂きました。特に、情報開示の重要性に鑑み、福祉施設では曖昧とされがちな授産事業作業会計の売上・要員推移等の数値データを具体的にお示しして、取り組みの基本方針をご説明申し上げました。
CREA WEBは、文藝春秋クレア局が運営する女性ポータルサイトです。仕事もプライベート も諦めない素敵な女性達に向けて、ビューティ-、旅、グルメ、母になる、カルチャー、 ファッション等、8つのカテゴリ-に及ぶ注目情報が掲載されています。
嬉しいことに、ホットケーキ・パーラー「リトルツリー」(東京都世田谷区)が、東京で今すぐ行きたい美味しいホットケーキ4店舗の一つに選ばれ紹介されました。
名店の伝統を受け継いだ正統派のホットケーキ
「リトルツリー」は「苗木」という意味で、私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに込めた願いを共有。冬木透マスターが、銅板で焼き上げるホットケーキには「立派な巨木も一粒のドングリから!人間の成長も同じ!」とのメッセージを託して、表面には可愛いドングリの焼印が押されます!「名店の伝統を受け継いだ正統派ホットケーキ」と評して頂いています。また、食器やサイド・メニューには、福祉施設で働く障害をお持ちの方々による自主製品を厳選して利用・提供しています。
小田急線「梅ヶ丘」駅北口から徒歩180歩、街角の小さなお店には、笑顔と優しさが溢れています!皆様、是非、お立ち寄り下さい!
詳しくは、こちらから ⇒ 『CREA eats No.2 恋するパンケーキ。』
その他情報誌での紹介は、こちらから ⇒ 「リトルツリー」紹介記事
テレビ番組での紹介は、こちらから ⇒ 「若大将のゆうゆう散歩」(TV朝日)
「いのちの森づくり」プロジェクトでは、子供達との植樹を積極的に手掛けています。進和学園いのちの森づくり友の会の会費や、皆様からの貴重なご寄附・助成金から成る「いのちの森づくり基金」においても、子供達との「森づくり」を通じた情操教育に高い価値観を持って取り組んでいます。以下、最近の事例をご紹介します。
■しぜんの国保育園・くくのちのモリプロジェクト植樹祭2013年5月18日、東京都町田市の「しぜんの国保育園」(社会福祉法人東香会)にて実施された植樹祭は、園児達にご父兄、先生、くくのちのモリプロジェクトの皆様に進和学園・研進のメンバーも加わり、園庭の傾斜地に自然の森を再生する意義あるイベントとなりました。
主催者の「くくのちのモリプロジェクト」様は、多摩美術大学芸術人類学研究所を拠点に、古来より伝承されてきた日本各地の森の思想を背景に、同大学構内に1,000本以上の植樹を行い、私達もお手伝いさせて頂いています。この度、有難いご縁から「しぜんの国保育園」の植樹祭が実現しました。
苗木200本は、(株)サン・ライフ様からの進和学園いのちの森づくり基金へのご寄附を活用して、園児達が主役の植樹祭を行うことが出来ました。
初めて木を植える体験に、興味津々の園児達の笑顔が輝いていました。小さな苗木は、子供達に自然や命の大切さを教えてくれます。苗木がすくすくと育つように、子供達の健やかな成長を見守りたいと思います。
Photo Album Chart(2013.5.18) くくのち学舎(植樹祭準備作業2013.5.11)
くくのち学舎(植樹祭当日2013.6.3)
■ふるさと生命の森づくり植樹祭/鍬渓神社(兵庫県小野市)の森づくり
兵庫県小野市の鋸(のこぎり)メーカーである(株)ユーエム工業様は、地域の自然、鎮守の森を再生しようと植樹活動を展開されています。
2013年4月13日、同社協賛により、鍬渓神社において開催された植樹祭(シルキー生命の森づくり実行委員会主催)では、保育園や幼稚園児が大勢集まって5,000本以上の木を神社の敷地に植えました。
進和学園「いのちの森づくり基金」より、23種類3,400本の苗木を、4つの保育園(来住保育所・小野保育所・小野ひまわり保育所・白百合保育園)に寄贈させて頂きました。本植樹祭には、昨年も進和学園栽培の苗木3,000本をプレゼント!合計6,400本の苗木を植えて頂きました。幼い頃に木を植える体験は、豊かな心を育む情操教育に繋がり、未来の日本と世界をリードする子供達にとって掛け替えのない貴重な財産となることでしょう!
