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「グリーンとしま」再生プロジェクト


「グリーンとしま」再生プロジェクトとは?

 平成20年(2008年)11月、東京都豊島区は人口密度日本一の都市となりました。
 多くの人が集う、賑わいのある街である豊島区を、緑いっぱいにする取り組みが「グリーンとしま」再生プロジェクトです。
 一人あたりの公園面積が23区最下位、緑被率も下から数えたほうが早い豊島区において、広大な緑地をつくることは困難です。しかし、限られたスペースを有効活用し、地域の皆さんとともに街のいたるところに緑を増やしていくことで、街全体に緑のムーブメントを起こしていきたい。そんな思いから、平成21年(2009年)、このプロジェクトが始まりました。

 宮脇 昭先生(横浜国大名誉教諭)が「森づくり」の指導をされ、進和学園で栽培した苗木を多数、ご利用頂ける幸運に恵まれました。障害のある方達が育てた苗木を優先的にご利用頂いており、豊島区からご発注頂いた苗木の累計本数は、27,000本を越えています。
 
 進和学園の窓口会社(株)研進も、「グリーンとしま再生」プロジェクト実行委員会のメンバーに加えて頂き、積極的に活動に参加させて頂いています。
 
 豊島区は、令和2年度(2020年度)に「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」にダブル選定されました。「グリーンとしま」再生プロジェクトでも引き続き区内の緑化活動を推進されており、私達も少しでもお役に立てるよう、一同で力を合わせて取り組んで参ります。

豊島区スタッフの皆様と
2017年9月24日

「グリーンとしま」再生プロジェクトの活動実績

豊島区 お子様の誕生記念「いのちの森」苗木配布(2025.10.25)

 東京都豊島区では、「グリーンとしま」再生プロジェクトを推進され、緑豊かな環境都市を目指して、これまで学校、施設、公園を中心とする土地本来の森を再生する「いのちの森」植樹活動を進めて来られました。
 また、豊島区に生まれたお子様の誕生を祝い、健やかな成長を願って「いのちの森」の苗木を誕生記念樹として贈る取り組みも行われています。

 2025年10月25日(土)、区役所本庁舎において、秋季の誕生記念樹の苗木配布が行なわれました。豊島区在住の6歳までのお子様を対象に、令和7年(2025年)3月~8月お申し込み分として、10種類の広葉樹の苗木186本が引き渡されました。
 これまで、「グリーンとしま」再生プロジェクト関連で、苗木についは、進和学園に優先発注頂いていましたが、今回、お子様の誕生祝いの記念樹についても、進和学園へご用命を賜りました。大変光栄なことであり、日頃、苗木の栽培に従事するメンバーにとって、大きな励みとなり「働き甲斐」にも繋がっています。

 豊島区よりご発注頂いた苗木の累計本数は、本イベントで配布された186本を含めて27,885本となります。豊島区が一連の植樹・緑化プロジェクトにおいて、障害者福祉施設に優先してお声掛け下さっていることに、重ねて感謝申し上げます。

豊島区HP:「誕生記念樹を贈ります」(更新日:2025年9月5日) 
案内チラシ:令和8年度豊島区誕生記念樹配布事業 (PDF)

豊島区 「いのちの森」苗木配布 ~ イケ・サンパーク~(2025.6.15)

 東京都豊島区が推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトは、2009年度に始まり17年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれ継続して実施されています。
 この活動の一環として、区の施設以外にも緑を増やすため、区民に「いのちの森」苗木配布を定期的に行うと共に、壁面や屋上緑化のための「つる植物」も配布しています。
 研進(進和学園の窓口会社)は、本プロジェクトの実行委員会メンバーの一員として参加させて頂いています。

 2025年6月15日(日)、「としまみどりの防災公園」(愛称:イケ・サンパーク)(東京都豊島区東池袋)において「IKE・SUNPARK Farmers Market(イケ・サンパーク ファーマーズ マーケット)」が開催されました。旬な野菜や果物を農家から直接買えるチャンスとして人気を博していますが、会場の一画に設けられた環境ブース(担当:豊島区環境政策課)では、「緑あふれるまち」を目指した「グリーンとしま」再生プロジェクトの取組みと「デコ活」(脱炭素に繋がる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)について紹介。パネル展示及び「いのちの森」苗木の配布が行なわれました。

 苗木は、今回も進和学園にご発注頂きました。家庭でも栽培し易い低木5種類(マンリョウ、アセビ、ジンチョウゲ、ナンテン、クチナシ)と、中木で盆栽としても人気のイロハモミジの合計6種類/160本を先着順にプレゼント!用意した苗木は、全て配布させて頂きました。ご家庭での栽培を楽しみながら、ささやかな環境保全に活かして頂ければ幸いです。

 豊島区よりご発注頂いた苗木の累計本数は、本イベントで配布された160本を含めて27,699本となります。豊島区が一連の植樹・緑化プロジェクトにおいて、障害者福祉施設に優先してお声掛け下さっていることに、重ねて感謝申し上げます。

豊島区・電車の見える公園育樹活動(2025.5.18)

 2025年5月18日(日)、東京・豊島区の「グリーンとしま」再生プロジェクト&「としまグリーンウェイブ2025」の一環で、池袋本町電車の見える公園において育樹イベントが開催されました。同公園では、2013年春、宮脇昭先生のご指導により1,700本の広葉樹の苗木を植樹。進和学園栽培の苗木400本もご利用頂いた思い出深い公園です。
 豊島区からは、それ以外の案件も含めて進和学園の苗木を官公需の優先発注として多数ご利用頂いています。プロジェクト実行委員会を中心に、区内各所の植樹や区民への苗木配布による緑化活動を推進、研進も実行委員会メンバーに名を連ねています。この日も、研進スタッフが参加し、皆様とご一緒に育樹(除草・剪定・清掃)作業に励みました。

