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野鳥保護


「しんわルネッサンス」の森/野鳥調査報告(研進創立50周年記念)

 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導により、潜在自然植生種の広葉樹52種類4,888本の苗木を植樹して18年が経過した「しんわルネッサンス」の森は、今では立派な森となって私達を見守ってくれています。宮脇先生との出会いから、「いのちの森づくり」プロジェクトはスタート、私達が育てた苗木は各所で植樹され、その本数の累計は37万本を越えています。今では、進和学園の看板プロジェクトに成長しています。
 本年度、研進創立50周年の節目を迎え、ご縁あって太平電機(株)様のECOひいきプロジェクトのご協力を得て、記念事業の一環として、「しんわルネッサンス」の森の周りに集まる野鳥達の調査を行うこととしました。「いのちの森づくり」と合わせ、生物多様性を尊重した自然環境保全の活動を拡げようと考えた次第です。

 野鳥調査は、所定の手法を用いて、春夏秋冬の年4回実施し、この度、年間報告書を拝受しました。2025年3月13日、同社社長の樋口公平様が来訪され、野鳥調査の結果に関して詳しくご報告頂きました。「しんわルネッサンス」では、「いのちの森づくり」による森が育まれ、周囲のブルーベリー畑(ブルーベリーガーデンしんわ)や近隣の延命寺の緑、広大な畑が連なる環境が幸いし、年間を通じて31種類の野鳥が確認されました。その内、18種類が敷地内で確認されています。希少種は7種、特に生態系の頂点の猛禽類であるツミ、オオタカ(準絶滅危惧種)の回遊が見られたことは感激です。繁殖は、敷地内ではメジロ1種のみでしたが、周囲を含めた繁殖行動は13種を確認。また、外周の植樹帯とブルーベリー畑を中心に15種が餌を捕った記録が報告されました。野鳥の生息に良好な環境が保全されていることが判りました。