掲題植樹祭が、2013年5月6日、五月晴れの湘南国際村めぐりの森(横須賀市)に、約600名の皆様が集い開催されました。今回も、宮脇 昭先生(横浜国立大学名誉教授)のご指導により、その土地本来の木による本物の森を再生しようと、広葉樹22種類/3,000本を植樹しました。自然と触れ合い大地に命を植える体験は、私達が忘れかけている大切なものを呼び起こしてくれたのではないでしょうか?
下記企業・団体の皆様のご支援を得て、進和学園の苗木2,480本を植えることが出来ました。また、ブースでは、「いのちの森づくり」プロジェクトの紹介、並びにパン、クッキー、森づくりグッズ等の福祉施設自主製品を販売させて頂きました。
ゴールデンウイークを締め括るイベントに、明るい笑顔が弾け、交流の輪が拡がりました。
<協賛企業・団体(敬称略)>
・(株)サン・ライフ:進和学園「いのちの森づくり基金」へのご寄附を通じて1,580本の
苗木をご提供。
・湘南国際村めぐりの森づくり部会:進和学園の苗木700本をご購入頂き植樹。
・三井住友海上火災保険(株):進和学園の苗木200本をご購入頂きご寄贈。
(株)サン・ライフ様 News Release 第7回湘南国際村めぐりの森植樹祭パンフレット
GoodDayフォト・ギャラリーNO.1 GoodDayフォト・ギャラリーNO.2
NPO法人地球の緑を守る会 レポート
私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトの一環として、他の福祉施設に苗木の栽培作業を業務委託し委託料を作業メンバーの工賃に還元する「苗木の栽培委託スキーム」を導入しています。現在、次の3つの福祉施設の皆さんがポット苗の栽培事業を手掛けています。私達が、知識やノウハウを提供し、栽培上の技術指導をさせて頂きます。
「森づくり」を通じた障害者の自立・就労支援の取り組みとして、お互いの発展に寄与する連携を育んで参りたいと思います。
①社会福祉法人湘南の凪・えいむ(生活介護:逗子市)
2012年4月より、施設の屋上スペースを活用して、タブノキ、シラカシ、アラカシ、スダジイ等
の苗木を栽培頂き、熱心な仕事振りで着実に成果を挙げておられます。
2012年5月4日、湘南の凪の皆さんが育てたタブノキの苗80本が早くも規格を満たして、第7回
湘南国際村めぐりの森植樹祭用として、めでたく出荷されました。
②社会福祉法人県央福祉会・パステルファームワーキングセンター(生活介護:相模原市)
2012年10月より、同施設の園芸ハウスにおいて、シラカシとアカガシの苗木を中心に栽培頂いています。
元々、園芸に親しんでおられる皆さんによる苗木づくりの成果が楽しみです。
③NPO法人パソボラサークル (就労継続支援B型:小田原市) 2013年2月より、同施設の農業ステーションにお
けるポット苗の露地栽培が開始されました。
広い敷地と豊富な井戸水が活用できる恵まれた環
境は「いのちの森づくり」に新たな可能性を与え
てくれるのではないでしょうか?
