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「かなユリ・チャレンジ」(ヤマユリ再生)プロジェクト


 私達は、2017年秋~2021年春の3年4ヶ月、公益財団法人かながわトラストみどり財団の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組みました。助成期間終了後も、財団より球根を譲り受け、ヤマユリの栽培を継続しています。
 本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月26日に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み人々の心の癒しとしては如何?というご提言に基づいています。
 私達は、「いのちの森づくり」において、ドングリや木の実から苗木を育て森林再生の取り組みを進めていますが、財団からこのお話を伺い、大変遣り甲斐のある事業であり、少しでもお役に立てるのであればとの想いから「ヤマユリ」の栽培を請け負わせて頂くこととしました。
 2017年11月、財団専務理事の西ヶ谷孝之様より、自生種の「ヤマユリ」の球根、木子(小球根)及び種子を譲り受け、福祉工場「しんわルネッサンス」の中庭に植えて栽培を始めました。宿根草の「ヤマユリ」が生長して開花することは容易ではないと思っていましたが、幸いにも、球根からの栽培は2018年から2023年の6年連続で開花に成功しました!大輪のヤマユリの花の美しさと芳醇な香りは格別で、私達に感動をもたらしてくれます。詳しくは、後掲の記事と栽培記録をご覧下さい。

 2020年12月、神奈川県内のトラスト緑地において、進和学園が3年間育てて大きくした球根及び種子から栽培した小球根の返還式が行われました。元々、同緑地で採取したヤマユリの小球根や種子をお預かりし財団のご指導を得て進和学園にて栽培したものであり、ヤマユリの「里帰り」が実現したことを嬉しく思います。
 助成期間は終了しましたが、「津久井やまゆり園」での悲しい事件を決して忘れず、この事件の背後に見え隠れする問題点は何か?同じ障害者福祉に従事する者として、亡くなられた方々への追悼の念と合わせ自問自答して参りたく、ヤマユリの栽培をこれからも続けて行きたいと思います。
本件に関し、同財団の機関誌「ミドリ」(2018年秋号)に掲載された記事を紹介します。

公益社団法人日本発達障害連盟の機関誌「JL NEWS」(2019年7月号)は、「津久井やまゆり園事件から3年~それぞれの立場で、取り組みを~」と題する特集を組みました。進和学園「しんわルネッサンス」の瀬戸利彦施設長が、「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトについて寄稿した文章が掲載されました。

ヤマユリの栽培レポート

【栽培レポート:2025年度(8年目)】

【栽培レポート:2023年度(6年目)・2024年度(7年目)】

 2024年度(栽培7年目)は、かながわトラストみどり財団様から譲り受けた球根から4輪が開花!満開を迎え写真撮影したのは、昨年と同じく6月20日でした。

【栽培レポート:2022年度(5年目)】

【栽培レポート:4年目(助成期間対象外)】
【栽培レポート:3年目】 
【栽培レポート:2年目】
【栽培レポート:1年目】
【プロジェクト始動の際の記録】