としまグリーンウエイブ2025 苗木配布 ~ 福祉施設への優先発注 ~(2025.5.10)

 東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し17年目を迎えています。今年も、「としまグリーンウェイブ2025」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
 (注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性
   について考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されて
   います。

 2025年5月10(土)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「いのちの森」苗木配付が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。自然種の広葉樹10種類435本の苗木(注)をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:ヤマザクラ、ヒメユズリハ、ジンチョウゲ、サツキ、ツツジ、アセビ、マンリョウ、ヤツデ、
   ヒサカキ、シモツケ

豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~(2024.10.20)

 東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し16年目を迎えています。緑豊かな環境都市を目指して、土地本来の森を再生する「いのちの森」の植樹を進めると共に、区民の皆さんに広葉樹の苗木及び壁面緑化にも有効な「つる植物」の配布を行っています。
 2024年10月20日(日)、豊島区役所本庁舎において、事前申し込みをされた区民の皆さんに「つる植物」と「苗木」が配布されました。これまでも継続して行われているお馴染みのイベントですが、今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。
 天候にも恵まれ、区民の皆様193組が来訪され、自然種の広葉樹10種類403本の苗木をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木を皆様に育てて頂き、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。

【配布した苗木:10種類】
 タブノキ、イロハモミジ、ナンテン、ムラサキシキブ、センリョウ、マンリョウ、ツツジ、サツキ、ジンチョウゲ、ヒサカキ

 豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、27,104本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、深く敬意を表すると共に重ねて御礼申し上げる次第です。 

「グリーンとしま」再生プロジェクト/街路樹の保全(2024.10.17)

豊島区 「いのちの森苗木」配布 ~ 官公需の優先発注に感謝!~(2024.6.3)

 東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施しています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれています。
 2024年6月2日(日)、豊島区役所本庁舎南側地区広場において、お馴染みの「つる植物・いのちの森苗木」配付が行われました。会場には区民の皆様が次々に苗木を受け取りに来庁されました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。高中低木の自然種の広葉樹10種類1,286本の苗木をお持ち帰り頂きました。

 豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、26,701本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。

    官公需の優先発注
 福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万7,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
 
 豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。

豊島区・電車の見える公園育樹活動(としまグリーンウェイブ2024)

 2024年5月19日(日)、東京・豊島区の「グリーンとしま」再生プロジェクト&「としまグリーンウェイブ2024」の一環で、池袋本町電車の見える公園において育樹イベントが開催されました。同公園では、2013年春、宮脇昭先生のご指導により1,700本の広葉樹の苗木を植樹。進和学園栽培の苗木400本もご利用頂いた経緯があります。公園は人と自然が共生する場となるため、自然の森のようにメンテナンスフリーとは行かず、道路添いの枝の剪定や草本類の手入れも行っています。
 豊島区からは、それ以外の案件も含めて進和学園の苗木を官公需の優先発注として多数ご利用頂いています。プロジェクト実行委員会を中心に、区内各所の植樹や区民への苗木配布による緑化活動を推進、研進も実行委員会メンバーに名を連ねています。この日も、研進スタッフが参加し、皆様とご一緒に育樹作業に励みました。

としまグリーンウエイブ2024 苗木配布 ~ 福祉施設への優先発注 ~(2014.5.12)

 東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し16年目を迎えています。今年も、「としまグリーンウェイブ2024」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
(注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性
  について考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されてい
  ます。

 2024年5月12(日)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「いのちの森」苗木配付が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。自然種の広葉樹10種類445本の苗木(注)をお渡しすることが出来ました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:イロハモミジ、ウラジロガシ、クチナシ、サツキ、ジンチョウゲ、センリョウ、ツツジ、
   ナンテン、ムラサキシキブ、ヤマブキ

「グリーンとしま」再生プロジェクトの活動 2022年度下期~2023年度

 2022年度下期から2023年度における活動を取り纏めて収録します。

池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹(2022.9.6)

 2022年9月6日(火)、同校にて区制90周年のシンボル事業として「いのちの森」記念植樹(注)が実施されました。6年生の児童に先生、高野之夫区長はじめ行政スタッフに「グリーンとしま」再生プロジェクト実行委員会の皆様も参加。有難いことに、植樹する苗木26種類・76本は、豊島区より進和学園へ優先発注頂き、進和学園及び研進メンバーも参画して植樹のサポート役を務めさせて頂きました。
 今回も、進和学園が手掛けた苗木をご利用頂き、植樹のお手伝いにお声掛け下さった豊島区及び関係の皆様に、心より感謝申し上げます。「いのちの森づくり」に従事する障害のある方々にとっても大きな励みとなります。

植樹場所に設置された神看板

 本植樹では、「グリーンとしま」再生プロジェクトをご指導された故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「混植・密植方式」(宮脇方式)を採用しています。その土地に合った潜在自然植生による樹種(高中低木)を複数選んで混ぜて植えます。外来種や人工種と異なり、自然環境に適合し災害から命を守ってくれる森となります。
 「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる、混ぜる・・」という宮脇先生の教えは、一人一人の個性を尊重し、お互いに切磋琢磨し少し我慢しながら共に生きるという「共生」の理念にも通ずるものです。

植樹を終えて記念写真 高野之夫区長と子供達

「グリーンとしま」再生プロジェクト 2010年2月~2022年6月(12年間)

 2010年2月から2022年6月における約12年間の活動を取り纏めて収録します。