ハウスではなく路地での栽培ノウハウの蓄積にも
努めたいと思います。
湘南国際村めぐりの森に無事植樹しました! 2013年5月4日
朝日新聞社「地球教室」において、全国の小中学生にプレゼントされた進和学園の苗木(1年生苗約10cm)は、家庭や学校で育てて頂き、樹高が30cm以上になったら植えて頂くようにお願いしています。「自宅の庭に植えました!・・」といった嬉しいお便りも届いていますが、植える場所に困った場合は、進和学園へ送り返して頂く「苗木の里親制度」を導入しています。
前年度は、59本の苗木が大きく育って進和学園に里帰りしていますが、次の通り、植樹を行うことが出来ました。
・日程:2013年4月19日(金)、26日(金)、5月4日(土)
・場所:湘南国際村めぐりの森(神奈川県横須賀市)
・本数:高中低木59本
・備考:既に植樹した地区のメンテナンス作業として育樹(除草)を行うタイミングに合わせて植
樹しました。同地区の植樹を所管している「湘南国際村めぐりの森づくり部会」(官民協
働プロジェクト)のご了解を得て、同地区の補植の一環として対応しています。
湘南国際村に無事植樹した苗木は、現在、進和学園にて栽培している東北産のドングリや木の実から育てている苗木にバトンリレーを行い、東北の被災地に植えて東北復興の森づくりに繋げて参ります!2014年度を予定していますが、実現に向けて一同張り切っています!
4月19日(金)の植樹の様子 ⇒ 朝日新聞社「地球教室」苗木の里親制度&東北植樹リレー
進和学園の就労系事業の拠点である「しんわルネッサンス」における、2012年度工賃支給実績は次の通りでした。
・就労継続支援A型事業:月額平均141,296円(+1.2%)
・就労継続支援B型事業:月額平均 44,037円(+1.4%)
作業種の中心を占めるホンダ車部品の組立加工は、上期の好調からエコカー補助金の打切りや国内生産調整等の影響を受け、下期は大幅減少に転じた結果、通年では前年対比減収となりました。研進から学園への配分率アップ及び効率化を進め加工賃水準の維持に務めました。
作業種の多角化を推進する一方、収益性や将来性を踏まえた見極め(選択と集中)及び要員配置の弾力化と一層の効率化が課題といえます。
本年度も、「精神(心)の自立」と「経済的な自立」の実現に向け、障害をお持ちの方々に働き甲斐に満ちた就労機会(Decent Work)を提供して「福祉的就労」の底上げに尽力して参ります。
「しんわルネッサンス」における平均月額工賃支給実績 | ||
年 度 | 就労継続支援A型(雇用型) | 就労継続支援B型(非雇用型) |
2008 | 167,790円 | 57,560円 |
2009 | 164,020円 (▲ 2.2%) | 57,760円 (+ 0.3%) |
2010 | 133,920円 (▲ 18.4%) | 42,950円 (▲ 25.6%) |
2011 | 139,650円 (+ 4.3%) | 43,430円 (+ 1.1%) |
2012 | 141,296円 (+ 1.2%) | 44,037円 (+ 1.4%) |
(注)全国平均 ⇒ A型:71,513円、B型:13,724円(2011年度)
横浜ゴム(株)様は、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進され、社員の皆様が苗木作りを行い、国内外事業所での植樹に加え、周辺地域への苗木提供活動を進めておられます。同社平塚製造所保有の余剰苗を進和学園に無償提供頂き、私達の「いのちの森づくり」において栽培を引き継がせて頂く連携取り組みは3年目を迎えています。植樹活動を通じた環境保全及び障害者の自立就労支援にも貢献する意義ある取り組みと言えます。このたび、有難いことに同社新城工場様からも、2万本以上の幼苗をご寄贈頂きました。2013年4月16日、トロ箱にびっしりと芽生えた苗木が、進和学園「どんぐりハウス」に無事到着!皆で協力してハウス内に運び、開梱・整列・樹種名プレート付けの作業を行いました。横浜ゴムの皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。皆様のご支援ご期待にお応えできるよう、一同力を合わせて作業に励みたいと思います。
横浜ゴム(株)様との連携取り組み
進和学園では、地元有名スーパーしまむらストアー様の親身なるご支援の下、知的障害をお持ちのメンバーと職員がチームを組んで同店でのバックヤード業務(清掃、袋詰め、陳列等)を請け負わせて頂く「施設外就労」(注)に励んでいます。
今般、しまむらストアー様と「やまと豚」ブランドでお馴染みの(株)フリーデン様が共同出資されている農業生産法人(株)フリーデンファーム様においても、「施設外就労」による障害者の自立就労支援の試みがスタートしました。
フリーデンファーム社長の前田隼彦様(後列右から3人目)
並びに同社スタッフの皆様と~小松菜の栽培ハウスにて~
フリーデン様の養豚場で得られる堆肥を活用した循環型農法に基づき生産される小松菜や水菜等の葉物野菜を栽培・収穫して、しまむらストアー様各店に供給する仕事の一端を担わせて頂きます。
農薬を使用せず有機肥料で栽培した野菜は、安全・安心で栄養価も高くお客様にも大人気です。
恵まれた環境で、働き甲斐のある仕事をご提供下さるしまむらストアー並びにフリーデンファームの皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご厚意ご期待に沿えるよう、弊社及び進和学園一同力を合わせて取り組ませて頂きます。
(注)施設外就労:発注事業者(企業、商店、農家等)の仕事を福祉施設が請け負い、
当該業者の事業所に福祉施設の利用者・職員が共に赴いて従事する就労形態。
障害者本人、発注事業者、福祉施設の何れにもメリットが大きく、就職が困難で
福祉施設で働く障害者の自立支援策として期待されています。
2013年4月14日、NPO法人環境リレーションズ研究所主催のPresent Tree from 熱海の森の活動に参加しました。静岡県熱海市の植樹地に赴くのは、昨年に続いて2回目です。今回は、体力に自信がある選抜5名が精悍なヘルメット姿で合流、森林インストラクターの皆様のリードにより、まずは、苗木を担いでの登山!息を弾ませ現地に到着後、急斜面で実施した植樹作業は想像以上にハードでした。
昔は人の手が行き届いた山間の森も、長期間、放置されて荒れていましたが、間伐して整備を進め、皆で力を合わせて広葉樹の苗木100本を植樹しました。今回も進和学園が栽培した苗木を一部ご利用頂きました。鹿の食害を防止するため、1本づつ鹿ネットを施し完成!一仕事成し遂げた達成感に浸りながら無事下山、大変貴重な経験をさせて頂きました。
「いのちの森づくり」及び「かながわ森林再生50年構想」の一環として、「その土地本来の木による本物の森づくり」を目指す植樹イベントを開催しました。
LUSH JAPANチャリティバンク様の助成を受け、進和学園「どんぐりグループ」が、大切に育てた苗木500本を、ブルーベリー農園の一画に植えることが出来ました。まばゆい陽光と新緑に囲まれて、自然の恵みと命の尊さを学ぶ絶好の機会となり、参加された皆さんの笑顔が弾け交流の輪が広がる素晴らしい1日となりました。
助成頂いたLUSH JAPAN様、植樹地を提供下さったブルーベリーガーデン旭・小宮園長様はじめご協力頂いた皆様に心より感謝申し上げます。
・主催:ブルーベリーガーデン旭/共催:進和学園いのちの森づくり友の会
・助成:LUSH JAPANチャリティ-バンク
・日時:2013年4月13日(土) 10:00~12:00
森の講座&植樹(広葉樹:36種類 500本)
・場所:ブルーベリーガーデン旭(神奈川県足柄上郡大井町)
・案内チラシ:こちらから⇒ Tree Planting Ceremony
・地域情報誌:こちらから⇒ タウンニュース足柄版(2013.4.27)
・資料:こちらから ⇒ Photo Album Chart(2013.4.13)
*LUSH JAPAN様からの貴重な助成(2013年4月~2014年2月:130万円)を活用させて頂き、進和学園いのちの森づくり友の会では、本年度、有意義な植樹イベントを企画・実施して参ります。どうぞ、ご期待下さい!
Honda様の寄居新工場(埼玉県寄居町)は、7月稼働を目指して準備が進められています。取引先対象の説明会も開催され、弊社も参加させて頂きました。最新の設備の下で、次世代に相応しい高性能の自動車が生産されます。
2013年4月1日には、Honda社員の皆様が、工場敷地内に記念植樹をされました。大変有難いことに、進和学園が栽培した苗木を700本近くご発注頂きました。小川工場の植栽(2009年)に続いて2回目ですが、日頃より大変お世話になっているHonda様の新工場の植栽に、私達が育てた苗木をご利用頂けたことは、誠に光栄なことと感謝申し上げます。苗木が立派な木々に成長するように、新工場が大きく飛躍されますことを祈念申し上げます。
Honda様による「いのちの森づくり基金」へのご寄附に感謝!
Honda様には、進和学園が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトをご支援頂いています。小川&寄居工場の植栽計画に、進和学園栽培の苗木をご利用頂くと共に、進和学園・いのちの森づくり基金にご寄附を賜っています。
今般、同基金に100万円(累計300万円)をご寄附頂きました。森林再生や緑化活動を通じた環境保全及び障害をお持ちの方々の自立就労支援に活用させて頂きます。
Hondaの皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。
自立可能な福祉的就労/ディーセントワーク(Decent Work)を目指して!
我が国の障害者福祉政策は、労働政策と分立し、障害者の就労機会も「雇用型」(労働)と「非雇用型」(福祉)との間に大きな格差が生じています。福祉施設で働く障害者は、労働者ではなく一律に「訓練生」とされており、人権保全の観点から、いわゆる「労働者性」の問題が内在されたままになっています。国連障害者権利条約や欧米先進国との比較からも、問題指摘が為されていますが、残念ながら見直しには至っていないのが現状です。
日本では、「法定雇用率」が最重要の規範とされ、「福祉から雇用へ」をスローガンに掲げ、雇用に向けた就労移行及び職場への定着支援に多額のコストが投入されています。福祉施設における工賃水準は月額1万円台に過ぎず、福祉的就労においては、障害者の自立は困難であるとの前提から、制度設計が成されて来ました。勿論、雇用は最も望ましい形態ですが、毎年5万人の障害者が就職しながら3万5千人が離職している実態は無視出来ません。本年4月より、障害者の法定雇用率が2.0%(現行1.8%)に引き上げられますが、雇用率ありきの安易な雇用を助長することは許されません。雇用の質が問われなければなりません。
障害者の就労対策としては、雇用のみでは十分ではなく福祉的就労の底上げを推進することが必要と考えます。その意味でも、下記に掲げた法律・制度・施策が有効に活用され、福祉施設で働く障害者の仕事の確保と人権保全に繋がることが期待されます。私達は、常に意識改革を心掛け、福祉的就労の現場に企業的な営業手法を導入しながら、「働き甲斐のある人間らしい仕事」(ディーセントワーク:Decent Work)(注)の創出を目指して取り組んで参ります。
1.障害者優先調達推進法(2013年4月施行)
官公需の福祉施設などへの優先発注を促す法律が制定され、本年度から施行されます。
詳しくは、こちら ⇒ 障害者優先調達推進法パンフレット(厚生労働省)
2.障害者の「働く場」に対する発注促進税制の延長
福祉施設等に仕事を発注する企業に対する優遇税制が2年間延長されます。
詳しくは、こちら ⇒ 発注促進税制の延長(厚生労働省)
3.在宅就業障害者支援制度
自宅もしくは福祉施設で働く障害者に仕事を発注する企業に、障害者雇用納付金制度から助成
金(特例調整金・特例報奨金)が支給される制度です。将来的に、発注企業の法定雇用率に加
算計上する「みなし雇用制度」の導入に繋げて行くことが望まれます。
詳しくは、こちら ⇒ 「在宅就業障害者支援制度」(研進)